JP2005064431A - 基板搬送装置及び基板搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上下方向に間隔をあけて設けられそれぞれ基板Aを水平に載置する基板支持部2と、側部に設けられ基板Aを水平方向に搬入出させる搬入出口3とを有する収納容器10と、基板Aを処理する基板処理装置との間で基板Aを搬送する基板搬送装置1であって、収納容器10に対して基板Aを搬入出する移載機構40と、搬入出口3との相対位置を調整する昇降機構49とを備える基板載置台41と、基板Aを載置して移動可能なアーム42、43を備え、該アーム42、43により基板載置台41と基板処理装置との間で該基板Aを受け渡す受渡機構44と、該受渡機構44及び基板載置台41を搭載し、収納容器10と基板処理装置との間に設けられた移動レール45上を移動可能な移動台46とを備えている基板搬送装置1を提供する。
【選択図】 図2
Description
基板搬送装置及び基板搬送方法に関する。
請求項1に係る発明は、上下方向に間隔をあけて設けられそれぞれ基板を水平に載置する複数の基板支持部と、側部に設けられ前記基板を水平方向に搬入出させる搬入出口とを有する収納容器と、前記基板を処理する基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送装置であって、前記収納容器に対して前記基板を搬入出する移載機構と、前記搬入出口との相対位置を調整する昇降機構とを備える基板載置台と、前記基板を載置して移動可能なアームを備え、該アームにより前記基板載置台と前記基板処理装置との間で該基板を受け渡す受渡機構と、該受渡機構及び前記基板載置台を搭載し、前記収納容器と前記基板処理装置との間に設けられた移動レール上を移動可能な移動台とを備えている基板搬送装置を提供する。
この発明に係る基板搬送装置においては、収納容器から基板を基板載置台に搬入出させる際、駆動ローラを回転させると、基板が駆動ローラの上面を搬入出方向に向けて移動する。つまり、基板の下面とローラの上面との間に摩擦力が働いて基板が移動する。従って、より確実且つ円滑に基板の搬入出を行なうことができる。
この発明に係る基板搬送装置においては、収納容器から基板を基板載置台に搬入出させる際、無端ベルトを回転させると、基板が無端ベルトの上に載置された状態で搬入出方向に向けて移動する。この際、基板は、全面が無端ベルトに載置されているので確実且つ安定状態で基板の搬入出を行なうことができる。
この発明に係る基板搬送装置においては、収納容器から基板を基板載置台に搬入出させる際、移動部材により基板の端部等を把持した状態で搬入出方向に移動させることで、基板の搬入出が行なえる。このように、移動部材の移動だけで、基板の搬入出を容易に行なうことができ、構成の容易化を図ることができる。また、移動部材の移動速度に応じて基板の搬入出速度を調整できるので、迅速な基板の搬入出が行なえる。また、このことからも構成の容易化を図ることができる。また、基板の搬入出の際、基板は支持部材によって移動可能に支持されているので、搬入出の安定化、円滑化を図ることができる。
この発明に係る基板搬送装置においては、収納容器から基板を基板載置台に搬入出させる際、浮上機構によって基板を浮上させ、移動部材により該基板の端部等を把持して搬入出方向に移動させることで、基板の搬入出が行なえる。このように、基板を浮上させた状態で移動させるので、基板載置台の上面等との接触を防止でき、基板に与える衝撃等の負荷を低減することができる。また、基板へのゴミ等の付着を防止することができる。
このように、収納容器への基板の搬入出、受渡機構への受け渡し、収納容器と基板処理装置との間での基板の移動、基板処理装置への基板の受け渡しを多機能的に行なうことができる。従って、小スペースを有効に利用して、基板の搬入出及び搬送を効率良く行なうことができる。
この発明に係る基板搬送方法においては、基板載置台と基板受渡機構との間で基板の受け渡しを行なう間に、収納容器と基板処理装置との間の移動を行なうので、より効率的に搬送ができ、搬送時間の短縮を図ることができる。
この発明に係る基板搬送方法においては、搬入出工程の際、基板支持台を搬入出口に対して相対的に昇降させて、複数の基板の搬入出を行なえる。従って、基板を更に効率良く搬送することができ、更なる時間の短縮を図ることができる。
本実施形態の基板搬送装置1は、図1に示すように、上下方向に間隔をあけて設けられそれぞれ薄板状の基板Aを水平に載置する複数の基板支持部2と、側部に設けられ基板Aを水平方向に搬入出させる搬入出口3と、下部に設けられた下部開口4とを有するワイヤケージ(収納容器)10と、基板Aを処理する基板処理装置20との間で基板Aを搬送するものである。
また、対向する縦フレーム5a間には、上記基板支持部2が設けられている。これにより、基板Aが基板支持部2上で水平に載置できるようになっている。なお、基板支持部2は、例えば、径の細いワイヤ等の索状体であり、基板Aを高さ方向に密接して収納できるようになっている。
上記昇降機構30は、ワイヤケージ10の図示しない係止部に嵌合することにより、該ワイヤケージ10を保持できるようになっている。また、図示しない制御部に制御されてワイヤケージ10を昇降するようになっている。
また、基板支持台35の上部には、基板Aの搬入出方向に該基板Aを移動自在に支持する駆動ローラ37が設けられている。該駆動ローラ37は、基板Aの搬入出方向に直交する方向に沿って延びる回転軸B回りに回転自在に支持されており、図示しないモータによって駆動されるようになっている。
また、この開口部58の中央には、中央載置台56bが図示しない昇降機構を介して下部載置台55上に配設されている。なお、中央載置台56bは、上部載置台56と同一高さとなるよう設定されており、上部載置台56と同期して昇降するようになっている。
また、下部載置台55には、中央載置台56bを挟んで、多関節アームである上記第1のアーム42の一端が回転自在に取り付けられている。また、該第1のアーム42の他端には、開口部58の幅より若干長さの短い第1の接続部材60が連結され、該第1の接続部材には第1の棒状部材61の一端が取り付けられている。この第1の棒状部材61は、長さが開口部58の長手方向の長さと略同一であり、開口部58の長手方向に直交する方向に所定間隔をあけて上記第1の接続部材60に取り付けられている。つまり、上記第1の接続部材60及び第1の棒状部材61は、第1のアーム42によって開口部58内を該開口部58の長手方向、即ち、搬入出方向に移動できるようになっている。
上述したように、上部載置台56及び中央載置台56bを上下スライダ57により上下方向に移動させることで、駆動ローラ40を有する上部載置台56及び中央載置台56bの上面が、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63に対して昇降するようになっている。また、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63は、第1のアーム42及び第2のアーム43によって搬出方向に移動できるようになっている。
なお、本実施形態においては、図8に示すように、初期設定として第1の棒状部材61と第2の棒状部材63との間に挟まれて上部載置台56が位置するように設定されている。また、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63が移動する際、中央載置台56bは、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63に干渉しないように昇降するようになっている。
まず、図2に示すように、昇降機構30によりワイヤケージ10を保持する。この際、ワイヤケージ10内には、複数の基板Aが高さ方向に間隔をあけて水平に収納されている。即ち、基板Aは、ワイヤケージ10内の基板支持部2上に載置されている。ワイヤケージ10を保持した後、制御部により昇降機構30を作動させてワイヤケージ10を下降させる。つまり、基板支持台35に向けて下降させる。この際、基板支持台35は、ワイヤケージ10の底面に配されているフレーム5b、5cに干渉しないように配置されているので、基板支持台35がワイヤケージ10の各下部開口4より該ワイヤケージ10内に挿入される。
そして、基板Aの乖離がされた後、図9に示すように、上下スライダ57により上部載置台56及び中央載置台56bを上昇させ、駆動ローラ40の上部が第2の棒状部材63の上部より突出するように位置させる。そして、基板載置台35の駆動ローラ37及び上部載置台56、中央載置台56bの駆動ローラ40をワイヤケージ10内から外部に向かう方向(搬入出方向)に回転させる。この際、両駆動ローラ37、40は、同一方向且つ同一速度となるように回転駆動されている。これにより、基板Aは、両駆動ローラ37、40との接触部分における摩擦力により両駆動ローラ37、40の回転方向に移動する。即ち、基板Aは、ワイヤケージ10内から搬入出口3を通って搬入出方向に移動し、上部載置台56及び中央載置台56bの駆動ローラ40上に載置される。
このように、搬入出工程の際、昇降部49により基板載置台41を搬入出口3に対して相対的に昇降させることによって、複数の基板Aを搬出することが可能である。
また、第2の棒状部材63を元の位置に戻した後、昇降部49により全体を上昇させると共に、第1のアーム42により第1の接続部材60を押し出すことで、図14に示すように、第1の接続部材60上に載置された基板Aも基板処理装置20に差し出すことができる。
また、ワイヤケージ10から基板Aを基板処置装置20に搬送する際、2枚の基板Aを搬出すると共に、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63上に載せかえて基板処置装置20に受け渡したが、これに限られるものではない。例えば、第1の棒状部材61を基板処置装置20に基板Aを渡すための受渡専用として使用し、第2の棒状部材63を基板処置装置20から所定処理終了後の基板Aを受取るための受取専用として使用しても構わない。このように、受渡機構44は、第1の棒状部材61及び第2の棒状部材63を適時目的に合わせて使用すれば良い。
このように、移動台46上に基板Aを搬出する基板載置台41と、基板Aを基板処理装置20に受け渡す受渡機構44とが搭載されているので、多機能的に使用することができ、従来の基板搬入出装置等の搬入出を専用に行なう装置を別個に設ける必要がない。従って、余分な設置スペースが不要となり小さなスペースを有効に利用して、基板Aの搬入出及び搬送を行なうことができる。
また、ワイヤケージ10から基板Aを基板載置台41に搬出させる際、駆動ローラ40を利用しているので、確実且つ円滑に基板Aの搬出を行なうことができる。更に、本実施形態の基板搬送装置1によれば、ワイヤケージ10内から基板Aが1枚毎駆動ローラ40により円滑に搬出できるので、基板Aが薄板状であってワイヤケージ10内に密接して収納されていたとしても、確実に搬出することができる。
なお、上述したように、本実施形態では、基板Aをワイヤケージ10から搬出した場合について説明したが、基板Aを搬入させる場合でも上記効果は同様である。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、基板載置台41に受渡機構44が設けられて一体構造となっていたのに対し、第2実施形態の基板搬送装置70では、移動台46上に基板載置台71及び受渡機構72が隣接するように配設されている点である。
例えば、基板支持台及び基板載置台の両駆動ローラによって基板を搬出させたが、これに限られず、基板を搬入出させる移載機構であれば構わない。例えば、搬入出方向に向けて回転可能な無端ベルトを有する駆動コンベアを利用して基板を搬入出させても良い。この場合には、基板の全面が面接触して無端ベルト上に載置された状態で搬入出されるので、確実且つ安定状態で基板の搬入出を行なうことができる。
この場合においては、基板を浮上させた状態で移動部材により搬入出が行なえるので、基板載置台の上面等との接触を防止でき、基板に与える衝撃等の負荷を低減することができる。また、基板へのゴミ等の付着を防止することができる。
従って、基板の品質をより向上させることができる。
B 回転軸
1、70 基板搬送装置
2 基板支持部
3 搬入出口
10 ワイヤケージ(収納容器)
20 基板処置装置
40 駆動ローラ(移載機構)
41 基板載置台
42 第1のアーム(アーム)
43 第2のアーム(アーム)
44、72 受渡機構
45 移動レール
46 移動台
Claims (8)
- 上下方向に間隔をあけて設けられそれぞれ基板を水平に載置する複数の基板支持部と、側部に設けられ前記基板を水平方向に搬入出させる搬入出口とを有する収納容器と、前記基板を処理する基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送装置であって、
前記収納容器に対して前記基板を搬入出する移載機構と、前記搬入出口との相対位置を調整する昇降機構とを備える基板載置台と、
前記基板を載置して移動可能なアームを備え、該アームにより前記基板載置台と前記基板処理装置との間で該基板を受け渡す受渡機構と、
該受渡機構及び前記基板載置台を搭載し、前記収納容器と前記基板処理装置との間に設けられた移動レール上を移動可能な移動台とを備えていることを特徴とする基板搬送装置。 - 請求項1に記載の基板搬送装置において、
前記移載機構が、前記搬入出方向に直交する方向に沿って延びる回転軸回りに回転可能に支持された駆動ローラであることを特徴とする基板搬送装置。 - 請求項1に記載の基板搬送装置において、
前記移載機構が、前記搬入出方向に向けて回転可能な無端ベルトを有する駆動コンベアであることを特徴とする基板搬送装置。 - 請求項1に記載の基板搬送装置において、
前記移載機構が、前記基板を前記搬入出方向に移動自在に支持する支持部材と、該基板を把持すると共に搬入出方向に移動可能な移動部材とを有することを特徴とする基板搬送装置。 - 請求項1に記載の基板搬送装置において、
前記移載機構が、前記基板を浮上させる浮上機構と、該浮上機構により浮上した基板を把持すると共に搬入出方向に移動可能な移動部材とを有することを特徴とする基板搬送装置。 - 上下方向に間隔をあけて設けられそれぞれ基板を水平に収納する収納容器と、該基板を処理する基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送方法であって、
前記収納容器と、該収納容器の外部で前記搬入出口に隣接配置された基板載置台との間で前記基板を搬入出する搬入出工程と、
前記基板載置台と、前記基板を載置すると共に移動可能なアームを有する受渡機構との間で基板を移替える移替工程と、
前記基板を前記収納容器と前記基板処理装置との間で移動させる移動工程と、
前記基板を前記受渡機構と前記基板処理装置との間で受け渡す受渡工程とを有することを特徴とする基板搬送方法。 - 請求項6に記載の基板搬送装置において、
前記移替工程と前記移動工程とが、同時に行なわれることを特徴とする基板搬送方法。 - 請求項7に記載の基板搬送装置において、
前記搬入出工程の際、前記基板載置台を前記搬入出口に対して相対的に昇降させ、複数の前記基板を搬入出することを特徴とする基板搬送方法。
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