Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2007500951A - 低電力熱電発電装置 - Google Patents

低電力熱電発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007500951A
JP2007500951A JP2006532996A JP2006532996A JP2007500951A JP 2007500951 A JP2007500951 A JP 2007500951A JP 2006532996 A JP2006532996 A JP 2006532996A JP 2006532996 A JP2006532996 A JP 2006532996A JP 2007500951 A JP2007500951 A JP 2007500951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
thermoelectric
microns
legs
type thermoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006532996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4290197B2 (ja
Inventor
シュタルク、インゴ
ジョウ、ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Veriteq Corp
Original Assignee
Applied Digital Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Digital Solutions Inc filed Critical Applied Digital Solutions Inc
Publication of JP2007500951A publication Critical patent/JP2007500951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290197B2 publication Critical patent/JP4290197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/852Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising tellurium, selenium or sulfur
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/10Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects operating with only the Peltier or Seebeck effects
    • H10N10/17Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects operating with only the Peltier or Seebeck effects characterised by the structure or configuration of the cell or thermocouple forming the device

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

底部プレート(12)上に間隔を置いて配置されている頂部プレート(14)を備える熱電発電装置(10)用の箔片。箔片のアレイ(16)は、底部プレートおよび頂部プレートの間に並べて垂直に配置されていて、これらプレートと熱的に接触している。各箔片は、約7.5〜50ミクロンの厚さを有する基板(18)、対向している前部基板面および背部基板面、および前部基板面上に平行に配置されている一連の間隔を置いた交互に配列されているn型およびp型熱電脚部を備える。前記各n型およびp型脚部(32,34)は、約5〜100ミクロンの厚さ、約10〜100ミクロンの幅、および約100〜500ミクロンの長さを有するテルル化ビスマスをベースとする熱電材料からできている。交互に配列されているn型およびp型熱電脚部(32,34)は、底部プレートと頂部プレートとの間の温度差が電力を発生するように、電気的に直列に接続していて、熱的に並列に接続している。

Description

本発明は、概して、熱電デバイスに関し、特にマイクロ電子デバイスと一緒に使用することができるコンパクトなサイズで比較的高電圧出力を有する自給自足型低電力熱電発電装置に関する。
マイクロ電子デバイスがますます小型化する傾向があるので、小型の電源を開発する必要がある。電池および太陽電池は、このようなマイクロ電子デバイスのために従来から使用されている電源である。しかし、電池が供給する電力は、時間の経過とともに消耗し、電池を周期的に交換しなければならない。太陽電池は効果的なものであり寿命が無限であるが、電力の一時的な供給源にすぎない。何故なら太陽または他の光源はいつでも利用できるわけではないからである。
熱電発電装置は、確立した物理学の原理により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する自給自足型エネルギー源である。ゼーベック効果は、可動部分を有さない固体型電気素子を使用する、熱エネルギーからの発電の基礎となる輸送現象である。ゼーベック効果は、一方の端部で接合している熱電対と呼ばれる一組の異なる金属(n型およびp型)を使用する。n型およびp型は、それぞれ材料内の電荷キャリアの負および正を意味する。熱電対の接合していない端部を低温状態に維持しながら熱電対の接合している端部を加熱すると、接合していない端部の両端に起電力(emf)、すなわち電圧電位が発生する。金属の自由電子理論に基づいて、2つの異なる金属の接合部のところの電子に作用する力が、高い電子密度を有する金属から低い電子密度を有する金属の方に電子を引きつけようとする。電子をもらった金属は負の電位となり、一方、電子を失った金属は正の電位になる。
熱電対の両端間の温度勾配は人工的に形成することもできるし、自然界にも、いつでも人体から反発する熱のような「廃熱」として存在することもできる。腕時計の場合には、一方の側面は周囲温度の空気に曝されていて、一方、他方の側面は着用者の皮膚の高い温度に曝されている。それ故、腕時計の両方の側面の間には小さな温度勾配が存在する。熱電発電装置は廃熱を利用するために腕時計に内蔵させることができ、内蔵ユニットとして腕時計を動作するのに十分な電力を発生することができる。都合のよいことに、典型的な腕時計のサイズ程度の多くのマイクロ電子デバイスは少量の電力しか必要としないし、そのため熱電発電装置が供給する電力で十分動作することができる。
熱電発電装置の動作パラメータはいくつかの方法で数学的に特徴づけることができる。例えば、熱電対の接合していない端部の両端で測定した電圧は、2つの端部間の温度差に正比例する。熱電対を構成しているn型熱電脚部およびp型熱電脚部は直列に電気的に接続しているが、その両端に維持されている温度差T1およびT2とは並列に熱的に接続している。ゼーベック効果による開回路電圧Vは、下式により数学的に表すことができる。
V=S(T−T
ここで、Sは、1度当たりのマイクロボルト(μV/K)で表したゼーベック係数である。
熱電発電装置の効率は、従来から下式により表してきた良さの指数(フィガーオブメリット(Z))の熱電数字により特徴づけることができる。
Z=Sσ/κ
ここで、σおよびκは、それぞれ導電率および熱伝導度である。逆数Kで表した良さの指数Zの熱電数字は、熱電発電装置で使用することができる熱電材料の熱的および電気的特性である。熱電発電装置の効率を改善するための重要事項の1つは、電気抵抗が低く、ゼーベック係数が高く、熱伝導度が低い優れた効果の熱電膜を開発することである。
熱電発電装置を改善するためのもう1つの重要事項は、熱電対の集積密度を増大することである。多くの場合、廃熱源の場合には、熱源とヒートシンクとの間の温度差は小さい。温度差がこのように小さいので、十分な熱電電圧を発生するには多数の熱電対を直列に接続しなければならない。それ故、熱電対は、断面の幅に対する長さのアスペクト比が非常に大きなものでなければならない。
従来技術は、熱電発電装置の効率および動作特性を改善するための多数のデバイスを含む。ある従来技術のデバイスは、低温領域と対向する高温領域に熱的に接触するように配置されている熱伝導基板を含む。熱は高温領域から熱伝導基板へ流れ、多数の交互に配列されている結晶材料からカットしたn型およびp型熱電脚部に流れる。n型およびp型熱電脚部は、電気的に直列に接続していて、熱的に並列に接続している。n型およびp型熱電脚部は、二次元チェッカーボード・パターンの形に基板上に形成されている。全電圧は、各n型およびp型のペアの両端間の個々の電圧の合計であるので、またn型およびp型熱電脚部の各熱電対は、所与の温度差に対して数ミリボルトしか発電できないので、交互に配列されているn型およびp型熱電脚部のチェッカーボード・パターンを内蔵するには非常に大きな面積が必要になる。このような広い面積が必要なので、熱電発電装置を小型にすることができない。
もう1つの従来技術のデバイスは、多数のn型およびp型熱電脚部用の絶縁空間を供給するためのギャップのない絶縁エッグクレート形ルーパを有する熱電モジュールを提供する。ギャップがないので、熱電脚部間の壁間の電気的短絡が起こらない。熱電脚部は、モジュールの高温側および低温側の間で電気的に直列に接続していて、熱的に並列に接続している。電気的接続部は、モリブデンの層の上のアルミニウムの層からなる。熱電脚部が相互に接続しているエリアを除いて、エッグクレート形ルーパ壁部を露出するために表面が研磨される。上記モジュールは、隣接する熱電脚部間の電気的短絡の問題を解決するが、上記デバイスは、多数の製造ステップを必要としそのためコストが高くなる。
熱電発電装置を小型化しようとするための他の従来技術のデバイスは、熱電対の個々のモノリシック構造を小型化することにより、熱電対の集積密度を増大してきた。このようなデバイスは、これらのバルク材料テルル化ビスマス熱電対の断面を十分小型にするのに成功したが、バルク材料からのこれらのテルル化ビスマス・タイプの熱電対の処理および製造が非常に難しく、製造コストが非常に高くなり、最終製品のコストが非常に高くなる。
従来の熱電発電装置の上記問題点から見て、マイクロ電子デバイスの要件を満たす熱電発電装置用の技術の開発が待望されている。より詳細に説明すると、サイズがコンパクトで、比較的安いコストで大量生産することができる一方で、特に高い出力電圧を発生することができる低電力を発生するための熱電発電装置の開発が待望されている。
本発明は、熱電発電装置に関連する上記問題を特に解決および軽減するためのものである。より詳細に説明すると、本発明は、サイズがコンパクトで、特にマイクロ電子デバイスと一緒に使用することができる自給自足型低電力熱電発電装置用の改良形箔片である。
熱電発電装置は、ゼーベック効果により有用な電力を発生するために熱勾配を利用する。熱電発電装置は、底部プレート、頂部プレート、および箔片のアレイからなる。箔片のアレイは、底部プレートと頂部プレートとの間に並んで配置されている。各箔片は、底部プレートおよび頂部プレートの間に垂直に配置されていて、これらのプレートと熱的に接触している。一連の交互に配列されているn型およびp型熱電脚部は、各箔片の基板上に配置されている。熱電脚部は、一般に、テルル化ビスマス・タイプの熱電材料から作られる。頂部プレートは、底部プレートの上に間隔を置いて配置されている。
底部および頂部プレートは、一般に、直交状態で配置することができ、セラミック材料のような任意の硬質の材料から作ることができる。底部および頂部プレートは、交互に配置されているn型およびp型熱電脚部の両端間に温度勾配ができるように、ヒートシンクと熱源との間で熱的接触を行うように構成される。
各箔片は、前部基板面および前部基板面に対向する背部基板面を有する。箔片は、箔片の背部基板面が隣接する箔片の前部基板面の方を向くように配置されている。間隔を置いて、交互に配置されているn型およびp型熱電脚部は、前部基板面上に相互に平行に配列されている。各n型およびp型熱電脚部は、一般的に約5ミクロン(μm)〜約100μmの範囲の厚さを有する熱電材料からできていて、好適な厚さは約7μmである。前部基板面は、前部基板面上のn型およびp型熱電脚部の形成の再現性を改善するために、背部基板面の表面の粗さと比較するとより平滑な表面の粗さを有する。
p型およびn型熱電脚部のペアは、熱電発電装置の熱電対を形成している。熱電脚部の幅は、約10μm〜約100μmの範囲であってもよいし、その長さは、約100μm〜約500μmの範囲である。n型およびp型熱電脚部の好適な長さは約500μmである。n型熱電脚部の好適な幅は、約60μmであり、p型熱電脚部の好適な幅は約40μmである。n型およびp型の各熱電脚部の幾何学的形状は、n型およびp型の各熱電脚部の導電率の違いに従ってある程度調整することができる。
p型の各熱電脚部は、電流が熱電脚部を通してp型熱電脚部の底部から頂部へ、またn型熱電脚部の頂部から底部に流れることができるように、高温側の金属ブリッジおよび低温側の金属ブリッジにより、p型熱電脚部の対向端部のところで隣接するn型熱電脚部に電気的に接続している。好適には、複数の箔片は一緒に接続していて、また箔片のアレイ上にほぼ均一に配置されていて、熱電対チェーンを形成している全部で約5000の熱電対を含んでいることが好ましい。各熱電対は、1つのn型および1つのp型熱電脚部を含む。それ故、5000の熱電対を有する熱電発電装置は、5000のn型熱電脚部および5000のp型熱電脚部を含む。好適には、熱電発電装置は、約120の箔片を含んでいることが好ましい。各箔片は、約40の熱電対を含むが、任意の数の箔片を含むことができる。接触パッドは、熱電対チェーンの各端部のところに配置することができる。
高温側金属ブリッジおよび低温側金属ブリッジは、それぞれn型熱電脚部をp型熱電脚部に電気的に接続するように構成されている。また、高温側および低温側金属ブリッジは、それぞれ異物で容易に汚染される恐れがあるn型およびp型熱電脚部内に、望ましくない元素が拡散するのを防止するための拡散障壁としての働きをするように構成されている。さらに、高温側および低温側金属ブリッジは、それぞれn型およびp型熱電脚部からの望ましくない元素の拡散を防止するように構成されている。最後に、高温側および低温側金属ブリッジは、それぞれp型およびn型熱電脚部へおよびから熱を伝えるように構成されている。この点から考えて、高温側および低温側金属ブリッジは、金メッキしたニッケルのような熱伝導度が高い材料から作ることができる。
基板は、約7.5μm〜約50μmの範囲の厚さを有することができるが、好適には、基板の厚さは約25μmであることが好ましい。エネルギー変換効率を増大するために、基板を通しての熱流束を低減する必要があるので、熱電脚部が配置される基板の厚さを薄くすることが望ましい。ポリイミド・フィルムのような熱伝導度の低い電気絶縁材を基板用として使用することができる。n型およびp型熱電脚部を形成している熱電膜は、テルル化ビスマス(BiTe)タイプの半導体化合物から作ることができる。しかし、n型およびp型熱電脚部の熱電性能を改善するために、半導体化合物の特定の組成を変更することができる。より詳細に説明すると、n型熱電脚部の組成は、セレン(Se)を含むことができる。p型熱電脚部の組成は、アンチモン(Sb)を含むことができる。さらに、その製造を改善するために、p型およびn型の各熱電脚部内の過剰なテルリウム(Te)を変更することができる。
約2.7ナノメートル/秒の最適なスパッタリング成膜速度で、薄い基板上に比較的厚いテルル化ビスマスをベースとする熱電膜を堆積するために、マグネトロンスパッタリングを使用することができる。
図面を見れば、本発明の上記および他の特徴をよりよく理解することができるだろう。
図面を参照すると、図面は、本発明の好ましい実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限するものではない。図1は、本発明の箔片16を使用することができる熱電発電装置10の斜視図である。すでに説明したように、熱電発電装置10は、ゼーベック効果により有用な電力を発生するために温度勾配を利用する。熱電発電装置10は、通常、底部プレート12、頂部プレート14および箔片16のアレイからなる。箔片16のアレイは、底部プレート12と頂部プレート14との間に並んで位置していて、各箔片16は、底部プレート12と頂部プレート14との間に垂直に位置していて、これらのプレートと熱的に接触している。一連の全体的に細長い交互に配列されているn型およびp型熱電脚部32、34が、各箔片16の基板18上に位置する。以下にさらに詳細に説明するように、熱電脚部32、34は、一般に、テルル化ビスマス・タイプの熱電材料44から作られる。図1を見れば分かるように、頂部プレート14は、底部プレート12上に間隔を置いて配置されている。
底部および頂部プレート12、14は、長方形のほぼ直交する構成を有することができる。しかし、通常、熱電発電装置10の全体のサイズを決める底部および頂部プレート12、14は、任意の形または構成のものであってもよいことを理解することができるだろう。この点に関して、図1に示すように、底部および頂部プレート12、14はほぼ長方形の形をしているので、ほぼ同じサイズの箔片16のアレイを内蔵できるように容易に変更することができるが、底部プレート12および頂部プレート14は、必要に応じて、腕時計またはほぼ腕時計のような形をしているデバイスのような身につけることができるマイクロ電子デバイスで使用することができるように円形にすることもできる。
底部プレート12および頂部プレート14は、本質的に硬質であり、熱伝導性が高い任意の材料から作ることができる。この点に関して、本発明の場合には、底部および頂部プレート12、14を作るためにセラミック材料を使用することができる。図1を見れば分かるように、底部プレート12および頂部プレート14は、それぞれヒートシンク22と熱源20との間で実質的な熱的接触が行われるように構成することができる。底部および頂部プレート12、14は、また、箔片16が、箔片16を損傷する恐れがある機械的接触および化学的影響から保護されるように、熱電デバイス10用の保護ハウジングを提供するよう構成することもできる。
図2は、各箔片16の基板18フィルム上に配置されている交互に配列されているn型およびp型熱電脚部32、34の配置を示す図1の2−2線に沿って切断した熱電発電装置10の側断面図である。各箔片16は、前部基板面40および前部基板面40に対向している背部基板面42(図示せず)を有する。箔片16は、箔片16の背部基板面42が、隣接する箔片16の前部基板面40の方を向くように配置することができる。間に間隔を有する交互に配列されているn型およびp型熱電脚部32、34は、前部基板面40上に相互に平行に配置されている。n型およびp型の各熱電脚部32、34は、熱電材料44からできている。熱電材料44は、約5ミクロン(μm)〜約100μmの範囲の厚さを有することができるが、好適には、熱電材料44の厚さは約7μmであることが好ましい。
ここで図3について簡単に説明すると、この図は、熱電発電装置10の熱電対46を構成しているn型およびp型熱電脚部32、34の略図である。図3を見れば分かるように、n型およびp型熱電脚部32、34は、それぞれの幅を有する。n型熱電脚部の幅は、aで示してある。p型熱電脚部34の幅は、aで示してある。n型熱電脚部32およびp型熱電脚部34両方の熱電脚部32、34の長さは、bで示してある。n型およびp型熱電脚部32、34は、ほぼ同じ長さを有しているが、本発明の場合には、熱電発電装置10を、n型およびp型熱電脚部32、34が異なる長さを有するように構成することができる。都合のよいことに、幅に対する長さのアスペクト比を非常に大きくすることにより、小型化した熱電発電装置10で比較的高い熱電電圧を発生することができる。
n型およびp型の各熱電脚部32、34の幾何学的形状は、n型およびp型の各熱電脚部32、34の導電率の違いによりある程度調整することができる。熱電脚部32、34の幅は、約10μm〜約100μmの範囲内であればよい。熱電脚部32、34の長さは、約100μm〜約500μmの範囲内であればよい。n型およびp型熱電脚部32、34の好適な長さbは、約500μmである。n型熱電脚部32の好適な幅aは、約60μmであり、一方、p型熱電脚部34の好適な幅aは、約40μmである。p型熱電脚部34の熱電特性は、通常、n型熱電脚部32の熱電特性より優れている。それ故、p型熱電脚部34の幅をn型熱電脚部32の幅より狭くすることができる。図2の場合には、熱電脚部32、34は細長い形状をしているが、本発明の場合には、熱電脚部32、34を、例えば、L形またはS形の形状のような多数の他の形状にすることができる。
n型およびp型熱電脚部32、34は、熱的に並列に接続していて、電気的に直列に接続している。図1および図2の略図に示すように、Pタイプの各熱電脚部34は、高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28により、p型熱電脚部34の対向端部のところで、n型の熱電脚部32の隣接する熱電脚部に電気的に接続している。このようにして、電流は、熱電脚部32、34を通して、p型熱電脚部34の底部から頂部に、n型熱電脚部32の頂部から底部に流れることができる。交互に配列されている各熱電脚部32、34は、対向伝導性タイプの熱電脚部32、34の隣接する熱電脚部に接続していて、熱電対46を形成している。
図3の場合には、対応するn型熱電脚部32は、その各上端部のところで、p型熱電脚部34の各上端部に接続している。図2の場合には、複数のn型およびp型熱電脚部32、34は、その対向端部のところで接続して複数の熱電対46を形成し、一連の各対向端部上に自由なp型熱電脚部34、および自由なn型熱電脚部32を形成する。高温側金属ブリッジ26のところの頂部プレート14を通して熱源20により熱が加えられるといつでも、熱流束48が熱電発電装置10を通して流れるように、記号Tで示す温度勾配が、底部プレート12およびヒートシンク22のところの熱電対46の低温側金属ブリッジ28に対して形成される。次に、電流は、記号Aで示す方向に、電気回路36内の負荷を通して流れる。熱電発電装置10は、さらに、接触パッド38のところの一連のn型および
p型熱電脚部32、34の対向端部にそれぞれ接続している第1の電気リード線24および第2の電気リード線30を備えることができる。
各高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28は、n型熱電脚部32をp型熱電脚部34に電気的に接続するように構成されている。各高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28は、また、異物で容易に汚染される恐れがあるn型およびp型熱電脚部32、34内に望ましくない元素が拡散するのを防止するための拡散障壁としての働きをするように構成されている。さらに、各高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28は、n型およびp型熱電脚部32、34からの望ましくない元素の拡散を防止するように構成されている。最後に、各高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28は、n型およびp型熱電脚部32、34へおよびから熱を伝えるように構成されている。この点に関して、高温側金属ブリッジ26および低温側金属ブリッジ28は、金メッキしたニッケルのような熱伝導性の高い材料から作ることができる。
図2に示すように、第1の電気リード線24は、n型熱電脚部32の自由端部に接続していて、第2の電気リード線30は、p型熱電脚部34の自由端部に接続している。しかし、図1に示すように並べて配置されている箔片16のアレイを有する熱電発電装置10の場合には、箔片16は直列に電気的に接続していて、そのため、箔片16の先端部上のn型熱電脚部32の自由な1つの熱電脚部は、箔片16のうちの隣接する箔片のp型熱電脚部34のうちの自由な熱電脚部に電気的に接続していて、その逆の接続も行われている。このような構成の場合、第1の電気リード線24は、アレイの最先端の箔片16のn型熱電脚部32の自由端部に接続していて、一方、第2の電気的リード線30は、アレイの最後部の箔片16のp型熱電脚部34の自由端部に接続している。
本発明の場合には、好適には、複数の箔片16は、箔片16のアレイ上にほぼ均一に分布している全部で約5000の熱電対46を含むことが好ましい。しかし、本発明の場合には、熱電発電装置10は、約1000〜約20,000の任意の数の熱電対46を備えることができる。好適には、熱電発電装置10は、それぞれが約40の熱電対46を含む約120の箔片16を含むことが好ましい。しかし、別の方法としては、熱電発電装置10は、所与の動作温度で必要な電力を発生するために必要な熱電対46の全数を内蔵するのに十分な任意の数の箔片16を含むことができる。すべての熱電対46が電気的に直列に接続していると仮定した場合、熱電発電装置10の全電圧出力は、単に各熱電対46の両端に発生する個々の電圧の合計として計算される。
図2を参照すると、この図は、本発明の箔片16の典型的な1つの箔片の基板18である。基板18は、約7.5μm〜約50μmの範囲の厚さを有する。しかし、好適には、基板18の厚さは約25μmであることが好ましい。エネルギー変換効率を増大するために、基板18を通る熱流束48を低減したいので、熱電脚部32、34が配置される基板18の厚さは薄くすることが望ましい。基板18を備えることができる材料に関しては、基板18上に配置されている熱電脚部32、34の隣接する熱電脚部を相互に電気的に絶縁することができるように電気絶縁材を使用することができる。
また、基板18の材料は、低い熱伝導度を有することができ、DuPont社から販売されているカプトン(Kapton)フィルムのようなポリイミド・フィルムであってもよい。その低い熱伝導度のために、ポリイミド・フィルムは熱電発電装置10用の優れた基板18である。さらに、ポリイミド・フィルムは、約70°Fの室温において、熱電脚部32、34で使用するテルル化ビスマス・タイプの材料の熱膨張係数とほぼ同じ範囲内の熱膨張係数を有する。それ故、ポリイミド・フィルムを使用することにより、基板18/熱電材料44の界面で発生する残留機械応力を最小にするか、なくすことができる。この点に関して、熱電発電装置10の全耐久性および使用できる寿命を改善することができ
る。
n型およびp型熱電脚部32、34を形成している熱電材料44は、すでに説明したように、テルル化ビスマス(BiTe)タイプの半導体化合物から構成されている。しかし、n型およびp型熱電脚部32、34の熱電性能を改善するために、半導体化合物の特定の組成を変更することができる。この点に関して、p型熱電脚部32を製造する際に使用する半導体化合物は、下式を有する材料を含むことができる。
(Bi0.15Sb0.85Te+18原子百分率Te過剰分
しかし、過剰分は、約10原子百分率Te過剰分から約30原子百分率Te過剰分の範囲であればよい。半導体化合物の他の実施形態の場合、熱電発電装置10は、複数のn型およびp型熱電脚部32、34を含むことができる。p型の各熱電脚部34は、上式(Bi0.15Sb0.85Te+約10原子百分率Te過剰分から約30原子百分率Te過剰分を有する半導体化合物からできている。
基板18上に熱電材料44を堆積する際に多くの微細加工技術を使用することができるが、高度真空蒸着装置の助けにより、マグネトロンスパッタリングのようなスパッタリング方法を使用することができる。スパッタリングは、薄い基板18上に比較的厚いテルル化ビスマスをベースとする熱電材料44を堆積するために使用することができる。
都合のよいことに、基板18上への熱電材料44の堆積速度が速くなってきていて、その結果、熱電発電装置10の全コストが安くなっている。熱電材料44を形成する場合、最適なスパッタリング成膜速度は約2.7ナノメートル/秒である。しかし、スパッタリング成膜速度は、堆積する特定の組成および目的の熱電材料44の特性により異なるので、スパッタリング成膜速度は、約2ナノメートル/秒から約10ナノメートル/秒の範囲である。
当業者であれば本発明の他の修正および改善も容易に思い付くことができるだろう。それ故、本明細書で説明し、図示した部材の特定の組合せは、本発明のいくつかの実施形態を表すためだけのものであって、本発明の精神および範囲に含まれる別のデバイスに限定するためのものではない。
本発明の複数の箔片の配置を示す熱電発電装置の斜視図。 各箔片の基板フィルム上に位置する交互に配列されているn型およびp型熱電脚部の配置を示す、図1の2−2線に沿って切断した熱電発電装置の側断面図。 熱電発電装置の熱電対を形成しているp型およびn型熱電脚部のペアの略図。

Claims (17)

  1. 熱電発電装置用の箔片であって、
    対向する前部基板面および背部基板面を有する基板と、
    前記前部基板面上に間隔を置いて平行に配置されている一連の細長い交互に配列されているn型およびp型熱電脚部を備え、前記各n型およびp型脚部が、約5ミクロン〜約100ミクロンの厚さの熱電材料から形成され、各n型およびp型熱電脚部がある幅と長さを有し、前記幅が約10ミクロン〜約100ミクロンの範囲にあり、前記長さが約100ミクロン〜約500ミクロンの範囲にある電脚部と、からなり、
    前記一連のn型およびp型熱電脚部が電気的には直列で熱的には並列に接続するように、前記p型熱電脚部の対向端部と、前記n型熱電脚部のうちの隣接する熱電脚部と、が電気的に接続している箔片。
  2. 前記基板が、約7.5ミクロン〜約50ミクロンの範囲の厚さを有する請求項1に記載の箔片。
  3. 前記基板が、約25ミクロンの厚さを有する請求項1に記載の箔片。
  4. 前記熱電材料の厚さが、約7ミクロンである請求項1に記載の箔片。
  5. 前記p型熱電脚部用の熱電材料が、下式を有する半導体化合物である請求項1に記載の箔片。
    (Bi0.15Sb0.85Te+約10原子百分率Te過剰分から約30原子百分率Te過剰分
  6. 前記半導体化合物が、約18原子百分率過剰分を有する請求項5に記載の箔片。
  7. 前記各p型熱電脚部が、約40ミクロンの幅を有する請求項5に記載の箔片。
  8. 前記各n型熱電脚部が、約60ミクロンの幅を有する請求項1に記載の箔片。
  9. 前記n型およびp型熱電脚部の長さが、約500ミクロンである請求項1に記載の箔片。
  10. 前記半導体化合物が、スパッタリングにより前記基板上に成膜される請求項1に記載の箔片。
  11. 前記スパッタリング成膜速度が、約2ナノメートル/秒〜約10ナノメートル/秒の範囲内にある請求項10に記載の箔片。
  12. 前記スパッタリング成膜速度が、約2.7ナノメートル/秒である請求項11に記載の箔片。
  13. 熱電発電装置用の箔片のアレイであって、前記各箔片が請求項1に記載のように構成され、
    前記各p型熱電脚部および前記n型熱電脚部の隣接する熱電脚部が両方で熱電対を形成し、
    箔片の前記アレイが、箔片の前記アレイ上にほぼ均一に分散している全部で約1000〜約20,000の熱電対を含む箔片のアレイ。
  14. 熱電発電装置用の箔片であって、前記箔片が複数のn型およびp型熱電脚部を含み、前記
    各p型熱電脚部が下式を有する半導体化合物からなる箔片。
    (Bi0.15Sb0.85Te+約10原子百分率Te過剰分から約30原子百分率Te過剰分
  15. 前記半導体化合物が、約18原子百分率の過剰分を有する請求項14に記載の箔片。
  16. 熱電発電装置用の箔片であって、
    約7.5ミクロン〜約50ミクロンの範囲内の厚さを有し、対向する前部基板面および背部基板面を含む基板であって、低い熱伝導性を有する電気絶縁材からできている基板と、
    前記各前部基板面上に平行に配置されている一連の間隔をおいた交互に配列されているn型およびp型熱電脚部を備え、前記各n型およびp型脚部が、熱電材料からできていて、約5ミクロン〜約100ミクロンの厚さを有し、各n型およびp型熱電脚部がある幅と長さを有し、前記幅が約10ミクロン〜約100ミクロンの範囲内にあり、前記長さが約100ミクロン〜約500ミクロンの範囲内にあり、
    前記各p型熱電脚部が、前記一連のn型およびp型熱電脚部が、電気的には直列におよび熱的には並列に接続するように、前記p型熱電脚部の対向端部と隣接するn型熱電脚部とが電気的に接続している箔片。
  17. 前記各p型熱電脚部が、下式を有する半導体化合物からできている請求項16に記載の箔片。
    (Bi0.15Sb0.85Te+約18原子百分率過剰分
JP2006532996A 2003-05-19 2004-05-13 低電力熱電発電装置 Expired - Fee Related JP4290197B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/440,992 US6958443B2 (en) 2003-05-19 2003-05-19 Low power thermoelectric generator
PCT/US2004/014879 WO2004105143A1 (en) 2003-05-19 2004-05-13 Low power thermoelectric generator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007500951A true JP2007500951A (ja) 2007-01-18
JP4290197B2 JP4290197B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=33449925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006532996A Expired - Fee Related JP4290197B2 (ja) 2003-05-19 2004-05-13 低電力熱電発電装置

Country Status (8)

Country Link
US (2) US6958443B2 (ja)
EP (1) EP1625629A4 (ja)
JP (1) JP4290197B2 (ja)
CN (1) CN100499192C (ja)
AU (1) AU2004241965B2 (ja)
CA (1) CA2526270A1 (ja)
MX (1) MXPA05012477A (ja)
WO (1) WO2004105143A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028337A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. 熱電変換モジュールおよびその製造方法
WO2009063805A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 蓄電機能付き熱電発電装置
JP2011528178A (ja) * 2008-07-14 2011-11-10 オー−フレックス・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 熱電気薄膜素子用熱伝導装置
WO2014205290A1 (en) * 2013-06-19 2014-12-24 California Institute Of Technology IMPROVED TE PERFORMANCE BY BAND CONVERGENCE IN (Bi1-XSbX)2Te3
JP2017139288A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 積水化学工業株式会社 熱電変換デバイス
JP2019509632A (ja) * 2016-02-18 2019-04-04 サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェ シアンティフィクCentre National De La Recherche Scientifique 熱電装置
JP2020535661A (ja) * 2018-08-21 2020-12-03 エルジー・ケム・リミテッド 熱電モジュール

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7629531B2 (en) * 2003-05-19 2009-12-08 Digital Angel Corporation Low power thermoelectric generator
US6958443B2 (en) * 2003-05-19 2005-10-25 Applied Digital Solutions Low power thermoelectric generator
KR101157216B1 (ko) * 2003-12-02 2012-07-03 바텔리 메모리얼 인스티튜트 열전 디바이스 및 그 응용 장치
US20050139250A1 (en) * 2003-12-02 2005-06-30 Battelle Memorial Institute Thermoelectric devices and applications for the same
US8455751B2 (en) * 2003-12-02 2013-06-04 Battelle Memorial Institute Thermoelectric devices and applications for the same
US7834263B2 (en) * 2003-12-02 2010-11-16 Battelle Memorial Institute Thermoelectric power source utilizing ambient energy harvesting for remote sensing and transmitting
US7851691B2 (en) 2003-12-02 2010-12-14 Battelle Memorial Institute Thermoelectric devices and applications for the same
EP1584422B1 (de) * 2004-04-07 2008-10-29 HILTI Aktiengesellschaft Verfahren und Einrichtung zur Reduktion von Druckspitzen in einer Handwerkzeugmaschine mit elektropneumatischem Schlagwerk
EP1612870A1 (en) * 2004-07-01 2006-01-04 Interuniversitair Microelektronica Centrum Vzw Method of manufacturing a thermoelectric generator and thermoelectric generator thus obtained
BRPI0614177A2 (pt) * 2005-08-02 2011-03-15 Graphic Packaging Int Inc embalagem, método para disposição de uma embalagem em uma configuração de fornecimento, matriz para embalagem, embalagem com uma pluralidade de garrafas, e método para disposição de uma embalagem em uma configuração de fornecimento
US7626114B2 (en) * 2006-06-16 2009-12-01 Digital Angel Corporation Thermoelectric power supply
US20080017238A1 (en) * 2006-07-21 2008-01-24 Caterpillar Inc. Thermoelectric device
US7449614B2 (en) * 2006-08-29 2008-11-11 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent articles including a monitoring system powered by ambient energy
DE102006040576B4 (de) * 2006-08-30 2009-10-08 Angaris Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Dünnschicht-Thermogenerators
KR20090103874A (ko) * 2006-11-13 2009-10-01 메사추세츠 인스티튜트 오브 테크놀로지 태양 열전기 변환
US20080135081A1 (en) * 2006-12-08 2008-06-12 General Electric Company Thermal insulation materials and applications of the same
US20080314429A1 (en) * 2007-02-09 2008-12-25 Stichting Imec Nederland Method for Thermal Matching of a Thermoelectric Generator with a Heat Source Having High Thermal Resistance and Thermoelectric Generator thus Obtained
WO2008111219A1 (ja) * 2007-03-15 2008-09-18 Ibiden Co., Ltd. 熱電変換装置
EP1976034A3 (en) * 2007-03-29 2011-11-09 Stichting IMEC Nederland Method for manufacturing a thermopile, the thermopile thus obtrained and a thermoelectric generator comprising such thermopiles
US20100186794A1 (en) * 2007-05-21 2010-07-29 Gmz Energy ,Inc. Solar thermoelectric and thermal cogeneration
DE102007039060B4 (de) * 2007-08-17 2019-04-25 Evonik Degussa Gmbh Thermokraftelement oder Peltier-Elemente aus gesinterten Nanokristallen aus Silicium, Germanium oder Silicium-Germanium-Legierungen
US20090084421A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-02 Battelle Memorial Institute Thermoelectric devices
US8198527B2 (en) * 2008-12-08 2012-06-12 Perpetua Power Source Technologies, Inc. Field-deployable electronics platform having thermoelectric power source and electronics module
US20110094556A1 (en) * 2009-10-25 2011-04-28 Digital Angel Corporation Planar thermoelectric generator
US8487177B2 (en) * 2010-02-27 2013-07-16 The Boeing Company Integrated thermoelectric honeycomb core and method
US20110253126A1 (en) * 2010-04-15 2011-10-20 Huiming Yin Net Zero Energy Building System
DE102010022668B4 (de) * 2010-06-04 2012-02-02 O-Flexx Technologies Gmbh Thermoelektrisches Element und Modul umfassend mehrere derartige Elemente
US20120085382A1 (en) * 2010-10-04 2012-04-12 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Energy conversion efficient thermoelectric power generator
US9478723B2 (en) 2011-01-28 2016-10-25 Nicholas F. Fowler Dual path thermoelectric energy harvester
US9312466B2 (en) 2011-06-10 2016-04-12 Perpetua Power Source Technologies, Inc. Energy harvester with improved heat flow arrangement
US9263659B2 (en) 2011-06-10 2016-02-16 Perpetua Power Source Technologies, Inc. System and method for thermal protection of an electronics module of an energy harvester
US8664931B2 (en) 2011-06-13 2014-03-04 Perpetua Power Source Technologies, Inc. Self-optimizing energy harvester using generator having a variable source voltage
DE102011054739A1 (de) * 2011-10-24 2013-04-25 O-Flexx Technologies Gmbh Thermoelement und Herstellungsverfahren
US10454012B2 (en) * 2012-05-22 2019-10-22 Hitachi, Ltd. Thermoelectric conversion module
USD731447S1 (en) 2012-09-24 2015-06-09 Perpetua Power Source Technologies, Inc. Thermoelectric energy harvester module
JP6987077B2 (ja) * 2016-06-01 2021-12-22 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 熱電レグ及びこれを含む熱電素子
CN109478589A (zh) * 2016-06-23 2019-03-15 3M创新有限公司 热电带材
SG11202111278XA (en) * 2019-04-15 2021-11-29 Agency Science Tech & Res Thermoelectric device

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH413018A (de) * 1963-04-30 1966-05-15 Du Pont Thermoelektrischer Generator
CH540580A (de) * 1970-11-23 1973-08-15 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung eines Thermogenerators
DE2124465B2 (de) * 1971-05-17 1976-08-26 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Thermoelektrischer radionuklidgenerator
SU455702A1 (ru) 1973-12-06 1976-08-05 Предприятие П/Я В-2763 Термоэлемент
DE2734022C3 (de) * 1977-07-28 1981-11-05 Reinhard Dr. 7101 Flein Dahlberg Thermoelektrische Anordnung mit großen nichtstationären Temperaturgradienten
US4276441A (en) 1980-02-15 1981-06-30 Wilson International Incorporated Thermoelectric generator and method of forming same
CH677421A5 (en) 1988-07-01 1991-05-15 Migowski Friedrich Karl Thermoelectric generator structure using P and N elements
RU2113035C1 (ru) 1988-02-22 1998-06-10 Миговски Фридрих-Карл Термогенератор
US5286304A (en) * 1991-10-24 1994-02-15 Enerdyne Corporation Thermoelectric device and method of manufacturing
JPH077186A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Idemitsu Material Kk 熱電変換材料の製造法
US5769943A (en) 1993-08-03 1998-06-23 California Institute Of Technology Semiconductor apparatus utilizing gradient freeze and liquid-solid techniques
US5712448A (en) 1996-02-07 1998-01-27 California Institute Of Technology Cooling device featuring thermoelectric and diamond materials for temperature control of heat-dissipating devices
US6288321B1 (en) 1996-02-07 2001-09-11 California Institute Of Technology Electronic device featuring thermoelectric power generation
JP3415391B2 (ja) * 1996-05-01 2003-06-09 ヤマハ株式会社 熱電材料の製造方法
US5883563A (en) * 1996-05-01 1999-03-16 Yamaha Corporation Thermo-electric material having mean crystal grain diameter nor greater than 50 microns and mean aspect ratio between 1 and 3 for large figure of merit and thermo-electric element using the same
JP3459328B2 (ja) * 1996-07-26 2003-10-20 日本政策投資銀行 熱電半導体およびその製造方法
DE29723309U1 (de) 1997-03-06 1998-09-10 D.T.S. Gesellschaft zur Fertigung von Dünnschicht-Thermogenerator-Systemen mbH, 06118 Halle Kompakter Niederleistungs-Thermogenerator
US6458319B1 (en) 1997-03-18 2002-10-01 California Institute Of Technology High performance P-type thermoelectric materials and methods of preparation
US6300150B1 (en) 1997-03-31 2001-10-09 Research Triangle Institute Thin-film thermoelectric device and fabrication method of same
TW405273B (en) * 1998-04-23 2000-09-11 Toyo Kohan Co Ltd Manufacturing method of sintered material for thermo-electric converter elements, sintered materials for thermo-electric converter elements, and a thermoelectric converter element made by using the same
US6388185B1 (en) 1998-08-07 2002-05-14 California Institute Of Technology Microfabricated thermoelectric power-generation devices
US6046398A (en) * 1998-11-04 2000-04-04 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Micromachined thermoelectric sensors and arrays and process for producing
US7939744B2 (en) * 2001-08-21 2011-05-10 Kyocera Corporation Thermoelectric element
JP2003092432A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Yamaha Corp 熱電材料及びその製造方法
US6958443B2 (en) * 2003-05-19 2005-10-25 Applied Digital Solutions Low power thermoelectric generator
KR101157216B1 (ko) * 2003-12-02 2012-07-03 바텔리 메모리얼 인스티튜트 열전 디바이스 및 그 응용 장치

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028337A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. 熱電変換モジュールおよびその製造方法
WO2009063805A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 蓄電機能付き熱電発電装置
JPWO2009063805A1 (ja) * 2007-11-13 2011-03-31 株式会社村田製作所 蓄電機能付き熱電発電装置
JP2011528178A (ja) * 2008-07-14 2011-11-10 オー−フレックス・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 熱電気薄膜素子用熱伝導装置
WO2014205290A1 (en) * 2013-06-19 2014-12-24 California Institute Of Technology IMPROVED TE PERFORMANCE BY BAND CONVERGENCE IN (Bi1-XSbX)2Te3
JP2017139288A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 積水化学工業株式会社 熱電変換デバイス
JP2019509632A (ja) * 2016-02-18 2019-04-04 サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェ シアンティフィクCentre National De La Recherche Scientifique 熱電装置
JP2020535661A (ja) * 2018-08-21 2020-12-03 エルジー・ケム・リミテッド 熱電モジュール
JP7012835B2 (ja) 2018-08-21 2022-01-28 エルジー・ケム・リミテッド 熱電モジュール
US11430936B2 (en) 2018-08-21 2022-08-30 Lg Chem, Ltd. Thermoelectric module

Also Published As

Publication number Publication date
CA2526270A1 (en) 2004-12-02
AU2004241965B2 (en) 2009-11-19
AU2004241965A1 (en) 2004-12-02
WO2004105143A1 (en) 2004-12-02
US6958443B2 (en) 2005-10-25
CN100499192C (zh) 2009-06-10
MXPA05012477A (es) 2006-07-03
CN1836340A (zh) 2006-09-20
EP1625629A4 (en) 2006-12-13
JP4290197B2 (ja) 2009-07-01
EP1625629A1 (en) 2006-02-15
US20040231714A1 (en) 2004-11-25
US20050252543A1 (en) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290197B2 (ja) 低電力熱電発電装置
US7629531B2 (en) Low power thermoelectric generator
US8455751B2 (en) Thermoelectric devices and applications for the same
US20110094556A1 (en) Planar thermoelectric generator
US6288321B1 (en) Electronic device featuring thermoelectric power generation
JP3862179B2 (ja) 熱電モジュールの製作と製作用半田合金
US11980100B2 (en) Metallic junction thermoelectric generator
US20120145209A1 (en) Thermoelectric element and thermoelectric module including the same
JP2007066987A (ja) 熱電素子デバイス及び熱電モジュール
JP5775163B2 (ja) 熱電変換素子及びそれを用いた熱電変換モジュール
KR100795374B1 (ko) 가열 냉각용 및 발전용 박막형 열전모듈 제조방법
Moiroux et al. High temperature difference in a new flexible thermoelectric bismuth telluride microgenerator
Mahfuz et al. Superior power generation capacity of GeSn over Si demonstrated in cavity-free thermoelectric device architecture
Tainoff et al. Thermoelectric nanogenerator networks: a viable source of power for autonomous wireless sensors
WO2005041314A2 (en) Thermoelectric device and system
Fleurial et al. DEVELOPMENT OF MICRO/NANO THERMOELECTRIC POWER GENERATORS USING ELECTRODEPOSITION
JP2007103879A (ja) 熱電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080611

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees