JP2005150568A - 窒化物半導体発光素子及び光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の窒化物半導体発光素子は、キャリアをトラップして発光する活性層と、該活性層へのキャリアの閉じ込めを行うキャリアブロック層と、前記活性層と前記キャリアブロック層の間に構成される40nm以上の中間層とを、備える窒化物半導体発光素子において、前記中間層の一部に、前記キャリアブロック層に接するとともに、エネルギーギャップが連続的に変化するグレイデッド層が構成され、前記グレイデッド層がAlxGa1-xN(0≦x≦1)層からなることを特徴とする。この構成によると、前記グレイデッド層を構成する材料が、結晶性の良好なAlGaNであるので、前記中間層でのホールキャリアの再結合を低減し、前記活性層へのホールキャリアの注入効率を従来と同等に維持しつつ、ジッタ特性を改善することができる。
【選択図】 図2
Description
電子情報通信学会技術研究報告 LQE2002−87「青紫色ハイパワー半導体レーザー」
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。窒化物半導体発光素子の一例として、窒化ガリウム系半導体レーザ素子について説明する。図1は、本実施形態における窒化ガリウム系半導体レーザ素子の構成を示す概略断面図である。
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態の窒化ガリウム系半導体レーザ素子のバンドダイヤグラムである。尚、本実施形態における窒化ガリウム系半導体レーザ素子の構成は、図1のような構成となる。但し、図1において、前記n型AlxGaN1-xグレイデッド層10aが、本実施形態における後述のn型AlxGaN1-xグレイデッド層10bに相当する。又、本実施形態における窒化ガリウム系半導体レーザ素子の作製方法も第1の実施形態と同様であるので、その詳細な説明は、第1の実施形態を参照するものとして、省略する。
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態における窒化ガリウム系半導体レーザ素子の構成を示す概略断面図である。尚、本実施形態では、上述の第1の実施形態における前記n型In0.01Ga0.99N層9aおよび前記n型AlxGaN1-xグレイデッド層10aから構成される中間層と前記p型Al0.2Ga0.8Nキャリアブロック層11aからなる部分が変更されている。これらの部分以外については、第1の実施形態と同様の構成となるので、図4において、同一の符号を付すとともに、その詳細な説明は、第1の実施形態を参照するものとして、省略する。
本発明の第4の実施形態について、図面を参照し以下に説明する。本実施形態において、窒化ガリウム系半導体レーザ素子の各層の断面構造は、図4のような構成になる。但し、図4において、前記p型AlxGa1-xNキャリアブロック層11bが、本実施形態における後述のp型AlxGa1-xNキャリアブロック層11c(図6)に相当する。それ以外の部分については、第3の実施形態と同様であるので、第3の実施形態を参照するものとして、詳細な説明は省略する。
本発明によって得られた窒化ガリウム系半導体レーザ素子を用いた光ピックアップ装置の光ピックアップ部分の構成図を図8に示す。窒化ガリウム系半導体レーザ素子19から出射した光が、トラッキングビーム生成用の回折格子20により、2つのトラッキング用副ビームと信号読み出し用主ビームとの3つの光ビームに分けられる。当該光は、ホログラム素子21を0次光として透過し、コリメートレンズ22で平行光に変換された後、対物レンズ23にてディスク盤面上24に集光される。
2 GaNバッファ層
3 n型GaNコンタクト層
4 n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
5 n型GaNガイド層
6 多重量子井戸構造活性層
7a In0.01Ga0.99N障壁層
7b In0.01Ga0.99N障壁層
7c In0.01Ga0.99N障壁層
8a In0.2Ga0.8N量子井戸層
8b In0.2Ga0.8N量子井戸層
8c In0.2Ga0.8N量子井戸層
9 n型InGaN層
9a n型In0.01Ga0.99N層
9b n型In0.01Ga0.99N層
10 n型AlGaN層
10a n型AlxGaN1-xグレイデッド層
10b n型AlxGaN1-xグレイデッド層
11 p型AlGaNキャリアブロック層
11a p型Al0.2Ga0.8Nキャリアブロック層
11b p型AlxGa1-xNキャリアブロック層
11c p型AlxGa1-xNキャリアブロック層
12 p型GaNガイド層
13 p型AlGaNクラッド層
13a p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
14 p型GaNコンタクト層
15 p側電極
16 n側電極
17 SiO2 絶縁膜
18 窒化ガリウム系半導体レーザ素子
19 窒化ガリウム系半導体レーザ素子
20 回折格子
21 ホログラム素子
22 コリメートレンズ
23 対物レンズ
24 ディスク盤面上
25 分割型受光素子
D1 5分割の受光面
D2 5分割の受光面
D3 5分割の受光面
D4 5分割の受光面
D5 5分割の受光面
Claims (14)
- キャリアをトラップして発光する活性層と、該活性層へのキャリアの閉じ込めを行うキャリアブロック層と、前記活性層と前記キャリアブロック層の間に構成される40nm以上の中間層とを、備える窒化物半導体発光素子において、
前記中間層の一部に、前記キャリアブロック層に接するとともに、エネルギーギャップが連続的に変化するグレイデッド層が構成され、
前記グレイデッド層がAlxGa1-xN(0≦x≦1)層からなることを特徴とする窒化物半導体発光素子。 - 前記中間層が、前記グレイデッド層と、InGaN層又はGaN層と、からなることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記InGaN層又は前記GaN層の層厚が10nm以上であることを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記InGaN層又は前記GaN層の層厚が40nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記キャリアブロック層がAlGaNで構成され、前記キャリアブロック層におけるAl組成比の値x1と前記グレイデッド層におけるAl組成比の最大値x2との差x1−x2が、0.1以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記グレイデッド層のAl組成比の最大値x2と最小値x3との差x2−x3が、0.02以上であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記グレイデッド層のAl組成比の最小値x3が、0.02以上であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記グレイデッド層が、成長温度を上昇させながら作製を行うランピング成長により、形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- キャリアをトラップして発光する活性層と、該活性層へのキャリアの閉じ込めを行うAlxGa1-xNキャリアブロック層と、前記活性層と前記AlxGa1-xNキャリアブロック層の間に構成される40nm以上の中間層とを、備える窒化物半導体発光素子において、
前記AlxGa1-xNキャリアブロック層の一部又は全体において、Al組成比が前記中間層に接する側から、その反対側に向かって連続的に減少している部分を備えることを特徴とする窒化物半導体発光素子。 - 前記AlxGa1-xNキャリアブロック層において、Al組成が前記中間層に接する側から、その反対側に向かって連続的に減少している部分の層厚が5nm以上であることを特徴とする請求項9に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記AlxGa1-xNキャリアブロック層のAl組成比の最大値が0.1以上であることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記AlxGa1-xNキャリアブロック層の層厚が10nm以上であることを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記中間層の一部に、前記AlxGa1-xNキャリアブロック層に接するとともに、エネルギーギャップが連続的に変化するグレイデッド層が構成され、前記AlxGa1-xNキャリアブロック層の一部又は全体において、Al組成比が前記中間層に接する側から、その反対側に向かって連続的に減少している部分を備えることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子を記録メディアに対して、レーザ光を放射するレーザ素子として用いることを特徴とする光ピックアップ装置。
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