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JP2007105741A - 溶接装置 - Google Patents

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JP2007105741A JP2005296308A JP2005296308A JP2007105741A JP 2007105741 A JP2007105741 A JP 2007105741A JP 2005296308 A JP2005296308 A JP 2005296308A JP 2005296308 A JP2005296308 A JP 2005296308A JP 2007105741 A JP2007105741 A JP 2007105741A
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Shinsuke Shimabayashi
信介 島林
Motoyasu Nagano
元泰 永野
Yoshiyuki Tabata
芳行 田畑
Naoki Kobayashi
小林  直樹
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 トランスや、リアクタといった高温に発熱するものを冷却フィンと同じ領域に配置すると、トランスやリアクタの発熱により、領域内温度が高くなり冷却フィンの冷却効率が低下し、電気素子の信頼性が低下するという課題を有していた。
【解決手段】 筐体と、筐体内を複数の領域に分ける仕切り部材と、筐体内に設けられており空洞部を形成する外周部を備えており1つの領域から他の領域に空気を流通させる略トンネル形状の放熱ユニットと、筐体内に設けられており放熱ユニットの空洞部に空気を流通させるためのファンとを備えており、上方の領域内の放熱ユニットに第一の電気素子を配置し、下方の領域でありファンによる冷却風の吹き出し側に第二の電気素子を配置した溶接装置。
【選択図】 図1

Description

本発明はインバータ回路等を搭載しておりアークを発生する溶接装置に関するものである。
近年、溶接装置の小型化や高性能化を図るため、電力制御回路に高速スイッチングが可能なインバータ回路を搭載したものが一般的となっており、インバータ制御の溶接装置が普及している。また、制御周波数の高周波化に伴い、スイッチング素子の発熱が高くなり、スイッチング素子の冷却が重要視されている。
従来のインバータ溶接装置としては、インバータ駆動に必要な半導体素子を冷却するための冷却フィンと、発熱して高温となるトランスやリアクタが溶接装置の筐体内部の1つの領域内に全て配置されており、大型の冷却ファンにより冷却フィンやトランスやリアクタを冷却するものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
なお、半導体素子とは、例えば、ダイオードやサイリスタ、トランジスタ等のスイッチング素子のことを示す。
以下、従来の溶接装置における筐体内部の各部品の配置について、図5と図6を用いて説明する。
先ず、図5を用いて、第1の従来の溶接装置の筐体内部の部品の配置について説明する。なお、図5は溶接装置を側面から見た透視図である。
図5において、溶接装置は、溶接装置の筐体101の内部に、サイリスタやトランジスタなどの半導体素子102と、半導体素子102を冷却するための冷却フィン103と、電力を変換するトランス104と、出力電流を平滑するリアクタ105と、冷却フィン103とトランス104とリアクタ105を冷却するためのファン106と、半導体素子102を制御する制御装置107と、制御装置107を粉塵から防ぐための領域を確保するために設けられた仕切り部材108から構成される。なお、ファン106は鉛直方向に風を流すように取り付けられており、このファン106の上側に筐体101内部を上下に分離する仕切り部材108が設けられており、その上側の領域内に制御装置107が配置されている。また、実際には溶接するために必要な配線や様々な構成物等があるが、本従来の溶接装置の説明には直接関係しないため、説明を省略する。
図5に示すように、従来の溶接装置では、仕切り部材108で仕切られた下側の領域である領域109内に高温に発熱する半導体素子102と半導体素子102を冷却する冷却フィン103とトランス104とリアクタ105が配置され、外部からの空気を排出または吸入するファン106により各部品に風を当てて冷却を行っている(例えば、特許文献1参照)。
次に、図6を用いて、第2の従来の溶接装置の筐体内部の配置について説明する。なお、図6は溶接装置を側面から見た透視図である。
図6において、溶接装置は、溶接装置の筐体101の内部に、インバータ駆動に必要な半導体素子102と、半導体素子102を冷却するための冷却フィン103と、電力を変換するトランス104と、出力電流を平滑するリアクタ105と、冷却フィン103やトランス104やリアクタ105を冷却するためのファン106と、インバータ駆動を制御する制御装置107と、半導体素子102と制御装置107を粉塵から防ぐための領域を確保するための仕切り部材108から構成されている。また、前記仕切り部材108には、半導体素子102が挿通可能な大きさの貫通孔110が設けられている。なお、筐体101内に筐体101内部を上下に分離する仕切り部材108が配置されており、仕切り部材108の貫通孔110から半導体素子102が挿通しており、仕切り部材108の上側に上部領域111が設けられ、この上部111内であり仕切り部材108の上部に制御装置107が配置されている。また、実際には溶接するために必要な配線や様々な構成物等があるが、本発明の説明には直接関係しないため説明を省略する。
図6に示すように、従来の溶接装置は、仕切り部材108で仕切られた下側の領域である領域109内に、高温に発熱する半導体素子102を冷却する冷却フィン103とトランス104とリアクタ105が配置されており、外部からの空気を排出または吸入するファン106によって、各部品に風を当てて冷却を行っている。なお、ファン106は水平方向に風を流すものである(例えば、特許文献2参照)。
なお、図5および図6を用いて説明した従来の溶接装置のように各部品を配置している場合、領域109内の広範囲に風が流れるように、比較的大型なファン106を用いて領域109内部の全ての発熱体を冷却するようにしている。
実開昭61−53074号公報 特開平8−214549号公報
上記のような従来の溶接装置では、トランス104やリアクタ105といった高温に発熱する部品を冷却フィン103と同じ領域に配置しているので、トランス104やリアクタ105の発熱により領域109内の温度が高くなり、その影響により冷却フィン103の冷却効率が低下するといった課題があった。
また、領域が広いためファン106を大型にする必要があるが、大型のファン106を使用したとしても、ファン106が生じる冷却風は領域109内で散漫され、トランス104等の高温の部品を優先的に冷却する等の局所的な冷却を行うことができず、冷却フィン103、トランス104、リアクタ105の冷却効率が低下してしまい、溶接装置の信頼性が低下するという課題があった。
また、溶接装置の仕様等に基づきトランス104やリアクタ105などの部品点数が増えた場合、領域109内の発熱量が増えるため、さらに領域内温度が上昇してしまうという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、筐体内部で仕切り部材によって領域を複数に分け、トランス、リアクタで熱せられた空気を半導体素子の配置されている領域から隔離し、半導体素子の配置されている領域の領域内温度を下げ、また、局所冷却を可能とすることでトランスやリアクタの冷却効率を高め、信頼性の高い溶接装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の溶接装置は、筐体と、前記筐体内を複数の領域に分離する仕切り部材と、前記筐体内に設けられており空洞部を形成する外周部を備えており、一つの領域から他の領域に空気を流通させる略トンネル形状の放熱ユニットと、前記筐体内に設けられている前記放熱ユニットの空洞部に空気を流通させるためのファンとを備えるものである。
また、前記仕切り部材は前記筐体内を上下方向に分離するものであり、前記放熱ユニットは空洞部の両端に空気が流通する第一および第二の開口部を有し、前記放熱ユニットは前記第一の開口部が前記筐体内の上方領域に位置し、前記第二の開口部が前記仕切り部材の面上あるいは前記筐体内の下方領域に位置するように配置され、前記ファンは前記第一の開口部に設けられるものである。
また、第一の電気素子を前記筐体内の上方領域に配設され、直接または間接的に前記放熱ユニットの外周部に配設されており、第二の電気素子が、前記筐体内の下方領域であり、前記第二の開口部の下側に配設されるものである。
そして、上記構成により、上方の領域内の放熱ユニットに配置された第一の電気素子と、下方の領域であり第二の開口部の下側に配置された第二の電気素子を効率的に冷却するものである。
以上のように、本発明によれば、筐体内に複数に分離する仕切り部材を設け、ファンが取り付けられた略トンネル形状の放熱ユニットによって、筐体の上方領域から下方領域へ空気を送る構成とすることで、下方領域に配設された第二の電気素子の発熱影響を上方領域で受けることがなく、上方領域に配設された第一の電気素子を効率的に冷却することができ、また、放熱ユニットの風の吹き出し側であり下方領域に配置された第二の電気素子に直接局所的に風を当てることが可能となるため、第二の電気素子の発熱を抑制することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図1から図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、図4を用いて本実施の形態における溶接装置の回路構成及び作用について説明する。
図4は、本実施の形態における溶接装置の回路構成を示すブロック図である。図4に示す溶接装置おいて、21は商用電源、22は商用電源21の出力を整流する1次側整流ダイオード、23は1次側リアクタ、24は1次側平滑コンデンサ、25はスイッチングを行う半導体素子、26は主トランス、27は2次側整流ダイオード、28は2次側リアクタ、29は出力端子、30は制御装置である。なお、この制御装置30は、内部に、直流電源基板31と制御基板32とを備えている。また、実際には、溶接に必要な回路、構成物があるが、本実施の形態の説明には直接関係しないため説明を省略する。
以上のように構成された溶接装置について、その動作を説明する。
先ず、商用電源21から供給される電力を一次側整流ダイオード22にて整流し、一次側リアクタ23、一次側平滑コンデンサ24にて直流電圧を平滑化する。そして、半導体素子25によりスイッチングを行って電圧,電流のインバータ制御を行い、高周波の電圧,電流となるように制御する。さらに、主トランス26により、1次側から2次側へ昇圧し、2次側整流ダイオード27により再び直流化され、2次側リアクタ28によって溶接の品質を良くするために高周波成分をカットする。そして、出力端子29にはトーチケーブル及び母材ケーブルが接続されており、溶接を行うことができる。
なお、制御装置30は、直流電源基板31と制御基板32を含み、作業者の設定する値を実現するために半導体素子25の制御を行い、溶接の品質を安定させるためのものである。また、半導体素子25には、後述する図1に示すように、半導体素子25の過電圧保護のためのスナバ14が取り付けられている。
次に、図1と図3を用いて、本実施の形態における溶接装置の構成について説明する。図1は溶接装置を前方左方向から見た斜視透視図であり、図3は溶接装置の前方右方向から見た斜視透視図である。図1と図3において、1は溶接装置の筐体を示しており、2は第一の仕切り部材、3は第二の仕切り部材である。なお、これら第一の仕切り部材2と第二の仕切り部材3は、筐体1内を複数の領域に分けるものである。そして、4は第一の仕切り部材の上方に位置する第一の領域、5は第一の仕切り部材2の下方であり第二の仕切り部材3の上方に位置する第二の領域、6は第二の仕切り部材3の下方に位置する第三の領域である。また、7はグロメット、8は第二の領域5内に設けられた放熱ユニット、9は放熱ユニット8の第一の開口部、10は放熱ユニット8の第二の開口部、11は放熱ユニット8の第1の開口部側に設けられたファン、12は筐体1を構成する側板、13は側板12の第二の領域5に面する部分に設けられた第三の開口部、14はスナバ、15は側板12の第三の領域6に面する部分に設けられた第四の開口部、16は筐体1を構成する底板、17は底板16に設けられた第五の開口部である。なお、実際には溶接するために必要な配線や構成物があるが、本実施の形態の説明には直接関係しないため、これらについては説明を省略する。
以上のように構成された溶接装置について説明する。
溶接装置の筐体1は、第一の仕切り部材2と第二の仕切り部材3により、上下方向に3つの領域に分離されている。なお、筐体1内の上側の領域を第一の領域4とし、中央の領域を第二の領域5とし、下側の領域は第三の領域6とする。
筐体1の第一の領域4には制御装置30が配置されている。そして、この制御装置30によって作業者の設定した値を出力し、溶接の品質を安定させるように半導体素子25が制御される。なお、この第一の領域4と第二の領域5を分離している第一の仕切り部材2は、溶接装置として必要な配線を通すための穴が設けられているが、第二の領域5から第一の領域4に空気が舞い上がらないように、グロメット7によって配線のみが通る状態になっている。すなわち、粉塵等が第二の領域5から第一の領域4に入り難くなっている。
また、筐体1の第二の領域5には、内側に空洞部を形成する外周部を備えており、第二の領域5と第三の領域6との間で空気を流通させる略トンネル形状の放熱ユニット8が配置されている。なお、この放熱ユニット8の構成については、図2を用いて後に詳述する。そして、この放熱ユニット8の空洞部の両端には、空気が流通する第一の開口部9と第二の開口部10が設けられており、第一の開口部9は第二の領域5に位置し、第二の開口部10は第二の仕切り部材3の面上あるいは、第三の領域6に位置するように放熱ユニット8が配置されている。さらに、この放熱ユニット8の空洞部に空気を流通させるためのファン11が第一の開口部9に配置されている。なお、第二の仕切り部材3には、第二の開口部10と面する位置に第二の開口部10と同じ程度の大きさの貫通孔が設けられている。
ここで、図2を用いて、上記した放熱ユニット8について説明する。図2は放熱ユニット8を斜め下方から見た斜視図である。図2において、10は第二の開口部であり、18は放熱フィンである。放熱フィン18は放熱ユニット8内を流通する空気の流れと略平行になるように配設されている。なお、その他の構成は図1と同様のため、説明を省略する。
また、図1と図2に示すように、放熱ユニット8の外周部には、1次側整流ダイオード22と半導体素子25が直接的に配置されており、1次側平滑コンデンサ24は放熱ユニット8の外周部と所定の間隔をおいて間接的に配置されている。そして、筐体1を構成する側板12には、各々異なる位置に第二の領域5に面する位置に第三の開口部13が設けられている。そして、冷却ファン11が駆動すると、この第三の開口部13から筐体1の内部に外気を吸入し、この吸入した空気がファン11に空気が流れ込む。なお、ファン11に流れ込む空気の流れが、放熱ユニット8の外周部に間接的に配置されている1次側平滑コンデンサ24やスナバ14を包み込むように流れるように第三の開口部13の開口位置や開口数を適切に設けることで、1次側平滑コンデンサ24やスナバ14を効率的に冷却することができる。
なお、第二の領域5と第三の領域6とを仕切る第二の仕切り部材3には、溶接装置として必要な配線を通すための穴が設けられているが、第三の領域6から空気が舞い上がらないようにグロメット7によって配線のみが通る状態になっている。すなわち、粉塵等が第三の領域6から第二の領域5に入り難くなっている。
また、筐体1内の第三の領域6では、放熱ユニット8の第二の開口部10の下側に、1次側リアクタ23と主トランス26と2次側リアクタ28が配置されている。なお、1次側リアクタ23と主トランス26と2次側リアクタ28の配置に関し、各部品の大きさ等により配置に制約がある場合、放熱ユニット8を1次側リアクタ23と主トランス26と2次側リアクタ28の冷却効果が高い位置に配置することも可能である。特に、主トランス26と2次側リアクタ28の発熱が高いため、放熱ユニット8の第二の開口部10を主トランス26と2次側リアクタ28の真上に配置するのが最も効果的である。すなわち、このような配置とすることで、ファン11の駆動により放熱ユニット8内を通過して第二の開口部10から吹き出された空気が、主トランス26と2次側リアクタ28に直接あたることになるので、これらを効率的に冷却することができる。なお、放熱ユニット8の位置を変更するのではなく、放熱ユニット8の位置を固定し、主トランス26と2次側リアクタ28を放熱ユニット8の第二の開口部10の真下に配置するようにしても同様の効果を得ることができる。
また、筐体1を構成する側板12には、第三の領域6に面する各々異なる位置に第四の開口部15が設けられている。また、筐体1を構成する底板16には、第三の領域6に面する異なる位置に第五の開口部17が設けられている。そして、第四の開口部15及び第五の開口部17を設けることで、これら開口部から筐体1の外部へ熱せられた第三の領域6内の空気を排出し、第三の領域6内の温度を下げることができる。この時の空気の流れは、ファン11が駆動することにより放熱ユニット8の第二の開口部10から第三の領域6内に流れ込み、この空気は、1次側リアクタ23、主トランス26、2次側リアクタ28を包み込むように流れ、第四の開口部15及び第五の開口部17から筐体1の外部へ排出される。なお、第四の開口15部及び第五の開口部17は、1次側リアクタ23、主トランス26、2次側リアクタ28が最も効率よく冷却されるような空気の流れとなるように、開口部の位置や数を決めればよい。
以上のように、本実施の形態の溶接装置によれば、第一の仕切り部材2と第二の仕切り部材3により筐体1内を複数の領域に分離することによって、制御装置30が位置する第一の領域4では、第二の領域5からの空気が第一の仕切り部材2とグロメット7により入り込まないため、第一の領域4内の温度は半導体素子25などによって熱せられている第二の領域5内の温度より低く抑えることができ、制御装置30の信頼性を向上することができる。
また、第三の領域6に配置されている主トランス26や1次側リアクタ23、2次側リアクタ28は発熱が高く、第三の領域6内の温度は非常に高くなるが、本実施の形態の溶接装置においては、第二の仕切り部材3とグロメット7により、主トランス26等の発熱の影響等により高温となった第三の領域6内の空気が、第二の領域5に舞い上がることを防ぐことができるので、第二の領域5内の温度は1次リアクタ23や主トランス26、2次側リアクタ28の発熱に影響されることなく、比較的低温に保つことができる。従って、ファン11によって放熱ユニット8に送られる第二の領域5内の空気は比較的低温であるため、放熱ユニット8に直接配置されている1次整流ダイオード22や半導体素子25の冷却効率は高くなる。
ここで、上記に関し、図1に示す溶接装置において、仮に、第二の仕切り部材3が存在しないとした場合、第三の領域6に配置されている発熱体(1次側リアクタ23、主トランス26、2次側リアクタ28)によって熱せられた空気が第二の領域5内に舞い上がり、その空気が第二の領域5に配置されたファン11に吸入され、この熱せられた空気が放熱ユニット8内を流れることになるので、放熱ユニット8の放熱効率が悪化してしまう。そして、このように放熱ユニット8の放熱効率が悪化してしまうと、1次側整流ダイオード22と半導体素子25の発熱も高くなり、1次側整流ダイオード22や半導体素子25の信頼性を低下させてしまう。なお、実験結果の一例として、第二の仕切り部材3が有る場合の第二の領域5と第三の領域6との領域内の温度差は、約20℃あった。
また、図1には示していないが、図3に示すように、図4に示す2次側整流ダイオード27も放熱ユニット8に直接的に取り付けられている。図3は溶接装置の前方右方向から見た斜視透視図である。図において27は2次側整流ダイオードである。溶接装置の作用は図1に関する説明と同様であり、説明を省略するが、2次側整流ダイオード27は、1次側ダイオード22と半導体素子25と同様に、第二の仕切り部材3によって、第二の領域5と第三の領域6とを分離することで、冷却効率が高くなり、信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態の溶接装置においては、ファン11による冷却風が吹き出される放熱ユニット8の第二の開口部10の下側に、発熱して高温となる主トランス26や2次側リアクタ28を配置する構造としているので、冷却風を主トランス26や2次側リアクタ28に直接風をあてることができ、主トランス26や2次側リアクタ28の冷却を効率よく行うことができる。
また、側板12に設ける第三の開口部13及び第四の開口部15に関し、第二の領域5及び第三の領域6において、1次側整流ダイオード22と半導体素子25といった半導体素子や1次側平滑コンデンサ24やスナバ14などの各部品の配置が変更された場合であっても、側板12を取り換えることで、第三の開口部13や第四の開口部15の位置や数を変更することが可能である。そして、第三の開口部13や第四の開口部15の位置や数を変更することにより冷却したい部品に風が流れるように風向きを変えることができ、適切な冷却を行って冷却効率を高めることができる。
また、第三の領域6において、各部品の配置が変更された場合でもあっても、底板16を取り換えることで第五の開口部17の位置や数を変更することが可能である。そして、第五の開口部17の位置や数を変更することで、冷却したい部品に風が流れるように風向きを変えることができ、冷却効率を高めることができる。さらに、第五の開口部17を設けることで、第三の領域6内の粉塵等を底板17の下側に排出することができ、粉塵等が第三の領域6内に堆積することを抑制することができる。
また、本実施の形態の溶接装置において、筐体1を構成する4つの側板12と、第一の仕切り部材2と第二の仕切り部材3を変更することにより、溶接装置全体の高さや、第一の領域4あるいは第二の領域5あるいは第三の領域6の高さを変更することが可能である。
例えば、溶接装置の容量や仕様が変更された場合に、制御装置30の部品点数や部品の大きさが変わることがあっても、側板12の高さを変更したり第一の仕切り部材2の取り付け位置を変更することにより第一の領域4の高さを変えることができ、必要な空間を確保することができる。そして、溶接装置としての基本構造は変わらないため、上記で説明した冷却に関する効果も奏することが可能である。
同様に、溶接装置の容量や仕様が変更された場合に、半導体素子などの数が増えても、側板12の高さを変更したり第一の仕切り部材2や第二の仕切り部材3の取り付け位置を変更することにより第二の領域5の高さを変えることでき、必要な空間を確保することができる。そして、溶接装置としての基本構造は変わらないため、上記で説明した冷却に関する効果も奏することが可能である。
同様に、溶接装置の容量や仕様が変更された場合に、リアクタ、トランスなどの数が増えても、側板12の高さを変更したり第二の仕切り部材3の取り付け位置を変更することにより第三の領域6の高さを変えることでき、必要な空間を確保することができる。そして、溶接装置としての基本構造は変わらないため、上記で説明した冷却に関する効果も奏することが可能である。
なお、本実施の形態の溶接装置において、仕切り部材を2つ用い、領域を3つに分ける例を示しているが、これに限るものではなく、仕切り部材を1つのみ用いて領域を2つ分けるようにしてもよいし、仕切り部材を3つ以上設けて領域を4つ以上に分けるようにしても良い。
また、本実施の形態で示した手段や数値は一例にすぎないことは言うまでもない。
また、本実施の形態は、溶接装置のみに有効であるばかりでなく、高熱を発生する電気素子を内蔵し、冷却を必要とする装置に広く有用である。
本発明は、筐体内に設けられた部材を効率的に冷却することができ、筐体内に高熱を発生する部材を内蔵し、この部材を冷却ファンにより冷却する電気機器等として産業上有用である。
本発明の実施の形態1における溶接装置の前方左方向から見た斜視透視図 本発明の実施の形態1における溶接装置に用いる放熱ユニットの下方から見た斜視図 本発明の実施の形態1における溶接装置の前方右方向から見た斜視透視図 本発明の実施の形態1における溶接装置の回路構成を示すブロック図 従来例1の溶接装置の側面から見た透視図 従来例2の溶接装置の側面から見た透視図
符号の説明
1 筐体
2 第一の仕切り部材
3 第二の仕切り部材
4 第一の領域
5 第二の領域
6 第三の領域
7 グロメット
8 放熱ユニット
9 第一の開口部
10 第二の開口部
11 ファン
12 側板
13 第三の開口部
14 スナバ
15 第四の開口部
16 底板
17 第五の開口部
18 放熱フィン
21 商用電源
22 1次側整流ダイオード
23 1次側リアクタ
24 1次平滑コンデンサ
25 半導体素子
26 主トランス
27 2次側整流ダイオード
28 2次側リアクタ
29 出力端子
30 制御装置
31 直流電源基板
32 制御基板
101 筐体
102 半導体素子
103 冷却フィン
104 トランス
105 リアクタ
106 ファン
107 制御装置
108 仕切り部材
109 下側領域
110 貫通孔
111 上部領域

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体内を複数の領域に分ける仕切り部材と、
    前記筐体内に設けられており空洞部を形成する外周部を備えており1つの領域から他の領域に空気を流通させる略トンネル形状の放熱ユニットと、
    前記筐体内に設けられており前記放熱ユニットの空洞部に空気を流通させるためのファンとを備えた溶接装置。
  2. 1つの仕切り部材は筐体内を上下方向に分離するものであり、
    放熱ユニットは空洞部の両端に空気が流通する第一の開口部と第二の開口部を有し、
    前記放熱ユニットは第一の開口部が筐体内の上方領域に位置し第二の開口部が仕切り部材の面上あるいは筐体内の下方領域に位置するように配設され、
    ファンは前記第一の開口部に設けられた請求項1記載の溶接装置。
  3. 第一の電気素子を筐体内の上方領域に配設した請求項2記載の溶接装置。
  4. 第一の電気素子を直接または間接的に放熱ユニットの外周部に配設した請求項3記載の溶接装置。
  5. 第一の電気素子は半導体素子を含む請求項3または4記載の溶接装置。
  6. 第二の電気素子を筐体内の下方領域内であり第二の開口部の下方に配設した請求項2から5のいずれか1項に記載の溶接装置。
  7. 第二の電気素子はリアクタまたはトランスを含む請求項6記載の溶接装置。
  8. 筐体を構成する側板を、上方領域に面する各々異なる位置に開口部を有している側板と取り換え可能とした請求項2から7のいずれか1項に記載の溶接装置。
  9. 筐体を構成する底板は複数の開口部を有する請求項2から8のいずれか1項に記載の溶接装置。
  10. 側板の高さあるいは仕切り部材の取り付け位置を変更して各領域の高さを変更することにより異なる製品仕様に対応可能な請求項2から9のいずれか1項に記載の溶接装置。
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