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JP2008040129A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2008040129A JP2006214244A JP2006214244A JP2008040129A JP 2008040129 A JP2008040129 A JP 2008040129A JP 2006214244 A JP2006214244 A JP 2006214244A JP 2006214244 A JP2006214244 A JP 2006214244A JP 2008040129 A JP2008040129 A JP 2008040129A
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Abstract

【課題】二次転写ローラを無端ベルト状中間転写体から離間するとき、二次転写ローラのクリーニングブレードも該二次転写ローラから離間させるために、低コストで簡単な構成で安定確実に作動させることのできる二次転写装置を装着した画像形成装置を提供する。
【解決手段】二次転写装置が装着された画像形成装置における、二次転写ローラとそのクリーニング手段を有し、前記二次転写ローラの回転軸と前記クリーニング手段におけるクリーニング部を付けたクリーニング保持部の回動支軸と該クリーニング保持部に一端を掛けられた付勢バネの他端の固定ピンとの各位置が、前記二次転写装置の筐体に固定されており、二次転写の終了と共に、前記筐体が下方に移動し、クリーニング保持部の下端が前記筐体の穴を通して画像形成装置本体の当接部材に当たり二次転写ローラが無端ベルト状中間転写体から離間し、クリーニング部も二次転写ローラから離間される画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次転写装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成部の中間転写体として、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体上に形成されたカラー画像等の一次転写トナー像を、該無端ベルト状中間転写体と、それに同期して搬送されてくる記録媒体とを介して前記バックアップローラに押圧する二次転写ローラによって前記記録媒体上に転写する二次転写装置については、特許文献1、特許文献2、特許文献3に示すように、少なくとも画像開始から二次転写終了までは二次転写ローラをバックアップローラに押圧していることを示しているが、特許文献1では、画像の乱れを防止するためにその押圧を続ける必要性を記して、押圧を解除してから後のことについては触れていない。しかし特許文献2、特許文献3においては、二次転写終了後は、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体から二次転写ローラを離間させて、二次転写ローラから無端ベルト状中間転写体へのトナーの逆付着を避けるようにしてあると共に、且つ、クリーニング部も二次転写ローラから離間したり接触を緩めるようにしたことが記載されている。
即ち、特許文献2においては、二次転写ローラは支点の周りに回動し、バネで付勢されたブラケット上に取り付けられて、バックアップローラを押圧している状態から、各部材にそれぞれ必要な接触とその解除を行う位置制御を、複雑な形状のカムを回転して、前記バネに抗して、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体から二次転写ローラを離間させている。そこで二次転写ローラを単独クリーニングした後、更にカムを回転させることにより、二次転写ローラに接触しているクリーニング部であるクリーニングローラの接触解除も行わせている。しかし、カムのタイミングの取り方に関する構造が大変複雑で、作動安定性やコスト性も良くないと思われる。
また、特許文献3においては、二次転写ローラが無端ベルト状中間転写体から離間された後で、接触型のクリーナが圧接状態が弱められる方向へ退避させられるように駆動手段を制御する方法を採っている。そして圧接状態が弱められた場合でも接触型クリーナと二次転写ローラの接触状態が僅かに保たれるようにしてある。
特開2001−312154号公報 特開2001−356619号公報 特開平11−161050号公報
本発明は、二次転写ローラを中間転写体から離間するとき、二次転写ローラのクリーニング部であるクリーニングブレードやブラシローラも該二次転写ローラから離間させる手段を複雑にすることなく、低コストで簡単な構成で安定確実に作動させることのできる二次転写装置を装着した画像形成装置を提供し、クリーニング部のクリーニングブレードやブラシローラが二次転写ローラに押圧されたままにしたとき、異常変形を起こして、クリーニング不良になるのを回避することを課題目的にする。
この目的は次の技術手段1〜3の何れかによって達成される。
1.像担持体上に形成されたトナー像の転写を受け該トナー像を二次転写位置に搬送する中間転写体と、該二次転写位置で前記中間転写体上のトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写装置を備えた画像形成装置において、
前記二次転写装置は、移動手段により画像形成装置本体に対し、前記二次転写位置に近接又は離間する方向に移動が可能で、且つ穴が設けられた筐体と、該筐体の内部に、前記中間転写体と当接して前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する二次転写ローラと、該二次転写ローラの表面をクリーニングするクリーニング部と該クリーニング部を保持するクリーニング保持部からなるクリーニング手段と、前記クリーニング部を該二次転写ローラの表面に押し付ける付勢手段とを備えるものであって、
前記二次転写ローラは、回転軸が前記筐体に回転可能に固定され、前記クリーニング手段は、前記二次転写ローラに対し、前記クリーニング部が当接及び離間が可能となるよう前記クリーニング保持部が前記筐体に回動可能に固定されており、
前記筐体は、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する間、前記移動手段により、前記クリーニング部が前記二次転写ローラに接触し、且つ該二次転写ローラが前記中間転写体に当接する位置に配置され、
前記画像形成装置本体には、前記移動手段により前記筐体が前記離間する方向に移動したとき、前記筐体に設けられた穴に挿入する位置にあって、前記クリーニング保持部の一端が当接することにより、前記クリーニング部が前記二次転写ローラから離れるように前記クリーニング手段を回動させる当接部材が形成されている、
ことを特徴とする画像形成装置。
2.前記付勢手段は、弾性部材から形成され、その一端が前記クリーニング保持部に固定され、他端が前記筐体に固定されていることを特徴とする1項に記載の画像形成装置。
本発明により、二次転写ローラが中間転写体から離間し、同時にクリーニングブレードも二次転写ローラから離間させるようにするとき、複雑な形状のカムを設けて複雑なタイミングを設定し、クリーニングブレードやブラシローラを用いたクリーニング部を移動させる手段を採ること無く、筐体を一方向へ移動させるだけの簡単な構造で、クリーニングブレードの変形が抑制され、クリーニング不良が防止できる二次転写装置を具備した画像形成装置が提供できるようになった。
本発明の実施の形態を説明するが、以下の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
先ず、二次転写装置70が装着されている本発明の画像形成装置としてカラー電子写真用の画像形成装置GSについて、図1を用いてその概略を説明する。
画像形成装置GSは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各カラートナー像を形成する画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットの像担持体上に形成したカラートナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせた後、記録媒体上に一括転写するものである。
図において、画像形成装置GSの上部を占める位置に配設される画像読取装置SC上に載置された原稿画像が光学系により走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれ、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段としての露光光学系3に画像データ信号を送る。
中間転写体としてはドラム式のものや無端ベルト式のものがあり、何れも同じような機能を有するものであるが、以下の説明においては中間転写体としては無端ベルト状式中間転写体6を指すことにする。
また図において、無端ベルト状中間転写体6の周縁部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各色毎の画像形成用として4組のプロセスユニット100がカラートナー像の形成手段として、図の矢印で示す鉛直方向の中間転写ベルト6の回転方向に対して、中間転写ベルト6に沿って垂直方向に縦列配置され、Y、M、C、Kの順に配置されている。
4組のプロセスユニット100は何れも共通した構造であり、それぞれ、像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段としての帯電器2と、画像書込手段としての露光光学系3と、現像装置4と、像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190とからなっている。
像担持体である感光体ドラム1は、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層厚として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光体層(OPC)の光導電層を形成したものである。感光体ドラム1は、図示しない駆動源からの動力により、導電層を接地された状態で矢印で示す方向に、例えば80〜280mm/s程度で、好ましくは220mm/sの線速度で回転される。
感光体ドラム1の周りには、帯電手段としての帯電器2、画像書込手段としての露光光学系3、現像装置4を1組とした画像形成部が、図の矢印にて示す感光体ドラム1の回転方向に対して配置される。
帯電手段としての帯電器2は、感光体ドラム1の回転軸に平行な方向で感光体ドラム1と対峙し近接して取り付けられる。帯電器2は、感光体ドラム1の有機感光体層に対し所定の電位を与えるコロナ放電電極としての放電ワイヤを備え、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1に対し一様な電位を与える。
画像書込手段である露光光学系3は、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て感光体ドラム1上を画像信号に対応する電気信号による露光(画像書込)を行い、感光体ドラム1の表面の感光体層に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。
現像手段としての現像装置4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色の2成分現像剤をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4aを備えている。現像ローラ4aは、突き当てコロ(不図示)により感光体ドラム1と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体ドラム1の回転方向と同方向に回転するようになっており、現像時、現像ローラ4aに対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1上の露光部に対して反転現像が行われる。当該反転現像に使用される現像剤(トナー)としてはスチレンアクリル重合トナーが用いられる。
無端ベルト状中間転写体6は、体積抵抗率が1.0×107〜1.0×109Ω・cm程度で、表面抵抗率が1.0×1010〜1.0×1012Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)の樹脂ベルト部材が用いられ、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.05〜0.5mmの半導電性の樹脂フィルム基体である。無端ベルト状中間転写体6の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。無端ベルト状中間転写体6はテンションローラ6a及び二次転写ローラと対峙するバックアップローラ6Bを含む複数のローラ部材により巻回され、鉛直方向に回動可能に支持されている。中間転写体としてはドラム状のものを用いることも可能である。
各色毎の第1の転写手段としての一次転写ローラ7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いたローラ状の導電性部材からなり、無端ベルト状中間転写6を挟んで各色毎の感光体ドラム1に対向して設けられ、無端ベルト状中間転写6の背面を押圧して感光体ドラム1との間に転写域を形成する。一次転写ローラ7には定電流制御によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流定電流が印加され、転写域に形成される転写電界によって、感光体ドラム1上のトナー像が無端ベルト状中間転写体6上に転写される。
画像形成工程(画像形成プロセス)について以下に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動によりYの感光体ドラム1が図の矢印で示す方向へ回転され、Yの帯電器2によってYの感光体ドラム1に電位が付与される。Yの感光体ドラム1は電位を付与された後、Yの露光光学系3によって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像装置4により反転現像され、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)のトナーからなるトナー像が形成される。Yの感光体ドラム1上に形成されたYのトナー像は一次転写手段としての一次転写ローラ7により無端ベルト状中間転写体6上に転写される。
次いで、Mの帯電器2によってMの感光体ドラム1に電位が付与される。Mの感光体ドラム1は電位を付与された後、Mの露光光学系3によって第1の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はMの現像装置4により反転現像され、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)のトナーからなるトナー像が形成される。Mの感光体ドラム1上に形成されたMのトナー像は、一次転写手段としての一次転写ローラ7によりYのトナー像に重ね合わせて無端ベルト状上中間転写体6上に転写される。
同様のプロセスにより、Cの感光体ドラム1上に形成されたシアン(C)のトナーからなるトナー像と、Kの感光体ドラム1上に形成された黒色(K)のトナーからなるトナー像が順次無端ベルト状中間転写体6上に重ね合わせて形成され、無端ベルト状中間転写体6の周面上に、Y、M、C及びKのトナーからなる重ね合わせのカラートナー像が形成される。
転写後のそれぞれの感光体ドラム1の周面上に残ったトナーは感光体クリーニング装置190によりクリーニングされる。
一方、給紙カセット20A、20B、20C内に収容された記録紙としての記録媒体Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送路22上を搬送ローラ22B、22C、22Dによって搬送され、レジストローラ23を経て、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される二次転写手段としての二次転写ローラ7Aに搬送され、二次転写ローラ7Aの転写域において、無端ベルト状中間転写体6上に形成された重ね合わせのカラートナー像(カラー画像)が記録媒体P上に一括して転写される。
カラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置17の加熱ローラ17aと加圧ローラ17bとにより形成される定着ニップ部NAにおいて加熱加圧されて定着され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
以上は記録媒体Pの片側である第1面への画像形成を行う状態を説明したものであるが、両面複写の場合は、排紙切換部材26が切り替わり、シート案内部26Aが開放され、記録媒体Pは破線矢印の方向に搬送される。
更に、搬送機構27Aにより記録媒体Pは下方の搬送路27Bに搬送され、シート反転部27Cによりスイッチバックさせられ、分岐部27Dで搬送路を切り換え、今までの記録媒体Pの後端部は先端部となって両面複写用給紙ユニット130内に搬送される。
記録媒体Pは両面複写用給紙ユニット130に設けられた搬送ガイド131を給紙方向に移動し、給紙ローラ132で記録媒体Pは再給紙され、前記搬送路22に案内される。
そして再び、上述したように二次転写ローラ7Aの方向に記録媒体Pが搬送され、記録媒体Pの裏面である第2面にトナー画像を転写し、定着装置17で定着した後、排紙トレイ25上に排紙する。
また、二次転写手段としての二次転写ローラ7Aにより記録媒体P上にカラー画像が転写された後、記録媒体Pを曲率分離した無端ベルト状中間転写体6は、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーニング装置190aにより残留トナーが除去される。
さて、感光体ドラム1や無端ベルト状中間転写体6のクリーニング手段190、190Aの他に、良質の画像を保持するには、二次転写ローラ7Aのクリーニング手段を設けて清掃する必要がある。このようなクリーニング手段71を設けた本発明の画像形成装置GSに装着した二次転写装置70について、図2の二次転写装置の側断面図を用いて次に説明する。(a)は二次転写ローラ7Aが無端ベルト状中間転写体6を介して、バックアップローラ6Bに、また、クリーニングブレードが二次転写ローラ7Aに、共に圧着された状態であり(b)は二次転写ローラ及びクリーニングブレードが共に圧着解除離間された状態である。
本発明においては、クリーニング部73Bとして、図2(a)、(b)に示すようにクリーニングブレード73B1又は図3(a)、(b)に示すようにブラシローラ73B2を用いることができるが、以下の説明では先ず、クリーニングブレード73B1を用いたものについて説明する。
前記二次転写装置70は、図4で後述する移動手段84により画像形成装置本体GHに対し移動が可能で且つ穴72Aが設けられた筐体72と、その内部に前記中間転写体としての無端ベルト状中間転写体6と当接して前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体P上に二次転写する二次転写ローラ7Aと、該二次転写ローラ7Aの表面をクリーニングするクリーニング部としてのクリーニングブレード73B1と該クリーニングブレード73B1を保持するクリーニング保持部73Hからなるクリーニング手段73と、該クリーニングブレード73B1を該二次転写ローラ7Aの表面に押し付ける付勢手段74とを備えるものである。
前記二次転写ローラ7Aは、回転軸7Cが前記筐体72に回転可能に固定され、前記クリーニング手段73は、前記二次転写ローラ7Aに対し、前記クリーニング部としてのクリーニングブレード73B1が当接及び離間が可能となるよう前記クリーニング保持部73Hが回動可能になるように、その回動軸73Cが前記筐体72に固定されている。
前記筐体72は、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体P上に二次転写する間、前記移動手段84により、前記クリーニングブレード73B1が前記二次転写ローラに接触し、且つ該二次転写ローラ7Aが前記無端ベルト状中間転写体6に当接する位置に配置されている。
前記画像形成装置本体GHには、前記筐体72に設けられた穴72Aに挿入する位置にあって、前記移動手段84により前記筐体72が移動したとき、前記クリーニング保持部73Hの一端が当接することにより、前記クリーニングブレード73B1が前記二次転写ローラ7Aから離れるように前記クリーニング保持部73Hを回動させる当接部材GHTが形成されている。
即ち、前記二次転写装置70は、前記二次転写ローラ7Aとそのクリーニング手段71を有し、前記二次転写ローラ7Aの回転軸7Cの位置と前記クリーニング手段71におけるクリーニングブレード73B1のクリーニング保持部73Hの回動支軸73Cの位置と該クリーニング保持部73Hに一端を掛けられたバネ74の他端を固定する固定ピン74Pの位置との各位置が、前記二次転写装置70の筐体72に固定されている。
ここに、筐体72の移動手段について図4の筐体の上面図を用いて説明する。画像形成装置本体GHに設けた案内溝84GHに筐体72に設けた案内部材84Gがスライド可能に嵌められて、筐体72の側に設けたピニオン84Aが画像形成装置本体GHの側に設けたラック84Kに噛み合ってピニオン84Aに直結したステッピングモータ84S等によって駆動されて上下方向に移動可能にしてある。ラック84Kが筐体72の側に設けられ、ピニオン84Aが画像形成装置本体GHの側に設けられるようにしても良い。
二次転写の終了と共に、前記筐体72が移動手段84によって下方に移動し、前記二次転写ローラ7Aが前記バックアップローラ6B及びそれに巻回された前記無端ベルト状中間転写体6から離間し、クリーニングブレード73Bの当接部も二次転写ローラ7Aから圧着解除と離間がなされる構造にしてある。
即ち、前記クリーニングブレード73B1の前記二次転写ローラ7Aからの離間は、前記筐体72が下降移動することによって達成されるのであるが、その具体的な一例を示すと、前記筐体72が下降移動するとき前記二次転写ローラ7Aが前記無端ベルト状中間転写体6から離間すると共に、前記クリーニングブレード73B1が取り付けられたクリーニング保持部73Hの下端73Dが前記筐体72の底部72Bに空けられた穴72Aを通して前記画像形成装置本体GHのストッパである当接部材GHTに当接することにより、前記クリーニング保持部73Hの回動支軸73Cの周りに前記クリーニング保持部73Hが前記バネ74に抗して回動して、該クリーニング保持部73Hに取り付けられたクリーニングブレード73B1の先端部73Tが充分二次転写ローラ7Aから離間するようにしてある。
図2(a)、(b)に示したように、前記筐体72は、移動手段により画像形成装置本体GHに対し上下方向に移動が可能で且つ、前記穴72Aは底部に設けられているが、これには限らず、上下方向以外の方向に移動させて、底部だけでなく例えば側壁に設けられるように設計することも可能である。
前記付勢手段は、上述の実施の形態においては弾性部材としてのバネ74から形成され、上述の実施の形態においては、その一端が前記クリーニング保持部73Hに固定され、他端が前記筐体72に固定されている。
しかし、付勢手段としてはクリーニング部73Bが、自然状態では二次転写ローラ7Aに常に当接する方向にクリーニング保持部73Hが回動軸73Cの周りに回動するように重量バランスを採った構造の付勢手段であっても良い。
また、図2及び後述する図3に示すスクリューコンベア77はクリーニング部としてのクリーニングブレード73B1又はブラシローラ73B2で掻き落とされたトナーを排出する部材であり、シート78は筐体内部に廃トナー室を区切るフレキシブルな膜である。
さて、クリーニングブレード73B1を二次転写ローラ7Aに対して、一定の圧着力で圧着をしたままにした場合と、本発明の実施の形態で示したように、クリーニングブレード73B1を二次転写ローラ7Aに対して圧着と解除を繰り返し行う場合とで、クリーニングブレードの撓み量の測定テストを行った。
図2に示すような二次転写装置を用い、温度10℃、湿度20%即ち、低温、低湿の環境条件下で行った。
図2において、クリーニングブレード73Bは、その材質がウレタンゴムで、自由長が9mm、厚さ2mm、幅(二次転写ローラ7Aの軸方向の長さ)347mmであり、バネ74のバネ力が18.3N/mであり、先端部が二次転写ローラに当接する力は13.7N/mにしてある。
実験の結果はそれぞれ図5と図6のグラフのようになった。
図5のグラフから分かるように、放置日数5日でクリーニングブレードを取り外して先端部の撓み量を測定すると0.1mmの撓みが起こったままになり、そのクリーニングブレードを測定後、直ちに元の圧着位置に戻してさらに5日後(通算10日)に同様の測定を行った結果は0.2mmの撓みが起こったままになり、同様に通算15、20、30、40日のテストを行い、それぞれ0.3、0.4、0.5mmの撓みが起こったままの結果を得た。そして30日目からは0.5mmに収斂して以後変化しない状態であるという結果になった。
一方、図6のグラフから分かるように、1日置きの圧着と解除の繰り返しテストで、1日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.02mmになり、2日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みは回復して0になり、3日目に再び終日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.03mmになり、4日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みはかなり回復して0.01mmになり、5日目に再び終日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.03mmになり、6日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みは大きく回復して0となった。このようにかなり大きな回復効果が得られ、クリーニング性能及び耐久性共に格段に向上することが分かる。
このように図5の結果が示すように、クリーニングブレードの圧着を解除しないままにすると、クリーニングブレードの撓みが起こったままになり復帰力が低下してしまう。撓みが復帰しないと、図7(a)に示すようにクリーニングブレードの先端部73Tのエッジ部が二次転写ローラに接触することなく、腹当たりの状態で接触することになり、清掃効果が著しく激減し、清掃不良を起こしてしまうことになる。このような現象は低温、低湿の環境条件のときに著しく、それ以外の環境条件においても程度の差があれ、同じ傾向を示している。
しかし、図6の結果に示すように、二次転写終了後に圧着を解除するようにして、画像形成毎に接触と圧着を繰り返す方策を採るときは、クリーニングブレードの先端部73Tの回復は常に正常に行われ、エッジ部が二次転写ローラに安定して接触し、腹当たりの状態で接触することは全く無くなり、清掃不良を起こすことが無く、常に安定確実な清掃が行われる。
以上、クリーニング部としてクリーニングブレード73B1について述べたが、図3(a)、(b)の側断面図に示すようなブラシローラ73B2を用いる場合にも、クリーニングブレード73B1を用いた場合とほぼ同様な結果が得られた。但し、この場合、ストッパピン73Sを置いて、ブラシローラ73B2と二次転写ローラ7Aとの接触があまり深くならないようにすることが必要となる。そして、ブラシローラ73B2の圧着を解除しないままにすると、ブラシの撓みが起こったままになり復帰力が低下してしまう。撓みが復帰しないと、図7(b)に示すようにブラシローラ73B2の先端部が二次転写ローラに対して寝てしまいほぼ腹当たりの状態で接触が弱くなり、清掃効果が著しくそがれる。
本発明にかかわる二次転写装置を備えたカラー画像形成装置の一実施の形態の要部断面構成図である。 本発明にかかわる二次転写装置の側断面図であり、(a)は二次転写ローラ及びクリーニングブレードが共に圧着された状態であり(b)は二次転写ローラ及びクリーニングブレードが共に圧着解除離間された状態である。 本発明にかかわる二次転写装置の側断面図であり、(a)は二次転写ローラ及びブラシローラが共に圧着された状態であり(b)は二次転写ローラ及びブラシローラが共に圧着解除離間された状態である。 移動手段を示す筐体の上面図である。 クリーニングブレードを二次転写ローラに対して、一定の圧着力で圧着して放置した場合におけるクリーニングブレードの撓みの状態を示すグラフである。 クリーニングブレードを二次転写ローラに対して圧着と解除を繰り返し行った場合におけるクリーニングブレードの撓みの状態を示すグラフである。 (a)はクリーニングブレードの先端部に撓みが起こり、回復がされないで腹当たりする状態を示す側面図であり、(b)はブラシローラの端部が寝かされた状態を示す側面図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 露光光学系
4 現像装置
4a 現像ローラ
6 無端ベルト状中間転写体
6B バックアップローラ
7 一次転写ローラ
7A 二次転写ローラ
7C 回転軸
17 定着装置
70 二次転写装置
71 クリーニング手段
72 筐体
72A 穴
72B 底部
73B1 クリーニングブレード
73B2 ブラシローラ
73C 回動軸
73D 下端部
73H クリーニング保持部
73T 先端部
74 付勢バネ
74P 固定ピン
84 移動手段
GS 画像形成装置
GH 画像形成装置本体
GHT 突出部

Claims (2)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像の転写を受け該トナー像を二次転写位置に搬送する中間転写体と、該二次転写位置で前記中間転写体上のトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写装置を備えた画像形成装置において、
    前記二次転写装置は、移動手段により画像形成装置本体に対し、前記二次転写位置に近接又は離間する方向に移動が可能で、且つ穴が設けられた筐体と、該筐体の内部に、前記中間転写体と当接して前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する二次転写ローラと、該二次転写ローラの表面をクリーニングするクリーニング部と該クリーニング部を保持するクリーニング保持部からなるクリーニング手段と、前記クリーニング部を該二次転写ローラの表面に押し付ける付勢手段とを備えるものであって、
    前記二次転写ローラは、回転軸が前記筐体に回転可能に固定され、前記クリーニング手段は、前記二次転写ローラに対し、前記クリーニング部が当接及び離間が可能となるよう前記クリーニング保持部が前記筐体に回動可能に固定されており、
    前記筐体は、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する間、前記移動手段により、前記クリーニング部が前記二次転写ローラに接触し、且つ該二次転写ローラが前記中間転写体に当接する位置に配置され、
    前記画像形成装置本体には、前記移動手段により前記筐体が前記離間する方向に移動したとき、前記筐体に設けられた穴に挿入する位置にあって、前記クリーニング保持部の一端が当接することにより、前記クリーニング部が前記二次転写ローラから離れるように前記クリーニング手段を回動させる当接部材が形成されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記付勢手段は、弾性部材から形成され、その一端が前記クリーニング保持部に固定され、他端が前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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