JP2006140973A - ホームゲートウェイ、双方向映像通信機器、および双方向映像通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電話機側または映像通信機器の一方の操作で、音声通話から映像によるコミュニケーションに切り替えることのできるホームゲートウェイおよび双方向映像通信機器を提供する。
【解決手段】ホームゲートウェイは、電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンド、および接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信する機能を有し、双方向映像通信機器は、ホームゲートウェイより受信したメッセージに基づいて、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器との間で映像を送受信するためのセッションを確立する。
【選択図】図1
【解決手段】ホームゲートウェイは、電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンド、および接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信する機能を有し、双方向映像通信機器は、ホームゲートウェイより受信したメッセージに基づいて、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器との間で映像を送受信するためのセッションを確立する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電話機や双方向映像通信機器などが接続されたホームネットワークをインターネットと接続して、外部のホームネットワークの電話機や双方向映像通信機器との音声通話や映像コミュニケーションを実現するホームゲートウェイ、双方向映像通信機器、および双方向映像通信システムに関する。
電話回線とIP(Internet Protocol)網を統合するVoIP(Voice over IP)で用いられるプロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)がある。このSIPでは、IP電話機などのクライアント端末間のセッションの開始/変更/終了などのセッション制御に関する通信手順が規定されている。また、SIPは、音声のみならず、テキスト、画像(ビデオ)などの様々なメディア情報のやりとりをサポートしている。
SIPでマルチメディア情報をやりとりする具体的な実装例としては次のようなものがある。SIPで情報をやりとりする機能を有する端末(以下「SIP端末」と記述)と、たとえばIPv6による動画通信機能を搭載したHDDレコーダなどの双方向映像通信機器とを接続し、さらにこの双方向映像通信機器にデジタルカメラを接続する。デジタルカメラで撮像した映像は、双方向映像通信機器のIPv6による動画通信機能により、SIP端末によってセッション接続先の相手に対して送信される(非特許文献1)。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/02/17/2121.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/02/17/2121.html
しかしながら、上記の技術では、SIP端末と双方向映像通信機器との間で制御コマンドなどをやりとりする機能を備えていないため、たとえば、SIP端末であるIP電話機による音声通話から映像のやりとりに切り替える場合には、IP電話機と双方向映像通信機器のそれぞれにおいて、切り替えのための操作を独立して行わなければならないという問題があった。
本発明は以上のような事情に鑑み、電話機あるいは双方向映像通信機器のいずれか一方の操作で、音声通話から映像によるコミュニケーションに切り替えることのできるホームゲートウェイ、双方向映像通信機器、および双方向映像通信システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のホームゲートウェイは、ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と、電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信するメッセージ送信手段とを具備する。
一方、本発明の双方向映像通信機器は、ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と、電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信するメッセージ送信手段とを有するホームゲートウェイと接続可能な双方向映像通信機器であって、映像を入力する映像入力手段と、ホームゲートウェイより受信したメッセージに基づいて、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器との間で映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段とを具備する。
また、別の発明の双方向映像通信機器は、ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段とを有するホームゲートウェイと接続可能な双方向映像通信機器であって、映像を入力する映像入力手段と、遠隔操作のためのリモートコントローラと、電話機による音声通話中にリモートコントローラより特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび機器特定情報を含むメッセージをホームゲートウェイより受信する手段と、ホームゲートウェイより受信したメッセージに基づいて、接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する双方向映像通信機器との間で映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段とを具備する。
以上のように、本発明によれば、電話機あるいは双方向映像通信機器のいずれか一方の操作で、音声通話から映像によるコミュニケーションに切り替えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態にかかる双方向映像通信システムの全体構成を示すブロック図である。
この双方向映像通信システム100は、複数のホームネットワーク10,10’、インターネット20および管理サーバ30からなる。ホームネットワーク10,10’は、電話機11,11’、双方向映像通信機器である双方向映像通信TV(テレビジョン)12,12’、ビデオカメラ13,13’およびホームゲートウェイ14,14’で構成される。
各々のホームネットワーク10,10’において、電話機11,11’は固定電話機であり、この電話機11,11’は電話ケーブル15,15’を通じてホームゲートウェイ14,14’と接続されている。双方向映像通信TV12,12’は、SIP対応の映像通信機能およびテレビジョン機能を有する機器である。双方向映像通信TV12,12’はアナログ端子を有し、このアナログ端子にはAVケーブル17,17’を通じてビデオカメラ13,13’が接続されている。また、この双方向映像通信TV12,12’は有線または無線によるLAN16,16’によってホームゲートウェイ14,14’と接続されている。ホームゲートウェイ14,14’は、ホームネットワーク10,10’内の電話機11,11’および双方向映像通信TV12,12’からインターネット20への接続を可能とするブロードバンドルータの機能、電話機11,11’からの音声信号をIPパケットにしてインターネット20経由で送受信するVoIP( Voice over IP)アダプタの機能(SIP端末の機能)、および双方向映像通信TV12の端末情報を管理する機能(SIPサーバの機能)を有する。
管理サーバ30は、電話機11,11’の電話番号とホームゲートウェイ14,14’のIPアドレスをそれぞれ関連付けて管理する機能(SIPサーバの機能)を有する。
図2は双方向映像通信TV12の機能の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、双方向映像通信TV12は、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125および電源管理部126を備えている。
同図に示すように、双方向映像通信TV12は、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125および電源管理部126を備えている。
コマンド送受信部121は、ホームゲートウェイ14や双方向映像通信TV12からのSIPコマンドを受信し、コマンド解析部122へイベントを通知する機能、および受信したSIPコマンドをホームゲートウェイ14または双方向映像通信TV12へ送信する機能を有する。
コマンド解析部122は、コマンド送受信部121からのイベントを受信したときホームゲートウェイ14や双方向映像通信TV12から受信したSIPコマンドを解析し、解析内容に応じてコマンド送受信部121または映像送受信部123へ指示を与える機能を有する。
映像送受信部123は、コマンド解析部122からの指示に従い、映像入力部124からの映像信号を通信相手の双方向映像通信TV12’へ送信する機能、および通信相手の双方向映像通信TV12’から受信した映像信号を映像出力部125へ転送する機能を有する。
映像入力部124は、ビデオカメラ13から入力したアナログ信号をデジタル信号へ変換した後、エンコードを行い、映像送受信部123へ転送する機能を有する。ビデオカメラ13がマイク機能を有している場合、エンコード時に映像信号と音声信号を多重化する。エンコード形式はたとえばMPEG2などであり、エンコード形式は、あらかじめ決めていてもよいし、映像コミュニケーションのセッション確立時に、双方向映像通信TV12’とのネゴシエーションによって決めてもよい。
映像出力部125は、映像送受信部123から転送されたデジタル信号をデコードし、双方向映像通信TV12の画面へ表示する機能、および映像入力部124のアナログ信号を画面へ表示する機能を有する。映像送受信部123から転送されたデジタル信号に音声が含まれている場合、スピーカ等へ音声を出力する機能も有する。
電源管理部126は、双方向映像通信TV12の電源を管理し、電源をオンにしたりスタンバイ状態にしたりする機能を有する。電源がオンになっている状態とは、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125、電源管理部126のすべてがアクティブになっている状態、スタンバイ状態とは、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、電源管理部126がアクティブで、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125が非アクティブになっている状態を意味する。
また、図示は省略したが、他のホームネットワーク10’の双方向映像通信TV12’も、双方向映像通信TV12と同様に、コマンド送受信部121’、コマンド解析部122’、映像送受信部123’、映像入力部124’、映像出力部125’および電源管理部126’を備えている。
次に、この第1の実施形態の双方向映像通信システム100の動作を説明する。
映像コミュニケーションを利用可能にするために、あらかじめ、各々のホームネットワーク10,10’の双方向映像通信TV12,12’は、SIPのREGISTERリクエストを使って、ホームゲートウェイ14,14’に対して、SIP−URI(Uniform Resource Identifier)とIPアドレスを端末情報として送信する。ホームゲートウェイ14,14’はREGISTERリクエストを受信すると、双方向映像通信TV12,12’のSIP−URIとIPアドレスとを関連づけて保存する。SIP−URIは、例えば”SIP:userB@isp.com”のような形式である。SIP−URIの代わりに”tel:050-xxxx-yyyy”のような電話番号形式でもよい。双方向映像通信TV12,12’がホームゲートウェイ14,14’に対しREGISTERリクエストを送信するタイミングは、双方向映像通信TV12,12’の電源をオンにした際、または一定時間間隔などである。
映像コミュニケーションを利用可能にするために、あらかじめ、各々のホームネットワーク10,10’の双方向映像通信TV12,12’は、SIPのREGISTERリクエストを使って、ホームゲートウェイ14,14’に対して、SIP−URI(Uniform Resource Identifier)とIPアドレスを端末情報として送信する。ホームゲートウェイ14,14’はREGISTERリクエストを受信すると、双方向映像通信TV12,12’のSIP−URIとIPアドレスとを関連づけて保存する。SIP−URIは、例えば”SIP:userB@isp.com”のような形式である。SIP−URIの代わりに”tel:050-xxxx-yyyy”のような電話番号形式でもよい。双方向映像通信TV12,12’がホームゲートウェイ14,14’に対しREGISTERリクエストを送信するタイミングは、双方向映像通信TV12,12’の電源をオンにした際、または一定時間間隔などである。
音声通話を開始するため、まず、ホームネットワーク10のユーザAは、電話機11の操作部を使って、他のホームネットワーク10’のユーザBが所有する電話機11’の電話番号を入力する。この操作により電話機11は、ホームゲートウェイ14を介してIP電話の手順によりユーザBの電話機11’を呼び出す。すなわち、ホームゲートウェイ14は、電話機11より接続相手の電話機11’の電話番号を取得し、インターネット20上の管理サーバ30に対して、当該電話番号に対応するホームゲートウェイ14’のIPアドレスを問い合わせ、取得したIPアドレスに基づきホームゲートウェイ14’にIP電話の接続を要求する。ホームゲートウェイ14’はIP電話の接続要求を受けると、電話機11’の呼び出しを行う。
電話機11’の呼び出しに対して、ユーザBが電話機11’の受話器を上げると、ユーザAとユーザBの音声通話が開始される。音声通話が開始されると、ホームゲートウェイ14は発呼フラグをオンにする。
次に、音声通話から映像コミュニケーションへの移行手順について記述する。
図3はホームゲートウェイ14,14’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャートである。
図3はホームゲートウェイ14,14’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャートである。
音声通話中に両ユーザA,B間で映像コミュニケーション開始の同意がとれたとすると、ユーザAおよびユーザBはそれぞれの電話機11,11’の操作部において、映像コミュニケーションの開始を指示するためのトーン信号の送信にあらかじめ割り当てられている特定のボタン(たとえば“#”など)をプッシュする。
発呼側のユーザAの電話機11は、特定のボタンが操作されると、映像コミュニケーションの開始を指定するトーン信号をホームゲートウェイ14に対して送信する。ホームゲートウェイ14は、電話機11からの当該トーン信号を受信すると(ステップ301)、これを以下に示すSIPのMESSAGEリクエストに変換し、双方向映像通信TV12へ送信する(ステップ307)。
トーン信号から生成されるMESSAGEリクエストのメッセージ部は、図4に示すように、コマンド名、パート名、そして接続相手の電話機11’と同一のホームネットワーク10’に属する双方向映像通信TV12’を特定する機器特定情報であるIPアドレスおよびSIP−URIなどから構成される。ホームゲートウェイ14は、これらコマンド名、パート名、IPアドレスおよびSIP−URIを次のように指定する。
コマンド名は映像コミュニケーション開始または終了などのコマンドを表す文字列である。音声通話から映像コミュニケーションへ移行する際には、コマンド名として開始を表す文字列”start”が指定される(ステップ302)。パート名は音声通話における発呼側または着呼側を表す文字列である。ホームゲートウェイ14の発呼フラグは現在オンになっているので(ステップ303のオン)、ホームゲートウェイ14は、パート名として発呼側を表す文字列”caller”を指定する(ステップ304)。IPアドレスは接続相手の双方向映像通信TV12’のIPアドレスであり、インターネット20のインターネットプロトコルがIPv6(Internet Protocol Version 6 )なら接続相手の双方向映像通信TV12’のグローバルIPアドレスを指定し、IPv4(Internet Protocol Version 4 )なら接続相手のホームゲートウェイ14’のグローバルIPアドレスを指定する(ステップ305)。そして接続相手の双方向映像通信TV12’のSIP−URIを指定する(ステップ306)。
双方向映像通信TV12’のIPアドレスおよびSIP−URIは、音声通話中にホームゲートウェイ14’がホームゲートウェイ14に対し、SIPのMESSAGEリクエストなどを使ってあらかじめホームゲートウェイ14に送信しておく。
なお、メッセージ部の形式は、XML(eXtensible Markup Language)形式でもよいし、その他の独自の形式でもよい。
また、本実施形態では、ホームゲートウェイ14が双方向映像通信TV12へ送信するSIPコマンドとしてMESSAGEリクエストを用いたが、SIPがサポートしているメソッドであれば他のリクエストでもよい。
図5は双方向映像通信TV12,12’の映像コミュニケーション開始/終了の手順を示すフローチャートである。
発呼側の双方向映像通信TV12のコマンド送受信部121は、ホームゲートウェイ14からMESSAGEリクエストを受信すると(ステップ501)、このMESSAGEリクエストの送信元IPアドレスがホームゲートウェイ14のものと一致するかどうかを確認し(ステップ502)、一致する場合、受信したMESSAGEリクエスト中のメッセージ部をコマンド解析部122へ転送する。一致しなければ、不正アクセスとみなして処理を終了する。
コマンド解析部122は、コマンド送受信部121から転送されたメッセージ部から、まずコマンド名をとりだす。ここではコマンド名が映像コミュニケーションの開始を表す文字列であるので(ステップ503の開始)、ステップ504へ移行し、パート名をとりだす(ステップ504)。パート名は発呼側を表す文字列であるので、ホームゲートウェイ14にてあらかじめ登録しておいた接続相手の双方向映像通信TV12’のIPアドレスとSIP−URIとをとりだし(ステップ505)、映像データの送受信プロトコルやコーデックなど映像コミュニケーションに必要な情報と合わせて、SIPのINVITEリクエストを作成し、双方向映像通信TV12’のグローバルIPアドレスと共にコマンド送受信部121へ転送する。
コマンド送受信部121は、コマンド解析部122から転送されたIPアドレスに対して、コマンド解析部122から転送されたINVITEリクエストを送信し(ステップ506)、双方向映像通信TV12,12’間でのセッションの確立を行う(ステップ507)。ここで、セッションの確立手順はSIPに従う。
なお、コマンド解析部122から転送されたIPアドレスは、インターネット20のネットワークがIPv6なら双方向映像通信TV12’自身のグローバルIPアドレスであり、IPv4ならホームゲートウェイ14’のグローバルIPアドレスである。IPv6の場合、着呼側の双方向映像通信TV12’は発呼側の双方向映像通信TV12からのINVITEリクエストを直接受信することができるが、IPv4の場合、着呼側のホームゲートウェイ14’が発呼側の双方向映像通信TV12からのINVITEリクエストを受信すると、NAT(Network Address Translator)により着呼側の双方向映像通信TV12’へINVITEリクエストを転送し、着呼側の双方向映像通信TV12’がINVITEリクエストを受信する。
一方、着呼側のユーザBの電話機11’は、電話機11’の特定のボタンが操作されると、映像コミュニケーションの開始を指定するトーン信号をホームゲートウェイ14’に対して送信する。ホームゲートウェイ14’は電話機11’よりトーン信号を受信すると(図3のステップ301)、以下に示すSIPのMESSAGEリクエストを作成して双方向映像通信TV12’へ送信する(ステップ307)。
図6は、このMESSAGEリクエストのメッセージ部を示している。同図に示すように、このメッセージ部はコマンド名とパート名とで構成される。ここで、コマンド名には開始を表す文字列”start”が指定され(図3のステップ302)、パート名としては、ホームゲートウェイ14’における発呼フラグがオフなので着呼側を表す文字列”callee”が指定される(ステップ308)。IPアドレス、SIP−URIはここでは指定されない。
コマンド送受信部121’はホームゲートウェイ14’からMESSAGEリクエストを受信すると(図5のステップ501)、このMESSAGEリクエスト中のメッセージ部をコマンド解析部122’へ転送する。
コマンド解析部122’はコマンド送受信部121’から転送されたMESSAGEリクエスト中のメッセージ部からコマンド名をとりだす(ステップ503)。コマンド名が映像コミュニケーション開始を表す文字列であるので、次にパート名をとりだす(ステップ504)。ここでパート名は着呼側を表す文字列であるので、発呼側の双方向映像通信TV12からのINVITEリクエストの受信を待ち、発呼側の双方向映像通信TV12との間でのセッションの確立を行う(ステップ507)。
図7は着呼側の双方向映像通信TV12’のセッション確立判定の手順を示すフローチャートである。
着呼側の双方向映像通信TV12’は、INVITEリクエストを受信した時点で(ステップ701)、ホームゲートウェイ14’からのMESSAGEリクエストを既に受信済みであるならば(ステップ702のYES)、双方向映像通信TV12との間でのセッションの確立を行う(ステップ703)。また、ホームゲートウェイ14’からのMESSAGEリクエストを受信する前に発呼側の双方向映像通信TV12からINVITEリクエストを受信した場合は(ステップ702のNO)、セッションの確立を拒否する(ステップ704)。
両双方向映像通信TV12,12’間でセッションが確立されると、発呼側の双方向映像通信TV12のコマンド解析部122は電源管理部126に対し、電源オンのリクエストを送信する。電源管理部126は、電源オンのリクエストを受信すると、双方向映像通信TV12の電源状態をチェックし(図5のステップ508)、電源状態がスタンバイ状態であれば、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125をアクティブにし、双方向映像通信TV12の状態をスタンバイ状態から電源オンの状態へ移行させる(ステップ509)。双方向映像通信TV12が電源オンの状態であれば、電源管理部126は何も処理しない。
コマンド解析部122は、セッション確立時に取得した映像送受信についての情報を映像送受信部123へ転送する。映像送受信についての情報とは、送受信プロトコル、コーデック、IPアドレスおよびポート番号、双方向映像通信TV12の受信ポート番号である。送受信プロトコルは、例えばRTP(Real-time Transport Protocol)などであり、あらかじめ決めていてもよいし、映像コミュニケーションのセッション確立時に、着呼側の双方向映像通信TV12’とのネゴシエーションによって決めてもよい。IPアドレスは、インターネット20のネットワークプロトコルがIPv6なら双方向映像通信TV12’自身のグローバルIPアドレスであり、IPv4ならホームゲートウェイ14’のグローバルIPアドレスである。IPv6の場合、着呼側の双方向映像通信TV12’は発呼側の双方向映像通信TV12からのデータを直接受信することができるが、IPv4の場合、ホームゲートウェイ14’が発呼側の双方向映像通信TV12からのデータを受信すると、NAT(Network Address Translator)により着呼側の双方向映像通信TV12’へデータを転送し、着呼側の双方向映像通信TV12’がデータを受信する。
映像送受信部123は、映像入力部124および映像出力部125に対しコーデックの形式を送信する。映像入力部124は、ビデオカメラ13によって撮影された映像のアナログ信号を入力し(ステップ510)、デジタル信号に変換後、映像送受信部123が指定したコーデック形式に従ってエンコードし(ステップ511)、映像送受信部123へ転送する(ステップ512)。ビデオカメラ13がマイク機能を有する場合は、音声に対しても映像と同様の処理が行われる。
映像送受信部123は、映像入力部124から転送された映像のデジタル信号を、コマンド解析部122により指定された送受信プロトコルに従い、コマンド解析部122により指定されたIPアドレス、ポート番号へ送信する(ステップ513)。一方、映像送受信部123は、コマンド解析部122により指定された受信ポートをオープンし、コマンド解析部122により指定された送受信プロトコルに従い、映像のデジタル信号を受信する。
映像送受信部123は、映像データを受信すると(ステップ514)、まず送信元IPアドレスを確認する。送信元IPアドレスがコマンド解析部122により指定されたIPアドレスと一致しなければ不正なデータとして廃棄する。送信元IPアドレスがコマンド解析部122により指定されたIPアドレスと一致すれば、受信した映像データを映像出力部125に転送する。映像出力部125は、映像送受信部123から転送されたデータをデジタル信号から、コマンド解析部122により指定されたコーデックに従ってデコードし(ステップ515)、画面に映像を表示する(ステップ516)。また、映像出力部125は、映像入力部124がビデオカメラ13により撮影された映像のアナログ信号を受信し、画面に表示する。画面の表示方式は、双方向映像通信TV12’から受信した映像とビデオカメラ13により撮影された映像のいずれか一方を表示してもよいし、PinP(Picture in Picture)方式により両映像を表示してもよい。さらに、双方向映像通信TV12に付属するリモコンを操作することで、映像の表示方式を切り替えてもよい。受信したデータに音声が含まれている場合は、映像と同様の処理を行い、双方向映像通信TV12が備えるスピーカなどに出力する。
着呼側の双方向映像通信TV12’でも同様の処理を行うことにより、各ユーザA,B間での映像によるコミュニケーションが可能になる。
次に、映像コミュニケーションを終了し、音声のみの通話へ移行する手順について記述する。
音声通話により、両ユーザA,B間で映像コミュニケーション終了の同意が取れたとすると、ユーザA、ユーザBのいずれか一方が電話機11または11’の特定のボタン(たとえば“0”など)をプッシュする。
音声通話により、両ユーザA,B間で映像コミュニケーション終了の同意が取れたとすると、ユーザA、ユーザBのいずれか一方が電話機11または11’の特定のボタン(たとえば“0”など)をプッシュする。
次に、ユーザAが電話機11のボタンをプッシュした場合の処理について記述する。
発呼側のユーザAの電話機11は、特定のボタンが操作されると、映像コミュニケーションの終了を指定するトーン信号をホームゲートウェイ14に対して送信する。ホームゲートウェイ14は、電話機11からのトーン信号を受信すると(図3のステップ301)、これを以下に示すSIPのMESSAGEリクエストに変換し、双方向映像通信TV12へ送信する(ステップ307)。ここで、作成されるMESSAGEリクエストのメッセージ部には、図8に示すように、コマンド名として、映像コミュニケーション終了を表す文字列”end”が含まれている。
発呼側のユーザAの電話機11は、特定のボタンが操作されると、映像コミュニケーションの終了を指定するトーン信号をホームゲートウェイ14に対して送信する。ホームゲートウェイ14は、電話機11からのトーン信号を受信すると(図3のステップ301)、これを以下に示すSIPのMESSAGEリクエストに変換し、双方向映像通信TV12へ送信する(ステップ307)。ここで、作成されるMESSAGEリクエストのメッセージ部には、図8に示すように、コマンド名として、映像コミュニケーション終了を表す文字列”end”が含まれている。
コマンド送受信部121はホームゲートウェイ14からMESSAGEリクエストを受信すると(図5のステップ501)、このMESSAGEリクエスト中のメッセージ部をコマンド解析部122へ転送する。
コマンド解析部122は、コマンド送受信部121から転送されたSIPコマンドのメッセージ部からコマンド名をとりだす(ステップ503)。コマンド名が映像コミュニケーション終了を表す文字列であるので、SIPのBYEリクエストを作成し、映像コミュニケーション開始時にコマンド解析部122が取得したIPアドレスと共にコマンド送受信部121へ転送する。
コマンド送受信部121は、コマンド解析部122から転送されたBYEリクエストをコマンド解析部122が指定したIPアドレスに対して送信し、着呼側の双方向映像通信TV12’とのセッションの切断を行う(ステップ517)。ここで、セッションの切断手順はSIPに従う。
セッションの切断を完了すると、コマンド解析部122は映像送受信部123に対し、映像送受信停止リクエストを送信する。映像送受信部123は、映像送受信停止リクエストを受信すると、映像のデジタル信号の送信を停止し(ステップ518)、受信ポートをクローズする。映像送受信部123は、さらに、映像入力部124に対して映像入力停止リクエスト、映像出力部125に対して映像出力停止リクエストをそれぞれ送信する。映像入力部124は、映像入力停止リクエストを受信すると、ビデオカメラ13で撮影した映像のアナログ信号のデジタル信号への変換およびエンコードを停止する。映像出力部125は、映像出力停止リクエストを受信すると、デジタル信号のデコードを停止する。ビデオカメラ13がマイク機能を有する場合は、音声についても映像と同様の処理を行う。
発呼側の双方向映像通信TV12とのセッションの切断を完了すると、着呼側の双方向映像通信TV12’も同様の手順で映像送受信処理を停止する。
この実施形態によれば、ホームゲートウェイ14,14’と双方向映像通信TV12,12’との間のSIPメッセージ送受信により、電話機11,11’の特定ボタンをプッシュするだけで、異なるホームネットワーク10,10’の電話機11,11’間での音声通話から双方向による映像コミュニケーションへの移行、および双方向による映像コミュニケーションから音声通話への移行が可能になった。
また、電源管理部126の機能によって、電話機11,11’の特定ボタンをプッシュすることで、双方向映像通信TV12,12’の電源の状態をスタンバイ状態からオン状態に切り替えることが可能となり、音声通話から双方向による映像コミュニケーションへの移行する際に双方向映像通信TV12,12’の電源を別途マニュアル操作でオンにする必要がなくなった。
なお、本実施形態では、電話機11,11’を固定電話機11としているが、電話機11,11’をIP電話機とし、ホームゲートウェイ14,14’と有線LANまたは無線LANで接続する形態でもよい。この場合、VoIPの機能(SIP端末の機能)は電話機11,11’が有する。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図9は本発明の第2の実施形態にかかる双方向映像通信システムの全体構成を示すブロック図である。
図9は本発明の第2の実施形態にかかる双方向映像通信システムの全体構成を示すブロック図である。
この双方向映像通信システム200は、第1の実施形態と同様に、複数のホームネットワーク10,10’、インターネット20および管理サーバ30からなる。ホームネットワーク10,10’は、電話機11,11’、双方向映像通信機器である双方向映像通信TV(テレビジョン)12,12’、ビデオカメラ13,13’、ホームゲートウェイ14,14’およびリモコン18,18’で構成される。すなわち、この双方向映像通信システム200において、リモコン18,18’を除く構成は第1の実施形態と同じである。
図10は双方向映像通信TV12,12’の機能の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、ホームネットワーク10の双方向映像通信TV12は、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125およびリモコン信号受信部127を備えている。リモコン信号受信部127は、リモコン18からの無線信号を受信し、リモコン信号データをコマンド解析部122へ転送する機能を有する。コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125の機能は第1の実施形態と同じである。
同図に示すように、ホームネットワーク10の双方向映像通信TV12は、コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125およびリモコン信号受信部127を備えている。リモコン信号受信部127は、リモコン18からの無線信号を受信し、リモコン信号データをコマンド解析部122へ転送する機能を有する。コマンド送受信部121、コマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、映像出力部125の機能は第1の実施形態と同じである。
また、図示は省略したが、他のホームネットワーク10’の双方向映像通信TV12’も、双方向映像通信TV12と同様に、コマンド送受信部121’、コマンド解析部122’、映像送受信部123’、映像入力部124’、映像出力部125’およびリモコン信号受信部127’を備えている。
次に、この第2の実施形態の双方向映像通信システム200の動作を説明する。
図11は双方向映像通信TV12,12’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャート、図12はホームゲートウェイ14,14’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャートである。
図11は双方向映像通信TV12,12’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャート、図12はホームゲートウェイ14,14’における映像コミュニケーション開始の手順を示すフローチャートである。
映像コミュニケーションを利用可能にするため、第1の実施形態と同様の手順で、双方向映像通信TV12はホームゲートウェイ14に対し、SIP−URI(Uniform Resource Identifier)とIPアドレスを端末情報として送信しておく。両ユーザA,B間での音声通話は、第1の実施形態と同様の手順で開始される。
次に、音声通話から映像コミュニケーションへの移行手順について記述する。
音声通話中に両ユーザA,B間で映像コミュニケーション開始の同意が取れたとすると、ユーザAおよびユーザBはそれぞれのリモコン18,18’の特定のボタンをプッシュする。
音声通話中に両ユーザA,B間で映像コミュニケーション開始の同意が取れたとすると、ユーザAおよびユーザBはそれぞれのリモコン18,18’の特定のボタンをプッシュする。
双方向映像通信TV12のリモコン信号受信部127は、リモコン18からの信号を受信すると(図11:ステップ1101)、信号データをコマンド解析部122へ転送する。コマンド解析部122はリモコン信号受信部127から転送された信号データを読み取り、この信号データが映像コミュニケーション開始を意味するものであれば(ステップ1102の開始)、この接続先情報取得リクエストを以下に示すSIPのMESSAGEリクエストに変換し、コマンド送受信部121へ転送する。コマンド送受信部121はコマンド解析部122から転送された接続先情報取得リクエストを受信すると、ホームゲートウェイ14へ送信する(ステップ1103)。
この接続先情報取得リクエスト(MESSAGEリクエストのメッセージ部)は、図13に示すように、コマンド名から構成される。コマンド名は映像コミュニケーション開始または終了などのコマンドを表す文字列である。音声通話から映像コミュニケーションへ移行する際には、コマンド名として開始を表す文字列”start”が指定される。MESSAGEリクエストの送信先であるホームゲートウェイ14のIPアドレスは、あらかじめ双方向映像通信TV12上でユーザが設定してもよいし、自動的に検出してもよい。
ホームゲートウェイ14は、発呼側の双方向映像通信TV12から接続先情報取得リクエストを受信すると(図12:ステップ1201)、次のような接続先情報をSIPのMESSAGEリクエストの形式で作成して双方向映像通信TV12へ応答する(ステップ1207)。
図14は、ホームゲートウェイ14から発呼側の双方向映像通信TV12に送信される接続先情報(MESSAGEリクエストのメッセージ部)の構成を示している。同図に示すように、ホームゲートウェイ14から発呼側の双方向映像通信TV12に送信される接続先情報は、コマンド名、パート名、IPアドレスおよびSIP−URIから構成される。
この接続先情報において、コマンド名は映像コミュニケーション開始または終了などのコマンドを表す文字列である。音声通話から映像コミュニケーションへ移行する際には、コマンド名として開始を表す文字列”start”が指定される(ステップ1202)。パート名は音声通話における発呼側または着呼側を表す文字列である。ホームゲートウェイ14の発呼フラグは現在オンになっているので(ステップ1203のオン)、ここではパート名として発呼側を表す文字列”caller”が指定される(ステップ1204)。接続相手の双方向映像通信TV12’のIPアドレスには、インターネット20のインターネットプロトコルがIPv6なら接続相手の双方向映像通信TV12’のグローバルIPアドレスが、IPv4なら接続相手のホームゲートウェイ14’のグローバルIPアドレスが指定される(ステップ1205)。そして接続相手の双方向映像通信TV12’のSIP−URIが指定される(ステップ1206)。双方向映像通信TV12’のIPアドレスおよびSIP−URIは、音声通話中にホームゲートウェイ14’がホームゲートウェイ14に対し、SIPのMESSAGEリクエストなどを使ってあらかじめホームゲートウェイ14に送信しておく。なお、メッセージ部の形式は、XML形式でもよいし、その他の独自の形式でもよい。
また、本実施形態では、ホームゲートウェイ14が双方向映像通信TV12へ送信するSIPコマンドとしてMESSAGEリクエストを用いたが、SIPがサポートしているメソッドであれば他のリクエストでもよい。
発呼側の双方向映像通信TV12のコマンド送受信部121は、ホームゲートウェイ14から上記の接続先情報を含むMESSAGEリクエストを受信すると(図11:ステップ1104)、第1の実施形態のステップ502−507と同様の手順で双方向映像通信TV12,12’間のセッションを確立する(ステップ1105−1110)。
一方、着呼側の双方向映像通信TV12’は、発呼側の双方向映像通信TV12と同様の手順(ステップ1101−1103)で、接続先情報取得リクエストを送信し、ステップ1104でホームゲートウェイ14’から次のような接続先情報を受信する。
図15は、ホームゲートウェイ14’から着呼側の双方向映像通信TV12’に送信される接続先情報(MESSAGEリクエストのメッセージ部)の構成を示している。同図に示すように、着呼側の双方向映像通信TV12’に送信される接続先情報は、コマンド名とパート名とで構成され、コマンド名には開始を表す文字列である”start”が指定され、パート名には、ホームゲートウェイ14’の発呼フラグがオフであることから着呼側を表す文字列”callee”が指定される。IPアドレス、SIP−URIは指定されない。
着呼側の双方向映像通信TV12’のコマンド送受信部121’はホームゲートウェイ14’から上記の接続先情報を含むMESSAGEリクエストを受信すると(図11:ステップ1104)、第1の実施形態のステップ502−507と同様の手順で双方向映像通信TV12,12’間のセッションを確立する(ステップ1105−1110)。
双方向映像通信TV12,12’間でセッションが確立されると、各々の双方向映像通信TV12,12’内のコマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、および映像出力部125が、第1の実施形態のステップ510−516と同様の処理を行うことで、各ユーザA,B間で映像によるコミュニケーションが可能になる。
次に、映像コミュニケーションを終了し、音声のみの通話へ移行する手順について記述する。
音声通話により、両ユーザA,B間で映像コミュニケーション終了の同意が取れたとすると、ユーザA、ユーザBのいずれか一方がリモコン18または18’の特定のボタンをプッシュする。
音声通話により、両ユーザA,B間で映像コミュニケーション終了の同意が取れたとすると、ユーザA、ユーザBのいずれか一方がリモコン18または18’の特定のボタンをプッシュする。
以下、ユーザAがリモコン18のボタンをプッシュした場合の処理について記述する。
発呼側の双方向映像通信TV12のリモコン信号受信部127は、リモコン18からの信号を受信し(図11:ステップ1101)、信号データをコマンド解析部122へ転送する。コマンド解析部122はリモコン信号受信部127から転送された信号データを読み取り、これが映像コミュニケーション終了を意味するものであれば(ステップ1102の終了)、SIPのBYEリクエストを作成し、映像コミュニケーション開始時にコマンド解析部122が取得したIPアドレスと共にコマンド送受信部121へ転送する。
発呼側の双方向映像通信TV12のリモコン信号受信部127は、リモコン18からの信号を受信し(図11:ステップ1101)、信号データをコマンド解析部122へ転送する。コマンド解析部122はリモコン信号受信部127から転送された信号データを読み取り、これが映像コミュニケーション終了を意味するものであれば(ステップ1102の終了)、SIPのBYEリクエストを作成し、映像コミュニケーション開始時にコマンド解析部122が取得したIPアドレスと共にコマンド送受信部121へ転送する。
コマンド送受信部121は、コマンド解析部122から転送されたBYEリクエストをコマンド解析部122が指定したIPアドレスに対して送信し、着呼側の双方向映像通信TV12’とのセッションの切断を行う(ステップ1117)。ここで、セッションの切断手順はSIPに従う。
セッションの切断を完了すると、各々の双方向映像通信TV12,12’のコマンド解析部122、映像送受信部123、映像入力部124、および映像出力部125は、第1の実施形態と同様の手順で映像送受信処理を停止する(ステップ1118)。
この実施形態によれば、ホームゲートウェイ14,14’と双方向映像通信TV12,12’との間のSIPメッセージ送受信により、双方向映像通信TV12,12’のリモコン18,18’の特定ボタンをプッシュするだけで、異なるホームネットワーク10,10’の電話機11,11’間での音声通話から双方向による映像コミュニケーションへの移行、および双方向による映像コミュニケーションから音声通話への移行が可能になった。
なお、本発明にかかるホームゲートウェイ、双方向映像通信機器、および双方向映像通信システムは、上記実施の形態に示す構成のものに限定されるものではなく、請求項に記載した技術的範囲を逸脱しない範囲において種々に変更し変形することは勿論である。
10,10’…ホームネットワーク、11,11’…電話機、12,12’…双方向映像通信TV、13,13’…ビデオカメラ、14,14’…ホームゲートウェイ、18,18’…リモコン、20…インターネット、30…管理サーバ、100…双方向映像通信システム、121…コマンド送受信部、122…コマンド解析部、123…映像送受信部、124…映像入力部、125…映像出力部、126…電源管理部、127…リモコン信号受信部、200…双方向映像通信システム
Claims (9)
- ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、
接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と、
前記電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信するメッセージ送信手段と
を具備することを特徴とするホームゲートウェイ。 - 前記メッセージが、発呼側か着呼側かを識別する発呼/着呼識別情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のホームゲートウェイ。
- 前記電話機による音声通話中に自ホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を、接続相手の前記電話機が属する他のホームネットワークのホームゲートウェイに送信する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1または2に記載のホームゲートウェイ。
- ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、
接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と、
前記電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信するメッセージ送信手段と
を有するホームゲートウェイと接続可能な双方向映像通信機器であって、
映像を入力する映像入力手段と、
前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器との間で前記映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段と
を具備することを特徴とする双方向映像通信機器。 - 前記メッセージは、発呼側か着呼側かを識別する発呼/着呼識別情報をさらに含み、
前記セッション確立手段は、前記メッセージに含まれる前記発呼/着呼識別情報が発呼側である場合、前記メッセージに含まれる前記コマンドおよび前記機器特定情報に基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器に対して前記セッションの確立のためのリクエストを送信し、前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに含まれる前記発呼/着呼識別情報が着呼側である場合、前記リクエストの受信に応じてセッションを確立することを特徴とする請求項4に記載の双方向映像通信機器。 - ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器をインターネットと接続するインターネット接続手段と、
接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と
を有するホームゲートウェイと接続可能な双方向映像通信機器であって、
映像を入力する映像入力手段と、
遠隔操作のためのリモートコントローラと、
前記電話機による音声通話中に前記リモートコントローラより特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを前記ホームゲートウェイより受信する手段と、
前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器との間で前記映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段と
を具備することを特徴とする双方向映像通信機器。 - 前記メッセージは、発呼側か着呼側かを識別する発呼/着呼識別情報をさらに含み、
前記セッション確立手段は、前記メッセージに含まれる前記発呼/着呼識別情報が発呼側である場合、前記メッセージに含まれる前記コマンドおよび前記機器特定情報に基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器に対して前記セッションの確立のためのリクエストを送信し、前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに含まれる前記発呼/着呼識別情報が着呼側である場合、前記リクエストの受信に応じてセッションを確立することを特徴とする請求項6に記載の双方向映像通信機器。 - ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器がホームゲートウェイを介してインターネットに接続され、異なる前記ホームネットワークの前記電話機間で音声通話を行い、異なる前記ホームネットワークの前記双方向映像通信機器の間で双方向の映像通信を行う双方向映像通信システムであって、
前記ホームゲートウェイは、
接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段と、
前記電話機による音声通話中にこの電話機より特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを自身のホームネットワークに属する双方向映像通信機器に送信するメッセージ送信手段とを具備し、
前記双方向映像通信機器は、
映像を入力する映像入力手段と、
前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器との間で前記映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段と
を具備することを特徴とする双方向映像通信システム。 - ホームネットワーク内の電話機および双方向映像通信機器がホームゲートウェイを介してインターネットに接続され、異なる前記ホームネットワークの前記電話機間で音声通話を行い、異なる前記ホームネットワークの前記双方向映像通信機器の間で双方向の映像通信を行う双方向映像通信システムであって、
前記ホームゲートウェイは、
接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器を特定する機器特定情報を管理する管理手段を具備し、
前記双方向映像通信機器は、
映像を入力する映像入力手段と、
遠隔操作のためのリモートコントローラと、
前記電話機による音声通話中に前記リモートコントローラより特定の操作信号を受信したとき、映像コミュニケーション開始のためのコマンドおよび前記機器特定情報を含むメッセージを前記ホームゲートウェイより受信する手段と、
前記ホームゲートウェイより受信した前記メッセージに基づいて、前記接続相手の電話機と同一のホームネットワークに属する前記双方向映像通信機器との間で前記映像入力手段により入力した映像信号を送受信するためのセッションを確立するセッション確立手段と
を具備することを特徴とする双方向映像通信システム。
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