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JP2006262348A - 半導体回路 - Google Patents

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篤 松田
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Abstract

【課題】 回路規模の増大を抑制し、かつ電源電圧の低電圧化が可能な回路構成で、温度依存の小さい一定の出力電流を生成できるようにする。
【解決手段】 バンドギャップリファレンス回路にて、ベース及びコレクタが接地されたトランジスタQ11のエミッタを内部回路11に接続し、ベース及びコレクタが接地されたトランジスタQ12のエミッタを絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗R11を介して内部回路11に接続するようにして、電圧電流変換回路を設けたり、一定の出力電圧を生成したりすることなく、回路規模の増大を抑制しかつ電源電圧の低電圧化が可能な回路構成で、温度依存の小さい一定の出力電流を生成できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温度依存の小さい一定の出力電流を生成する半導体回路に関し、基準電流回路等に用いて好適なものである。
従来、温度環境に影響されない、すなわち温度に依存しない電流出力を得たい場合には、一般に「バンドギャップリファレンス回路」と呼ばれる回路と、電圧電流変換回路とを組み合わせることで一定の出力電流を得ることが可能である。バンドギャップリファレンス回路は、温度依存のない一定の出力電圧を生成可能な基準電圧回路であり、その一定の出力電圧を電圧電流変換回路で変換することにより一定の出力電流を生成できる。
図5は、バンドギャップリファレンス回路と電圧電流変換回路とを用いて構成した基準電流回路50の構成を示す回路図である。基準電流回路50は、図5に示すように、増幅器(アンプ)51、53と、pnp型バイポーラトランジスタQ51〜Q53と、p型MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタM51〜M55と、抵抗R51〜R53を有して構成されている。
トランジスタQ51〜Q53のベース及びコレクタは接地されている(グランドに対して接続されている)。トランジスタQ51のエミッタはトランジスタM51のドレインに接続され、トランジスタQ52のエミッタは抵抗R51を介してトランジスタM52のドレインに接続される。また、トランジスタQ53のエミッタは抵抗R52を介してトランジスタM53のドレインに接続される。
トランジスタM51〜53のゲートは、増幅器51の出力端に共通接続される。増幅器51の一対の入力端は、トランジスタQ51のエミッタとトランジスタM51のドレインとの相互接続点、及び抵抗R51とトランジスタM52のドレインとの相互接続点にそれぞれ接続される。また、トランジスタM51〜M55のソースは、電源回路52に接続されており、電源電圧VCCが供給される。
トランジスタM54のドレインは、抵抗R53を介して接地されている。トランジスタM54、M55のゲートは、増幅器53の出力端に共通接続される。増幅器53の一対の入力端は、抵抗R52とトランジスタM53のドレインとの相互接続点、及び抵抗R53とトランジスタM54のドレインとの相互接続点に接続される。トランジスタM55のドレインから一定の出力電流Ioutが出力される。
図5において、トランジスタQ51とトランジスタQ52とのサイズ比は1対N(N>1)とされ、トランジスタM51とトランジスタM52とのサイズ比はm対1(m>1)とされる。また、抵抗R51と抵抗R52とのサイズ比は1対k(k>1)とされる。例えば、トランジスタQ52はトランジスタQ51と同じサイズのトランジスタをN個用いて実現され、トランジスタM51はトランジスタM52と同じサイズのトランジスタをm個用いて実現される。同様に、例えば、抵抗R52は抵抗R51と同じサイズの抵抗をk個用いて実現される。
ここで、バイポーラトランジスタにおけるベース−エミッタ間電圧VBEは、約(−2mV/℃)の負の温度特性を有することが知られている。また、トランジスタQ51、Q52のベース−エミッタ間電圧をそれぞれVBE1、VBE2とすると、その差ΔVBE(=VBE1−VBE2)は、正の温度特性を示すことが知られている。図5から明らかなように、トランジスタQ51のエミッタとトランジスタM51のドレインとの相互接続点、及び抵抗R51とトランジスタM52のドレインとの相互接続点は同電位であることから、抵抗R51に電位差ΔVBEがかかるので、その電位差ΔVBEで抵抗R51を流れる電流も正の温度特性を示す。
したがって、図5に示すように、トランジスタQ53のベース−エミッタ間電圧VBEと、抵抗R52での(ΔVBE×k)との温度変化に対する変化量(絶対値)が等しくなるように(温度による影響を打ち消すように)kの値を適宜選択することにより、ノードN51に温度依存のない、約1.2Vの出力電圧が得られる。そして、この温度依存のない一定の出力電圧を、増幅器53、トランジスタM54、M55、及び抵抗R53により構成される電圧電流変換回路により変換することで、一定の出力電流Ioutが出力される。
このようにしてバンドギャップリファレンス回路を利用し温度依存の小さい一定の出力電流が得られる回路を構成する場合、通常のバンドギャップリファレンス回路では出力電圧が一定の回路となるので、一定の出力電流を得るためには上述したような電圧電流変換回路を追加して設ける必要がある。
また、例えば特許文献1に示されるように低い電源電圧で動作可能なバンドギャップリファレンス回路も提案されている。しかしながら、一定の出力電圧を生成し、それを変換して一定の出力電流を得るように構成した場合、温度依存をなくすためには、物理的な諸条件により出力電圧が低くとも約1.2Vになるので、電源電圧を低電圧化することが困難である。
特開2000−323939号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、回路規模の増大を抑制し、かつ電源電圧の低電圧化が可能な回路構成で、温度依存の小さい一定の出力電流を生成できるようにすることを目的とする。
本発明の半導体回路は、ベース及びコレクタがともに接地された第1及び第2のトランジスタと、第2のトランジスタのエミッタに一端が接続された抵抗と、第1のトランジスタのエミッタと抵抗の他端とがそれぞれ接続され、それぞれの相互接続点の電位が内部での帰還作用により同電位に保たれる内部回路と、内部回路の出力が供給され、その出力に応じて外部に出力電流を出力する第3のトランジスタとを備え、上記抵抗は、絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗であることを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の2つのトランジスタ間のベース−エミッタ間電圧の電位差が有する正の温度依存性を打ち消すように、正の温度依存性を有する抵抗を接続することにより、電圧電流変換回路を新たに設けることなく、温度依存の小さい一定の出力電流を生成することができるとともに、一定の出力電圧を生成する必要もないので回路動作電圧を1.2V以下にすることもできる。したがって、回路規模の増大を抑制しながらも温度依存の小さい一定の出力電流を生成することができ、かつ電源電圧の低電圧化が可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態による半導体回路を適用した基準電流回路10の構成例を示す回路図である。図1に示すように、基準電流回路10は、バンドギャップリファレンス回路を用いたものであり、ベース及びコレクタが接地された(グランドに対して接続された)pnp型バイポーラトランジスタQ11、Q12と、一端がトランジスタQ12のエミッタに直列に接続され、かつ絶対温度に対して正の温度依存性(温度特性)を有する抵抗R11と、トランジスタQ11のエミッタ及び抵抗R11の他端に接続された内部回路11と、内部回路11の出力に応じて出力電流Ioutを出力するp型MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタM13とを有する。
内部回路11は、ソースが電源電圧VCCを供給する電源回路13に接続されたp型MOSトランジスタM11、M12と、一対の入力端がトランジスタM11、M12のドレインに接続され、出力端がトランジスタM11、M12のゲートに接続された増幅器(オペアンプ)12とを有する。
すなわち、トランジスタQ11、Q12のベース及びコレクタは接地され、トランジスタQ51のエミッタはトランジスタM11のドレインに接続され、トランジスタQ12のエミッタは抵抗R11を介してトランジスタM12のドレインに接続されている。また、増幅器12の一対の入力端は、トランジスタQ11のエミッタとトランジスタM11のドレインとの相互接続点、及び抵抗R11とトランジスタM12のドレインとの相互接続点にそれぞれ接続され、増幅器12の出力端はトランジスタM11〜M13のゲートに接続されている。
トランジスタM11〜M13のソースは電源回路13に接続されており、電源電圧VCCが供給される。トランジスタM11〜M13は、増幅器12の出力に応じて電流を出力する電流源として機能する。第1の電流源の電流出力端としてのトランジスタM11のドレインにトランジスタQ11のエミッタが接続され、第2の電流源の電流出力端としてのトランジスタM12のドレインに抵抗R11を介してトランジスタQ12のエミッタが接続される。また、第3の電流源の電流出力端としてのトランジスタM13のドレインから出力電流Ioutが出力される。
本実施形態では、トランジスタQ11とトランジスタQ12とのサイズ比は1対N(N>1)とし、トランジスタM11とトランジスタM12とのサイズ比はm対1(m>1)とする。例えば、トランジスタQ12はトランジスタQ11と同じサイズのトランジスタをN個用いて実現され、トランジスタM11はトランジスタM12と同じサイズのトランジスタをm個用いて実現される。これに限らず、エミッタ面積比やゲート幅/ゲート長の比を適宜制御することにより、トランジスタQ11、Q12、及びトランジスタM11、M12が上記所定のサイズ比を有するように構成しても良い。
ここで、トランジスタQ11、Q12におけるベース−エミッタ間電圧をそれぞれVBE1、VBE2とすると、その差ΔVBEは、次のように表される。
Figure 2006262348
上記式(1)において、m、及びNは、上述したトランジスタM12に対するトランジスタM11のサイズ比、及びトランジスタQ11に対するトランジスタQ12のサイズ比である。また、VTは熱電圧であり、VT=kT/qである。なお、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、及びqは電子の電荷量である。
また、正の温度依存性を有する抵抗R11の抵抗値R(T)を、次のように定義する。
Figure 2006262348
上記式(2)において、Tは絶対温度、αは抵抗R11の温度係数、RrはT=298[K]での抵抗R11の抵抗値である。上記式(2)によれば、抵抗R11は、絶対零度のときその抵抗値が0となる。
ここで、トランジスタQ11のエミッタとトランジスタM11のドレインとの相互接続点、及び抵抗R11とトランジスタM12のドレインとの相互接続点は、内部回路11のフィードバック(帰還)作用により同電位であるので、抵抗R11に式(1)に示される電位差ΔVBEが印加される。また、図1から明らかなように、抵抗R11を流れる電流と出力電流Ioutとは同等である。したがって、出力電流Ioutは、次のようになる。
Figure 2006262348
さらに、上記式(3)をTで微分すると、次のようになる。
Figure 2006262348
したがって、温度係数α=(1/298)になる材料を用いて抵抗R11を構成すれば、出力電流Ioutの温度依存が0になり、温度依存のない出力電流を得ることができる。
図1に示した抵抗R11を構成する適した材料の1つに、例えばコバルトシリサイドがあげられる。抵抗R11にコバルトシリサイドを用いたポリ抵抗(コバルトシリサイド抵抗)を適用した場合、その温度係数αは、およそ3×10-3となり、(1/298)=3.36×10-3に非常に近い値を示す。
コバルトシリサイド抵抗を抵抗R11として用いた図1に示す基準電流回路において、温度T=298[K]=25[℃]のときを考えると、そのときの(dI/dT)は、次のように表される。
Figure 2006262348
上記式(4)を上記式(1)に示したIで割ると、次のようになる。
Figure 2006262348
したがって、抵抗R11にコバルトシリサイド抵抗を用いた場合、出力電流Ioutは1度あたり0.00036%ドリフトすることになる。この変動量は、仮に100度変動したとしても、出力電流Ioutの変動量が0.036%であり、十分に無視できる変動量である。なお、コバルトシリサイドは、LSI等の半導体集積回路を構成するトランジスタのゲート電極に使用される材料であり、量産を考慮しても非常に適切な材料の1つである。なお、上記説明は、具体例の1つとしてコバルトシリサイド抵抗を用いた場合を示したに過ぎず、抵抗R11を構成する材料を限定するものではない。
なお、図1に示した本実施形態における基準電流回路においては、抵抗R11を1つの回路記号で図示しているが、抵抗R11は、単一種類の抵抗、すなわち温度特性が同一の抵抗を用いたものに限定されるものではない。例えば、抵抗R11にかえて、図2(A)、(B)にそれぞれ示すような温度依存性の異なる種類の抵抗R21、R22を直列又は並列に接続して構成した抵抗R11A、R11Bを用いても良い。なお、直列又は並列に接続する抵抗の種類は3種類以上であっても良く、直列接続と並列接続とを適宜組み合わせても良い。このようにすれば、それぞれの抵抗の温度係数αの値が(1/298)と異なっていて、それらを適宜組み合わせて合成抵抗の温度係数αの値が(1/298)となるように調整することで、出力電流Ioutの温度依存を小さくすることができる。
ここで、本実施形態による半導体回路を適用した基準電流回路の他の回路構成例について説明する。
図3は、本実施形態における基準電流回路の他の構成例を示す回路図である。この図3において、図1に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図3に示す基準電流回路30は、図1に示した基準電流回路10と内部回路の構成のみが異なる。
基準電流回路30の内部回路31は、p型MOSトランジスタM31とn型MOSトランジスタM33からなるCMOS構成が、電源回路13(電源電圧VCC)とトランジスタQ11のエミッタとの間に直列に接続されている。同様に、p型MOSトランジスタM32とn型MOSトランジスタM34からなるCMOS構成が、電源回路13(電源電圧VCC)と抵抗R11との間に直列に接続されている。すなわち、2つのCMOS構成が電源電圧VCCに並列に接続されている。
トランジスタM31のドレインとトランジスタM33のドレインとの相互接続点が、トランジスタM33、M34のゲートに接続され、トランジスタM33のドレインとトランジスタM34のドレインとの相互接続点が、トランジスタM31、M32のゲートに接続されている。また、トランジスタM33のドレインとトランジスタM34のドレインとの相互接続点が、ソースが電源回路13(電源電圧VCC)に接続され内部回路31の出力に応じて出力電流Ioutを出力するp型MOSトランジスタM35のゲートに接続されている。
なお、図3に示した基準電流回路30の動作は、図1に示した基準電流回路10の動作と同じであるので、説明は省略する。
図4は、本実施形態における基準電流回路のその他の構成例を示す回路図である。この図4において、図1に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図4に示す基準電流回路40は、図1に示した基準電流回路10におけるトランジスタQ11、Q12にかえてダイオードD11、D12を用いたものである。
基準電流回路40において、ダイオードD11のアノードはトランジスタM11のドレインに接続され、ダイオードD12のアノードは抵抗R11を介してトランジスタM12のドレインに接続されている。ダイオードD11、D12のカソードは接地されている。このように回路を構成しても、ダイオードD11、D12が、ベース及びコレクタが接地されたトランジスタQ11、Q12と同様に機能するので、図1に示した基準電流回路10と同様の動作を実現することができる。
なお、上述した各例は一例であり、本発明はこれに限定されるものではなく、いわゆるバンドギャップリファレンス回路と呼ばれる回路構成に対して適用可能である。
以上、説明したように本実施形態によれば、バンドギャップリファレンス回路を用い、その回路にてベース及びコレクタが接地されたトランジスタQ11のエミッタを内部回路に接続し、ベース及びコレクタが接地されたトランジスタQ12のエミッタを絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗R11を介して内部回路に接続する。言い換えれば、バンドギャップリファレンス回路において、電位差ΔVBEに対して正の温度依存性を有する抵抗R11を接続する。
このようにして、正の温度依存性を有する抵抗R11を設けることにより、言い換えれば抵抗R11に正の温度依存性を持たせることにより、トランジスタQ11、Q12のベース−エミッタ間電圧VBE1、VBE2の電位差ΔVBEの負の温度依存性を打ち消し、電圧電流変換回路を追加して設けずとも温度依存の小さい一定の出力電流を生成することができる。また、出力電流を直接得られるようにしたので、一定の出力電圧を生成する必要もなく出力電流の温度依存を小さくしながらも回路動作電圧を1.2V以下にすることができる。したがって、回路規模の増大を抑制しながらも温度依存の小さい一定の出力電流を生成することができ、かつ電源電圧の低電圧化も可能になる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態における基準電流回路の構成例を示す回路図である。 図1に示した抵抗の他の構成例を示す図である。 本実施形態における基準電流回路の他の構成例を示す回路図である。 本実施形態における基準電流回路のその他の構成例を示す回路図である。 電圧電流変換回路を用いた基準電流回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
11、31 内部回路
12 増幅器
13 電源回路
Q11、Q12 バイポーラトランジスタ
M11〜M13、M31〜M35 MOSトランジスタ
R11 抵抗
Iout 出力電流
D11、D12 ダイオード

Claims (10)

  1. ベース及びコレクタがともに接地された第1及び第2のトランジスタと、
    上記第2のトランジスタのエミッタに一端が接続された抵抗と、
    上記第1のトランジスタのエミッタと上記抵抗の他端とがそれぞれ接続され、それぞれの相互接続点の電位が内部での帰還作用により同電位に保たれる内部回路と、
    上記内部回路の出力が供給され、当該出力に応じて外部に出力電流を出力する第3のトランジスタとを備え、
    上記抵抗は、絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗であることを特徴とする半導体回路。
  2. 上記抵抗は、上記第1のトランジスタにおけるベース−エミッタ間電圧と、上記第2のトランジスタにおけるベース−エミッタ間電圧との電位差が有する正の温度依存性を打ち消す正の温度依存性を有することを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  3. 上記第2のトランジスタのサイズが、上記第1のトランジスタのサイズのN倍(N>1)であることを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  4. 上記抵抗は、コバルトシリサイドを用いて構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  5. 上記抵抗は、温度依存性が異なる複数の抵抗を直列及び/又は並列に接続して構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  6. 上記内部回路は、ソースに電源電圧が供給される第4及び第5のトランジスタと、
    上記第4及び第5のトランジスタのドレインに一対の入力端が接続され、上記第3、第4、及び第5のトランジスタのゲートに出力端が接続された増幅器とを有することを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  7. 上記第4のトランジスタのサイズが、上記第5のトランジスタのサイズのm倍(m>1)であることを特徴とする請求項6記載の半導体回路。
  8. 上記内部回路は、ソースに電源電圧が供給される第4及び第5のトランジスタと、
    上記第4及び第5のトランジスタのドレインにドレインが接続される第6及び第7のトランジスタとを備え、
    上記第4と第6のトランジスタのドレインの相互接続点が上記第6及び第7のトランジスタのゲートに接続され、
    上記第5と第7のトランジスタのドレインの相互接続点が上記第3、第4及び第5のトランジスタのゲートに接続され、
    上記第6のトランジスタのソースが上記第1のトランジスタのエミッタに接続され、
    上記第7のトランジスタのソースが上記抵抗の他端に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  9. バンドギャップリファレンス回路を用いて一定電流を出力する半導体回路であって、
    上記バンドギャップリファレンス回路でのベース−エミッタ間電圧の差であるΔVBEの電位差に対して、当該電位差が有する負の温度依存性を打ち消す、絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗を接続し、絶対温度に対して温度依存しない一定電流を出力するようにしたことを特徴とする半導体回路。
  10. カソードが接地された第1及び第2のダイオードと、
    上記第2のダイオードのアノードに一端が接続された抵抗と、
    上記第1のダイオードのアノードと上記抵抗の他端とがそれぞれ接続され、それぞれの相互接続点の電位が内部での帰還作用により同電位に保たれる内部回路と、
    上記内部回路の出力が供給され、当該出力に応じて外部に出力電流を出力するトランジスタとを備え、
    上記抵抗は、絶対温度に対して正の温度依存性を有する抵抗であることを特徴とする半導体回路。
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