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JP2006068561A - 食器洗い機 - Google Patents

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JP2006068561A JP2005343273A JP2005343273A JP2006068561A JP 2006068561 A JP2006068561 A JP 2006068561A JP 2005343273 A JP2005343273 A JP 2005343273A JP 2005343273 A JP2005343273 A JP 2005343273A JP 2006068561 A JP2006068561 A JP 2006068561A
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Makoto Oyama
眞 大山
Hiroaki Inui
浩章 乾
Takayuki Inoue
隆幸 井上
Tomoyuki Kikukawa
智之 菊川
Takashi Miyauchi
隆 宮内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】使用水量を増やすことなく、高効率な洗浄を可能にする。
【解決手段】洗浄水が供給される洗浄手段27を切換える分水手段37と、前記洗浄手段27への洗浄水の供給を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、食器かご24の下方から噴射する1つの洗浄手段27aからの噴射時間を、他の洗浄手段27からの噴射時間より長くしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄水を供給する洗浄手段を切換え可能な食器洗い機や食器洗い乾燥機に関するものである。
従来、一般的な食器洗い機は、図12に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。図に示すように、食器洗い機本体1は、内部に洗浄槽2を設けており、この洗浄槽2内へ給水弁3により水または湯を供給するようにしている。洗浄槽2の底部には排水孔4を設け、この排水孔4に連通し、モータによって駆動される洗浄ポンプ5を取り付け、この洗浄ポンプ5により洗浄水を洗浄槽2の内部に循環するよう構成している。また、排水孔4には残さいを捕集する残さいフィルタ6を具備している。
すなわち、この循環は、洗浄水は残さいフィルタ6を通過し、洗浄ポンプ5に吸い込まれ、洗浄ポンプ5より洗浄槽2の内底部に設けた洗浄手段(洗浄ノズル)7に供給され、この洗浄ノズル7から噴射され、食器を洗浄した後、再び排水孔4に戻るという経路で行われる。この際、食器から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ6に流入し、残さいフィルタを通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ6に捕集される。
また、洗浄ノズル7と洗浄槽2の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ8を装備し、洗浄ノズル7の上方には、食器9を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器9に噴射するように構成した食器かご10を設置して効率的に洗浄を行っている。また、排水ポンプ11は、排水ホース12を通して洗浄水を機外に排出するものである。
しかしながら、従来の食器洗い機では、洗浄水は下方からの噴射のみであり、食器かご10にセットしたすべての食器9を効率よく洗浄することができず、洗浄時間が長くなるなどの課題があった。
このため、特開平5−305050号公報に示すように、複数個の洗浄ノズルを用いて多方向から洗浄水を噴射することが考えられるが、一度に従来より多量に洗浄水を噴射するには、当然洗浄槽に溜める給水量も多くしなくてはならない。すなわち、給水量の増大によって洗浄水の温度上昇時間が長くなり、結果として運転時間が延びる、消費電力量が増える、使用水量が増える、さらには、洗浄ポンプも大型のものが必要となることから、コストの上昇や、一度に多量の洗浄水を噴射することによる騒音、振動の増大など数々の問題が発生する。なお、水量を増やさない場合には、1個の洗浄手段からの噴射圧や流量が小さくなってしまい、洗浄できなくなってしまう。
このため、特開2001−321316号公報に記載されているように、洗浄水を供給する洗浄手段を選択的に切換える切換え手段を用い、順次洗浄水を噴射しながら、多方向から洗浄する方法があり、給水量を増加させることなく、効率的にできるようになっている。
しかしながら、食器かごには基本的な食器のセット位置が決められており、食器ごとに汚れの種類や付着の仕方も異なることから、単に多方向から噴射しただけでは洗浄効率が上がらず、洗い残しを生じたり、洗浄性能を確保するためには洗浄時間が長くなる等の課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、より高効率な洗浄を行うことを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、洗浄槽内に洗浄水を噴射する複数の洗浄手段と、洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段と、前記洗浄手段への洗浄水の供給を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記食器かごの下方から噴射する1つの洗浄手段からの噴射時間を、他の洗浄手段からの噴射時間より長くしたものである。
これにより、より洗浄負荷の大きいところに洗浄時間を多く掛けることで、トータルの運転時間を長くすることなく、高洗浄性能を得ることができる。
本発明の食器洗い機は、洗浄性能の高い、高効率な洗浄を行うことができる。
第1の発明は、被洗浄物をセットする食器かごと、前記食器かごを収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する噴射口を有する複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段と、前記洗浄手段への洗浄水の供給を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記食器かごの下方から噴射する1つの洗浄手段からの噴射時間を、他の洗浄手段からの噴射時間より長くしたものであり、より洗浄負荷の大きいところに洗浄時間を多く掛けることで、トータルの運転時間を長くすることなく、高洗浄性能を得ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の洗浄手段は、その少なくとも1つを食器かごにセットした皿類に向けて上方から洗浄水を噴射するようにしたものであり、皿類は表面積が広く、表面全体に洗浄水を均一に噴射することが困難であり、多方向より噴射することで均一化を図れるが、単に多方向から噴射しただけでは、一度洗い落とした残さいが再付着し、なかなか洗い流せないという課題がある。この再付着物を洗い落とす(すすぐ)には、上方より多量の洗浄水を流すことが効果的であるが、洗浄手段を多数設け、その一部を皿類の上方に設置したとしても、すべての洗浄手段から同時に噴射してしまえば、循環水量を増やさない限り、噴射量が減少し、すすぎは不十分であり、洗浄力も小さくなってしまう。
つまり、分水手段を用い、かつ、皿類の上方に洗浄手段を設けることではじめて、使用水量を増やすことなく、皿類に向けて上方より多量に洗浄水を噴射し、上から下に洗い流すという効果的なすすぎが行え、再付着をなくすことができる。
また、この噴射が洗浄に寄与することは言うまでもなく、洗浄とすすぎの両方の性能を向上でき、高効率な洗浄が可能となる。また、洗浄性能が向上することから、従来と同性能を確保するだけなら、一回の給水量を減らすことができ、省水量、省エネを実現できる。
第3の発明は、特に、第1の発明の洗浄手段は、その少なくとも1つを食器かごにセットしたコップ類の内部に向けて下方から洗浄水を噴射するようにしたものであり、湯呑みやコップ類は、入口寸法より深さの方が大きい形状をしており、その内側を洗浄する場合、奥まで到達する高い噴射圧と内壁全体に洗浄水を行き渡らせる流量の両方を備えた噴射が必要である。コップ類をセットする位置の近傍にコップ類の内側に向けて直接洗浄水を噴射する洗浄手段を設け、かつ、分水手段により高圧、高流量の噴射を得ることで、一回の給水量を増やすことなく、洗浄性能を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の洗浄手段は、その少なくとも1つを洗浄槽の天面に向けて直接洗浄水を噴射するように構成し、前記天面に向けて噴射した洗浄水によって食器かごにセットしたコップ類の糸底部を洗浄するようにしたものであり、湯呑みは基本的に伏せて置くため、その糸底部には、どうしても細かな残さいが溜まってしまう傾向にあり、これらを洗い落とすには、湯呑みの上方より噴射する必要がある。
しかし、湯呑みやコップ類の外側はほとんど汚れておらず、糸底の洗浄のためだけに洗浄手段を設けることが非効率であり、全体の洗浄性能を低下させることもある。このため、洗浄槽の天面に向けて直接噴射することで、天面からの洗浄水の落下により糸底の残さいを流し落とすことができ、すすぎ性能が向上する。この際、天面に向けて直接噴射されることから、他の被洗浄物に遮られることなく、確実に天面に洗浄水を噴射できる。なお、天面にはコップ類の配置位置の上方に凸部を形成すれば、糸底部に集中的に洗浄水が落下するようになり、より糸底のすすぎ性能を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の食器かごに箸等の小物類を入れる小物かごを設け、洗浄手段は、その少なくとも1つを前記小物かごに入れた箸等に向けて上方から洗浄水を噴射するようにしたものであり、箸やスプーン等の小物類は、小物かごにまとめて立てかけるようになっており、先端の向きや傾斜もランダムであり、多方向より高圧で噴射させることが必要である。
さらに、小物同士が重なり合った部分には、残さいが挟まるなど再付着しやすいが、上方より大量の洗浄水を噴射することで、洗い落とすことができる。小物類の上方より噴射する洗浄手段を設け、かつ、分水手段により高圧、高流量の噴射を得ることで、一回の給水量を増やすことなく、洗浄、すすぎ性能を向上することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、洗浄手段は、食器かごの下方に複数設けたものであり、少ない洗浄手段からの噴射では、食器かご全体に洗浄水を噴射することが困難な長方形の洗浄槽において、分水手段により洗浄水を分岐して多方向より噴射することで、水量を増加させることなく、洗浄、すすぎ性能を向上できる。
第7の発明は、特に、第6の発明の食器かごの下方に複数設けた洗浄手段は、同時に洗浄水を噴射する構成としたものであり、長方形の洗浄槽において、食器かごの下方から複数の回転ノズルで同時に噴射する構成であり、従来と同じ水量において、より完全に、より早く洗浄することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、洗浄手段は、食器かごの下面より上方に位置し、かつ、前記洗浄槽の長手方向の両側に設けたものであり、略長方形の洗浄槽において、食器かごのほぼ全域に上方より洗浄水を噴射することで、十分な洗浄、すすぎ性能を確保することができるため、洗浄手段の数を最少に抑えることができる。また、洗浄手段の数が減ることで、食器かごの下方からの噴射時間を長くできるなど、他部位の洗浄力を高めることができ、洗浄槽内全体の洗浄性能を向上できる。
第9の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、前記洗浄槽の長手方向の半分より片側に位置する洗浄手段から噴射される洗浄水によって、他方の半分に位置する被洗浄物が洗浄されるようにしたものであり、洗浄水を全体に行き渡らせることが困難な矩形の洗浄槽において、1個の被洗浄物に対してより多方向から噴射されるため、より効率的に洗浄できる。
第10の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の食器かごを上下方向に複数配設し、前記複数の食器かごの間に洗浄手段を設けたものであり、食器かごに収容できる食器点数が増えるため、洗浄負荷は増加し、より洗浄しにくくなるが、分水手段および食器配置に適した洗浄手段を設置することで、十分な洗浄を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、食器洗い機本体20には、扉21で開閉可能な洗浄槽22を設け、食器等の被洗浄物23は食器かご24にセットされ、洗浄槽22内に収容している。給水弁(図示せず)は洗浄槽22に洗浄水を供給するものであり、洗浄ポンプ26は洗浄水を加圧して、複数の噴射口を設けた洗浄手段(洗浄ノズル)27に供給し、洗浄手段27より洗浄水を噴射する。
洗浄手段27は、食器かご24の下方から噴射する洗浄手段27a、27bと、洗浄槽22の背面(側面)側より噴射する洗浄手段27c、27dの4ヶ所に設置しており、洗浄手段27a、27bは、噴流によって軸まわりに回転する回転式ノズル、洗浄手段27c、27dは、移動しない固定式ノズルであり、各々の洗浄手段27には洗浄水を噴射する噴射口を4から10個程度備えている。
また、洗浄槽22の底部には、洗浄ポンプ26の吸い込み側へ連通した排水口28を有し、この排水口28には残さいを収集する残さいフィルタ29と、洗浄水を加熱する発熱体30を設け、洗浄槽22の温度を検知する温度センサ31を設けている。排水ポンプ32は洗浄槽22内の洗浄水を排出するものである。送風機(図示せず)は、送風経路(図示せず)を通して洗浄槽22に空気を送り、その排気を排気口35より排出するようにしている。
また、洗浄ポンプ26の吐出経路36には、洗浄水を供給する洗浄手段27を選択的に切換える分水手段37を設置しており、この分水手段37は、洗浄水が流入する流入部38と、4個の洗浄手段27a、27b、27c、27dに各々連通した4個の流出部39を備え、4個の流出部39は各々洗浄経路43で洗浄手段27a、27b、27c、27dに連結されている。なお、1個の洗浄手段とは、1個の洗浄経路43を通過した洗浄水が噴射される噴射口の集合体を指す。
分水手段37は、図3のように構成しており、流入部38と流出部39を有するケーシング40と、このケーシング40内に移動可能に設けた弁体41とで構成され、弁体41には洗浄水を通過させる開口部42を設けている。そして、開口部42と連通する流出部39を切換えるために、弁体41を回転動作させる駆動モータ(電動駆動源)54を有し、この駆動モータ54のモータ軸55は、隙間を持った状態で弁体41と嵌合している。
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物23を食器かご24にセットして洗浄槽22に収納し、洗剤を投入した後、扉21により食器洗浄機本体20の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物23の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして、被洗浄物23に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
まず、給水弁を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽22に給水し、続いて、洗浄ポンプ26により洗浄水を加圧し、洗浄手段27から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽22内に設けたシーズヒータ等の発熱体30に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ31は洗浄槽22の温度を検知しており、所定温度以上になると発熱体30への通電を停止する。
洗浄水の循環は、残さいフィルタ29を通過し、洗浄ポンプ26に吸い込まれ、洗浄ポンプ26より洗浄槽22の内底部に設けた洗浄手段(洗浄ノズル)27に供給され、この洗浄手段27から噴射され、被洗浄物23を洗浄した後、再び排水口28に戻るという経路で行われる。この際、被洗浄物23から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ29に流入し、この残さいフィルタ29を通過できない大きさの残さいは、残さいフィルタ29に捕集される。
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は排水ポンプ32により機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ26を運転し、洗浄手段27から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物23のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
続いて乾燥工程を行い、送風機を動作させることにより、送風経路を通って外気が洗浄槽22内に送風され、排気口35より排出される。この際、発熱体30には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物23に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。上記洗浄槽22への洗浄水の給水の制御をはじめ、洗浄ポンプ26の駆動の制御、温度センサ31の出力に基づいて洗浄槽22内の洗浄水を所定の温度に加熱すべく発熱体30への通電の制御、排水ポンプ32の駆動の制御、乾燥工程における送風機の駆動の制御等は、食器洗い機本体20内に設けた制御手段(図示せず)によって制御される。
次に、本実施の形態の特徴的な構成である分水手段37および洗浄手段27の動作、作用について説明する。分水手段37は、流入部38よりケーシング40内に流入した洗浄水が流出する流出部39を、弁体41の回転動作によって分岐する構成であり、駆動モータ54を駆動して弁体41を回転させることで、洗浄水を供給する流出部39は順次切換わり、洗浄水が噴射する洗浄手段27は所定の間隔で27a、27b、27c、27dの順で順次切換えることができる。
この際、駆動モータ54は、連続的に駆動する方法と、流出部39位置で開口部42が停止するように断続的に駆動する方法とがある。前者の場合は、弁体41の位置を検出するセンサ等が不要であり、構成は簡単である。後者の場合は、位置センサ等を必要とするが、切換効率がよく、状況に応じて選択的に洗浄手段27の位置や噴射時間を設定することもできるという利点があるが、いずれかを限定するものではない。
なお、1ヶ所の洗浄手段27から噴射する時間は、数秒から数分程度で切換えれば、効率的な洗浄が行えるが、1回の洗浄ないしすすぎ工程中に、少なくとも1回はすべての洗浄手段27から噴射されるように設定することが望ましい。したがって、10秒から1分程度に設定すればよい。なお、上記洗浄手段27の切換えも制御手段によって制御される。
そして、分水手段37を用いて、所定の間隔で順次洗浄水を噴射する複数の洗浄手段27は、被洗浄物23の配置に対応した位置に設けてあり、各々の被洗浄物23に適した方向や噴射圧および流量で洗浄水を噴射して洗浄効果を高めている。本実施の形態の食器かご24は、下段の左半分は主に碗類23(A)、右半分には皿類23(B)を入れ、中央付近に箸等の小物類23(C)をいれ、碗類上方に設けた上段には湯飲みやコップ類23(D)をセットするようにしている。
図1では、食器かご24の右側に主にセットする皿類23(B)の上方に噴射口を有する洗浄手段27cを、皿類23(B)近傍の背面右側の上部に設け、洗浄槽22の上部にセットするコップ類23(D)の下方より洗浄水を噴射する洗浄手段27dを背面右側の中間高さ位置に設けている。また、洗浄手段27dからは、洗浄槽22の天面に向けて直接噴射する噴射口を備えている。また、この洗浄手段27cおよび27dの両方に、小物類23(C)をねらった噴射口を備えている。
皿類23(B)は、表面積が広く、単に多方向から噴射しただけでは、一度洗い落とした残さいが再付着した場合には、なかなか洗い流せないが、分水手段37を用い、かつ、皿類23(B)の上方に洗浄手段27cを設けることで、使用水量を増やすことなく、皿類23(B)に向けて上方から洗浄水を分散噴射することができ、上から下へ洗い流すという効果的なすすぎが行え、再付着をなくすことができる。また、この噴射が洗浄に寄与することは言うまでもなく、洗浄とすすぎの両方の性能を向上でき、高効率な洗浄が可能できる。また、洗浄性能が向上することから、従来と同性能を確保するだけなら一回の給水量を減らすことができ、省水量、省エネを実現できる。
また、湯呑みやコップ類23(D)は、入口寸法より深さの方が大きい形状をしており、その内側を洗浄する場合、奥まで到達する高い噴射圧と内壁全体に洗浄水を行き渡らせる流量の両方を備えた噴射が必要である。コップ類23(D)をセットする位置の近傍にコップ類の内側に向けて直接洗浄水を集中噴射する洗浄手段を設け、かつ、分水手段37により高圧、大流量の噴射を得ることで、一回の給水量を増やすことなく、洗浄性能を向上することができる。
また、湯飲みは基本的に伏せて置くため、その糸底部Eには、残さいが溜まる傾向にあるが、洗浄槽22の天面に向けて直接噴射する噴射口を備えていることから、他の被洗浄物に遮られることなく、天面からの洗浄水の落下によりこれらの残さいを流し落とすことができ、すすぎ性能が向上する。なお、天面にはコップ類23(D)の配置位置の上方に凸部を形成しており、糸底部Eに集中的に洗浄水が落下するようにしており、より糸底部Eのすすぎ性能を向上している。
また、洗浄手段27cの噴射口は、箸やスプーン等の小物類23(C)の上方からも噴射するようになっており、小物類同士が重なり合った部分には、残さいが再付着しやすいが、皿類23(B)と同様に、小物類23(C)に向けて上方より大量の洗浄水を全体に噴射することにより、効率よくすすぎを行うことができる。
なお、被洗浄物23に向けて上方からという表現は、真上からという限定の意味ではなく、洗浄槽22の壁面に噴射口を設けて斜め上方からの噴射も含むものであり、上記効果が得られることに違いはない。また、皿類23(B)の全てに対して上方より噴射する必要はなく、一部に噴射されるだけでも、その分の効果を得ることができる。また、下方からという表現についても同様である。したがって、洗浄手段27は壁面に設けてあっても、壁面から突出して空間内に設けられていても、また、食器かご24に設置されていても、同じ効果が得られる。
また、背面左側に設けた洗浄手段27dからは、洗浄槽22の右側に位置する小物類23(C)の方向にも噴射している。たとえわずかでも、別方向の空間に向けて噴射することで、より多方向から洗浄水が当たることから、より洗浄性能が向上する。これ以外の例えば、回転ノズルで構成した洗浄手段27a、および洗浄手段27cにおいても、先端の噴射口を別方向の空間に向けることで、効果が得られる。
また、分水手段37を用い、かつ、被洗浄物23の配置に対応した位置に洗浄手段27を設置することで、被洗浄物23等に付着した洗剤や残さいを高効率にすすぐことができるため、すすぎ回数を削減することが可能であり、例えば、4工程行っていたすすぎを3工程に減少させることが可能となる。一回の給水量も削減可能であり、しかも、すすぎ回数を削減できることから、ヒータ30を用いた洗浄水の加熱時間も短縮することができる。
また、洗浄ポンプ26の回転数を可変できるインバータモータを用いた場合など、洗浄ポンプ26の出力を可変とすれば、洗浄水が供給される洗浄手段27によって、洗浄ポンプ26の出力を変えることができ、より高圧で噴射したり、より高流量を流すなど、より効率的な洗浄が行える。例えば、洗浄手段27aから噴射するときには出力を上げ、噴射圧をより高めることができ、ご飯のこびり付きを短時間で取り除けるなど、より効率的な洗浄が行える。この際、いずれの洗浄手段27から噴射しているかを検知する必要があり、分水手段37の弁体41の位置を検知するセンサを用いたり、洗浄経路43内の圧力や流れを検知するセンサを用いれば、判定可能である。
また、洗浄手段27ごとに噴射時間が異なるようにすれば、より洗浄負荷の大きいところに洗浄時間を多く掛けることで、トータルの運転時間を長くすることなく、高洗浄性能を得ることができる。例えば、ご飯粒のこびり付いた茶碗の洗浄には多くのエネルギが必要であり、洗浄手段27aからの噴射時間を長くすれば、全体の時間を長くすることなく、洗浄することができる。
また、洗浄とすすきで切換え時間を変えることも有効であり、最終すすぎでは、分水切換えの間隔を長くしたり、あるいは、被洗浄物23に向けて上方からの噴射時間を長くすることで、再付着した粒子を洗い落とせることから、性能を向上できる。これには、噴射位置を検知して切換え時間を制御する場合や、分水手段37の流出部39の面積を変えるなど機構的手段で長くすることも可能である。
また、洗浄槽22の平面形状が略正方形の場合には、洗浄槽22の底面に1個の回転ノズル27を設けることで洗浄槽22全体に洗浄水を噴射でき、洗浄槽22の上方にさらに回転ノズル27を設け、合計2個の回転ノズルを用いれば、高効率な洗浄を実現できる。しかし、図4のように洗浄槽22の平面形状が略長方形の場合、1個の洗浄手段27で洗浄槽22全体に洗浄水を噴射することは非常に困難であり、最低でも食器かご24の下方に2個の洗浄手段が必要となる。
洗浄槽22の平面形状が略長方形に形成されている場合、洗浄槽22の長手方向の半分より片側、例えば右側に位置する洗浄手段27aから噴射される洗浄水によって、他方の左側半分に位置する被洗浄物23(B)が洗浄されるようにすると、洗浄水を全体に行き渡らせることが困難な矩形の洗浄槽22においても、1個の被洗浄物23に対してより多方向から噴射されるため、より効率的に洗浄することができる。
しかも、その長方形の縦横比が2倍から外れるほど、図4のように、2個の回転ノズル27だけは洗浄できない領域(ハッチング部)が大きくなり、食器かご24全体に洗浄水を行き渡らせることがより困難となる。このため、3個以上の洗浄手段27を設置することが必須となり、また、複数方向より洗浄水が当たるようにするためには、さらに多くの洗浄手段27が必要となる。この場合は、当然噴射口の数も多数必要となることから、同時に洗浄水を噴射しようとすると多量の洗浄水を循環させる必要があるが、上記分水手段37を用いることで、少水量での洗浄が可能となり、分水手段37の効果をより発揮できる。
なお、分水手段37は、図3に示したように駆動モータ54で弁体41を回転して切換える方式としたが、他の方式であっても同様の洗浄効果が得られる。例えば、図5および図6に示したように、洗浄ポンプ26のON/OFF運転を利用して弁体41を切換える方法もある。これは、洗浄ポンプ26のON/OFFによる弁体41の上下動と、ケーシング40および弁体41に設けた係合部44、45の嵌合とを利用して、ポンプ26を断続的に運転することで、順次流出部39を切換えることができる。
洗浄ポンプ26が停止した図6の状態から、洗浄ポンプ26を運転すれば、係合部44に沿って回転しながら弁体41は上昇し、所定位置で弁体41は停止して、特定の洗浄手段27のみに洗浄水を供給できる。この場合には、電動駆動手段を用いずに切換えができ、低コストで小型の分水手段37を提供できる。また、この他にも、開閉弁や3方弁を用いるなど、種々の方式が考えられる。
なお、本実施の形態では、背面に設けた洗浄経路43の一部および洗浄手段27c、27dは洗浄槽22とは別体とし、洗浄槽22内に配置したが、洗浄槽22がステンレス鋼で形成されている場合など、側壁面への流路形成が困難な場合でも容易に取り付けることができる。また、別体であれば、部品が小型化できることからの部品の運搬も効率的に行える。
また、洗浄手段27c、27dも各々別体で構成したが、タンク底からの立ち上がり部分から先の噴射口までを一体で構成することもできる。この場合、部品点数や組立工数が減少することからコストダウンが図れる。また、洗浄槽22が樹脂で成形されている場合には、洗浄槽の壁面に洗浄経路43を一体で形成し、噴射口を洗浄槽22の壁面に直接設けることもできる。また、洗浄槽22の壁面に取り付ける必要はなく、洗浄手段27を食器かご24に取り付けるなど、食器に所定の方向から噴射されれば問題はない。
また、本実施の形態において、洗浄手段27を4個としたが、食器かご24への被洗浄物23の配置等に応じて、その個数を設定すればよい。また、回転式や固定式を限定するのもではないが、回転ノズルを用いると洗浄性能は向上するが、洗浄手段27の占める空間が増大することから、食器洗い機本体20の外郭寸法が同一の場合、食器を収容する部分の容積が減少するなどの課題を有するが、下方からの2個の洗浄による洗浄が主な洗浄となるため、回転ノズルを用いることが望ましい。また、図7のように、洗浄手段27に全て回転ノズルを用いることもできる。
また、扉21ないしは扉側に噴射口を設け、背面方向に噴射する構成とすることもでき、この場合は、洗浄水の噴射が扉21のシール部を直撃することはなく、良好なシール性が得られる。
また、長方形形状の洗浄槽22における食器洗い機では、食器かご24の下方に2個の回転ノズルで構成した洗浄手段27を設けることにより、食器かご24全体に洗浄水を噴射することが困難な長方形の洗浄槽22においても、分水手段37により洗浄水を分岐して多方向より噴射することで、水量を増加させることなく、洗浄、すすぎ性能を向上できる。
また、食器かごの下方に設けた2個の回転ノズルは同時に噴射する構成(1個の洗浄手段)として運転すれば、強力に洗浄するという点で、高性能の食器洗い機を提供できる。同時に、上方に多くの洗浄手段27を設けることができ、上方より大流量ですすぐことの効果がより増大する。
また、洗浄手段27は、食器かご24の下面より上方に位置し、かつ、洗浄槽22の長手方向の両側に設けることにより、略長方形の洗浄槽22において、食器かご24のほぼ全域に上方より洗浄水を噴射することができ、十分な洗浄、すすぎ性能を確保することができるため、洗浄手段27の数を最少に抑えることができる。また、洗浄手段27の数が減ることで、食器かごの下方からの噴射時間を長くできるなど、他部位の洗浄力を高めることができ、洗浄槽22内全体の洗浄性能を向上できる。
また、複数個の洗浄手段27のうち、噴射される洗浄手段27は1ヶ所のみとしたが、弁体41の開口部42を2ヶ所、あるいは、それ以上設けることで、複数の洗浄手段27から同時に噴射させ、その位置を切換えることも可能である。この場合、下2個の回転ノズルを別洗浄手段27としながら同時に洗浄水の噴射が可能となる。
また、複数個の流出部39のうちの1個を、機外に洗浄水を排出する排出経路に接続すれば、排水ポンプ32を用いずに排水を行うこともでき、排水ポンプ32を設置する必要がなくなり、コストダウンや装置の小型化が図れる。なお、洗浄運転時に順次洗浄手段27を切換える時に、この流出部39も必ず通過するため、ここで洗浄ポンプ26を運転し続けると洗浄中に排水されてしまうため、洗浄水が供給されている流出部39を検出し、排水時以外は、この排水用の流出部39に対して洗浄水を供給する時間をごく短時間とすることで、排水時以外の機外への排水を防止できる。
また、排水経路の途中に開閉弁(図示せず)を設ければ、確実に機外への洗浄水の排水を防止できる。また、分水手段37の弁体41の回転を途中で逆回転して、排水経路に分岐しないようにすることもでき、不必要な排水を防止できる。
また、食器かご24における食器の配置は一例であり、セットする位置に対応して洗浄手段27を設ければよい。また、小物類をセットする小物入れを、扉21の内側に設けた場合など、食器かご24以外の場所に被洗浄物23をセットする場合でも、その位置に対応した洗浄手段27を設ければ、同様の効果が得られる。
なお、本発明は、分水手段37を設けた食器洗い機における噴射の仕方に関するものであり、食器洗い機本体20の形状や大きさ、扉21の開閉方式、食器の配置、個々の部品の配置等を限定するものではない。また、実施の形態では、乾燥機能を有する食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない食器洗い機においても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
分水手段37の弁体41は、開口部42を広げて(図示せず)、流出部の2ヶ所に同時に洗浄水を供給するようにしたものである。従来一般的であった、2個の回転ノズルを用いた場合と、同等の水量であれば、洗浄ポンプ26の運転が可能であり、実施の形態1と同様の作用効果が得られ、多方向から噴射されるため、洗浄性能は飛躍的向上する。
分水手段37は、洗浄手段27aと27b、洗浄手段27bと27c、洗浄手段27cと27d、洗浄手段27dと27aの順に洗浄水を噴射するため、図8のように上下方向から同時に噴射されることがあるが、下からの噴射圧を上方より高く設定しておけば、上方からの噴射に負けることなく下方からの高圧の噴射で洗浄力を維持することができる。
また逆に、上方から噴射される流量を下方より多く設定しておけば、下方からの噴射を上回る流量で洗い流せるため、再付着物等を洗い流す効果に影響はなく、高いすすぎ性能を維持できる。
(実施の形態3)
図9に示すように、洗浄手段は、食器かごの下方に2個の回転ノズルと背面に1個の固定ノズルを設けて、洗浄するものである。基本構成は実施の形態1と同様であり、背面の左右両側に噴射口を有する固定式の洗浄手段27eを備えている。洗浄手段は3ヶ所分岐であることから、一個の洗浄手段27から噴射される時間が1.3倍になる。
このため、下から噴射されるエネルギが増加し、洗浄負荷の大きい碗類の洗浄力が増えたことになる。一方、上方からの噴射量は減少するが、固定ノズルの場合、回転ノズルのような軸部の漏れ損失等が存在せず、上方からの噴射には圧力もさほど必要としないことから、実施の形態1と同程度の流量(合計量)を流すことは十分可能であり、洗浄手段27の数を最少に抑えつつ、略長方形の洗浄槽22において食器かご24のほぼ全域に上方より洗浄水を噴射でき、十分な洗浄性能およびすすぎ性能を確保することができる。
また、洗浄手段27eの形状は、左右で高さを違えており、特に中央付近の被洗浄物23は角度および高さの異なる方向から洗浄でき、より洗浄性能を高めることができる。
なお、この洗浄手段27eは、扉側ないし扉に設けたとしても、同様の効果が得られる。また、図のように、洗浄槽22背面側の中央部に洗浄経路43を立ち上げると、下の回転ノズルの軌跡に干渉することなく送水に十分なサイズの流路を設けることが可能となり、上下各々の必要な水動力を確保できる。
また、洗浄手段27の数が減ることからコストダウンを図れるメリットもある。また、図10のように、背面の片側のみ噴射口を備えた場合でも、その噴射範囲内で効果を得ることができ、有効である。
(実施の形態4)
図11に示すように、洗浄手段27は、食器かご24の下方に2個の回転ノズル27a、27bと、上下方向に複数設けた洗浄かごの間に2個の回転ノズル27c、27dを設けて、洗浄するものである。
基本構成は実施の形態1と同様であり、図に示したように、食器かご24は上下2段に分割しており、大容量を収容可能であり、ユーザーの多様な使用形態に対応できるようになっている。この場合、装置の高さも高くなっていることから、下2個の洗浄手段27a、27bだけでは不十分であり、上下かごの中間に洗浄手段27c、27dを設けることが効果的であるが、分水手段37を用いることで、多数の噴射口を設けつつも少水量で洗浄でき、効果的である。
また、4個の洗浄手段27a、27b、27c、27dを順次所定の間隔で噴射させる方法もあれば、下方から噴射する2個の洗浄手段27a、27bを1個の洗浄経路43として同時に洗浄水を噴射するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、洗浄性能の高い、高効率な洗浄を行うことができるので、食器洗い機として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の一部切欠正面図 同食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の分水手段の断面図 同食器洗い機の洗浄槽内部を上方より見た概略平面図 同食器洗い機の他の分水手段の断面図 同食器洗い機の他の分水手段の断面図 同食器洗い機の他の洗浄手段の配置例を示す図 本発明の実施の形態2の食器洗い機の一部切欠正面図 本発明の実施の形態3の食器洗い機の一部切欠正面図 同食器洗い機の他の洗浄手段の配置例を示す図 本発明の実施の形態4の食器洗い機の一部切欠正面図 従来の食器洗い機の側断面図
符号の説明
22 洗浄槽
23 被洗浄物
24 食器かご
26 洗浄ポンプ
27 洗浄手段
37 分水手段

Claims (10)

  1. 被洗浄物をセットする食器かごと、前記食器かごを収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する噴射口を有する複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段と、前記洗浄手段への洗浄水の供給を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記食器かごの下方から噴射する1つの洗浄手段からの噴射時間を、他の洗浄手段からの噴射時間より長くした食器洗い機。
  2. 洗浄手段は、その少なくとも1つを食器かごにセットした皿類に向けて上方から洗浄水を噴射するようにした請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗浄手段は、その少なくとも1つを食器かごにセットしたコップ類の内部に向けて下方から洗浄水を噴射するようにした請求項1記載の食器洗い機。
  4. 洗浄手段は、その少なくとも1つを洗浄槽の天面に向けて直接洗浄水を噴射するように構成し、前記天面に向けて噴射した洗浄水によって食器かごにセットしたコップ類の糸底部を洗浄するようにした請求項1記載の食器洗い機。
  5. 食器かごに箸等の小物類を入れる小物かごを設け、洗浄手段は、その少なくとも1つを前記小物かごに入れた箸等に向けて上方から洗浄水を噴射するようにした請求項1記載の食器洗い機。
  6. 洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、洗浄手段は、食器かごの下方に複数設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  7. 食器かごの下方に複数設けた洗浄手段は、同時に洗浄水を噴射する構成とした請求項6記載の食器洗い機。
  8. 洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、洗浄手段は、食器かごの下面より上方に位置し、かつ、前記洗浄槽の長手方向の両側に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  9. 洗浄槽の平面形状を略長方形に形成し、前記洗浄槽の長手方向の半分より片側に位置する洗浄手段から噴射される洗浄水によって、他方の半分に位置する被洗浄物が洗浄されるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  10. 食器かごを上下方向に複数配設し、前記複数の食器かごの間に洗浄手段を設けた請求項1〜5のいずれか1項記載の食器洗い機。
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