JP2007260082A - イオントフォレーシス装置 - Google Patents
イオントフォレーシス装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007260082A JP2007260082A JP2006088024A JP2006088024A JP2007260082A JP 2007260082 A JP2007260082 A JP 2007260082A JP 2006088024 A JP2006088024 A JP 2006088024A JP 2006088024 A JP2006088024 A JP 2006088024A JP 2007260082 A JP2007260082 A JP 2007260082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- working
- electrode
- selective membrane
- ion
- iontophoresis device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】イオントフォレーシス装置10は、作用側電極構造体20と非作用側電極構造体40とを有し、作用側電極構造体20は、作用側電極24、セパレータ26、第2イオン選択性膜28、薬液保持部30、第1イオン選択性膜32を有し、作用側電極24は作用側集電体24Aと作用側分極性電極24Bとから構成され、非作用側電極構造体40は非作用側電極44、電極側電解液保持部46、先端側電解液保持部48、第3イオン選択性膜50を有し、非作用側電極44は、非作用側集電体44Aと非作用側分極性電極44Bとから構成されている。
【選択図】図1
Description
12…直流電源
14…基端支持体
16…中間支持体
18、62、64…先端支持体
19A…作用側導線
19B…非作用側導線
20…作用側電極構造体
21A…作用側中間貫通孔
21B…段差部
22A…作用側先端貫通孔
22B、22C…段差部
24…作用側電極
24A…作用側集電体
24B…作用側分極性電極
25、45…テーパ面
26…セパレータ
28…第2イオン選択性膜
30…薬液保持部
32…第1イオン選択性膜
34…作用側生体接触部
36…樹脂シート
40…非作用側電極構造体
41A…非作用側中間貫通孔
41B…段差部
42A…非作用側先端貫通孔
42B…段差部
44…非作用側電極
44A…非作用側集電体
44B…非作用側分極性電極
46…電極側電解液保持部
48…先端側電解液保持部
50…第3イオン選択性膜
52…非作用側生体接触部
56…接着剤
58…リリースライナー
Claims (29)
- 作用側電極構造体及び非作用側電極構造体と、これら作用側電極構造体及び非作用側電極構造体に接続された直流電源と、から構成され、前記作用側電極構造体に保持される薬物イオンを、前記直流電源からの電圧によって、生体に投与するためのイオントフォレーシス装置であって、
前記作用側電極構造体は、
前記直流電源における、前記薬物イオンと同種の極性の陽極又は陰極に電気的に接続された作用側分極性電極を含む作用側電極と、
この作用側分極性電極の前面に配置され、前記薬物イオンと反対符号のイオンを選択的に通過させる第2イオン選択性膜と、
前記第2イオン選択性膜の前面に配置され、前記薬物イオンとなる薬物を保持する薬液保持部と、
前記薬液保持部の前面に配置され、前記薬物イオンと同種のイオンを選択的に通過させる第1イオン選択性膜と、
を有してなり、
前記非作用側電極構造体は、
前記直流電源における、前記薬物イオンと反対の極性の陽極又は陰極に電気的に接続された非作用側分極性電極を含む非作用側電極と、
前記非作用側分極性電極の前面に配置され、電解液を保持する電解液保持部と、
前記電解液保持部の前面に配置され、前記薬物イオンと反対符号のイオンを選択的に通過させる第3イオン選択性膜と、
を有してなることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1において、
前記作用側電極は、前記直流電源に接続された作用側集電体と、この作用側集電体の前面に電気的に接続して配置された前記作用側分極性電極とから構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項2において、
前記作用側分極性電極は、活性炭繊維により構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項3において、
前記作用側分極性電極は、前記薬物を含有する粘性液体を前記活性炭繊維に含浸させて構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記作用側分極性電極と前記第2イオン選択性膜との間に、両者の電気的接続を維持しつつ、直接の接触を防止するためのセパレータを介在させたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項5において、
前記セパレータは、前記薬物を含有する粘性液体を不織布に含浸させて構成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記薬液保持部は、前記薬物イオンとなる薬物を含有する粘性液体を不織布に含浸させて構成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
前記第1イオン選択性膜の前面に、前記薬物を含有する粘性液体を塗布して形成された作用側生体接触部を設けたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記非作用側電極は、前記直流電源に接続された非作用側集電体と、この非作用側集電体の前面に電気的に接続して配置された前記非作用側分極性電極とから構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項9において、
前記非作用側分極性電極は、活性炭繊維により構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項10において、
前記非作用側電極における前記非作用側分極性電極は、前記電解液を含む粘性液体を前記活性炭繊維に含浸させて構成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
前記電解液保持部は、電解液を含有する粘性液体を不織布に含浸させて構成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
前記電解液保持部は、
前記非作用側分極性電極の前面に配置された電極側電解液保持部と、
この電極側電解液保持部の前面に配置された先端側電解液保持部と、から構成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
前記第3イオン選択性膜の前面に、前記電解液保持部に保持されている電解液と同一の電解液を含む粘性液体を塗布して形成された非作用側生体接触部を設けたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
前記第2イオン選択性膜と第1イオン選択性膜との間に、シート状の先端支持体を設けてなり、
前記先端支持体は、前記第2イオン選択性膜と第1イオン選択性膜の平面形状における外形よりもやや小さい形状の作用側先端貫通孔を有し、
前記薬液保持部は、前記作用側先端貫通孔内に配置されると共に、前記第2イオン選択性膜と第1イオン選択性膜との間に、その厚さ方向両側から挟持されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
前記第2イオン選択性膜の後側にシート状の中間支持体を設けてなり、
前記中間支持体は、前記第2イオン選択性膜の平面形状における外形よりもやや小さい
形状の作用側中間貫通孔を有し、且つ、この作用側中間貫通孔の周囲が、前記第2イオン選択性膜の外周に接触していることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項15において、
前記第2イオン選択性膜の後側にシート状の中間支持体を設けてなり、
前記中間支持体は、前記第2イオン選択性膜の平面形状における外形よりもやや小さい
形状の作用側中間貫通孔を有し、且つ、前記先端支持体との間に、前記第2イオン選択性膜の外周を挟持していることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項16又は17において、
前記作用側電極の後側に、シート状の基端支持体を設け、この基端支持体と前記中間支持体との間に、前記作用側電極を挟持したことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項18において、
前記作用側電極は、前記直流電源に接続された作用側集電体と、この作用側集電体の前面に電気的に接続して配置された前記作用側分極性電極とから構成され、
前記作用側分極性電極が、前記中間支持体における前記作用側中間貫通孔内に配置されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項15乃至19のいずれかにおいて、
前記電解液保持部は、
前記非作用側分極性電極の前面に配置された電極側電解液保持部と、
この電極側電解液保持部の前面に配置された先端側電解液保持部と、から構成され、
前記先端支持体に、前記第3イオン選択性膜と電極側電解液保持部の平面形状よりもやや小さい形状の非作用側先端貫通孔を設け、この先端支持体の前面に、前記第3イオン選択性膜を、後面に前記電極側電解液保持部をそれぞれ配置し、
前記先端側電解液保持部を、前記非作用側先端貫通孔内に配置すると共に、その厚さ方向両側から前記電極側電解液保持部と第3イオン選択性膜との間に挟持していることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項18において、
前記非作用側電極は、前記直流電源に接続された非作用側集電体と、この非作用側集電体の前面に電気的に接続して配置された前記非作用側分極性電極とから構成され、
前記非作用側集電体が、前記基端支持体と中間支持体との間に挟持されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項15乃至21のいずれかにおいて、
前記第2イオン選択性膜の後側にシート状の中間支持体を設けてなり、
前記電解液保持部は、
前記非作用側分極性電極の前面に配置された電極側電解液保持部と、
この電極側電解液保持部の前面に配置された先端側電解液保持部と、から構成され、
前記非作用側電極は、前記直流電源に接続された非作用側集電体と、この非作用側集電体の前面に電気的に接続して配置された前記非作用側分極性電極とから構成され、
前記中間支持体に前記電極側電解液保持部の平面形状よりもやや小さい形状の非作用側中間貫通孔を設け、前記非作用側分極性電極を、前記非作用側中間貫通孔内に配置し、且つ、前記非作用側集電体と電極側電解液保持部とにより挟持したことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項1乃至22のいずれかにおいて、
前記作用側電極は、作用側集電体及びこれに電気的に接続する前記作用側分極性電極からなり、非作用側電極は、非作用側集電体及びこれに電気的に接続する前記非作用側分極性電極からなり、前記作用側集電体及び非作用側集電体は、一枚の樹脂シートの前面に、相互に隙間をもって形成された導電性材料からなることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項23において、
前記第2イオン選択性膜の後側にシート状の中間支持体を設けてなり、
前記樹脂シートを含む樹脂シート側部材と前記中間支持体とを、前記作用側集電体と非作用側集電体との中間位置で、これらを隔絶する範囲で接着したことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項23又は24において、
前記樹脂シートには、前記作用側集電体に接続される作用側導線及び非作用側集電体に接続される非作用側導線が、炭素を含む膜及び金属膜の一方により形成されていることを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項15において、
前記先端支持体の両面における、前記作用側先端貫通孔の周囲には、第1イオン選択性膜及び第2イオン選択性膜の外形及び厚さとほぼ等しい外形及び深さの段差部が形成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項16において、
前記中間支持体の前面における、前記作用側中間貫通孔の周囲には、前記第2イオン選択性膜の外形及び厚さとほぼ等しい外形及び深さの段差部が形成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項20において、
前記先端支持体の両面における、前記非作用側先端貫通孔の周囲には、第3イオン選択性膜及び電極側電解液保持部の外形及び厚さとほぼ等しい外形及び深さの段差部が形成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 請求項22において、
前記中間支持体の前面における、前記非作用側中間貫通孔の周囲には、電極側電解液保持部の外形及び厚さとほぼ等しい外形及び厚さの段差部が形成されたことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088024A JP2007260082A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | イオントフォレーシス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088024A JP2007260082A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | イオントフォレーシス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007260082A true JP2007260082A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38633667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006088024A Pending JP2007260082A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | イオントフォレーシス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007260082A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1119226A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-26 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 経皮または経粘膜薬物送達用デバイス |
WO2003037425A1 (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-08 | R & R Ventures Incorporation | Iontophoresis device |
JP3406315B2 (ja) * | 1991-12-11 | 2003-05-12 | アルザ・コーポレーション | イオン導入治療剤投与装置 |
JP2003299743A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-21 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | インスリン投与装置 |
JP2004508148A (ja) * | 2000-09-11 | 2004-03-18 | アルザ・コーポレーシヨン | 経皮性の電気輸送装置とその製造方法 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006088024A patent/JP2007260082A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3406315B2 (ja) * | 1991-12-11 | 2003-05-12 | アルザ・コーポレーション | イオン導入治療剤投与装置 |
JPH1119226A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-26 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 経皮または経粘膜薬物送達用デバイス |
JP2004508148A (ja) * | 2000-09-11 | 2004-03-18 | アルザ・コーポレーシヨン | 経皮性の電気輸送装置とその製造方法 |
WO2003037425A1 (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-08 | R & R Ventures Incorporation | Iontophoresis device |
JP2003299743A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-21 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | インスリン投与装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006346368A (ja) | イオントフォレーシス装置及びその製造方法 | |
NO305468B1 (no) | Elektrode for iontoforese | |
JPWO2007111368A1 (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007282900A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007260082A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JPWO2008026364A1 (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007268135A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007260107A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2001190693A (ja) | 電極構造体 | |
JP2007268194A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JPWO2007123142A1 (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JPWO2007123131A1 (ja) | イオントフォレーシスシステム | |
JP4732871B2 (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2008167995A (ja) | 印刷電極部材およびイオントフォレーシス装置 | |
JP2007020892A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007167309A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2008110056A (ja) | 電極部材および電極部材を含むイオントフォレーシス装置 | |
JPWO2007119581A1 (ja) | イオントフォレーシス装置用電極構造体 | |
JP2007229228A (ja) | リリースライナー | |
JP2009061018A (ja) | 薬剤シート | |
WO2007119593A1 (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007268185A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007260275A (ja) | イオントフォレーシス装置及びイオントフォレーシス投与用組成物 | |
JP2007244551A (ja) | イオントフォレーシス装置 | |
JP2007135814A (ja) | 薬物イオン投与方法及びピン型イオントフォレーシス装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20071005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20071005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20090114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111220 |