JP2005160308A - コンバイン等の穀粒排出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部の開口部13aから落下排出される穀粒を受けて、機外へ排出する排穀口を有する排出筒内へ穀粒が停滞、及び詰まりが発生していた。
【解決手段】
穀粒を移送する穀粒移送排出筒装置6の終端部側の移動用移送筒13の終端部に、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設け、この排出筒14を形成する左右側板14dの天井部(ロ)と、排穀口14aを形成する下端部(ハ)との間の略中央部を、所定量突出させてふくらませ、移動用移送筒13の穀粒が落下する開口部13aと、排出筒14の左右側板14dとの隙間を広くした構成である。
【選択図】
図1。
穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部の開口部13aから落下排出される穀粒を受けて、機外へ排出する排穀口を有する排出筒内へ穀粒が停滞、及び詰まりが発生していた。
【解決手段】
穀粒を移送する穀粒移送排出筒装置6の終端部側の移動用移送筒13の終端部に、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設け、この排出筒14を形成する左右側板14dの天井部(ロ)と、排穀口14aを形成する下端部(ハ)との間の略中央部を、所定量突出させてふくらませ、移動用移送筒13の穀粒が落下する開口部13aと、排出筒14の左右側板14dとの隙間を広くした構成である。
【選択図】
図1。
Description
穀粒を受けて移送する穀粒移送排出筒装置の移送終端部には、穀粒を機外へ排出する回動自在に設けた排穀口を有する排出筒の左右側板上部の天井部と、排穀口が形成される下端部との間の中下中央部を、所定量突出すべくふくらませて設けた技術であり、コンバイン等の穀粒排出装置として利用できる。
例えば、コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、走行車台の上側へ載置されたグレンタンク内へ供給され、一時貯留される。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。
特に、特開2003−79230号公報で示す如く、例えば、コンバインのグレンタンク内の穀粒は、このグレンタンク内から、後側へ設けた揚穀筒内へ供給され、この揚穀筒から穀粒搬送オーガへ供給されて、移送され、穀粒は穀粒排出口から機外へ排出される。この穀粒排出口は、穀粒搬送方向に対して、円周方向に回転自在に設け、穀粒を排出する位置により、穀粒排出口を円周方向へ回動させて、真下、又は真下以外の左右両側の所定角度の上方へ回動させて、所定角度上方へ傾斜させて、穀粒を機外へ排出する。
特開2003−79230号公報
穀粒搬送オーガの穀粒が落下する排穀口は、穀粒搬送オーガの移送筒の下半分を切欠ぎ開口させている。又、穀粒排出口を形成する排出筒の巾と、移送筒の外径とは略同じであり、このために、穀粒排出口を上昇操作しても、この移出筒を上方へ傾斜させると、穀粒は排出筒の傾斜部へ停滞して、詰まり状態が発生したり、又、この詰まりが原因で穀粒に脱ぷの発生があったが、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4cから貯留穀粒の供給を受けて、終端部へ移送する穀粒移送排出筒装置6と、該穀粒移送排出筒装置6の移送終端部側の移動用移送筒13の開口部13aから穀粒を受けて、機外へ排出する排穀口14aを下部に設けた排出筒14と、該排出筒14を回動移動させる回動装置17等を設けたコンバインにおいて、前記排出筒14を形成する左右側板14dは、上部の円形状の天井部(ロ)と、排穀口14aが形成される下端部(ハ)との間の上下中央部を、所定量突出すべくふくらませて設けたことを特徴とするコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
例えば、コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、走行車台の上側へ載置した穀粒貯留タンク4c内へ供給され、一時貯留される。
前記コンバインの穀粒貯留タンク4c内へ貯留した穀粒を機外への排出は、この穀粒貯留タンク4c内から、後側へ設けた縦移送筒内へ供給され、この縦移送筒内から穀粒移送排出筒装置6内へ供給されて移送され、穀粒はこの穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた、排穀口14aを有する排出筒14を回動装置17で回動移動させる構成である。
前記コンバインの穀粒貯留タンク4c内へ貯留した穀粒を機外への排出は、この穀粒貯留タンク4c内から、後側へ設けた縦移送筒内へ供給され、この縦移送筒内から穀粒移送排出筒装置6内へ供給されて移送され、穀粒はこの穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた、排穀口14aを有する排出筒14を回動装置17で回動移動させる構成である。
穀粒を排出する位置により、前記回動装置17を作動させて、排出筒14の排出口14aの位置を、真下、又は左右両側の所定角度の上方へ回動させて、所定角度上方へ傾斜させて、穀粒を機外へ排出する。このときには、排出筒14を形成する左右側板14dの上部の円形状の天井部(ロ)と、排穀口14aが形成される下端部(ハ)との間の上下中央部を、所定量突出すべくふくらませて設けている。穀粒移送排出筒装置6の移送終端部側の移動用移送筒13の下部の穀粒が落下する180度の開口部13aから穀粒を受けて、上方へ傾斜させた排出筒14の左右側板14dの下端部に設けた排穀口14aから穀粒は、機外へ排出される。
請求項2に記載の発明においては、前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、排出用羽根9aを設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13内を、移送終端部まで移送された穀粒は、この移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所に設けた排出用羽根9aの回転駆動により、穀粒は繰出されて、移動用移送筒13の開口部13aより、排出筒14内へ排出され、この排出筒14の排穀口14aから機外へ排出される。
請求項3に記載の発明においては、前記排出用羽根9aは、180度対向位置へ少なくとも二箇所へ設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13内を、移送終端部まで移送された穀粒は、この移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所で、180度対向位置の少なくとも、二箇所へ設けた排出用羽根9aの回転駆動により、穀粒は繰出されて、移動用移送筒13の開口部13aより、排出筒14内へ排出され、この排出筒14の排穀口14aから機外へ排出される。
請求項1に記載の発明においては、穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に、回動自在に設けた排穀口14a有する排出筒14を形成する左右側板14dの天井部(ロ)と、排穀口14aを形成する下端部(ハ)との間の上下方向の中間部を、所定量外側へ突出すべくふくらませて設けたことにより、移動用移送筒13の開口部13aの端部と、排出筒14の左右側板14dの内側面部との間の隙間が広くなり、排出筒14を所定角度上部へ傾斜操作しても、隙間を広く保持することができ、この排出筒14内で穀粒の詰まりが防止できて、脱ぷ粒の発生を防止できる。又、穀粒の排出効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明においては、前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、穀粒を繰出しする排出用羽根9aを設けたことにより、穀粒の排出効率の向上を図ることができた。
請求項3に記載の発明においては、前記排出用羽根9aは、移動螺旋軸9の外周部へ180度対向位置へ少なくとも、二箇所へ設けたことにより、穀粒の排出効率の向上を図ることができた。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側には、脱穀機4、及び穀粒貯留タンク4c等を載置すると共に、この穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出する縦移送筒5の上部には、穀粒移送排出筒装置6を設け、この穀粒移送排出筒装置6は固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮自在な移動用移送筒13と、先端部へ円周方向へ回動自在に回動装置17で回動させて、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設けた構成である。これら移動用移送筒13と、排出筒14とには、軸支内装した伸縮移動自在な移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、この前・後移動移送螺旋11,10間で、移動螺旋軸9へ伸縮自在に軸支した複数個の中移動移送螺旋12とを設けた構成である。これら穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14と、回動装置17等を主に図示して説明すると共に、排出筒14の外形の形状、移動螺旋軸9の排出用羽根9a等を主に図示して説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側には、脱穀機4、及び穀粒貯留タンク4c等を載置すると共に、この穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出する縦移送筒5の上部には、穀粒移送排出筒装置6を設け、この穀粒移送排出筒装置6は固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮自在な移動用移送筒13と、先端部へ円周方向へ回動自在に回動装置17で回動させて、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設けた構成である。これら移動用移送筒13と、排出筒14とには、軸支内装した伸縮移動自在な移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、この前・後移動移送螺旋11,10間で、移動螺旋軸9へ伸縮自在に軸支した複数個の中移動移送螺旋12とを設けた構成である。これら穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14と、回動装置17等を主に図示して説明すると共に、排出筒14の外形の形状、移動螺旋軸9の排出用羽根9a等を主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図17で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ22aを張設した走行装置22を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機4の右横側に配設し、底部にタンク移送螺旋4dを前後方向へ軸支した、穀粒貯留タンク4c内へ一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図17で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド19a、及び各分草体19bと、立毛穀稈を引起す各引起装置19cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置20の各掻込装置20aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置19dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置20の根元・穂先移送装置20b・20c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ19eにより、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆23aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆23bを設け、この支持パイプ杆23bを走行車台2の上側面に設けた支持装置23cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ19eの作動により、刈取機3は支持パイプ杆23bを回動中心として、上下に回動する構成である。
前記穀粒貯留タンク4c側の前部には、図17で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席21bとを設け、この操縦席21bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン21cを載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク4cを配設する。これら走行装置22と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン21c等により、コンバイン1の本体1aを形成した構成である。
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置20によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク4cの底部には、貯留穀粒を後方へ移送するタンク移送螺旋4dを前後方向に軸支して設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして、方向を変換する継手ケース5bは、穀粒貯留タンク4cの後側板の外側面へ装着して設けた構成である。この継手ケース5bの上側には、縦移送螺旋5aを内装軸支した縦移送筒5を略垂直姿勢で回動操作可能に設け、穀粒貯留タンク4c内の穀粒を引継ぎ揚送する構成である。
前記縦移送筒5の上端部には、図1〜図15、及び図17で示す如く上端部を支点として、始動操作によって、自動で伸縮自在で、自動で上下回動自在、旋回自在で移送終端部の排出筒14が回動自在で、穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出筒装置6を設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6は、図1〜図15、及び図17で示す如く固定移送螺旋7を内装軸支した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して、始動操作によって伸縮移動自在な移動用移送筒13と、先端部の排出筒14と、これら移動用移送筒13と、排出筒14とへ内装軸支して、伸縮移動自在な移動螺旋軸9へ軸支した、前・後・中移動移送螺旋11,10,12と、移動用移送筒13とを伸縮させる伸縮移動装置15aと、移動用モータ15bとを固定用移送筒8の外周上側部へ設けた構成である。伸縮移動装置15aの外側には、外カバー15cを装着した構成である。
前記操作装置21aの表面板21dの外側面には、図16で示す如く穀粒移送排出筒装置6を主として操作する各種スイッチ、及び各種操作レバー等を図示して説明する。穀粒移送排出筒装置6を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレバー26dを設け、又、エンジン21cの動力を、穀粒移送排出筒装置6へ伝達するときに操作する穀粒排出手段25の籾排出レバー25aを設け、この籾排出レバー25aを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出できる構成である。
又、前記穀粒移送排出筒装置6等を停止させるときに、操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイッチ26aと、旋回させるときに操作する旋回スイッチ26bと、ランプスイッチ26c等を設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8は、図6〜図10、図14、及び図15で示す如く後支持メタル27と、縦移送筒5の上端部に設けた引継メタル5cとで装着して設け、この固定用移送筒8には、固定移送螺旋7を内装軸支して設け、この固定移送螺旋7は、固定螺旋軸7aの外周部に、固定螺旋プレート7bを固着して設けた構成である。固定螺旋軸7aの内径部は丸孔に形成すると共に、移送終端部の内径部には、丸孔より小径で後述する移動螺旋軸9が挿入されて摺動移動する内径部に六角孔を形成した補助軸7cを軸支して設けた構成である。固定用移送筒8の外周部には、詳細後述するローラ装置28のローラ28bの側面部を受けて、このローラ28bを直線状に移動させ、移動用移送筒13を直線状に移動すべく所定間隔に、各レール8aを設けた構成である。
前記固定用移送筒8の移送終端部には、図9、及び図10で示す如く後支持メタル27の外周の外ボス27a部を、固定用移送筒8の外周部より、突出させて固着して設けた構成であると共に、後支持メタル27の内径部には、補助軸7cを軸支して設けた構成である。固定移送螺旋7の固定螺旋軸7aの移送終端部の内径部は、補助軸7cの移送始端の外径部で軸支すると共に、移送始端部の外径部は、引継メタル5cの内側部に設けた受メタル5dで軸支した構成である。7dは受ブッシュであり、移動螺旋軸9を軸支した構成である。
前記移動用移送筒13は、図9、及び図10で示す如く固定用移送筒8の外周部より突出した後支持メタル27の外周の外ボス27a部と、固定用移送筒8の外周部に設けた外メタル27bとの外周部へ移動自在で収縮自在に、固定用移送筒8の外周部へ挿した構成である。移動用移送筒13の前端部には、穀粒を機外へ排出する、詳細後述する排穀口14aを下部側へ設けた排出筒14を円周方向へ回動自在に軸支した構成である。
前記移動用移送筒13と、排出筒14とには、図1〜図5で示す如く移動螺旋軸9を後支持メタル27と、排出筒14に設けた前支持メタル16とにより、移動自在で収縮自在に内装軸支した構成である。
前記移動用移送筒13へ内装軸支した移動螺旋軸9の移送始端部と、移送終端部とには、図3、及び図5〜図8で示す如く後移動移送螺旋10と、前移動移送螺旋11とを軸支して、ボルト等により、固定して設けた構成である。
前記後移動移送螺旋10は、図6〜図10で示す如く後固定ボス10aへ支持板10bを固着して設け、この支持板10bと、後固定ボス10aとには、移動螺旋プレート10cを固着して設けた構成である。又、支持板10bには、結合部10dを設け、この結合部10dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させた構成である。後固定ボス10aの内径部は、補助軸7cの移送終端部の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着して設けた構成である。
前記前移動移送螺旋11は、図3、及び図5〜図11で示す如く前固定ボス11aへ支持板11bを固着して設け、この支持板11bと、前固定ボス11aとには、移動螺旋プレート11cを固着して設けた構成である。又、支持板11bには、結合部11dを設け、この結合部11dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させた構成である。前固定ボス11aの内径部は、移動螺旋軸9の移送終端部へ六角の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着して設けた構成である。
前記中移動移送螺旋12は、図6〜図8、及び図11〜図13で示す如く中移動ボス12aと、径大ボス12bと、両端部に結合部12dを有する移動螺旋プレート12cとを、一体に樹脂材等で成形した構成である。
前記中移動移送螺旋12は、図12、及び図13で示す如く移動用移送筒13の移動螺旋軸9の前後両端部に装着した前・後移動移送螺旋11,10間に、複数個の中移動移送螺旋12を移動螺旋軸9へ伸縮移動自在に軸支して設けると共に、隣接する各中移動移送螺旋12が最伸張状態になると、各移動螺旋プレート12cに設けた各結合部12dが、互に係合状態になる構成であり、所定長さ以上は伸張しない構成である。
前記移動用移送筒13と、排出筒14との伸縮移動は、移動用モータ15aの正逆回転の始動操作により、伸縮移動する構成である。この伸縮移動に伴なって、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とは、同時に伸縮移動する構成である。
前記移動用移送筒13の移送始端部の外周部には、図6〜図9で示す如く複数個のローラ装置28を設けた構成である。このローラ装置28のローラ受具28aを移動用移送筒13の移送始端部へ装着すると共に、このローラ受具28aの断面形状コ字形状部には、ローラピン28cでローラ28bを回転自在に軸支して設け、この各ローラ28bの外周部が固定用移送筒8の外周部へ当接して、回転しながら移動用移送筒13と同時に伸縮移動する構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒7と、移動用移送筒13と、排出筒14との上下回動移動構成は、図14、及び図15で示す如く縦移送筒5の上端部に設けた引継ぎメタル5cは、左右にニ分割した構成として、一方側を上下回動自在に接続した構成である。他方側の固定側には、上下モータ29で上下回転駆動する回動具29aと、固定用移送筒8に設けた取付具30の取付板30aとは、接続具29bで接続すると共に、取付具30に設けた各上取付板31aと、縦移送筒5に設けた各下取付板31bとの間には、ガスダンパー31を設けた構成である。
前記上下モータ29の正回転、又は逆回転駆動により、回動具29aが回動されて、接続具29b、及び取付具30等を介して、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とは、上昇移動、又は下降移動制御される構成である。これら上昇、又は下降移動制御に伴ない、各ガスダンパー31も上昇、又は下降移動制御される構成であり、この各ガスダンパー31はアシスト用として使用する構成である。
前記縦移送筒5の旋回構成は、図17で示す如くこの縦移送筒5には、旋回モータ32を設けると共に、この旋回モータ32の下側で、縦移送筒5には、旋回具32aを設け、旋回モータ32の正回転、又は逆回転駆動により、旋回具32aが左回転駆動、又は右回転駆動され、縦移送筒5は、継手ケース5bの上側部より、左旋回、又は右旋回されて、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とは、左旋回、又は右旋回する構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部側には、図1〜図7で示す如く所定大きさの開口部13aを設けると共に、開口部13aの前側の移送終端部には、円形状の外蓋13bを固着して設けた構成である。この外蓋13bには、各支持板16aをボルト、及びナット等で装着して設け、この内側の支持板16aには、複数個のクッション体16bを介して、前支持メタル16をボルト、及びナット等により、装着した構成であり、この前支持メタル16で移動螺旋軸9の移送終端部を回転自在に軸支した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の開口部13aを覆う状態で回動自在に、図1〜図3、及び図5で示す如く移動用移送筒13内を移送終端部まで移送された穀粒を、機外へ排出する下部には、排穀口14aを有する排出筒14を円周方向へ回動自在に、移動用移送筒13の開口部13a部を覆う状態に設けた構成である。回動構成は後述する。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部には、この移送終端部まで移送された穀粒を、機外へ排出する下部に排穀口14aを有する排出筒14を回動自在に設けたことにより、次に収穫する圃場へ移動時、又は路上走行時には、排出筒14の排穀口14aを上方へ回動移動させることにより、穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13内へ残っている残穀粒があったとすると、この残穀粒は、上方へ回動移動された排出筒14の天井部(ロ)へ貯留されて、穀粒は機外へ排出されることを防止できる構成である。これにより、穀粒のロス発生を防止できる。
前記排出筒14は、図1〜図3、及び図5で示す如く左右両側を一体に形成した左右側板14dの前後両側には、前・後側板14e,14fを固着して設けて、略箱形状に形成した構成である。左右側板14dの上部の天井部(ロ)は、円形状(半円形状)に形状に形成し、この天井部(ロ)と、排穀口14aが形成される下端部(ハ)との間の上下方向の略中央部を、左右両側共に、所定両外側へ突出すべくふくらませて設けた構成である。
前記排出筒14を図1、及び図2で示す如く所定角度(α)上方へ傾斜回動移動させたときに、排出筒14の左右側板14dの突出させてふくらませた内側面と、移動用移送筒13の下部を180度切欠して設けた、開口部13aの端部である移動用移送筒13の外周部との間には、所定隙間(M)を広くして設けた構成である。移動用移送筒13の開口部13aから落下した穀粒は、排出筒14の左右側板14dの内側面上を流下するが、隙間(M)が広くなったことにより、穀粒の詰まり発生を防止したり、又、穀粒の流下不良の発生を防止した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に、回動移動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14を形成する左右側板14dの天井部(ロ)と、排穀口14aを形成する下端部(ハ)との間の上下方向の略中間部を、所定両外側へ突出すべくふくらませて設けたことにより、移動用移送筒13の開口部13aの端部と、排出筒14の左右側板14dの内側面との間の隙間(M)が広くなり、排出筒14を所定角度上部へ傾斜回動移動操作しても、隙間(M)を広く保持することができ、このために、この排出筒14内で穀粒の詰まりが防止できて、脱ぷ粒の発生を防止することができる。又、穀粒の流下不良の発生を防止できる。更に、穀粒の排出効率の向上を図ることができる。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、図3、及び図4で示す如く穀粒を繰出し排出する排出用羽根9aを固着して設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、穀粒を繰出し排出する排出用羽根9aを設けたことにより、穀粒の排出効率の向上を図ることができる。又、排出する穀粒を遠くへ飛ばして排出することができる。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、図3、及び図4で示す如く穀粒を繰出し排出する排出用羽根9aを、180度対向位置へ少なくとも二箇所へ固着して設けた構成である。
前記排出用羽根9aは、移動螺旋軸9の外周部へ180度対向位置へ少なくとも、二箇所へ固着して設けたことにより、穀粒の排出効率の向上を図ることができる。又、排出する穀粒を遠くへ飛ばして排出することができる。
前記排出筒14は、図1〜図3、及び図5で示す如く上部の天井部(ロ)の半円形状と、下端部(ハ)との中間部は、外側へ突出する左右側板14dに、前・後側板14e,14fを固着して、略箱形状に形成した構成である。左右側板14d、及び前・後側板14e,14fの下端部には、弾性材のゴム材、又は樹脂材よりなる各飛散防止板14hをボルト、及びナット等で装着して設けた構成である。排出筒14の後側板14fの孔部には、弾性材であるゴム材、又は樹脂材等よりなる後受具8bを設け、この後受具8bと、前側板14eへ装着して設けた支持軸16cの外周部には、前側板14eの孔部へ設けた弾性材であるゴム材、又は樹脂材等よりなる前受具8cを挿入し、この前受具8cとにより、排出筒14の外径部を回動自在に支持した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の先端部である排出筒14の前側には、回動装置17を、図1、図3、及び図5で示す如く設けた構成である。この回動用モータ14bは、穀粒移送排出筒装置6の外形形状部内へ設けた構成である。この回動装置17は、穀粒移送排出筒装置6の先端部の補強板17aへ回動用モータ14bを装着すると共に、この補強板17aを排出筒14の前側板14eへボルト、及びナット等により装着して設けた構成である。回動用モータ14bのモータギャー17bと、支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cとは、噛合した構成である。この後回動ギャー17cの前後両側は、ブレーキ板17dを軸支すると共に、前側のブレーキ板17dの前側には、複数個の皿バネ17eを軸支して、ナットで抜け止めを施した構成である。又、このナットの前側には、前回動ギャー17fを軸支して、ナットで抜け止めを施した構成である。
前記排出筒14の前側板14eの上部には、図1、図3、及び図5で示す如く支持メタル18aを装着して設け、この支持メタル18aの支持軸18bには、外形形状がおおぎ形状のギャー18cを回転自在に軸支した構成であり、このギャー18cと、前回動ギャー17fとを噛合させた構成である。回動用モータ14bの正逆回転駆動により、モータギャー17b、後回動ギャー17c、前回動ギャー17f、及びギャー18c等が正逆回転駆動され、これら各種ギャー17b,17c,17f,18c等の正逆回転駆動より、排出筒14が左、又は右回動制御され、排穀口14aが上部へ移動制御された後に、停止制御される構成である。又、回動用モータ14bの正逆回転駆動により、排出筒14は元の位置へ復元制御され、排穀口14aは元の下部位置へ復元制御された後に、停止制御される構成である。
前記排出筒14の回動位置を検出する。図1、図3、及び図5で示す如く詳細は後述するポテンションメータ14jを回転駆動する。このポテンションメータ14jへ軸支したギャー18cと噛合する前回動ギャー17fと、回動用モータ14bのモータギャー17bと噛合する後回動ギャー17cとの両者は、回動装置17の支持軸16cの前端部側と、後端部側との両側へ軸支して設けた構成である。
穀粒機外へ排出する穀粒移送排出筒装置6の排穀口14aを下部に設けた排出筒14を回動させる回動用モータ14bのモータギャー17bと、排出筒14の回動位置を検出するポテンションメータ14jのギャー18cとへ噛合して、回転駆動する後回動ギャー17cと、前回動ギャー17fの両者とは、回動装置17の支持軸16cの後部側と、前部側との両側へ軸支して設けたことにより、カウンタギャー等を有しないことにより、バックラッシュが少なくなり、これにより、誤差が小さくなり、ポテンションメータ14jの検出精度が向上する。これに伴なって、検出による制御も向上する構成である。
穀粒を移送排出する穀粒移送排出筒装置6の移送終端部には、図1、図3、及び図5で示す如く穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を回動自在に設け、この排出筒14部を回動させる回動用モータ14bは、穀粒移送排出筒装置6の先端部で、外形形状部内へ設けたことにより、この穀粒移送排出筒装置6より、回動用モータ14bが上方へ向けて、突出していないことにより、例えば、コンバイン1であると、全高が高くなることを防止できる。又、圃場を移動する時、及び路上走行時には、排出筒14を上方へ回動させることにより、この排出筒14の排穀口14aより、穀粒移送排出筒装置6内へ残っている残穀粒は、排出筒14の天井部(ロ)へ貯留されて、機外への漏下を防止でき、穀粒のロス発生を防止できる構成である。
又、前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、回動用モータ14bを設けて、回動させる構成としたことにより、従来のように穀粒移送排出筒装置6全体を回動移動させる構成に比較して、小馬力の回転用モータ14bでよく、又、回動構成が簡単である。
前記穀粒移送排出筒装置6の先端部である移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、図1、図3、及び図5で示す如く回動用モータ14bを設けて、回動移動自在な構成とした。この回動用モータ14bの前側には、この回動用モータ14b、及び各種ギャー17b,17c,17f,18c等を覆う状態にモータ用カバー14cを装着して設けた構成である。又、このモータ用カバー14cの外形形状は、排出筒14の断面形状と、略同じ形状に形成して、ボルト、及びナット等により、着脱自在に設けた構成である。
前記回動用モータ14b、及び各種ギャー17b,17c,17f,18c等を覆うモータ用カバー14cを設けたことにより、安全であると共に、外観形状の向上を図ることができる。又、モータ用カバー14cの外形形状は、排出筒14の断面形状と、略同じ形状に形成して、着脱自在に設けたことにより、外観形状の向上を図ることができる。又、メンテナンスも容易である。藁屑、及び塵埃等が回動用モータ14bへの堆積を防止できる構成である。
穀粒を移送排出する前記穀粒移送排出筒装置6の先端部に設けた回動用モータ14bで、穀粒移送排出筒装置6の移送終端部に設けた排穀口14aを有する排出筒14を回動移動させる構成であり、回動用モータ14bは、図1、図3、及び図5で示す如く排出筒14の回動移動に基づいて、回動用モータ14bも一緒に、同時に、公転して回動移動すべく設けた構成である。
穀粒を移送排出する前記穀粒移送排出筒装置6の先端部に設けて、排出筒14を回動移動させる回動用モータ14bは、排出筒14の回動移動に基づいて、この回動用モータ14bも一緒に、同時に、公転して回動移動することにより、構成が簡単であり、又、この回動用モータ14bを小馬力で小型化することができて、コストダウンを図った構成である。
前記排出筒14の回動移動位置を検出するポテンションメータ14jは、図1、図3、及び図5で示す如く回動装置17の支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)に設けた構成である。最上部位置、又は最下部位置を検出して、正確にこれらの位置で停止させる構成であり、更に、排出筒14の所定位置で停止制御する構成である。
前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16cへ軸支した、後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)へ設けたことにより、構成が簡単で、コンパクトにすることができる構成である。
前記ポテンションメータ14jは、図1、図3、及び図5で示す如く回動装置17の上部の支持メタル18aの前側へ設けて、支持軸18aの回転数を検出させた構成である。
前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の上部の支持メタル18aへ設けたことにより、ギャー18cの自重が影響されないことにより、正確に回動移動位置を検出することができる構成である。
前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の上部の支持メタル18aへ設けたことにより、ギャー18cの自重が影響されないことにより、正確に回動移動位置を検出することができる構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、図1、図3、及び図5で示す如く移動用移送筒13の外径(D)より、排出筒14の左右側板14dの下端部の排穀口14a部の幅(L)を所定寸法大きく形成して設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の外径(D)より、排出筒14の排穀口14aの幅(L)を所定寸法大きくして設けたことにより、穀粒を排出口で排出効率をアップさせることができる。又、この排穀口14aでの穀粒の詰まりを防止することができる構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8の前方部の所定位置を支持するオーガ受装置33の全高を高くして、従来は排出筒14部が所定角度で上方へ位置すべく、前方の先端部を高所位置とし、後方基部を低所位置として、所定角度に傾斜させて設けた構成であったが、これをこの排出筒14部が回動移動する構成としたことにより、図17で示す如く前後方向に略水平状態に支持させるべくオーガ受装置33の受主柱33aの全高を低くして、この受主柱33aの上端部には、受ガイド33bを設け、この受ガイド33bで略水平状態に支持させた構成である。又、これら固定用移送筒8と移動用移送筒13の地上高を低くしたことにより、コンバイン1の収納スペースを低くすることができる構成である。
伸縮自在な穀粒移送排出筒装置(オーガ)6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に排出筒14を設けた構成において、操作装置21には、図18、及び図19で示す如く穀粒移送排出筒装置6を上・下・左・右側へ回動させるときに、操作するオーガレバー26dを設け、このオーガレバー26dの上部には、排出筒14を左側、及び右側へ回動させるときに、操作する独立したダイヤルスイッチ方式の排出筒回動スイッチ34を設けた構成である。34aは、作業機切換レバーである。
前記排出筒回動スイッチ34を左側、又は右側への回動操作により、排出筒14は左側、又は右側への回動移動する構成である。オーガレバー26dの左側、又は右側への倒し操作により、穀粒移送排出筒装置6は、左側、又は右側への回動移動する構成であり、この回動移動方向には、排出筒14の回動移動方向と同じ方向へ移動する構成である。
これにより、前記オーガレバー26dの上部へ排出筒14を回動操作するダイヤルスイッチ方式の排出回動スイッチ34を設けたことにより、一本のオーガレバー26dで二種類の操作を行うことができる。
伸縮自在な前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13と、この移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に排出筒14とを設けた構成において、操作装置21には、図20、及び図21で示す如く移動用移送筒13を伸縮させるときに、操作するトグルスイッチ方式の伸縮スイッチ35aと、スイッチカバー35bを設けると共に、排出筒14を回動させるときに、操作するトグルスイッチ方式の回動スイッチ35cと、スイッチカバー35dとを設けた構成である。又、これら各スイッチ35a,35cと、各カバー35b,35dは、同種類を使用した構成である。
前記伸縮スイッチ35aと、回動スイッチ35cとの操作方向は、略90度位置をずらせて設けた構成であると共に、スイッチカバー35bと、スイッチカバー35dとの着色を、例えば、赤色と、黒色とに変えた構成である。
これにより、前記穀粒移送排出筒装置6の伸縮操作と、排出筒14の回動操作とを行う各スイッチカバー35b,35dの色を変えたことにより、間違いなく区別がつき、確実に操作を行うことができる。又、外観の統一感がある。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13を前後に分割した構成において、図22で示す如く分割した後側の移動用移送筒13の移送終端部で、固定用移送筒8の移送終端部が位置する箇所で、前後に分割して接合する接合近傍部の外径(D1)に構成して、その他の箇所の外径(D)より、外径(D1)部は、所定径径大に形成した構成である。又、移動用移送筒13を前後に分割したときには、後側の移送終端部と、前側の移送始端部とには、取付フランヂ13c,13cを設け、これら取付フランヂ13c,13c部をボルト、及びナット等に装着して、前後を接合さして一体に形成した構成である。
これにより、移動用移送筒13を分割した構成で、後側のこの移動用移送筒13の移送終端部である先端部の外径(D1)は、他の箇所の外径(D)より、径大に形成したことにより、接合用の取付フランヂ13cを熔接したときに、移動用移送筒13が熔接歪で変形しても、伸縮操作時に問題になることなく、スムーズに伸縮操作が可能である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8の移送終端部(先端部)の径大部8dの外周部には、図24で示す如く所定間隔で前後に円形状の受シール36を設けた構成である。この各受シール36の外周部で、移動用移送筒13の内径部を受けて、この移動用移送筒13の伸縮移動をスムーズにした構成である。移動用移送筒13が最短縮時で固定用移送筒8の径大部8dの後側位置には、藁屑、及び塵埃を落下させるべく、落下用孔13dを設けた構成である。
これにより、前記固定用移送筒8の移送終端部(先端部)には、複数の受シール36を設けたことにより、移動用移送筒13の伸縮移動が容易で、スムーズである。又、これら固定用移送筒8と、移動用移送筒13との間に塵埃、及び藁屑の混入を防止することができる。更に、混入した塵埃、及び藁屑等が有るときには、落下用孔13dより、これら藁屑、及び塵埃を落下排出することができる。
4c 穀粒貯留タンク
6 穀粒移送排出筒装置
9 移動螺旋軸
9a 排出用羽根
13 移動用移送筒
13a 開口部
14 排出筒
14a 排穀口
14d 左右側板
17 回動装置
ロ 天井部
ハ 下端部
6 穀粒移送排出筒装置
9 移動螺旋軸
9a 排出用羽根
13 移動用移送筒
13a 開口部
14 排出筒
14a 排穀口
14d 左右側板
17 回動装置
ロ 天井部
ハ 下端部
Claims (3)
- 穀粒貯留タンク4cから貯留穀粒の供給を受けて、終端部へ移送する穀粒移送排出筒装置6と、該穀粒移送排出筒装置6の移送終端部側の移動用移送筒13の開口部13aから穀粒を受けて、機外へ排出する排穀口14aを下部に設けた排出筒14と、該排出筒14を回動移動させる回動装置17等を設けたコンバインにおいて、前記排出筒14を形成する左右側板14dは、上部の円形状の天井部(ロ)と、排穀口14aが形成される下端部(ハ)との間の上下中央部を、所定量突出すべくふくらませて設けたことを特徴とするコンバイン等の穀粒排出装置。
- 前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13へ軸支内装した移動螺旋軸9の外周部で、排出筒14が位置する箇所には、排出用羽根9aを設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン等の穀粒排出装置。
- 前記排出用羽根9aは、180度対向位置へ少なくとも二箇所へ設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバイン等の穀粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003399723A JP2005160308A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003399723A JP2005160308A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005160308A true JP2005160308A (ja) | 2005-06-23 |
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Family Applications (1)
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JP2003399723A Pending JP2005160308A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005160308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013123415A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Kubota Corp | コンバインの穀粒排出構造 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003399723A patent/JP2005160308A/ja active Pending
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JP2013123415A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Kubota Corp | コンバインの穀粒排出構造 |
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