JP2006006069A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱のコスト低減を図る。
【解決手段】
ジョイントバスバー4で接続された複数枚の回路基板1A、1B、1Cを有する電気接続箱において、ジョイントバスバー4、4間の絶縁を、ジョイントバスバー4、4間に介在させた絶縁シート6(又はジョイントバスバー表面に形成した樹脂ディッピング被覆)で行うと共に、複数本のジョイントバスバー4のうちの少なくとも1本は3枚の回路基板1A、1B、1Cを一括して接続できるように形成した。
【選択図】 図1
ジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱のコスト低減を図る。
【解決手段】
ジョイントバスバー4で接続された複数枚の回路基板1A、1B、1Cを有する電気接続箱において、ジョイントバスバー4、4間の絶縁を、ジョイントバスバー4、4間に介在させた絶縁シート6(又はジョイントバスバー表面に形成した樹脂ディッピング被覆)で行うと共に、複数本のジョイントバスバー4のうちの少なくとも1本は3枚の回路基板1A、1B、1Cを一括して接続できるように形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車用の電気接続箱に関するものである。
ケース内に、部品を実装した回路基板を複数枚、縦置きにして収納した電気接続箱は、例えば引用文献1等により公知である。このような電気接続箱において、複数枚の回路基板を電気的に接続する場合には、図4に示すように、それぞれの回路基板1A、1Bに接続端子(ヒューズ用音叉端子等)2を取り付け、この接続端子2、2間を複数本のジョイントバスバー4により接続している。複数本のジョイントバスバー4は、樹脂モールド5により絶縁され、一体化されている。なお図4において、3は接続端子2を保持する端子ホルダーである。
従来のこの種の電気接続箱は、複数本のジョイントバスバーの絶縁を樹脂モールドにより行っていたため、金型製作に多額の費用がかかり、コスト高になるという難点があった。また車種によっては回路基板の数が増減するが、その度に金型を製作しなおすため、コスト高になるという問題があった。
本発明の目的は、ジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱のコスト低減を図ることにある。
この目的を達成するため本発明は、ジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱において、ジョイントバスバー間の絶縁を、ジョイントバスバー間に介在させた絶縁シート又はジョイントバスバー表面に形成した樹脂ディッピング被覆で行うと共に、ジョイントバスバーのうちの少なくとも1本は3枚以上の回路基板を接続できるように形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、回路基板間を接続する複数本のジョイントバスバーの絶縁を、絶縁シート又は樹脂ディッピング被覆で行うため、金型制作費用を削減できる。またジョイントバスバーのうちの少なくとも1本を3枚以上の回路基板を接続できるように形成したため、ジョイントバスバーの本数を少なくできると共に、回路基板の数の増減に柔軟に対応することができる。したがってジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱のコストを低減することができる。
〔実施形態1〕 図1は本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す。図において、1A、1B、1Cはケース(図示せず)内に縦置きで収納されたメタルコア回路基板(図示してないが部品実装済み)、2は各回路基板1A〜1Cに取り付けられた接続端子、3は接続端子2の中間部を保持する端子ホルダー、4は各回路基板1A〜1Cの接続端子2間を接続する複数本のジョイントバスバーである。第一及び第二の回路基板1A、1Bは全車種に共通の回路基板であり、第三の回路基板1Cはオプション対応の回路基板である。
複数本のジョイントバスバー4は、その間に介在させた絶縁シート6により絶縁されている。絶縁シート6の両面には粘着剤層を設けることにより、複数本のジョイントバスバー4の相対位置を固定しておくことが好ましい。
またこの実施形態では、複数本のジョイントバスバー4のうちの1本は、3枚の回路基板1A〜1Cの接続端子2を一括して接続できるように形成されている。従来の電気接続箱では、3枚の回路基板を接続するのに、2枚の回路基板を接続するジョイントバスバーを2本使用していたが、上記のように3枚の回路基板の接続を1本のジョイントバスバーで行うようにすれば、バスバーの本数が少なくなり、コスト安である。
また、接続端子2が回路基板1A、1Bに搭載されるヒューズ端子を兼ねていると、ジョイントバスバー4に接続するための接続端子を特別に設ける必要がなくなる。すなわち、回路基板1A、1Bにはヒューズ等の電気部品が多数搭載されるため、これらの電気部品を接続するための端子(例えば上記のようなヒューズ端子等)が設けられるが、この端子をそのままジョイントバスバー4に接続できるように回路を設計すれば、ジョイントバスバー4のために特別に設けるような接続端子や、これを保持する端子ホルダーなどが必要なくなるなどのメリットがある。
〔実施形態2〕 図2は本発明に係る電気接続箱の他の実施形態を示す。この実施形態が実施形態1と異なる点は、複数本のジョイントバスバー4を絶縁するために、ジョイントバスバー4の表面に樹脂ディッピングによる被覆7を設けたことである。なお樹脂ディッピング被覆7は、接触のおそれのある2本のジョイントバスバー4のどちらか一方に設けるだけでもよい。
上記以外の構成は実施形態1と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
〔実施形態3〕 図3は本発明に係る電気接続箱のさらに他の実施形態を示す。この実施形態が実施形態1と異なる点は、接続回路を構成する回路基板を、全車種に共通な2枚のベース回路基板11A、11Bと、車種毎に専用のアディショナル回路基板12とに分割したものである。このようにすると、回路変更に柔軟に対応できると共に、車種毎に最適な回路設計を行うことができる。また回路が少ないローグレードの車種にはアディショナル回路基板を搭載しないことでコストダウン、ウエイトダウンを図ることができる。そして、この実施形態でも実施形態1、2と同様にジョイントバスバー(図示せず)でベース回路基板11A、11B、アディショナル回路基板12間を接続する。
なお図3において、13はアッパーカバー、14はアッパーケース、15はロアーケース、16はロアーカバーである。ベース回路基板11A、11B及びアディショナル回路基板12はアッパーケース14及びロアーケース15に収納される。図1及び図2の回路基板1A〜1Cも、図3のベース回路基板11A、11B及びアディショナル回路基板12と同様にアッパーケース及びロアーケースで構成されるケース内に収納される。
1A、1B、1C:メタルコア回路基板
2:接続端子
3:端子ホルダー
4:ジョイントバスバー
6:絶縁シート
7:樹脂ディッピング被覆
2:接続端子
3:端子ホルダー
4:ジョイントバスバー
6:絶縁シート
7:樹脂ディッピング被覆
Claims (1)
- ジョイントバスバーで接続された複数枚の回路基板を有する電気接続箱において、ジョイントバスバー間の絶縁を、ジョイントバスバー間に介在させた絶縁シート又はジョイントバスバー表面に形成した樹脂ディッピング被覆で行うと共に、ジョイントバスバーのうちの少なくとも1本は3枚以上の回路基板を接続できるように形成したことを特徴とする電気接続箱。
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JP2004181955A JP2006006069A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 電気接続箱 |
Publications (1)
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---|---|
JP2006006069A true JP2006006069A (ja) | 2006-01-05 |
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2004
- 2004-06-21 JP JP2004181955A patent/JP2006006069A/ja active Pending
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