JP2003044889A - 車載用端末機器及び道路料金収受システム - Google Patents
車載用端末機器及び道路料金収受システムInfo
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- JP2003044889A JP2003044889A JP2001234626A JP2001234626A JP2003044889A JP 2003044889 A JP2003044889 A JP 2003044889A JP 2001234626 A JP2001234626 A JP 2001234626A JP 2001234626 A JP2001234626 A JP 2001234626A JP 2003044889 A JP2003044889 A JP 2003044889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 道路料金収受システムの利便性を向上させて
利用を促進する。 【解決手段】 携帯電話8の回線網を介して料金所11
との間でICカード21の情報の伝達を行う制御部を備
えた端末機器7を使用し、携帯電話8と料金所11との
間で電話を掛けることで、路側装置との無線通信を行う
高価な車載器を用いることなく通信により課金処理を実
施し、低価格の端末機器7を準備するだけで有料道路料
金収受システムを利用できるようにし、有料道路料金収
受システムの利便性を向上して利用を促進する。
利用を促進する。 【解決手段】 携帯電話8の回線網を介して料金所11
との間でICカード21の情報の伝達を行う制御部を備
えた端末機器7を使用し、携帯電話8と料金所11との
間で電話を掛けることで、路側装置との無線通信を行う
高価な車載器を用いることなく通信により課金処理を実
施し、低価格の端末機器7を準備するだけで有料道路料
金収受システムを利用できるようにし、有料道路料金収
受システムの利便性を向上して利用を促進する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有料道路等での料金
収受を無線通信により実現する際の車載用端末機器及び
車載用端末機器を用いた道路料金収受システムに関す
る。
収受を無線通信により実現する際の車載用端末機器及び
車載用端末機器を用いた道路料金収受システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】有料道路の料金所での渋滞緩和等を目的
として、料金収受を無線通信により実現する料金収受装
置としてのノンストップ料金収受(Electronic Toll Col
lection:ETC)システムが実用化されている。ETCシス
テムにおいては、料金所に設置された路側アンテナと車
両に搭載され車両情報が記憶された車載器との間の無線
通信を行い、無線通信の情報に基づいて収受手段により
車両を特定して通行料金を徴収するようになっている。
このため、通行車両は料金所での一時停止が不要にな
り、キャッシュレスで料金所を通行可能となる。
として、料金収受を無線通信により実現する料金収受装
置としてのノンストップ料金収受(Electronic Toll Col
lection:ETC)システムが実用化されている。ETCシス
テムにおいては、料金所に設置された路側アンテナと車
両に搭載され車両情報が記憶された車載器との間の無線
通信を行い、無線通信の情報に基づいて収受手段により
車両を特定して通行料金を徴収するようになっている。
このため、通行車両は料金所での一時停止が不要にな
り、キャッシュレスで料金所を通行可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在実用化されている
料金収受装置は、路側アンテナと車載器との間の無線通
信により料金収受を実現しているが、車載器には個人情
報がICカード等の情報から読み込まれ、車載器を介し
て個人情報を送信するようにしている。このため、路側
アンテナとの通信を行う車載器を車両に設置する必要が
あり、高額な機器の購入とICカードに対応した初期設
定等の費用が必要となっていた。このため、料金収受装
置は料金所での渋滞解消や環境対策等に貢献する装置で
あることが自明であるにも拘らず、運転者側にも負担が
あるために普及の妨げになっているのが現状である。
料金収受装置は、路側アンテナと車載器との間の無線通
信により料金収受を実現しているが、車載器には個人情
報がICカード等の情報から読み込まれ、車載器を介し
て個人情報を送信するようにしている。このため、路側
アンテナとの通信を行う車載器を車両に設置する必要が
あり、高額な機器の購入とICカードに対応した初期設
定等の費用が必要となっていた。このため、料金収受装
置は料金所での渋滞解消や環境対策等に貢献する装置で
あることが自明であるにも拘らず、運転者側にも負担が
あるために普及の妨げになっているのが現状である。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、運転者側の負担を最小限に抑えた車載用端末機器及
び道路料金収受システムを提供することを目的とする。
で、運転者側の負担を最小限に抑えた車載用端末機器及
び道路料金収受システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車載用端末機器は、ICカードが挿入される
スロット部と、ICカードに対して情報の授受を行うI
Cカードインターフェイス部と、携帯電話手段との接続
を可能とするインターフェイス部と、携帯電話手段の回
線網を介して有料道路管理者側との間で情報の伝達を行
う制御部とを備えたことを特徴とする。
の本発明の車載用端末機器は、ICカードが挿入される
スロット部と、ICカードに対して情報の授受を行うI
Cカードインターフェイス部と、携帯電話手段との接続
を可能とするインターフェイス部と、携帯電話手段の回
線網を介して有料道路管理者側との間で情報の伝達を行
う制御部とを備えたことを特徴とする。
【0006】そして、ICカードとの相互認証及び有料
道路管理者側との相互認証を行う認証部と、表示部及び
入力部を更に備えたことを特徴とする。また、挿入され
るICカードと端末機器は相互認証によりお互いの正当
性を確認する手段を有し、端末機器は携帯電話手段の回
線網を介して有料道路管理者側と相互認証によりお互い
の正当性を確認する手段を有し、挿入されるICカード
と有料道路管理者側は携帯電話手段の回線網及び端末機
器を介して相互認証によりお互いの正当性を確認する手
段を有していることを特徴とする。
道路管理者側との相互認証を行う認証部と、表示部及び
入力部を更に備えたことを特徴とする。また、挿入され
るICカードと端末機器は相互認証によりお互いの正当
性を確認する手段を有し、端末機器は携帯電話手段の回
線網を介して有料道路管理者側と相互認証によりお互い
の正当性を確認する手段を有し、挿入されるICカード
と有料道路管理者側は携帯電話手段の回線網及び端末機
器を介して相互認証によりお互いの正当性を確認する手
段を有していることを特徴とする。
【0007】また、表示部に料金所名を表示する機能を
有し、入力部に出入口料金所名を入力する機能を有して
いることを特徴とする。また、入力部に入口料金所名を
入力すると入口料金所側に車両のライセンスプレート番
号を含む車両情報及び車両諸元を携帯電話手段の回線網
を介して伝達する機能を備えていることを特徴とする。
また、入力部に出口料金所名を入力すると出口料金所側
に車両のライセンスプレート番号を含む車両情報及び車
両諸元を携帯電話手段の回線網を介して伝達する機能を
備えていることを特徴とする。
有し、入力部に出入口料金所名を入力する機能を有して
いることを特徴とする。また、入力部に入口料金所名を
入力すると入口料金所側に車両のライセンスプレート番
号を含む車両情報及び車両諸元を携帯電話手段の回線網
を介して伝達する機能を備えていることを特徴とする。
また、入力部に出口料金所名を入力すると出口料金所側
に車両のライセンスプレート番号を含む車両情報及び車
両諸元を携帯電話手段の回線網を介して伝達する機能を
備えていることを特徴とする。
【0008】また、ICカード番号及び端末機器番号を
携帯電話手段の回線網を介して伝達する機能を備えてい
ることを特徴とする。また、携帯電話手段は、携帯電話
もしくはPHS、または、携帯電話もしくはPHSを内
蔵した情報端末であることを特徴とする。また、携帯電
話手段は無線により携帯電話インターフェイス側に接続
されることを特徴とする。
携帯電話手段の回線網を介して伝達する機能を備えてい
ることを特徴とする。また、携帯電話手段は、携帯電話
もしくはPHS、または、携帯電話もしくはPHSを内
蔵した情報端末であることを特徴とする。また、携帯電
話手段は無線により携帯電話インターフェイス側に接続
されることを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するための本発明の道路料
金収受システムは、請求項4乃至請求項9のいずれか一
項に記載の車載用端末機器と、有料道路管理者側の路側
制御部とを有し、路側制御部は、携帯電話手段の回線網
を介して入口料金所名及び車両のライセンスプレート番
号を含む車両情報及び車両諸元を車載用端末機器から受
信する機能と、受信した車載用端末機器が載せられた車
両を有料道路の利用車両として予約する機能とを備えた
ことを特徴とする。
金収受システムは、請求項4乃至請求項9のいずれか一
項に記載の車載用端末機器と、有料道路管理者側の路側
制御部とを有し、路側制御部は、携帯電話手段の回線網
を介して入口料金所名及び車両のライセンスプレート番
号を含む車両情報及び車両諸元を車載用端末機器から受
信する機能と、受信した車載用端末機器が載せられた車
両を有料道路の利用車両として予約する機能とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】そして、携帯電話手段の回線網を介してI
Cカード番号及び端末機器番号を受信する機能を更に備
えたことを特徴とする。また、予約された有料道路の利
用車両が入口料金所に進入した際に車両検知器によりラ
イセンスプレート番号を含む車両情報及び車両諸元を確
認する機能と、予約された車両と確認された車両とが相
違なければ通過許可手段を通過可能状態にして車両をノ
ンストップで入口料金所を通過させる機能とを備えたこ
とを特徴とする。
Cカード番号及び端末機器番号を受信する機能を更に備
えたことを特徴とする。また、予約された有料道路の利
用車両が入口料金所に進入した際に車両検知器によりラ
イセンスプレート番号を含む車両情報及び車両諸元を確
認する機能と、予約された車両と確認された車両とが相
違なければ通過許可手段を通過可能状態にして車両をノ
ンストップで入口料金所を通過させる機能とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】また、携帯電話の回線網を介してICカー
ドに入口料金所情報を記録する機能を備えたことを特徴
とする。また、携帯電話手段の回線網を介して出口料金
所名を車載用端末機器から受信する機能と、受信した車
載用端末機器が載せられた車両を出口料金所の通過車両
として予約する機能とを備えたことを特徴とする。ま
た、予約された出口料金所の通過車両が出口料金所に進
入した際に車両検知器によりライセンスプレート番号を
含む車両情報及び車両諸元を確認する機能と、予約され
た車両と確認された車両とが相違なければ通過許可手段
を通過可能状態にして車両をノンストップで出口料金所
を通過させる機能とを備えたことを特徴とする。
ドに入口料金所情報を記録する機能を備えたことを特徴
とする。また、携帯電話手段の回線網を介して出口料金
所名を車載用端末機器から受信する機能と、受信した車
載用端末機器が載せられた車両を出口料金所の通過車両
として予約する機能とを備えたことを特徴とする。ま
た、予約された出口料金所の通過車両が出口料金所に進
入した際に車両検知器によりライセンスプレート番号を
含む車両情報及び車両諸元を確認する機能と、予約され
た車両と確認された車両とが相違なければ通過許可手段
を通過可能状態にして車両をノンストップで出口料金所
を通過させる機能とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、携帯電話の回線網を介してICカー
ドに出口料金所情報及び課金情報を記録する機能を備え
たことを特徴とする。また、ICカード番号中のクレジ
ット情報により金融機関側事業者から料金を引き去るこ
とで課金する機能を備えたことを特徴とする。また、I
Cカード番号中の個人情報により後日請求により課金す
る機能を備えたことを特徴とする道路料金収受システ
ム。
ドに出口料金所情報及び課金情報を記録する機能を備え
たことを特徴とする。また、ICカード番号中のクレジ
ット情報により金融機関側事業者から料金を引き去るこ
とで課金する機能を備えたことを特徴とする。また、I
Cカード番号中の個人情報により後日請求により課金す
る機能を備えたことを特徴とする道路料金収受システ
ム。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る車載用端末機器を備えた道路料金収受システムの全
体構成、図2には端末機器のブロック構成、図3には入
口料金所における処理状況のフローチャート、図4には
出口料金所における処理状況のフローチャート、図5に
は入力部及び表示部の説明を示してある。
係る車載用端末機器を備えた道路料金収受システムの全
体構成、図2には端末機器のブロック構成、図3には入
口料金所における処理状況のフローチャート、図4には
出口料金所における処理状況のフローチャート、図5に
は入力部及び表示部の説明を示してある。
【0014】図に示した料金収受システムは、有料道路
の入口料金所及び出口料金所で車両を特定して通信によ
り課金処理を実施するETCシステムを例に挙げて示し
てある。本願発明を適用する料金収受システムは、出入
口料金所の情報を管理して課金処理を実施するETCシ
ステムに限らず、均一料金区間のETCシステムや特定
の領域に進入する車両に課金を行うシステム等他のシス
テムの料金収受システムとして適用することが可能であ
る。
の入口料金所及び出口料金所で車両を特定して通信によ
り課金処理を実施するETCシステムを例に挙げて示し
てある。本願発明を適用する料金収受システムは、出入
口料金所の情報を管理して課金処理を実施するETCシ
ステムに限らず、均一料金区間のETCシステムや特定
の領域に進入する車両に課金を行うシステム等他のシス
テムの料金収受システムとして適用することが可能であ
る。
【0015】図1に示すように、有料道路の料金所(入
口料金所、出口料金所)において、通路1の入口部位に
は車両検知装置2が設置されている。通路1の途中部に
は車両撮像カメラ3が設置され、車両撮像カメラ3の後
方には通路1を開閉する通過許可手段としてのゲート4
が設けられている。また、図示の料金所が出口料金所で
ある場合、ゲート4の近傍には料金表示器5が備えられ
ている。
口料金所、出口料金所)において、通路1の入口部位に
は車両検知装置2が設置されている。通路1の途中部に
は車両撮像カメラ3が設置され、車両撮像カメラ3の後
方には通路1を開閉する通過許可手段としてのゲート4
が設けられている。また、図示の料金所が出口料金所で
ある場合、ゲート4の近傍には料金表示器5が備えられ
ている。
【0016】車両6には車載用の端末機器7が搭載され
る。端末機器7には携帯電話手段としての携帯電話8
(日常使用する携帯電話)がコード9を介して接続さ
れ、端末機器7には車両6のライセンスプレート番号を
含む車両情報や個人情報等が記録され、また、各種情報
が書き込みされるICカード21が挿入されるようにな
っている。携帯電話8により最寄りの携帯電話基地局1
0を介して有料道路管理者側である料金所11に電話を
掛けることにより、ICカード21から読み込まれた情
報を含めて端末機器7側の情報等が料金所11側に送ら
れる。また、料金所11から携帯電話8に電話を掛ける
ことにより、料金所11の路側制御部としての料金所サ
ーバ12側からの確認情報等が端末機器7側に送られ
る。
る。端末機器7には携帯電話手段としての携帯電話8
(日常使用する携帯電話)がコード9を介して接続さ
れ、端末機器7には車両6のライセンスプレート番号を
含む車両情報や個人情報等が記録され、また、各種情報
が書き込みされるICカード21が挿入されるようにな
っている。携帯電話8により最寄りの携帯電話基地局1
0を介して有料道路管理者側である料金所11に電話を
掛けることにより、ICカード21から読み込まれた情
報を含めて端末機器7側の情報等が料金所11側に送ら
れる。また、料金所11から携帯電話8に電話を掛ける
ことにより、料金所11の路側制御部としての料金所サ
ーバ12側からの確認情報等が端末機器7側に送られ
る。
【0017】また、必要に応じて有料道路管理者側とし
ての管理局13に携帯電話8から最寄りの携帯電話基地
局14を介して電話を掛け、管理局13の管理局サーバ
15の情報を送受信することも可能である。
ての管理局13に携帯電話8から最寄りの携帯電話基地
局14を介して電話を掛け、管理局13の管理局サーバ
15の情報を送受信することも可能である。
【0018】尚、携帯電話手段としての携帯電話8は、
プリペイド式のものを適用したり、一般に携帯電話とし
て称されている携帯電話の他に、PHSや、携帯電話も
しくはPHSを内蔵したパソコン等の携帯端末を含むも
のである。また、端末機器7と携帯電話8が一体となっ
ている端末機器を用いることも可能であり、携帯電話8
と端末機器7との接続は無線により接続することも可能
である。この場合、更に利便性が向上し、また、プリペ
イド式の携帯電話8を適用した場合、前払いによる通行
料金の割引き等が導入可能となり、利用促進を大幅に向
上させることができる。
プリペイド式のものを適用したり、一般に携帯電話とし
て称されている携帯電話の他に、PHSや、携帯電話も
しくはPHSを内蔵したパソコン等の携帯端末を含むも
のである。また、端末機器7と携帯電話8が一体となっ
ている端末機器を用いることも可能であり、携帯電話8
と端末機器7との接続は無線により接続することも可能
である。この場合、更に利便性が向上し、また、プリペ
イド式の携帯電話8を適用した場合、前払いによる通行
料金の割引き等が導入可能となり、利用促進を大幅に向
上させることができる。
【0019】図2に基づいて端末機器7の構成を説明す
る。
る。
【0020】端末機器7には、ICカード21が挿入さ
れるICカードスロット22(スロット部)が設けら
れ、ICカードスロット22に挿入されたICカード2
1はICカードインタフェイス23を介して制御部とし
てのCPU24に接続されている。ICカード21の情
報はICカードインタフェイス23を介してCPU24
に読み込まれると共に、CPU24からの情報がICカ
ードインタフェイス23を介してICカード21に書き
込まれる。つまり、ICカードインタフェイス23は、
ICカード21に対して情報の授受を行うようになって
いる。
れるICカードスロット22(スロット部)が設けら
れ、ICカードスロット22に挿入されたICカード2
1はICカードインタフェイス23を介して制御部とし
てのCPU24に接続されている。ICカード21の情
報はICカードインタフェイス23を介してCPU24
に読み込まれると共に、CPU24からの情報がICカ
ードインタフェイス23を介してICカード21に書き
込まれる。つまり、ICカードインタフェイス23は、
ICカード21に対して情報の授受を行うようになって
いる。
【0021】また、端末機器7には、携帯電話8が接続
される携帯電話インタフェイス25が設けられ、携帯電
話8から料金所11に電話を掛けることによりCPU2
4に記憶された情報、即ち、ICカード21の情報が送
信される。また、料金所11から携帯電話8に電話を掛
けることにより、CPU24を介してICカード21に
料金所11側からの情報が書き込まれる。
される携帯電話インタフェイス25が設けられ、携帯電
話8から料金所11に電話を掛けることによりCPU2
4に記憶された情報、即ち、ICカード21の情報が送
信される。また、料金所11から携帯電話8に電話を掛
けることにより、CPU24を介してICカード21に
料金所11側からの情報が書き込まれる。
【0022】また、端末機器7には、認証部としてのセ
キュリティモジュール26が設けられ、セキュリティモ
ジュール26により、ICカード21と端末機器7が相
互認証(暗号処理等による)によりお互いの正当性が確
認される。また、セキュリティモジュール26により、
端末機器7は携帯電話8の回線網を介して料金所11や
管理局13と相互認証(暗号処理等による)によりお互
いの正当性が確認される。また、セキュリティモジュー
ル26により、ICカード21と料金所11や管理局1
3は、携帯電話8の回線網を介して相互認証(暗号処理
等による)によりお互いの正当性が確認される。
キュリティモジュール26が設けられ、セキュリティモ
ジュール26により、ICカード21と端末機器7が相
互認証(暗号処理等による)によりお互いの正当性が確
認される。また、セキュリティモジュール26により、
端末機器7は携帯電話8の回線網を介して料金所11や
管理局13と相互認証(暗号処理等による)によりお互
いの正当性が確認される。また、セキュリティモジュー
ル26により、ICカード21と料金所11や管理局1
3は、携帯電話8の回線網を介して相互認証(暗号処理
等による)によりお互いの正当性が確認される。
【0023】更に、端末機器7には、表示部及び入力部
としての表示・入力部27が設けられている。表示・入
力部27には料金所名等の情報が表示されると共に出入
口料金所名を入力できるようになっている。表示・入力
部27に入口料金所名または出口料金所名を入力する
と、車両6のライセンスプレート番号を含む車両情報や
車両諸元が携帯電話8の回線網を介して料金所11(入
口料金所または出口料金所)に伝達される。この時、I
Cカード21や端末機器7の番号を同時に伝達すること
も可能である。
としての表示・入力部27が設けられている。表示・入
力部27には料金所名等の情報が表示されると共に出入
口料金所名を入力できるようになっている。表示・入力
部27に入口料金所名または出口料金所名を入力する
と、車両6のライセンスプレート番号を含む車両情報や
車両諸元が携帯電話8の回線網を介して料金所11(入
口料金所または出口料金所)に伝達される。この時、I
Cカード21や端末機器7の番号を同時に伝達すること
も可能である。
【0024】図3乃至図5に基づいて上述した道路料金
収受システムにおける具体的な課金処理を説明する。
収受システムにおける具体的な課金処理を説明する。
【0025】図3のステップS1で、運転者は、ICカ
ード21を端末機器7に挿入し、表示・入力部27に入
口から乗り入れる旨を入力する。ステップS1における
入力の具体例を図5に基づいて説明する。
ード21を端末機器7に挿入し、表示・入力部27に入
口から乗り入れる旨を入力する。ステップS1における
入力の具体例を図5に基づいて説明する。
【0026】図5(a) に示すように、まず、入口・出口
選択部31と車両6のライセンスプレート番号部32及
び使用可能表示部33が表示・入力部27に表示され、
入口から乗り入れる場合には入口・出口選択部31の入
口を選択する。尚、使用可能表示部33には、相互認証
によりお互いの正当性が確認された時にのみ使用可能が
表示される。入口を選択すると、図5(b) に示すよう
に、有料道路名表示部34が表示され、乗り入れ予定の
有料道路名を選択する。有料道路名を選択すると、図5
(c) に示すように、料金所表示部35に料金所名が順次
表示され、乗り入れる料金所名を選択する。
選択部31と車両6のライセンスプレート番号部32及
び使用可能表示部33が表示・入力部27に表示され、
入口から乗り入れる場合には入口・出口選択部31の入
口を選択する。尚、使用可能表示部33には、相互認証
によりお互いの正当性が確認された時にのみ使用可能が
表示される。入口を選択すると、図5(b) に示すよう
に、有料道路名表示部34が表示され、乗り入れ予定の
有料道路名を選択する。有料道路名を選択すると、図5
(c) に示すように、料金所表示部35に料金所名が順次
表示され、乗り入れる料金所名を選択する。
【0027】図3のステップS1で入力が完了すると、
ステップS2で入力情報を送信する。つまり、図5(d)
に示すように、料金所名を選択した後、表示・入力部2
7には予約完了部36が表示され、予約をする意思があ
る場合に送信部37を押すことにより、携帯電話8から
携帯電話基地局10を介して料金所11に電話が掛けら
れ、入力情報、即ち、これから乗り入れる車両6のライ
センスプレート番号等の情報が料金所11に送信され
る。
ステップS2で入力情報を送信する。つまり、図5(d)
に示すように、料金所名を選択した後、表示・入力部2
7には予約完了部36が表示され、予約をする意思があ
る場合に送信部37を押すことにより、携帯電話8から
携帯電話基地局10を介して料金所11に電話が掛けら
れ、入力情報、即ち、これから乗り入れる車両6のライ
センスプレート番号等の情報が料金所11に送信され
る。
【0028】図3のステップS2で入力情報を送信する
と、ステップS3で予約完了か否かが判断される。つま
り、携帯電話8から料金所11にライセンスプレート番
号等の情報が送信された後、料金所11から携帯電話基
地局10を介して携帯電話8に電話が掛けられ、図5
(e) に示すように、表示・入力部27に予約確認部38
が表示される。
と、ステップS3で予約完了か否かが判断される。つま
り、携帯電話8から料金所11にライセンスプレート番
号等の情報が送信された後、料金所11から携帯電話基
地局10を介して携帯電話8に電話が掛けられ、図5
(e) に示すように、表示・入力部27に予約確認部38
が表示される。
【0029】図3のステップS3で予約完了したと判断
された場合、車両6を予約した料金所11に向けて走行
させてステップS4で料金所11に進入する。ステップ
S3で予約完了ではないと判断された場合、予約が完了
するまで料金所11への進入を保留する。ステップS4
で料金所11に進入すると、予約されている車両か否か
がステップS5で判断される。即ち、車両撮像カメラ3
でライセンスプレート番号が撮影され、予約されている
車両6のライセンスプレート番号と照合されて実際に予
約されているか否かが判断される。
された場合、車両6を予約した料金所11に向けて走行
させてステップS4で料金所11に進入する。ステップ
S3で予約完了ではないと判断された場合、予約が完了
するまで料金所11への進入を保留する。ステップS4
で料金所11に進入すると、予約されている車両か否か
がステップS5で判断される。即ち、車両撮像カメラ3
でライセンスプレート番号が撮影され、予約されている
車両6のライセンスプレート番号と照合されて実際に予
約されているか否かが判断される。
【0030】尚、予約の確認後、入口の料金所11に対
する予約情報は一定時間(例えば24時間)記憶され、
一定時間が経過した後は自動的に消去される。料金所サ
ーバ12の容量に余裕がある場合には、記憶する一定時
間を長くしたり、予約情報をそのまま残しておくことも
可能である。また、次に同一車両の予約がされるまで、
即ち、上書きされるまで予約情報を残しておくことも可
能である。
する予約情報は一定時間(例えば24時間)記憶され、
一定時間が経過した後は自動的に消去される。料金所サ
ーバ12の容量に余裕がある場合には、記憶する一定時
間を長くしたり、予約情報をそのまま残しておくことも
可能である。また、次に同一車両の予約がされるまで、
即ち、上書きされるまで予約情報を残しておくことも可
能である。
【0031】ステップS5で予約車両であると判断され
た場合、ステップS6でゲート4を開にして車両6をノ
ンストップで通過させる。ステップS5で予約車両であ
ると確認できなかった場合、ステップS7で各種情報を
キャンセルし、車両6を一旦別のゲートに誘導する等し
て通常の有人ゲートでの処理(通行券の受け取り等)を
実施する。ステップS6で車両6をノンストップで通過
させた後、ステップS8で料金所11から携帯電話基地
局10を介して携帯電話8に電話が掛けられ、ICカー
ド21に入口情報が書き込まれる。
た場合、ステップS6でゲート4を開にして車両6をノ
ンストップで通過させる。ステップS5で予約車両であ
ると確認できなかった場合、ステップS7で各種情報を
キャンセルし、車両6を一旦別のゲートに誘導する等し
て通常の有人ゲートでの処理(通行券の受け取り等)を
実施する。ステップS6で車両6をノンストップで通過
させた後、ステップS8で料金所11から携帯電話基地
局10を介して携帯電話8に電話が掛けられ、ICカー
ド21に入口情報が書き込まれる。
【0032】次に、図4のステップS11で、運転者
は、表示・入力部27から出口予定の料金所11を入力
する。ステップS11における入力の具体例を図5に基
づいて説明する。
は、表示・入力部27から出口予定の料金所11を入力
する。ステップS11における入力の具体例を図5に基
づいて説明する。
【0033】図5(a) に示すように、まず、入口・出口
選択部31と車両6のライセンスプレート番号部32及
び使用可能表示部33が表示・入力部27に表示され、
入口・出口選択部31の出口を選択する。出口を選択す
ると、図5(b) に示すように、有料道路名表示部34が
表示され、出口予定の有料道路名を選択する。有料道路
名を選択すると、図5(c) に示すように、料金所表示部
35に料金所名が順次表示され、出口予定の料金所名を
選択する。
選択部31と車両6のライセンスプレート番号部32及
び使用可能表示部33が表示・入力部27に表示され、
入口・出口選択部31の出口を選択する。出口を選択す
ると、図5(b) に示すように、有料道路名表示部34が
表示され、出口予定の有料道路名を選択する。有料道路
名を選択すると、図5(c) に示すように、料金所表示部
35に料金所名が順次表示され、出口予定の料金所名を
選択する。
【0034】図3のステップS11で入力が完了する
と、ステップS12で入力情報を送信する。つまり、図
5(d) に示すように、料金所名を選択した後、表示・入
力部27には予約完了部36が表示され、予約をする意
思がある場合に送信部37を押すことにより、携帯電話
8から携帯電話基地局10を介して料金所11に電話が
掛けられ、入力情報、即ち、これから出る車両6のライ
センスプレート番号や入口料金所等の情報が出口の料金
所11に送信される。
と、ステップS12で入力情報を送信する。つまり、図
5(d) に示すように、料金所名を選択した後、表示・入
力部27には予約完了部36が表示され、予約をする意
思がある場合に送信部37を押すことにより、携帯電話
8から携帯電話基地局10を介して料金所11に電話が
掛けられ、入力情報、即ち、これから出る車両6のライ
センスプレート番号や入口料金所等の情報が出口の料金
所11に送信される。
【0035】図4のステップS12で入力情報を送信す
ると、ステップS13で予約完了か否かが判断される。
つまり、携帯電話8から料金所11にこれから出る車両
6のライセンスプレート番号や入口料金所等の情報が送
信された後、料金所11から携帯電話基地局10を介し
て携帯電話8に電話が掛けられ、図5(e) に示すよう
に、表示・入力部27に予約確認部38が表示される。
ると、ステップS13で予約完了か否かが判断される。
つまり、携帯電話8から料金所11にこれから出る車両
6のライセンスプレート番号や入口料金所等の情報が送
信された後、料金所11から携帯電話基地局10を介し
て携帯電話8に電話が掛けられ、図5(e) に示すよう
に、表示・入力部27に予約確認部38が表示される。
【0036】図4のステップS13で予約完了したと判
断された場合、車両6を予約した出口の料金所11に向
けて走行させてステップS14で料金所11に進入す
る。ステップS13で予約完了ではないと判断された場
合、予約が完了するまで出口の料金所11への進入を保
留する。ステップS14で出口の料金所11に進入する
と、予約されている車両か否かがステップS15で判断
される。即ち、車両撮像カメラ3でライセンスプレート
番号が撮影され、予約されている車両6のライセンスプ
レート番号と照合されて実際に予約されているか否かが
判断される。
断された場合、車両6を予約した出口の料金所11に向
けて走行させてステップS14で料金所11に進入す
る。ステップS13で予約完了ではないと判断された場
合、予約が完了するまで出口の料金所11への進入を保
留する。ステップS14で出口の料金所11に進入する
と、予約されている車両か否かがステップS15で判断
される。即ち、車両撮像カメラ3でライセンスプレート
番号が撮影され、予約されている車両6のライセンスプ
レート番号と照合されて実際に予約されているか否かが
判断される。
【0037】尚、前述と同様に、予約の確認後、出口の
料金所11に対する予約情報は一定時間(例えば24時
間)記憶され、一定時間が経過した後は自動的に消去さ
れる。料金所サーバ12の容量に余裕がある場合には、
記憶する一定時間を長くしたり、予約情報をそのまま残
しておくことも可能である。
料金所11に対する予約情報は一定時間(例えば24時
間)記憶され、一定時間が経過した後は自動的に消去さ
れる。料金所サーバ12の容量に余裕がある場合には、
記憶する一定時間を長くしたり、予約情報をそのまま残
しておくことも可能である。
【0038】ステップS15で予約車両であると判断さ
れた場合、ステップS16でゲート4を開にして車両6
をノンストップで通過させると同時に、料金所11から
携帯電話基地局10を介して携帯電話8に電話が掛けら
れ、所定の課金処理が実行される。ステップS15で予
約車両であると確認できなかった場合、ステップS17
で車両6を一旦別のゲートに誘導する等して入口の料金
所11の情報等を確認した後、有人ゲートでの課金処理
(現金による支払い等)を実施する。ステップS16で
車両6をノンストップで通過させた後、ステップS18
でICカード21に出口情報及び課金情報が書き込まれ
る。
れた場合、ステップS16でゲート4を開にして車両6
をノンストップで通過させると同時に、料金所11から
携帯電話基地局10を介して携帯電話8に電話が掛けら
れ、所定の課金処理が実行される。ステップS15で予
約車両であると確認できなかった場合、ステップS17
で車両6を一旦別のゲートに誘導する等して入口の料金
所11の情報等を確認した後、有人ゲートでの課金処理
(現金による支払い等)を実施する。ステップS16で
車両6をノンストップで通過させた後、ステップS18
でICカード21に出口情報及び課金情報が書き込まれ
る。
【0039】課金処理の具体的な手法は、金融機関等を
介してICカード21に予め記録された金額から差し引
いたり、ICカード21の番号中のクレジット情報によ
り金融機関側事業者から料金を引き去ったり、ICカー
ド21の番号中の個人情報により後日請求により課金す
る等の手法が用いられる。プリペイド方式を採用した場
合、割引等が可能になる。
介してICカード21に予め記録された金額から差し引
いたり、ICカード21の番号中のクレジット情報によ
り金融機関側事業者から料金を引き去ったり、ICカー
ド21の番号中の個人情報により後日請求により課金す
る等の手法が用いられる。プリペイド方式を採用した場
合、割引等が可能になる。
【0040】尚、端末機器7側の機能により入力情報を
送信するようにしたが、予約の電話は、ICカード21
に記録された車両6を特定する情報が送信できる機能を
有する電話機を用いて携帯電話8以外から掛けることも
可能である。また、携帯電話手段としてPHSを用いた
場合、PHSは通信エリアが狭いため、料金所近傍に基
地局を設置することで、予約の電話をすることなく料金
所に対する車両に料金所側から電話を掛けて、料金所予
告・注意・受付け・記録・課金処理等を実施することが
可能である。また、端末機器7側にICカード21の情
報を記憶させておくことも可能である。
送信するようにしたが、予約の電話は、ICカード21
に記録された車両6を特定する情報が送信できる機能を
有する電話機を用いて携帯電話8以外から掛けることも
可能である。また、携帯電話手段としてPHSを用いた
場合、PHSは通信エリアが狭いため、料金所近傍に基
地局を設置することで、予約の電話をすることなく料金
所に対する車両に料金所側から電話を掛けて、料金所予
告・注意・受付け・記録・課金処理等を実施することが
可能である。また、端末機器7側にICカード21の情
報を記憶させておくことも可能である。
【0041】また、料金所11と携帯電話8との間の電
話により予約や予約確認等を実施したが、管理局13と
携帯電話8との間の電話により予約や予約確認等を実施
することも可能である。この場合、車両撮像カメラ3で
撮影したライセンスプレート番号等の情報は、専用回線
等により管理局13に送られて予約車両の確認が管理局
サーバ15側で実施される。または、管理局サーバ15
から専用回線等により料金所サーバ12に予約車両の情
報が送られて予約車両の確認が料金所サーバ12側で実
施される。
話により予約や予約確認等を実施したが、管理局13と
携帯電話8との間の電話により予約や予約確認等を実施
することも可能である。この場合、車両撮像カメラ3で
撮影したライセンスプレート番号等の情報は、専用回線
等により管理局13に送られて予約車両の確認が管理局
サーバ15側で実施される。または、管理局サーバ15
から専用回線等により料金所サーバ12に予約車両の情
報が送られて予約車両の確認が料金所サーバ12側で実
施される。
【0042】均一区間の有料道路や特定の領域に進入す
る車両に課金を行うシステム等で、入口部位で課金を行
う場合は、図3のステップS6で課金処理が実施され、
図4の処理はなくなる。
る車両に課金を行うシステム等で、入口部位で課金を行
う場合は、図3のステップS6で課金処理が実施され、
図4の処理はなくなる。
【0043】上述した端末機器7を備えた道路料金収受
システムでは、ICカード21との間で情報のやり取り
を行うICカードリーダに携帯電話8を接続し、携帯電
話8と料金所11との間の電話によりICカード21の
情報等(車両6の情報や運転者の情報等)を料金所11
に送り、また、料金所11から課金情報等を端末機器7
に送ることで、入口の料金所11から出口の料金所11
までの間の通行料金の課金処理が行える。
システムでは、ICカード21との間で情報のやり取り
を行うICカードリーダに携帯電話8を接続し、携帯電
話8と料金所11との間の電話によりICカード21の
情報等(車両6の情報や運転者の情報等)を料金所11
に送り、また、料金所11から課金情報等を端末機器7
に送ることで、入口の料金所11から出口の料金所11
までの間の通行料金の課金処理が行える。
【0044】このため、料金所等の路側装置との無線通
信を行う高価な車載器を用いることなく通信により課金
処理を実施することが可能になり、低価格の端末機器7
を準備するだけで有料道路料金収受システムが利用で
き、有料道路料金収受システムの利便性が向上して利用
促進が可能となる。
信を行う高価な車載器を用いることなく通信により課金
処理を実施することが可能になり、低価格の端末機器7
を準備するだけで有料道路料金収受システムが利用で
き、有料道路料金収受システムの利便性が向上して利用
促進が可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明の車載用端末機器はICカードが
挿入されるスロット部と、ICカードに対して情報の授
受を行うICカードインターフェイス部と、携帯電話手
段との接続を可能とするインターフェイス部と、携帯電
話手段の回線網を介して有料道路管理者側との間で情報
の伝達を行う制御部とを備えたので、携帯電話手段によ
り有料道路管理者側との間で情報の伝達が行え、料金所
等の路側装置との無線通信を行う高価な車載器を用いる
ことなく通信により課金処理を実施することができる。
この結果、低価格の端末機器を準備するだけで有料道路
料金収受システムが利用でき、有料道路料金収受システ
ムの利便性が向上して利用促進が可能となる。
挿入されるスロット部と、ICカードに対して情報の授
受を行うICカードインターフェイス部と、携帯電話手
段との接続を可能とするインターフェイス部と、携帯電
話手段の回線網を介して有料道路管理者側との間で情報
の伝達を行う制御部とを備えたので、携帯電話手段によ
り有料道路管理者側との間で情報の伝達が行え、料金所
等の路側装置との無線通信を行う高価な車載器を用いる
ことなく通信により課金処理を実施することができる。
この結果、低価格の端末機器を準備するだけで有料道路
料金収受システムが利用でき、有料道路料金収受システ
ムの利便性が向上して利用促進が可能となる。
【0046】本発明の道路料金収受システムは、請求項
4乃至請求項9のいずれか一項に記載の車載用端末機器
と、有料道路管理者側の路側制御部とを有し、路側制御
部は、携帯電話手段の回線網を介して入口料金所名及び
車両のライセンスプレート番号を含む車両情報及び車両
諸元を車載用端末機器から受信する機能と、受信した車
載用端末機器が載せられた車両を有料道路の利用車両と
して予約する機能とを備えたので、携帯電話手段により
有料道路管理者側の路側制御部との間で情報の伝達が行
え、料金所等の路側装置との無線通信を行う高価な車載
器を用いることなく通信により課金処理を実施すること
ができる。この結果、低価格の端末機器を準備するだけ
で有料道路料金収受システムが利用でき、有料道路料金
収受システムの利便性が向上して利用促進が可能とな
る。
4乃至請求項9のいずれか一項に記載の車載用端末機器
と、有料道路管理者側の路側制御部とを有し、路側制御
部は、携帯電話手段の回線網を介して入口料金所名及び
車両のライセンスプレート番号を含む車両情報及び車両
諸元を車載用端末機器から受信する機能と、受信した車
載用端末機器が載せられた車両を有料道路の利用車両と
して予約する機能とを備えたので、携帯電話手段により
有料道路管理者側の路側制御部との間で情報の伝達が行
え、料金所等の路側装置との無線通信を行う高価な車載
器を用いることなく通信により課金処理を実施すること
ができる。この結果、低価格の端末機器を準備するだけ
で有料道路料金収受システムが利用でき、有料道路料金
収受システムの利便性が向上して利用促進が可能とな
る。
【図1】本発明の一実施形態例に係る車載用端末機器を
備えた道路料金収受システムの全体構成図。
備えた道路料金収受システムの全体構成図。
【図2】端末機器のブロック構成図。
【図3】入口料金所における処理状況のフローチャー
ト。
ト。
【図4】出口料金所における処理状況のフローチャー
ト。
ト。
【図5】入力部及び表示部の説明図。
1 通路
2 車両検知装置
3 車両撮像カメラ
4 ゲート
5 料金表示器
6 車両
7 端末機器
8 携帯電話
9 コード
10,14 携帯電話基地局
11 料金所
12 料金所サーバ
13 管理局
15 管理局サーバ
21 ICカード
22 ICカードスロット
23 ICカードインタフェイス
24 CPU
25 携帯電話インタフェイス
26 セキュリティモジュール
31 入口・出口選択部
32 ライセンスプレート番号部
33 使用可能表示部
34 有料道路表示部
35 料金所表示部
36 予約完了部
37 送信部
Claims (18)
- 【請求項1】 ICカードが挿入されるスロット部と、
ICカードに対して情報の授受を行うICカードインタ
ーフェイス部と、携帯電話手段との接続を可能とするイ
ンターフェイス部と、携帯電話手段の回線網を介して有
料道路管理者側との間で情報の伝達を行う制御部とを備
えたことを特徴とする車載用端末機器。 - 【請求項2】 請求項1において、 ICカードとの相互認証及び有料道路管理者側との相互
認証を行う認証部と、表示部及び入力部を更に備えたこ
とを特徴とする車載用端末機器。 - 【請求項3】 請求項2において、挿入されるICカー
ドと端末機器は相互認証によりお互いの正当性を確認す
る手段を有し、端末機器は携帯電話手段の回線網を介し
て有料道路管理者側と相互認証によりお互いの正当性を
確認する手段を有し、挿入されるICカードと有料道路
管理者側は携帯電話手段の回線網及び端末機器を介して
相互認証によりお互いの正当性を確認する手段を有して
いることを特徴とする車載用端末機器。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
おいて、表示部に料金所名を表示する機能を有し、入力
部に出入口料金所名を入力する機能を有していることを
特徴とする車載用端末機器。 - 【請求項5】 請求項4において、入力部に入口料金所
名を入力すると入口料金所側に車両のライセンスプレー
ト番号を含む車両情報及び車両諸元を携帯電話手段の回
線網を介して伝達する機能を備えていることを特徴とす
る車載用端末機器。 - 【請求項6】 請求項4において、入力部に出口料金所
名を入力すると出口料金所側に車両のライセンスプレー
ト番号を含む車両情報及び車両諸元を携帯電話手段の回
線網を介して伝達する機能を備えていることを特徴とす
る車載用端末機器。 - 【請求項7】 請求項5もしくは請求項6において、I
Cカード番号及び端末機器番号を携帯電話手段の回線網
を介して伝達する機能を備えていることを特徴とする車
載用端末機器。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に
おいて、携帯電話手段は、携帯電話もしくはPHS、ま
たは、携帯電話もしくはPHSを内蔵した情報端末であ
ることを特徴とする車載用端末機器。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に
おいて、携帯電話手段は無線により携帯電話インターフ
ェイス側に接続されることを特徴とする車載用端末機
器。 - 【請求項10】 請求項4乃至請求項9のいずれか一項
に記載の車載用端末機器と、有料道路管理者側の路側制
御部とを有し、路側制御部は、携帯電話手段の回線網を
介して入口料金所名及び車両のライセンスプレート番号
を含む車両情報及び車両諸元を車載用端末機器から受信
する機能と、受信した車載用端末機器が載せられた車両
を有料道路の利用車両として予約する機能とを備えたこ
とを特徴とする道路料金収受システム。 - 【請求項11】 請求項10において、携帯電話手段の
回線網を介してICカード番号及び端末機器番号を受信
する機能を更に備えたことを特徴とする道路料金収受シ
ステム。 - 【請求項12】 請求項10もしくは請求項11におい
て、予約された有料道路の利用車両が入口料金所に進入
した際に車両検知器によりライセンスプレート番号を含
む車両情報及び車両諸元を確認する機能と、予約された
車両と確認された車両とが相違なければ通過許可手段を
通過可能状態にして車両をノンストップで入口料金所を
通過させる機能とを備えたことを特徴とする道路料金収
受システム。 - 【請求項13】 請求項12において、携帯電話の回線
網を介してICカードに入口料金所情報を記録する機能
を備えたことを特徴とする道路料金収受システム。 - 【請求項14】 請求項13において、携帯電話手段の
回線網を介して出口料金所名を車載用端末機器から受信
する機能と、受信した車載用端末機器が載せられた車両
を出口料金所の通過車両として予約する機能とを備えた
ことを特徴とする道路料金収受システム。 - 【請求項15】 請求項14において、予約された出口
料金所の通過車両が出口料金所に進入した際に車両検知
器によりライセンスプレート番号を含む車両情報及び車
両諸元を確認する機能と、予約された車両と確認された
車両とが相違なければ通過許可手段を通過可能状態にし
て車両をノンストップで出口料金所を通過させる機能と
を備えたことを特徴とする道路料金収受システム。 - 【請求項16】 請求項15において、携帯電話の回線
網を介してICカードに出口料金所情報及び課金情報を
記録する機能を備えたことを特徴とする道路料金収受シ
ステム。 - 【請求項17】 請求項16において、ICカード番号
中のクレジット情報により金融機関側事業者から料金を
引き去ることで課金する機能を備えたことを特徴とする
道路料金収受システム。 - 【請求項18】 請求項16において、ICカード番号
中の個人情報により後日請求により課金する機能を備え
たことを特徴とする道路料金収受システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234626A JP2003044889A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 車載用端末機器及び道路料金収受システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234626A JP2003044889A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 車載用端末機器及び道路料金収受システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003044889A true JP2003044889A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19066206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001234626A Withdrawn JP2003044889A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 車載用端末機器及び道路料金収受システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003044889A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284738A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 携帯端末と駅務システム |
WO2013018656A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 日本電気株式会社 | 交通制御システム、混雑制御方法、情報処理装置およびその制御方法並びに記録媒体 |
JP2013156943A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Toshiba Corp | 交通量管理システム |
JP2018538611A (ja) * | 2015-11-04 | 2018-12-27 | ビザ・インターナショナル・サービス・アソシエーション | 車載アクセスアプリケーション |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234626A patent/JP2003044889A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284738A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 携帯端末と駅務システム |
WO2013018656A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 日本電気株式会社 | 交通制御システム、混雑制御方法、情報処理装置およびその制御方法並びに記録媒体 |
JP2013156943A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Toshiba Corp | 交通量管理システム |
JP2018538611A (ja) * | 2015-11-04 | 2018-12-27 | ビザ・インターナショナル・サービス・アソシエーション | 車載アクセスアプリケーション |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |