JP2004302712A - 有料道路等の料金収受システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ETC専用の車載器とETCカードがなくともETCシステムを利用可能とし、ETCシステムの一層の普及に貢献することができる有料道路等の料金収受システムの提供を目的とする。
【解決手段】ID情報を無線で通信する通信手段2を備えた携帯電話機1と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを携帯電話機との間で無線通信する路側サーバ4と、この路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ6とを備え、路側サーバは携帯電話機の通信手段と通信してID情報を含むデータを入手し、道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ7にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバが料金決済する。
【選択図】 図1
【解決手段】ID情報を無線で通信する通信手段2を備えた携帯電話機1と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを携帯電話機との間で無線通信する路側サーバ4と、この路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ6とを備え、路側サーバは携帯電話機の通信手段と通信してID情報を含むデータを入手し、道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ7にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバが料金決済する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ETCシステム(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム)と称される有料道路設備等における料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ETCシステムは、交通流円滑化対策の一環として全国規模で構築されているシステムであり、料金所ゲートに設置したアンテナと、車両に装着した車載器との間での無線通信を用いて自動的に料金を決済することで、車輌が料金所をノンストップで通行することができるものである。
【0003】
その具体的なシステムとしては、車輌に取り付けられる識別ID(車輌情報も含む)を有する車載器に、ETCカードと称される料金決済等のためのID情報が記録されたICカード(クレジットカードやプリペイドカード等の機能も備える)を装填し、その車輌が有料道路の料金所等に設置されたETC専用のゲートを通過する際に、そのゲートに設置されたアンテナと、車載器に内蔵若しくは接続されたアンテナとの間で、通行料金に関する情報などを無線で通信して料金決済を自動的に行うことにより、車輌を停止させることなくスムーズに通過できるという、交通流円滑化、CO2排出削減による温暖化対策ともなる優れたシステムである(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−21423号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このETCシステムの普及が予想を下回っている原因の一つとして、車載器が、ICカードとの間でID情報等を読み書きするための回路構成(高度なセキュリティシステムも含む)として高品質な構造ゆえに高価となること、さらに料金決済用に新たにETC専用のETCカードを作成し、その決済口座を管理するという多くの手間と時間を要していた。
【0006】
さらに、これまでのICカード・タイプのETCカードにあっては、ICカードに記録された情報を更新する際には信販会社に持ち込んだ上で更新しなければならず、これには多大な手間と時間を要していた。
【0007】
そこで本発明は、これらの問題に対処すべく、ETC専用の車載器とETCカードがなくともETCシステムの利用を可能とすることで、ETCシステムの一層の普及に貢献することができる有料道路等の料金収受システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の有料道路等の料金収受システムは、有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を無線で通信する通信手段を備えた携帯電話機と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを前記携帯電話機との間で無線通信する路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバは携帯電話機の前記通信手段と通信してID情報を含むデータを入手し、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とするものである。
【0009】
また、携帯電話機は、路側サーバに対し直接無線通信することを特徴とするものである。
【0010】
また、携帯電話機の路側サーバとの通信手段は、電話通信ネットワークを利用しない電波もしくは赤外線で直接通信することを特徴とするものである。
【0011】
または、有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を画面に表示させることができる携帯電話機と、有料道路の出入口等で前記携帯電話機の画面に表示されるID情報を読み取る読み取り装置を備える路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバの読み取り装置は携帯電話機が表示するID情報を読み取り、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とするものである。
【0012】
また、携帯電話機に表示するID情報をバーコードとすることを特徴とするものである。
【0013】
また、決済管理サーバは、携帯電話機にID情報を登録する際の契約に基づくクレジット決済、予納決済、預金口座引き落とし決済、電話料金決済等の決済システムにより料金決済することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の有料道路等の料金収受システムにおける現行のETCシステムを利用した第1の実施例のシステム構成を示しており、図中1は電話通信ネットワークを利用せずに電波もしくは赤外線で直接通信する通信手段2を備えた携帯電話機、3はこの携帯電話機1のユーザーが運行する車輌、4は高速道路の料金所の路側サーバ、5は路側サーバ4に設置され携帯電話機1の通信手段2と通信する通信装置、6は各地の路側サーバ4を含み、路側サーバ4からのデータを集計する道路管理サーバ、7はこの道路管理サーバ6とネットワーク接続され料金決済を取り扱う携帯電話サービス会社、クレジットカード会社、金融機関等の決済管理サーバである。
【0015】
この有料道路等の料金決済を自動的に行う料金収受システムの概略は、予め登録されたID情報を無線で通信する通信手段2を備えた携帯電話機1と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを携帯電話機1との間で無線通信する路側サーバ4と、この路側サーバ4とネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ6とを備え、路側サーバ4は携帯電話機1の通信手段2と通信してID情報を含むデータを入手し、道路管理サーバ6はこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ7にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバ7が料金決済するものである。
【0016】
前記携帯電話機1には、予め決済管理サーバ7との間の契約により設定されている有料道路等の料金を決済するためのID情報を登録しておき、使用者がキー操作する等により内蔵する通信手段2(例えばIrDA等の赤外線通信や、Bluetooth等の無線通信)を用いてこのID情報を含むデータを送信することができる。この携帯電話機1と決済管理サーバ7との契約としては、例えばこの携帯電話機1からインターネットの特定サイトにアクセスして、(1)クレジットカード番号等を入力してクレジット決済契約、(2)口座番号を入力して銀行預金口座引き落とし契約、(3)クレジット決済若しくは口座引き落としにより予め一定額を特定決済口座に予納(前納)する契約等により、クレジットカード番号、銀行預金口座番号、特定決済口座番号に基づくID情報が登録される。勿論、インターネット接続することなく、特定の端末機(キオクス端末等)に直接携帯電話機を接続して上記契約とID情報の登録を行うこととしてもよい。そして携帯電話機1には、ID情報とともに、有料道路等の料金収受システムを利用する車輌の情報(車種、ライセンスナンバー等)も登録して通信できることとしてもよい。
【0017】
前記路側サーバ4には、携帯電話機1の通信手段2と通信するための通信装置8を備える。ただし、現状の携帯電話機1の通信手段2は本来的機能である電話通信ではなく、機器間のデータ通信のためのものであって通信距離が数メートル程度という至近距離に限られることから、現行のETCシステムの料金所ゲートに設置されたアンテナと通信することはできない。そのため、路側サーバ4の通信装置8は、ETC専用ゲートの料金所アイランドの車線側に露出して設置し、車輌3内からユーザーが携帯電話機1の通信手段2を通信装置8に向けて通信を行うものである。このため、車輌3はETC専用ゲートをノンストップで通過することができずに、窓を開けたり一時停止したりする必要が生じる可能性がある。
【0018】
そして、料金所ゲートに車輌3が入った時点で、携帯電話機1のユーザーは、路側サーバ4の通信装置8に向けて、携帯電話機1をキー操作することで車輌3内からID情報を送信し、その中の必要なデータは道路管理サーバ6に送られる。
【0019】
その際、入口と出口とから構成される対距離料金制システムにあっては、(1)路側サーバ4から送信される入口通過の情報を携帯電話機1に内蔵する記録手段(メモリ)で記録し、出口通過の際に携帯電話機1がその入口通過の情報を出口の路側サーバ4に送信して料金を算出する方法、(2)路側サーバ4からの入口通過の情報を携帯電話機1のID情報とともに道路管理サーバ6に送信してこれを記録して、出口通過の際に道路管理サーバ6と路側サーバ4との間で入口通過の情報を通信して料金を算出する方法の何れかを設定することができる。
また、均一料金制システムにあっては、1個所の路側サーバ4で車載器2との無線通信でID情報等の有効性が認証された時点で、道路管理サーバ6を通じて決済管理サーバ7で決済処理が行われる。
【0020】
この決済管理サーバ7での決済処理については、従来のETCカードでの決済処理、例えば通常の後払いでのクレジット決済や、前もって一定額を予納するクレジット決済などに加え、銀行預金口座での決済処理や、使用する携帯電話機1の電話料金決済に含ませて行う決済方法も可能である。
【0021】
尚、携帯電話機1がその通信手段2の機能を拡大させ、現行のETCシステムの双方向通信のDSRC(専用狭域通信)プロトコルに基づいて路側サーバ4と通信できる構成にした場合には、現行のETCシステムにおける車載器とETCカードの双方の機能を携帯電話機1に合体させたものとなり、さらに現行のETCシステムとの互換性が向上するものである。しかし、ユーザー側にはこのETC機能付き携帯電話機を新たに購入するという負担が生じるものである。
【0022】
図2は、本発明の有料道路等の料金収受システムにおける第2の実施例のシステム構成を示しており、図中8は予め登録されたID情報を表示する表示画面9を備えた携帯電話機、10はこの携帯電話機8のユーザーが運行する車輌、11は高速道路の料金所の路側サーバ、12は路側サーバ11に設置され携帯電話機1の表示画面9に表示されたID情報を読み取るレーザースキャナ等からなる読み取り装置、13は各地の路側サーバ11を含み、路側サーバ11からのデータを集計する道路管理サーバ、14はこの道路管理サーバ13とネットワーク接続され料金決済を取り扱う携帯電話サービス会社、クレジットカード会社、金融機関等の決済管理サーバである。
【0023】
この有料道路等の料金決済を自動的に行う料金収受システムの概略は、予め登録されたID情報を表示画面9に表示させることができる携帯電話機8と、有料道路の出入口等で携帯電話機8の表示画面9に表示されるID情報を読み取る読み取り装置12を備える路側サーバ11と、この路側サーバ11とネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ13とを備え、路側サーバ11の読み取り装置12は携帯電話機8が表示するID情報を読み取り、道路管理サーバ13はこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ14にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバ14が料金決済するものである。
【0024】
前記携帯電話機8には、予め決済管理サーバ14との間の契約により設定されている有料道路等の料金を決済するためのID情報を登録しておき、使用者のキー操作によりその表示画面9にID情報をバーコード等に表して表示することができる。そのバーコードとしては、JAN(Japanese Article Number)コード(EANコード、UPCコード)や、この一次元データを二次元コードに進化させたQR(Quick Response)コード等の何れを用いてもよい(JANコードやQRコード等を総称してバーコードと称する)。この携帯電話機8と決済管理サーバ14との契約としては、例えばこの携帯電話機8からインターネットの特定サイトにアクセスして、(1)クレジットカード番号等を入力してクレジット決済契約、(2)口座番号を入力して銀行預金口座引き落とし契約、(3)クレジット決済若しくは口座引き落としにより予め一定額を特定決済口座に予納する契約等により、クレジットカード番号、銀行預金口座番号、特定決済口座番号に基づくID情報が登録される。勿論、インターネット接続することなく、特定の端末機(キオクス端末等)に直接携帯電話機を接続して上記契約とID情報の登録を行うこととしてもよいものである。尚、携帯電話機8に登録するID情報としては、前述した第1の実施例で述べた純然たるID情報の他に、有料道路等の料金収受システムを利用する車輌の情報(車種、ライセンスナンバー等)を含ませることとしてもよい。
【0025】
前記路側サーバ11の読み取り装置12は、ETC専用ゲートの料金所アイランドの車線側に露出して設置され、車輌10内からユーザーが携帯電話機8の表示画面9を読み取り装置12にかざすことで、表示画面9に表示されたID情報を読み取るものである。このため、車輌10はETC専用ゲートをノンストップで通過することができずに、窓を開けたり一時停止したりする必要が生じる可能性がある。
【0026】
その際、入口と出口とから構成される対距離料金制システムにあっては、路側サーバ11からの入口通過の情報を携帯電話機8のID情報とともに道路管理サーバ13に送信してこれを記録して、出口通過の際に道路管理サーバ13と路側サーバ11との間で入口通過の情報を通信して料金を算出する方法を用いる。
また、均一料金制システムにあっては、1個所の路側サーバ11で携帯電話機8のID情報等の有効性が認証された時点で、道路管理サーバ13を通じて決済管理サーバ14で決済処理が行われる。
【0027】
この決済管理サーバ14での決済処理については、前述した第1の実施例と同様に、通常の後払いでのクレジット決済や、前もって一定額を予納するクレジット決済などに加え、銀行預金口座での決済処理や、使用する携帯電話機8の電話料金決済に含ませて行う決済方法も可能である。
【0028】
尚、上述した何れの実施例の携帯電話機も、ETCシステム用に複数のID情報と複数の車輌情報を登録し、これに複数の決済方法を組み合わせて登録できることとしてもよい。そして、車輌を運行する際にそれらの中から何れかのID情報、車輌情報を携帯電話機のキー操作で選択するという使用法が可能である。このようにすることで、1人で複数台の車輌を運行したり、1台の車輌を、私用で運行する場合と社用で運行する場合とに分けて料金決済するということも容易に可能となるものである。
【0029】
尚、上述した実施例にあっては、有料道路での料金収受について説明したが、これ以外にもETCシステムに準拠したシステムを使用する有料駐車場やカーフェリーなどの各種料金収受システムに利用することもできるものである。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の有料道路等の料金収受システムによれば、ID情報を従来のICカードでなく携帯電話機に登録し、この携帯電話機から路側サーバにID情報を送信したり、携帯電話機の表示画面に表示させたID情報を路側サーバに読み取らせたりすることで、ETC専用の車載器とETCカードを新たに購入・契約することなくETCシステムを利用できることとなり、これによりETCシステムの一層の普及に貢献することができるものである。
【0031】
また、これまでのICカード・タイプのETCカードにあっては、ICカードに記録された情報を更新する際に信販会社に持ち込む等の手間を要していたのに対し、本発明に用いる携帯電話機にあってはインターネット接続等で更新情報をダウンロードする等により容易に更新することもでき、きわめて便宜である。勿論、ETCシステムに関する携帯電話機側のファームウェアの更新についても同様にダウンロードにより容易に対処することができるものである。
【0032】
また、決済管理サーバは、携帯電話機にID情報を登録する際の契約に基づくクレジット決済、予納決済、預金口座引き落とし決済、電話料金決済等の決済システムにより料金決済することで、料金決済の適用範囲が拡がってETCシステムの普及に大いに貢献することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有料道路等の料金収受システムの第1の実施例のシステム構成を示す説明図である。
【図2】本発明の有料道路等の料金収受システムの第2の実施例のシステム構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 通信手段
3 車輌
4 路側サーバ
5 通信装置
6 道路管理サーバ
7 決済管理サーバ
8 携帯電話機
9 表示画面
10 車輌
11 路側サーバ
12 読み取り装置
13 道路管理サーバ
14 決済管理サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ETCシステム(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム)と称される有料道路設備等における料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ETCシステムは、交通流円滑化対策の一環として全国規模で構築されているシステムであり、料金所ゲートに設置したアンテナと、車両に装着した車載器との間での無線通信を用いて自動的に料金を決済することで、車輌が料金所をノンストップで通行することができるものである。
【0003】
その具体的なシステムとしては、車輌に取り付けられる識別ID(車輌情報も含む)を有する車載器に、ETCカードと称される料金決済等のためのID情報が記録されたICカード(クレジットカードやプリペイドカード等の機能も備える)を装填し、その車輌が有料道路の料金所等に設置されたETC専用のゲートを通過する際に、そのゲートに設置されたアンテナと、車載器に内蔵若しくは接続されたアンテナとの間で、通行料金に関する情報などを無線で通信して料金決済を自動的に行うことにより、車輌を停止させることなくスムーズに通過できるという、交通流円滑化、CO2排出削減による温暖化対策ともなる優れたシステムである(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−21423号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このETCシステムの普及が予想を下回っている原因の一つとして、車載器が、ICカードとの間でID情報等を読み書きするための回路構成(高度なセキュリティシステムも含む)として高品質な構造ゆえに高価となること、さらに料金決済用に新たにETC専用のETCカードを作成し、その決済口座を管理するという多くの手間と時間を要していた。
【0006】
さらに、これまでのICカード・タイプのETCカードにあっては、ICカードに記録された情報を更新する際には信販会社に持ち込んだ上で更新しなければならず、これには多大な手間と時間を要していた。
【0007】
そこで本発明は、これらの問題に対処すべく、ETC専用の車載器とETCカードがなくともETCシステムの利用を可能とすることで、ETCシステムの一層の普及に貢献することができる有料道路等の料金収受システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の有料道路等の料金収受システムは、有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を無線で通信する通信手段を備えた携帯電話機と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを前記携帯電話機との間で無線通信する路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバは携帯電話機の前記通信手段と通信してID情報を含むデータを入手し、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とするものである。
【0009】
また、携帯電話機は、路側サーバに対し直接無線通信することを特徴とするものである。
【0010】
また、携帯電話機の路側サーバとの通信手段は、電話通信ネットワークを利用しない電波もしくは赤外線で直接通信することを特徴とするものである。
【0011】
または、有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を画面に表示させることができる携帯電話機と、有料道路の出入口等で前記携帯電話機の画面に表示されるID情報を読み取る読み取り装置を備える路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバの読み取り装置は携帯電話機が表示するID情報を読み取り、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とするものである。
【0012】
また、携帯電話機に表示するID情報をバーコードとすることを特徴とするものである。
【0013】
また、決済管理サーバは、携帯電話機にID情報を登録する際の契約に基づくクレジット決済、予納決済、預金口座引き落とし決済、電話料金決済等の決済システムにより料金決済することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の有料道路等の料金収受システムにおける現行のETCシステムを利用した第1の実施例のシステム構成を示しており、図中1は電話通信ネットワークを利用せずに電波もしくは赤外線で直接通信する通信手段2を備えた携帯電話機、3はこの携帯電話機1のユーザーが運行する車輌、4は高速道路の料金所の路側サーバ、5は路側サーバ4に設置され携帯電話機1の通信手段2と通信する通信装置、6は各地の路側サーバ4を含み、路側サーバ4からのデータを集計する道路管理サーバ、7はこの道路管理サーバ6とネットワーク接続され料金決済を取り扱う携帯電話サービス会社、クレジットカード会社、金融機関等の決済管理サーバである。
【0015】
この有料道路等の料金決済を自動的に行う料金収受システムの概略は、予め登録されたID情報を無線で通信する通信手段2を備えた携帯電話機1と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを携帯電話機1との間で無線通信する路側サーバ4と、この路側サーバ4とネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ6とを備え、路側サーバ4は携帯電話機1の通信手段2と通信してID情報を含むデータを入手し、道路管理サーバ6はこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ7にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバ7が料金決済するものである。
【0016】
前記携帯電話機1には、予め決済管理サーバ7との間の契約により設定されている有料道路等の料金を決済するためのID情報を登録しておき、使用者がキー操作する等により内蔵する通信手段2(例えばIrDA等の赤外線通信や、Bluetooth等の無線通信)を用いてこのID情報を含むデータを送信することができる。この携帯電話機1と決済管理サーバ7との契約としては、例えばこの携帯電話機1からインターネットの特定サイトにアクセスして、(1)クレジットカード番号等を入力してクレジット決済契約、(2)口座番号を入力して銀行預金口座引き落とし契約、(3)クレジット決済若しくは口座引き落としにより予め一定額を特定決済口座に予納(前納)する契約等により、クレジットカード番号、銀行預金口座番号、特定決済口座番号に基づくID情報が登録される。勿論、インターネット接続することなく、特定の端末機(キオクス端末等)に直接携帯電話機を接続して上記契約とID情報の登録を行うこととしてもよい。そして携帯電話機1には、ID情報とともに、有料道路等の料金収受システムを利用する車輌の情報(車種、ライセンスナンバー等)も登録して通信できることとしてもよい。
【0017】
前記路側サーバ4には、携帯電話機1の通信手段2と通信するための通信装置8を備える。ただし、現状の携帯電話機1の通信手段2は本来的機能である電話通信ではなく、機器間のデータ通信のためのものであって通信距離が数メートル程度という至近距離に限られることから、現行のETCシステムの料金所ゲートに設置されたアンテナと通信することはできない。そのため、路側サーバ4の通信装置8は、ETC専用ゲートの料金所アイランドの車線側に露出して設置し、車輌3内からユーザーが携帯電話機1の通信手段2を通信装置8に向けて通信を行うものである。このため、車輌3はETC専用ゲートをノンストップで通過することができずに、窓を開けたり一時停止したりする必要が生じる可能性がある。
【0018】
そして、料金所ゲートに車輌3が入った時点で、携帯電話機1のユーザーは、路側サーバ4の通信装置8に向けて、携帯電話機1をキー操作することで車輌3内からID情報を送信し、その中の必要なデータは道路管理サーバ6に送られる。
【0019】
その際、入口と出口とから構成される対距離料金制システムにあっては、(1)路側サーバ4から送信される入口通過の情報を携帯電話機1に内蔵する記録手段(メモリ)で記録し、出口通過の際に携帯電話機1がその入口通過の情報を出口の路側サーバ4に送信して料金を算出する方法、(2)路側サーバ4からの入口通過の情報を携帯電話機1のID情報とともに道路管理サーバ6に送信してこれを記録して、出口通過の際に道路管理サーバ6と路側サーバ4との間で入口通過の情報を通信して料金を算出する方法の何れかを設定することができる。
また、均一料金制システムにあっては、1個所の路側サーバ4で車載器2との無線通信でID情報等の有効性が認証された時点で、道路管理サーバ6を通じて決済管理サーバ7で決済処理が行われる。
【0020】
この決済管理サーバ7での決済処理については、従来のETCカードでの決済処理、例えば通常の後払いでのクレジット決済や、前もって一定額を予納するクレジット決済などに加え、銀行預金口座での決済処理や、使用する携帯電話機1の電話料金決済に含ませて行う決済方法も可能である。
【0021】
尚、携帯電話機1がその通信手段2の機能を拡大させ、現行のETCシステムの双方向通信のDSRC(専用狭域通信)プロトコルに基づいて路側サーバ4と通信できる構成にした場合には、現行のETCシステムにおける車載器とETCカードの双方の機能を携帯電話機1に合体させたものとなり、さらに現行のETCシステムとの互換性が向上するものである。しかし、ユーザー側にはこのETC機能付き携帯電話機を新たに購入するという負担が生じるものである。
【0022】
図2は、本発明の有料道路等の料金収受システムにおける第2の実施例のシステム構成を示しており、図中8は予め登録されたID情報を表示する表示画面9を備えた携帯電話機、10はこの携帯電話機8のユーザーが運行する車輌、11は高速道路の料金所の路側サーバ、12は路側サーバ11に設置され携帯電話機1の表示画面9に表示されたID情報を読み取るレーザースキャナ等からなる読み取り装置、13は各地の路側サーバ11を含み、路側サーバ11からのデータを集計する道路管理サーバ、14はこの道路管理サーバ13とネットワーク接続され料金決済を取り扱う携帯電話サービス会社、クレジットカード会社、金融機関等の決済管理サーバである。
【0023】
この有料道路等の料金決済を自動的に行う料金収受システムの概略は、予め登録されたID情報を表示画面9に表示させることができる携帯電話機8と、有料道路の出入口等で携帯電話機8の表示画面9に表示されるID情報を読み取る読み取り装置12を備える路側サーバ11と、この路側サーバ11とネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバ13とを備え、路側サーバ11の読み取り装置12は携帯電話機8が表示するID情報を読み取り、道路管理サーバ13はこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバ14にID情報と料金データを送信し、決済管理サーバ14が料金決済するものである。
【0024】
前記携帯電話機8には、予め決済管理サーバ14との間の契約により設定されている有料道路等の料金を決済するためのID情報を登録しておき、使用者のキー操作によりその表示画面9にID情報をバーコード等に表して表示することができる。そのバーコードとしては、JAN(Japanese Article Number)コード(EANコード、UPCコード)や、この一次元データを二次元コードに進化させたQR(Quick Response)コード等の何れを用いてもよい(JANコードやQRコード等を総称してバーコードと称する)。この携帯電話機8と決済管理サーバ14との契約としては、例えばこの携帯電話機8からインターネットの特定サイトにアクセスして、(1)クレジットカード番号等を入力してクレジット決済契約、(2)口座番号を入力して銀行預金口座引き落とし契約、(3)クレジット決済若しくは口座引き落としにより予め一定額を特定決済口座に予納する契約等により、クレジットカード番号、銀行預金口座番号、特定決済口座番号に基づくID情報が登録される。勿論、インターネット接続することなく、特定の端末機(キオクス端末等)に直接携帯電話機を接続して上記契約とID情報の登録を行うこととしてもよいものである。尚、携帯電話機8に登録するID情報としては、前述した第1の実施例で述べた純然たるID情報の他に、有料道路等の料金収受システムを利用する車輌の情報(車種、ライセンスナンバー等)を含ませることとしてもよい。
【0025】
前記路側サーバ11の読み取り装置12は、ETC専用ゲートの料金所アイランドの車線側に露出して設置され、車輌10内からユーザーが携帯電話機8の表示画面9を読み取り装置12にかざすことで、表示画面9に表示されたID情報を読み取るものである。このため、車輌10はETC専用ゲートをノンストップで通過することができずに、窓を開けたり一時停止したりする必要が生じる可能性がある。
【0026】
その際、入口と出口とから構成される対距離料金制システムにあっては、路側サーバ11からの入口通過の情報を携帯電話機8のID情報とともに道路管理サーバ13に送信してこれを記録して、出口通過の際に道路管理サーバ13と路側サーバ11との間で入口通過の情報を通信して料金を算出する方法を用いる。
また、均一料金制システムにあっては、1個所の路側サーバ11で携帯電話機8のID情報等の有効性が認証された時点で、道路管理サーバ13を通じて決済管理サーバ14で決済処理が行われる。
【0027】
この決済管理サーバ14での決済処理については、前述した第1の実施例と同様に、通常の後払いでのクレジット決済や、前もって一定額を予納するクレジット決済などに加え、銀行預金口座での決済処理や、使用する携帯電話機8の電話料金決済に含ませて行う決済方法も可能である。
【0028】
尚、上述した何れの実施例の携帯電話機も、ETCシステム用に複数のID情報と複数の車輌情報を登録し、これに複数の決済方法を組み合わせて登録できることとしてもよい。そして、車輌を運行する際にそれらの中から何れかのID情報、車輌情報を携帯電話機のキー操作で選択するという使用法が可能である。このようにすることで、1人で複数台の車輌を運行したり、1台の車輌を、私用で運行する場合と社用で運行する場合とに分けて料金決済するということも容易に可能となるものである。
【0029】
尚、上述した実施例にあっては、有料道路での料金収受について説明したが、これ以外にもETCシステムに準拠したシステムを使用する有料駐車場やカーフェリーなどの各種料金収受システムに利用することもできるものである。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の有料道路等の料金収受システムによれば、ID情報を従来のICカードでなく携帯電話機に登録し、この携帯電話機から路側サーバにID情報を送信したり、携帯電話機の表示画面に表示させたID情報を路側サーバに読み取らせたりすることで、ETC専用の車載器とETCカードを新たに購入・契約することなくETCシステムを利用できることとなり、これによりETCシステムの一層の普及に貢献することができるものである。
【0031】
また、これまでのICカード・タイプのETCカードにあっては、ICカードに記録された情報を更新する際に信販会社に持ち込む等の手間を要していたのに対し、本発明に用いる携帯電話機にあってはインターネット接続等で更新情報をダウンロードする等により容易に更新することもでき、きわめて便宜である。勿論、ETCシステムに関する携帯電話機側のファームウェアの更新についても同様にダウンロードにより容易に対処することができるものである。
【0032】
また、決済管理サーバは、携帯電話機にID情報を登録する際の契約に基づくクレジット決済、予納決済、預金口座引き落とし決済、電話料金決済等の決済システムにより料金決済することで、料金決済の適用範囲が拡がってETCシステムの普及に大いに貢献することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有料道路等の料金収受システムの第1の実施例のシステム構成を示す説明図である。
【図2】本発明の有料道路等の料金収受システムの第2の実施例のシステム構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 通信手段
3 車輌
4 路側サーバ
5 通信装置
6 道路管理サーバ
7 決済管理サーバ
8 携帯電話機
9 表示画面
10 車輌
11 路側サーバ
12 読み取り装置
13 道路管理サーバ
14 決済管理サーバ
Claims (6)
- 有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を無線で通信する通信手段を備えた携帯電話機と、有料道路の出入口等でこのID情報を含むデータを前記携帯電話機との間で無線通信する路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバは携帯電話機の前記通信手段と通信してID情報を含むデータを入手し、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とする有料道路等の料金収受システム。
- 携帯電話機は、路側サーバに対し直接無線通信することを特徴とする請求項1記載の有料道路等の料金収受システム。
- 携帯電話機の路側サーバとの通信手段は、電話通信ネットワークを利用しない電波もしくは赤外線で直接通信することを特徴とする請求項1記載の有料道路等の料金収受システム。
- 有料道路等の料金決済を自動的に行う有料道路等の料金収受システムは、予め登録されたID情報を画面に表示させることができる携帯電話機と、有料道路の出入口等で前記携帯電話機の画面に表示されるID情報を読み取る読み取り装置を備える路側サーバと、該路側サーバとネットワーク接続して車輌ごとの料金を算出する道路管理サーバとを備え、前記路側サーバの読み取り装置は携帯電話機が表示するID情報を読み取り、前記道路管理サーバはこのデータから料金を算出してネットワーク接続された決済管理サーバに前記ID情報と料金データを送信し、該決済管理サーバが料金決済することを特徴とする有料道路等の料金収受システム。
- 携帯電話機に表示するID情報をバーコードとすることを特徴とする請求項4記載の有料道路等の料金収受システム。
- 決済管理サーバは、携帯電話機にID情報を登録する際の契約に基づくクレジット決済、予納決済、預金口座引き落とし決済、電話料金決済等の決済システムにより料金決済することを特徴とする請求項1又は4記載の有料道路等の料金収受システム。
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JP2006331334A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 有料道路の通行料金課金システム |
JP2021162985A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | トヨタ自動車株式会社 | 決済システム、端末装置、及びプログラム |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003093098A patent/JP2004302712A/ja active Pending
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