JPS62148590A - ホウ酸インジウム螢光体 - Google Patents
ホウ酸インジウム螢光体Info
- Publication number
- JPS62148590A JPS62148590A JP29154685A JP29154685A JPS62148590A JP S62148590 A JPS62148590 A JP S62148590A JP 29154685 A JP29154685 A JP 29154685A JP 29154685 A JP29154685 A JP 29154685A JP S62148590 A JPS62148590 A JP S62148590A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- weight
- content
- luminance
- indium borate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A、産業上の利用分野
本発明は、主としてコンピュータ一端末などのディスプ
レイ管に使用される残光性のホウ酸インジウム蛍光体に
関し、さらに詳しくは、電流特性、発光輝度、及びバー
ニング特性の優れたホウ酸インジウム蛍光体に関する。
レイ管に使用される残光性のホウ酸インジウム蛍光体に
関し、さらに詳しくは、電流特性、発光輝度、及びバー
ニング特性の優れたホウ酸インジウム蛍光体に関する。
B、従来の技術及び問題点
近年、コンピュータ一端末などのディスプレイ用モノク
ローム陰極線管に、目を疲れさせにくい発光色として、
だいたい色が好んで使用される傾向がある。
ローム陰極線管に、目を疲れさせにくい発光色として、
だいたい色が好んで使用される傾向がある。
従来の、だいだい色に発光する蛍光体として、LA蛍光
体[Cd5C1(PO4) 3:Mnlが知られている
。この蛍光体は発光輝度が高く、10%残光時間は30
m秒程席上比較的長く、ディスプレイ用に使用した場合
、優れた特性を示している。
体[Cd5C1(PO4) 3:Mnlが知られている
。この蛍光体は発光輝度が高く、10%残光時間は30
m秒程席上比較的長く、ディスプレイ用に使用した場合
、優れた特性を示している。
しかしながら、この蛍光体は、全体の重量の50%以上
が有害なカドミウムの為、公害あるいは作業環境などの
観点から、Cdの含有しないものが望まれている。
が有害なカドミウムの為、公害あるいは作業環境などの
観点から、Cdの含有しないものが望まれている。
これに対し、カドミウムを含有しない残光性のだいだい
色発光蛍光体として、InBO3:Eu、Tb(特開昭
59−105075号)が開発されている。
色発光蛍光体として、InBO3:Eu、Tb(特開昭
59−105075号)が開発されている。
又、紫外線で刺激されてだいだい色に発光するランプ用
に使用されるホウ酸インジウム蛍光体として、(In、
Y、La)BO3:Ellが提案されている(特開昭5
9−51783号)。
に使用されるホウ酸インジウム蛍光体として、(In、
Y、La)BO3:Ellが提案されている(特開昭5
9−51783号)。
しかしながら、これ等の蛍光体は、電流密度に比例する
発光輝度の直線性、即ち電流特性が充分でなく、高電流
密度における発光輝度の改善が望まれていた。
発光輝度の直線性、即ち電流特性が充分でなく、高電流
密度における発光輝度の改善が望まれていた。
特に、この種の蛍光体の主たる用途が、コンピュータデ
ィスプレイ用のブラウン管であることから、この種の用
途の蛍光体は高電流密度領域で使用されることが多く、
電流特性が特に大切である。
ィスプレイ用のブラウン管であることから、この種の用
途の蛍光体は高電流密度領域で使用されることが多く、
電流特性が特に大切である。
本発明の重要な目的は、電流特性が優れたホウ酸インジ
ウム蛍光体を提供することにある。
ウム蛍光体を提供することにある。
C0問題点を解決するための手段
本発明者は、このホウ酸インジウム蛍光体の電流特性を
向上する目的で種々の試験を行ったところ、特定量のS
m(サマリウム)を含有することにより、この特性を著
しく改善できることを見い出した。
向上する目的で種々の試験を行ったところ、特定量のS
m(サマリウム)を含有することにより、この特性を著
しく改善できることを見い出した。
Smを含有する本発明の蛍光体が優れた電流特性を示す
ことを第1図に示す。
ことを第1図に示す。
第2図に於て、曲線aはEuの含有量が0.48重量%
のホウ酸インジウム蛍光体に、蛍光体母体に対してS’
mを7.2X10−3重量%含有した本発明の蛍光体(
InBO3:Eu、Sm)の電流特性を示し、曲線すは
Smを含有せず、Eu含有量が同量である従来のホウ酸
インジウム蛍光体(InBO3:Eu)の電流特性を示
す。
のホウ酸インジウム蛍光体に、蛍光体母体に対してS’
mを7.2X10−3重量%含有した本発明の蛍光体(
InBO3:Eu、Sm)の電流特性を示し、曲線すは
Smを含有せず、Eu含有量が同量である従来のホウ酸
インジウム蛍光体(InBO3:Eu)の電流特性を示
す。
第1図に於て、電流特性は次の様にして測定した。
電流密度が0.05μA/cm2であるときの蛍光体の
発光輝度を100%とし、電流密度を10培、100倍
としたとき、発光輝度がそのまま10倍、100倍と直
線的に変化する理想的蛍光体を仮定し、その理想的蛍光
体の個々の電流密度における発光輝度を100%とした
ときの相対発光輝度を電流特性と定義し測定した。
発光輝度を100%とし、電流密度を10培、100倍
としたとき、発光輝度がそのまま10倍、100倍と直
線的に変化する理想的蛍光体を仮定し、その理想的蛍光
体の個々の電流密度における発光輝度を100%とした
ときの相対発光輝度を電流特性と定義し測定した。
第1図に示すように、本発明の蛍光体は、電流密度が5
μA/ c rn2のときに、従来の蛍光体が理想の蛍
光体から相対発光輝度が15%も低下したのに対し、本
発明の蛍光体は5%の低下に止まった。
μA/ c rn2のときに、従来の蛍光体が理想の蛍
光体から相対発光輝度が15%も低下したのに対し、本
発明の蛍光体は5%の低下に止まった。
電流密度が5μA/cm2のときに、理想の蛍光体の発
光輝度を100%としたとき、Smの含有量が異なる蛍
光体の相対発光輝度を第2図に示す。
光輝度を100%としたとき、Smの含有量が異なる蛍
光体の相対発光輝度を第2図に示す。
即ち、第2図は電流密度を5μA/Cm2一定とし、S
m含有量を変えたときに、発光輝度が電流密度に比例す
る理想の蛍光体からどの程度発光輝度が低下するかを示
している。この図から明らかなように、Smの含有量が
特定の範囲に於ては、Smの含有量が増加するに従って
、理想の蛍光体からの発光輝度の低下が抑制されて電流
特性か改善される。しかしながら、含有量が特定量を越
えると電流特性もしだいに低下する。又、第3図に示す
ように、Smの含有量が特定量から増加するに従って発
光輝度は低下する。従ってSmの含有量は電流特性と発
光輝度の両方を考慮して、蛍光体母体に対して通常5重
塁%以下、好ましくは2XIO−3重塁%以上1重量%
以下に決定される。
m含有量を変えたときに、発光輝度が電流密度に比例す
る理想の蛍光体からどの程度発光輝度が低下するかを示
している。この図から明らかなように、Smの含有量が
特定の範囲に於ては、Smの含有量が増加するに従って
、理想の蛍光体からの発光輝度の低下が抑制されて電流
特性か改善される。しかしながら、含有量が特定量を越
えると電流特性もしだいに低下する。又、第3図に示す
ように、Smの含有量が特定量から増加するに従って発
光輝度は低下する。従ってSmの含有量は電流特性と発
光輝度の両方を考慮して、蛍光体母体に対して通常5重
塁%以下、好ましくは2XIO−3重塁%以上1重量%
以下に決定される。
第3図に示すホウ酸インジウム蛍光体は、Euの含有量
を蛍光体母体に対して0.48重量%一定とし、Smの
含有量を変えたときの発光輝度とを示す。
を蛍光体母体に対して0.48重量%一定とし、Smの
含有量を変えたときの発光輝度とを示す。
本発明のホウ酸インジウム蛍光体の発光輝度は、付活剤
であるEuの含有量に左右される。この状態を第4図に
示す。第4図に示される蛍光体は発光輝度をより高くす
る目的で、Tbを蛍光体母体に対して7X10−3重量
%含有し、S mを7.2XIO−3重量%含有するホ
ウ酸インジウム蛍光体(InBO3:Tb、Sm)に種
々の量のEuを含有されたときの相対発光輝度を示す。
であるEuの含有量に左右される。この状態を第4図に
示す。第4図に示される蛍光体は発光輝度をより高くす
る目的で、Tbを蛍光体母体に対して7X10−3重量
%含有し、S mを7.2XIO−3重量%含有するホ
ウ酸インジウム蛍光体(InBO3:Tb、Sm)に種
々の量のEuを含有されたときの相対発光輝度を示す。
ところで、第3図、第4図、第6図に於て相対発光輝度
は、従来のCdsCI (P Oa) 3 : Mn
(LA蛍光体)の最も発光輝度の高いものを100%と
した相対値を示している。
は、従来のCdsCI (P Oa) 3 : Mn
(LA蛍光体)の最も発光輝度の高いものを100%と
した相対値を示している。
第4図より、本発明の蛍光体は、Euの含有量が0.0
5〜3重量%の範囲で輝度は60%以上であり、0.1
〜1重量%の範囲では70%以上となる。
5〜3重量%の範囲で輝度は60%以上であり、0.1
〜1重量%の範囲では70%以上となる。
従って、本発明のホウ酸インジウム蛍光体のEUの含有
量は、通常0.05〜3重量%の範囲で、望ましくは0
.1〜1重量%に決定されろ。
量は、通常0.05〜3重量%の範囲で、望ましくは0
.1〜1重量%に決定されろ。
又、本発明のホウ酸インジウム蛍光体にBa、Sr、C
a、Mgのうち少なくとも一種を蛍光体母体に含有させ
ると蛍光体のバーニング特性が改善される。
a、Mgのうち少なくとも一種を蛍光体母体に含有させ
ると蛍光体のバーニング特性が改善される。
蛍光体のバーニング特性を第5図に示す。この図に於て
、曲線aはEuの含有量が0.48重量%、Smの含有
量が7.2X10−3重量%である本発明のホウ酸イン
ジウム蛍光体に、Baを4×10−3重量%含有させた
蛍光体(InBO3:Eu、Sm、Ba)のバーニング
特性を示し、曲線すはBaを含有しないEu、Sm含有
量が同量のホウ酸インジウム蛍光体(InBO3:Eu
、Sm)のバーニング特性を示す。
、曲線aはEuの含有量が0.48重量%、Smの含有
量が7.2X10−3重量%である本発明のホウ酸イン
ジウム蛍光体に、Baを4×10−3重量%含有させた
蛍光体(InBO3:Eu、Sm、Ba)のバーニング
特性を示し、曲線すはBaを含有しないEu、Sm含有
量が同量のホウ酸インジウム蛍光体(InBO3:Eu
、Sm)のバーニング特性を示す。
バーニング特性は次の様にして測定した。
パイレックスガラスに蛍光体を塗布し、アクリルラッカ
ーフィルSフグ、メタルバックを施して、輝度測定装置
にて27kVて20μA/cm2の電子線を蛍光体塗布
膜に走査し、強制劣化させた面を得る。強制劣化させて
いない蛍光体塗布膜の発光輝度を27kVで0.5μA
/cm2で測定したものを100%として、強制劣化さ
せた蛍光体塗布膜の発光輝度を測定し、その相対値を百
分率で表した値を特定時間のバーニング特性とする。
ーフィルSフグ、メタルバックを施して、輝度測定装置
にて27kVて20μA/cm2の電子線を蛍光体塗布
膜に走査し、強制劣化させた面を得る。強制劣化させて
いない蛍光体塗布膜の発光輝度を27kVで0.5μA
/cm2で測定したものを100%として、強制劣化さ
せた蛍光体塗布膜の発光輝度を測定し、その相対値を百
分率で表した値を特定時間のバーニング特性とする。
Ba、S r、Ca、Mgが本発明の蛍光体に含有され
て効果のある範囲は、0〜0.5重量%の範囲で、0.
5重量%より多く含有するとバーニング特性のみならず
、発光輝度、電流特性等が低下した。従って、本発明の
好ましい実施例に於ては、Ba、Sr、Ca、Mg等の
2価金属がO〜0.5重量%以下含有される。
て効果のある範囲は、0〜0.5重量%の範囲で、0.
5重量%より多く含有するとバーニング特性のみならず
、発光輝度、電流特性等が低下した。従って、本発明の
好ましい実施例に於ては、Ba、Sr、Ca、Mg等の
2価金属がO〜0.5重量%以下含有される。
更に、本発明の好ましい実施例に於ては、電流特性、バ
ーニング特性を改善した前述のホウ酸インジウム蛍光体
に、微量のTbが含有され、Tbによって、発光輝度が
さらに向上される。この状態を第6図に示す。第6図は
蛍光体母体に対してEuを0.48重量%、Smを7.
2×10−3重量%含有するホウ酸インジウム蛍光体(
I nB。
ーニング特性を改善した前述のホウ酸インジウム蛍光体
に、微量のTbが含有され、Tbによって、発光輝度が
さらに向上される。この状態を第6図に示す。第6図は
蛍光体母体に対してEuを0.48重量%、Smを7.
2×10−3重量%含有するホウ酸インジウム蛍光体(
I nB。
3:Eu、Sm)に種々の含有量のTbを含有させたと
きの相対発光輝度を示す。
きの相対発光輝度を示す。
第6図に於て、Tbの含有量が蛍光体母体に対して、0
.5重量%以下含有された本発明の蛍光体は、相対発光
輝度が60%以上を示し、1×10−3〜0.15重量
%の範囲で70%以上を示し、2X10−3〜8X10
−2重量%の範囲で75%以上を示す。
.5重量%以下含有された本発明の蛍光体は、相対発光
輝度が60%以上を示し、1×10−3〜0.15重量
%の範囲で70%以上を示し、2X10−3〜8X10
−2重量%の範囲で75%以上を示す。
又、Tbの含有量に応じて、蛍光体の発光色も変化する
。この状態を第7図に示す。Tbの含有量が零のとき色
調X値(赤み)は0.60である。
。この状態を第7図に示す。Tbの含有量が零のとき色
調X値(赤み)は0.60である。
Tbの含有量を増加するに従いX値は次第に小さくなる
が、2X10−2重量%以内では色調変化は比較的少な
く、それ以上Tbを含有すると、急激にX値は減少し、
色調は黄みが増す。従ってTl)の含有量を3.2X1
0−3〜0.12重量%の範囲に調整することによって
、赤みの強いだいたい色発光蛍光体を実現できる。
が、2X10−2重量%以内では色調変化は比較的少な
く、それ以上Tbを含有すると、急激にX値は減少し、
色調は黄みが増す。従ってTl)の含有量を3.2X1
0−3〜0.12重量%の範囲に調整することによって
、赤みの強いだいたい色発光蛍光体を実現できる。
この為、本発明の更に好ましい実施例に於ては、Tbを
0.5重量%以下、好ましくはIXIO−3〜0.15
重量%、更に好ましくは2X10−3ないし8X10−
2重量%含有させ、その含有量を制御して、発光輝度を
高く、あるいは発光色を調整する。
0.5重量%以下、好ましくはIXIO−3〜0.15
重量%、更に好ましくは2X10−3ないし8X10−
2重量%含有させ、その含有量を制御して、発光輝度を
高く、あるいは発光色を調整する。
又、ホウ酸インジウム蛍光体にPr、Al、Ga5Tl
、Ce%Gd、Dy、Tmの3価の金属の少なくとも1
種を微量含有することにより、発光輝度がさらに数パー
セント向上できる。 この状態を第8図に示す。この図
に示される蛍光体は、Euの含有量が0.48重量%、
Smの含有量が7.2X10−3重量%、Tbの含有量
が7×10−3重量%であるホウ酸インジウム蛍光体(
InBO3:Eu55m、Tb)で、この蛍光体のPr
含有量に対する相対発光輝度の関係を示す。
、Ce%Gd、Dy、Tmの3価の金属の少なくとも1
種を微量含有することにより、発光輝度がさらに数パー
セント向上できる。 この状態を第8図に示す。この図
に示される蛍光体は、Euの含有量が0.48重量%、
Smの含有量が7.2X10−3重量%、Tbの含有量
が7×10−3重量%であるホウ酸インジウム蛍光体(
InBO3:Eu55m、Tb)で、この蛍光体のPr
含有量に対する相対発光輝度の関係を示す。
Pr含有量を特定の範囲に調整すると発光輝度が増加し
、蛍光体母体に対してPrを7.5X10″3重量%含
有したとき、最高の発光輝度(90%)を示し、それよ
り多くなるとしだいに低下する。
、蛍光体母体に対してPrを7.5X10″3重量%含
有したとき、最高の発光輝度(90%)を示し、それよ
り多くなるとしだいに低下する。
更に、Prに代わって、あるいはPrに加えて他の3価
の金属そあるAl、Ga、TI、Ce、Dy、Tmを本
発明の蛍光体に含有させても輝度は向上した。これらA
l、Ga、TI、Ce、Dy、Tmについて輝度向上効
果を調べたところ、これ等の含有量が0〜5X10−’
重量%の範囲に於て、発光輝度が向上した。
の金属そあるAl、Ga、TI、Ce、Dy、Tmを本
発明の蛍光体に含有させても輝度は向上した。これらA
l、Ga、TI、Ce、Dy、Tmについて輝度向上効
果を調べたところ、これ等の含有量が0〜5X10−’
重量%の範囲に於て、発光輝度が向上した。
従って、本発明の最も好ましい実施例に於てはPr、A
l、Ga、TI、Ce、Dy、Tmの少なくとも一種の
金属を含有し、その含有量の好ましい値は0〜5X10
−1重量%の範囲に調整される。
l、Ga、TI、Ce、Dy、Tmの少なくとも一種の
金属を含有し、その含有量の好ましい値は0〜5X10
−1重量%の範囲に調整される。
又、本発明のホウ酸インジウム蛍光体は、母体のIn1
i:Yで置換すると、発光色に変化を起こさず発光輝度
が数パーセント向上する。発光輝度は、Yの置換量が0
.6モル以下で向上する。又、Yに代わって、あるいは
Yに加えてLa、Sc、Gd、LuでInの一部を置換
することもできる。
i:Yで置換すると、発光色に変化を起こさず発光輝度
が数パーセント向上する。発光輝度は、Yの置換量が0
.6モル以下で向上する。又、Yに代わって、あるいは
Yに加えてLa、Sc、Gd、LuでInの一部を置換
することもできる。
従って、本発明の蛍光体はInの一部をこれ等の金属で
置換することもできる。
置換することもできる。
D、好ましい実施例
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1゜
金属Inを670g、Eu2O3を6.2g、Tb4O
7を0.11 gSSm203を0.10ge!硝酸に
溶解し、純水で希釈しlOリットルとし、80°Cに加
温する。(これをA液とする)一方、シュウ酸1700
gを80℃の純水10リツトルに溶解する。(これをB
液とする)A液中に、B液を徐々に滴下し、In、Eu
、Tb、Smの共沈シュウ酸塩を得る。これをろ別し、
800°Cにて熱分解し、tn、Eu、Tb、Smの混
合酸化物を得る。
7を0.11 gSSm203を0.10ge!硝酸に
溶解し、純水で希釈しlOリットルとし、80°Cに加
温する。(これをA液とする)一方、シュウ酸1700
gを80℃の純水10リツトルに溶解する。(これをB
液とする)A液中に、B液を徐々に滴下し、In、Eu
、Tb、Smの共沈シュウ酸塩を得る。これをろ別し、
800°Cにて熱分解し、tn、Eu、Tb、Smの混
合酸化物を得る。
これにオルトホウ酸(H3BO3)720gを充分に粉
砕し、混合して、1200℃で6時間焼成する。焼成品
を水洗、ボールミル、フルイを通したあと脱水、乾燥し
、乾式フルイを通し、本発明のInBO3:Eu、Sm
、Tb蛍光体を得た。
砕し、混合して、1200℃で6時間焼成する。焼成品
を水洗、ボールミル、フルイを通したあと脱水、乾燥し
、乾式フルイを通し、本発明のInBO3:Eu、Sm
、Tb蛍光体を得た。
このものは分析により、Euを0.48重1%、Tbを
7.5X1(13重量%、Smを7.4X10−3重量
%含有していた。この蛍光体の相対発光輝度は81%を
示し、従来のInBO3:Eu蛍光体に比へ15%高く
、電流特性が5.0%向上した。又、色調はx=0.5
94、y=Q、404であった。
7.5X1(13重量%、Smを7.4X10−3重量
%含有していた。この蛍光体の相対発光輝度は81%を
示し、従来のInBO3:Eu蛍光体に比へ15%高く
、電流特性が5.0%向上した。又、色調はx=0.5
94、y=Q、404であった。
実施例2゜
濃硝酸溶解時に金属Inを603gとし、Y2O3を6
5.9g加える以外は、実施例1と全く同様にして本発
明の(In、Y)BO3:ELI、Sm、Tb蛍光体を
得た。このものは分析により母体のInをYが0.1モ
ル置換し、E uを0.48重量%、Tbを7.8X1
0−”重量%、’Smを7゜5X10−3重量%含有し
ていた。この蛍光体の相対発光輝度は83%と、従来の
(I n、Y)BO3:Eu蛍光体のEu含有量の同量
のものに対し、16%高く、電流特性が5.3%向上し
た。又、色調はx=0.595、y=0.403であっ
た。
5.9g加える以外は、実施例1と全く同様にして本発
明の(In、Y)BO3:ELI、Sm、Tb蛍光体を
得た。このものは分析により母体のInをYが0.1モ
ル置換し、E uを0.48重量%、Tbを7.8X1
0−”重量%、’Smを7゜5X10−3重量%含有し
ていた。この蛍光体の相対発光輝度は83%と、従来の
(I n、Y)BO3:Eu蛍光体のEu含有量の同量
のものに対し、16%高く、電流特性が5.3%向上し
た。又、色調はx=0.595、y=0.403であっ
た。
実施例3゜
実施例1で得られたIn、Eu、Tb、Smの混合酸化
物に、オルトホウ酸と同時に炭酸バリウム(BaCO,
+)を0.8g混合し、その他は全く同様にして、本発
明のInBO3:Eu、Sm、Tb、Ba蛍光体を得た
。
物に、オルトホウ酸と同時に炭酸バリウム(BaCO,
+)を0.8g混合し、その他は全く同様にして、本発
明のInBO3:Eu、Sm、Tb、Ba蛍光体を得た
。
このものは分析により、Euを0.48重1%、Tbを
7.5X10−3重量%、Smを7.4X10−3重量
%、Baを4X10−3重量%含有していた。この蛍光
体の相対発光輝度は80%と、従来のInBO3:Eu
蛍光体に比べ14%高く、電流特性が48%向上し、バ
ーニング特性も1時間後で3.5%向上した。又、色調
はx=0.594、V=o、404てあった。
7.5X10−3重量%、Smを7.4X10−3重量
%、Baを4X10−3重量%含有していた。この蛍光
体の相対発光輝度は80%と、従来のInBO3:Eu
蛍光体に比べ14%高く、電流特性が48%向上し、バ
ーニング特性も1時間後で3.5%向上した。又、色調
はx=0.594、V=o、404てあった。
E0発明の効果
このように、ホウ酸インジウム蛍光体は、Smを含有す
ることにより、電流特性が改善され、又、好ましい実施
例に於ては微量のTbを含有することにより、発光輝度
が向上し、さらにBa、Sr、Ca、Mg等を含有する
ことによりバーニング特性を改善することができた。
ることにより、電流特性が改善され、又、好ましい実施
例に於ては微量のTbを含有することにより、発光輝度
が向上し、さらにBa、Sr、Ca、Mg等を含有する
ことによりバーニング特性を改善することができた。
第1図は従来並びに本発明の蛍光体の電流特性を示すグ
ラフ、第2図は本発明の蛍光体であってSmの含有量に
対する理想的蛍光体と比較した相対発光輝度を示すグラ
フ、第3図はTb入りとTbなし蛍光体のSm含有量に
対する相対発光輝度のグラフ、第4図はEu含有量に対
する蛍光体の相対発光輝度を示すグラフ、第5図はバー
ニング特性を示すグラフ、第6図はTb含有量に対する
相対発光輝度を示すグラフ、第7図はTb含有量に対す
るX値の変化を示すグラフ、第8図は含有率に対する相
対発光輝度を示すグラフである。 Sm含有1辻(重量%) 電流密度(μA/−) 第4図 Eug有111 j屯111%) 時 間 Tb含有量(重量%) 第 71¥1 Tb陰有量(重G+%) Pr含有Jfl(ffili!%) 手続補正書(自発) 昭和60年特 許 願第291546号2・ 発明F)
名称 ホウ酸インジウム螢光体6、 補正により増
加する発明の数なし別 本田 1、明細書の「特許請求の範囲」を次のように補正する
。 (1) 一般式(In+−a、Lna)Bo3:Eu、
Sm、Tb、M’ 、M”て衷され、次の(a)〜(f
)の条件を満たすことを特徴するホウ酸インジウム蛍光
体。 (a) LnがSc、Y、La、Gd、Lu、から選
ばれる少なくともひとってあり、互の範囲が0≦a≦0
.6である。 (b) Euの含有量が蛍光体母体に対して0゜05
以上3重量%以下である。 (c) Smの含有量が蛍光体母体に対してOより多
く、5重量%以下である。 (d) Tbの含有量が蛍光体母体に対してO〜0.
5重量%である。 (e) M’はBa、Sr、Ca、Mgのうち少なく
とも一種であり、含有量が蛍光体母体に対して0〜5X
10−2重重%である。 (f) M’’はPr、Al、Ga、T l、Ce、
Dy、Tmのうち少なくとも一種であり、含有量が0〜
0.5重量%である。 (2) Tbの含有量が蛍光体母体に対し・て1×1
0−3以上0.15重1%以下である特許請求の範囲第
1項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 (3) Tbの含有量が蛍光体母体に対して2×10
−3以上8 X 10−2重1%以下である特許請求の
範囲第1項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 (4) Euの含有量が蛍光体母体に対し、0゜1以
上1.0重責%以下である特許請求の範囲第1項記載の
ホウ酸インジウム蛍光体。 (5) Smの含有量が蛍光体母体に対し、2X10
−3以上1重1%以下である特許請求の範囲第1項記載
のホウ酸インジウム蛍光体。 2、明細書第5頁第3行目の「第2図に於て、」を「第
1図に於て、」と補正する。 3、明細書第14頁第15頁の「16%高く」を「1.
6%高く」と補正する。 第1図 電a、密度(μA/σ)
ラフ、第2図は本発明の蛍光体であってSmの含有量に
対する理想的蛍光体と比較した相対発光輝度を示すグラ
フ、第3図はTb入りとTbなし蛍光体のSm含有量に
対する相対発光輝度のグラフ、第4図はEu含有量に対
する蛍光体の相対発光輝度を示すグラフ、第5図はバー
ニング特性を示すグラフ、第6図はTb含有量に対する
相対発光輝度を示すグラフ、第7図はTb含有量に対す
るX値の変化を示すグラフ、第8図は含有率に対する相
対発光輝度を示すグラフである。 Sm含有1辻(重量%) 電流密度(μA/−) 第4図 Eug有111 j屯111%) 時 間 Tb含有量(重量%) 第 71¥1 Tb陰有量(重G+%) Pr含有Jfl(ffili!%) 手続補正書(自発) 昭和60年特 許 願第291546号2・ 発明F)
名称 ホウ酸インジウム螢光体6、 補正により増
加する発明の数なし別 本田 1、明細書の「特許請求の範囲」を次のように補正する
。 (1) 一般式(In+−a、Lna)Bo3:Eu、
Sm、Tb、M’ 、M”て衷され、次の(a)〜(f
)の条件を満たすことを特徴するホウ酸インジウム蛍光
体。 (a) LnがSc、Y、La、Gd、Lu、から選
ばれる少なくともひとってあり、互の範囲が0≦a≦0
.6である。 (b) Euの含有量が蛍光体母体に対して0゜05
以上3重量%以下である。 (c) Smの含有量が蛍光体母体に対してOより多
く、5重量%以下である。 (d) Tbの含有量が蛍光体母体に対してO〜0.
5重量%である。 (e) M’はBa、Sr、Ca、Mgのうち少なく
とも一種であり、含有量が蛍光体母体に対して0〜5X
10−2重重%である。 (f) M’’はPr、Al、Ga、T l、Ce、
Dy、Tmのうち少なくとも一種であり、含有量が0〜
0.5重量%である。 (2) Tbの含有量が蛍光体母体に対し・て1×1
0−3以上0.15重1%以下である特許請求の範囲第
1項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 (3) Tbの含有量が蛍光体母体に対して2×10
−3以上8 X 10−2重1%以下である特許請求の
範囲第1項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 (4) Euの含有量が蛍光体母体に対し、0゜1以
上1.0重責%以下である特許請求の範囲第1項記載の
ホウ酸インジウム蛍光体。 (5) Smの含有量が蛍光体母体に対し、2X10
−3以上1重1%以下である特許請求の範囲第1項記載
のホウ酸インジウム蛍光体。 2、明細書第5頁第3行目の「第2図に於て、」を「第
1図に於て、」と補正する。 3、明細書第14頁第15頁の「16%高く」を「1.
6%高く」と補正する。 第1図 電a、密度(μA/σ)
Claims (5)
- (1) 一般式(In_1_−_a、Ln_a)BO_
3:Eu、Sm,Tb,M’、M’’で表され、次の(
a)〜(f)の条件を満たすことを特徴するホウ酸イン
ジウム蛍光体。 (a) LnがSc,Y,La、Gd、Lu、から選ば
れる少なくともひとつであり、xの範囲がo≦a≦0.
6である。 (b) Euの含有量が蛍光体母体に対して0.05以
上3重量%以下である。 (c) Smの含有量が蛍光体母体に対して0より多く
、5重量%以下である。 (d) Tbの含有量が蛍光体母体に対して0〜0.5
重量%である。 (e) M’はBa、Sr、Ca、Mgのうち少なくと
も一種であり、含有量が蛍光体母体に対し(f) M’
’はPr、Al、Ga、Tl、Ce、Dy、Tmのうち
少なくとも一種であり、含有量が0〜0.5重量%であ
る。 - (2) Tbの含有量が蛍光体母体に対して1×10^
−^3以上0.15重量%以下である特許請求の範囲第
(1)項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 - (3) Tbの含有量が蛍光体母体に対して2×10^
−^3以上8×10^−^2重量%以下である特許請求
の範囲第(1)項記載のホウ酸インジウム蛍光体。 - (4) Euの含有量が蛍光体母体に対し、0.1以上
1.0重量%以下である特許請求の範囲第(1)項記載
のホウ酸インジウム蛍光体。 - (5) Smの含有量が蛍光体母体に対し、2×10^
−^3以上1重量%以下である特許請求の範囲第(1)
項記載のホウ酸インジウム蛍光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29154685A JPS62148590A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | ホウ酸インジウム螢光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29154685A JPS62148590A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | ホウ酸インジウム螢光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148590A true JPS62148590A (ja) | 1987-07-02 |
JPH0428756B2 JPH0428756B2 (ja) | 1992-05-15 |
Family
ID=17770309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29154685A Granted JPS62148590A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | ホウ酸インジウム螢光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62148590A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003519073A (ja) * | 1999-12-29 | 2003-06-17 | ロディア テレ ラレ | 希土類ホウ酸塩の製造方法、及びそのホウ酸塩の発光体への応用 |
EP1528094A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-04 | General Electric Company | Phosphors containing boron and metals of groups IIIA and IIIB |
JP2007224214A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
-
1985
- 1985-12-23 JP JP29154685A patent/JPS62148590A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003519073A (ja) * | 1999-12-29 | 2003-06-17 | ロディア テレ ラレ | 希土類ホウ酸塩の製造方法、及びそのホウ酸塩の発光体への応用 |
JP4723150B2 (ja) * | 1999-12-29 | 2011-07-13 | ロディア エレクトロニクス アンド カタリシス | 希土類ホウ酸塩の製造方法、及びそのホウ酸塩の発光体への応用 |
EP1528094A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-04 | General Electric Company | Phosphors containing boron and metals of groups IIIA and IIIB |
JP2007224214A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
WO2007099772A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-07 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | シンチレータ用単結晶材料及び製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428756B2 (ja) | 1992-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6373184B1 (en) | Red phosphor for fluorescent display and preparation method thereof | |
US4314910A (en) | Luminiscent materials | |
US4180477A (en) | Luminescent materials | |
DE69209584T2 (de) | Fluoreszente Lampe | |
JP2003013059A (ja) | カラー陰極線管及びそれに用いる赤色蛍光体 | |
JPS6346117B2 (ja) | ||
JP2000319650A (ja) | 緑色発光蛍光体組成物及びこれを用いて製造された蛍光膜を備えた陰極線管 | |
US4208612A (en) | Low-velocity electron excited fluorescent display device | |
JPS62148590A (ja) | ホウ酸インジウム螢光体 | |
KR930010745B1 (ko) | 형광물질과 그 형광물질을 사용한 음극선관 | |
JP2001026777A (ja) | 赤色蓄光型蛍光体 | |
US4315190A (en) | Zinc silicate phosphor with extended florescence decay and cathode ray tube containing the same | |
US4057507A (en) | Europium and samarium activated rare earth oxysulfide phosphor | |
JP2000226577A (ja) | 蛍光体 | |
EP0159085A1 (en) | Cathode-ray tube | |
JPS6254786A (ja) | 蛍光体 | |
JP2001234165A (ja) | 真空紫外線励起型蛍光体 | |
US4652793A (en) | Cathode-ray tube provided with a luminescent indium orthoborate | |
JPH06248263A (ja) | 混合緑色発光蛍光体およびこれを用いた陰極線管 | |
EP0078538B1 (en) | Blue emitting phosphor exhibiting long afterglow and electron excited display device using the same | |
JPH03287690A (ja) | 蛍光体その製造方法及びそれを用いた蛍光ランプ | |
JPH0345690A (ja) | 蛍光体およびこれを使用した陰極線管 | |
JPS5887184A (ja) | 白色発光螢光体および電子線励起表示管 | |
JPS638476A (ja) | 高輝度螢光体 | |
JPS61181889A (ja) | 陰極線管の螢光面 |