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JP2005075190A - 車両用表示装置 - Google Patents

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JP2005075190A
JP2005075190A JP2003309331A JP2003309331A JP2005075190A JP 2005075190 A JP2005075190 A JP 2005075190A JP 2003309331 A JP2003309331 A JP 2003309331A JP 2003309331 A JP2003309331 A JP 2003309331A JP 2005075190 A JP2005075190 A JP 2005075190A
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Hiroshi Watanabe
博司 渡辺
Masao Sakata
雅男 坂田
Goji Suda
剛司 寸田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 目標物が接近するかどうかを運転者が容易に把握することができる車両用表示装置を提供すること。
【解決手段】 車両用表示装置1に、ヘッドアップディスプレイ14と、目標物画像を取得する先行車画像取得装置11と、自車両100から目標物までの車間距離を測定する車間距離センサ10と、当該測定された車間距離と相対速度に基づいて、目標物が自車両100に接近するかどうかを判定する接近判定部12と、目標物が自車両100に接近すると判定された場合には、当該取得された目標物画像に基づいて、運転者により視認される目標物の実像が拡大されて描かれた拡大画像15を生成し、当該生成された拡大画像15を、当該実像に重畳させて、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内でヘッドアップディスプレイ14に表示させる表示制御部13と、を備えさせた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来より、車両に搭載される車両用表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。
当該技術では、車両の運転者が認識すべき目標物(先行車両や歩行者等)が描かれた目標物画像を、ヘッドアップディスプレイ上の当該目標物に重畳する位置に、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。これにより、車両の運転者は、目標物画像を煩わしく感じることなく、目標物を発見することができる。
特開2002−137653号公報
しかし、当該目標物画像は、目標物の具体的な動作を示すものではなかったので、運転者は、当該目標物がどういった動作をしているのか(特に、目標物が自車両に接近するかどうか)を把握しにくい場合があった。
そこで、従来より、特に車間距離制御や車両後方監視の技術分野において、運転者が当該目標物を発見することができるだけでなく、当該目標物が自車両に接近するかどうかを容易に把握することができる技術が要求されている。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、目標物が接近するかどうかを運転者が容易に把握することができる車両用表示装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、自車両に搭載される車両用表示装置において、表示手段と、目標物が描かれた目標物画像を取得する画像取得手段と、自車両から目標物までの車間距離を測定する車間距離測定手段と、車間距離測定手段により測定された車間距離に基づいて、目標物が自車両に接近するかどうかを判定する接近判定手段と、接近判定手段により目標物が自車両に接近すると判定された場合には、画像取得手段により取得された目標物画像に基づいて、自車両の乗員により視認される目標物の基準像が拡大されて描かれた拡大画像を生成し、当該生成された拡大画像を、基準像に重畳させて、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを主な特徴とする。
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に、以下の効果を得ることができる。即ち、目標物が自車両に接近する場合には、運転者は、目標物の基準像と、当該基準像が拡大されて描かれた拡大画像を視認することができるので、目標物が接近することを直感的に把握(イメージ)することができる。したがって、運転者は、目標物が自車両に接近するかどうかを容易に把握することができる。また、実際の目標物の接近を強調して提示されるので、目標物の接近度合いを見落としたり、過小評価する恐れが減る。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態(請求項1、3、6に対応)を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図3に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車両用表示装置1の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図1は車両用表示装置1の構成を示すブロック図であり、図2は、フロントガラス101上に表示される拡大画像15の内容を示す説明図である。また、図3は、ヘッドアップディスプレイ14の構成を示した側面図である。
図2に示すように、車両用表示装置1は、車両(以下、「自車両」と称する)100に搭載される。そして、先行車両(目標物)200が自車両100に接近する場合、自車両100のフロントガラス101上に、先行車両200の実像が拡大されて描かれた拡大画像15を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。
図1に示すように、車両用表示装置1は、車間距離センサ(車間距離測定手段)10と、先行車画像取得装置(画像取得手段)11と、接近判定部(接近判定手段)12と、表示制御部(表示制御手段)13と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)(表示手段)14を備える。
車間距離センサ10は、例えばレーザレーダ等であり、自車両100から先行車両200までの車間距離を測定する。また、当該車間距離を時間微分して先行車両200の自車両100に対する相対速度を測定する。そして、当該測定された車間距離に関する車間距離信号と、当該測定された相対速度に関する相対速度信号とを生成して接近判定部12に出力する。
先行車画像取得装置11は、自車両100の前方を撮影して、自車両100前方の様子が描かれた検出画像を取得し、さらに、画像処理を行って、当該検出画像に関する検出画像データを生成する。ここで、検出画像データは、検出画像を構成する画像点の3次元座標等を含む。そして、当該検出画像データに関する検出画像データ信号を生成して、表示制御部13に出力する。
接近判定部12は、車間距離センサ10から与えられた相対速度信号及び車間距離信号を表示制御部13に出力する。また、車間距離センサ10から与えられた車間距離信号に基づいて、車間距離と第1の基準距離(当該第1の基準距離は予め定められる)とを比較する。この結果、車間距離が第1の基準距離以下、かつ相対速度が所定以上となった場合には、先行車両200が自車両100に接近すると判断する。また、この場合、接近判定部12は、車間距離と第2の基準距離(当該第2の基準距離は、第1の基準距離よりも短い距離であり、予め定められる)とを比較する。この結果、車間距離が第2の基準距離以下、かつ相対速度が所定以上となった場合には、先行車両200が自車両100に非常に接近しており、危険度が高いと判断する。
これらの結果、先行車両200が自車両100に接近すると判断した場合には、第1の接近信号を生成して表示制御部13に出力し、非常に接近すると判断した場合には、第2の接近信号を生成して表示制御部13に出力する。
表示制御部13は、接近判定部12から第1の接近信号を与えられた場合には、以下の処理を行う。即ち、先行車画像取得装置11から与えられた検出画像データ信号から、先行車両200が描かれた車両画像を抽出する。さらに、当該車両画像の3次元座標を、運転者視点基準の3次元座標に座標変換する。なお、座標変換後の車両画像は、運転者の視界に映る先行車両200の実像に一致する。
さらに、当該座標変換後の3次元座標を、フロントガラス101上の表示位置座標に投影変換する。言い換えれば、拡大画像15の表示位置を決定する。ここで、表示位置座標に対応する位置、即ち表示位置は、運転者が認識する先行車両200の位置から運転者視点までを結ぶ直線と、フロントガラス101との交点となる。
さらに、接近判定部12から与えられた車間距離信号及び相対速度信号に基づいて、投影変換後の車両画像を拡大する倍率を決定する。具体的には、相対速度が大きいほど、また、車間距離が短いほど、倍率を大きくする。
さらに、当該投影変換後の車両画像を当該倍率で拡大して拡大画像15を生成する。ここで、当該拡大画像15は、運転者の視界に映る先行車両200の実像を拡大したものとなる。
そして、図2に示すように、当該拡大画像15をフロントガラス101上の表示位置に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内でヘッドアップディスプレイ14に表示させる。具体的には、拡大画像15を所定時間毎に表示時間表示させる。ここで、所定時間は、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となる。また、表示時間は意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となり、例えば、15〜200〔msec〕程度となる。
また、拡大画像15を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させている間に、車間距離信号または相対速度信号の内容が変わった場合、即ち、車間距離または相対速度が変わった場合には、表示制御部13は、上述した方法により拡大画像15の倍率を再度決定する。さらに、当該決定された倍率に基づいて、拡大画像15を再度生成し、当該生成された拡大画像15を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させる。
したがって、運転者の目には、先行車両200の実像と拡大画像15とが重畳されて映る。言い換えれば、ヘッドアップディスプレイ14は、拡大画像15を運転者の視界に映る先行車両200の実像に重畳させて表示する。ここで、拡大画像15は、車両画像を拡大したものであるので、拡大画像15は、運転者の視界に映る先行車両200の実像よりも大きい。
また、先行車両200が自車両100に近づいてくる場合(即ち、車間距離が徐々に短くなる場合)には、時間の経過に応じて拡大画像15が大きくなる。
ヘッドアップディスプレイ14は、図3に示すように、インストルメントパネル102内に設けられたプロジェクタ141と、プロジェクタ141の前方に設けられた反射体142を備える。
プロジェクタ141は、表示制御部13による制御により、拡大画像15を、反射体142による反射を介してフロントガラス101上の表示位置(表示制御部13により決定された表示位置)に投影する。
これにより、ヘッドアップディスプレイ14は、拡大画像15をフロントガラス101上の表示位置に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。なお、プロジェクタ141が拡大画像15をフロントガラス101上に直接投影する場合、反射体142は不要である。また、反射率向上や、2重像低減のため、フロントガラス101上にコンバイナを設けたり、フロントガラス101を楔形にしてもよい。また、ヘッドアップディスプレイ14は、ヘッドマウントディスプレイや、フロントガラス101上に設けられる透明なディスプレイであっても良い。後述する第2、及び第4の実施の形態でも同様である。
次に、車両用表示装置1による処理の手順を図4に示すフローチャートに沿って説明する。
図4に示すステップS10にて、車間距離センサ10は、自車両100から先行車両200までの車間距離を測定する。また、当該車間距離を時間微分して先行車両200の自車両100に対する相対速度を測定する。次いで、当該測定された車間距離に関する車間距離信号と、当該測定された相対速度に関する相対速度信号とを生成して接近判定部12に出力する。
一方、先行車画像取得装置11は、自車両100の前方を撮影して、自車両100前方の様子が描かれた検出画像を取得し、さらに、画像処理を行って、当該検出画像に関する検出画像データを生成する。次いで、当該検出画像データに関する検出画像データ信号を生成して、表示制御部13に出力する。
次いで、ステップS11にて、接近判定部12は、車間距離センサ10から与えられた相対速度信号及び車間距離信号を表示制御部13に出力する。また、当該車間距離信号に基づいて、車間距離と第1の基準距離とを比較する。この結果、車間距離が第1の基準距離以下、かつ所定の相対速度以上で接近している場合には、先行車両200が自車両100に接近すると判断し、車間距離が第1の基準距離より長い場合(ステップS11にてNO)には、ステップS10に戻る。
また、接近判定部12は、車間距離が第1の基準距離以下となった場合には、当該車間距離と第2の基準距離とを比較する。この結果、車間距離が第2の基準距離以下、かつ所定の相対速度以上で接近している場合には、先行車両200が自車両100に非常に接近すると判断する。
これらの結果、先行車両200が自車両100に接近すると判断した場合には、第1の接近信号を生成して表示制御部13に出力し、非常に接近すると判断した場合には、第2の接近信号を生成して表示制御部13に出力する。
次いで、ステップS12にて、表示制御部13は、接近判定部12からいずれの接近信号を与えられたかどうかを判断する。この結果、接近判定部12から第1の接近信号を与えられた場合には、ステップS13に進み、第2の接近信号を与えられた場合には、ステップS15に進む。
ステップS13にて、表示制御部13は、先行車画像取得装置11から与えられた検出画像データ信号から、先行車両200が描かれた車両画像を抽出する。
次いで、ステップS14にて、表示制御部13は、当該抽出された車両画像と、接近判定部12から与えられた車間距離信号及び相対速度信号と、に基づいて、上述した処理により拡大画像15の倍率を決定する。さらに、拡大画像15を生成し、拡大画像15の表示位置を決定する。
次いで、表示制御部13は、図2に示すように、当該拡大画像15をフロントガラス101上の表示位置に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内でヘッドアップディスプレイ14に表示させる。その後、ステップS10に戻る。ここで、拡大画像15を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示している間に、車間距離または相対速度が変わった場合には、上述した方法により拡大画像15の倍率を再度決定する。具体的には、上述したように、相対速度が大きいほど、また、車間距離が短いほど、倍率を大きくする。さらに、当該決定された倍率に基づいて、拡大画像15を再度生成し、当該生成された拡大画像15を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させる。
一方、ステップS12の処理において、表示制御部13が第2の接近信号を与えられた場合には、危険度が高いため、ステップS15にて、表示制御部13は、直ちに減速すべき旨の情報が描かれた警報画像を生成し、ヘッドアップディスプレイ14に常時表示させる。
以上により、本第1の実施の形態では、図2に示すように、車両用表示装置1は、先行車両200が自車両100に接近すると判定した場合には、運転者の視界に映る先行車両200の実像が拡大されて描かれた拡大画像15を生成する。そして、当該生成された拡大画像15を当該実像に重畳して、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する(図4に示すステップS14参照)。
したがって、先行車両200が自車両100に接近する場合には、運転者は、先行車両200の実像が拡大されて描かれた拡大画像15を視認することができるので、先行車両200が接近することを直感的に把握(イメージ)することができる。よって、運転者は、先行車両200が自車両100に接近するかどうかを容易に把握することができる。
また、当該拡大画像15は、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示されるので、拡大画像15により運転者の視界が妨げられることがなく、また、運転者は、当該拡大画像15を煩わしく感じない。
また、拡大画像15は、先行車両200の実像に重畳されて表示されるので、運転者は、先行車両200が自車両100に接近することをより直感的に把握することができる。
また、ヘッドアップディスプレイ14は、ヘッドマウントディスプレイまたはフロントガラス101上に設けられる透明なディスプレイであってもよいので、これらの表示装置に車両用表示装置1を適用することができる。
また、車両用表示装置1は、拡大画像15を複数回表示し、拡大画像の大きさを、車間距離が短くなるほど大きくする(図4に示すステップS14参照)。これにより、運転者は、先行車両200が自車両100に接近することをより直感的に把握することができる。また、拡大画像15は、先行車両200の相対速度が大きくなるほど大きくなるので、運転者は、先行車両200がどの程度の速度で自車両100に接近するのかを直感的に把握することができる。
また、車両用表示装置1は、先行車両200が自車両100に非常に接近した場合には、直ちに減速すべき旨の情報が描かれた警報画像を常時表示するので(図4に示すステップS15参照)、運転者は、直ちに減速すべきであることを迅速且つ確実に把握することができる。一方、先行車両200が自車両100に接近するが、直ちに減速する必要はない場合には、車両用表示装置1は、上述したように、拡大画像15を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示するので、上述した効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態(請求項1〜3、6に対応)を図面に基づいて説明する。
まず、図2、図5に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車両用表示装置2の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図5は車両用表示装置2の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、車両用表示装置2は、自車両100に搭載される。そして、先行車両(目標物)200が自車両100に接近する場合、自車両100のフロントガラス101上に、先行車両200の実像が拡大されて描かれた拡大画像15を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。
図5に示すように、車両用表示装置2は、画像処理部(車間距離測定手段)20と、先行車画像取得装置(画像取得手段)21と、接近判定部(接近判定手段)22と、表示制御部(表示制御手段)23と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)(表示手段)24を備える。
先行車画像取得装置21は、自車両100の前方を撮影して、自車両100前方の様子が描かれた検出画像を取得し、さらに、画像処理を行って、当該検出画像に関する検出画像データを生成する。ここで、検出画像データは、検出画像を構成する画像点の3次元座標等を含む。そして、当該検出画像データに関する検出画像データ信号を生成して、画像処理部20及び表示制御部13に出力する。
画像処理部20は、先行車画像取得装置21から与えられた検出画像データ信号から、先行車両200が描かれた車両画像を抽出する。そして、当該抽出された車両画像に基づいて、自車両100から先行車両200までの車間距離を測定する。また、当該車間距離を時間微分して先行車両200の自車両100に対する相対速度を測定する。そして、当該抽出された車両画像に関する車両画像データ信号を生成して表示制御部23に出力する。また、当該測定された車間距離に関する車間距離信号と、当該測定された相対速度に関する相対速度信号とを生成して接近判定部22に出力する。
ここで、先行車画像取得装置21には、例えば、2つのカメラでそれぞれ自車両100前方を撮影する装置が適用される。また、画像処理部20には、これらのカメラから得られた視差画像に基づいて、自車両100から先行車両200までの距離を推定(測定)する装置が適用される。
接近判定部22、表示制御部23、及びヘッドアップディスプレイ24は、それぞれ第1の実施の形態に係る接近判定部12、表示制御部13、及びヘッドアップディスプレイ14と同様のものである。なお、表示制御部23は、上述した拡大画像15を生成するに際しては、画像処理部20から与えられた車両画像データ信号に基づいて、拡大画像15を生成する。なお、第1の実施の形態と同様に、先行車画像取得装置21から与えられた検出画像データ信号から当該車両画像を抽出し、当該抽出された車両画像に基づいて拡大画像15を生成しても良い。
次に、車両用表示装置2による処理の手順を図6に示すフローチャートに沿って説明する。
図6に示すステップS20にて、先行車画像取得装置21は、自車両100の前方を撮影して、自車両100前方の様子が描かれた検出画像を取得し、さらに、画像処理を行って、当該検出画像に関する検出画像データを生成する。次いで、当該検出画像データに関する検出画像データ信号を生成して、画像処理部20及び表示制御部13に出力する。
次いで、画像処理部20は、先行車画像取得装置21から与えられた検出画像データ信号から、先行車両200が描かれた車両画像を抽出する。
次いで、ステップS21にて、画像処理部20は、当該抽出された車両画像に基づいて、車間距離及び相対速度を測定する。次いで、当該抽出された車両画像に関する車両画像データ信号を生成して表示制御部23に出力する。また、当該測定された車間距離に関する車間距離信号と、当該測定された相対速度に関する相対速度信号とを生成して接近判定部22に出力する。
次いで、車両用表示装置2は、ステップS22〜ステップS23にて、図4に示すステップS11〜ステップS12と同様の処理を行う。
次いで、ステップS24にて、表示制御部23は、画像処理部20から与えられた車両画像データ信号と、接近判定部22から与えられた車間距離信号及び相対速度信号と、に基づいて、上述した処理により拡大画像15の倍率を決定する。さらに、拡大画像15を生成し、拡大画像15の表示位置を決定する。
次いで、表示制御部23は、図2に示すように、当該拡大画像15をフロントガラス101上の表示位置に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内でヘッドアップディスプレイ24に表示させる。その後、ステップS20に戻る。ここで、具体的な処理は、図4に示すステップS14の処理と同様である。なお、図6に示すステップS25では、図4に示すステップS15と同様の処理が行われる。
以上により、本第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるほか、以下の効果を得ることができる。即ち、車両用表示装置2は、画像処理により車間距離を測定したので、車両用表示装置2に車間距離センサ10を備えさせる必要がない。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態(請求項1、4、6に対応)を図面に基づいて説明する。
まず、図7〜図8に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車両用表示装置3の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図7は車両用表示装置3の構成を示すブロック図であり、図8は、表示画面341に表示される車両画像201及び拡大画像35の内容を示す説明図である。なお、図8の右半分は、自車両100の右前側方を撮影することで得られる画像等を示し、左半分は自車両100の左前側方を撮影することで得られる画像等を示す。
車両用表示装置3は、図2に示す自車両100に搭載される。そして、図8に示すように、ディスプレイ34の表示画面341に、前側方車両(目標物、周辺車両)が描かれた車両画像201を表示すると共に、車両画像201が拡大されて描かれた拡大画像35を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。ここで、前側方車両は、自車両100の前側方に存在する車両である。
図7に示すように、車両用表示装置3は、側方車間距離センサ(車間距離測定手段)30と、側方画像取得装置(画像取得手段)31と、接近判定部(接近判定手段)32と、表示制御部(表示制御手段)33と、ディスプレイ(表示手段)34を備える。
側方車間距離センサ30は、例えばレーザレーダ等であり、自車両100から前側方車両までの車間距離を測定する。また、当該車間距離を時間微分して前側方車両の自車両100に対する相対速度を測定する。そして、当該測定された車間距離に関する車間距離信号と、当該測定された相対速度に関する相対速度信号とを生成して接近判定部32に出力する。
側方画像取得装置31は、自車両100の左右前側方を撮影して、自車両100前側方の様子が描かれた検出画像を取得し、さらに、画像処理を行って、当該検出画像に関する検出画像データを生成する。ここで、検出画像データは、検出画像を構成する画像点の3次元座標等を含む。そして、当該検出画像データに関する検出画像データ信号を生成して、表示制御部33に出力する。
接近判定部32は、側方車間距離センサ30から与えられた相対速度信号及び車間距離信号を表示制御部33に出力する。また、側方車間距離センサ30から与えられた車間距離信号に基づいて、車間距離と第1の基準距離(当該第1の基準距離は予め定められる)とを比較する。この結果、車間距離が第1の基準距離以下となった場合には、前側方車両が自車両100に接近すると判断する。また、この場合、接近判定部32は、車間距離と第2の基準距離(当該第2の基準距離は、第1の基準距離よりも短い距離であり、予め定められる)とを比較する。この結果、車間距離が第2の基準距離以下となった場合には、前側方車両が自車両100に非常に接近すると判断する。
これらの結果、前側方車両が自車両100に接近すると判断した場合には、第1の接近信号を生成して表示制御部33に出力し、非常に接近すると判断した場合には、第2の接近信号を生成して表示制御部33に出力する。
表示制御部33は、接近判定部32から第1の接近信号を与えられた場合には、以下の処理を行う。即ち、側方画像取得装置31から与えられた検出画像データ信号から、前側方車両が描かれた車両画像201を抽出する。
また、接近判定部32から与えられた車間距離信号及び相対速度信号に基づいて、投影変換後の車両画像201を拡大する倍率を決定する。具体的には、相対速度が大きいほど、また、車間距離が短いほど、倍率を大きくする。そして、車両画像201を当該決定された倍率で拡大して拡大画像15を生成する。
そして、車両画像201及び拡大画像15の3次元座標を、運転者視点基準の3次元座標に座標変換し、さらに、当該座標変換後の3次元座標を、ディスプレイ34の表示画面341上での表示位置座標に投影変換する。
そして、当該投影変換後の車両画像201及び拡大画像35を、ディスプレイ34に以下のように表示させる。即ち、図8に示すように、当該投影変換後の車両画像201を、表示画面341上の当該車両画像201の表示位置(車両画像201の表示位置座標に対応する位置)に表示させる。さらに、拡大画像35を、表示画面341上の当該拡大画像35の表示位置(拡大画像35の表示位置座標に対応する位置)に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させる。具体的には、拡大画像35を車両画像201に重畳させて所定時間毎に表示時間表示させる。ここで、所定時間は、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となる。また、表示時間は意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となり、例えば、15〜100〔msec〕程度となる。
また、拡大画像35を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させている間に、車間距離信号または相対速度信号の内容が変わった場合、即ち、車間距離または相対速度が変わった場合には、表示制御部33は、上述した方法により、車両画像201を表示する一方で、拡大画像35の倍率を再度決定する。そして、当該決定された倍率に基づいて、拡大画像35を再度生成し、当該生成された拡大画像35を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示させる。
したがって、前側方車両が自車両100に近づいてくる場合(即ち、車間距離が徐々に短くなる場合)には、時間の経過に応じて拡大画像35が大きくなる。
なお、図8に示すように、表示画面341は、側方画像取得装置31から与えられた検出画像データ信号から、道路が描かれた道路画像210を抽出して、車両画像201を表示させる方法と同様の方法により、表示画面341に表示させても良い。この場合、同図に示すように、拡大画像35の表示位置を、当初の表示位置から、当該道路画像210に沿う方向で、且つ、自車両100に近づく方向にずらしても良い。この場合、前側方車両が自車両100に近づいている様子がより明確に表示されるので、運転者は、前側方車両が自車両100に近づいていることをより直感的に把握することができる。
ディスプレイ34は、図8に示すように、インストルメントパネル102内に設けられた表示画面341を備え、表示制御部33による制御により、車両画像201及び道路画像210等を表示画面341に表示する。また、拡大画像35を車両画像201に重畳させて意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。
なお、車両用表示装置3による処理の手順は、車両用表示装置1による処理の手順(図4参照)と同様であるので、当該処理の手順についての説明は省略する。なお、車両用表示装置3による処理は、車両画像201を表示する点が、車両用表示装置1による処理と主に異なる。
以上により、本第3の実施の形態では、車両用表示装置1は、前側方車両が自車両100に接近すると判断した場合には、図8に示すように、前側方車両が描かれた車両画像201を表示すると共に、当該車両画像201が拡大されて描かれた拡大画像35を、車両画像201に重畳して、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。
これにより、前側方車両が自車両100に接近する場合には、運転者は、車両画像201が拡大されて描かれた拡大画像35を視認することができるので、前側方車両が接近することを直感的に把握(イメージ)することができる。したがって、運転者は、前側方車両が接近するかどうかを容易にかつ、迅速に把握することができる。
また、当該拡大画像35は、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示されるので、拡大画像35により車両画像201の表示が妨げられることがない。したがって、運転者は、当該拡大画像35を煩わしく感じない。これにより、例えば、運転者が車両画像201に基づいて自車両100から前側方車両までのおおよその距離を把握しようとする場合であっても、当該把握作業が拡大画像35により妨げられることがない。
特に、自車両100が視界の悪い交差点の手前で停止している場合であっても、運転者は、前側方車両が当該交差点から自車両100に接近するかどうかを容易に把握することができる。
また、拡大画像35は、車両画像201に重畳されて表示されるので、前側方車両が自車両100に接近することが明確に表示される。したがって、運転者は、前側方車両が自車両100に接近することをより直感的に把握することができる。
次に、車両用表示装置3の変形例を図9に基づいて説明する。図9は、表示画面341に表示される車両画像202及び拡大画像36の内容を示す説明図である。なお、図9の右半分は、自車両100の右後側方を撮影することで得られる画像を示し、左半分は自車両100の左後側方を撮影することで得られる画像を示す。
本変形例に係る車両用表示装置3では、各構成要素は、前側方車両ではなく、自車両100の後側方に存在する後側方車両について、上述した処理と同様の処理を行う。これにより、図9に示すように、ディスプレイ34の表示画面341に、後側方車両(目標物、周辺車両)が描かれた車両画像202を表示すると共に、車両画像202が拡大されて描かれた拡大画像36を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。ここで、後側方車両は、自車両100の後側方に存在する車両である。本変形例では、後側方車両に関して、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本第3の実施の形態では、表示画面341に左右両側方の画像を表示したが、一方の側方のみの画像を表示しても良い。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態(請求項1、3、5に対応)を図面に基づいて説明する。まず、図10〜図11に基づいて、本発明の一実施の形態に係る車両用表示装置4の構成及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図10は車両用表示装置4の構成を示すブロック図であり、図11は、夜間走行中にフロントガラス101上に表示されるエッジ画像46を示す説明図である。
図11に示すように、車両用表示装置4は、自車両100に搭載される。そして、自車両100のフロントガラス101上に、先行車両(目標物)200のエッジ部分が強調して描かれたエッジ画像46を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。
図1に示すように、車両用表示装置4は、車間距離センサ(車間距離測定手段)40と、先行車画像取得装置(画像取得手段)41と、接近判定部(接近判定手段)42と、表示制御部(表示制御手段)43と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)(表示手段)44と、照度センサ(照度検出手段)45を備える。
車間距離センサ40、先行車画像取得装置41、接近判定部42、及びヘッドアップディスプレイ44は、第1の実施の形態に係る車間距離センサ10、先行車画像取得装置11、接近判定部12、及びヘッドアップディスプレイ14と同様のものである。
照度センサ45は、自車両100周辺の照度(明るさ)を検出し、当該検出された照度と基準照度(当該基準照度は、予め定められ、照度センサ45に記憶される)とを比較する。この結果、検出された照度が基準照度以下である場合(例えば、自車両100が夜間走行をしている場合)には、照度低下信号を生成して表示制御部43に出力する。
表示制御部43は、表示制御部13による処理と同様の処理を行うほか、以下の処理を行う。即ち、接近判定部12から第1の接近信号を与えられ、且つ、照度センサ45から照度低下信号を与えられた場合には、先行車画像取得装置11から与えられた検出画像データ信号から、先行車両200が描かれた車両画像を抽出する。さらに、当該抽出された車両画像のエッジ部分が強調して描かれたエッジ画像46を生成する。ここで、「強調して」とは、例えば、エッジ画像46の照度(輝度)を自車両100のヘッドライトの照度よりも大きくすることを意味する。
そして、当該エッジ画像の3次元座標を、運転者視点基準の3次元座標に座標変換する。さらに、当該座標変換後の3次元座標を、フロントガラス101上の表示位置座標に投影変換する。ここで、表示位置座標に対応する位置、即ち表示位置は、運転者が認識する先行車両200の位置から運転者視点までを結ぶ直線と、フロントガラス101との交点となる。
そして、図11に示すように、当該エッジ画像46をフロントガラス101上の表示位置に意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内でヘッドアップディスプレイ44に表示させる。具体的には、エッジ画像46を所定時間毎に表示時間表示させる。ここで、所定時間は、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となる。また、表示時間は意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内の時間となり、例えば、15〜200〔msec〕程度となる。
したがって、運転者の目には、先行車両200の実像とエッジ画像46とが重畳されて映る。言い換えれば、ヘッドアップディスプレイ44は、エッジ画像46を運転者の視界に映る先行車両200の実像に重畳させて表示する。
車両用表示装置4による処理の手順は、車両用表示装置1による処理の手順(図4参照)とほぼ同様なので、当該手順の説明は省略する。なお、車両用表示装置4による処理は、照度センサ45から照度低下信号が出力された場合にエッジ画像46をフロントガラス101上に表示する点が車両用表示装置1による処理と主に異なる。
以上により、本第4の実施の形態では、図11に示すように、車両用表示装置4は、自車両100のフロントガラス101上に、先行車両200のエッジ部分が強調して描かれたエッジ画像46を、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示する。これにより、運転者は、先行車両200が見えにくい場合であっても、先行車両200が存在すること、及び先行車両200が自車両100に接近することを直感的に把握することができる。
なお、第1の実施の形態と同様に、先行車両200が自車両100に接近する場合、エッジ画像46を拡大して表示し、且つ、当該エッジ画像46を、時間の経過に応じて大きくしても良い。この場合、運転者は、先行車両200が自車両100に接近することをより直感的に把握することができる。
また、本第4の実施の形態に対応する技術を上述した第3の実施の形態に適用することができるのは勿論である。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態においては、車両用表示装置1〜4は、拡大画像15、35、36またはエッジ画像46の表示に対応する操作(例えば、自車両100の減速)を運転者が行うまで、拡大画像15、35、36またはエッジ画像46を意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で表示し続けても良い。この場合であっても、運転者は、当該拡大画像15、35、36またはエッジ画像46を煩わしく感じない。また、運転者は、先行車両200等が自車両100に接近することをより確実に把握することができる。また、運転者に対して、当該操作をするよう確実に促すことができる。
なお、第1〜第4の実施の形態では、運転者に対して拡大画像15等を表示するようにしたが、他の乗員に対して表示しても良い。
本発明の一実施の形態に係る車両用表示装置の構成を示したブロック図である。 拡大画像の一例を示した説明図である。 ヘッドアップディスプレイを示した側面図である。 車両用表示装置による処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る車両用表示装置の構成を示したブロック図である。 車両用表示装置による処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る車両用表示装置の構成を示したブロック図である。 拡大画像の一例を示した説明図である。 拡大画像の一例を示した説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る車両用表示装置の構成を示したブロック図である。 エッジ画像の一例を示した説明図である。
符号の説明
1〜4…車両用表示装置
10、40…車間距離センサ(車間距離測定手段)
20…画像処理部(車間距離測定手段)
30…側方車間距離センサ(車間距離測定手段)
11、21、41…先行車画像取得装置(画像取得手段)
31…側方画像取得装置(画像取得手段)
12、22、32、42…接近判定部(接近判定手段)
13、23、33、43…表示制御部(表示制御手段)
14、24、44…ヘッドアップディスプレイ(表示手段)
34…ディスプレイ(表示手段)
15、35、36…拡大画像
45…照度センサ(照度検出手段)
46…エッジ画像
100…自車両
101…フロントガラス
102…インストルメントパネル
200…先行車両(目標物)
201、202…車両画像(基準像)

Claims (6)

  1. 自車両に搭載される車両用表示装置において、
    表示手段と、
    目標物が描かれた目標物画像を取得する画像取得手段と、
    自車両から前記目標物までの車間距離を測定する車間距離測定手段と、
    前記車間距離測定手段により測定された車間距離に基づいて、前記目標物が自車両に接近するかどうかを判定する接近判定手段と、
    前記接近判定手段により前記目標物が自車両に接近すると判定された場合には、前記画像取得手段により取得された目標物画像に基づいて、自車両の乗員により視認される前記目標物の基準像が拡大されて描かれた拡大画像を生成し、当該生成された拡大画像を、前記基準像に重畳させて、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用表示装置において、
    前記車間距離測定手段は、前記取得された目標物画像に基づいて、前記車間距離を測定することを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用表示装置において、
    前記目標物は先行車両であり、
    前記基準像は、自車両の乗員の視界に映る前記目標物の実像であり、
    前記表示手段は、前記乗員の前方に前記拡大画像を表示するヘッドアップディスプレイまたはヘッドマウントディスプレイであることを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1または2記載の車両用表示装置において、
    前記目標物は、自車両の前側方または後側方に存在する周辺車両であり、
    前記表示制御手段は、前記画像取得手段により取得された目標物画像を前記基準像として前記表示手段に表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用表示装置において、
    自車両周辺の照度を検出する照度検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記接近判定手段により前記目標物が自車両に接近すると判定され、且つ、前記照度検出手段により検出された照度が所定の基準照度以下である場合には、前記画像取得手段により取得された目標物画像に基づいて、前記目標物のエッジ部分が強調して描かれたエッジ画像を生成し、当該生成されたエッジ画像を、前記基準像に重畳させて、意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚の範囲内で前記表示手段に表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記拡大画像を複数回前記表示手段に表示させ、且つ、当該拡大画像を、前記車間距離測定手段により測定された車間距離が短くなるほど大きくすることを特徴とする車両用表示装置。
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