JP2005326806A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005326806A JP2005326806A JP2004296898A JP2004296898A JP2005326806A JP 2005326806 A JP2005326806 A JP 2005326806A JP 2004296898 A JP2004296898 A JP 2004296898A JP 2004296898 A JP2004296898 A JP 2004296898A JP 2005326806 A JP2005326806 A JP 2005326806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- image
- color
- toner image
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5054—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
- G03G15/5058—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0103—Plural electrographic recording members
- G03G2215/0119—Linear arrangement adjacent plural transfer points
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【課題】 全ての色のトナー像の濃度検出に必要なダイナミックレンジを確保できるようにすると共に、従来方式に比べて装置構成や検出制御を複雑にすることなく、トナー濃度を精度良く検出できるようにする。
【解決手段】 発光素子及び受光素子を有して中間転写ベルト6上の黒トナー像およびカラートナー像の濃度を検出する濃度検出装置11と、濃度検出装置を制御する制御手段15とを備え、制御手段15は、中間転写ベルト6上に担持される黒トナー像の濃度を検出する場合は、中間転写ベルト6上の非画像領域を検出した場合の受光光量が第1の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御し、像担持体に担持されるカラートナー像の濃度を検出する場合には、中間転写ベルト6上の非画像領域を検知した場合の受光光量が第2の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御する。
【選択図】 図3
【解決手段】 発光素子及び受光素子を有して中間転写ベルト6上の黒トナー像およびカラートナー像の濃度を検出する濃度検出装置11と、濃度検出装置を制御する制御手段15とを備え、制御手段15は、中間転写ベルト6上に担持される黒トナー像の濃度を検出する場合は、中間転写ベルト6上の非画像領域を検出した場合の受光光量が第1の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御し、像担持体に担持されるカラートナー像の濃度を検出する場合には、中間転写ベルト6上の非画像領域を検知した場合の受光光量が第2の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、像担持体に担持される黒トナー像およびイエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)色等のカラートナー像の濃度検知に関するものであり、特に、前記濃度検知に基づき現像装置の現像条件を制御するカラー画像形成装置に関するものである。
近年、各色のカラートナー像を形成する感光体を中間転写体に対向して順次並べてカラー画像形成を行うタンデム型のカラー複写機、カラープリンタ、カラー複合機等が使用されている。これらのカラー画像形成装置では、各色毎の感光体、画像書き込み装置および現像装置と、中間転写体と、2次転写手段とを備える。カラー画像形成に際しては、各色用の画像書き込み装置により、各色毎の画像情報に基づいて感光体に像露光して静電潜像を形成し、現像装置で感光体上に形成された静電潜像を各色毎のトナーで現像して各色毎のカラートナー像を形成し、感光体上の各色毎のカラートナー像を順次中間転写体に1次転写して中間転写体上で各色のカラートナー像が重ね合わされ、中間転写体上の重ね合わされたカラートナー像を用紙に一括して2次転写することでカラー画像形成が行われる。
この種のカラー画像形成装置においては、定期的又は不定期的に、現像条件制御モードが実行される。現像条件制御モードとは、当該複写機を一定時間以上停止していた場合や、画像形成ページ数が所定枚数出力された場合、当該複写機の周囲湿度が所定湿度以上に変化した場合等において、基準濃度パッチにより形成されたパッチトナー像の濃度を検出して最適な現像トナー量となるように現像装置による感光体上の静電潜像の現像条件を変更する制御を行うことをいう。
前記現像条件制御モードを実行する場合には、感光体上に基準濃度パッチによるパッチトナー像を形成し、該パッチトナー像を中間転写体上に転写し、該中間転写体上のパッチトナー像の濃度を検出して最適な現像トナー量となるように現像装置による感光体上の静電潜像の現像条件を変更するように制御される。該パッチトナー像の濃度を検出するために濃度検出装置が使用される。該濃度検出装置は、発光素子及び受光素子から構成される反射型の光学式センサと、駆動制御を行うセンサ駆動制御系から構成される。
従来、黒トナー像およびY、M、Cのカラートナー像の濃度を検出するに場合には、1つの前記濃度検出装置が用いられ、発光素子による発光光量も所定の同一の発光光量で照射されている。
1つの濃度検出装置により黒トナー像およびY、M、Cのカラートナー像の濃度を検出した場合の検出特性を図7に示す。図7は、従来例に係わるセンサ検出電圧の出力特性例を示す図である。図7において、縦軸は、センサ検出電圧VSであり、横軸は中間転写ベルト上のトナー量である。センサ検出電圧V0は、トナー無しの中間転写ベルトのセンサ検出電圧である。出力特性例A−2は、黒パッチトナー像を検出した時の出力特性例であり、出力特性例B−2は、Y、M、Cの代表例としてYのカラーパッチトナー像を検出した時の出力特性例である。なお、MおよびCのカラーパッチトナー像も同様の傾向の出力特性となる。
出力特性例Aでは、右肩下がりの出力特性となり、中間転写体上でトナー量が多くなるとセンサ検出電圧VSが低下する傾向を示している。一方、出力特性例Bでは、右肩上がりの出力特性となり、中間転写体上でカラートナー量が多くなると、黒パッチトナー像の検出時とは逆にセンサ検出電圧VSが上昇する傾向を示している。
黒トナー像およびY、M、Cのカラートナー像の濃度の検出を1つの濃度検知装置で行う場合においては、全てのトナー像のセンサ検出電圧を濃度検出装置の検出可能な範囲内に入れる必要がある。従来においては、それぞれの黒トナー像と、Y、M、Cのカラートナー像に対して検出出力範囲を2分して検出範囲内としている。このために、1つの濃度検出装置により検出する場合には、使用できるセンサ出力範囲が制限されることととなり、必然的に絶対的な検出感度が低くなり、検出精度が悪いという問題を有している。
前述のように検出精度が悪いことにより、阻害要因の影響を受け易くなっている。例えば特許文献1には、経時環境変化による反射光量の変化を解消して実用に耐える検出精度を確保しようとする技術が開示されている。
特許文献1には、中間転写体上のトナー付着量を検出する前に、トナー付着がない中間転写体上を発光素子により光照射し、受光素子により検出された反射光量に基づいて検量線を補正し、補正された検量線に基づいて基準濃度パッチのトナー付着量を補正することで経時環境変化に対しても検出精度を維持することが記載されている。
また、特許文献2には、黒トナー像とY、M、Cのカラートナー像の検出に際して、発光素子の発光光量は一定の発光光量とし、受光素子からの検出素子電圧を黒トナー像とカラートナー像で異なる増幅率で増幅してセンサ出力値とすることで検出感度を向上することが記載されている。
しかしながら、特許文献1では、センサ出力範囲を黒トナー像とカラートナー像でそれぞれ2分して使用するために本質的に検出精度が悪いという問題を有する。
また、特許文献2では、検出のための発光光量が一定であるため、一方の増幅率を他方の増幅率よりも大きくした場合においては、必然的にノイズの影響も大きく受けることとなり、検出精度が悪くなると共に黒トナー像とカラートナー像の検知において増幅率を変えているために、黒トナー像とカラートナー像の検出精度に差を有するという問題を有し、何れか一方の検出精度は従来に比べて改善されるものとはなっていない。
そこで、本発明は上述した課題を解決したものであって、全ての色のトナー像の濃度検出に必要なダイナミックレンジを確保できるようにすると共に、従来方式に比べて装置構成や検出制御を複雑にすることなく、カラートナー像の濃度を精度良く検出できるようにしたカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、(1)黒トナー像およびカラートナー像を形成する複数の現像装置と、前記黒トナー像およびカラートナー像を担持する像担持体と、発光素子及び受光素子を有し、前記像担持体上の黒トナー像およびカラートナー像の濃度を検出する濃度検出装置と、前記濃度検出装置を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記像担持体上に担持される黒トナー像の濃度を検出する場合は、前記像担持体上の非画像領域を検出した場合の受光光量が第1の所定の受光光量となるように前記発光素子の駆動電圧を制御し、前記像担持体に担持されるカラートナー像の濃度を検出する場合には、前記像担持体上の非画像領域を検知した場合の受光光量が第2の所定の受光光量となるように前記発光素子の駆動電圧を制御することを特徴とするカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(2)前記制御手段は、前記像担持体に担持される前記黒トナー像及びカラートナー像に基づき、前記発光素子の駆動電圧を切り換えることを特徴とする(1)に記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(3)前記第1の所定の受光光量は、前記第2の所定の受光光量よりも高く設定されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(4)前記第1の所定の受光光量となる前記濃度検知装置の第1の基準検出電圧および前記第2の所定の受光光量となる第2の基準検出電圧を記憶手段に記憶することを特徴とする(1)から(3)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(5)前記濃度検出装置は、前記受光素子により検出される検出素子電圧を増幅してセンサ検出電圧を出力する増幅器を有し、黒トナー像の濃度を検出して前記受光素子から出力される検出素子電圧と、カラートナー像の濃度を検出して前記受光素子から出力される検出素子電圧を、前記増幅器により同一の増幅率で増幅してセンサ検出電圧を出力することを特徴とする(1)から(4)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(6)前記増幅器は、1個であることを特徴とする(5)に記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(7)前記濃度検出装置は、反射型の光学式センサであることを特徴とする(1)から(6)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(8)前記濃度検知装置によるトナー像の濃度検出前に前記発光素子の駆動電圧を補正することを特徴とする(1)から(7)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(9)前記制御手段は、前記濃度検知装置によるトナー像の濃度検出前に初期駆動電圧により非画像領域を検出し、該検出結果に基づきトナー像の濃度を検出する場合の前記発光素子の駆動電圧を補正し、補正された駆動電圧によりトナー像の濃度を検出することを特徴とする(1)から(8)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(10)前記第1の所定の受光光量となる前記発光素子の初期駆動電圧及び第2の所定の受光光量となる前記発光素子の初期駆動電圧を記憶手段に記憶することを特徴とする(9)に記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(11)前記制御手段は、前記濃度検出装置により検出された検出結果に基づき、前記現像装置の現像条件を変更することを特徴とする(1)から(10)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
また、上記目的は、(12)前記現像条件は、現像バイアスであることを特徴とする請求項11に記載のカラー画像形成装置によって達成される。
(13)前記像担持体は、中間転写体であることを特徴とする(1)から(12)の何れか1つに記載のカラー画像形成装置によって達成される。
従って、黒トナー像及びカラートナー像毎に濃度検出信号の初期値を別々に設定できるので、全ての色のトナー像の濃度検出に必要なダイナミックレンジを確保することができる。
本発明によれば、黒トナー像およびカラートナー像の濃度検出結果に基づいて発光素子を駆動制御する制御手段を備え、この制御手段は、像担持体上に担持される黒トナー像の濃度を検出する場合は、像担持体上の非画像領域を検出した場合の受光光量が第1の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御し、像担持体に担持されるカラートナー像の濃度を検出する場合には、像担持体上の非画像領域を検知した場合の受光光量が第2の所定の受光光量となるように発光素子の駆動電圧を制御するようになされる。
この構成によって、全ての色のトナー像の濃度検出に必要なダイナミックレンジを確保できるばかりか、従来方式に比べて装置構成や検出制御を複雑にすることなく、カラートナー像の濃度を精度良く検出できるようになる。これにより、濃度検出制御系を廉価に構成できるので、カラー画像形成装置のコストダウンを図ることができる。
以下、本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形態としてのカラー複写機100を例にとり、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例としてのカラー複写機100の構成例を示す概念図である。
図1において、カラー複写機100は、複写機本体101と原稿読取装置102から構成される。原稿読取装置102は複写機本体101の上部に配置され、自動原稿給送部201と読取部202から構成される。自動原稿給送部201の原稿載置トレイ30上に載置された原稿Dは、搬送手段により搬送され、読取部202の光源31により原稿Dが露光され、原稿からの反射光が原稿の画像としてラインイメージセンサCCDにより読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ画像信号は、画像処理手段において、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング補正処理及び画像圧縮処理等がなされ、デジタル形式の画像データD0とされる。該画像データは、画像メモリに記憶された後に、画像形成手段60を構成する各色毎の各画像書き込みユニット3Y、3M、3C、3Kへ送られる。
該複写機本体101は、各色毎の感光体を有する複数組の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kから構成される画像形成手段60と、該複数組の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにて形成される各色毎のトナー像が転写される中間転写体としての無終端状の中間転写ベルト6と、トナー像を定着するための定着装置17と、当該画像形成手段60へトナー像を転写する用紙Pを給紙する給紙手段20とを備えている。なお本発明の濃度検出装置は、像担持体として前記感光体又は前記中間転写ベルト6に適用できるが、中間転写ベルト6に適用することが好ましい。中間転写ベルト6上の濃度を検出して、現像条件にフィードバックすることにより、現像装置による感光体の現像特性および感光体から中間転写ベルト6へ転写する転写特性の両方を調整できる。
給紙手段20は画像形成手段60の下方に設けられ、例えば、3つの給紙カセット20A、20B、20Cから構成される。画像形成手段60は、給紙手段20から給紙された用紙Pにカラー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを有している。イエロー(Y)の画像を形成する画像形成ユニット10Yは、イエローのトナー像を形成する感光体1Yと、感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、画像書き込みユニット3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段8Yを有する。
マゼンタ(M)の画像形成ユニット10M、シアン(C)の画像形成ユニット10Cおよび黒(BK)の画像形成ユニット10Kは、前述のイエローの画像形成ユニット10Yと同様な構成としている。
帯電手段2Yと画像書き込みユニット3Y、帯電手段2Mと画像書き込みユニット3M、帯電手段2Cと画像書き込みユニット3C及び帯電手段2Kと画像書き込みユニット3Kとは、潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像方式は、使用するトナー極性と同極性、本実施態様においては負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加する反転現像方式である。中間転写ベルト6は、複数のローラに巻回されて回動可能に支持され、各々の感光体1Y、1M、1C、1Kに形成されたY、M、C、BKの各トナー像が転写される。
ここで画像形成プロセスの概要について以下に説明をする。画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kにより形成された各色のトナー像は、使用するトナーと反対極性、本実施態様においては正極性の1次転写バイアスが印加される1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベルト6上に逐次1次転写され、中間転写ベルト6上にて各色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。該カラートナー像は中間転写ベルト6から用紙Pへ2次転写される。
給紙カセット20A、20B、20C内に収容された用紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21及び給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、23、22Cおよびレジストローラ28等を経て、2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙P上にカラートナー像が一括して転写される。
カラートナー像が転写された用紙Pは、定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に排紙される。転写後の感光体1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、クリーニング手段8Y、8M、8C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクルに入る。
両面の画像形成時には、片面にカラートナー像が形成されて定着装置17から排出された用紙Pは、分岐手段26により分岐されて下方の通紙路27Aに搬送され、反転搬送路27Bにて表裏が反転された後に、再給紙経路27C、搬送ローラ23等を経由して、レジストローラまで搬送される。反転搬送された用紙Pは、レジストローラ28から、再度、2次転写ローラ7Aへ再給紙され、用紙Pの裏面上にカラートナー像が一括して転写される。
一方、2次転写ローラ7Aにより用紙Pにカラートナー像が転写された後の中間転写ベルト6は、中間転写ベルト用のクリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
上述のクリーニング手段8Aの上流側には、濃度検出装置11が設けられ、画像形成手段60によって形成された中間転写ベルト6上のトナー像の濃度を検出して、センサ出力電圧VSを出力するようになされる。濃度検出装置11には反射型の光学センサが使用される。
本発明におけるカラー画像形成装置は、通常の画像形成を行う通常モードと、適正な現像条件に変更する現像条件制御モードを有する。複写機本体101には制御手段15が設けられ、当該カラー複写機100を一定時間以上停止していた場合や、画像形成ページ数が所定枚数出力された場合、当該カラー複写機100の周囲湿度が所定湿度以上に変化した場合等において、中間転写ベルト6に転写されたパッチトナー像の濃度を検出して現像条件制御モードを実行する。この現像条件制御モードにおいて、制御手段15は、中間転写ベルト6上に担持されるカラートナー像の種類に応じて濃度量検出装置11の駆動電圧を制御してカラートナー像の濃度を検出する。
図2は、カラー複写機100の制御系の構成例を示すブロック図である。図3は、図1に示したカラー複写機100から現像条件制御モード実行時の構成例を抜き出した図である。図4はセンサ駆動制御系103の構成例を示すブロック図である。図2に示すカラー複写機100において、波線で囲んだ部分はセンサ駆動制御系103であり、濃度検出装置11、制御手段15、メモリ51から構成される(図4参照)。
図2に示す制御手段15は、ROM(Read Only Memory)53及びワーク用のRAM(Random Access Memory)54及びCPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)55を有している。ROM53には当該カラー複写機全体を制御するためのシステム制御プログラムが格納される。RAM54には、各種モード実行時の制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPU55は電源がオンされると、ROM53からシステム制御プログラムを読み出してシステムを起動し、当該カラー複写機全体を制御するようになされる。
また、CPU55は、通常モードと現像条件制御モードの実行を制御する。
制御手段15には、原稿読取装置102、画像処理手段12、画像メモリ13、通信手段19、給紙手段20、操作パネル48及び画像形成手段60が接続される。原稿読取装置102は、図1に示した原稿Dの画像を読み取って赤色(R)、緑色(G)、青色(B)用の画像データS0を出力する。原稿読取装置102には画像処理手段12が接続され、画像処理手段12では画像データS0が入力されて画像処理を行う。画像処理手段12では、例えば、R、G及びB用の画像データS0をY用の画像データDy、M用の画像データDm、C用の画像データDc及びBK用の画像データDkから構成されるカラー用の画像データD0に色変換処理がなされる。
また、操作パネル48は、制御手段15に接続され、タッチパネルから構成される操作手段14と、液晶表示パネルから構成される表示手段18から構成される。操作パネル48にはGUI(Graphic User Interface)方式の入力ツールが使用される。電源スイッチ等は、操作パネル48に設けられる。表示手段18は、操作手段14と連動して表示動作する。操作パネル48は、画像形成条件や給紙カセット20A〜20Cを選択する際に操作される。なお、操作パネル48で設定された画像形成条件等は、操作データD2となってCPU55に出力される。
また、制御手段15には通信手段19が接続され、当該カラー複写機100に接続された外部機器と通信処理をするようになされる。例えば、上位のパーソナルコンピュータ等から送信されたカラー用の画像形成データD1を画像メモリ13又は画像処理手段12へ転送するようになされる。
更に、制御手段15は、給紙手段20が接続され、操作パネル48で設定されたサイズの用紙を画像形成手段60へ搬送するように制御する。通常モードにおいては、画像形成手段60は、画像メモリ13から読み出される画像データD0又は外部機器から送信された画像データD1に基づくY色用の画像データDy、M色用の画像データDm、C色の画像データDc及びBK用の画像データDkに基づいて、カラー画像形成する。
また、現像条件制御モードにおいては、画像形成手段60は、図1に示した感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに各色毎のパッチトナー像を形成するようになされる。この例で、制御手段15には、各色用のパッチデータ用のメモリ33が接続され、Y、M、CおよびBKのカラーパッチトナー像を形成するためのパッチデータDPを記憶するようになされる。パッチデータDPは、現像条件制御モード時に、制御手段15の読出し制御を受けて画像形成手段60に転送される。
パッチデータDPは、例えば、Yパッチトナー像を形成するためのパッチデータDPyと、Mパッチトナー像を形成するためのパッチデータDPmと、Cパッチトナー像を形成するためのパッチデータDPcと、BKパッチトナー像を形成するためのパッチデータDPkから構成される。
この例で、図3に示すカラー複写機100は、現像条件制御モード実行時に、中間転写ベルト6上に黒パッチトナー像及び各色のカラーパッチトナー像を形成するようになされる。
図3において、Y用の感光体1Yは、帯電手段2Yによって所定の電位に帯電される。書き込みユニット3Yは、帯電後の感光体1Yに、パッチデータDPyに基づきレーザ光を照射して、Y用のパッチ静電潜像を形成する。現像装置4Yは、当該パッチ静電潜像をYトナーで現像する。この現像により、感光体1YにYパッチトナー像Pyが形成される。
同様にして、M用の感光体1Mには、パッチデータDPmに基づき、Mパッチトナー像Pmが形成され、C用の感光体1Cには、パッチデータDPcに基づき、Cパッチトナー像Pcが形成され、BK用の感光体1Kには、パッチデータDPkに基づきBKパッチトナー像Pkが形成される。
各感光体に形成された各色のパッチトナー像は、中間転写ベルト6に転写される。転写後の各色のパッチトナー像は、中間転写ベルト6が副走査方向に移動されることで、濃度検出装置11まで搬送される。
濃度検出装置11と中間転写ベルト6との間を常に一定距離に保って検出精度を向上するために、中間転写ベルト6を挟んだ濃度検出装置11の対向部には、ベルト張架部材16が配置され、ベルト走行性を安定させるために当該中間転写ベルト6に当接されることが好ましい。
濃度検出装置11は、中間転写ベルト6上に転写された各色のパッチトナー像の濃度を検出してセンサ検出電圧VSを制御手段15に出力する。制御手段15は、各色のパッチトナー像の濃度検出時に、発光素子の駆動電圧VDを制御してセンサ検出電圧VSを制御する。
例えば、制御手段15は、濃度検出前に、中間転写ベルト上のトナー像のない非画像領域をBK用又はYMC用の初期駆動電圧VD01又はVD02にて発光素子を駆動制御して光照射し、受光素子62から出力されるセンサ検出電圧VSが基準検出電圧V1又はV2となるように発光素子61の駆動電圧を補正して光量調整を行う。
図4は、図2に示したカラー複写機100の構成例からセンサ駆動制御系103の構成例を抜き出したブロック図である。センサ駆動制御系103は、制御手段15、濃度検出装置11及びメモリ51から構成される。
メモリ51は、BK用の基準検出電圧V1、YMC用の基準検出電圧V2、BK用の初期駆動電圧VD01、YMCに共通のYMC用の初期駆動電圧VD02、BK用の補正後の駆動電圧VD1、YMCに共通のYMC用の補正後の駆動電圧VD2を電圧設定情報として記憶する。なお、BK用の基準検出電圧V1は、YMCに共通のYMC用の基準検出電圧V2よりも高く設定されている。
この例では、中間転写ベルト6に形成されるトナー像の色が、少なくとも、Y、M、C、BKの4色の場合であって、センサ検出電圧VSの値は、BKが最も高い電圧値に設定され、他のY、M、Cの3色はBKよりも低い同一の電圧値に設定される。
制御手段15は、BKか、YMCかによって、メモリ51からBK用の基準検出電圧V1又はYMC用の基準検出電圧V2のいずれかを選択し、メモリ51から読み出して設定する。
濃度検出装置11は制御手段15に接続され、中間転写ベルト6上のトナー像を検出してセンサ検出電圧VSを制御手段15に出力する。濃度検出装置11には、発光素子61及び受光素子62を有した反射型の光学式センサが使用される。発光素子61には図示しない窓部を有した拡散板63が取り付けられる。受光素子62にも図示しない窓部を有した拡散板64が取り付けられる。受光素子62から得られる検出素子電圧は、増幅器65により増幅されてセンサ検出電圧となる。
制御手段15は、例えば、BKトナー像の濃度検出を行う場合、濃度検出前に、基準検出電圧V1およびBK用の初期駆動電圧VD01を読み出して駆動電圧VDを初期駆動電圧VD01に設定する。次に、トナー像が作成されていない中間転写ベルト6の濃度検知を、最初はBK用の初期駆動電圧VD01にて発光素子を駆動して濃度検知を行いセンサ検出電圧VSを収得する。制御手段15は、検知されたセンサ検出電圧VSと基準検出電圧V1とを比較し、センサ検出電圧VSと基準検出電圧V1とが一致するか不一致であるかの整合判定を実行する。例えば、センサ検出電圧VSと基準検出電圧V1とが一致しない場合には、制御手段15は、センサ検出電圧VSが基準検出電圧V1となるように、発光素子61の駆動電圧VDを補正して、当該発光素子61の発光光量を調整する。
また、制御手段15は、YMCトナー像の濃度検出を行う場合、濃度検出前に、YMC用の基準検出電圧V2およびYMC用の初期駆動電圧VD02を読み出して、駆動電圧VDを初期駆動電圧VD02に設定する。以下、BKトナー像の濃度検出を行う場合と同様にしてセンサ検出電圧VSが前記基準検出電圧V2となるように、発光素子61の駆動電圧VDを補正して、当該発光素子61の発光光量を調整する。このように濃度検出装置11の駆動電圧VDの初期補正を行うことで、トナー像検出時のトナー量の変化に対して、より高感度にトナー像の濃度を検出できるようになる。
図5は、本発明におけるセンサ検出電圧対中間転写ベルト上のトナー量の関係例を示す図である。図5において、縦軸は濃度検出装置11におけるセンサ検出電圧VSであり、横軸は中間転写ベルト6上のトナー量である。AはBKパッチトナー像の検出時の出力特性例であり、Bはカラーパッチトナー像の検出時の出力特性例である。
この例で、BKパッチトナー像の濃度検出時のセンサ検出電圧VSとして、基準検出電圧V1が設定される。すなわち、BKパッチトナー像の検出時の出力特性例A−1において、中間転写ベルト6上にトナーが無い場合のセンサ検出電圧VSは、基準検出電圧V1となる。
また、YMCパッチトナー像の濃度検出時のセンサ検出電圧VSとして、基準検出電圧V0が設定される。すなわち、YMCパッチトナー像の検出時の出力特性例B−1において、中間転写ベルト6上にトナーが無い場合のセンサ検出電圧VSは、基準検出電圧V2となる。BKパッチトナー像の濃度検出時の基準検出電圧V1は、他のY、M、Cのパッチトナー像の基準検出電圧V2よりも高く設定する。
この例で、濃度検出装置11における受光素子62のフル検出レンジ範囲は、0〜12Vであるが、出力特性例A−1においては、出力下限に近い領域が非線形な飽和特性を有している。また、出力特性例B−1においては、出力上限に近い領域が非線形な飽和特性を有している。
ここで、現像条件制御モード実行時、中間転写ベルト6上で必要とされるYMCパッチトナー像のトナー量の最大値をaとし、BKパッチトナー像のトナー量の最大値をbとしたとき、受光素子特性として、最大トナー量a,bを越える上下0.5Vを検出レンジ範囲から除くようになされる。
従って、BKパッチトナー像の濃度検出時の有効検知領域として使用できる領域は、基準検出電圧V1からセンサ検出電圧VS=0.5[V]に至る範囲となる。また、YMCパッチトナー像の濃度検出時の有効検知領域として使用できる領域は、基準検出電圧V2からセンサ検出電圧VS=11.5[V]に至る範囲となる。
続いて、本発明に係る実施例としてのカラー複写機における現像条件制御モードについて説明する。図6は、カラー複写機100における現像条件制御モードの実行例を示すフローチャートである。この実施例では、当該複写機100が一定時間以上停止していた場合や、印字ページ数が所定量出力された後や、複写機周囲の湿度が所定湿度以上変化した場合に現像条件制御モードを実行する場合を例に挙げる。また、この例では、ステップA1〜A3で濃度検出装置11の駆動電圧VDK及びVDCを決定し、その後、ステップA4〜A8で駆動電圧を前記駆動電圧VDK又は前記駆動電圧VDCに切り替えつつ、現像条件制御モードを実行する場合を例に挙げる。
図6に示すフローチャートのステップA1にて、制御手段15は、現像条件制御モード実行指令を画像形成手段60やセンサ駆動制御系103等に発行する。現像条件制御モード実行指令は、当該複写機100の一定時間以上の停止、印字ページ数の所定枚数への到達、複写機周囲の湿度の所定湿度以上の変化、等の情報により実行指令が出される。
そして、ステップA2にて、画像形成手段60やセンサ駆動制御系103等は、現像条件制御モード実行指令に基づいて動作を開始する。このとき、図1や図3に示した感光体1Y、1M、1C、1K及び現像装置4Y〜4Cが駆動され、帯電手段2Y、2M、2C、2Kが通電され、1次転写ローラ7Y〜7K及び中間転写ベルト6が図示しないベルト駆動装置等により駆動される。
そして、ステップA3で、最初に、濃度検出装置11の発光素子61にBK用の初期駆動電圧VD0kが供給され、発光を開始する。濃度検出装置11は、トナー付着無し状態での中間転写ベルト6の表面を検出してセンサ検出電圧VSを制御手段15に出力する。このとき、メモリ51からBK用の基準検出電圧V1及びYMC用の基準検出電圧V2が読み出される。また、制御手段15は、補正を行うトナー色の情報に基づき基準検出電圧V1又は基準検出電圧V2のいずれかを選択して設定する。
制御手段15は、検知されたBK用のセンサ検出電圧VSと基準検出電圧V1とを比較して、一致又は不一致の整合判定を行う。例えば、センサ検出電圧VSと基準検出電圧V1とが一致しない場合、制御手段15は、センサ検出電圧VSが基準検出電圧V1となるように、発光素子61の駆動電圧VDを可変制御して、当該発光素子61の発光光量を調整する。この光量調整の結果によって、ステップA31で制御手段15は、BKパッチトナー像Pkの濃度検出時の駆動電圧VDKを決定する。
引き続きステップA32にて制御手段15は、YMC用の基準検出電圧V2とセンサ検出電圧VSとを比較して、一致又は不一致の整合判定を行う。センサ検出電圧VSと基準検出電圧V2とが一致しない場合、制御手段15は、センサ検出電圧VSが基準検出電圧V2となるように、発光素子61の駆動電圧VDを可変制御して、当該発光素子61の発光光量を調整する。この光量調整の結果によって、ステップA32で制御手段15は、Y、M、Cの各色パッチトナー像Py、Pm、Pcの濃度検出時の駆動電圧VDCを決定する。ここで決定された駆動電圧VDK及びVDCはRAM54等に格納される。これらは駆動電圧の切り替え時にRAM54から駆動電圧VDK及び駆動電圧VDCを読み出して使用するようになされる。
ステップA3までの処理が完了するとステップA4にて、制御手段15は、濃度検出用のパッチ形成動作に移行する。制御手段15は、パッチデータ用メモリ33からパッチデータDPを読み出す。
その後、ステップA5に移行して画像形成手段60は、制御手段15からの書き込み制御信号S2に基づいて図1に示した感光体1Y、1M、1C、1Kに濃度検出用パッチを各々書き込む。感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各々のパッチ潜像は、現像装置4Y、4M、4C、4Kに所定の現像バイアスを印加して現像することにより感光体上に、Y、M、C、BK色の各パッチトナー像Py、Pm、Pc、Pkが形成される。
これらのY、M、C、BKの各パッチトナー像Py、Pm、Pc、Pkは、中間転写ベルト6上に順次1次転写される。中間転写ベルト6上に転写された各色毎のパッチトナーPy、Pm、Pc、Pkは、中間転写ベルト6上に担持され、中間転写ベルト6の副走査方向への移動に伴い、濃度検出装置11まで搬送される。
次にステップA51にて、制御手段15は、補正されたBK用の駆動電圧VDKをRAM54から読み込み設定する。その後、濃度検出装置11にて、BKパッチトナー像Pkが検出され、センサ検出電圧VSが出力される。
また、ステップA52にて、制御手段15は、補正されたYMC用の駆動電圧VDKをRAM54から読み込み設定する。その後、濃度検出装置11にて、YMCパッチトナー像Pc、Pm、Pyの濃度がそれぞれ検出され、センサ検出電圧VSが出力される。このとき、濃度検出装置11に搬送されたトナー像が、カラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyであるか、Bkパッチトナー像Pkであるか否かは、書き込み開始指令からの経過時間により判断される。制御手段15は、この経過時間により、濃度検出装置11内のLEDの発光光量を決定する駆動電圧VDK又はVDCを切り替えるように制御する。この駆動電圧の切り替え制御に基づいて、濃度検出装置11は、カラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyの濃度を各々検出して、トナー検出電圧VSを出力する。
そして、ステップA6に移行して制御手段15は現像条件制御を実行する。例えば、ステップA61でBKパッチトナー像Pkの検出時のセンサ検出電圧VSと、予め準備されたトナー量目標値とを比較する。また、ステップA62でカラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyの各々の濃度検出時のトナー検出電圧VSと、予め準備されたトナー量目標値とを比較する。
その後、ステップA7に移行して制御手段15は、BKパッチトナー像Pkに関するトナー検出電圧VSとトナー量目標値との一致及び、カラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyに関する各色毎のトナー検出電圧VSとトナー量目標値との一致を各々判別する。トナー量目値は、例えば、予めメモリ51に記憶させておき、メモリ51から読み出される。BKパッチトナー像Pk及びカラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyに関して、トナー検出電圧VSとトナー量目標値とが共に一致している場合は、現像条件制御モードを終了する。
また、BKパッチトナー像Pk及びカラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyにおけるトナー検出電圧VSとトナー量目標値とのいずれかが一致していない場合は、ステップA8に移行して、制御手段15は、現像条件の変更処理を実行する。例えば、BKパッチトナー像Pkにおいて、ステップA81でBK色パッチの現像条件を変更する。トナー量が少ない場合は、トナー量を増加するように制御手段15は、現像装置4Kの現像バイアスを所定値だけ大きくするように変更する。反対に、トナー量が多い場合は、トナー量を減少するように制御手段15は、現像装置4Kの現像バイアスを所定値だけ小さくするように変更する。
同様にして、カラーパッチトナー像Pc、Pm、Pyにおいて、ステップA82でYMCパッチの現像条件の変更処理を実行する。トナー量が少ない場合は、トナー量を増加するように制御手段15は、現像装置4Cの現像バイアスを所定値だけ大きくするように変更する。反対に、トナー量が多い場合は、トナー量を減少するように制御手段15は、現像装置4Cの現像バイアスを所定値だけ小さくするように変更する。他のM及びYパッチトナー像Pm,Pyにおいても同様な処理がなされる。
その現像条件を変更した後は、ステップA4に戻って、トナー検出電圧VSとトナー量目標値とが一致するまで、同様の処理が繰り返される。
上述したように、実施例としてのカラー複写機100によれば、感光体1Y,1M,1C,1Kに書き込まれた静電潜像を現像する場合であって、BKパッチトナー像Pk及びYMCパッチトナー像Pc,Pm,Pyの濃度を検出して現像条件制御を実行する場合に、制御手段15は、中間転写ベルト6に形成されたBKパッチトナー像Pk及びYMCパッチトナー像Pc,Pm,Pyの種類に応じて発光素子を異なる駆動電圧VDにて駆動するように制御する。
BKパッチトナー像Pkの濃度を検出する場合は、基準検出電圧V0が得られるような駆動電圧VDKを供給し、かつ、YMCパッチトナー像Pc,Pm,Pyの濃度を検出する場合は、BKパッチトナー像Pkの濃度を検出する場合の基準検出電圧V0よりも低い基準検出電圧V1が得られるような駆動電圧VDCを供給するように制御する。
従って、BKパッチトナー像Pk及びカラーパッチトナー像Pc,Pm,Py毎に基準検出電圧V1又はV2に別々に設定できるので、全てのY、M、C、BKのパッチトナー像の濃度検出に必要なダイナミックレンジを確保することができる。しかも、BKパッチトナー像の濃度検出時の基準検出電圧V1をカラーパッチトナー像の濃度検出時の基準検出電圧V2に対して高く設定しているので、BKパッチトナー像及びカラーパッチトナー像の両者に対して高精度な濃度検出を実行することが可能となった。また、従来方式に比べて装置構成や検出制御を複雑にすることなく、安定性の良いカラー画像を形成出力できるようになった。これにより、濃度検出制御系を廉価に構成できるので、カラー複写機等のコストダウンを図ることができる。
この発明は、感光体に書き込まれた静電潜像を現像する場合に、定期的又は不定期的に、トナー像の濃度を検出して現像条件制御を実行するカラープリンタ、カラーデジタル複写機、複合機等に適用して極めて好適である。
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム(像担持体)
3Y,3M,3C,3K 画像書き込みユニット
4Y,4M,4C,4K 現像装置
6 中間転写ベルト(像担持体)
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像形成手段)
11 濃度検出装置
12 画像処理手段
13 画像メモリ
14 操作手段
15 制御手段
18 表示手段
48 操作パネル(表示手段+操作手段)
51 メモリ(記憶手段)
54 RAM(制御手段)
55 CPU(制御手段)
60 画像形成手段
100 カラー複写機
101 複写機本体
102 原稿読取装置
201 自動原稿給紙装置
202 原稿画像走査露光装置
3Y,3M,3C,3K 画像書き込みユニット
4Y,4M,4C,4K 現像装置
6 中間転写ベルト(像担持体)
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像形成手段)
11 濃度検出装置
12 画像処理手段
13 画像メモリ
14 操作手段
15 制御手段
18 表示手段
48 操作パネル(表示手段+操作手段)
51 メモリ(記憶手段)
54 RAM(制御手段)
55 CPU(制御手段)
60 画像形成手段
100 カラー複写機
101 複写機本体
102 原稿読取装置
201 自動原稿給紙装置
202 原稿画像走査露光装置
Claims (13)
- 黒トナー像およびカラートナー像を形成する複数の現像装置と、
前記黒トナー像およびカラートナー像を担持する像担持体と、
発光素子及び受光素子を有し、前記像担持体上の黒トナー像およびカラートナー像の濃度を検出する濃度検出装置と、
前記濃度検出装置を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記像担持体上に担持される黒トナー像の濃度を検出する場合は、前記像担持体上の非画像領域を検出した場合の受光光量が第1の所定の受光光量となるように前記発光素子の駆動電圧を制御し、
前記像担持体に担持されるカラートナー像の濃度を検出する場合には、前記像担持体上の非画像領域を検知した場合の受光光量が第2の所定の受光光量となるように前記発光素子の駆動電圧を制御することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記像担持体に担持される前記黒トナー像及びカラートナー像に基づき、前記発光素子の駆動電圧を切り換えることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
- 前記第1の所定の受光光量は、前記第2の所定の受光光量よりも高く設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラー画像形成装置。
- 前記第1の所定の受光光量となる前記濃度検知装置の第1の基準検出電圧および前記第2の所定の受光光量となる第2の基準検出電圧を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記濃度検出装置は、前記受光素子により検出される検出素子電圧を増幅してセンサ検出電圧を出力する増幅器を有し、黒トナー像の濃度を検出して前記受光素子から出力される検出素子電圧と、カラートナー像の濃度を検出して前記受光素子から出力される検出素子電圧を、前記増幅器により同一の増幅率で増幅してセンサ検出電圧を出力することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記増幅器は、1個であることを特徴とする請求項5に記載のカラー画像形成装置。
- 前記濃度検出装置は、反射型の光学式センサであることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記濃度検知装置によるトナー像の濃度検出前に前記発光素子の駆動電圧を補正することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記濃度検知装置によるトナー像の濃度検出前に初期駆動電圧により非画像領域を検出し、該検出結果に基づきトナー像の濃度を検出する場合の前記発光素子の駆動電圧を補正し、補正された駆動電圧によりトナー像の濃度を検出することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記第1の所定の受光光量となる前記発光素子の初期駆動電圧及び第2の所定の受光光量となる前記発光素子の初期駆動電圧を記憶手段に記憶することを特徴とする請求項9に記載のカラー画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記濃度検出装置により検出された検出結果に基づき、前記現像装置の現像条件を変更することを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
- 前記現像条件は、現像バイアスであることを特徴とする請求項11に記載のカラー画像形成装置。
- 前記像担持体は、中間転写体であることを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1つに記載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004296898A JP2005326806A (ja) | 2004-04-15 | 2004-10-08 | カラー画像形成装置 |
US10/992,019 US20050232648A1 (en) | 2004-04-15 | 2004-11-17 | Color image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004120859 | 2004-04-15 | ||
JP2004296898A JP2005326806A (ja) | 2004-04-15 | 2004-10-08 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005326806A true JP2005326806A (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=35096397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004296898A Withdrawn JP2005326806A (ja) | 2004-04-15 | 2004-10-08 | カラー画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050232648A1 (ja) |
JP (1) | JP2005326806A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011248017A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Canon Inc | 測定装置及び測定方法 |
JP2013101412A (ja) * | 2013-03-07 | 2013-05-23 | Canon Inc | 測定装置及び測定方法 |
JP2015152701A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像の検出装置及び画像形成装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4291653B2 (ja) * | 2003-09-05 | 2009-07-08 | 株式会社リコー | 電子写真装置 |
KR100850712B1 (ko) * | 2005-06-20 | 2008-08-06 | 삼성전자주식회사 | 화상 형성 장치의 전사 전압 제어 방법 및 장치 |
JP4701129B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2011-06-15 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP4280768B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2009-06-17 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法及びプログラム及び記憶媒体 |
US8301049B2 (en) * | 2007-11-19 | 2012-10-30 | Lexmark International, Inc. | Characterization of toner patch sensor in an image forming device |
US7890006B2 (en) * | 2007-11-19 | 2011-02-15 | Lexmark International, Inc. | Characterization of toner patch sensor |
JP4586870B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2010-11-24 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP5381462B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2014-01-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3331294B2 (ja) * | 1996-11-28 | 2002-10-07 | シャープ株式会社 | トナー濃度測定機能付き画像形成装置 |
US6201936B1 (en) * | 1999-12-03 | 2001-03-13 | Xerox Corporation | Method and apparatus for adaptive black solid area estimation in a xerographic apparatus |
CN1193270C (zh) * | 2001-09-10 | 2005-03-16 | 佳能株式会社 | 图像形成装置及其调整方法 |
US6898381B2 (en) * | 2001-11-09 | 2005-05-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Color image forming apparatus and method for controlling the same |
EP1477866A4 (en) * | 2002-02-20 | 2009-12-09 | Seiko Epson Corp | PICTURE GENERATING DEVICE AND PICTURE PRODUCTION METHOD |
JP2004069947A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Canon Inc | カラー画像形成装置、及びその濃度−階調特性の制御方法 |
JP2004109321A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
-
2004
- 2004-10-08 JP JP2004296898A patent/JP2005326806A/ja not_active Withdrawn
- 2004-11-17 US US10/992,019 patent/US20050232648A1/en not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011248017A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Canon Inc | 測定装置及び測定方法 |
US8879936B2 (en) | 2010-05-25 | 2014-11-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, printing apparatus, and information processing method |
JP2013101412A (ja) * | 2013-03-07 | 2013-05-23 | Canon Inc | 測定装置及び測定方法 |
JP2015152701A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像の検出装置及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050232648A1 (en) | 2005-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5006103B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6137615B2 (ja) | 画像形成装置及び画像濃度制御方法 | |
US9058003B2 (en) | Image forming apparatus | |
US10203642B2 (en) | Image forming apparatus and a recording medium for determining image defects based on development current | |
US9436135B2 (en) | Toner pattern density correction in an image forming apparatus | |
US8768188B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2005326806A (ja) | カラー画像形成装置 | |
US9857746B2 (en) | Image forming apparatus | |
EP2474863B1 (en) | Image forming apparatus, image forming control method and image forming control program | |
JP2010145606A (ja) | 画像形成装置およびテスト画像の形成方法 | |
JP2016167007A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 | |
JP2002258573A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005173253A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014138301A (ja) | 原稿読取方法、原稿読取装置、及び画像形成装置 | |
JP2005321569A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP5222623B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007322974A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4635716B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2016156888A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US9513585B2 (en) | Image forming apparatus which sets image forming condition based on calculated exposed area potential | |
JP2006308812A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP2003307902A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011102886A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011027939A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5225934B2 (ja) | 画像形成装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060511 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061201 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110819 |