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JP2006286068A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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渉 安部
Shuji Nakaya
修治 仲矢
Mitsuaki Hayashi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置では、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送トランジスタが高速化と低電圧化の妨げとなる。
【解決手段】 サブアレイ12内の副ビット線SBLは、第1のトランジスタPC1を介して電源電圧に、第2のトランジスタNC1を介して接地電圧に接続される。主ビット線MBLjは、第3のトランジスタPD1を介して電源電圧に接続される。第1のトランジスタPC1と第2のトランジスタNC1のゲート電極は主ビット線MBLjに接続され、第3のトランジスタPD1のゲート電極は副ビット線SBLに接続される。初期状態では、主ビット線MBLjの電圧はHレベルに、ワード線WLi1〜WLipの電圧はLレベルに制御される。読み出しを行うときには、主ビット線MBLjの電圧がLレベルに遷移し、その後に、選択されたワード線の電圧がHレベルに遷移する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より特定的には、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置に関する。
大容量の半導体記憶装置では、カットオフ時リーク電流によるビット線のレベル低下を防止するために、ビット線を階層的に構成する方法が採用されている。例えば、特許文献1には、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置の一例として、コンタクト接続の有無によってデータを記憶するマスクROMが開示されている。
図23は、上記文献に記載された、従来の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図23に示す半導体記憶装置90は、(n×m)個のサブアレイ92(MSA11〜MSAnm)を含むメモリセルアレイ91を備えている。サブアレイ92は、n本のロウブロック選択線RB1〜RBnと、(n×p)本のワード線WL11〜WLnpと、m本の主ビット線MBL1〜MBLmとに接続される。i番目の行に配置されたサブアレイ92は、ロウブロック選択線RBiとワード線WLi1〜WLipとに接続され、j番目の列に配置されたサブアレイ92は、主ビット線MBLjに接続される。
ロウデコーダ8は、入力バッファ1から出力されたロウアドレスRAに基づき、ロウブロック選択線RB1〜RBnの中から1本の信号線を選択するとともに、ワード線WL11〜WLnpの中から1本の信号線を選択する。コラムデコーダ3は、入力バッファ1から出力されたコラムアドレスCAに基づき、主ビット線MBL1〜MBLmの中から1本の信号線を選択する。センスアンプ4は、選択された主ビット線上の信号を増幅し、データ出力バッファ5は、センスアンプ4で増幅された信号を半導体記憶装置90の外部に出力する。プリチャージ回路6は、選択された主ビット線を充電し、リーク電流補充回路7は、選択された主ビット線に対してリーク電流相当分の電荷を補充する。
図24は、メモリセルアレイ91内のi行j列に配置されたサブアレイ92の構成を示す図である。サブアレイ92は、副ビット線SBLとp個のメモリセルMC1〜MCpと転送ゲートTGとを含んでいる。メモリセルMC1〜MCpおよび転送ゲートTGは、いずれも、NチャンネルMOSトランジスタで構成される。メモリセルアレイ91中のすべてのサブアレイ92は、図24と同じ構成を有する。
転送ゲートTGは主ビット線MBLjと副ビット線SBLとの間に設けられ、転送ゲートTGのゲート電極にはロウブロック選択線RBiが接続される。メモリセルMC1〜MCpのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLi1〜WLipが接続される。メモリセルMC1〜MCpのソース電極には、接地電圧Vssが接続される。メモリセルMC1〜MCpのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続される場合(データ「0」を記憶する場合)と、接続されない場合(データ「1」を記憶する場合)とがある。図24に示す例では、メモリセルMC1はデータ0を、メモリセルMCpはデータ1を記憶している。
図25は、半導体記憶装置90の動作波形図である。図25を参照して、サブアレイMSA11内のメモリセルMC1(以下、MCAという)からデータ0を読み出し(期間T92〜T94)、サブアレイMSA11内のメモリセルMCp(以下、MCBという)からデータ1を読み出す(期間T96〜T98)場合の動作について説明する。
(1)期間T91、T95およびT99:初期状態
ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態にある。このため、サブアレイMSA11に接続されるすべての信号線(ロウブロック選択線RB1、ワード線WL11〜WL1pおよび主ビット線MBL1)の電圧は、すべてLレベルとなる。したがって、転送ゲートTGおよびメモリセルMC1〜MCpは、いずれもオフ状態となるので、副ビット線SBLは、いずれの電源線にも接続されず、浮いた状態(ハイインピーダンス状態)となる。なお、副ビット線SBLはいずれのMOSトランジスタのゲート電極にも接続されていないので、副ビット線SBLがハイインピーダンス状態であっても、トランジスタの動作が不安定になるなどの不具合は生じない。
(2)期間T92およびT96:主ビット線を選択
コラムアドレスCAが活性化されると、主ビット線MBL1が選択され、プリチャージ回路6から主ビット線MBL1に対して電荷が供給される。転送ゲートTGはオフ状態であるので、主ビット線MBL1はHレベルまで充電される。
(3)期間T93およびT97:ロウブロック選択線を選択
ロウアドレスRAが活性化されると、ロウブロック選択線RB1の電圧がHレベルに遷移する。このため、転送ゲートTGはオン状態になり、副ビット線SBLは転送ゲートTGを介して主ビット線MBL1に接続される。したがって、副ビット線SBLは、主ビット線MBL1および転送ゲートTGを介してHレベル(より正確には、電源電圧Vddから転送ゲートTGの閾値電圧を引いたレベル)まで充電される。
(4)期間T94:ワード線を選択(データ0の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1が選択されてから所定時間(具体的には、副ビット線SBLの電圧がHレベルに遷移するために十分な時間)の経過後に、ワード線WL11の電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCAはオン状態に遷移する。データ0を記憶しているメモリセルMCAのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続されている。このため、副ビット線SBLはメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに接続され、期間T93でプリチャージ回路6から供給された電荷は、主ビット線MBL1、転送ゲートTG、副ビット線SBLおよびメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに流入する。したがって、主ビット線MBL1および副ビット線SBLの電圧はLレベルに遷移し、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号もLレベルに遷移する。よって、メモリセルMCAに記憶されたデータ0を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置90の外部に読み出すことができる。
(5)期間T98:ワード線を選択(データ1の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1が選択されてから上記所定時間の経過後に、ワード線WL1pの電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCBはオン状態に遷移する。データ1を記憶しているメモリセルMCBのドレイン電極は、コンタクト素子を介して副ビット線SBLに接続されていない。このため、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、副ビット線SBLは接地電圧Vssに接続されず、期間T97でプリチャージ回路6から供給された電荷は、主ビット線MBL1および副ビット線SBLが有する配線容量に蓄積されたままになる。したがって、主ビット線MBL1および副ビット線SBLの電圧はHレベルを維持し、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号もHレベルを維持する。よって、メモリセルMCBに記憶されたデータ1を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置90の外部に読み出すことができる。
(6)期間T94およびT98の終了時:読み出しを完了
次の読み出し動作に備えて、ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態に戻る。このため、ロウブロック選択線RB1および主ビット線MBL1の電圧はLレベルに遷移する。また、期間T94の終了時にはワード線WL11の電圧が、期間T98の終了時にはワード線WL1pの電圧が、それぞれLレベルに遷移する。
一般に、ドレイン電極がコンタクト素子を介してビット線に接続されたメモリセルにおいて、ゲート電極に接続されたワード線が非選択状態であるとき、このメモリセルをリーク電流(カットオフ時リーク電流)が流れる。このため、同じ列に配置されたすべてのメモリセルが1本のビット線に接続されている半導体記憶装置では、カットオフ時リーク電流によってビット線の電圧が低下することが問題となる。そこで、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置(例えば、図23に示す半導体記憶装置90)では、同じ列に配置されたメモリセルは、サブアレイ単位に分割され、サブアレイ内に設けられた副ビット線に接続される。これにより、カットオフ時リーク電流によってビット線の電圧が低下することを防止することができる。したがって、プロセスの微細化が進み、列方向に並んだメモリセルの個数がカットオフ時リーク電流が問題になるほど多くなった場合でも、ビット線を階層化することにより、大規模なメモリセルアレイを実現することができる。
特開平6−176592号公報(第2頁、第2図)
しかしながら、主ビット線と副ビット線との間にMOSトランジスタが挿入され、当該MOSトランジスタのゲート電極にロウブロック選択線が接続された半導体記憶装置には、以下に示す問題がある。例えば、図24に示すサブアレイ92では、副ビット線SBLのプリチャージは、プリチャージ回路6を用いて主ビット線MBLjを充電した後に、転送ゲートTGを介して行われる。この際、転送ゲートTGがオン抵抗を有するために、副ビット線SBLのプリチャージに要する時間が長くなる。一般に半導体記憶装置では、ビット線のプリチャージが完了してから所定時間(読み出しを安定的に行うために十分な時間)の経過後に、ワード線が選択される。したがって、副ビット線のプリチャージ時間が長くなると、半導体記憶装置に対するアクセス時間が長くなる。
転送ゲートのオン抵抗の影響は、動作電圧の低下に伴って顕著になる。例えば、図23に示す半導体記憶装置90においてメモリセルMCAからデータ0を読み出す場合には、主ビット線MBL1、転送ゲートTG、副ビット線SBLおよびメモリセルMCAを経由して接地電圧Vssに至る経路に定常電流が流れる。この場合、転送ゲートTGのゲート−ソース間電圧Vgsは、メモリセルMCAの閾値電圧Vthと副ビット線SBLによる電圧降下との和にほぼ一致する。一方、転送ゲートTGの接続形態がソースフォロアであるので、基板バイアス効果によって、転送ゲートTGの閾値電圧Vthは通常のNチャンネルMOSトランジスタよりも高くなる。ここで動作電圧の低下に伴い、転送ゲートTGのゲート電圧が低下すると、転送ゲートTGのゲート−ソース間電圧Vgsは小さくなる。動作電圧がさらに低下すると、極端な場合には、ゲート−ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vth以下になり、転送ゲートTGがカットオフする(言い換えると、転送ゲートTGのオン抵抗が極めて高くなる)こともある。このように、転送ゲートTGの存在は、アクセス時間増大の要因となるだけでなく、低電圧化を阻害する要因にもなる。
上記の問題は、携帯情報機器などに使用される、高速かつ低消費電力の半導体記憶装置を構成する上で大きな問題となる。そこで近年、一部のNチャンネルMOSトランジスタのゲート電圧を昇圧することにより閾値電圧の低下を相殺する方法や、製造工程において特定のNチャンネルMOSトランジスタの閾値電圧を他のNチャンネルMOSトランジスタよりも下げる方法が提案されている。しかし、前者の方法には、大規模な電源回路が必要であるために、チップ面積が増加し、回路のコストが増加するという問題がある。また、後者の方法には、特定のNチャンネルMOSトランジスタの閾値電圧を下げるために専用の工程が必要であるために、回路のコストが増加するという問題がある。
それ故に、本発明は、階層的なビット線構造を有する高速かつ低電圧の半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体記憶装置は、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置であって、行方向および列方向に並べて配置されたサブアレイと、同じ行に配置されたサブアレイに接続されるワード線と、同じ列に配置されたサブアレイに接続される主ビット線と、与えられたロウアドレスに基づき、ワード線の中から使用するワード線を選択するロウデコーダと、与えられたコラムアドレスに基づき、主ビット線の中から使用する主ビット線を選択するコラムデコーダと、コラムデコーダで選択された主ビット線を制御する主ビット線制御回路とを備える。サブアレイは、副ビット線と、副ビット線を電源電圧に接続するか否かを切り換える第1のスイッチ部と、副ビット線を接地電圧に接続するか否かを切り換える第2のスイッチ部と、副ビット線の電圧に基づき、主ビット線を所定の電源に接続するか否かを切り換える第3のスイッチ部と、上記ワード線の中の対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じた影響を副ビット線の電圧に与える複数のメモリセルとを含む。
この半導体記憶装置によれば、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。
本発明の半導体記憶装置では、読み出し前に第1および第2のスイッチ部の一方が導通することにより、副ビット線の電圧は第1のレベルとなり、メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、第1のレベルとは異なる第2のレベルの電圧を有する節点と副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあってもよい。これにより、メモリセルに記憶されたデータに応じて、副ビット線の電圧を切り換えることができる。
特に、ワード線が選択された後の副ビット線の電圧は、ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、第3のスイッチ部が導通するレベルになる場合と、第3のスイッチ部が導通しないレベルになる場合とがあってもよい。これにより、メモリセルに記憶されたデータに応じて、主ビット線と所定の電源との接続状態を切り換えることができる。
あるいは、メモリセルは、ソース電極が電源電圧または接地電圧に、ゲート電極が対応するワード線に接続され、ドレイン電極と副ビット線との接続状態が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタを含んでいてもよい。あるいは、メモリセルは、ソース電極が電源電圧または接地電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極が対応するワード線に接続され、閾値電圧が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタを含んでいてもよい。後者の場合、MOSトランジスタの閾値電圧は、記憶しているデータが所定値である場合には、ゲート電極に接続されたワード線が選択されたときでも、ソース電極とドレイン電極とが導通しないほど大きくてもよい。これにより、記憶している状態に応じた影響を副ビット線の電圧に与えるメモリセルを構成することができる。
また、主ビット線制御回路は、コラムデコーダで選択された主ビット線上の信号を増幅するセンスアンプと、コラムデコーダで選択された主ビット線を充電するプリチャージ回路と、コラムデコーダで選択された主ビット線に対して、リーク電流相当分の電荷を補充するリーク電流補充回路とを含んでいてもよい。これにより、コラムデコーダで選択された主ビット線を制御することができる。
第1の構成として、所定の電源は、電源電圧を供給し、第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極が主ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極が主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、第3のスイッチ部は、ソース電極が所定の電源に、ドレイン電極が主ビット線に、ゲート電極が副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあってもよい。
この場合、主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、主ビット線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御されてもよい。特に、ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の副ビット線の電圧は、ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に低い場合と、第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に高い場合とがあってもよい。さらに、第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きくてもよい。
これにより、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。さらに、待機状態ではメモリセルのドレイン−ソース間電圧Vdsは0Vになるので、待機時の消費電流を削減することもできる。
また、本発明の半導体記憶装置は、同じ行に配置されたサブアレイに接続されるロウブロック選択線をさらに備え、ロウデコーダは、ロウブロック選択線の中から使用するロウブロック選択線を選択してもよい。これにより、以下に示す第2〜第4の構成を有する半導体記憶装置を得ることができる。
第2の構成では、所定の電源は、電源電圧を供給し、第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極がロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極が主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、第3のスイッチ部は、ソース電極が所定の電源に、ドレイン電極が主ビット線に、ゲート電極が副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあってもよい。
この場合、主ビット線の電圧は、当初はローレベルに制御され、ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、読み出し前に選択状態に対応したレベルに制御され、ロウブロック選択線の電圧は、当初はローレベルに、ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後にハイレベルに制御されてもよい。特に、ロウブロック選択線の電圧がハイレベルに制御された後の副ビット線の電圧は、ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に低い場合と、第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に高い場合とがあってもよい。
これにより、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。また、第1の構成と比べて、(1)接地電圧Vssと短絡するスイッチ手段などを設けることにより、主ビット線の電圧制御を簡単に行える、(2)選択されていないサブアレイの動作を停止させることにより、消費電力を削減できるという効果を奏する。
第3の構成では、所定の電源は、接地電圧を供給し、第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極がロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極がロウブロック選択線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、第3のスイッチ部は、ソース電極が所定の電源に、ドレイン電極が主ビット線に、ゲート電極が副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあってもよい。
この場合、主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに制御され、ロウブロック選択線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、ロウブロック選択線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御されてもよい。特に、ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の副ビット線の電圧は、ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に高い場合と、第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に低い場合とがあってもよい。さらに、第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きくてもよい。
これにより、第1の構成と同じ効果を奏する。また、第1の構成と比べて、(1)電源電圧Vddと短絡するスイッチ手段などを設けることにより、主ビット線の電圧制御を簡単に行える、(2)選択されていないサブアレイの動作を停止させることにより、消費電力を削減できる、(3)副ビット線の電圧が早期に確定するので、メモリセルからのデータ読み出しをさらに高速化できるという効果を奏する。
第4の構成では、所定の電源は、接地電圧を供給し、第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極がロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が副ビット線に、ゲート電極が主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、第3のスイッチ部は、ソース電極が所定の電源に、ドレイン電極が主ビット線に、ゲート電極が副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあってもよい。
この場合、主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、ロウブロック選択線の電圧は、当初はハイレベルに、主ビット線の電圧がローレベルに制御された後にローレベルに制御され、ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、ロウブロック選択線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御され、ワード線の電圧が選択状態に制御された後、主ビット線にはハイレベルの電圧が印加され、その後の主ビット線の電圧は、第3のスイッチ部が導通しているか否かに応じて、ローレベルになる場合と、ハイレベルになる場合とがあってもよい。特に、ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の副ビット線の電圧は、ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に高い場合と、第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に低い場合とがあってもよい。さらに、第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きくてもよい。
これにより、第1の構成と同じ効果を奏する。また、第1の構成と比べて、選択されていないサブアレイの動作を完全に停止させることにより、消費電力を削減できるという効果を奏する。
また、半導体記憶装置は、第1のスイッチ部と電源電圧との間に、副ビット線に流れる電流の量を制限する電流制限回路をさらに備えていてもよい。電流制限回路は、ゲート電極に固定の電圧が与えられ、直列に接続された1以上のMOSトランジスタを含んでいてもよく、あるいは、抵抗素子を含んでいてもよい。これにより、製造プロセスの特性にかかわらず、第1のスイッチ部について要求されるレベルの電流駆動能力を実現することができる。
電流制限回路は、1個のサブアレイごとに設けられていてもよく、あるいは、複数のサブアレイごとに設けられていてもよい。後者の構成によれば、製造プロセスの特性にかかわらず、第1のスイッチ回路について要求されるレベルの電流駆動能力を実現するとともに、レイアウト面積の増加を抑えることができる。
本発明の半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、副ビット線の電圧に基づき、主ビット線を所定の電源に接続するか否かを切り換える第3のスイッチ部を備えている。また、この半導体記憶装置に記憶されたデータは、ロウブロック選択線、ワード線および主ビット線の電圧を好適に制御することにより、正しく読み出すことができる。
したがって、本発明の半導体記憶装置によれば、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第1〜第7の実施形態では、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置の例として、n行m列に配置された(n×m)個のサブアレイMSA11〜MSAnmを備え、コンタクト接続の有無によってデータを記憶するマスクROMについて説明する。以下では、1個のサブアレイに接続されるワード線の本数をpとし、iは1以上n以下の整数、jは1以上m以下の整数、kは1以上p以下の整数であるとする。なお、後述するように、本発明は、マスクROMに限らず、フラッシュメモリやSRAMなど、階層的なビット線構造を有する他の半導体記憶装置にも適用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図1に示す半導体記憶装置10は、入力バッファ1、ロウデコーダ2、コラムデコーダ3、センスアンプ4、データ出力バッファ5、プリチャージ回路6、リーク電流補充回路7、および、メモリセルアレイ11を備えている。メモリセルアレイ11は、行方向および列方向に並べて配置された(n×m)個のサブアレイ12(MSA11〜MSAnm)を含んでいる。サブアレイ12は、(n×p)本のワード線WL11〜WLnpと、m本の主ビット線MBL1〜MBLmとに接続される。より詳細には、i番目の行に配置されたサブアレイ12は、p本のワード線WLi1〜WLipに接続され、j番目の列に配置されたサブアレイ12は、主ビット線MBLjに接続される。このように、同じ行に配置されたサブアレイ12は同じワード線に接続され、同じ列に配置されたサブアレイ12は同じ主ビット線に接続される。
入力バッファ1は、外部から入力されたアドレス信号および制御信号に対して波形整形を行い、波形整形後の信号を出力する。ロウデコーダ2は、入力バッファ1から出力されたロウアドレスRAに基づき、ワード線WL11〜WLnpの中から1本の信号線(例えば、ワード線WLik)を選択する。コラムデコーダ3は、入力バッファ1から出力されたコラムアドレスCAに基づき、主ビット線MBL1〜MBLmの中から1本の信号線(例えば、主ビット線MBLj)を選択する。センスアンプ4は、コラムデコーダ3で選択された主ビット線MBLj上の信号を増幅する。データ出力バッファ5は、センスアンプ4で増幅された信号を、読み出しデータとして半導体記憶装置10の外部に出力する。プリチャージ回路6は、コラムデコーダ3で選択された主ビット線MBLjのみを充電(プリチャージ)する。リーク電流補充回路7は、コラムデコーダ3で選択された主ビット線MBLjに対して、リーク電流相当分の電荷を補充する。センスアンプ4、プリチャージ回路6およびリーク電流補充回路7は、コラムデコーダ3で選択された主ビット線を制御する主ビット線制御回路として機能する。
図2は、メモリセルアレイ11内のi行j列に配置されたサブアレイ12の構成を示す図である。サブアレイ12は、副ビット線SBLと、第1のトランジスタPC1と、第2のトランジスタNC1と、第3のトランジスタPD1と、p個のメモリセルMC1〜MCpとを含んでいる。メモリセルアレイ11中のすべてのサブアレイ12は、図2と同じ構成を有する。
第1のトランジスタPC1は、ソース電極が電源電圧Vddに、ドレイン電極が副ビット線SBLに、ゲート電極が主ビット線MBLjに接続されたPチャンネルMOSトランジスタである。第2のトランジスタNC1は、ソース電極が接地電圧Vssに、ドレイン電極が副ビット線SBLに、ゲート電極が主ビット線MBLjに接続されたNチャンネルMOSトランジスタである。第3のトランジスタPD1は、ソース電極が電源電圧Vddに、ドレイン電極が主ビット線MBLjに、ゲート電極が副ビット線SBLに接続されたPチャンネルMOSトランジスタである。第1のトランジスタPC1は、主ビット線MBLjの電圧に基づき、副ビット線SBLを電源電圧Vddに接続するか否かを切り換える。第2のトランジスタNC1は、主ビット線MBLjの電圧に基づき、副ビット線SBLを接地電圧Vssに接続するか否かを切り換える。第3のトランジスタPD1は、副ビット線SBLの電圧に基づき、主ビット線MBLjを電源電圧Vddに接続するか否かを切り換える。
メモリセルMC1〜MCpは、NチャンネルMOSトランジスタで構成される。メモリセルMC1〜MCpのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLi1〜WLipが接続される。メモリセルMC1〜MCpのソース電極には、接地電圧Vssが接続される。メモリセルMC1〜MCpのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続される場合(データ「1」を記憶する場合)と、接続されない場合(データ「0」を記憶する場合)とがある。例えば、図2に示す例では、メモリセルMC1はデータ1を、メモリセルMCpはデータ0を記憶している。メモリセルに記憶されるデータを0とするか1とするか(すなわち、メモリセルのドレイン電極を副ビット線SBLに接続するか否か)は、半導体記憶装置10の製造時に決定される。
データ1を記憶しているメモリセルMC1は、ワード線WLi1がHレベル(選択状態)である間、副ビット線SBLと接地電圧Vssとを電気的に接続し、副ビット線SBLの電圧をLレベルに遷移させるように作用する。一方、データ0を記憶しているメモリセルMCpは、ワード線WLipがHレベルとなっても、副ビット線SBLと接地電圧Vssとを電気的に接続せず、副ビット線SBLの電圧に影響を与えない。このように、メモリセルMC1〜MCpは、ワード線WLi1〜WLipが選択されたときに、記憶しているデータに応じた影響を副ビット線SBLの電圧に与える。
図3は、半導体記憶装置10の動作波形図である。図3を参照して、サブアレイMSA11内のメモリセルMC1(メモリセルMCA)からデータ1を読み出し(期間T12およびT13)、サブアレイMSA11内のメモリセルMCp(メモリセルMCB)からデータ0を読み出す(期間T15およびT16)場合の動作について説明する。
(1)期間T11、T14およびT17:初期状態
ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態にある。このため、サブアレイMSA11に接続される信号線のうち、ワード線WL11〜WL1pの電圧はLレベル、主ビット線MBL1の電圧はHレベルとなる。したがって、第1のトランジスタPC1はオフ状態、第2のトランジスタNC1はオン状態となる。よって、副ビット線SBLは第2のトランジスタNC1を介して接地電圧Vssに接続され、副ビット線SBLの電圧はLレベルとなる。このため、第3のトランジスタPD1はオン状態となる。なお、初期状態では、すべてのサブアレイMSA11〜MSAnmにおいて、副ビット線SBLの電圧はLレベル、第3のトランジスタPD1はオン状態となる。
(2)期間T12およびT15:主ビット線を選択
コラムアドレスCAが活性化されると、主ビット線MBL1が選択される。選択された主ビット線MBL1は、プリチャージ回路6の作用によってLレベルにプリチャージされる。この際、主ビット線MBL1に接続されたn個のサブアレイMSA11〜MSAn1内の第3のトランジスタPD1は、すべてオン状態であり、主ビット線MBL1の電圧をHレベルに維持するように作用する。その作用に抗して主ビット線MBL1の電圧をLレベルに遷移させるために、プリチャージ回路6の電流駆動能力は、オン状態にあるn個の第3のトランジスタPD1の電流駆動能力よりも大きくなるように調整される。
主ビット線MBL1の電圧がLレベルに遷移すると、サブアレイMSA11〜MSAn1内の第1のトランジスタPC1はすべてオン状態に、第2のトランジスタNC1はすべてオフ状態に遷移する。したがって、サブアレイMSA11〜MSAn1内の副ビット線SBLは、第1のトランジスタPC1を介して電源電圧Vddに接続され、Hレベルにプリチャージされる。これに伴い、サブアレイMSA11〜MSAn1内の第3のトランジスタPD1は、すべてオフ状態に遷移する。
(3)期間T13:ワード線を選択(データ1の読み出し時)
主ビット線MBL1のプリチャージを開始してから所定時間(具体的には、副ビット線SBLの電圧がHレベルに遷移するために十分な時間)の経過後に、ワード線WL11の電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCAはオン状態に遷移する。データ1を記憶しているメモリセルMCAのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続されている。このため、メモリセルMCAがオン状態に遷移した後、副ビット線SBLはメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに接続される。期間T13では、第1のトランジスタPC1とメモリセルMCAとがともにオン状態になるために、副ビット線SBLの電位は、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力とメモリセルMCAの電流駆動能力とによって決定されるレベルになる。本実施形態では、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも十分小さくなるように調整される。したがって、第1のトランジスタPC1がオン状態である間にメモリセルMCAがオン状態に遷移すると、副ビット線SBLの電圧は低下する。副ビット線SBLの電圧が第3のトランジスタPD1の閾値電圧を超える程度にまで低下したときに、第3のトランジスタPD1はオン状態に遷移する。なお、このとき、主ビット線MBLjに接続された他のサブアレイMSA21〜MSAn1内の第3のトランジスタPD1は、オフ状態を維持する。
また、期間T13では、プリチャージ回路6は動作を停止し、リーク電流補充回路7が動作する。ただし、リーク電流補充回路7の電流駆動能力は、第3のトランジスタPD1の電流駆動能力よりも十分小さくなるように調整される。このため、サブアレイMSA11内の第3のトランジスタPD1がオン状態に遷移すると、主ビット線MBL1は第3のトランジスタPD1を介して電源電圧Vddに接続され、主ビット線MBL1の電圧はHレベルに遷移する。これに伴い、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Hレベルに遷移する。よって、メモリセルMCAに記憶されたデータ1を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置10の外部に読み出すことができる。
(4)期間T16:ワード線を選択(データ0の読み出し時)
主ビット線MBL1のプリチャージを開始してから上記所定時間の経過後に、ワード線WL1pの電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCBはオン状態に遷移する。データ0を記憶しているメモリセルMCBのドレイン電極は、コンタクト素子を介して副ビット線SBLに接続されていない。このため、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、副ビット線SBLは接地電圧Vssに接続されない。また、本実施形態では、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力は、副ビット線SBLに接続されたp個のメモリセルMC1〜MCpにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きくなるように調整される。したがって、ワード線WL1pの電圧がHレベルに遷移した後も、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタPD1はオフ状態、主ビット線MBL1の電圧はLレベルを維持する。よって、メモリセルMCBに記憶されたデータ0を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置10の外部に読み出すことができる。
(5)期間T13およびT16の終了時:読み出し動作を完了
次の読み出し動作に備えて、ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態に戻る。このため、主ビット線MBL1の電圧はHレベルに遷移する。また、期間T13の終了時にはワード線WL11の電圧が、期間T16の終了時にはワード線WL1pの電圧が、それぞれLレベルに遷移する。
以上に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、主ビット線と電源電圧との間に挿入され、ゲート電極が副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを備えている。また、この半導体記憶装置では、メモリセルに記憶されたデータは、ワード線および主ビット線の電圧を図3に示すように制御することにより、正しく読み出すことができる。
したがって、本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。さらに、待機状態ではメモリセルのドレイン−ソース間電圧Vdsは0Vになるので、待機時の消費電流を削減することもできる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図4に示す半導体記憶装置20は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置10(図1)において、メモリセルアレイ11、サブアレイ12およびロウデコーダ2を、それぞれ、メモリセルアレイ21、サブアレイ22およびロウデコーダ8に置換し、ロウブロック選択線RB1〜RBnを追加したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図4に示すように、メモリセルアレイ21内のサブアレイ22は、ワード線WL11〜WLnpおよび主ビット線MBL1〜MBLmに加えて、n本のロウブロック選択線RB1〜RBnに接続される。i番目の行に配置されたサブアレイ22は、ワード線WLi1〜WLipに加えて、ロウブロック選択線RBiに接続される。
図5は、ロウデコーダ8の構成を示す図である。図5に示すロウデコーダ8は、n本のロウブロック選択線RB1〜RBnを制御するために、n個のロウブロック選択線制御回路23を含んでいる。各ロウブロック選択線制御回路23は、ロウアドレスRAのうち上位のアドレス(図5では、上位ロウアドレスと記載)に基づき、ロウブロック選択線RBiを制御する。このように、ロウデコーダ8では、ワード線を制御するために入力されたロウアドレスRAのうち上位のアドレスが、ロウブロック選択線を制御するためにも使用される。これにより、ロウアドレスRAのビット幅を増やすことなく、ロウブロック選択線RB1〜RBnを制御することができる。
図6は、メモリセルアレイ21内のi行j列に配置されたサブアレイ22の構成を示す図である。サブアレイ22は、副ビット線SBLと、第1のトランジスタPC2と、第2のトランジスタNC1と、第3のトランジスタPD1と、p個のメモリセルMC1〜MCpとを含んでいる。サブアレイ22は、第1の実施形態に係るサブアレイ12(図2)において、ゲート電極が主ビット線MBLjに接続された第1のトランジスタPC1を、ゲート電極がロウブロック選択線RBiに接続された第1のトランジスタPC2に置換したものである。メモリセルアレイ21中のすべてのサブアレイ22は、図6と同じ構成を有する。
図7は、半導体記憶装置20の動作波形図である。図7を参照して、メモリセルMCAからデータ1を読み出し(期間T22およびT23)、メモリセルMCBからデータ0を読み出す(期間T25およびT26)場合の動作について説明する。
(1)期間T21、T24およびT27:初期状態
ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態にある。このため、サブアレイMSA11に接続されるすべての信号線(ロウブロック選択線RB1、ワード線WL11〜WL1pおよび主ビット線MBL1)の電圧は、すべてLレベルとなる。したがって、第1のトランジスタPC2はオン状態、第2のトランジスタNC1はオフ状態となる。よって、副ビット線SBLは第1のトランジスタPC2を介して電源電圧Vddに接続され、副ビット線SBLの電圧はHレベルとなる。このため、第3のトランジスタPD1はオフ状態となり、主ビット線MBL1は電源電圧Vddに接続されていない状態となる。なお、初期状態では、すべてのサブアレイMSA11〜MSAnmにおいて、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタPD1はオフ状態となる。
(2)期間T22:ワード線を選択(データ1の読み出し時)
クロック信号に同期してワード線WL11の電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCAはオン状態に遷移する。データ1を記憶しているメモリセルMCAのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続されている。このため、メモリセルMCAがオン状態に遷移した後、副ビット線SBLはメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに接続される。また、本実施形態では、第1のトランジスタPC2の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも十分大きくなるように調整される。したがって、第1のトランジスタPC2がオン状態である間にメモリセルMCAがオン状態に遷移しても、副ビット線SBLの電圧は、第3のトランジスタPD1の閾値電圧を超える程度には低下しない。よって、サブアレイMSA11内の第3のトランジスタPD1は、オフ状態を維持する。
(3)期間T23:ロウブロック選択線を選択(データ1の読み出し時)
ワード線WL11がHレベルに遷移してから所定時間の経過後、ロウブロック選択線RB1の電圧がHレベルに遷移する。このため、第1のトランジスタPC2はオフ状態に遷移し、副ビット線SBLの電圧はLレベルに遷移する。したがって、第3のトランジスタPD1はオン状態に遷移し、主ビット線MBL1は第3のトランジスタPD1の作用によってHレベルまで充電される。これに伴い、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Hレベルに遷移する。よって、メモリセルMCAに記憶されたデータ1を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置20の外部に読み出すことができる。
なお、期間T23では、主ビット線MBL1に接続された他のサブアレイMSA21〜MSAn1では、ロウブロック選択線RB2〜RBnの電圧はLレベルとなる。このため、サブアレイMSA21〜MSAn1では、第1のトランジスタPC2はオン状態、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタPD1はオフ状態を維持する。一方、主ビット線MBL1の電圧が第2のトランジスタNC1の閾値電圧を超える程度にまで上昇すると、サブアレイMSA21〜MSAn1内の第2のトランジスタNC1はオン状態に遷移する。このため、サブアレイMSA21〜MSAn1内の副ビット線SBLの電圧は、通常のHレベルよりもやや低いHレベル(中間電位)となる。
(4)期間T25:ワード線を選択(データ0の読み出し時)
クロック信号に同期してワード線WL1pの電圧がHレベルに遷移し、メモリセルMCBはオン状態に遷移する。データ0を記憶しているメモリセルMCBのドレイン電極は、コンタクト素子を介して副ビット線SBLに接続されていない。このため、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタPD1はオフ状態、主ビット線MBL1の電圧はLレベルを維持する。
(5)期間T26:ロウブロック選択線を選択(データ0の読み出し時)
ワード線WL11がHレベルに遷移してから上記所定時間の経過後、ロウブロック選択線RB1の電圧がHレベルに遷移する。しかし、ロウブロック選択線RB1の電圧がHレベルに遷移した後も、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタPD1はオフ状態、主ビット線MBL1の電圧はLレベルを維持する。したがって、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Lレベルを維持する。よって、メモリセルMCBに記憶されたデータ0を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置20の外部に読み出すことができる。
(6)期間T23およびT26の終了時:読み出し動作を完了
次の読み出し動作に備えて、ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態に戻る。このため、主ビット線MBL1およびロウブロック選択線RB1の電圧はLレベルに遷移する。また、期間T23の終了時にはワード線WL11の電圧が、期間T26の終了時にはワード線WL1pの電圧が、それぞれLレベルに遷移する。
なお、読み出し動作を完了した後に主ビット線MBL1の電圧をLレベルに遷移させるのは、プリチャージ回路6の作用による。このような作用を有するプリチャージ回路6として、主ビット線MBL1と接地電圧Vssとの間に挿入され、ゲート電極が電源電圧Vddに接続された、常時オン状態のNチャンネルMOSトランジスタを用いることができる。あるいは、プリチャージ回路6として、抵抗素子を用いることもできる。このようなプリチャージ回路6を用いることにより、主ビット線MBL1〜MBLmの電圧制御を簡単に行うことができる。
以上に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、主ビット線と電源電圧との間に挿入され、ゲート電極が副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを備えている。また、この半導体記憶装置では、メモリセルに記憶されたデータは、ロウブロック選択線、ワード線および主ビット線の電圧を図7に示すように制御することにより、正しく読み出すことができる。
したがって、本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除することができる。また、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。また、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と比べて、ロウブロック選択線の分だけレイアウト面積が増加するという不利な点を有する一方で、(1)接地電圧Vssと短絡するスイッチ手段などを設けることにより、主ビット線の電圧制御を簡単に行える、(2)選択されていないサブアレイの動作を停止させることにより、消費電力を削減できるという有利な点を有する。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図8に示す半導体記憶装置30は、第2の実施形態に係る半導体記憶装置20(図4)において、メモリセルアレイ21およびサブアレイ22を、それぞれ、メモリセルアレイ31およびサブアレイ32に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1または第2の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図9は、メモリセルアレイ31内のi行j列に配置されたサブアレイ32の構成を示す図である。サブアレイ32は、副ビット線SBLと、第1のトランジスタPC2と、第2のトランジスタNC2と、第3のトランジスタND1と、p個のメモリセルMC1〜MCpとを含んでいる。サブアレイ32は、第2の実施形態に係るサブアレイ22(図6)において、ゲート電極が主ビット線MBLjに接続された第2のトランジスタNC1を、ゲート電極がロウブロック選択線RBiに接続された第2のトランジスタNC2に置換し、PチャンネルMOSトランジスタで構成された第3のトランジスタPD1を、NチャンネルMOSトランジスタで構成された第3のトランジスタND1に置換したものである。メモリセルアレイ31中のすべてのサブアレイ32は、図9と同じ構成を有する。
第3のトランジスタND1は、ソース電極が接地電圧Vssに、ドレイン電極が主ビット線MBLjに、ゲート電極が副ビット線SBLに接続されたNチャンネルMOSトランジスタである。第3のトランジスタPD1は、副ビット線SBLの電圧に基づき、主ビット線MBLjを接地電圧Vssに接続するか否かを切り換える。
図10は、半導体記憶装置30の動作波形図である。図10を参照して、メモリセルMCAからデータ1を読み出し(期間T32およびT33)、メモリセルMCBからデータ0を読み出す(期間T35およびT36)場合の動作について説明する。
(1)期間T31、T34およびT37:初期状態
ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態にある。このため、サブアレイMSA11に接続される信号線のうち、ワード線WL11〜WL1pの電圧はLレベル、ロウブロック選択線RB1および主ビット線MBL1の電圧はHレベルとなる。したがって、第1のトランジスタPC2はオフ状態、第2のトランジスタNC2はオン状態となる。よって、副ビット線SBLは第2のトランジスタNC2を介して接地電圧Vssに接続され、副ビット線SBLの電圧はLレベルとなる。このため、第3のトランジスタND1はオフ状態となり、主ビット線MBL1は接地電圧Vssと接続されていない状態となる。なお、初期状態では、すべてのサブアレイMSA11〜MSAnmにおいて、副ビット線SBLの電圧はLレベル、第3のトランジスタND1はオフ状態となる。
(2)期間T32およびT35:ロウブロック選択線を選択
クロック信号に同期して、ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移する。このため、第1のトランジスタPC2はオン状態に、第2のトランジスタNC2はオフ状態に遷移する。したがって、副ビット線SBLは第1のトランジスタPC2を介して電源電圧Vddに接続され、副ビット線SBLの電圧はHレベルに遷移する。このため、第3のトランジスタND1は、オン状態に遷移する。したがって、主ビット線MBL1は第3のトランジスタND1を介して接地電圧Vssに接続され、主ビット線MBLの電圧はLレベルに遷移する。
(3)期間T33:ワード線を選択(データ1の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移してから所定時間(具体的には、主ビット線MBL1の電圧がLレベルに遷移するために十分な時間)の経過後に、ワード線WL11がHレベルに遷移し、メモリセルMCAはオン状態に遷移する。データ1を記憶しているメモリセルMC1のドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続されている。このため、メモリセルMCAがオン状態に遷移した後、副ビット線SBLはメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに接続される。期間T33では、第1のトランジスタPC2とメモリセルMCAとがともにオン状態になるために、副ビット線SBLの電位は、第1のトランジスタPC2の電流駆動能力とメモリセルMCAの電流駆動能力とによって決定されるレベルになる。本実施形態では、第1のトランジスタPC2の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも十分小さくなるように調整される。したがって、第1のトランジスタPC2がオン状態である間にメモリセルMCAがオン状態に遷移すると、副ビット線SBLの電圧は低下する。副ビット線SBLの電圧が第3のトランジスタND1の閾値電圧を超えない程度にまで低下したときに、サブアレイMSA11内の第3のトランジスタND1はオフ状態に遷移する。
プリチャージ回路6は、ワード線WL11が選択された後に、主ビット線MBL1をHレベルにプリチャージしようとする。期間T33では、主ビット線MBL1に接続されたサブアレイMSA11〜MSAn1内の第3のトランジスタND1は、すべてオフ状態にある。このため、主ビット線MBLjの電圧は、プリチャージ回路6の作用によってHレベルに遷移する。したがって、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Hレベルに遷移する。よって、メモリセルMCAに記憶されたデータ1を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置30の外部に読み出すことができる。
(4)期間T36:ワード線を選択(データ0の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移してから上記所定時間の経過後に、ワード線WL1pがHレベルに遷移し、メモリセルMCBはオン状態に遷移する。データ0を記憶しているメモリセルMCBのドレイン電極は、コンタクト素子を介して副ビット線SBLに接続されていない。したがって、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタND1はオン状態を維持する。本実施形態では、第3のトランジスタND1の電流駆動能力は、プリチャージ回路6の電流駆動能力よりも十分大きくなるように調整される。このため、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、主ビット線MBL1の電圧はLレベルを維持する。したがって、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Lレベルを維持する。よって、メモリセルMCBに記憶されたデータ0を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置30の外部に読み出すことができる。
(5)期間T33およびT36の終了時:読み出し動作を完了
次の読み出し動作に備えて、ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態に戻る。このため、ロウブロック選択線RB1の電圧はHレベルに遷移する。また、期間T33の終了時にはワード線WL11の電圧が、期間T36の終了時にはワード線WL1pの電圧が、それぞれLレベルに遷移する。
なお、ワード線を選択した後に主ビット線MBL1の電圧をHレベルに遷移させるのは、プリチャージ回路6の作用による。このような作用を有するプリチャージ回路6として、主ビット線MBL1と電源電圧Vddとの間に挿入され、ゲート電極が接地電圧Vssに接続された、常時オン状態のPチャンネルMOSトランジスタを用いることができる。あるいは、プリチャージ回路6として、抵抗素子を用いることもできる。このようなプリチャージ回路6を用いることにより、主ビット線MBL1〜MBLmの電圧制御を簡単に行うことができる。
以上に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、主ビット線と接地電圧との間に挿入され、ゲート電極が副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを備えている。また、この半導体記憶装置では、メモリセルに記憶されたデータは、ロウブロック選択線、ワード線および主ビット線の電圧を図10に示すように制御することにより、正しく読み出すことができる。
したがって、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と同じ効果を奏する。また、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と比べて、ロウブロック選択線の分だけレイアウト面積が増加するという不利な点を有する一方で、(1)電源電圧Vddと短絡するスイッチ手段などを設けることにより、主ビット線の電圧制御を簡単に行える、(2)選択されていないサブアレイの動作を停止させることにより、消費電力を削減できる、(3)副ビット線の電圧が早期に確定するので、メモリセルからのデータ読み出しをさらに高速化できるという有利な点を有する。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図11に示す半導体記憶装置40は、第3の実施形態に係る半導体記憶装置30(図4)において、メモリセルアレイ31およびサブアレイ32を、それぞれ、メモリセルアレイ41およびサブアレイ42に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1〜第3の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図12は、メモリセルアレイ41内のi行j列に配置されたサブアレイ42の構成を示す図である。サブアレイ42は、p個のメモリセルMC1〜MCpと、第1のトランジスタPC2と、第2のトランジスタNC1と、第3のトランジスタND1とを含んでいる。サブアレイ42は、第3の実施形態に係るサブアレイ32(図9)において、ゲート電極がロウブロック選択線RBiに接続された第2のトランジスタNC2を、ゲート電極が主ビット線MBLjに接続された第2のトランジスタND1に置換したものである。メモリセルアレイ41中のすべてのサブアレイ42は、図12と同じ構成を有する。
図13は、半導体記憶装置40の動作波形図である。図13を参照して、メモリセルMCAからデータ1を読み出し(期間T42〜T45)、メモリセルMCBからデータ0を読み出す(期間T46〜T48)場合の動作について説明する。
(1)期間T41、T45およびT49:初期状態
ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態にある。このため、サブアレイMSA11に接続される信号線のうち、ワード線WL11〜WL1pの電圧はLレベル、ロウブロック選択線RB1および主ビット線MBL1の電圧はHレベルとなる。したがって、第1のトランジスタPC2はオフ状態、第2のトランジスタNC1はオン状態となる。よって、副ビット線SBLは第2のトランジスタNC1を介して接地電圧Vssに接続され、副ビット線SBLの電圧はLレベルとなる。このため、第3のトランジスタND1はオフ状態となり、主ビット線MBL1は接地電圧Vssに接続されていない状態となる。なお、初期状態では、すべてのサブアレイMSA11〜MSAnmにおいて、副ビット線SBLの電圧はLレベル、第3のトランジスタND1はオフ状態となる。
(2)期間T42およびT46:主ビット線を選択
クロック信号に同期して、主ビット線MBL1は、プリチャージ回路6の作用によってLレベルにプリチャージされる。このため、第2のトランジスタNC1はオフ状態に遷移する。なお、期間T42およびT46では、主ビット線MBL1に接続されたn個のサブアレイMSA11〜MSAn1内の第3のトランジスタND1はすべてオフ状態である。したがって、プリチャージ回路6の電流駆動能力は、第1の実施形態よりも小さくてすむ。
(3)期間T43およびT47:ロウブロック選択線を選択
プリチャージを開始してから第1の所定時間の経過後、ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移する。このため、第1のトランジスタPC2はオン状態に遷移する。したがって、副ビット線SBLは第1のトランジスタPC2を介して電源電圧Vddに接続され、副ビット線SBLの電圧はHレベルに遷移する。このため、第3のトランジスタND1はオン状態に遷移する。本実施形態では、第3のトランジスタND1の電流駆動能力は、プリチャージ回路6の電流駆動能力よりも十分大きくなるように調整される。したがって、プリチャージ回路6が主ビット線MBL1をHレベルに遷移させるべくプリチャージを行っても、第3のトランジスタND1がオン状態である間は、主ビット線MBL1の電圧はLレベルに維持される。
(4)期間T44:ワード線を選択(データ1の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移してから第2の所定時間の経過後、ワード線WL11がHレベルに遷移し、メモリセルMCAはオン状態に遷移する。データ1を記憶しているメモリセルMCAのドレイン電極は、コンタクト素子(図示せず)を介して副ビット線SBLに接続されている。このため、メモリセルMCAがオン状態に遷移した後は、副ビット線SBLはメモリセルMCAを介して接地電圧Vssに接続される。期間T44では、第1のトランジスタPC2とメモリセルMCAとがともにオン状態になるために、副ビット線SBLの電位は、第1のトランジスタPC2の電流駆動能力とメモリセルMCAの電流駆動能力とによって決定されるレベルになる。本実施形態では、第1のトランジスタPC2の電流駆動能力は、1個のメモリセルの電流駆動能力よりも十分小さくなるように調整される。したがって、第1のトランジスタPC2がオン状態である間にメモリセルMCAがオン状態に遷移すると、副ビット線SBLの電圧は低下する。副ビット線SBLの電圧が第3のトランジスタND1の閾値電圧を超えない程度にまで低下したときに、サブアレイMSA11内の第3のトランジスタND1はオフ状態に遷移する。
第3のトランジスタND1がオフ状態に遷移すると、主ビット線MBL1はプリチャージ回路6の作用によってHレベルまで充電される。このため、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Hレベルに遷移する。よって、メモリセルMCAに記憶されたデータ1を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置40の外部に読み出すことができる。
(5)期間T48:ワード線を選択(データ0の読み出し時)
ロウブロック選択線RB1の電圧がLレベルに遷移してから上記第2の所定時間の経過後、ワード線WL1pがHレベルに遷移し、メモリセルMCBはオン状態に遷移する。データ0を記憶しているメモリセルMCBのドレイン電極は、コンタクト素子を介して副ビット線SBLに接続されていない。このため、メモリセルMCBがオン状態に遷移した後も、副ビット線SBLの電圧はHレベル、第3のトランジスタND1はオン状態、主ビット線MBL1の電圧はLレベルを維持する。したがって、コラムデコーダ3を介して主ビット線MBL1に接続されたセンスアンプ4の出力信号も、Lレベルを維持する。よって、メモリセルMCBに記憶されたデータ0を、データ出力バッファ5経由で半導体記憶装置40の外部に読み出すことができる。
(6)期間T44およびT48の終了時:読み出し動作を完了
次の読み出し動作に備えて、ロウアドレスRAおよびコラムアドレスCAは、いずれも非活性化状態に戻る。このため、主ビット線MBL1およびロウブロック選択線RB1の電圧はHレベルに遷移する。また、期間T44の終了時にはワード線WL11の電圧が、期間T48の終了時にはワード線WL1pの電圧が、それぞれLレベルに遷移する。
以上に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、主ビット線と接地電圧との間に挿入され、ゲート電極が副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを備えている。また、この半導体記憶装置では、メモリセルに記憶されたデータは、ロウブロック選択線、ワード線および主ビット線の電圧を図13に示すように制御することにより、正しく読み出すことができる。
したがって、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と同じ効果を奏する。また、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と比べて、ロウブロック選択線の分だけレイアウト面積が増加するという不利な点を有し、主ビット線の電圧制御の複雑度は第1の実施形態に係る半導体記憶装置と同程度である。一方、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置と比べて、選択されていないサブアレイの動作を完全に停止させることにより、消費電力を削減できるという有利な点を有する。
(第5の実施形態)
図14は、本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図14に示す半導体記憶装置50は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置(図1)において、メモリセルアレイ11およびサブアレイ12を、それぞれ、メモリセルアレイ51およびサブアレイ52に置換したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図15は、メモリセルアレイ51内のi行j列に配置されたサブアレイ52の構成を示す図である。サブアレイ52は、第1の実施形態に係るサブアレイ12(図2)において、第1のトランジスタPC1と電源電圧Vddとの間に、直列に接続されたq個の電流制限用トランジスタPL1〜PLqを追加したものである。
電流制限用トランジスタPL1〜PLqは、PチャンネルMOSトランジスタで構成される。電流制限用トランジスタPL1のソース電極は、電源電圧Vddに接続される。1以上q未満の整数をaとしたとき、電流制限用トランジスタPLaのドレイン電極は、電流制限用トランジスタPL(a+1)のソース電極に接続される。電流制限用トランジスタPLqのドレイン電極は、第1のトランジスタPC1のソース電極に接続される。電流制限用トランジスタPL1〜PLqのゲート電極は、接地電圧Vssに接続される。したがって、電流制限用トランジスタPL1〜PLqは、常にオン状態となり、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力を絞る役割を果たす。このように、電流制限用トランジスタPL1〜PLqは、電流制限回路として機能する。
第1の実施形態で説明したように、サブアレイ12内のメモリセルからデータ1を読み出す場合、期間T13では、第1のトランジスタPC1とメモリセルMCAとがともにオン状態になるために、副ビット線SBLの電位は、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力とメモリセルMCAの電流駆動能力とによって決定されるレベルになる。期間T13における副ビット線SBLの電位をLレベルとするためには、第1のトランジスタPC1の電流駆動能力を1個のメモリセルの電流駆動能力よりも十分小さくすればよい。
しかしながら、製造プロセスの特性上、第1のトランジスタPC1単体の電流駆動能力を、各メモリセルの電流駆動能力よりも十分に小さくできない場合がある。例えば、製造できる最小サイズのトランジスタを用いても電流を十分に絞れない場合などが、その一例である。
そこで、本実施形態に係る半導体記憶装置は、サブアレイごとに、電流制限用トランジスタPL1〜PLqで構成された電流制限回路を備えている。これにより、製造プロセスの特性にかかわらず、要求されるレベルの電流駆動能力を実現することができる。なお、電流制限用トランジスタPL1〜PLqに代えて、好適な抵抗値を有する抵抗素子を使用しても、同様の効果が得られる。
(第6の実施形態)
図16は、本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図16に示す半導体記憶装置60は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置(図1)において、メモリセルアレイ11およびサブアレイ12を、それぞれ、メモリセルアレイ61およびサブアレイ62に置換し、電流制限回路63を追加したものである。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図17は、メモリセルアレイ61内のi行に配置されたサブアレイ62および電流制限回路63の構成を示す図である。電流制限回路63は、直列に接続されたr個の電流制限用トランジスタPM1〜PMrを含んでいる。電流制限用トランジスタPM1〜PMrは、PチャンネルMOSトランジスタで構成される。電流制限用トランジスタPM1のソース電極は、電源電圧Vddに接続される。1以上r未満の整数をbとしたとき、電流制限用トランジスタPMbのドレイン電極は、電流制限用トランジスタPM(b+1)のソース電極に接続される。
サブアレイ62は、第1の実施形態に係るサブアレイ12(図2)において、第1のトランジスタPC1のソース電極を、電流制限用トランジスタPMrのドレイン電極に接続することとしたものである。このように、i行に配置されたサブアレイMSAi1〜MSAim内の第1のトランジスタPC1のソース電極は、いずれも電流制限用トランジスタPMrのドレイン電極に接続される。
電流制限用トランジスタPM1〜PMrのゲート電極は、接地電圧Vssに接続される。したがって、電流制限用トランジスタPM1〜PMrは、常にオン状態となり、i行に配置されたサブアレイ62内の第1のトランジスタPC1の電流駆動能力を絞る役割を果たす。
なお、図16に示す半導体記憶装置60は、サブアレイの1行ごとに電流制限回路63を備えているが、これに代えて、同じ行に配置された一部のサブアレイごと、あるいは、サブアレイの1列ごとに電流制限回路を備えていてもよい。また、電流制限回路63は、電流制限用トランジスタPM1〜PMrに代えて、好適な抵抗値を有する抵抗素子を含んでいてもよい。
以上に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置は、複数のサブアレイごとに電流制限回路を備えている。これにより、製造プロセスの特性にかかわらず、要求されるレベルの電流駆動能力を実現するとともに、レイアウト面積の増加を抑えることができる。
(その他の実施形態)
ここまで本発明の第1〜第6の実施形態として、コンタクト接続の有無によってデータを記憶するマスクROMについて説明してきたが、本発明はこれ以外の半導体記憶装置にも適用できる。まず、第1〜第4の実施形態で示した以外のサブアレイを備えたマスクROMを構成することができる。例えば、第1の実施形態に係る半導体記憶装置10のサブアレイ12に代えて、図18に示すサブアレイ71を用いることができる。また、第2〜第4の実施形態に係る半導体記憶装置20、30、40のサブアレイ22、32、42に代えて、図19〜図22に示すサブアレイ72〜75を用いることができる。
サブアレイ71〜75のいずれかを備えた半導体記憶装置の動作は、第1〜第4の実施形態に係る半導体記憶装置と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。ただし、サブアレイ71〜74を備えた半導体記憶装置では、以下に示すように、信号線の極性が逆になる。すなわち、読み出しを行う前に、主ビット線MBLjの電圧またはロウブロック選択線RBiの電圧がLレベルに制御され、副ビット線SBLの電圧はLレベルになる。データ0を記憶しているメモリセルは、対応するワード線の電圧がLレベル(選択状態に対応したレベル)である間、副ビット線SBLを電源電圧Vddに接続する。このため、副ビット線SBLの電圧はHレベルに遷移し、第3のトランジスタND1はオン状態に遷移する(または、第3のトランジスタPD1はオフ状態に遷移する)。したがって、主ビット線MBLjの電圧は、第3のトランジスタND1またはプリチャージ回路の作用によってLレベルとなる。一方、データ1を記憶しているメモリセルは、対応するワード線の電圧がHレベル(非選択状態に対応したレベル)に遷移しても、副ビット線SBLを電源電圧Vddに接続しない。このため、副ビット線SBLの電圧はLレベルを維持し、第3のトランジスタND1はオフ状態を維持する(または、第3のトランジスタPD1はオン状態を維持する)。したがって、主ビット線MBLjの電圧は、第3のトランジスタPD1またはプリチャージ回路の作用によってHレベルとなる。このようにして、メモリセルMC1〜MCpに記憶されたデータを正しく読み出すことができる。
また、メモリセルを構成するMOSトランジスタのドレイン電極を常に副ビット線に接続し、メモリセルを構成するMOSトランジスタの閾値電圧を記憶しているデータに応じて異なるようにしてもよい。この場合、メモリセルが所定値(ドレイン電極が副ビット線に接続されていない場合に対応する値)を記憶している場合には、メモリセルを構成するMOSトランジスタの閾値電圧は、ゲート電極に接続されたワード線が選択されたときでも、ソース電極とドレイン電極とが導通しないほど大きいことが好ましい。このように閾値電圧が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタトランジスタを用いても、ドレイン電極と副ビット線との接続状態が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタを用いた場合と同様の効果が得られる。
また、第5および第6の実施形態で示した電流制限回路を、第2〜第4の実施形態に係る半導体記憶装置20、30、40や、図18〜図22に示すサブアレイ71〜75のいずれかを備えた半導体記憶装置に設けてもよい。
また、本発明は、フラッシュメモリ、SRAM、DRAMなど、マスクROM以外の半導体記憶装置にも適用できる。ここでは、一例として、主ビット線、副ビット線および第1〜第3のトランジスタの構成が第1〜第4の実施形態と同じであり、第1〜第4の実施形態で示したメモリセルに代えて、外部から書き込まれたデータを記憶するメモリセルを含むSRAMについて説明する。
SRAMでは、メモリセル内のある節点は、メモリセルに記憶されるデータに応じてLレベルまたはHレベルになる。第1〜第4の実施形態と同様に、読み出しを行う前に、副ビット線の電圧は所定のレベルに制御される。また、メモリセルに接続されるワード線が選択されたときに、メモリセル内の上記節点は副ビット線に接続される。これにより、メモリセルは、記憶しているデータに応じた影響を副ビット線の電圧に与える。したがって、メモリセルに接続されるワード線が選択されたときに、副ビット線の電圧は、メモリセルに記憶されるデータに応じてLレベルまたはHレベルになる。それ以外の点では第1〜第4の実施形態に係る半導体記憶装置と同じ原理によって、メモリセルに記憶されたデータを正しく読み出すことができる。
以上に示すように、本発明の半導体記憶装置は、サブアレイ内に、主ビット線と副ビット線との間に挿入された転送ゲートに代えて、副ビット線の電圧に基づき、主ビット線を所定の電源に接続するか否かを切り換える第3のスイッチ部を備えている。これにより、転送ゲートにおけるオン抵抗の影響を排除するとともに、閾値電圧と電源電圧のミスマッチが顕著になる低電圧領域において、メモリセルからのデータ読み出しを高速化し、読み出し限界電圧を低下させることができる。
本発明の半導体記憶装置は、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置の高速化および低電圧化を達成できるという効果を奏するので、マスクROM、フラッシュメモリ、SRAM、DRAMなど、各種の半導体記憶装置に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図1に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 図1に示す半導体記憶装置の動作波形図 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図4に示す半導体記憶装置に含まれるロウデコーダの構成を示す図 図4に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 図4に示す半導体記憶装置の動作波形図 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図8に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 図8に示す半導体記憶装置の動作波形図 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図11に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 図11に示す半導体記憶装置の動作波形図 本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図14に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図 図16に示す半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるサブアレイの他の構成を示す図 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるサブアレイの他の構成を示す図 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるサブアレイの他の構成を示す図 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるサブアレイの他の構成を示す図 本発明の実施形態に係る半導体記憶装置に含まれるサブアレイの他の構成を示す図 従来の半導体記憶装置の構成を示すブロック図 従来の半導体記憶装置に含まれるサブアレイの構成を示す図 従来の半導体記憶装置の動作波形図
符号の説明
1…入力バッファ
2、8…ロウデコーダ
3…コラムデコーダ
4…センスアンプ
5…データ出力バッファ
6…プリチャージ回路
7…リーク電流補充回路
10、20、30、40、50、60…半導体記憶装置
11、21、31、41、51、61…メモリセルアレイ
12、22、32、42、52、62、71〜75…サブアレイ
23…ロウブロック選択線制御回路
63…電流制限回路

Claims (28)

  1. 階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置であって、
    行方向および列方向に並べて配置されたサブアレイと、
    同じ行に配置された前記サブアレイに接続されるワード線と、
    同じ列に配置された前記サブアレイに接続される主ビット線と、
    与えられたロウアドレスに基づき、前記ワード線の中から使用するワード線を選択するロウデコーダと、
    与えられたコラムアドレスに基づき、前記主ビット線の中から使用する主ビット線を選択するコラムデコーダと、
    前記コラムデコーダで選択された主ビット線を制御する主ビット線制御回路とを備え、
    前記サブアレイは、
    副ビット線と、
    前記副ビット線を電源電圧に接続するか否かを切り換える第1のスイッチ部と、
    前記副ビット線を接地電圧に接続するか否かを切り換える第2のスイッチ部と、
    前記副ビット線の電圧に基づき、前記主ビット線を所定の電源に接続するか否かを切り換える第3のスイッチ部と、
    前記ワード線の中の対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じた影響を前記副ビット線の電圧に与える複数のメモリセルとを含む、半導体記憶装置。
  2. 読み出し前に前記第1および第2のスイッチ部の一方が導通することにより、前記副ビット線の電圧は第1のレベルとなり、
    前記メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、前記第1のレベルとは異なる第2のレベルの電圧を有する節点と前記副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線が選択された後の前記副ビット線の電圧は、前記ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、前記第3のスイッチ部が導通するレベルになる場合と、前記第3のスイッチ部が導通しないレベルになる場合とがあることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルは、ソース電極が電源電圧または接地電圧に、ゲート電極が対応するワード線に接続され、ドレイン電極と前記副ビット線との接続状態が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタを含む、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルは、ソース電極が電源電圧または接地電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が対応するワード線に接続され、閾値電圧が記憶しているデータに応じて異なるMOSトランジスタを含む、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記MOSトランジスタの閾値電圧は、記憶しているデータが所定値である場合には、ゲート電極に接続されたワード線が選択されたときでも、ソース電極とドレイン電極とが導通しないほど大きいことを特徴とする、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記主ビット線制御回路は、
    前記コラムデコーダで選択された主ビット線上の信号を増幅するセンスアンプと、
    前記コラムデコーダで選択された主ビット線を充電するプリチャージ回路と、
    前記コラムデコーダで選択された主ビット線に対して、リーク電流相当分の電荷を補充するリーク電流補充回路とを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記所定の電源は、電源電圧を供給し、
    前記第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記主ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第3のスイッチ部は、ソース電極が前記所定の電源に、ドレイン電極が前記主ビット線に、ゲート電極が前記副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と前記副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、
    前記ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、前記主ビット線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御されることを特徴とする、請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の前記副ビット線の電圧は、前記ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に低い場合と、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に高い場合とがあることを特徴とする、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個の前記メモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の前記副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きいことを特徴とする、請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 同じ行に配置された前記サブアレイに接続されるロウブロック選択線をさらに備え、
    前記ロウデコーダは、前記ロウブロック選択線の中から使用するロウブロック選択線を選択することを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記所定の電源は、電源電圧を供給し、
    前記第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記ロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第3のスイッチ部は、ソース電極が前記所定の電源に、ドレイン電極が前記主ビット線に、ゲート電極が前記副ビット線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と前記副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあることを特徴とする、請求項12に記載の半導体記憶装置。
  14. 前記主ビット線の電圧は、当初はローレベルに制御され、
    前記ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、読み出し前に選択状態に対応したレベルに制御され、
    前記ロウブロック選択線の電圧は、当初はローレベルに、前記ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後にハイレベルに制御されることを特徴とする、請求項13に記載の半導体記憶装置。
  15. 前記ロウブロック選択線の電圧がハイレベルに制御された後の前記副ビット線の電圧は、前記ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に低い場合と、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に高い場合とがあることを特徴とする、請求項14に記載の半導体記憶装置。
  16. 前記所定の電源は、接地電圧を供給し、
    前記第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記ロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記ロウブロック選択線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第3のスイッチ部は、ソース電極が前記所定の電源に、ドレイン電極が前記主ビット線に、ゲート電極が前記副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と前記副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあることを特徴とする、請求項12に記載の半導体記憶装置。
  17. 前記主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに制御され、
    前記ロウブロック選択線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、
    前記ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、前記ロウブロック選択線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御されることを特徴とする、請求項16に記載の半導体記憶装置。
  18. 前記ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の前記副ビット線の電圧は、前記ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に高い場合と、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に低い場合とがあることを特徴とする、請求項17に記載の半導体記憶装置。
  19. 前記第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個の前記メモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の前記副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きいことを特徴とする、請求項18に記載の半導体記憶装置。
  20. 前記所定の電源は、接地電圧を供給し、
    前記第1のスイッチ部は、ソース電極が電源電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記ロウブロック選択線に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第2のスイッチ部は、ソース電極が接地電圧に、ドレイン電極が前記副ビット線に、ゲート電極が前記主ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記第3のスイッチ部は、ソース電極が前記所定の電源に、ドレイン電極が前記主ビット線に、ゲート電極が前記副ビット線に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを含み、
    前記メモリセルは、対応するワード線が選択されたときに、記憶しているデータに応じて、ローレベルの電圧を有する節点と前記副ビット線とを接続する場合と、接続しない場合とがあることを特徴とする、請求項12に記載の半導体記憶装置。
  21. 前記主ビット線の電圧は、当初はハイレベルに、読み出し前にローレベルに制御され、
    前記ロウブロック選択線の電圧は、当初はハイレベルに、前記主ビット線の電圧がローレベルに制御された後にローレベルに制御され、
    前記ワード線の電圧は、当初は非選択状態に対応したレベルに、前記ロウブロック選択線の電圧がローレベルに制御された後に選択状態に対応したレベルに制御され、
    前記ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後、前記主ビット線にはハイレベルの電圧が印加され、その後の前記主ビット線の電圧は、前記第3のスイッチ部が導通しているか否かに応じて、ローレベルになる場合と、ハイレベルになる場合とがあることを特徴とする、請求項20に記載の半導体記憶装置。
  22. 前記ワード線の電圧が選択状態に対応したレベルに制御された後の前記副ビット線の電圧は、前記ワード線に接続されたメモリセルが記憶している値に応じて、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超える程度に高い場合と、前記第3のスイッチ部の閾値電圧を超えない程度に低い場合とがあることを特徴とする、請求項21に記載の半導体記憶装置。
  23. 前記第1のスイッチ部の電流駆動能力は、1個の前記メモリセルの電流駆動能力よりも小さく、1本の前記副ビット線に接続されたすべてのメモリセルにおけるカットオフ時リーク電流の総量よりも大きいことを特徴とする、請求項22に記載の半導体記憶装置。
  24. 前記第1のスイッチ部と電源電圧との間に、前記副ビット線に流れる電流の量を制限する電流制限回路をさらに備えた、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  25. 前記電流制限回路は、ゲート電極に固定の電圧が与えられ、直列に接続された1以上のMOSトランジスタを含むことを特徴とする、請求項24に記載の半導体記憶装置。
  26. 前記電流制限回路は、抵抗素子を含むことを特徴とする、請求項24に記載の半導体記憶装置。
  27. 前記電流制限回路は、1個の前記サブアレイごとに設けられていることを特徴とする、請求項24に記載の半導体記憶装置。
  28. 前記電流制限回路は、複数の前記サブアレイごとに設けられていることを特徴とする、請求項24に記載の半導体記憶装置。
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