JP2007224214A - シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 - Google Patents
シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007224214A JP2007224214A JP2006049123A JP2006049123A JP2007224214A JP 2007224214 A JP2007224214 A JP 2007224214A JP 2006049123 A JP2006049123 A JP 2006049123A JP 2006049123 A JP2006049123 A JP 2006049123A JP 2007224214 A JP2007224214 A JP 2007224214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scintillator
- raw material
- single crystal
- crystal material
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
- G01T1/202—Measuring radiation intensity with scintillation detectors the detector being a crystal
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K11/00—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
- C09K11/08—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
- C09K11/77—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals
- C09K11/7766—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing two or more rare earth metals
- C09K11/778—Borates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
【解決手段】Lu原料及び硼素酸素原料を含有する混合物を溶融させ冷却固化させることによってシンチレータ用結晶材料を得る製造方法において、Scを添加することにより結晶材料の相転移を抑制しシンチレータ用単結晶材料を得た。Luを主成分とする希土類硼酸塩にSc等を添加することで、放射線吸収能力と密度を大きいレベルに保ったまま相転移を抑止できた。
【選択図】図1
Description
例えばセリウムをドープしたガドリニウムシリケート(Ce:Gd2SiO5(Ce:GSO))単結晶(特許文献1)や、同じくセリウムをドープしたCe:Lu2SiO5:(Ce:LSO))或いはCeα(LuγGd2−γ)2−αSiO5で表せられる単結晶シンチレータが提案されている(特許文献2、特許文献3)。
また、特許文献6には、Ln2xSiyO(3x+2y)(Ln:希土類元素に属する元素)で表される化学組成を有する無機シンチレータが開示されており、特許文献7には、軽希土類フッ化物単結晶であって、REF3(REは、NdおよびPrから選択される少なくとも一種である)で表される放射線検出用フッ化物単結晶材料が開示されている。
しかし、このような希土類硼酸塩を、放射線検出器などに用いるシンチレータ材料として利用できたならば、発光量をより一層高めることが期待できる上、従来のシンチレータ材料に比べて融点が低いために製造コストを抑えて安価に提供できることも期待できる。
すなわち、本発明者の研究の結果、Luを主成分とする希土類硼酸塩に、少なくともSc、Ga及びInのいずれかの元素を含有させることで、放射線を吸収する能力と発光量を実用的に高いレベルに保ったまま、被添加材料(Luを主成分とする希土類硼酸塩)の相転移を抑制できることが判明したのである。
よって、本発明の新たなシンチレータ用材料は、医療用のPET(陽電子放射断層撮影装置)やTOF−PET(タイム・オブ・フライト陽電子放射断層撮影装置)、CT(コンピュータ断層撮影装置)のほか、空港などで使用される所持品検査装置など、各種放射線検出器のシンチレータ用材料として好適に使用することができ、これをシンチレータとして用いて各種放射線検出器を構成することができる。
しかも、本発明の新たなシンチレータ用材料は、Lu2SiO5(融点2150℃)などに比べて、融点が500℃以上低いため、製造に必要な加熱エネルギーが少ないという特徴を有している。また、合成炉に使う耐火物や坩堝の消耗が少なくて済むため、より経済的に製造することができる。
また、本明細書において、「主成分」或いは「主たる相」とは、その成分或いは相の機能が影響する割合で含有される成分であり、その成分の機能を妨げない範囲で他の成分或いは他の相を含むことを許容する意を包含するものである。「主成分」或いは「主たる相」の含有割合は特に制限されるものではなく、「主成分」或いは「主たる相」の機能にもよるが、20質量%以上、特に30質量以上、中でも特に50質量%以上、さらに80質量%以上であるのが好ましい。
また、本明細書において、「希土類元素に属する元素」とは、3族元素のうち、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuを示す。
本実施形態のシンチレータ用単結晶材料は、組成式:(Lu1-xM1 x)1-yM2 yBO3(但し、M1:Scなどの金属元素、M2:発光元素)で表される材料である。
なお、Sc、Ga及びIn以外の元素についても同様の効果を奏する元素が存在する可能性はあるが、少なくともScに代えてGdを添加して試験した結果、相転移を抑制することはできないことが確認されている。したがって、何が有効に機能するかは実験しなければ不明である。
但し、M1としての機能を妨げない範囲で、他の元素を添加することを妨げるものではなく、そのような添加元素を含む材料を本実施形態は包含し得るものである。
上記のようなシンチレータ用単結晶材料は、原子番号の大きなLuが主成分である単結晶材料であり、密度が大きいために放射線の吸収能力に優れ、より薄いシンチレータ材料であっても十分に放射線を吸収することができる。よって、放射線検出器全体で見ると、機能を維持しつつ小型化(厚さを薄くする)することができる。
次に、上記のようなシンチレータ用単結晶材料を製造する方法としての実施形態について説明する。但し、本発明のシンチレータ用単結晶材料の製造方法が次に説明する方法に限定される訳ではない。
硼素酸素原料としては、H3BO3、B2O3などを挙げることができる。これらは吸湿性があるため、水分を含まないように製造・管理された原料を用いることが好ましい。
M2元素(発光元素)原料としては、上記発光元素(M2)の元素単体或いは酸化物、或いは炭酸塩、水酸化物など温度を上げる間に蒸発する成分を含む化合物でもよい。
このように予備焼成することにより、焼き固めて嵩を小さくでき、取り扱いが容易になるばかりか、硼素の蒸発を抑えることができる。例えばLu2O3の融点は2400℃前後であるのに対し、B2O3の融点は577℃付近〜数百℃程度であるため、B2O3の蒸発を防ぐ方法を別途用意しない限りB2O3が徐々に蒸発してしまうが、このように予備焼成することにより、該B2O3よりも融点の高い反応物を得ることができるから、加熱溶融時に硼素の蒸発を抑制することができる。
なお、予備焼成は、酸素雰囲気(大気中含む)、無酸素雰囲気(真空雰囲気および不活性ガス雰囲気含む)のいずれの雰囲気で行なってもよい。空気や酸素雰囲気下では、例えばM2(発光元素)がCeの場合、イオン価数が発光しないイオン価数に酸化される。その上、母材が酸化物なので水素などの強還元雰囲気下では酸素欠損を生じ着色が生じるようになる。また、真空では、硼素が蒸発し易い上、製造コストが高くなるため窒素雰囲気が特に好ましい。
この際、充填しやすいように坩堝形状に合わせて成形プレスしてもよい。
また、坩堝は、イリジウムや白金などの貴金属坩堝を使用するのが好ましい。
原料の溶融(予備焼成する場合、予備焼成後の溶融)は、温度を融点付近に上げて全ての原料を溶融するようにすればよい。この際、室温から融点を超えない所定の温度、或いは融点を超えた所定の温度まで加熱するのが好ましい。具体的には、例えば1650℃〜1700℃程度まで加熱すればよい。この際、高周波誘導加熱によって坩堝を発熱させる場合には、白金の融点に近いため、白金坩堝は使用せず、より融点の高いイリジウム坩堝を使用するのが好ましい。但し、溶融温度域に限定するものではない。
加熱溶融は、酸素雰囲気(大気中含む)、無酸素雰囲気(真空雰囲気および不活性ガス雰囲気含む)のいずれの雰囲気で行なってもよいが、予備焼成と同じ理由で窒素雰囲気が好ましい。
チョクラルスキー法は、坩堝内の溶融液面に上から種結晶を接触させ、回転しながらゆっくりと引上げ、種結晶に引き続いて所定量の結晶が育ったら、液面から切り離し、ゆっくり室温まで冷却する方法である。
他方、ブリッジマン法や徐冷法は、坩堝の端面からゆっくりと固化させ、固化が終わったら冷却する方法である。
いずれの方法も、溶融液に種結晶の少なくとも一部を浸漬し、種結晶を浸漬した溶融液を冷却固化させることにより、種結晶の所定の結晶面に沿って結晶を育成して単結晶インゴットを得ることができる。
組成式:Lu0.796Sc0.199Ce0.005BO3で表される希土類硼酸塩を作製した。
このようにして得た希土類硼酸塩の粉体のXRD、フォトルミネセンス及びDTAを次のように測定した。
得られたパターンを同定したところ、LuBO3のCalcite相(JCPDS13-0477)と同じ構造を持つことが分った。(図1:XRD測定結果)
励起波長及び蛍光強度に応じて、励起光の検出を抑えるためのフィルタや、蛍光強度のレンジを適切に保つためのフィルタを使用した。
結果、励起波長333nmにおいて、370nm付近に最大強度示す発光を確認した。(図2:フォトルミネセンス測定結果)
30mgのサンプルを白金製の容器に入れ、最高到達温度の1400℃まで昇温速度+20℃/分で昇温し、その後、降温速度−20℃/分で100℃付近まで降温してDTAを測定した。
結果、室温から1400℃まで相転移は確認されなかった。(図3:DTA測定結果)
このような簡易熱分析装置を用いて1400℃から1700℃までの相転移の有無を調べたところ、1400℃から融点1660℃の範囲において相転移は認められなかった。(図4:高温熱分析結果)
実験1と同様に、組成式:(Lu1-xScx)0.995Ce0.005BO3(x=1、0.75、0.5、0.25、0.05、0.03、0.02又は0.01)で表される希土類硼酸塩を作製した。
また、Sc添加量xの増加に伴い、発光波長が長波長側にシフトすることが分った。なお、x=0.01については、主たる相が異なる(Vatirite相)。そのため発光波長の比較を行わなかった。
DTA測定結果より、x=1〜0.02の範囲では、室温から1400℃までの範囲で相転移に起因するピークは確認されなかった。
以上の結果より、xが0.02≦x<1である組成式:(Lu1-xScx)0.995Ce0.005BO3で表される希土類硼酸塩は、室温から融点まで相転移を持たないことが分った。
Scの添加効果と比較するため、Sc以外の希土類元素であるGdを添加して組成式:(Lu1-xGdx)0.995Ce0.005BO3(但し、x=1、0.75、0.5又は0.25)で表される希土類硼酸塩を作製した。
秤量した原料をメノウ乳鉢に入れ、30分間混合した後、白金坩堝に移し、白金の蓋を軽くかぶせた。窒素雰囲気中、1500℃まで200℃/時間で昇温し24時間保持して焼成した。その後、200℃/時間で室温に戻して焼成物を取り出し、メノウ乳鉢で30分粉砕した。
このようにして得た希土類硼酸塩の粉体のXRD、DTAを測定し、結果を表3にまとめた。
得られたパターンを同定したところ、LuBO3のVaterite相と同じ構造を持つことが分った。
30mgのサンプルを白金製の容器に入れ、最高到達温度の1400℃まで昇温速度+20℃/分で昇温し、その後、降温速度−20℃/分で100℃付近まで降温してDTAを測定した。
その結果、室温から1400℃までにおいて2つの相転移があることを確認した。
実験1と同様に、組成式:Lu0.8955M1 0.0995Ce0.005BO3 (M1はAl、Ga、Inの中の1種)で表される希土類硼酸塩を作製した。
XRD測定には、測定装置としてマックサイエンスMXP18を使用し、線源にはCuターゲットを用い、2θが5度から80度の範囲でXRDパターンを得た。
得られたパターンを同定したところ、Al添加ではVaterite相を主たる相としてわずかにCalcite相がみられた。Ga添加ではCalcite相を主たる相としてわずかにVaterite相がみられた。In添加ではCalcite相の単相であった。(表4)
30mgのサンプルを白金製の容器に入れ、最高到達温度の1400℃まで昇温速度+20℃/分で昇温し、その後、降温速度−20℃/分で100℃付近まで降温してDTAを測定した。
その結果、100℃から200℃にかけて脱水による吸熱ピークが見られたが、室温から1400℃までで相転移は確認されなかった。(図5:DTA測定結果)
また、それらの元素を組み合わせることも考えられる。
実験1と同様に、組成式:Lu0.995Ce0.005BO3で表される希土類硼酸塩を作製した。
得られた希土類硼酸塩の粉体のXRD、フォトルミネセンス及びDTAを測定した。
得られたパターンを同定したところ、LuBO3と同様のVaterite相を持つことが分った。(図6:XRD測定結果)
結果、励起波長363nmにおいて、394nm、419nm付近に最大強度示す発光を確認した。(図7:フォトルミネセンス測定結果)
30mgのサンプルを白金製の容器に入れ、最高到達温度の1400℃まで昇温速度+20℃/分で昇温し、その後、降温速度−20℃/分で100℃付近まで降温してDTAを測定した。
結果、昇温過程で1030℃、降温過程で530℃付近に相転移が確認された。(図8:DTA測定結果)
組成式:Lu0.796Sc0.199Ce0.005BO3で表される希土類硼酸塩の単結晶を作製した。
混合した原料を白金製の坩堝に移し、窒素雰囲気中、1000℃まで200℃/時間で昇温し24時間保持して予備焼成した。その後、200℃/時間で室温まで冷却し、予備焼成済原料を取り出した。
この時、予備焼成済原料は完全に反応を終えて希土類硼酸塩(JCPDS13−0477)となっていることをXRD測定で確認した。
次に、原料を専用のゴム袋に封入し、冷間等方圧加圧装置(CIP)を用いて2t/cm2の圧力で2分間圧縮して圧縮体原料とした。
結晶育成は、窒素雰囲気中において、希土類硼酸塩を融点以上に加熱して原料を溶融し、融液のまま保持しながら行なった。Ir線を融液につけ、回転速度:15rpm、5mm/時間の速度で引き上げて育成した。結晶の長さが30mm程度に達したところで育成を終了し、充分に時間をかけて冷却した。
また、得られた結晶の育成方向に沿って切断し、断面を露出させた。この断面について、背面反射ラウエ法による結晶性の評価を試みた。
よって、以上の実験により、組成式:Lu0.796Sc0.199Ce0.005BO3で表される希土類硼酸塩の単結晶が育成されたことが確認された。
Claims (11)
- 組成式:(Lu1-xM1 x)1-yM2 yBO3(但し、0.02≦x<1、0.0001≦y≦0.1、M1:Sc、Ga及びInからなる群から選ばれる一種又二種以上の組合わせからなる元素、M2:発光元素)で表されるシンチレータ用単結晶材料。
- 組成式:(Lu1-xSc)1-yM2 yBO3(但し、0.02≦x<1、0.0001≦y≦0.1、M2:発光元素)で表されるシンチレータ用単結晶材料。
- カルサイト(Calcite)相の単相単結晶からなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシンチレータ用単結晶材料。
- 上記組成式におけるM2が、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Cr、Bi及びTlからなる群から選ばれる一種又二種以上の組合わせからなる元素であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシンチレータ用単結晶材料。
- 上記組成式において、0.02≦x≦0.5であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシンチレータ用単結晶材料。
- 請求項1〜5の何れかに記載のシンチレータ用単結晶材料をシンチレータとして用いてなる放射線検出器。
- Lu原料と、硼素及び酸素を含む原料とを含有する混合物を溶融させ冷却固化させることによってシンチレータ用結晶材料を得る工程を備えたシンチレータ用材料の製造方法において、少なくともSc、Ga及びInのいずれかの元素原料を添加することにより、被添加材料の相転移を抑制し、シンチレータ用単結晶材料を得ることを特徴とするシンチレータ用材料の製造方法。
- Lu原料と、少なくともSc、Ga及びInのいずれかの元素原料と、硼素及び酸素を含む原料と、発光元素原料とを混合及び加熱溶融する溶融工程と、溶融液を冷却固化させて単結晶を得る冷却固化工程とを備えた請求項7に記載のシンチレータ用材料の製造方法。
- Lu原料と、少なくともSc、Ga及びInのいずれかの元素原料と、硼素及び酸素を含む原料と、発光元素原料とを混合して加熱して予備焼成することにより、少なくとも前記硼素及び酸素を含む原料よりも融点の高い反応物を焼成し、この反応物を加熱溶融することを特徴とする請求項7又は8に記載のシンチレータ用材料の製造方法。
- 上記の硼素及び酸素を含む原料は、化学量論から算出される量よりも硼素が多くなるように混合することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載のシンチレータ用材料の製造方法。
- 組成式:(Lu1-xM1 x)1-yM2 yBO3(但し、0.02≦x<1、0.0001≦y≦0.1、M1:Sc、Ga及びInからなる群から選ばれる一種又二種以上の組合わせからなる元素、M2:発光元素)で表されるシンチレータ用単結晶材料を得ることを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載のシンチレータ用材料の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006049123A JP4851810B2 (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
PCT/JP2007/052694 WO2007099772A1 (ja) | 2006-02-24 | 2007-02-15 | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006049123A JP4851810B2 (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007224214A true JP2007224214A (ja) | 2007-09-06 |
JP4851810B2 JP4851810B2 (ja) | 2012-01-11 |
Family
ID=38458886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006049123A Expired - Fee Related JP4851810B2 (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4851810B2 (ja) |
WO (1) | WO2007099772A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257921A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Toyota Motor Corp | 加熱装置およびそれを用いた水素分析装置 |
WO2010035500A1 (ja) | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 日立金属株式会社 | 単結晶シンチレータ材料およびその製造方法、放射線検出器、並びにpet装置 |
CN102061167A (zh) * | 2010-09-03 | 2011-05-18 | 中国科学院上海硅酸盐研究所 | 稀土掺杂方解石相硼酸镥晶体的制备方法和应用 |
JP2012049422A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Sanken Electric Co Ltd | 発光装置 |
WO2018079661A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 大電株式会社 | 紫外線発光蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101688117B (zh) * | 2007-07-03 | 2012-11-14 | 日立金属株式会社 | 单晶闪烁体材料及其制造方法 |
CN104927844B (zh) * | 2015-07-15 | 2016-08-17 | 中南大学 | 一种硼酸盐闪烁材料 |
CN114675316B (zh) * | 2022-03-24 | 2024-05-03 | 济南大学 | 一种基于氟化物的柔性透明闪烁体薄膜制备方法及其应用 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148590A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | Nichia Kagaku Kogyo Kk | ホウ酸インジウム螢光体 |
JP2005298678A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | セリウム付活ホウ酸ルテチウム系輝尽性蛍光体、放射線像変換パネルおよび放射線画像記録再生方法 |
JP2005325221A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Nec Tokin Corp | 装飾材料 |
JP2005536736A (ja) * | 2002-08-22 | 2005-12-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 画像及び/又は投影図を生成する装置 |
JP2006052372A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Juzu Internatl Pte Ltd | シンチレータ材料 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998008917A1 (en) * | 1996-08-30 | 1998-03-05 | Philips Electronics N.V. | Low-pressure mercury discharge lamp |
-
2006
- 2006-02-24 JP JP2006049123A patent/JP4851810B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2007
- 2007-02-15 WO PCT/JP2007/052694 patent/WO2007099772A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148590A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | Nichia Kagaku Kogyo Kk | ホウ酸インジウム螢光体 |
JP2005536736A (ja) * | 2002-08-22 | 2005-12-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 画像及び/又は投影図を生成する装置 |
JP2005298678A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | セリウム付活ホウ酸ルテチウム系輝尽性蛍光体、放射線像変換パネルおよび放射線画像記録再生方法 |
JP2005325221A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Nec Tokin Corp | 装飾材料 |
JP2006052372A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Juzu Internatl Pte Ltd | シンチレータ材料 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257921A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Toyota Motor Corp | 加熱装置およびそれを用いた水素分析装置 |
WO2010035500A1 (ja) | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 日立金属株式会社 | 単結晶シンチレータ材料およびその製造方法、放射線検出器、並びにpet装置 |
CN102165107A (zh) * | 2008-09-29 | 2011-08-24 | 日立金属株式会社 | 单晶闪烁体材料及其制造方法、放射线检测器和pet装置 |
JP2012049422A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Sanken Electric Co Ltd | 発光装置 |
CN102061167A (zh) * | 2010-09-03 | 2011-05-18 | 中国科学院上海硅酸盐研究所 | 稀土掺杂方解石相硼酸镥晶体的制备方法和应用 |
WO2018079661A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 大電株式会社 | 紫外線発光蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
CN109890940A (zh) * | 2016-10-28 | 2019-06-14 | 大电株式会社 | 紫外线发光荧光体、发光元件和发光装置 |
JPWO2018079661A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2019-09-19 | 大電株式会社 | 紫外線発光蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
JP7033540B2 (ja) | 2016-10-28 | 2022-03-10 | 大電株式会社 | 紫外線発光蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4851810B2 (ja) | 2012-01-11 |
WO2007099772A1 (ja) | 2007-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4851810B2 (ja) | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 | |
CN105102693B (zh) | 钾冰晶石类型闪烁体材料的制备 | |
EP1938127B1 (en) | High light yield fast scintillator | |
CN102286286B (zh) | 辐射探测用的氯化物闪烁体 | |
EP2640807A1 (en) | Luminescent material comprising a doped rare earth silicate | |
JP2015502423A (ja) | 発光物質、及び発光物質を形成するためのプロセス | |
JP2009046598A (ja) | シンチレータ用単結晶材料 | |
CN110603310A (zh) | 共掺杂有一价离子的石榴石闪烁体 | |
JP4702767B2 (ja) | 放射線検出用Lu3Al5O12結晶材料の製造方法及び放射線検出用(ZxLu1−x)3Al5O12結晶材料の製造方法 | |
US8778225B2 (en) | Iodide single crystal, production process thereof, and scintillator comprising iodide single crystal | |
WO2004086089A1 (ja) | 熱蛍光線量計用フッ化物単結晶材料及び熱蛍光線量計 | |
JP2011026547A (ja) | シンチレータ用単結晶、シンチレータ用単結晶を製造するための熱処理方法、及びシンチレータ用単結晶の製造方法 | |
US7347956B2 (en) | Luminous material for scintillator comprising single crystal of Yb mixed crystal oxide | |
CN118639330A (zh) | 共掺杂型性能改善的稀土正硅酸盐闪烁材料、制备方法和应用 | |
Wu et al. | A homogeneity study on (Ce, Gd) 3 Ga 2 Al 3 O 12 crystal scintillators grown by an optical floating zone method and a traveling solvent floating zone method | |
JP4605588B2 (ja) | 放射線検出用フッ化物単結晶及びその製造方法並びに放射線検出器 | |
CN112390278B (zh) | 一种强吸电子元素掺杂稀土正硅酸盐闪烁材料及其制备方法和应用 | |
JP2009120809A (ja) | シンチレータ用単結晶 | |
JP5055910B2 (ja) | 単結晶の熱処理方法 | |
CN117721537A (zh) | 竞争发光中心的稀土正硅酸盐闪烁材料及其制备方法和应用 | |
JPWO2009004791A1 (ja) | 単結晶シンチレータ材料およびその製造方法 | |
WO2018110451A1 (ja) | 電離放射線検出用の蛍光体、該蛍光体を含む蛍光体材料、並びに該蛍光体材料を備えた検査装置及び診断装置 | |
JP2005119948A (ja) | 放射線検出用フッ化物単結晶及びシンチレータ並びに放射線検出器 | |
Li et al. | Synthesis and characterization of cerium-doped lutetium aluminum garnet phosphors by nitrate-citrate sol-gel combustion process | |
WO2023192587A1 (en) | Codoped cesium iodide scintillators |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111018 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111021 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |