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JP2005265103A - シール部材 - Google Patents

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JP2005265103A
JP2005265103A JP2004080366A JP2004080366A JP2005265103A JP 2005265103 A JP2005265103 A JP 2005265103A JP 2004080366 A JP2004080366 A JP 2004080366A JP 2004080366 A JP2004080366 A JP 2004080366A JP 2005265103 A JP2005265103 A JP 2005265103A
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Yoshihisa Kano
善久 加野
Masanori Adachi
正範 安達
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KVK Corp
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KVK Corp
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Abstract

【課題】 パッキンの形状にかかわらず、パッキンの装着部位を高い精度で、しかも、少ない手間とコストで形成できるばかりか、水栓関連部品の製造上の手間やコストの軽減を図ることができるシール部材を提供する。
【解決手段】 複数の流路(61〜63)が貫通するガイド体(ガイド板60)の複数の流路と交差する面に設けられた凹部(67等)に、複数の連通穴を備えるパッキンが装着されてなるシール部材である。凹部(67等)の外縁部G2の形状はパッキンの外縁形状に沿った形状とされ、連通穴が、全流路(61〜63)のうちの何れかに対応する位置に設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シール部材に関する。
複数の水栓関連部品を接続する際に、両者間の水密性をパッキンによって確保することがある。例えば、複数の金属製ボディ間の接続の際に、それらの接続部間の水密性をパッキンによって確保することがある。
この種のパッキンの中は、定形(円形等)外の形状を備えたものがある(以下、「異形パッキン」若しくは「特殊形状のパッキン」と称する。)。例えば、水栓関連部品がその接続部に複数の流路を開口させている場合には各流路毎ではなく、複数の流路を網羅する「異形パッキン」を用いることがある。蓋し、水栓関連部品の接続部においては、複数の定形パッキンを円滑に設置するだけの十分なスペースを確保できない場合がある。また、複数の流路分のパッキンを一度に着脱できれば、パッキンの着脱の手間を少なくできる等の理由による。
より具体的には、分岐口付きの水栓を、通常の水栓(分岐口を備えない水栓であって、例えば、特許文献1を参照)を転用して構成する場合には、後者(通常の水栓)の水栓用ボディに、流路分岐用のボディ(以下、「分岐ボディ」と称する。)を接続することがある。かかる場合には、水栓用ボディ及び分岐ボディの各接続部には各々複数の流路が開口するが、この接続部間のシールを「異形パッキン」によって行うことがある。
特開平10−47331号公報
ところが、この種の「異形パッキン」を用いる場合には、相互に接続される「2つの水栓関連部品」のうちの少なくとも一方において、その接続部に、特殊形状の装着溝を形成することが必要となる。そして、通常、この特殊形状の装着溝の形成は切削加工によって行われるが、この装着溝の形成に際し、加工精度に「ばらつき」を生ずることがある。また、加工上の手間と費用を費やし、水栓関連部品の製造上の手間とコストを増加させる一因にもなっている。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、パッキンの形状にかかわらず、パッキンの装着部位を高い精度で、しかも、少ない手間とコストで形成できるばかりか、水栓関連部品の製造上の手間やコストの軽減を図ることができるシール部材を提供すること目的とする。
請求項1の発明のシール部材は、
複数の流路が貫通するガイド体の該複数の流路と交差する面に設けられた凹部に、複数の連通穴を備えるパッキンが装着されてなるシール部材であって、
前記凹部の外縁形状は前記パッキンの外縁形状に沿った形状とされ、
前記連通穴が、全流路のうちの何れかに対応する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明では、パッキンの装着部位(凹部)を、水栓関連部品等とは独立したガイド体に設ける。つまり、この装着部位の形成箇所を水栓関連部品等と分離するため、この装着部位を高精度に形成することが容易である。しかも、この装着部位を形成上の手間やコストを軽減できる。例えば、使用するパッキンが異形パッキンであるため、装着部位の形状を特殊形状とすることが必要な場合でも、この装着部位を精度良く、しかも、少ない手間とコストで形成できる。
請求項2の発明のシール部材は、
複数の流路が貫通するガイド体の該複数の流路と交差する面に設けられた凹部に、複数の連通穴を備えるパッキンが装着されてなるシール部材であって、
前記凹部の外縁形状は前記パッキンの外縁形状に沿った形状とされ、
前記連通穴が、全流路のうちの何れかに対応する位置に設けられ、
前記凹部において前記流路が交差する部位の周縁部には、前記貫通穴の穴形状に沿った外形の凸部を有することを特徴とする。
請求項2の発明によると、請求項1の発明の効果に加えて以下の効果が得られる。つまり、凹部に装着されるパッキンは、外縁側を凹部の外縁で支持され、連通穴の壁面を凸部で支持される。つまり、パッキンの装着部位を、凹部の外縁部を構成する内壁面と、凹部の底面と、凸部の外壁面(流路と反対側の面)とを備える「略溝状若しくは略容器状」等に構成するため、パッキンの装着安定性が向上する。
請求項1及び請求項2の発明の「複数の流路と交差する面」は、例えば、ガイド体において2つ存在する(以下、「一方の面」と、「他方の面」と称することがある。)。そして、「一方の面」と「他方の面」との各々に設けられた凹部において、複数の流路が開口すると共に、個々の流路がパッキンの対応関係(凹部にパッキンを装着したときに、位置合わせ可能な位置に配置される関係)にある連通穴に連通する。また、請求項1及び請求項2の発明の「ガイド体」とは、パッキンの装着位置をガイドする(位置決めする)ための部材であって、板状体のみならず、棒状体、塊状体等の種々の形態のものを例示できる。
請求項1及び請求項2の発明の「パッキン」としては、例えば、「異形パッキン」を例示できる。この異形パッキンとは、定形(円形等)外のパッキンであって、例えば、(1)円弧状の部分を共有しつつ、連結された複数のリング状の部分によって構成される異形パッキン(「8の字形」等)、(2)「格子形状に構成される異形パッキン等を例示できる。また、請求項1及び請求項2の発明において、凹部は、「一方の面」や「他方の面」に2つ以上形成されてもよい。
請求項1及び請求項2の発明の「シール部材」の適用対象となる「水栓関連部品」としては種々例示でき、例えば、(1)一方の水栓関連部品が水栓用ボディで、他方の水栓関連部品が分岐ボディである場合(請求項5の発明を参照)、(2)複数の水栓用ボディが接続される水栓において、相互に接続される一方の水栓用ボディを一方の水栓関連部品とし、他方の水栓用ボディを他方の水栓関連部品とする場合等を例示できる。
なお、請求項1及び請求項2の発明における流路の数と連通穴の数とは一致させる必要はなく、適宜変更可能である。例えば、複数の流路に1個の連通穴が対応する態様もあれば、流路に対応しない連通穴が備えられている異形パッキンを適用する態様もある。
請求項3のシール部材は、請求項1又は請求項2に記載のシール部材において、
前記ガイド体を、樹脂製とすることを特徴とする。
請求項3の発明によると、樹脂を用いた一体成形(例えば、射出成形)によってガイド体を成形することができる。よって、凹部(パッキン)の形状がより複雑化しても、ガイド体、ひいては、シール部材を高精度で製造できる。しかも、その製造上の手間やコストが多くならない。
請求項4のシール部材は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のシール部材において、
第1の水栓関連部品の接続部と、第2の水栓関連部品の接続部との間に介在され、前記複数の流路によって該第1の水栓関連部品及び該第2の水栓関連部品の対応する流路を連絡すると共に、
前記第1の水栓関連部品の少なくとも接続部と、前記第2の水栓関連部品の少なくとも接続部とが、金属製であることを特徴とする。
請求項4の発明は、シール部材の適用対象を例示するものである。つまり、請求項4の発明は、相互に接続される「水栓関連部品の接続部」同士が金属製である場合に、両接続部間の水密性を確保する必要性が特に高くなると共に、これらの金属製の接続部自体に「特殊形状の装着溝」を形成することが困難であることに鑑みてなされてものである。そして、請求項4の発明によると、かかる場合においても、ガイド体、ひいては、シール部材を高精度に製造できると共に、その製造上の手間やコストを少なくできる。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のシール部材において、
前記第1の水栓関連部品及び前記第2の水栓関連部品のうちの一方が、他方に設けられた所定の流路を分岐するための分岐流路を備える分岐ボディであることを特徴とする。
請求項5の発明は、シール部材が特に必要な場合を考慮してなされたものである。つまり、所定の水栓関連部品に対して分岐ボディを付加し、当該所定の水栓関連部品の流路を分岐する際に、シール部材を用いることを意図する。そして、請求項5の発明によると、当該所定の水栓関連部品や分岐ボディに「特殊形状の装着溝」を設ける必要がないため、このような「流路の分岐」を積極的に行うことができる。例えば、水栓の施工業者や、製造業者以外の者(消費者等)によっても、このような「流路を分岐」を積極的に行うことができる。また、本来、分岐流路を備えない水栓に対して分岐ボディを付加し、分岐流路付きの水栓に積極的に転用できる。つまり、水栓の製造元や販売元等において、水栓の在庫の積極的な活用を図ることもできる。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のシール部材において、
前記複数の流路には、給水用の流路と、給湯用の流路と、吐水用の流路と、が含まれることを特徴とする。
請求項6の発明では、ガイド体に設けられる流路の具体例を示すものである。つまり、請求項6の発明は、湯水混合水栓を構成する水栓関連部品(水栓用ボディや、分岐ボディ)等に用いられるものである。尚、請求項6の発明の「ガイド体」では、前記「複数の流路」として、給水用の流路と、給湯用の流路と、吐水用の流路のみを備えてもよいし、この他の流路をも備えてもよい。
尚、請求項6の発明において「給湯用の流路」とは、例えば、「給湯路(給湯源から供給される湯を混合弁装置や吐止水弁装置に到達させるための流路)」の一部を構成する流路を指する。また、「給水用の流路」とは、例えば、「給水路(給水源から供給される水を混合弁装置や吐止水弁装置に到達させるための流路)」の一部を構成する流路を指する。更に、「吐水用の流路」とは、例えば、「吐水路の一部を構成する流路を指する。尚、吐水流路とは、所定の混合弁装置や吐止水弁装置が流出する湯水(湯水混合水、湯、及び水のうちの少なくとも何れか)を吐水部手段(吐水口、シャワー吐水口等)に到達させるための流路をいう。また、請求項6の発明の「シール部材」は、複数の「吐水用の流路」を備えてもよい。
以上のように、本各発明によると、パッキンの形状にかかわらず、パッキンの装着部位を高い精度で、しかも、少ない手間とコストで形成できるばかりか、水栓関連部品の製造上の手間やコストの軽減を図ることができるシール部材が得られる。
次に、本各発明に係わる「シール部材」の最良の形態(以下、「実施例」という。)を図面に従って詳細に説明する。
本実施例では、図1及び2に示すように、各請求項が適用された水栓10について説明する。
この水栓10は、図1及び2に示すように、台部(デッキ部)2に取り付けて用いられる「シングルレバー式の水栓」である。この水栓10は、第1水栓用ボディ20と、分岐ボディ30と、第2水栓用ボディ40と、カバー体81〜84と、シール部材Sと、を備えている。尚、水栓用ボディ20と、分岐ボディ30は、それぞれ、水栓関連部品の一具体例を示している。
本実施例では、各構成部材の説明に先立ち、図1及び図2を用いて、この水栓10の流路構成を説明する。この水栓10は、給湯路5と、給水路6と、吐水路7とを備えている。このうち、給湯路5は、第2水栓用ボディ40を構成する摺動弁カートリッジ50に給湯を行うための流路であり、給水路6は、第2水栓用ボディ40を構成する摺動弁カートリッジ50に給水を行うための流路である。また、吐水路7は、摺動弁カートリッジ50から流出する「湯、水、若しくは、湯水混合水」を水栓10外に流出させるための流路である。
給湯路5は、一次側の端部を台部(デッキ部)2に到達した「給湯管Hの端末部」に接続し、二次側の端部を摺動弁カートリッジ50の給湯部(湯を取り入れるための部分)51に接続している。そして、この給湯路5は、中間部に分岐路5aを備えている。この分岐路5aは、本水栓10以外の水栓設備に給湯を行うものである。この水栓設備としては、例えば、食器洗い機、食器洗い乾燥機、洗濯機等を例示できる。尚、本実施例と異なり、給水路6に分岐路(例えば、浄水器、洗濯機等に給水を行うための分岐流路)を設けたり、吐水路7に分岐路(例えば、洗濯機等に給水を行うための分岐流路)を設けてもよいし、給湯路5、給水路6及び吐水路7のうちの2つ以上に、各々、分岐路を設けてもよい。
給水路6は、一次側の端部を台部(デッキ部)2に到達した「給水管Cの端末部」に接続し、二次側の端部を摺動弁カートリッジ50の給水部(水を取り入れるための部分)52に接続している。また、吐水路7は、一次側の端部を摺動弁カートリッジ50の流出部(湯、水、若しくは、湯水混合水を流出させるための部分)53に接続し、2次の端部側の部位を吐水管3の内部流路によって構成している。
次に、水栓10の構成について説明する。この水栓10は、第1水栓用ボディ20と、第2水栓用ボディ40(摺動弁カートリッジ50)との間に、分岐ボディ30を介在させることで、給湯路5に分岐路5aを設けている。この水栓10は、図3に示すように、「第1水栓用ボディ20上に第2水栓用ボディ40(摺動弁カートリッジ50)をそのまま設置した水栓10A(給湯路5に分岐路5aを備えない水栓10A)」に、分岐ボディ30を付加したものである。尚、分岐ボディ30は給湯路5を分岐するためのものであるが、給水路6や吐水路7を分岐するためのものであったり、給湯路5、給水路及び吐水路7のうちの2つ以上を分岐するためのものであってもよい。
第1水栓用ボディ20は、「第1の水栓関連部品」の一具体例を構成する。また、第1水栓用ボディ20の上端部によって「第1の水栓関連部品の接続部」の一具体例を構成する。この第1水栓用ボディ20は、金属によって構成されると共に、台部(デッキ部)2の上面部に円形パッキン4を介して設置されている。また、第1水栓用ボディ20は略円形の横断面を備え、上面部に凹所25を形成していると共に、内部に、給湯用の通過流路21と、給水用の通過流路22と、吐水用の通過流路23とが設けられている。
給湯用の通過流路21は、第1水栓用ボディ20を上下に貫通する状態に設けられ、下端部(1次側の端部)に給湯管Hの端末部を接続し、上端部(2次側の端部)を凹所25(上面部)で上方に開口させている。また、給水用の通過流路22も、第1水栓用ボディ20を上下に貫通する状態に設けられ、下端部(1次側の端部)に給水管Cの端末部を接続し、上端部(2次側の端部)を凹所25(上面部)で上方に開口させている。
吐水用の通過流路23は、上端部(1次側の端部)を第1水栓用ボディ20の凹所25(上面部)で上方に開口させ、下端部(2次側の端部)を第1水栓用ボディ20の側面で、側方に開口させている。この下端部(2次側の端部)には、吐水管3の一次側の端部が水密状に接続されている。尚、吐水用の通過流路23の下端部(2次側の端部)は、第1水栓用ボディ20の周方向に沿って円弧状に形成されている。蓋し、吐水管3は、第1水栓用ボディ20の軸心回りに回転し、第1水栓用ボディ20に対する相対的な位置を変更可能となっているが、この位置変更を行っても、吐水管3と、吐水用の通過流路23との連通状態を確保するためである。
分岐ボディ30は、「第2の水栓関連部品」の一具体例を構成する。また、分岐ボディ30の下端部によって「第2の水栓関連部品の接続部」の一具体例を構成する。この分岐ボディ30は、金属によって構成されると共にシール部材S(詳細を後述する。)を介在させた状態にて第1水栓用ボディ20の上方に設置されている。この分岐ボディ30は、略円形の横断面を備え、下面部に凹所35を形成していると共に、内部に、給湯用の流入流路31と、給水用の流入流路32と、吐水用の流出流路33とが設けられている。
給湯用の流入流路31は、分岐ボディ30を上下等に貫通する状態に設けられ、下端部(1次側の端部)を分岐ボディ30の凹所35(下面部)で下方に開口させている。また、給湯用の流入流路31は中間部に分岐部31cを設けると共に、この分岐部31cよりも2次側の部分を、本流側部分31dと、分岐側部分31eとに分岐している。このうち、本流側部分31dの上端部(2次側の端部)が、分岐ボディ30の上面部で上方に開口し、分岐側部分31eの端末部(2次側の端部)が、分岐ボディ30の側面で開口している。
そして、この分岐側部分31eの端末部には、接続具36が連絡されている。尚、分岐側部分31eの端末部(2次側の端部)は、分岐ボディ30の周方向に沿って円弧状に形成されている。蓋し、接続具36は、分岐ボディ30の軸心回りを回転し、分岐ボディ30に対する相対的な位置を変更可能となっているが、この位置変更を行っても、接続具36と、分岐側部分31eの端末部(2次側の端部)との連通状態を確保するためである。尚、接続具36には、袋ナット等の取付部を用いて、分岐用の配管(ホース等)の1次側の端部が接続される。また、この分岐用の配管(ホース等)の2次側の端部には、例えば、食器洗い機、食器洗い乾燥機、洗濯機等が接続される。
給水用の流入流路32は、分岐ボディ30を上下に貫通する状態に設けられ、下端部(1次側の端部)を分岐ボディ30の凹所35(下面部)で下方に開口させ、上端部(2次側の端部)を分岐ボディ30の上面部で上方に開口させている。また、吐水用の流出流路33は、分岐ボディ30を上下に貫通する状態に設けられ、上端部(1次側の端部)を分岐ボディ30の上面部で上方に開口させ、下端部(2次側の端部)を分岐ボディ30の凹所35(下面部)で下方に開口させている。
第1水栓用ボディ20の上方に、シール部材Sを介在させた状態にて分岐ボディ30を設置すると、給湯用の通過流路21と給湯用の流入流路31とが上下方向に位置合わせされ、給水用の通過流路22と給水用の流入流路32とが上下方向に位置合わせされる。また、吐水用の通過流路23と吐水用の流出流路33とが上下方向に位置合わせされる。
尚、給湯用の通過流路21の上端部と、給水用の通過流路22の上端部と、吐水用の通過流路23の上端部は、何れも、第1水栓用ボディ20の上面部において略円形の開口部を形成している。そして、これらの開口部は、第1水栓用ボディ20の上面部における略同一円周上の部位に略等間隔に並んでいる。また、給湯用の流入流路31の下端部と、給水用の流入流路32の下端部と、吐水用の流出流路33の下端部は、何れも、分岐ボディ30の下面部において略円形の開口部を形成している。そして、これらの開口部は、分岐ボディ30の下面部における略同一円周上の部位に略等間隔に並んでいる。
第2水栓用ボディ40は摺動弁カートリッジ50によって構成されており、分岐ボディ30の上面部に設置されている。但し、第2水栓用ボディ40を、鋳物等で構成される外郭部と、この外郭部内に内蔵される摺動弁カートリッジとで構成してもよい。この摺動弁カートリッジ50は略円形の横断面を備えると共に、ハウジング50A内に、可動ディスクと固定ディスクとを配置した構成とされている。そして、この摺動弁カートリッジ50では、本水栓10の操作部を構成する「レバー(図示を省略)」に傾動操作や回動操作を施すと、このレバーに連係された揺動軸55が揺動したり、回動する。そして、この揺動軸55の揺動や回動に伴って可動ディスクが固定ディスク上を前後、左右等に摺動する構造となっている。
この摺動弁カートリッジ50は、前述のように、底面部56に、給湯部(湯を取り入れるための流路)51と、給水部(水を取り入れるための流路)52と、流出部(湯、水、若しくは、湯水混合水を流出させるための流路)53と、を開口させている。また、この底面部56は、ハウジング50A、ひいては、摺動弁カートリッジ50の底面部56を構成する。更に、この摺動弁カートリッジ50においては、「ハウジング50A」全体が樹脂の一体成形品で構成されると共に、底部56に下方に開口する装着溝が形成されている。
この装着溝は、ハウジング50Aを一体成形する際に形成されるものである。そして、この装着溝は、給湯部51の1次側の端部(底面部56の下面で開口する開口部)を抱囲する部位と、給水部52の1次側の端部(底面部56の下面で開口する開口部)を抱囲する部位と、流出部53の2次側の端部(底面部56の下面で開口する開口部)を抱囲する部位と、に各々設けられ、これらの装着溝には各々別個のパッキン57a、57b、57bが装着されている。
この第2水栓用ボディ40を、本水栓10に組み込むと、摺動弁カートリッジ50(ハウジング50A)の底面部56が、分岐ボディ30の上面部に当接状に設置される。このとき、給湯部51と給湯用の流入流路31とが連通すると共に、両者の接続部分の水密性がパッキン57aによって確保される。また、給水部52と、給水用の流入流路32とが連通すると共に、両者の接続部分の水密性がパッキン57bによって確保される。更に、流出部53と、吐水用の流出流路33とが連通すると共に、両者の接続部分の水密性がパッキン57cによって確保される。
本水栓10は、第1のカバー体81と、第2のカバー体82と、第3のカバー体83と、第4のカバー体84と、を備えている。このうち、第1のカバー体81は、第1水栓用ボディ20においてその上端側を除く部位を被覆している。また、この第1のカバー体81の側面からは吐水管3が突出している。尚、第1のカバー体81の側面には、この吐水管3の内部空間と、第1のカバー体81の内部空間とを連通するための連通孔81aが形成されている。そして、本実施例では、吐水管3が第1のカバー体81と一体となりつつ、第1水栓用ボディ20の軸心回りを回転可能(左右方向に所定角度で回転)となっている。つまり、吐水管3は、左右方向に所定角度で首振り可能となっている。
第2のカバー体82は、第1水栓用ボディ20の上端側と、分岐ボディ30の下端側とを被覆している。また、第3のカバー体83は、分岐ボディ30の中間部を被覆していると共に、側面に取付孔83aを開口し、この取付孔83aに接続具36の根本部を装着している。この第3のカバー体83は、分岐ボディ30の軸心回りを回転可能(左右方向に所定角度で回転)となっている。つまり、接続具36は、左右方向に所定角度で首振り可能となっている。このため、本水栓10では、分岐用の配管を種々の方向から接続可能となっている。
第4のカバー体84は、分岐ボディ30の上端側と、第2水栓用ボディ40とを被覆すると共に、上端の開口部から揺動軸55を突出させている。尚、図3に示すように、この水栓10を、前述の「水栓10A」、つまり、「第1水栓用ボディ20上に第2水栓用ボディ40(摺動弁カートリッジ50)をそのまま設置した水栓10A」として用いる場合には、第1のカバー体81及び第4のカバー体84のみが使用され、第2のカバー体82及び第3のカバー体83の使用は省略される。
次に、図4及び図5等によって、シール部材Sの構成を説明する。このシール部材Sは、ガイド板60と、パッキン70A、70Bとを備えている。尚、ガイド板60は、「ガイド体」の一具体例を構成している。
ガイド板60は、樹脂(例えば、ABS)を用いて作製した一体成形品(例えば、射出成形品)であり、図4(a)〜(c)に示すように、略円板形状を備えている。そして、第1水栓用ボディ20の上に分岐ボディ30を設置したときに、「第1水栓用ボディ20の上面部の凹所25と、分岐ボディ30の下面部の凹所35とを連続させて構成される略円板形状の空間」と、略凹凸が反転した外形及びサイズを備えている(図1及び図2参照)。つまり、このガイド板60は、空間(25及び35)内に、略隙間無く収まる外形及びサイズを備えている。
ガイド板60は、上面部60bと、下面部60aとを貫通する状態に、3つの流路61〜63を備えている。つまり、給湯用の流路61と、給水用の流路62と、吐水用の流路63と、をガイド板60の上面部60b及び下面部60aを貫通する状態に備える。このように、このガイド板60は、複数の流路61〜63が交差する面として、上面部60bと、下面部60aとを備える。
ガイド板60の下面部60aにおいては、給湯用の流路61の下方開口部(1次側の開口部)と、給水用の流路62の下方開口部(1次側の開口部)と、吐水用の流路63の下方開口部(2次側の開口部)とが、略同一円周上の部位に略等間隔に並んでいる。また、ガイド板60の上面部60bにおいては、給湯用の流路61の上方開口部(2次側の開口部)と、給水用の流路62の上方開口部(2次側の開口部)と、吐水用の流路63の上方開口部(1次側の開口部)とが、略同一円周上の部位に略等間隔に並んでいる。
ガイド板60の下面部60aには、第1の凹部66が形成され、3つの下方開口部は、全てこの第1の凹部66内に存在している。また、ガイド板60の上面部60bには、第2の凹部67が形成され、3つの上方開口部は、全てこの第2の凹部67内に存在している。
尚、第1の凹部66は、ガイド板60の一方の面に形成された「凹部」の具体例を示し、第2の凹部67は、ガイド板60の他方の面に形成された「凹部」の具体例を示す。また、第1の凹部66と第2の凹部67、及び、後述する「凸部66a〜66c」と「凸部67a〜67c」とは相互に鏡面対称な形状(表裏の関係を有する形状)を備える。このため、本実施例では、以下、第2の凹部67と、この第2の凹部67に形成された67a〜67cを中心に説明する。
第2の凹部67の外縁部G2は特殊形状を備えている。つまり、図4(a)に示すように、3つの円形部分g1〜g3を、その一部を構成する円弧状部分を省略しつつ、その端部を連結して構成される特殊形状を備えている。この第2の凹部67において、各流路61〜63が開口する部位の周縁部には、凸部67a〜67cが形成されている。尚、吐水用の流路63の上方開口部の周縁部の凸部67cは略円形のリング形状を備えるが、その他の上方開口部の周縁部の凸部67a、67bは、「略卵型リング状」の特殊形状を備えている。
これにより、ガイド板60の上面部60bにおいて、第2の凹部67の外縁部G2に形成される内壁面と、第2の凹部67の底部と、凸部67a〜67cの外壁面(61b、62b、63aと離間する側の壁面)とによって、特殊形状の装着溝M2を構成している。つまり、この装着溝M2は、1つの略真円型リング形の部分と、2つの略楕円型リング形の部分と、を円弧状の部分を共有しつつ、連結した構成を備える。
第1の凹部66の外縁部も、第2の凹部67の外縁部G2と表裏の関係にある「特殊形状」を備えている。つまり、図示を省略するが、3つの円形部分を、その一部を構成する円弧状部分を省略しつつ、その端部を連結して構成される特殊形状を備えている。この第1の凹部66においても、前述の「下方開口部」の周縁部には、凸部66a〜66cが形成されている。また、吐水用の流路63の下方開口部の周縁部の凸部66cは略円形のリング形状を備えるが、その他の下方開口部の周縁部の凸部66a、66bは、「略卵型リング状」の特殊形状を備えている。
これにより、ガイド板60の下面部60aにおいても、第1の凹部66の外縁部に形成される内壁面と、第1の凹部66の底部と、凸部66a〜66cの外壁面(61a、62a、63bと離間する側の壁面)とによって、特殊形状の装着溝M1を構成している。つまり、この装着溝M1も、1つの略真円型リング形の部分と、2つの略楕円型リング形の部分と、を円弧状の部分を共有しつつ、連結した構成を備える。
尚、ガイド板60において、第1の凹部66及び第2の凹部67よりも、ガイド板60の周縁側の2カ所には、位置決め用の貫通孔68、68が設けられている。
第2のパッキン(EPDM製)70Bは、第2の凹部67に構成される「装着溝M2」に、はめ込まれるものであり{図6(a)、図1及び図2参照}、この「装着溝M2」と凹凸が反転した形状を備える。つまり、この第2のパッキン70Bは、図5(a)及び(b)に示すように、1つの円形のリング部71と、2つの卵形のリング部72,72とを、円弧状の部分を共有しつつ、一体化した形状を備える。そして、第2の凹部67の外縁部G2の形状(外縁形状)に沿った外縁形状形を備えると共に、略円形の3つの「連通穴73a〜73c」を備えている。そして、個々の連通穴73a〜73cは、第2のパッキン70Bが第2の凹部67(装着溝M2)に装着される際に、対応関係にある上方開口部(各流路61〜63の上方の開口部)に位置合わせされ、ガイド板60の「3つの流路61〜63」を、上面部60bから離間する方向に向かって開放する。
第1のパッキン(EPDM製)70Aは、第1の凹部66に構成される「装着溝M1」に、はめ込まれるものであり(図1及び図2参照)、この「装着溝M1」と凹凸が反転した形状を備える。つまり、この第2のパッキン70Aも、図示を省略するが、1つの円形のリング部と、2つの卵形のリング部とを、円弧状の部分を共有しつつ、一体化した形状を備える。そして、第1の凹部66の外縁部の形状(外縁形状)に沿った外縁形状形を備えると共に、略円形の3つの「連通穴」を備えている。そして、個々の連通穴は、第1のパッキン70Aが第1の凹部66(装着溝M1)に装着される際に、対応関係にある下方開口部(各流路61〜63の下方の開口部)に位置合わせされ、ガイド板60の「3つの流路61〜63」を、下面部60aから離間する方向に向かって開放する。
尚、第1のパッキン70A及び第2のパッキン70Bは、このように特殊形状を備える。これは、シール部材Sを水栓10に組み込み、各パッキン(第1のパッキン70A及び第2のパッキン70B)が押圧されたとき、各パッキン(第1のパッキン70A及び第2のパッキン70B)の全域が、均一に潰されることが、シール不良を起こさないようにするには好ましく、円弧状部分を共有する箇所、つまり、隣接する2つの流路61〜63のシールを行うべき部位においても、パッキンの幅を可能な限り等しくし、各パッキン(第1のパッキン70A及び第2のパッキン70B)の全域が均一に潰されるようにしたからである。
以上のシール部材Sが、凹所25と凹所35とを連続させて構成される略円板形状の空間(25及び35)内に配置されている。つまり、樹脂を主体に構成されるシール部材Sはこの空間(25及び35)内に配置され、周囲を第1水栓用ボディ20及び分岐ボディ30を構成する金属製部分で抱囲される。このため、シール部材Sの基体部(ガイド板60)を、一般に、金属よりも強度が低い樹脂で構成しつつも、水栓10全体では、十分な強度を確保できる。つまり、流路61〜63に、高い水圧(給湯圧や給水圧)が加わっても、シール部材Sの基体部(ガイド板60)を第1水栓用ボディ20及び分岐ボディ30を構成する金属製部分で保護することができる。
また、本水栓10に、シール部材Sを組み込む際に、ガイド板60の両貫通孔68、68に、略柱状の位置決め用部材を69が、その上下の端部をガイド板60の上下に突出させた状態で各々装着される{図6(a)参照}。一方、第1水栓用ボディ20の凹所25には、上方に開口する2つの位置決め穴(図示を省略)が設けられ、分岐ボディ30の凹所35にも、下方に開口する2つの位置決め穴(図示を省略)が設けられている。そして、両位置決め用部材69の上端部が分岐ボディ30の各位置決め穴に嵌合され、両位置決め用部材69の下端部が、第1水栓用ボディ20の位置決め穴に嵌合されることによって、シール部材Sが、第1水栓用ボディ20及び分岐ボディ30に対して、軸心回りに位置決めされた状態となっている。このため、例えば、水栓10の使用中に、「シール部材Sに位置ずれを生じ、シール不良を起こす。」等の不具合を防止できる。
なお、軸心回りの位置決めは、略柱状の位置決め用部材69を、ガイド板60に設けられた貫通孔68に装着して水栓用ボディ20に開口する位置決穴と、分岐ボディ30に開口する位置決穴とに嵌合することによって行う例を示したが、位置決め用部材69をガイド板60に一体的に成形してもよい。また、本実施例と異なり、位置決め用部材69をガイド板60の上方のみに突出させ、これを分岐ボディ30に開口する位置決穴に嵌合してもよいし、位置決め用部材69をガイド板60の下方のみに突出させ、これを水栓用ボディ20に開口する位置決穴に嵌合してもよい。更に、水栓用ボディ20に位置決め用部材69を設けて、ガイド板60に位置決穴を設けてもよいし、分岐ボディ30に位置決め用部材69を設けて、ガイド板60に位置決穴を設けてもよい。更に、水栓用ボディ20及び分岐ボディ30に位置決め用部材69を設けて、ガイド板60に各位置決め用部材69に対応する位置決穴を設けてもよい。
本水栓10において、以上のシール部材Sが組み込まれると、第1水栓用ボディ20の各流路が、ガイド板60の対応する各流路を介して、分岐ボディ30を各流路と連通する。つまり、給湯用の通過流路21と給湯用の流入流路31とが、給湯用の流路61を介して連通し、給水用の通過流路22と給水用の流入流路32とが、給水用の流路62を介して連通する。更に、吐水用の流出流路33と、吐水用の通過流路23とが、吐水用の流路63を介して連通する。
このとき、第1水栓用ボディ20の各流路と、ガイド板60の対応する各流路との間の水密性は第1のパッキン70Aによって保持され、分岐ボディ30の各流路とガイド板60の対応する各流路との間の水密性は第2のパッキン70Bによって保持される(図1及び図2参照)。
つまり、給湯用の通過流路21及び給湯用の流路61間の水密性と、給水用の通過流路22及び給水用の流路62間の水密性と、吐水用の通過流路23及び吐水用の流路63間の水密性とが、第1のパッキン70Aによって保持される。また、給湯用の流路61及び給湯用の流入流路31間の水密性と、給水用の流路62及び給水用の通過流路32間の水密性と、吐水用の流路63及び吐水用の流出流路33間の水密性と、第2のパッキン70Bによって保持される。即ち、第1水栓用ボディ20と、分岐ボディ30は何れも金属で構成されているが、第1水栓用ボディ20と分岐ボディ30との間に、シール部材Sが組み込まれるため、この第1水栓用ボディ20と分岐ボディ30とからなる連結部分の水密性が確保されている。
本実施例では、第1水栓用ボディ20と分岐ボディ30とからなる連結部分において、パッキン70A、70Bの装着部位(凹部66に形成された装着溝M1,凹部67に形成された装着溝M2)を、第1水栓用ボディ20及び分岐ボディ30とは独立したガイド板60に設ける。つまり、パッキン70A、70Bの装着部位の形成部位を、第1水栓用ボディ20及び分岐ボディ30とは分離するため、この装着部位を高精度に形成することが容易であるばかりか、この装着部位を形成上の手間やコストを軽減できる。特に、本実施例では、使用するパッキン70A、70Bが異形パッキンであるため、凹部66,67や装着溝M1,M2の形状を特殊形状とすることが必要であるが、これらを精度良く成形できると共に、この成形上の手間やコストを軽減できる点で大きな意義を有する。
また、本実施例では、凹部66,67に凸部66a〜66c,67〜67cを設ける。このため、各パッキン70A、70Bが、その外周縁側を凹部の外縁で支持され、連通穴73a〜73cの壁面を凸部66a〜66c,67〜67cで支持される。よって、本実施例では、パッキン70A、70Bの装着安定性が向上している。更に、本実施例では、ガイド板60を樹脂を用いた一体成形品で構成するため、凹部66,67の形状を複雑化ししつつも、ガイド板60、ひいては、シール部材Sを高精度で容易に、しかも、安価に製造できる。
尚、本各発明の範囲は前記各実施例に示す具体的な態様に限定されず、本各発明の範囲内で種々の変形例を例示できる。
即ち、各実施例と異なり、ガイド体を板形状以外の形状に構成してもよい。例えば、図6(b)の変形例1に示すように、「軸線(流路)を屈曲状若しくは湾曲状等に形成した略柱状体や塊状体において、相互に交差する向きの2つの面に、凹部166、167を設けたガイド体160」を例示することもできる。
また、図7(a)及び(b)の変形例2に示すように、凹部66,67から、凸部66a〜66c,67〜67cを排除することもできる。更に、凸部66a〜66c,67〜67cを、必ずしも、連続する形状(リング状、卵形等)に設ける必要はない。つまり、ガイド体の凹部の「ガイド体の流路と交差する部位の周囲」において、間欠状に設けてもよい。また、ガイド体に設けられた凹部の底面に突起部や突条部を設けることができる。この場合は、シール性を向上させたり、パッキンのズレを防止し、装着の安定性が向上する。
本発明は、例えば、水栓の製造、販売、施工、加工等を行う分野で利用可能である。
実施例の水栓の縦断面図(右側方から観察)である。 実施例の水栓の縦断面図(正面から観察)である。 実施例の水栓の他の使用形態を説明するための縦断面図(正面から観察)である。 (a)は実施例のガイド体の平面図、(b)は図4(a)のA−A断面図、(c)は図4(a)のB−B断面図である。 (a)はパッキンの平面図、(b)はパッキンの側面図である。 (a)は実施例のシール部材の横断面図{図4(b)のC−C断面に対応}、(b)は変形例1のガイド体の縦断面図である。 (a)は変形例2のシール部材の平面図、(b)は変形例2のシール部材の横断面図である。
符号の説明
S;シール部材、
10;水栓、
20;第1水栓用ボディ(第1の水栓関連部品)、
30;分岐ボディ(第2の水栓関連部品)、
60;ガイド板(ガイド体)、
61;給湯用の流路、
62;給水用の流路、
63;吐水用の流路、
66、67;凹部、
66a〜66c、67a〜67c;凸部。

Claims (6)

  1. 複数の流路が貫通するガイド体の該複数の流路と交差する面に設けられた凹部に、複数の連通穴を備えるパッキンが装着されてなるシール部材であって、
    前記凹部の外縁形状は前記パッキンの外縁形状に沿った形状とされ、
    前記連通穴が、全流路のうちの何れかに対応する位置に設けられていることを特徴とするシール部材。
  2. 複数の流路が貫通するガイド体の該複数の流路と交差する面に設けられた凹部に、複数の連通穴を備えるパッキンが装着されてなるシール部材であって、
    前記凹部の外縁形状は前記パッキンの外縁形状に沿った形状とされ、
    前記連通穴が、全流路のうちの何れかに対応する位置に設けられ、
    前記凹部において前記流路が交差する部位の周縁部には、前記貫通穴の穴形状に沿った外形の凸部を有することを特徴とするシール部材。
  3. 前記ガイド体を、樹脂製とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシール部材。
  4. 第1の水栓関連部品の接続部と、第2の水栓関連部品の接続部との間に介在され、前記複数の流路によって該第1の水栓関連部品及び該第2の水栓関連部品の対応する流路を連絡すると共に、
    前記第1の水栓関連部品の少なくとも接続部と、前記第2の水栓関連部品の少なくとも接続部とが、金属製であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のシール部材。
  5. 前記第1の水栓関連部品及び前記第2の水栓関連部品のうちの一方が、他方に設けられた所定の流路を分岐するための分岐流路を備える分岐ボディであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のシール部材。
  6. 前記複数の流路には、給水用の流路と、給湯用の流路と、吐水用の流路と、が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のシール部材。
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