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JP2005085404A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2005085404A JP2003318231A JP2003318231A JP2005085404A JP 2005085404 A JP2005085404 A JP 2005085404A JP 2003318231 A JP2003318231 A JP 2003318231A JP 2003318231 A JP2003318231 A JP 2003318231A JP 2005085404 A JP2005085404 A JP 2005085404A
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Abstract

【課題】読み出し動作の高速性を損なうことなく、貫通電流の発生を防止し、ピーク電流を低減する。
【解決手段】CMOSインバータ(MP0とMN0等)を用いて構成される複数のワード線駆動用要素回路と電源電位(Vcc)との間に、少なくとも一つのトランジスタ(MPX)を接続する。このトランジスタ(MPX)は、ワード線駆動用要素回路の制御信号(AB-0〜AB-n)とは別の制御信号(DECENB)によって独立に制御され、タイミング調整による貫通電流防止機能と、電流制限によるピーク電流の低減機能の双方を有する。全ワード線(SWL0〜SWLn)が同時に駆動される場合でも、電流制限がなされ、ピーク電流が抑制される。
【選択図】 図1

Description

本発明はICカード等に搭載される半導体記憶装置に関し、特に、動作時に発生する貫通電流を無くし、ピーク電流を低減する技術に係る。
半導体記憶装置には低消費電力性が厳しく求められる。特にICカード等に搭載される半導体記憶装置では、動作時のピーク電流や消費電流の増大がICカードの発熱や電源電圧の急激な低下による誤動作等の問題の原因となるおそれがあり、近年、ピーク電流の削減や消費電流の低減が大きな課題となっている。
従来の半導体記憶装置について、EEPROM(電気的に消去やプログラムが可能な不揮発性メモリ)を一例に上げ、図面を参照して以下に説明する。図3は特許文献1に記載されるEEPROM(記憶素子)の構造を示す素子断面図である。図3に示す記憶素子は、p型層5に複数のn型層10a、10b、10cが形成されると共に、基板上に絶縁膜(酸化膜)6a,6b,8およびゲート電極7a,7b,9が積層形成されている。そして、電極9が制御ワード線1の接続端子となり、電極7aが選択ワード線2の接続端子となり、n型層10a、10bが、それぞれ、ソース3およびドレイン4として機能する。
この記憶素子にデータの書き込みを行う場合には、制御ワード線(制御ゲート)1に昇圧された書き込み電位Vpp(=10V程度)を印加し、またP型層5とソース3、ドレイン4に負昇圧された負の書き込み中間電位Veel(=−5V程度)を印加する。これにより、薄い酸化膜6bには15V程度の電圧が印加され、この薄い酸化膜6bを通して電子が浮遊ゲート7bに電子が注入される。また、この時のワード線(選択ゲート)2の電位は接地電位となっている。
また、この記憶素子のデータを消去する場合には、制御ワード線(制御ゲート)1に負昇圧された消去電位Veeh(=−10V程度)を印加し、またP型層5に正昇圧された消去電位Vpp(=10V程度)を印加する。これにより、薄い酸化膜6aを通して電子が浮遊ゲート7bからP型層5に引き抜かれる。この時、ワード線(選択ゲート)2の電位は電源電位Vccであり、ソース3とドレイン4はオープンである。
この記憶素子は、書き込み及び消去ともに薄い酸化膜6bを通し、チャネル全面FNトンネル現象を用いて行うために低消費電力での書き込み及び消去を行うことができる。また、この記憶素子の読み出し時には、読み出したいワード線(選択ゲート)2に電源電位Vccを印加し、ドレイン4に電源電位の約半部の電圧Vcc/2を印加、さらにソース3と制御ワード線(制御ゲート)1を接地して、ドレイン4とソース3の間に流れる電流量の違いによって、“0”データ、または“1”データに対応させる。
このように、この記憶素子は、読み出し時に高い電圧を昇圧回路により発生させる必要がないために、ICカード等の低消費電流動作が求められる半導体記憶素子に適している。
図13は従来の選択ワード線駆動回路(ワード線ドライバ)の一例の構成を示すブロック図である。図13において、アドレスデコーダ110には、動作開始信号TRG(このTRG信号の立ち上がりを受けて読み出し動作や消去動作が行われる)と、読み出し動作時の入力信号選択のためのREAD信号と、消去動作時の入力信号制御を行うERASE信号と、アドレス信号AIN[m:0]とが入力される。
アドレスデコーダ110は、アドレス信号AIN[m:0]に基づき、制御信号AB0〜ABnを発生させる。ワード線駆動回路120(ワード線ドライバ)は、各ワード線に対応して設けられた、CMOSインバータドライバ(ワード線駆動用要素回路)を備える。各CMOSインバータドライバは、コンプリメンタリ接続されたpチャネルMOSトランジスタ(MP0〜MPn)およびnチャネルMOSトランジスタ(MN0〜MNn)からなる。各CMOSインバータドライバは、アドレスデコーダ110から出力される制御信号(AB_0〜AB_n)を受けて、動作モードに応じたワード線(SWL0〜SWLn)を、選択的に駆動する。
以上のように構成されたワード線駆動回路について、以下、その動作を図14(a)、(b)のタイミング図を参照して説明する。図14(a)は読み出し動作を行う場合のタイミング図である。読み出し動作を行う場合には、まず、READ信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t80)、その後、読み出しを行うアドレスを指定するアドレス信号AIN[m:0]が入力される(時刻t81)。
TRG信号がLからHに遷移したタイミングで(時刻t82)、各ワード線制御信号(AB_0〜AB_n)のうちの選択されたワード線を指定する信号が、HからLに遷移する(時刻t83)。図1では、ワード線SWL0を指定するために、A_0信号がHからLに遷移している。
制御信号AB_0がHからLに遷移すると(時刻t83)、ワード線SWL0には電源電位が流れ込み、読み出し動作が行われるが、この時、ワード線SWL0を駆動するためのPチャネルMOSトランジスタMP0とNチャネルMOSトランジスタMN0が一瞬、同時オン状態となり、電源電位Vccから接地電位Vssに貫通電流が流れる。また、ワード線SWL0を電源電位Vccにするためにピーク電流が発生する。
読み出し動作が終了しTRG信号がHからLに遷移すると(時刻t84)、ワード線制御信号A_0がLからHに遷移し(時刻t85)、これにより、電源電位になっていたワード線SWL0は、ワード線駆動回路120により接地電位Vssになる。
この過程で、同様に、ワード線SWL0を駆動するためのPチャネルMOSトランジスタMP0とNチャネルMOSトランジスタMN0が一瞬、同時オン状態となり、電源電位Vccから接地電位Vssに貫通電流が流れる。また、ワード線SWL0をワード線SWL0を接地電位Vssに落とすためにピーク電流が発生する。
図14(b)は消去動作を行う場合のタイミング図である。消去動作を行う場合には、ERASE信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t90)、そのERASE信号を受けて、ワード線制御信号AB_0〜AB_nの全部が、HからLに遷移する(時刻t91)。
この時、すべてのワード線(SWL0〜SWLn)に対して、同時に電源電圧が与えられる。この過程で、各ワード線(SWL0〜SWLn)の各々を駆動するための各CMOSインバータドライバにおいて、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの同時オン状態が生じて、電源電位Vccから接地電位Vssに貫通電流が流れる。また、全ワード線を電源電位Vccにするためにピーク電流が発生する。
また消去動作が終了すると、ERASE信号がLからHに遷移し(時刻t92)、ワード線制御信号(AB_0〜AB_n)の全部が、HからLに遷移する(時刻t93)。そして、全部のワード線(SWL0〜SWLn)の電位は接地電位Vssとなる。
この時、同様に、各CMOSインバータドライバにおいて貫通電流が流れると共に、全ワード線(SWL0〜SWLn)の電源電位Vccから接地電位Vssへの電位変化に伴い、ピーク電流が発生する。
貫通電流やピーク電流を低減する技術としては、例えば、特許文献2に開示されるものがある。この技術は、複数の出力バッファ回路に負荷MOSトランジスタを設けて電流制限を行うことにより、複数のCMOS出力バッファが同時に出力反転動作した場合に、各CMOS出力バッファに供給される電流量を制限し、過渡応答動作時の貫通電流を全体として低減することができる、というものである。
特開平11−177068号公報 特開2000−124782号公報
特許文献2に記載の技術は、負荷トランジスタのゲートが常に開状態であり、したがって、貫通電流を完全になくすことはできない。また、この技術は出力バッファ回路に限定される技術であり、本発明の対象であるワード線駆動回路のように、読み出しモードや消去モードに対応して、負荷(駆動対象のワード線の数)が異なる場合には適用できない。
すなわち、EEPROMでは、読み出し時には、読み出したいワード線に電源電圧Vccを印加する必要があり、しかも、ある一定期間内に記憶素子に記憶されたデータを読み出す必要があり、速やかにワード線を電源電位Vccにするために、できるだけの電流供給能力のあるトランジスタが必要となる。しかし、ワード線の駆動用トランジスタに電流供給能力が大きなトランジスタを用いると、貫通電流の電流量も増大してしまう。
さらに、消去時にはすべての記憶素子に接続されている全ワード線を電源電位Vccにする必要があり、消去動作に入った瞬間に全てのワード線に対して一度に電源電位Vccが供給されるため、ワード線を駆動するワード線駆動回路において貫通電流が一斉に流れると共に、急激に電流が全ワード線に流れ込むため、大きなピーク電流が発生し、その場合には、電源電位が低下して半導体記憶装置が誤動作を起こす危険がある。
このように、高速読み出しの要請に応えるために電流供給能力の大きなトランジスタを使用することと、貫通電流やピーク電流を抑制することを、両立させることは困難である。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、高速読み出しの要請と貫通電流やピーク電流の抑制とを両立させ、読み出しモード時等、一本のワード線に電源電位を供給するような場合には、ワード線の高速な駆動を維持しつつ貫通電流を無くして低消費電流化すると共に、消去モード時など、ある動作時に一度に全選択ゲートに電源電位を供給するような場合には、貫通電流の防止のみならずピーク電流も低減して電源電位等の変動を抑え、半導体記憶装置をより安定して動作させることを目的とする。
本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部における前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記2つのMOSトランジスタの共通接続されたゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは別の第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路とを備える。
すなわち、図1に示されるように、消去動作時等、全ワード線に対して電源電位を供給するような動作の場合には、第1の制御信号のレベルが完全に切り替わった後にトランジスタをオンさせて電源電圧を供給するようにタイミングを調整することで、2つのMOSトランジスタの同時オンを防止し、貫通電流を無くすことができる。さらに、トランジスタによって全ワード線に供給される電流の量が制限されるために、ピーク電流を抑えることができる。また、貫通電流やピーク電流の発生による電源電位や接地電位の変動も抑制される。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部における前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記2つのMOSトランジスタの共通接続されたゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは別の第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、前記ワード線駆動用要素回路の各々と接地電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1および第2の制御信号とは別の第3の制御信号によって動作が制限される少なくとも一つのトランジスタと、前記第1、第2および第3の制御信号を発生させる制御信号発生回路とを備える。
すなわち、図4に示されるように、第3の制御信号によって制御されるトランジスタ(接地電位側のトランジスタ)による電流制限機能により、ワード線を接地電位にするときの電圧変化を緩やかにすることができ、ピーク電流をより低減することができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、第1導電型で電流供給能力が異なる、電源電位側の第1および第2のMOSトランジスタの各ドレインと、第2導電型で接地電位側の第3のMOSトランジスタのドレインとが共通接続され、その共通接続点に一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記第1、第2および第3のMOSトランジスタの各ゲートにそれぞれ、第1、第2および第3の制御信号が入力される構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、前記第1、第2および第3の制御信号を発生させる制御信号発生回路と備え、前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号を発生し、前記第1および第2のMOSトランジスタを切り替える。
すなわち、図6に示されるように、ワード線駆動用要素回路を構成する各MOSトランジスタ(電源電位側の第1および第2のMOSトランジスタ、接地電位側の第3のMOSトランジスタ)の各々の動作を独立して制御できるようにし、かつ、第1および第2のMOSトランジスタの電流供給能力を異ならせ、例えば、一本のワード線を高速に駆動する必要のある読み出し動作時には、電流容量が大きい方のMOSトランジスタを使用し、一方、全ワード線を駆動する必要がある消去動作時には、消費電力の低減を優先させて、電流供給能力が小さい方のMOSトランジスタを使用することで、読み出し動作の高速性を維持しつつ、ピーク電流をより低減することができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインにワード線が接続され、前記MOSトランジスタの各々のゲートに互いに異なる第1および第2の制御信号を入力することで前記MOSトランジスタの各々の動作を独立に制御することが可能な構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、前記ワード線駆動用要素回路の各々における前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路とを備え、前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号の立ち上がり速度、または立ち下がり速度を変化させる。
すなわち、図8に示されるように、ワード線駆動用要素回路を構成する2つのMOSトランジスタの各々の動作を独立に制御できるようにすると共に、これらのMOSトランジスタを制御する制御信号の電圧の変化の速度(立ち上がり速度、立ち下がりの速度)を調整することで、ワード線の電位変化を緩やかにすることができ、これにより、特に、消去動作時におけるピーク電流を低減することができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインにワード線が接続され、前記MOSトランジスタの各々のゲートに互いに異なる第1および第2の制御信号を入力することで前記MOSトランジスタの各々の動作を独立に制御することが可能な構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、前記ワード線駆動用要素回路の各々における前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路とを備え、前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号の電位を、電源電位および接地電位の他に、前記電源電位と接地電位との間の中間の電位に変化させる。
すなわち、図8に示されるように、ワード線駆動用要素回路を構成する2つのMOSトランジスタの各々の動作を独立に制御できるようにすると共に、これらのMOSトランジスタを制御する制御信号の電圧レベルを調整することで、ワード線の電位変化を緩やかにすることができ、これにより、特に、消去動作時におけるピーク電流を低減することができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記MOSトランジスタの各ゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは異なる第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、前記ワード線駆動用要素回路の各々により駆動される前記ワード線の各々に一端が接続され、前記トランジスタと異なる導電型で前記第2の制御信号によって動作が制御される電流引抜用トランジスタと、前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路とを備え、前記制御信号発生回路は、前記第1および第2の制御信号を発生させるための基礎となるアドレス制御信号の下位ビットを前記第1の制御信号に対応させ、その上位ビットを前記第2の制御信号に対応させる。
すなわち、図11に示されるように、第1の制御信号と第2の制御信号を別個に生成する必要がなくなるため、複雑な制御信号を利用する必要がなくなり、制御信号発生回路の構成を簡素化できる。また、各ワード線に電流引抜用トランジスタを備えることで、ワード線の電位を早く接地電位にすることができ、回路動作を高速化することができる。
本発明によれば、高速性を損なうことなく、貫通電流の発生を防止することができ、また、ピーク電流の低減を図ることができる。したがって、読み出し動作時の高速性を維持しつつ、特に、消去動作時において、全ワード線を電源電位にするときに生じる貫通電流を無くし、かつそのときのピーク電流も低減することができる。したがって、高速性と低消費電力性とを両立させた半導体記憶装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図である。本実施形態では、各ワード線を駆動するためのワード線駆動用要素回路とは別に、タイミング調整および電流制限の双方の機能をもつトランジスタを設け、貫通電流の防止およびピーク電流の低減を図る。なお、本発明のワード線駆動回路により駆動される半導体素子は、例えば、図3に示されるEEPROMである。EEPROMの構成については、先に説明したため、ここでは、説明を省略する。また、ワード線駆動回路が駆動するワード線は、図3において、参照符号1で示される「選択ワード線」である。選択ワード線1は、制御ワード線2と異なり、特別な昇圧が不要のワード線である。
図1において、アドレスデコーダ110には、TRG信号、READ信号、ERASE信号、アドレス信号AIN[m:0]が入力され、これらをデコードすることにより、制御信号(DECENB、AB_0〜AB_n)が生成される。アドレスデコーダ110は、アドレス信号AIN[m:0]により、指定されたアドレスの各ワード線を立ち上げる。READ信号は、読み出し動作時の入力信号選択を行う信号である。ERASE信号は、消去動作時の入力信号制御を行う信号である。TRG信号は動作開始信号であり、TRG信号の立ち上がりを受けて読み出し動作や消去動作を行う。
ワード線駆動部120は、アドレスデコーダ110からの各制御信号(AB_0〜AB_n)を受けて、各動作モードに対応したワード線駆動を行う。ワード線駆動部120は、各ワード線(SWL0〜SWLn)に対応して設けられた、CMOSインバータドライバ(PchMOSトランジスタMP0〜MPnの各々と、NchMOSトランジスタMN0〜MNnの各々の、ゲートおよびドレインを共通接続して構成される)からなる、複数のワード線駆動用要素回路を備える。
また、図1のワード線駆動回路では、各ワード線を駆動するためのワード線駆動用要素回路とは別に、タイミング調整および電流制限の双方の機能をもつPchMOSトランジスタ(以下、単に、pchトランジスタという)MPXが設けられている。
PchトランジスタMPXは、各ワード線駆動用要素回路を構成するPchトランジスタ(MP0〜MPn)の電源電位側に接続されるトランジスタであり、その電流供給能力は、一つのワード線駆動用要素回路が有する電流供給能力以上であり、また、全ワード線駆動用要素回路の電流供給能力を合算した電流供給能力以下とする。ここでは、PchトランジスタMPXの電流供給能力は、全ワード線駆動用要素回路の電流供給能力を合算した電流供給能力より、十分に小さいものとし、これにより、全ワード線(SWL0〜SWLn)が選択されるときに、電流量が制限されることになる。PchトランジスタMPXは、アドレスデコーダ110から出力されるDECENB信号によって制御される。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用しているが、効果が同じであれば、特に、トランジスタの種類を限定するものではない。
以下、図1のワード線駆動回路の動作を、図2のタイミング図を参照して説明する。図2(a)はワード線駆動回路の読み出し動作時のタイミング図である。読み出し動作を行う場合には、まず、READ信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t0)、その後、読み出しを行うアドレスを指定するアドレス信号AIN[m:0]が入力される(時刻t1)。
アドレス信号AIN[m:0]を受けて、選択するワード線(SWL0〜SWLn)に対応する制御信号AB_0〜AB_n(つまり、これらの中の一つ)がHからLに遷移する(時刻t2)。図2(a)では、ワード線(SWL0)を指定するために、制御信号AB_0がHからLに遷移している。この時点では、PchトランジスタMPXに入力される制御信号DECENBはHのため、選択されたワード線SWL0には電源電位Vccは供給されていない。
次に、動作開始信号であるTRG信号がLからHに遷移することにより(時刻t3)、DECENB信号はHからLに遷移し(時刻t4)、ワード線SWL0には電源電位Vccが流れ込み、この時点から読み出し動作が開始される。
従来であればこの時にPchトランジスタMP0とNchトランジスタMN0に貫通電流が流れるが、本実施形態では、読み出し動作が開始されるのは、制御信号AB_0がHからLに完全に遷移した後(つまり、NchトランジスタMN0が既にオフした後)であるため、貫通電流はまったく流れない。したがって、PchトランジスタMPXから供給される電流は、すべてワード線SWL0に流れ込む。
また、読み出し動作が終了しTRG信号がHからLに遷移すると(時刻t5)、DECENB信号がLからHに遷移し(時刻t6)、その後、制御信号AB_0がHレベルに立ち上がる(時刻t7)。そして、電源電位(Vcc)になっていたワード線SWL0が接地電位Vssに遷移する。
このときも、DECENB信号がLからHに遷移して、pchトランジスタMPXからの電源電圧の供給が停止した後に、制御信号AB_0がHレベルに立ち上がるため、トランジスタMP0とMN0は同時オン状態とはならず、貫通電流はまったく流れない。したがって、低消費電流特性に優れた半導体記憶装置(ワード線駆動回路)が実現される。また、pchトランジスタMPXの電流供給能力は、1本のワード線を駆動するのに十分であるため、読み出し動作の高速性はそのまま維持される。
図2(b)は消去動作時のタイミング図である。消去動作を行う場合には、まず、ERASE信号がアドレスデコーダ110に入力される(時刻t8)。ERASE信号を受けて、制御信号(AB_0〜AB_n)のすべてが、HからLに遷移し(時刻t9)、その後、PchトランジスタMPXの制御信号であるDECENB信号がHからLに遷移する(時刻t10)。
このDECENB信号がHからLに遷移することにより、全ワード線(SWL0〜SWLn)に対して電源電圧が供給されるが、このとき、各ワード線駆動用要素回路におけるNchトランジスタは、時刻t9の時点で既にオフしており、したがって、電源電位Vccと接地電位Vssとの間に貫通電流が流れることはない。
さらに、PchトランジスタMPXの電流供給能力は、例えば、各ワード線駆動用要素回路におけるPchトランジスタ(MP0〜MPn)程度の電流供給能力しか持っていないために電流制限がなされ、この結果、全ワード線(SWL0〜SWLn)は、ゆっくりと電源電位Vccに遷移する。したがって、大きな過渡電流が流れることがなく、ピーク電流を低減することができる。
また、消去動作が終了すると、ERASE信号がHからLに遷移し(時刻t12)、DECENB信号がLからHに遷移し(時刻t13)、その後、全ワード線駆動用要素回路によって、全ワード線(SWL0〜SWLn)の電位が電源電位Vccから接地電位Vssに落とされる(時刻t14)。
このように、ワード線駆動用要素回路の各々におけるPchトランジスタとNchトランジスタとの間に貫通電流が流れることはなく、また、ピーク電流も低減でき、低消費電力特性に優れた半導体記憶装置(ワード線駆動回路)が実現される。
(実施の形態2)
図4および図5を用いて、本実施形態の半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成と動作を説明する。なお、図4において、図1の回路と同じ機能を有する部分には同一の符号を付して説明する。
本実施形態のワード線駆動回路の基本的構成は、図1の回路と同じであるが、図4の場合、接地電位側にも、電流制限用のNchトランジスタMNXが設けられている点が異なる。これにより、ワード線の電位が接地電位Vssに戻るまでの電位変化が緩やかになり、ピーク電流のさらなる低減を図ることができる。すなわち、図4では、複数のワード線駆動用要素回路の各Nchトランジスタ(MN0〜MNn)の接地端子側に、1個以上のNchトランジスタ(MNX)が設けられている。
Nchトランジスタ(MNX)の電流供給能力は、一つのワード線駆動用要素回路におけるNchトランジスタ(MN0〜MNn)が有する電流供給能力以上であって、かつ、全てのワード線駆動用要素回路のトータルの電流供給能力以下に設定されている。Nchトランジスタ(MNX)は、アドレスデコーダ110からのDISCH信号により制御される。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用して説明したが、効果が同じであれば、特にトランジスタの種類を限定するものではない。
以下、図4の回路の動作を図5のタイミング図を参照して説明する。図5は消去動作を行う場合のタイミング図である。なお、読み出し時の動作は、前掲の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
消去動作を行う場合は、まず、ERASE信号が入力され(時刻t8)、制御信号(AB_0〜AB_n)の全部がHからLに遷移するタイミングでDISCH信号もHからLに遷移し(時刻t9)、その後、DECENB信号がHからLに変化する(時刻t10)。実施形態1と同様に、貫通電流は生じない。また、消去動作終了時には、ERASE信号がHからLに遷移し(時刻t12)、次に、DECENB信号がHからLに遷移し(時刻t13)、その後、DISCH信号と制御信号(AB_0〜AB_n)がLからHに遷移する(時刻t14)。
これにより、全ワード線(SWL0〜SWLn)の電位は電源電位Vccから接地電位Vssに落とされるが、この時、Nchトランジスタ(MNX)の電流供給能力は小さいので、全ワード線の電位はゆっくりと接地電位Vssに落ちることになる(時刻t14〜t15)。したがって、貫通電流を防止できるだけでなく、さらに、ピーク電流も削減することができ、よりピーク電流および消費電流の少ない安定した半導体記憶装置(ワード線駆動回路)を提供することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1、2とは異なり、ワード線を駆動するワード線駆動用要素回路を構成するトランジスタ自体の動作を独立に制御可能とし、また、電源電位側(電源側)のトランジスタとして、電流供給能力の異なる2つのトランジスタを設け、これらのトランジスタを適宜、切り換えて使用することで、貫通電流の防止およびピーク電流の低減を図る。
図6に示されるように、ワード線駆動部120における1つのワード線駆動用要素回路は、電流供給能力が異なる2つのPchトランジスタ(MPR0,MPE0等)と、1つのNchトランジスタ(MN0等)のドレインを共通接続して構成される。したがって、本実施形態のワード線駆動用要素回路はCMOSプッシュプルドライバである。また、3つのトランジスタの各々のゲートには、それぞれ、独立の制御信号(RA_0、EA_0、EN_0等)が入力される構成であり、これにより、各トランジスタの動作を独立に制御可能である。
ここでは、2つのPchトランジスタ(MPR0,MPE0等)のうち、左側のトランジスタ(MPR0等)の方が、トランジスタのサイズが大きく、その電流供給能力が高いものとし、この電流供給能力が高い方のトランジスタを読み出し動作時に使用し、電流供給能力の低い方のトランジスタを消去動作時に使用する。
以下、上記構成の回路の動作を説明する。図7(a)は読み出し動作時のタイミング図である。読み出し動作を行う場合には、まず、READ信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t16)、その後、読み出しを行うアドレスを指定するアドレス信号AIN[m:0]が入力される(時刻t17)。ここではワード線SWL0を選択したとして説明する。アドレス信号AIN[m:0]を受けて、アドレスデコーダ110は選択されたアドレスに対応するNchトランジスタ(EN_0)をHからLに遷移させる(時刻t18)。
次に、動作開始信号TRG信号がLからHに遷移することにより(時刻t19)、読み出し動作が開始され、制御信号RA_0がHからLに遷移し、電流供給能力の大きい方のトランジスタ(MPR0)を介してワード線(SWL0)に電源電位Vccが供給される。
この時、他のワード線に対応する制御信号(RA_1〜RA_n、EA1〜EA_n)、およびワード線SWL1に対応する、電流供給能力の低い方のPchトランジスタMPE0の制御信号EA0はH固定である。
また、時刻t20において、TRG信号がHからLに変化し、RA_0信号がLからHに変化し(これにより、PchトランジスタMPROはオフする)、その後に、EN_0がLからHに変化する(時刻t22)。
このように、読み出し動作の開始時には、Nchトランジスタ(MN0)がオフした後に、電流供給能力の大きいPchトランジスタ(MPR0)がオンするため、貫通電流が生じない。また、読み出し動作の終了時には、Pchトランジスタ(MPRO)がオフした後に、Nchトランジスタ(MN0)がオンするため、同様に貫通電流が生じない。また、並列に2つ用意されているPchトランジスタのうち、電流供給能力の大きい方のトランジスタでワード線を駆動するため、読み出し動作の高速性は維持される。
図7(b)は消去動作時のタイミング図である。消去動作の開始時には、まずERASE信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t23)、制御信号(EN_0〜EN_n)のすべてがHからLに遷移する(時刻t24)。その後、電流供給能力の小さいPchトランジスタを制御する信号である(EA_0〜EA_n)のすべてがHからLに遷移し(時刻t25)、これにより、全ワード線の電位が電源電位Vccまで上昇する。消去動作の終了時にはERASE信号が立ち下がり(時刻t26)、制御信号(EA_0〜EA_n)のすべてがLからHに遷移し(時刻t27)、その後、制御信号(EN_0〜EN_n)のすべてがLからHに遷移する(時刻t28)。
このように、PchトランジスタとNchトランジスタが同時オンしないように動作タイミングをずらしており、これにより、貫通電流が流れない。また、全ワード線を電源電位Vccにするときには、電流供給能力の小さいPchトランジスタ(MPE0等)を使用するため、トータルの電流量が低減され、ピーク電流を抑えることができる。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用して説明したが、効果が同じであれば、特に、トランジスタの種類は限定されない。
(実施の形態4)
実施の形態3では、電流供給能力が異なる2つのPchトランジスタを切り換えて使用することにより電流供給能力を変化させていたが、本実施形態では、1つのPchトランジスタの制御電圧の変化率(変化の速度)を可変とし、これにより、トランジスタの電流供給能力を、適宜、変化させ、特に、消去動作時におけるピーク電流の低減を図る。なお、2つのトランジスタの同時オンを防止して、貫通電流が生じないようにするのは前掲の実施形態と同様である。
図8は本実施形態に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図である。図8に示されるように、一本のワード線を駆動するためのワード線駆動用要素回路は、Pchトランジスタ(MP0等)およびNchトランジスタ(MN0等)からなり、各トランジスタのドレインが共通接続され、その共通接続点にワード線(SWL0等)が接続されると共に、各トランジスタ(MP0やMN0等)のゲートに、独立の制御信号(ENP_0やEN_0等)が入力される。
図9(a)は読み出し動作時のタイミング図である。読み出し動作を行う場合には、まず、READ信号が、アドレスデコーダ110に入力され(時刻t30)、その後、読み出しを行うアドレスを指定するアドレス信号AIN[m:0]が入力される(時刻t31)。ここではワード線SWL0を選択したものとして説明する。
アドレス信号AIN[m:0]を受けて、アドレスデコーダ110は、選択されたアドレスに対応するNchトランジスタに対応する制御信号(EN_0)をHからLに遷移させる(時刻t32)。これにより、Nchトランジスタ(MN0)がオフする。
次に、動作開始を示すTRG信号がLからHに遷移する(時刻t33)。これにより、読み出し動作が開始され、制御信号(ENP_0)がHからLに遷移し(時刻t34)、これによってPchトランジスタ(MP0)がオンし、ワード線(SWL0)に電源電位Vccが供給される。この時、他のワード線駆動回路120のEN_1からEN_n、ENP_1からENP_nはH固定である。前掲の実施形態と同様に、Nchトランジスタ(MN0)が閉じた後に、Pchトランジスタ(MP0)が開くために、貫通電流が生じない。
図9(b)は消去動作時のタイミング図である。消去動作時には、まず、ERASE信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t40)、制御信号(EN_0〜EN_n)のすべての信号がHからLに遷移する(時刻t41)。その後、Pchトランジスタを制御する信号である(ENP_0〜ENP_n)がHからLに、ゆっくりと遷移する(時刻t42〜時刻t43)。
このとき、制御信号の電圧の変化が緩やかであるため、各Pchトランジスタ(MP0〜MPn)それぞれ、徐々に全ワード線(SWL0〜SWLn)に対して電流を供給することになり、全ワード線は、電源電位Vccに、ゆっくりと立ち上がる。したがって、大きな過渡電流が流れず、したがって、ピーク電流も抑えることができる。PchトランジスタとNchトランジスタの同時オンが禁止されて、貫通電流が生じないのは前掲の実施形態と同様である。
また、消去動作の終了時にはERASE信号がHからLに立ち下がり(時刻t44)、Pchトランジスタの制御信号(ENP_0〜ENP_nが)LからHに遷移する(時刻t45)。その後、Nchトランジスタの制御信号(EN_0〜EN_n)がLからHにゆっくりと遷移する(時刻t46〜t47)。これにより、大きな過渡電流が流れることがなく、ピーク電流を低減できる。また、前掲の実施形態と同様に、PchトランジスタとNchトランジスタの同時オンが禁止されるため、貫通電流が生じない。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用しているが、効果が同じであれば、特に、トランジスタの種類は限定されない。
以上のように、1つのPchトランジスタの制御電圧の変化率(変化の速度)を可変とし、トランジスタの電流供給能力を、適宜、変化させることで、特に、消去動作時におけるピーク電流の低減を図ることができる。
(実施の形態5)
本実施形態にかかるワード線駆動回路の構成は実施の形態4(図8)と同じである。但し、実施の形態4では制御信号の電圧変化の速度を調整することでピーク電流を低減したが、本実施形態では制御信号の電圧レベルを調整することにより、ピーク電流の低減効果を得る。
図10は消去動作時のタイミング図である。消去動作時には、まず、ERASE信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t40)、Nchトランジスタの制御信号(EN_0〜EN_n)のすべてがHからLに遷移する(時刻t41)。その後、Pchトランジスタの制御信号(ENP_0〜ENP_n)が、電源電位(Vcc)と接地電位(Vss)との中間の電位(ここでは、Pchトランジスタのしきい値Vtpに所定電圧αを加算した電圧)となる(時刻t42)。
中間電位が与えられることにより、Pchトランジスタ(MP0〜MPn)の電流供給能力は低下し、各ワード線に対して電流をゆっくりと供給することになる。したがって、各ワード線(SWL0〜SWLn)の電位は緩やかに立ち上がる(時刻t42〜t50)。これにより、大きな過渡電流が生じない。よって、ワード線を電源電位Vccにするときにも、ピーク電流を低減することができる。
また、同様に消去動作終了時にはERASE信号が立ち下がり(時刻t44)、Pchトランジスタの制御信号(EA_0〜EA_n)の電位を、Vtp+αから電源電位Vccに遷移させる(時刻t45)。その後、Nchトランジスタの制御信号(EN_0〜EN_n)を、接地電位Vssと電源電位Vccとの間の中間の電位(ここでは、Nchトランジスタのしきい値Vtnに所定電圧βを加算した電位)にする(時刻t46)。
これにより、各Nchトランジスタ(MN0〜MNn)の電流供給能力が制限されることになり、各ワード線(SWL0〜SWLn)の電位は緩やかに立ち下がる(時刻t51〜t52)。したがって、大きな過渡電流が流れず、ピーク電流を低減することができる。また、前掲の実施形態と同様に、貫通電流が生じないようにすることができる。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用しているが、効果が同じであれば、特に、トランジスタの種類は限定されない。
(実施の形態6)
本実施形態では、図1のワード線駆動回路と同様に、ワード線駆動用要素回路とは別に、タイミング調整機能や電流制限機能をもつトランジスタを設ける構成とする。また、第1の制御信号(上記トランジスタを制御する)および第2の制御信号(ワード線駆動用要素回路を構成する各トランジスタを制御する)をアドレスデコーダで生成するに際し、アドレス制御信号(アドレスデコーダの内部で生成される、上記第1および第2の制御信号生成の基礎となる制御信号)の上位ビットを第1の制御信号に対応させ、また、アドレス制御信号の下位ビットを第2の制御信号に対応させる。
これにより、第2の制御信号によってワード線駆動用要素回路を構成する、いずれかのトランジスタが駆動されるときは、それらのトランジスタに対応する上記タイミング調整機能や電流制限機能をもつトランジスタを制御するための第1の制御信号も必ず出力されることになる。よって、複雑な制御信号(タイミング信号等)を生成することが不要となり、アドレスデコーダ(制御信号発生回路)の構成を簡素化することができる。また、各ワード線に電流引抜用トランジスタを備えることで、ワード線を接地電位に移行させるスピードを早め、これにより、回路動作を高速化することができる。
図11は本実施形態にかかるワード線駆動回路の構成を示す回路図である。図11において、ワード線駆動部120は、アドレスデコーダ110からの各制御信号(AB_xおよびAB_0〜AB_n)を受けて、各動作モードに対応したワード線(SWL0〜SWLn)の駆動を行う。
ワード線駆動部120は、各ワード線(SWL0〜SWLn)に対応して設けられたワード線駆動用要素回路(PchMOSトランジスタMP0〜MPnの各々と、NchMOSトランジスタMN0〜MNnの各々の、ゲートおよびドレインを共通接続して構成される)を備える。各ワード線駆動用要素回路の各々の動作は制御信号(AB_0〜AB_n)により制御される。
図11のワード線駆動部120において、各ワード線を駆動するためのワード線駆動用要素回路とは別に、タイミング調整および電流制限の双方の機能をもつPchトランジスタMPXが設けられている。PchトランジスタMPXは、各ワード線駆動用要素回路を構成するPchトランジスタ(MP0〜MPn)の電源電位側に接続されるトランジスタであり、その電流供給能力は、一つのワード線駆動用要素回路が有する電流供給能力以上であり、また、全ワード線駆動用要素回路の電流供給能力を合算した電流供給能力以下とする。ここでは、PchトランジスタMPXの電流供給能力は、全ワード線駆動用要素回路の電流供給能力を合算した電流供給能力より、十分に小さいものとし、これにより、全ワード線(SWL0〜SWLn)が選択されるときに、電流が制限されることになる。このPchトランジスタMPXは、アドレスデコーダ110から出力される第1の制御信号AB_xにより制御される。
第1の制御信号AB_xはアドレスデコーダ110の内部で生成されるアドレス制御信号の上位ビットに対応する信号であり、また、ワード線駆動用要素回路を構成する各トランジスタを制御する、第2の制御信号(AB_0〜AB_n)はアドレス制御信号の下位ビットに対応する信号である。
以上の構成に加えて、図11のワード線駆動部120では、各ワード線(SWL0〜SWLn)には、電流引抜用のNchトランジスタ(MNX0〜MNX2)が接続されており、これらのNchトランジスタ(MNX0〜MNX2)の動作も、第1の制御信号AB_x(第2の制御信号AB_0〜AB_nの上位の信号である)によって制御される。なお、PchトランジスタとNchトランジスタを使用しているが、効果が同じであれば、特に、トランジスタの種類を限定するものではない。
以下、図11のワード線駆動部の動作を、図12を参照して説明する。図12(a)は読み出し動作時のタイミング図である。読み出し動作を行う場合には、まず、READ信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t60)、その後、読み出しを行うアドレスを指定するアドレス信号AIN[m:0]が入力される(時刻t61)。アドレス信号AIN[m:0]を受けて、アドレス制御信号の下位ビットに相当する第2の制御信号(AB_0〜AB_n)のうちの選択されたワード線を指定する信号がHからLに遷移する(時刻t62)。ここでは、ワード線(SWL0)を指定するために、制御信号(AB_0)がHからLに遷移する。この時点では、PchトランジスタMPXに入力される、アドレス制御信号の上位ビットに相当する第1の制御信号(AB_x)はHレベルであり、よって、選択されたワード線(SWL0)には電源電位Vccは供給されない。
次に、動作開始を示すTRG信号がLからHに遷移し(時刻t63)、制御信号(AB_x)がHからLに遷移する(時刻t64)。これにより、ワード線SWL0には電源電圧が与えられ、読み出し動作が行われる。
このとき、PchトランジスタMPXの電流供給能力は、1本のワード線を駆動するのに十分であるため、読み出し動作の高速性はそのまま維持される。
また、読み出し動作を終了する時は、時刻t65において、TRG信号が立ち下がり、時刻t66にAB_0がHレベルになると、各ワード線に接続されている電流引抜用トランジスタ(MNX0)が動作し、ワード線SWL0の電位は、より急速に接地電位となる(時刻t67)。したがって、回路動作を高速化することができる。また、本実施形態では、アドレスデコーダ110の内部において、複雑な制御信号を用いる必要がないため、アドレスデコーダ110の構成を簡素化することができる。
図12(b)は消去動作時のタイミング図である。消去動作を行う場合には、ERASE信号がアドレスデコーダ110に入力され(時刻t70)、そのERASE信号を受けて、制御信号(AB_0〜AB_n)がHからLに遷移し(時刻t71)、その後、PchトランジスタMPXの制御信号AB_xがHからLに遷移する(時刻t72)。制御信号AB_xがHからLに遷移することにより、全ワード線(SWL0〜SWLn)に対して電源電圧が供給されるが、各ワード線駆動用要素回路のNchトランジスタは既にオフしているため、貫通電流が流れることはない。
また、PchトランジスタMPXの電流供給能力は、所定の電流供給能力に絞られているために、全ワード線はゆっくりと電源電位Vccに遷移し(時刻t72〜t73)、大きな過渡電流が流れず、よって、ピーク電流を低減することができる。
また、消去動作を終了する場合には、時刻t74において、ERASE信号が立ち下がり、時刻t75において制御信号AB_0がHレベルになる。これにより、各ワード線に接続されている電流引抜用トランジスタ(MNX0〜MNX2)が動作し、ワード線(SWL0〜SWLn)の電位は、より急速に接地電位となる(時刻t76)。したがって、回路動作を高速化することができる。
本発明の半導体記憶装置は、高速性を損なうことなく、貫通電流の発生を防止することができ、また、ピーク電流の低減を図ることができるという効果を有し、ICカード等に搭載される半導体記憶装置等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図 (a)は図1のワード線駆動回路の、読み出しモードにおける動作を説明するためのタイミング図、(b)は図1のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 EEPROMのメモリセル(フローティングゲート型メモリセル)のデバイス構造を示す断面図 本発明の実施の形態2に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図 図4のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態3に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図 (a)は図6のワード線駆動回路の、読み出しモードにおける動作を説明するためのタイミング図、(b)は図6のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態4に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図 (a)は図8のワード線駆動回路の、読み出しモードにおける動作を説明するためのタイミング図、(b)は図8のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態5に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態6に係る半導体記憶装置におけるワード線駆動回路の構成を示す回路図 (a)は図11のワード線駆動回路の、読み出しモードにおける動作を説明するためのタイミング図、(b)は図11のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図 従来のワード線駆動回路の一例の構成を示す回路図 (a)は従来のワード線駆動回路の、読み出しモードにおける動作を説明するためのタイミング図、(b)は従来のワード線駆動回路の、消去モードにおける動作を説明するためのタイミング図
符号の説明
110 アドレスデコーダ
120 ワード線駆動部
TRG 動作開始信号
READ 読み出し信号
ERASE 消去信号
AIN[m:0] アドレス信号
DECENB,AB_0〜AB_n 制御信号
MPX タイミング調整および電流制限機能をもつPchトランジスタ
MP0〜MPn ワード線駆動用要素回路を構成するPchトランジスタ
MN0〜MNn ワード線駆動用要素回路を構成するNchトランジスタ
SWL0〜SWLn ワード線

Claims (6)

  1. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部における前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記2つのMOSトランジスタの共通接続されたゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは別の第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、
    前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、
    を備える半導体記憶装置。
  2. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部における前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記2つのMOSトランジスタの共通接続されたゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは別の第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々と接地電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1および第2の制御信号とは別の第3の制御信号によって動作が制限される少なくとも一つのトランジスタと、
    前記第1、第2および第3の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、
    を備える半導体記憶装置。
  3. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    第1導電型で電流供給能力が異なる、電源電位側の第1および第2のMOSトランジスタの各ドレインと、第2導電型で接地電位側の第3のMOSトランジスタのドレインとが共通接続され、その共通接続点に一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記第1、第2および第3のMOSトランジスタの各ゲートにそれぞれ、第1、第2および第3の制御信号が入力される構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記第1、第2および第3の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、を備え、
    前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号を発生し、前記第1および第2のMOSトランジスタを切り替える半導体記憶装置。
  4. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインにワード線が接続され、前記MOSトランジスタの各々のゲートに互いに異なる第1および第2の制御信号を入力することで前記MOSトランジスタの各々の動作を独立に制御することが可能な構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々における前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、を備え、
    前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号の立ち上がり速度、または立ち下がり速度を変化させる半導体記憶装置。
  5. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインにワード線が接続され、前記MOSトランジスタの各々のゲートに互いに異なる第1および第2の制御信号を入力することで前記MOSトランジスタの各々の動作を独立に制御することが可能な構成を有する複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々における前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、を備え、
    前記制御信号発生回路は、前記記憶素子部の動作の違いに応じて前記第1および第2の制御信号の電位を、電源電位および接地電位の他に、前記電源電位と接地電位との間の中間の電位に変化させる半導体記憶装置。
  6. ワード線およびビット線の交点に設けられたメモリセルを有する記憶素子部と、前記記憶素子部の前記ワード線を駆動するためのワード線駆動部とを備える半導体記憶装置であって、前記ワード線駆動部は、
    導電型が異なる2つのMOSトランジスタの共通接続されたドレインに一本の前記ワード線が接続され、かつ、前記MOSトランジスタの各ゲートに第1の制御信号が供給される構成の複数のワード線駆動用要素回路と、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々と電源電位との間に設けられ、前記ワード線駆動用要素回路の各々の電流供給能力以上、かつ前記ワード線駆動用要素回路の全ての電流供給能力以下であり、前記第1の制御信号とは異なる第2の制御信号によって動作が制御される少なくとも一つのトランジスタと、
    前記ワード線駆動用要素回路の各々により駆動される前記ワード線の各々に一端が接続され、前記トランジスタと異なる導電型で前記第2の制御信号によって動作が制御される電流引抜用トランジスタと、
    前記第1および第2の制御信号を発生させる制御信号発生回路と、を備え、
    前記制御信号発生回路は、前記第1および第2の制御信号を発生させるための基礎となるアドレス制御信号の下位ビットを前記第1の制御信号に対応させ、その上位ビットを前記第2の制御信号に対応させる半導体記憶装置。
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