JP2004036264A - Sports stadium using artificial lawn - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、野球、サッカー、ホッケー等の運動競技場として最適な、人工芝が表面に敷設された人工芝製運動競技場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野球、サッカー、ホッケー等の運動競技場として、人工芝をその表面に敷設した人工芝製運動競技場がある。かかる人工芝は、基材に天然の芝葉に似せた多数のパイルを植設したものであるが、特に運動競技場に敷設される人工芝としては、プレーヤーに対する衝撃を緩和して転倒時等の怪我を少なくするように、パイル間に粒状物を充填し、この粒状物によって衝撃を吸収するようにしたものが多く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる粒状物を充填した人工芝として、従来、粒状物として砂等の硬質粒状物を充填したもの、ゴムチップ等の弾性粒状物を充填したもの、前記の如き硬質粒状物と弾性粒状物とを充填したものがある。ところが、砂等の硬質粒状物を充填したものは、これら砂等の硬質粒状物は比較的比重が大きいため、プレー時のボールの転がりやスライディングによる当該粒状物の飛散が少ないものの、砂等の硬質粒状物は踏まれたり降雨等により沈下して固まりやすいため、長期間使用すると、初期に有していた衝撃吸収性が徐々に低下すると言った問題があった。
【0004】
又ゴムチップ等の弾性粒状物を充填したものや弾性粒状物と前記の如き硬質粒状物とを充填したものは、ゴムチップ等の弾性粒状物の有する弾力によって衝撃吸収性が高まり、又この弾力に加えて比較的比重も小さいことから、長期間の使用によっても弾性粒状物は沈下して固まることがないので、衝撃吸収性の低下はほとんど起こらないものの、弾性粒状物は飛散しやすく、ボールの落下箇所が凹んで平坦性が損なわれると言った問題があった。
【0005】
さらに、最近では、衝撃吸収性をさらに高めると共に、自然の土壌に天然の芝が植生されたような感触を具備させるようにした人工芝も提案されている。この人工芝は、基材表面から先端までの長さを40mm以上とした比較的長いパイルを植設することにより、充填する粒状物の層を厚くしたものであるが、かように充填する粒状物の層を厚くすればする程、自然の土壌の如き衝撃吸収性を得ることができるものの、前記の如き問題が顕著に発生し、砂等の硬質粒状物を充填したものは、層を厚くした分だけ、沈下して固まることによる衝撃吸収性の低下が、又比較的比重の小さいゴムチップ等の弾性粒状物を充填したものは飛散が、それぞれ顕著に現れている。
【0006】
そこで本発明は、パイル間に粒状物からなる充填層を備えた人工芝を表面に敷設した人工芝製運動競技場において、上記の如き問題点を解決し、衝撃吸収性に優れ、且つ粒状物の飛散を防止した人工芝製運動競技場を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る人工芝製運動競技場は、基材と、幅寸法が1〜7mmであって厚寸法が60〜130μmであるフイルムヤーンから形成され、基材に植設された多数のパイルと、前記パイルの先端を10〜40mm突出させてパイル間に充填されて形成された弾性粒状物からなる又は一部が弾性粒状物からなる充填層とを備えた人工芝が、表面に敷設されたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、パイル間に形成された充填層が、弾性粒状物からなり又は一部が弾性粒状物からなるので、弾性粒状物の有する弾力によって衝撃吸収性が高まり、又この弾力に加えて弾性粒状物は比較的比重も小さいことから、長期間の使用によっても弾性粒状物は沈下して固まることがなく、衝撃吸収性の低下はほとんど起こらない。
【0009】
又、パイルを形成するフイルムヤーンは、幅寸法が1〜7mmであって比較的に広幅であるので、この広幅面が抵抗となって、充填層を形成する弾性粒状物等の動きが抑えられることから、充填層の飛散が防止される。又フイルムヤーンは元々倒伏しやすいものであるが、さらに倒伏しやすいように厚寸法を60〜130μmとした比較的薄いフイルムヤーンを用い、且つそのフイルムヤーンの先端を充填層より10〜40mm突出させているので、競技のボール等がフイルムヤーン上に落下すると、前記広幅面が充填層の表面に覆いかぶさるように容易に倒伏することから、これによっても飛散は効果的に防止される。
【0010】
前記フイルムヤーンは、多数のスプットを形成したスプリットヤーンとスプリットを形成していないスリットヤーンとがあり、本発明においてはどちらを使用してもよいが、スプリットヤーンは、弾性粒状物等を充填する際に、これがスプリットに引っ掛かって充填しにくく、又充填層の表面の平坦性を出しにくいのみならず、スプリットヤーンを本発明において使用する場合は、スプリットを横に裂いて前記の如き1〜7mmの幅寸法にする必要があるが、この横裂き作業は非常に面倒であり且つ正確に1〜7mmの幅寸法に揃えるのは熟練を要し、又この横裂き作業において前記の幅寸法よりも細い髭のようなものが発生した場合に、これが紫外線等で劣化して外観的に見苦しいものになる等の問題があることから、スプリットを形成することによる前記の如き問題の無い、スプリットを形成せずに最初から前記の如き幅寸法にスリットしたスリットヤーンを用いるのが好ましい。
【0011】
前記フイルムヤーンの幅寸法を1〜7mmとした理由は、1mm未満では、細すぎて粒状物の動きを抑えにくく、7mmを超えると、天然の芝の幅寸法が概略1mm〜3mm程度であることから、見た目において天然の芝と異なる感じを与えるものになり、又滑りやすくなって怪我をしやすくなるためであり、好適には天然の芝の近似した2〜4mmの幅寸法のものである。
【0012】
また前記フイルムヤーンの厚寸法は60〜130μmとしているが、60μm未満では倒伏性に優れるものの、薄過ぎるために紫外線による劣化が起こりやすく、130μmを超える厚寸法では倒伏しにくくなる。さらに本発明においてはフイルムヤーンの先端を充填層より10〜40mm突出させているが、10〜40mmとした理由は、10mm未満では倒伏した際に充填層の表面に覆いかぶさる面積が僅かとなって、飛散を効果的に防止することができず、40mmを超えると、プレーヤーのスパイク等で繰返踏まれるとフイルムヤーンの先端が細かく裂けて飛散防止効果が低下する恐れがあるためである。
【0013】
前記の突出長さは、フイルムヤーンを植設するピッチ(間隔)を考慮して決定するのが好ましい。すなわち、相隣り合って植設されたフイルムヤーンが共に倒伏した状態で、一の束のフイルムヤーンとその隣に植設された他の束のフイルムヤーンとの先端間に隙間を生じることのないように多少重合する長さにしておけば、この相互のフイルムヤーンで充填層の表面を隙間無く覆うことになるので、飛散が効果的に防止される。
【0014】
本発明において、充填層は、弾性粒状物のみから形成されていてもよいし、その一部が弾性粒状物から形成されていてもよいが、弾性粒状物のみから形成した場合は、使用する弾性粒状物にもよるが、衝撃を吸収し過ぎて不都合が生じることがあるので、弾性粒状物と硬質粒状物とで充填層を形成し、衝撃吸収力を弾性充填材と硬質粒状物との混合比でコントロールするのが好ましい。
【0015】
充填層を弾性粒状物と硬質粒状物とで形成する場合は、弾性粒状物と硬質粒状物とを混合したものを充填してもよいし、それら弾性粒状物と硬質粒状物とを別個に充填し、その後ブラッシングにより混合してもよく、又弾性粒状物と硬質粒状物とが層別に充填されていてもよく、また弾性粒状物又は硬質粒状物からなる層と、弾性粒状物と硬質粒状物との混合層とからなるものであってもよく、例えば、充填層の表面を弾性粒状物による弾性充填層で構成し、その下部を弾性粒状物と硬質粒状物との混合層で構成してもよい。
【0016】
本発明によれば、充填層の飛散が効果的に抑制されるので、衝撃吸収性をさらに高めると共に、自然の土壌に天然の芝が植生されたような感触を具備させるように、フイルムヤーンから形成されたパイルは、基材表面より先端までの長さが40〜80mmとなるように、比較的長いパイルを基材に植設し、充填層の厚さを厚くすることができる。
【0017】
又本発明において、フイルムヤーンから形成されたパイルと共に幅寸法が0.5〜2mmであって厚みが50〜150μmであるモノフイラメントヤーンから形成された多数のパイルを、このパイルの先端が充填層より突出するようにして基材に植設しておけば、モノフイラメントヤーンは耐倒伏性を有しているため、フイルムヤーンと相まって天然の芝に近い外観を呈するようになると共に、ボールの適度な転がりや着地感、サッカー競技におけるキックのし易さ等が発現されるので好ましい。
【0018】
フイルムヤーンと共にモノフイラメントヤーンを用いる場合、フイルムヤーンとモノフイラメントヤーンとを同じ長さとし、且つ同じ長さで充填層の表面より突出させるようにしてもよいが、フイルムヤーンの長さをモノフイラメントヤーンの長さより長くするか又は同じ長さであっても植設する際に、植設した状態で、フイルムヤーンの先端が、モノフイラメントヤーンの先端より2〜5mm程度突出するようにしておけば、プレー時のボール等が先ずフイルムヤーンに当たるため、フイルムヤーンをより倒伏しやすくすることができる。又フイルムヤーンによる飛散防止を効果的に発現させるために、フイルムヤーンの幅寸法はモノフイラメントヤーンの幅寸法より広幅にするのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態につき図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明による人工芝製運動競技場の実施の一形態を示す断面図、図2はそれに用いられたフイルムヤーンの斜視図、図3はモノフイラメントヤーンの斜視図である。
【0020】
図面において、1は運動競技場の基層であって、2は前記基層1の表面に直接又は適宜クッション材等の下地材11を介して敷設された人工芝であり、人工芝2は、下部に設けられて前記基層1又は下地材11上に敷設される基材3と、その基材3に植設された多数のパイル4と、前記パイル4間に充填されて形成された充填層5から構成されている。
【0021】
基層1は、地面そのものであってもよいが、一般的には地面上に透水性又は否透水性のアスファルトコンクリートを打設して形成されるが、本形態においては透水性を具備させると共に施工の簡易な砕石等を載置して形成され、その上に平坦性を出すと共に透水性を有し且つ人工芝2を敷設しやすくするための不織布からなる下地材11で覆い、その上に人工芝2を敷設している。
【0022】
基材3は、織物、編物、不織布等、前記パイル4が植設されるものであれば、何でもよく、特に限定されるものではなく、一例としてポリプロピレン製の平織りの織布等がある。
【0023】
パイル4は、フイルムヤーン41とモノフイラメントヤーン42とが複数本束ねられた状態で前記基材3に植設されたものであって、この形態では、フイルムヤーン41とモノフイラメントヤーン42とが同数本、すなわちフイルムヤーンが4本、モノフイラメントヤーン42が4本、それらが共に束ねられ、それらを1単位として適宜間隔をおいて基材3全面に植設されている。植設する間隔は、基材3表面より先端までの長さLが40〜80mmである比較的長いフイルムヤーン41を植設する場合は、充填層5を充填しやすいように、一般的には8〜50mm程度の比較的広いピッチPで植設されるが、好適には、適度なパイル4の面密度となって見栄えがよく且つ充填しやすい、10〜40mm程度の間隔である。
【0024】
前記フイルムヤーン41は、幅寸法W1が充填層5の飛散を効果的に抑える1〜7mm、厚寸法T1が倒伏しやすい60〜130μmであって、前記の如き厚みのフイルムを押出成型等により広幅で成型した後、前記の幅寸法にスリットして形成されたスリットヤーンであり、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフイン系合成樹脂やポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の適宜合成樹脂材料から形成される。
【0025】
前記フイルムヤーン41と束にして植設されたモノフイラメントヤーン42は、幅寸法W2が0.5〜2mmであって厚寸法T2が50〜150μmのものであり、前記フイルムヤーン41と同様な合成樹脂材料を使用し、1本又は同時に多数本を押出成型して形成されるものである。尚、本形態では、フイルムヤーン41は倒伏しやすく且つスライディング時の滑り抵抗の少ないポリエチレンや、倒伏しやすく且つ耐熱性の優れたポリプロピレン、又はそれらの混合物等からなるオレフイン系合成樹脂が用いられ、モノフイラメントヤーン42は耐倒伏性に優れ且つ踏み倒されても直立に容易に弾性回復するポリアミドが用いられている。
【0026】
そして前記フイルムヤーン41は、基材3表面より先端までの長さLを40〜80mmとなるように、又モノフイラメントヤーン42はそれより2〜5mm短くなるように、共に束にして基材3に植設され、一般に長さが35mm以下である従来のパイルに比べて比較的長いパイル4を構成している。
【0027】
かようにして植設されたフイルムヤーン41とモノフイラメントヤーン42とから構成されたパイル4間に充填層5が形成され、そしてこの形成された充填層5の表面から前記パイル4の先端を突出させると共に、フイルムヤーン41の先端の突出長さL1を10〜40mmとし、且つフイルムヤーン41の先端よりモノフイラメントヤーン42の先端が2〜5mm程度低く突出するようにしている。充填層5は、弾性粒状物51と硬質粒状物52とを混合したものから構成され、前記弾性粒状物51と硬質粒状物52との混合割合は、適度な衝撃吸収性を具備させるために、容積比において、弾性粒状物51/硬質粒状物52=50/50〜70/30の範囲にするのが好ましい。
【0028】
前記弾性粒状物51としては天然又は合成ゴムチップ、発泡又は無発泡の合成樹脂粒状物、コルクチップ、タイヤの粉砕物等、硬質粒状物52としては川砂や山砂等の砂、珪砂、炭酸カルシウム、ガラス等の無機粒状物や人工の砂土等、が適宜使用するすることができる。
【0029】
尚、上記形態では、フイルムヤーン41とモノフイラメントヤーン42とが共に束ねられ、それを1単位として植設されているが、本発明においては、フイルムヤーン41とモノフイラメントヤーン42とを別々に束ね、それらを交互又はランダムに植設するようにしてもよく、又フイルムヤーン41のみを植設するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、パイル間に形成された充填層が、弾性粒状物からなり又は一部が弾性粒状物からなるので、衝撃吸収性が高まり、又衝撃吸収性の低下はほとんど起こらない。
【0031】
又、パイルを形成するフイルムヤーンは、幅寸法が1〜7mmであって比較的に広幅であるので、充填層の飛散が防止される。又そのフイルムヤーンの先端を充填層より10〜40mm突出させているので、ボール等がフイルムヤーン上に落下すると、前記広幅面が充填層の表面に覆いかぶさるように容易に倒伏することから、これによっても飛散は効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人工芝製運動競技場の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】本発明に用いられるフイルムヤーンの斜視図である。
【図3】本発明に用いられるモノフイラメントヤーンの斜視図である。
【符号の説明】
1 基層
2 人工芝
3 基材
4 パイル
41 フイルムヤーン
42 モノフイラメントヤーン
5 充填層
51 弾性粒状物
52 硬質粒状物[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an artificial turf athletic stadium on which artificial turf is laid on a surface, which is optimal as an athletic stadium for baseball, soccer, hockey and the like.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART As an athletic stadium for baseball, soccer, hockey and the like, there is an athletic stadium made of artificial turf on which artificial turf is laid. Such artificial turf has a large number of piles that resemble natural turf leaves planted on the base material, but especially artificial turf laid on an athletic stadium reduces the impact on the player when falling. In order to reduce the injuries, many materials are filled between the piles and the impact is absorbed by the particles.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, artificial turf filled with such granules is filled with hard granules such as sand as the granules, filled with elastic granules such as rubber chips, or filled with the hard granules and the elastic granules as described above. There is something. However, those filled with hard particulates such as sand have a relatively large specific gravity because the hard particulates such as sand have a relatively large specific gravity. The hard granular material tends to harden by being settled down by stepping or rainfall or the like, so that when used for a long period of time, there is a problem that the shock absorbing property originally possessed gradually decreases.
[0004]
The elastic particles such as rubber chips or those filled with the elastic particles and the hard particles as described above increase the shock absorption due to the elasticity of the elastic particles such as rubber chips. Since the specific gravity is relatively small, the elastic granules do not settle and harden even after long-term use, so the impact absorption is hardly reduced, but the elastic granules are easily scattered and the ball falls. There was a problem that the portion was dented and the flatness was impaired.
[0005]
Further, recently, artificial turf has been proposed in which the shock absorbing property is further improved and the natural turf is provided with a feeling as if natural turf is vegetated. This artificial turf has a thicker layer of granular material to be filled by planting a relatively long pile with a length from the base material surface to the tip of 40 mm or more. The thicker the layer of the material, the more shock-absorbing properties of natural soil can be obtained, but the problem described above occurs remarkably, and those filled with hard particulate matter such as sand have a thicker layer. To this extent, the impact absorption due to settling and hardening is reduced, and the elastic particles such as rubber chips having a relatively small specific gravity are significantly scattered.
[0006]
Therefore, the present invention solves the above-mentioned problems in an artificial turf athletic stadium in which an artificial turf having a packed layer made of a granular material between piles is laid on the surface, and has excellent shock absorbing properties and a granular material. It is intended to provide an athletic stadium made of artificial turf that prevents the scattering of turf.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has the following configuration.
In other words, the artificial turf athletic stadium according to the present invention comprises a base material and a number of piles formed from a film yarn having a width dimension of 1 to 7 mm and a thickness dimension of 60 to 130 μm, and implanted on the base material. An artificial turf comprising an elastic granular material formed by filling the space between the piles by projecting the tip of the pile by 10 to 40 mm, or a part of the elastic granular material, is laid on the surface. It is characterized by having.
[0008]
According to the present invention, since the filling layer formed between the piles is made of an elastic granular material or partially made of an elastic granular material, the elasticity of the elastic granular material enhances shock absorption, and in addition to this elasticity, Since the specific gravity of the elastic granular material is relatively small, the elastic granular material does not settle and harden even after long-term use, and almost no reduction in shock absorption occurs.
[0009]
Further, since the film yarn forming the pile has a width of 1 to 7 mm and is relatively wide, the wide surface becomes a resistance, and the movement of the elastic granular material forming the filling layer is suppressed. Therefore, scattering of the packed layer is prevented. The film yarn is originally easy to lay down, but a relatively thin film yarn having a thickness of 60 to 130 μm is used so that the film yarn can easily lay down, and the tip of the film yarn is protruded from the filling layer by 10 to 40 mm. Therefore, when a game ball or the like falls on the film yarn, the wide surface easily falls down so as to cover the surface of the filling layer, and thus the scattering is also effectively prevented.
[0010]
The film yarn includes a split yarn formed with a number of splits and a slit yarn not formed with a split.In the present invention, either one may be used, but the split yarn is filled with an elastic granular material or the like. In this case, not only is it difficult to fill by being caught on the split, and it is difficult to obtain the flatness of the surface of the filling layer. In addition, when the split yarn is used in the present invention, the split is torn laterally to 1 to 7 mm as described above. It is necessary to have a width dimension of this. However, this side tearing operation is very troublesome and it requires skill to precisely adjust the width to 1 to 7 mm. When a fine beard is generated, it is deteriorated by ultraviolet rays or the like, which causes a problem in that the appearance becomes unsightly. Without said such problem with, it is preferable to use a slit yam was slit in such a width dimension of the initially without forming a split.
[0011]
The reason why the width of the film yarn is set to 1 to 7 mm is that if it is less than 1 mm, it is difficult to suppress the movement of the granular material, and if it exceeds 7 mm, the width of the natural turf is approximately 1 mm to 3 mm. Therefore, the natural turf has a different appearance from that of the natural turf, and the turf is slippery and easily injured. Preferably, the width of the natural turf is approximately 2 to 4 mm.
[0012]
Although the thickness of the film yarn is set to 60 to 130 μm, if it is less than 60 μm, it is excellent in lodging, but because it is too thin, it is liable to be deteriorated by ultraviolet rays. Further, in the present invention, the tip of the film yarn protrudes from the filling layer by 10 to 40 mm, but the reason for setting it to 10 to 40 mm is that if it is less than 10 mm, the area that covers the surface of the filling layer when it lays down is small. This is because the scattering cannot be effectively prevented, and if it exceeds 40 mm, the tip of the film yarn may be finely torn if the player repeatedly steps with spikes or the like, and the scattering prevention effect may be reduced.
[0013]
The length of the protrusion is preferably determined in consideration of the pitch (interval) at which the film yarns are planted. That is, there is no gap between the leading end of one bundle of film yarns and the other bundle of film yarns planted next to the other bundled film yarns in a state in which the film yarns planted adjacent to each other lie down. If the length is set so as to slightly polymerize as described above, the mutual film yarns will cover the surface of the filling layer without gaps, so that scattering is effectively prevented.
[0014]
In the present invention, the filling layer may be formed only of the elastic granular material, or a part thereof may be formed of the elastic granular material. Depending on the granular material, the impact may be absorbed too much and inconvenience may occur.Therefore, a packed layer is formed with the elastic granular material and the hard granular material, and the impact absorbing power is mixed with the elastic filler and the hard granular material. It is preferable to control the ratio.
[0015]
When the filling layer is formed of the elastic granular material and the hard granular material, a mixture of the elastic granular material and the hard granular material may be filled, or the elastic granular material and the hard granular material may be separately filled. And then mixed by brushing, or the elastic granular material and the hard granular material may be filled in layers, and the layer composed of the elastic granular material or the hard granular material, the elastic granular material and the hard granular material For example, the surface of the filling layer may be constituted by an elastic filling layer made of elastic granules, and the lower portion may be constituted by a mixed layer of elastic granules and hard granules. Is also good.
[0016]
According to the present invention, the scattering of the filling layer is effectively suppressed, so that the impact absorption is further enhanced, and the film yarn is formed from the film yarn so as to have a feeling that natural grass is vegetated on natural soil. In the formed pile, a relatively long pile is planted on the base material so that the length from the base surface to the tip is 40 to 80 mm, and the thickness of the filling layer can be increased.
[0017]
Also, in the present invention, a plurality of piles formed of monofilament yarns having a width of 0.5 to 2 mm and a thickness of 50 to 150 μm together with a pile formed of a film yarn are provided. If it is planted on the base material so that it protrudes more, the monofilament yarn has a lodging resistance, so that it combines with the film yarn to give an appearance similar to natural grass, This is preferable because a good rolling and landing feeling, easy kick in a soccer game, and the like are exhibited.
[0018]
When a monofilament yarn is used together with the film yarn, the film yarn and the monofilament yarn may have the same length, and may project from the surface of the packed layer with the same length. If the length of the film yarn is longer than or the same length when planting, in the planted state, if the tip of the film yarn is projected about 2-5 mm from the tip of the monofilament yarn, Since the ball or the like during play first hits the film yarn, the film yarn can be more easily laid down. In order to effectively prevent the scattering of the film yarn, the width of the film yarn is preferably larger than the width of the monofilament yarn.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of an artificial turf athletic field according to the present invention, FIG. 2 is a perspective view of a film yarn used therein, and FIG. 3 is a perspective view of a monofilament yarn.
[0020]
In the drawings, reference numeral 1 denotes a base layer of an athletic stadium, 2 denotes an artificial turf laid directly on the surface of the base layer 1 or through a base material 11 such as a cushion material, and an
[0021]
The base layer 1 may be the ground itself, but is generally formed by casting water-permeable or non-water-permeable asphalt concrete on the ground. The
[0022]
The substrate 3 is not particularly limited as long as the pile 4 is planted, such as a woven fabric, a knitted fabric, or a non-woven fabric. The substrate 3 is not particularly limited, and an example is a plain woven fabric made of polypropylene.
[0023]
The pile 4 is one in which a plurality of
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
A
[0028]
Natural or synthetic rubber chips, foamed or non-foamed synthetic resin granules, cork chips, crushed tires and the like as the
[0029]
In the above embodiment, the
[0030]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the filling layer formed between the piles is made of an elastic granular material or partially made of an elastic granular material, the shock absorption is enhanced, and the shock absorption is hardly reduced.
[0031]
Further, the film yarn forming the pile has a width of 1 to 7 mm and is relatively wide, so that scattering of the filling layer is prevented. Further, since the tip of the film yarn is projected from the filling layer by 10 to 40 mm, when the ball or the like falls on the film yarn, the wide surface easily falls down so as to cover the surface of the filling layer. Also, scattering is effectively prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of an artificial turf athletic stadium according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a film yarn used in the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a monofilament yarn used in the present invention.
[Explanation of symbols]
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