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JP2006189494A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2006189494A
JP2006189494A JP2004381915A JP2004381915A JP2006189494A JP 2006189494 A JP2006189494 A JP 2006189494A JP 2004381915 A JP2004381915 A JP 2004381915A JP 2004381915 A JP2004381915 A JP 2004381915A JP 2006189494 A JP2006189494 A JP 2006189494A
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利郎 古川
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Abstract

【課題】 コロの寸法精度を緩和するとともに、コロが当接する部材の破損を抑制すること、及び転写ローラの撓みを抑制すること。
【解決手段】 転写装置64Mは、イオン導電性の弾性部材からなる円筒形状の転写ローラ101Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端部からそれぞれ突設されたローラ回転軸102Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端側においてローラ回転軸102Mを回転可能に支持する軸受け103Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端側において、転写ローラ101Mが感光体ドラム51Mを押圧する方向に、軸受け103Mを介してローラ回転軸102Mを付勢する付勢バネ104Mと、軸受け103Mを挟んで転写ローラ101Mとは反対側において、ローラ回転軸102Mに設けられる円筒形状のコロ105Mとから構成される。またコロ105Mの材質は弾性体である。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体上に形成された現像剤像を記録媒体上に転写する転写装置、及びこの転写装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、例えばレーザービームプリンタのように、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナー(現像剤)で現像することにより感光体ドラム上にトナー像を形成し、その後、転写バイアスが印加されるとともに感光体ドラムを押圧した状態で回転する転写ローラを用いて、感光体ドラムと転写ローラとの押圧部分(ニップ部)に挟まれた記録媒体上にトナー像を電気的に転写することにより、記録媒体上にトナー像を形成する画像形成装置が知られている。
ところでこの転写ローラは一般に、例えば図6に示すように、感光体ドラム201を押圧するローラ部211と、このローラ部211の軸方向の両端部から突設されたローラ回転軸212とを備えている。
そして、ローラ部211を感光体ドラム201に押圧させるために、感光体ドラム201を押圧する方向にローラ回転軸212を付勢する付勢手段(圧縮ばね等)が設けられている。しかしながら、図6に示すような転写装置においては、ローラ回転軸212が両端部で付勢されるために、両端部が感光体ドラム201に近づくとともに中央部が感光体ドラム201から遠ざかる形状に、ローラ回転軸212及びローラ部211が撓む(但し図中では、撓みを分かり易く表現するために、撓み量を実際よりかなり大きくして示している。)。これにより、ローラ部211の両端部と中央部とで、感光体ドラム201を押圧する押圧力に差が生じてしまうというという問題があった。このように押圧力に差があると、ニップ幅が不均一となる結果、転写電流が場所によって不均一となる。転写電流は略一定の範囲内でないと画質不良が発生するという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、ローラ部が感光体ドラムを押圧する押圧力を規制するべく、円筒形状のコロをローラ回転軸に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−198197号公報
しかしながら、コロは一般に高剛性の材質で構成されているために、コロの径の差異により、ローラ部が感光体ドラムを押圧する押圧力(以降、ローラ押圧力とも称す)が大きく変動する。具体的には、コロの径が最適値よりも大きく形成されている場合には、コロの径が最適値で形成されている場合よりも、ローラ押圧力が小さくなる。一方、コロの径が最適値よりも小さく形成されている場合には、ローラ押圧力が大きくなる。即ち、適度なローラ押圧力を保持するためには、コロの形成寸法について厳しい精度が要求されるという問題がある。また、左右のコロに寸法誤差(径、偏芯等)があると、左右のニップ幅が大きく変化し、転写電流が不均一となり転写不良を起こすという問題がある。更に、この高剛性のために、コロが当接する部材(例えば、感光体ドラム,中間転写ベルト,用紙搬送ベルト)が傷ついてしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、コロの形成寸法の精度を緩和するとともに、コロが当接する部材の破損を抑制すること、及び、転写ローラの撓みを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた第1発明の転写装置は、現像剤像を担持する像担持体に対向して回転可能とされた転写ローラと、転写ローラが像担持体を押圧する方向に転写ローラを付勢する付勢手段とを備え、像担持体と転写ローラとの接触部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、転写ローラと同軸に設けられ、像担持体を押圧することにより、転写ローラが像担持体を押圧する押圧力を規制する規制コロを備え、規制コロの材質は弾性体であることを特徴とする。
このように構成された転写装置では、規制コロの材質が弾性体であるために、規制コロが像担持体を押圧する際に、規制コロの像担持体を押圧している部位(以降、コロ押圧部位と称す)が変形収縮する。従って、コロの径が変化すると、コロにかかる力が小さくなり、その分、転写ローラにかかる力が増加するので、つぶれ量は、コロの径の変化より少ない変化分でつりあう。結果、コロの径の変化に対して、コロにかかる力と転写ローラにかかる力のバランスが変化しにくいと効果が得られる。すなわち、コロの寸法精度を緩和することができる。
更に、弾性体からなる規制コロは、規制コロが当接する部材の表面形状に応じて弾性変形する。即ち、規制コロが像担持体を押圧する押圧力が一点に集中することがない。このため本発明の転写装置によれば、高剛性の材質からなる規制コロを用いた転写装置と比較して、規制コロが当接する部材の破損を抑制することができる。
具体的には、像担持体と転写ローラとが当接して、ニップ部に挟まれた記録用紙に現像剤像を転写する方式(例えば、モノクロ印刷)を採用している場合には、規制コロは像担持体と当接する。つまり、規制コロによる像担持体の破損を抑制することができる。
また、像担持体と転写ローラとの間に用紙搬送ベルトが挟まれ、用紙搬送ベルトによりニップ部まで搬送された記録用紙に現像剤像を転写する方式(例えば、周知のダイレクトタンデム方式)を採用している場合には、規制コロは、用紙搬送ベルトの幅に応じて、像担持体あるいは用紙搬送ベルトに当接する。
即ち、用紙搬送ベルトの幅が短く、規制コロが像担持体に当接する場合には、規制コロによる像担持体の破損を抑制することができる。一方、用紙搬送ベルトの幅が長く、規制コロが用紙搬送ベルトに当接する場合には、規制コロによる用紙搬送ベルトの破損を抑制することができる。
または、像担持体と転写ローラとの間に中間転写ベルトが挟まれ、中間転写ベルトに現像剤像を転写する方式(例えば、周知の中間転写方式)を採用している場合には、規制コロは、中間転写ベルトの幅に応じて、像担持体あるいは中間転写ベルトに当接する。
即ち、中間転写ベルトの幅が短く、規制コロが像担持体に当接する場合には、規制コロによる像担持体の破損を抑制することができる。一方、中間転写ベルトの幅が長く、規制コロが中間転写ベルトに当接する場合には、規制コロによる中間転写ベルトの破損を抑制することができる。
また第1発明の転写装置では、規制コロの材質は、転写ローラにおける像担持体を押圧する部分よりも高硬度であるようにするとよい。また規制コロは、転写ローラよりも大径であるようにするとよい。
なぜならば、例えば規制コロと転写ローラが同径で且つ同硬度である場合に、転写ローラが像担持体を押圧する押圧力(以降、ローラ押圧力と称す)を規制コロが規制するためには、規制コロ幅を転写ローラ幅に対してある程度の幅を持たせる必要があるためである。換言すると、転写ローラに対する規制コロの硬度を高めるほど、或いは規制コロの径を大きくするほど、規制コロ幅を短くすることができる。つまり、転写装置の省スペース化を図ることができる。
また第1発明の転写装置では、規制コロの材質は絶縁体であるようにするとよい。
このように構成された転写装置では、転写装置に流す転写電流が、規制コロを介して像担持体に流れることを防止できる。即ち、転写電流を正確に制御できる。
また第1発明の転写装置では、転写ローラは、転写ローラの軸方向の両端部からそれぞれ、この軸方向に沿って転写ローラから遠ざかる方向に向けて突設された回転軸であるローラ回転軸を有し、付勢手段は、ローラ回転軸を付勢することにより、転写ローラに像担持体を押圧させ、規制コロは、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位を挟んで、転写ローラとは反対側において、ローラ回転軸に設けられるようにするとよい。
このように構成された転写装置では、付勢手段により付勢された規制コロが像担持体を押圧すると、この押圧によって発生する反力(以降、コロ押圧反力と称す)が、ローラ回転軸における規制コロが設けられている部位に加えられる。
即ち、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位より転写ローラから遠い部位において、付勢手段がローラ回転軸を付勢する方向とは反対の方向の力が加えられる。
従って、付勢手段の付勢力のために、ローラ回転軸の端部が像担持体に近づく方向に、ローラ回転軸が撓むことを抑制できる。
また第2発明の転写装置は、現像剤像を担持する像担持体に対向する回転軸であるローラ回転軸に固設され、このローラ回転軸を中心に回転可能とされた転写ローラと、転写ローラが像担持体を押圧する方向にローラ回転軸を付勢する付勢手段とを備え、像担持体と転写ローラとの押圧部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位を挟んで転写ローラとは反対側において、ローラ回転軸に設けられ、像担持体を押圧することにより、転写ローラが像担持体を押圧する押圧力を規制する規制コロを備えることを特徴とする。
このように構成された転写装置では、規制コロが像担持体を押圧すると、コロ押圧反力が、ローラ回転軸における規制コロが設けられている部位に加えられる。即ち、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位より転写ローラから遠い部位において、付勢手段がローラ回転軸を付勢する方向とは反対の方向の力が加えられる。
従って、付勢手段の付勢力のために、ローラ回転軸の端部が像担持体に近づく方向に、ローラ回転軸が撓むことを抑制できる。
また第3発明の転写装置は、現像剤像を担持する像担持体に対向する回転軸であるローラ回転軸に固設され、このローラ回転軸を中心に回転可能とされた転写ローラと、転写ローラが像担持体を押圧する方向にローラ回転軸を付勢する付勢手段とを備え、像担持体と転写ローラとの押圧部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、付勢手段がローラ回転軸を付勢すると、付勢手段がローラ回転軸を付勢する方向とは反対の方向にローラ回転軸を押圧する押圧手段を備えることを特徴とする。
このように構成された転写装置では、ローラ押圧力は押圧手段により規制される。このため規制コロが不要となり、規制コロが当接する部材の破損を防止できる。
また第3発明の転写装置では、押圧手段は、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位を挟んで、転写ローラとは反対側において、ローラ回転軸を押圧するようにするとよい。
このように構成された転写装置では、付勢手段がローラ回転軸を付勢する部位より転写ローラから遠い部位において、付勢手段がローラ回転軸を付勢する方向とは反対の方向の力が押圧手段により加えられる。
従って、付勢手段の付勢力のために、ローラ回転軸の端部が像担持体に近づく方向に、ローラ回転軸が撓むことを抑制できる。
また第4発明の画像形成装置は、第1〜第3発明の転写装置の何れかを備えたことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、当該画像形成装置が備える第1〜第3発明何れかの転写装置と同様の効果を得ることができる。
また第5発明の画像形成装置は、第1〜第3発明の転写装置の何れかを、各色の現像剤像が形成される複数個の像担持体に対応して複数備えたタンデム方式の画像形成装置であることを特徴とする。
このように構成されたタンデム方式の画像形成装置によれば、当該画像形成装置が備える第1〜第3発明何れかの転写装置と同様の効果を得ることができる。
以下に本発明の実施形態について図面をもとに説明する。
図1は、本発明が適用されたカラーレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。
図1に示すように、本実施形態のカラーレーザプリンタ(以降、プリンタと称す)1は、プリンタ1を構成する装置類を収納する筐体2と、記録用紙Pを給紙する給紙部3と、給紙部3により給紙された記録用紙P上に画像を形成する画像形成部4と、画像形成部4により記録用紙P上に形成された画像を記録用紙Pに定着させる定着部5と、定着部5により画像が定着された記録用紙Pを排出する排紙部6と、プリンタ1の動作を制御する制御部7とを備える。
これらのうち給紙部3は、筐体2内の底部において、筐体2に対して脱着可能に装着され、複数の記録用紙Pを積層して収納する給紙トレイ31と、その給紙トレイ31の上方に設けられ、積層された記録用紙Pを一枚ずつ分離して送り出す給紙ローラ32と、給紙ローラ32に対して記録用紙Pの搬送方向の下流側に設けられ、給紙ローラ32により送り出された記録用紙Pを搬送する搬送ローラ33と、搬送ローラ33により搬送される記録用紙Pを画像形成部4までガイドするガイド部材34とを備えている。
次に画像形成部4は、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に対応する画像をそれぞれ形成するマゼンタ画像形成ユニット40M,シアン画像形成ユニット40C,イエロー画像形成ユニット40Y及びブラック画像形成ユニット40Kと、各画像形成ユニット40で形成された画像を記録用紙Pに転写する転写部41と、画像を転写する位置に記録用紙Pを順次搬送する搬送部42とを備える。
尚、4つの画像形成ユニット40M,40C,40Y,40Kは、記録用紙Pの搬送方向の上流側から、画像形成ユニット40M→40C→40Y→40Kの順に水平方向に並んで配設されている。即ち、プリンタ1は横置きタイプのタンデム方式カラーレーザプリンタである。
これらのうちマゼンタ画像形成ユニット40Mは、静電潜像を担持体する感光体ドラム51Mと、感光体ドラム51Mの周囲に配置され、感光体ドラム51Mを帯電させる帯電器52Mと、感光体ドラム51Mに静電潜像を形成する露光器53Mと、感光体ドラム51Mに現像剤を付着させ現像剤像を形成する現像ユニット54Mとを備える。
まず感光体ドラム51Mは、略円筒形状の部材で構成され、回動可能に配設されている。尚、感光体ドラム51Mにおける略円筒形状の部材は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものが用いられる。そして、このアルミニウム製の基材は、カラーレーザプリンタ1のグランドラインに接地されている。
また帯電器52Mは、いわゆるスコロトロン型の帯電器である。即ち、帯電器52Mは、図2に示すように、感光体ドラム51Mに対向してその幅方向に延設される帯電ワイヤ56Mと、この帯電ワイヤ56Mを納めて感光体ドラム51M側を開放したシールドケース57Mと、シールドケース57Mの開放部に設けられたグリッド58Mとから構成される。
そして、この帯電ワイヤ56Mに高電圧が印加されるとともに、帯電ワイヤ56Mに印加される電圧よりも低い定電圧(例えば+700V)がグリッド58Mに印加されることによって、感光体ドラム51M表面はグリッド58Mの電圧とほぼ同電位にされる。
また露光器53Mは、感光体ドラム51Mの回転方向(図中右回り)に対して帯電器52Mより下流側に配設され、制御部7より入力される画像データの1色分(ここではマゼンタ)に応じたレーザ光を光源から出射し、ポリゴンモータ(図示略)により回転駆動されるポリゴンミラー(図示略)の鏡面などによりそのレーザ光を走査して、感光体ドラム51Mの表面へ照射する。
そして露光器53Mからのレーザ光が感光体ドラム51Mの表面に照射されることにより、照射された部分の表面電位が低下(例えば+150Vにまで低下)して、感光体ドラム51Mの表面に静電潜像が形成される。
なお、図1,図2に示される露光器53Mは、大部分の図示が省略されており、最終的にレーザ光が出射される部分のみが図示されている。
また現像ユニット54Mは、図2に示すように、マゼンタのトナーを収納する現像ユニットケース61Mと、帯電した感光体ドラム51Mの表面にマゼンタのトナーを供給する現像ローラ62Mとを備える。尚、現像ユニットケース61Mに収納されるマゼンタのトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤である。
これらのうち現像ローラ62Mは、導電性シリコーンゴムなどを基材として円柱状に構成され、その表面には、フッ素を含有した樹脂、またはゴム材のコート層が形成されている。また現像ローラ62Mは、感光体ドラム51Mの回転方向に対して露光器53Mより下流側において、感光体ドラム51Mに接するように配設され、現像バイアス(例えば+550V)が印加される。
そして現像ユニット54Mは、トナーを「+」(正極性)に帯電させ、均一な薄層として現像ローラ62Mへ供給する。更に、現像ローラ62Mと感光体ドラム51Mとの接触部において、感光体ドラム51M上に形成された「+」(正極性)の静電潜像に対して、「+」(正極性)に帯電したトナーを反転現像方式で現像することによりトナー像を形成する。
また現像ユニット54Mでは、転写装置64M(後述)によってトナー像が記録用紙Pに転写された後に感光体ドラム51Mの表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ62Mによって回収する、所謂クリーナレス方式が採用されている。
更に図1に示すように、シアン画像形成ユニット40C(イエロー画像形成ユニット40Y,ブラック画像形成ユニット40K)は、感光体ドラム51C(51Y,51K)と、帯電器52C(52Y,52K)と、露光器53C(53Y,53K)と、現像ユニット54C(54Y,54K)とを備えている。
即ち、シアン画像形成ユニット40C(イエロー画像形成ユニット40Y,ブラック画像形成ユニット40K)は、現像ユニット54C(54Y,54K)にシアン(イエロー,ブラック)のトナーが収容されていること以外は、マゼンタ画像形成ユニット40Mと同じである。
次に搬送部42は、給紙部3から供給される記録用紙Pを水平方向に搬送する用紙搬送ベルト71と、用紙搬送方向に対してブラック画像形成ユニット40Kより下流側に配置され、用紙搬送ベルト71の表面に付着したトナーを回収する現像剤回収器72とを備える。
これらのうち用紙搬送ベルト71は、感光体ドラム51M,51C,51Y,51Kの幅より狭く、記録用紙Pを上面側に担持した状態で一体的に走行するように無端状態に構成され、駆動ローラ73と従動ローラ74に架け渡されている。
これにより用紙搬送ベルト71では、駆動ローラ73の回動により、感光体ドラム51M,51C,51Y,51Kと対向する側の表面(以降、用紙搬送ベルト表面と称す)が、図1に示すように図中右方向から図中左方向へ移動する。つまり用紙搬送ベルト71は、給紙部3から供給される記録用紙Pを、感光体ドラム51M,51C,51Y,51Kと用紙搬送ベルト表面との間へ順番に搬送して定着部5へ送る。
また現像剤回収器72は、用紙搬送ベルト表面上に付着したトナーを回収するクリーニングブラシ72aと、用紙搬送ベルト71を挟んでクリーニングブラシ72aと対向する位置に設けられた電極ローラ72bと、クリーニングブラシ72aに付着したトナーをクリーニングブラシ72aから除去する回収ローラ72cと、この回収ローラ72cによってクリーニングブラシ72aから除去されたトナーを貯留する貯留ボックス72dとを備える。
なおクリーニングブラシ72aは、用紙搬送ベルト71の幅方向(以降、ベルト幅方向と称す)に延びた略円筒部材の周囲にブラシが設けられた構成となっており、電極ローラ72bとの間で所定の電位を発生させるバイアス電圧が印加されて、用紙搬送ベルト71に接触しながら回転するように配設されている。
これにより、クリーニングブラシ72aと電極ローラ72bとの間に電界が発生し、この電界によって、用紙搬送ベルト表面上に付着しているトナーが、クリーニングブラシ72aに向かう方向に移動してクリーニングブラシ72aに回収される。
次に転写部41は、用紙搬送ベルト71を挟んで現像ユニット54M(54C,54Y,54K)と反対側において、感光体ドラム51M(51C,51Y,51K)と対向して配置される転写装置64M(64C,64Y,64K)を備える。
これらのうち転写装置64Mは、図3に示すように、イオン導電性のゴム材料などの弾性部材からなる円筒形状の転写ローラ101Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端部からそれぞれ、この軸方向に沿って転写ローラ101Mから遠ざかる方向に向けて突設された金属製のローラ回転軸102Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端側においてローラ回転軸102Mを回転可能に支持する軸受け103Mと、転写ローラ101Mの軸方向の両端側において、転写ローラ101Mが感光体ドラム51Mを押圧する方向(以降、ローラ押圧方向と称す)にローラ回転軸102Mを付勢する付勢バネ104Mと、軸受け103Mを挟んで転写ローラ101Mとは反対側において、ローラ回転軸102Mに設けられる円筒形状のコロ105Mとから構成される。
尚、軸受け103Mは、不図示のガイド部材によってローラ押圧方向に摺動可能にガイドされる。そして付勢バネ104Mの一端は、軸受け103Mに連結される。即ちローラ回転軸102Mは、軸受け103Mを介して付勢バネ104Mにより付勢される。なお、付勢バネ104Mは圧縮コイルばね等によって構成されるが、引張コイルばねであってもよいし、板ばねでもよい。
またコロ105Mの材質は、転写ローラ101Mよりも高硬度の弾性体である。更にコロ105Mは転写ローラ101Mよりも大径に形成されている。
更に転写装置64C(64Y,64K)は、転写装置64Mと同様にして、転写ローラ101C(101Y,101K)と、ローラ回転軸102C(102Y,102K)と、軸受け103C(103Y,103K)と、付勢バネ104C(104Y,104K)と、コロ105C(105Y,105K)とから構成される。
そして、帯電器52M(52C,52Y,52K)が感光体ドラム51M(51C,51Y,51K)を帯電させる極性(本例では正極性)と逆極性(つまり負極性)の電圧が、いわゆる定電流制御(例えば−10〜−15μA)により、ローラ回転軸102Mを介して転写ローラ101M(101C,101Y,101K)に印加されている。これにより、転写ローラ101M(101C,101Y,101K)と感光体ドラム51M(51C,51Y,51K)との間に適切な転写バイアスが与えられる。
次に定着部5は、加熱体としての加熱ローラ81と、記録用紙Pの搬送経路を挟んで加熱ローラ81と対向配置され、加熱ローラ81に圧接する加圧ローラ82とから構成される。これにより定着部5は、4色のトナー像からなる多色画像を坦持した記録用紙Pを、加熱ローラ81及び加圧ローラ82によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、多色画像を記録用紙Pに定着させる。
また排紙部6は、定着部5により画像の定着が完了した記録用紙Pを搬送する一対の排紙ローラ86と、排紙ローラ86の下流側に配設され、画像形成工程が全て終了した記録用紙Pを蓄積する排紙トレイ87とから構成される。
このように構成された本実施形態のプリンタ1では、まず、給紙部3から給紙ローラ32により記録用紙Pが1枚供給され、搬送ローラ33及びガイド部材34を介して用紙搬送ベルト71へ送られる。
次に、図1中一番右側(つまり1色目)の感光体ドラム51Mの表面が、帯電器52Mにより+700Vで一様に帯電され、露光器53Mにより、制御部7から入力された画像データのうちマゼンタに対応したデータに基づいて露光される。これにより、露光された部分の電位が約+150V程度に低下することによって静電潜像が形成される。次に、この感光体ドラム51Mの表面に、現像ユニット54Mにおいて現像バイアス(+550V)が印加されている現像ローラ62Mから正極性に帯電されたマゼンタのトナーが供給される。これにより、感光体ドラム51Mの表面における、静電潜像が形成されて現像バイアスより電位が低くなっている箇所にのみ、マゼンタトナーが付着して現像が行われ、マゼンタのトナー像が形成される。そして、このようにして形成された「+」(正極性)に帯電されたトナー像は、用紙搬送ベルト表面に載置されて搬送される記録用紙Pの表面上に転写される。この転写は、既に説明した通り、「−」(負極性)の転写バイアスが印加された転写装置64Mによって静電的に行われる。
次に、マゼンタトナーが転写された記録用紙Pが用紙搬送ベルト71により搬送されて、2色目であるシアントナー用の感光体ドラム51Cに当接する。すると、既にマゼンタトナーが転写されている記録用紙P上に、上記マゼンタトナーの場合と同様に、シアンのトナー像が転写される。つまり、シアンのトナー像が形成されている感光体ドラム51Cから、対向する転写装置64Cによる転写バイアスによって記録用紙P上へ静電的に転写される。
以後、3色目(イエロー)及び4色目(ブラック)の各色トナーによるトナー像についても、上記マゼンタ、シアンの場合と全く同様に、記録用紙P上へ順次転写される。そして最後に、記録用紙P上に形成された各色のトナー像による多色画像は、定着部5において記録用紙P上に定着され、排紙トレイ87上に排出される。
また、コロ105(105M,105C,105Y,105K)の材質が弾性体であるために、コロ105が感光体ドラム51を押圧する際に、コロ105の感光体ドラム51を押圧している部位(以降、コロ押圧部位と称す)が変形収縮する。従って、コロ105の径が変化すると、コロ105にかかる力が小さくなり、その分、転写ローラ101にかかる力が増加するので、つぶれ量は、コロ105の径の変化より少ない変化分でつりあう。結果、コロ105の径の変化に対して、コロ105にかかる力と転写ローラ101にかかる力のバランスが変化しにくいと効果が得られる。すなわち、コロ105の寸法精度を緩和することができる。
更に、弾性体からなる規制コロ105は、規制コロ105が当接する部材の表面形状に応じて弾性変形する。即ち、規制コロ105が感光体ドラム51を押圧する押圧力が一点に集中することがない。このため、高剛性の材質からなる規制コロを用いた転写装置と比較して、規制コロ105が当接する部材(本実施形態では、用紙搬送ベルト71)の破損を抑制することができる。
また、コロ105(105M,105C,105Y,105K)の材質は、転写ローラ101(101M,101C,101Y,101K)における感光体ドラム51(51M,51C,51Y,51K)を押圧する部分よりも高硬度である。またコロ105は、転写ローラ101よりも大径である。
このため、コロ105の幅を転写ローラ101の幅よりも短くすることができる。つまり、転写装置64(64M,64C,64Y,64K)の省スペース化を図ることができる。
また、コロ105の材質は絶縁体である。このため、転写装置64に流される転写電流が、コロ105を介して感光体ドラム51に流れることを防止できる。即ち、転写電流を正確に制御できる。
またコロ105は、軸受け103を挟んで転写ローラ101とは反対側において、ローラ回転軸102に設けられる。
このため、付勢バネ104により付勢されるコロ105が感光体ドラム51を押圧すると、この押圧によって発生する反力(以降、コロ押圧反力と称す)が、ローラ回転軸102におけるコロ105が設けられている部位に加えられる。
即ち、付勢バネ104がローラ回転軸102を付勢する部位より転写ローラ101から遠い部位において、付勢バネ104がローラ回転軸102を付勢する方向とは反対の方向の力が加えられる。
従って、付勢バネ104の付勢力のために、ローラ回転軸102の端部が感光体ドラム51に近づく方向に、ローラ回転軸102が撓むことを抑制できる。
以下、この点について更に詳述すると、図6に示すように、コロがない場合、撓みを小さくするために、ばねの力を弱くすると、摩擦や振動などの外乱の影響を受けやすくなるため、ばねの力をあまり小さくしたくない。軸を太くすると重量が増す。ばねの力を大きくして、かつ撓みを小さくするには、できるだけばねのそばに力がかかるようにしてやればいい。そこで、ローラ部の両端にコロをつけると撓みを小さくすることができる。しかも、コロがばねの外側にあるなら、バランスを取れば撓みをなくすことができる。また、ローラ部の押圧力が小さくなり過ぎても転写性が悪化することがあるが、コロが外側にある方法ならローラ部にかかる押圧を強くしても撓みを抑制できる。
以上説明した実施形態において、カラーレーザプリンタ1は本発明における画像形成装置、付勢バネ104(104M,104C,104Y,104K)は本発明における付勢手段、記録用紙Pは本発明における被転写部材、コロ105(105M,105C,105Y,105K)は本発明における規制コロである。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、各感光体ドラム51から記録用紙P上にトナー像を直接転写する直接転写タイプのタンデム方式カラーレーザプリンタを例示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、各色ごとのトナー像を、各感光ドラムからいったん被転写部材としての中間転写ベルト上に転写し、その後、記録用紙に一括転写する中間転写タイプのタンデム方式カラーレーザプリンタとして構成してもよい。
また、タンデム方式カラーレーザプリンタに限ったものではなく、例えば、各色の現像ユニットに共通する1つの感光体上に各色のトナー像を順次形成し、そのトナー像を記録用紙や中間転写ベルトあるいは中間転写ドラム等の被転写部材上に順次転写して重ね合わせることにより、被転写部材上に多色カラーのトナー像を形成する、いわゆる4サイクル方式カラーレーザプリンタとして構成してもよい。
またカラーレーザプリンタに限ったものではなく、モノクロレーザープリンタとして構成してもよい。
また上記実施形態では、転写ローラ101が感光体ドラム51を押圧する力をコロ105により規制するものを示した。しかし、コロ105以外の手段により規制するようにしてもよい。
例えば図4(a)に示すように、感光体ドラム51Mの両端部において、円周方向に沿って且つ感光体ドラム51Mの全周に亘って、外周側に突出して形成される円筒形状の規制部材121Mを備えるようにしてもよい。尚、この規制部材121Mの材質は弾性体(例えばゴム材料などからなる)であり、更に円周面がローラ回転軸102Mに当接するように、規制部材121Mの径が設定されている。尚、規制部材121Mは本発明における押圧手段である。
また図4(b)に示すように、プリンタ1本体に固定される支持部材131Mに支持されるとともに、ローラ回転軸102Mに当接する規制部材132Mを備えるようにしてもよい。尚、この規制部材132Mの材質は弾性体(例えばゴム材料などからなる)であり、規制部材132Mは本発明における押圧手段である。
また図4(c)に示すように、用紙搬送ベルト71の両端部において、用紙搬送方向に沿って、且つ用紙搬送ベルト71の裏面全周に亘って、転写ローラ101Mと対向する側の表面に突出して形成される規制部材141Mを備えるようにしてもよい。
尚、この規制部材141Mの材質は弾性体(例えばゴム材料などからなる)であり、更に規制部材141Mがローラ回転軸102Mに当接するように、規制部材141Mの高さが設定されている。また、規制部材141Mは本発明における押圧手段である。
このように構成されたプリンタ1では、転写ローラが像担持体を押圧する押圧力(以降、ローラ押圧力と称す)は規制部材121M(132M,141M)により規制される。このためコロ105が不要となり、コロ105が当接する部材の破損を防止できる。
また、規制コロ105Mや規制部材(押圧手段)121M,131M,141Mは、精度が十分であれば、少なくとも撓みを規制するという効果が得られるので、必ずしも弾性体に限られるものではない。
さらに、規制コロ105が弾性体であることによる効果のみを達成しようとするのであれば、規制コロ105が軸受け103の外側にあるものに限らず、例えば図5に示すように、軸受け103の内側に弾性体からなる規制コロ105があってもよい。
カラーレーザプリンタの概略構成を示す側断面図。 転写ニップ部近傍の構成を示す概略構成図。 転写装置の構成を示すための感光体ドラム及び転写装置の正面図。 別の実施形態における転写装置の構成を示すための感光体ドラム及び転写装置の正面図。 別の実施形態における転写装置の構成を示すための感光体ドラム及び転写装置の正面図。 転写ローラの撓みを説明するための感光体ドラム及び転写ローラの正面図。
符号の説明
1…カラーレーザプリンタ、2…筐体、3…給紙部、4…画像形成部、5…定着部、6…排紙部、7…制御部、31…給紙トレイ、32…給紙ローラ、33…搬送ローラ、34…ガイド部材、40M…マゼンタ画像形成ユニット、40C…シアン画像形成ユニット、40K…ブラック画像形成ユニット、40Y…イエロー画像形成ユニット、41…転写部、42…搬送部、51(51M,51C,51Y,51K)…感光体ドラム、52M,52C,52Y,52K…帯電器、53M,53C,53Y,53K…露光器、54M,54C,54Y,54K…現像ユニット、56M…帯電ワイヤ、57M…シールドケース、58M…グリッド、61M,61C,61Y,61K…現像ユニットケース、62M,62C,62Y,62K…現像ローラ、64(64M,64C,64Y,64K)…転写装置、71…用紙搬送ベルト、72…現像剤回収器、72a…クリーニングブラシ、72b…電極ローラ、72c…回収ローラ、72d…貯留ボックス、73…駆動ローラ、74…従動ローラ、81…加熱ローラ、82…加圧ローラ、86…排紙ローラ、87…排紙トレイ、101(101M,101C,101Y,101K)…転写ローラ、102(102M,102C,102Y,102K)…ローラ回転軸、103(103M,103C,103Y,103K)…軸受け、104(104M,104C,104Y,104K)…付勢バネ、105(105M,105C,105Y,105K)…コロ、121M,132M,141M…規制部材、131M…支持部材、P…記録用紙。

Claims (10)

  1. 現像剤像を担持する像担持体に対向して回転可能とされた転写ローラと、前記転写ローラが前記像担持体を押圧する方向に前記転写ローラを付勢する付勢手段とを備え、前記像担持体と前記転写ローラとの押圧部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、前記像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、
    前記転写ローラと同軸に設けられ、前記像担持体を押圧することにより、前記転写ローラが前記像担持体を押圧する押圧力を規制する規制コロを備え、
    前記規制コロの材質は弾性体である、
    ことを特徴とする転写装置。
  2. 前記規制コロの材質は、前記転写ローラにおける前記像担持体を押圧する部分よりも高硬度である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記規制コロは、前記転写ローラよりも大径である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の転写装置。
  4. 前記規制コロの材質は絶縁体である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の転写装置。
  5. 前記転写ローラは、当該転写ローラの軸方向の両端部からそれぞれ、この軸方向に沿って転写ローラから遠ざかる方向に向けて突設された回転軸であるローラ回転軸を有し、
    前記付勢手段は、前記ローラ回転軸を付勢することにより、前記転写ローラに前記像担持体を押圧させ、
    前記規制コロは、前記付勢手段が前記ローラ回転軸を付勢する部位を挟んで、前記転写ローラとは反対側において、前記ローラ回転軸に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4何れかに記載の転写装置。
  6. 現像剤像を担持する像担持体に対向する回転軸であるローラ回転軸に固設され、このローラ回転軸を中心に回転可能とされた転写ローラと、前記転写ローラが前記像担持体を押圧する方向に前記ローラ回転軸を付勢する付勢手段とを備え、前記像担持体と前記転写ローラとの押圧部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、前記像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、
    前記付勢手段が前記ローラ回転軸を付勢する部位を挟んで前記転写ローラとは反対側において、前記ローラ回転軸に設けられ、前記像担持体を押圧することにより、前記転写ローラが前記像担持体を押圧する押圧力を規制する規制コロを備える、
    ことを特徴とする転写装置。
  7. 現像剤像を担持する像担持体に対向する回転軸であるローラ回転軸に固設され、このローラ回転軸を中心に回転可能とされた転写ローラと、前記転写ローラが前記像担持体を押圧する方向に前記ローラ回転軸を付勢する付勢手段とを備え、前記像担持体と前記転写ローラとの押圧部分に形成されるニップ部に挟まれた被転写部材上に、前記像担持体上に形成された現像剤像を転写する転写装置であって、
    前記付勢手段が前記ローラ回転軸を付勢すると、前記付勢手段が前記ローラ回転軸を付勢する方向とは反対の方向に前記ローラ回転軸を押圧する押圧手段を備える、
    ことを特徴とする転写装置。
  8. 前記押圧手段は、前記付勢手段が前記ローラ回転軸を付勢する部位を挟んで、前記転写ローラとは反対側において、前記ローラ回転軸を押圧する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の転写装置。
  9. 請求項1〜請求項8何れかに記載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜請求項8何れかに記載の転写装置を、各色の現像剤像が形成される複数個の像担持体に対応して複数備えたことを特徴とするタンデム方式の画像形成装置。
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