JP2004017800A - Sun visor with mirror for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の運転席や助手席への直射光を避けるために車室の前部天井に取り付けられるサンバイザに関し、特に、サンバイザの本体部にミラー部材を配設する構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用のミラー付サンバイザとして、例えば、特開2002−12029号公報に開示されるように、ミラー部材をサンバイザの本体部がウインドウ内面に沿うように遮光状態とされたときに車室内を向く側に配設するとともに、前記ミラー部材を使用しないときにミラーカバーで覆うようにしたものが知られている。このサンバイザの本体部は、ミラー部材を保持する比較的大型な基材と、該基材の外周側を囲むように枠状に形成された外周部材とからなる。外周部材には基材のミラー配設側の面の外周部を覆うように外枠部が設けられており、該外枠部と基材のミラー配設側の面とは、両者の間にミラーカバーの縁部が支持されるように離れている。これにより、ミラーカバーは基材のミラー配設側の面に沿ってその車幅方向一側から他側にスライドしてミラー部材の表面を露出または覆うようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例のサンバイザでは、本体部がミラー部材を保持する基材と、これと別体に成形された外周部材との複数の部材からなるため、部品点数が多くなるとともに組み立て工数が増加して製造コストの増大を招く。また、外周部材の外枠部と基材との間にミラーカバーを配置して、該ミラーカバーを基材のミラー配設側の面に沿ってスライドさせるようにしているので、例えば、ミラーカバーを車幅方向一側にスライドしてミラー部材を覆っているときには、基材のミラー配設側の面における車幅方向他側が外枠部よりも大きく窪んで見え、サンバイザを遮光状態としたときの車室側からの見栄えが非常に悪い。
【0004】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用のサンバイザにミラー部材及びミラーカバーを設ける場合に、該ミラー部材及びミラーカバーの配設構造に工夫を凝らし、部品点数及び組み立て工数を削減して製造コストを抑えながら見栄えの良好なサンバイザを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明では、ミラー部材を支持する枠体をサンバイザ本体部に形成し、ミラーカバーをその枠体内でスライドするように配設したことを特徴とする。
【0006】
具体的には、請求項1の発明では、板状サンバイザ本体部が、車室の天井面に沿うように位置する格納状態と、車両のウインドウの内面に沿うように位置する遮光状態とに切り替え可能に設けられ、前記本体部は、厚み方向について前記遮光状態において車室側になる第1部材とその反対側の第2部材とに分割され、該第1部材及び第2部材を重合して内部に中空部が形成された車両用ミラー付サンバイザを対象とする。そして、前記第1部材には前記第2部材に設けられたミラー部材に略対応する矩形状の開口部を設け、前記第2部材には前記第1部材の開口部に向かって延びる立壁部によって一体形成された矩形状の枠体を立設し、前記ミラー部材を前記枠体内に位置するように該枠体により支持し、板状のミラーカバーを、前記ミラー部材の表面側においてその表面を露出させる開状態と表面を覆う閉状態との間で第1部材に沿ってスライドするように前記枠体内に配設し、前記第2部材の中空部側の面には、ミラーカバーを開状態にする際に、該ミラーカバーの第2部材側が摺接するように中空部内へ突出してなるカバー支持部を設ける構成とする。
【0007】
この構成によれば、ミラー部材は第2部材に一体形成された立壁部からなる枠体に支持されるので、ミラー部材を保持するための部材が別途必要なく、その分だけサンバイザの部品点数及び組み立て工数を削減できる。また、ミラーカバーを開状態とするときには、ミラーカバーは第2部材のカバー支持部に摺接してスライドするので、ミラーカバーを第1部材に対して近接した位置に安定して導くことができ、さらに、第1部材の開口部はミラー部材の形状に略対応した比較的小さいものとされており、遮光状態にあるサンバイザの車室側からの見栄えが良好になる。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第2部材の枠体の先端部は第1部材の開口部に嵌入するように形成されたベゼル部である構成とする。
【0009】
この構成によれば、第1部材の開口部の内周面がベゼル部により覆われるので、該開口部の形成に際してその内周面に生じた加工跡を処理することなく、見栄えを良好にでき、これによりサンバイザの製造工数を削減できる。
【0010】
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、ミラーカバーには前記開口部側に向けて突出する開閉用の操作部を一体形成し、第1部材または第2部材には、ミラーカバーの全開状態において、前記操作部と第1部材の開口部周縁との間に指を挿入可能な隙間が形成されるように前記ミラーカバーと当接する位置決め部を中空部へ向けて突出して形成する構成とする。
【0011】
この構成によれば、操作部が開口部側に向けて突出しているのでミラーカバーを容易に開閉できる。そして、ミラーカバーを開くとミラーカバーが位置決め部に当接して全開位置で保持され、そのときに、操作部と開口部周縁との間に指を挿入可能な隙間が形成されているので、操作部を指で閉じ方向に押すことによりミラーカバーを容易に閉じることができる。
【0012】
請求項4の発明では、請求項3の発明において、位置決め部をカバー支持部に一体形成する構成とする。
【0013】
この構成によれば、位置決め部をカバー支持部の成形時に該カバー支持部に一体に成形できるため、カバー支持部と別体に成形した場合に比べて成形型が複雑化せず容易に成形することができる。
【0014】
請求項5の発明では、請求項3の発明において、位置決め部をミラーカバーの閉方向端部と当接するように第1部材に一体形成する構成とする。
【0015】
この構成によれば、位置決め部の突出長さを短くできるため、第1部材の表面において位置決め部に対応する部分にヒケが生成するのを阻止することができる。
【0016】
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれか1つの発明において、ミラーカバーは、第1部材の開口部を形成する際に切り取った切取片よりなる構成とする。
【0017】
この構成によれば、第1部材を成形した後、該第1部材に開口部を形成する際の切取片がミラーカバーとなるので、ミラーカバーを別途成形する必要がなく、成形型費が安価となり、その結果、サンバイザの製造コストをより低減できる。
【0018】
また、第1部材の表面に表皮材を該第1部材と一体成形する場合、前記開口部を成形と同時に形成するようにすると、表皮材の表面側に溶融樹脂が流れないようにするために成形型にシール構造を設ける必要があり、成形型がさらに高価となるが、この発明ではそのようなことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るサンバイザSを示す。このサンバイザSは、樹脂製のサンバイザ本体部1と、該サンバイザ本体部1に横軸部3aが挿通された略L字状の支軸3とを備えてなる。サンバイザ本体部1は車幅方向に長い略矩形板状に形成されており、一方、支軸3には、前記横軸部3aに連なる縦軸部3bの基端部に取付ブラケット(図示せず)が設けられ、該取付ブラケットにより前記横軸部3aが水平方向に回動可能となるように支軸3が車室の天井面5に取り付けられている。そして、サンバイザSは、図2に示すように、例えば助手席の上方に配置されて、通常は本体部1が車室の天井面5に沿うように位置する格納状態とされている一方、この格納状態から乗員が前記本体部1を掴んで支軸3の横軸部3aの回りに回動させることで、同図に仮想線で示すように、サンバイザ本体部1がフロントウインドウの内面に沿うように位置する遮光状態に切り替えられる。また、図1に遮光状態にあるサンバイザ本体部1を示すように、該サンバイザ本体部1には矩形のミラー部材11と、該ミラー部材11を使用しないときに覆っておくための矩形のミラーカバー9とが設けられている。尚、遮光状態にあるサンバイザSは支軸3側が上側となっており、以下の説明において上側とはサンバイザ本体部1の支軸3側をいい、下側とはその反対側をいうものとする。また、車幅方向左側及び右側をそれぞれ単に左側及び右側という。
【0021】
前記サンバイザ本体部1は、図3に示すように、厚み方向について略半割りにされた2つの部材13,15からなり、遮光状態において車室内側になる方が第1部材13とされ、また、反対側が第2部材15とされており、第1及び第2部材13,15は溶融樹脂が射出成形され、その下端部同士が薄肉ヒンジ17により一体に連結されている。第1部材13は、平面部13aと該平面部13aの外周縁に一体に立設された側壁部13bとで構成され、前記第2部材15も同様に、平面部15aと側壁部15bとで構成され、これら第1及び第2部材13,15は共に深さの浅い皿状に形成されている。第1及び第2部材13,15の側壁部13b,15bの先端には、図4に示すように、係合爪13c,15cがそれぞれ形成され、第1及び第2部材13,15は、前記薄肉ヒンジ17を中心に折り曲げられて係合爪13c,15cを互いに係合させることにより重合されて扁平板状に組合わされ、内部に中空部21が形成されている。
【0022】
尚、図3における符号23は、車室の天井面5に配設されたブラケット25(図2にのみ示す)に嵌合されて、支軸3とともにサンバイザSのサンバイザ本体部1を回動可能に支持する支承バーで、第1部材13に一体形成されている。
【0023】
前記第2部材15の平面部15aの略中央には、前記ミラー部材11をその長手方向が車幅方向となるように支持する矩形の枠体27が一体に成形される一方、前記第1部材13の平面部13aの略中央には、前記ミラー部材11に略対応した車幅方向に長い矩形の開口部29が形成されている。前記枠体27は、第2部材15の平面部15aの内面において第1部材13の開口部29の左縁、右縁、上縁及び下縁に対向する部分からその開口部29の周縁に向かってそれぞれ略垂直に延びる左側立壁部31,右側立壁部33,上側立壁部35及び下側立壁部37からなる。
【0024】
図5に示すように、前記枠体27の第1部材13側である先端部は段差状に形成され、その段部29aは開口部29周縁の中空部21側の面に当接している。さらに、この枠体27の先端部には、開口部29に嵌入するように前記段部29aよりも外形が小さい矩形枠状に形成されたベゼル部41が突出して一体成形されている。すなわち、前記先端部は、段部29aとベゼル部41とにより段差状に形成されている。ベゼル部41の外形状は開口部29の形状と略一致していて、ベゼル部41を開口部29に嵌入するとそのベゼル部41の外周により開口部29の内周が覆われるようになっており、また、このベゼル部41は開口部29に嵌入された状態で、その先端面が第1部材13の平面部13aの外面(表面)と略同一面に位置するように形成されている。
【0025】
前記ミラー部材11の上下方向の寸法は、図6に示すように、前記第1部材13の開口部29の上下方向の寸法と略同じとされる一方、車幅方向の寸法は、図5に示すように、開口部29の車幅方向の寸法よりも短く設定されている。このミラー部材11は枠体27の内方においてサンバイザ本体部1の厚み方向の略中央部でかつ左側に偏位しており、該枠体27の左側立壁部31及び上下両立壁部35,37に支持されている。前記枠体27の左側立壁部31及び上下両立壁部35,37には、その高さ方向(サンバイザ本体部1の厚み方向)の略中央部から枠体27の内方へ突出する第1突条部43と、該第1突条部43から立壁部31,35の先端側へミラー部材11の厚み寸法だけ離間した部位から同様に突出する第2突条部45とが形成されている。これら立壁部31,35の第1及び第2突条部43,45によりミラー部材11の左縁部と上下両縁部とが挟持されるようになっている。
【0026】
前記ミラー部材11と第1部材13の平面部13aとの間には、前記ミラーカバー9が配設されている。このミラーカバー9は、第1部材13の開口部29を形成する際に切り取られた切取片からなり、従って、第1部材13の開口部29と略同じ形状を有する板状のものである。すなわち、第1部材13と第2部材15とからなるサンバイザ本体部1を成形型から取り出した後、第1部材13の開口部29に対応する部分を切り取ることでミラーカバー9を得ることができる。
【0027】
前記ミラーカバー9は、図5及び図6に示すように、その上下両縁部が第2突条部45とベゼル部41との間に位置するように配設されており、第2突条部45とベゼル部41との間隔はミラーカバー9がスライドできるように該ミラーカバー9の厚みよりも若干広めに設定されている。そして、枠体27の車体右側立壁部33にはその上端近傍から下端近傍に亘って貫通孔33aが形成されており、ミラーカバー9はこの貫通孔33aを挿通することで車幅方向にスライドする。
【0028】
前記ミラーカバー9の左側端部近傍には、開閉操作用の操作部49が設けられている。該操作部49は、上下に長い長円形断面を有するように開口部29側へ突出してなる。この操作部49は、ミラーカバー9がミラー部材11の表面全体を覆う全閉位置にあるときに、ベゼル部41の左縁部から右側へ所定距離離れており、このことで開操作時に操作部49とベゼル部41の左縁部との間に指を挿入可能な隙間50が形成されるようになっている。尚、ミラーカバー9の全閉位置は、該ミラーカバー9の左縁部が枠体27の左側立壁部31に当接することで決定されるようになっている。
【0029】
前記全閉位置にあるミラーカバー9を右側にスライドさせると、図5に仮想線で示すように、ミラーカバー9の右側が右側立壁部33の貫通孔33aを通って枠体27の外方へ移動し、ミラー部材9の表面の略全体を露出させる全開状態となる。この全開状態では、前記した全閉状態の場合と同様にミラーカバー9の操作部49とベゼル部41の右縁部との間に指を挿入可能な隙間51が形成されるようになっている。すなわち、ミラーカバー9の閉方向の右側端部近傍には、ミラーカバー9の裏面から略垂直に中空部21内へ向けて突出するストッパ部53が形成されている。このストッパ部53は、図1に示すように、ミラーカバー9の上下方向の略中央部に位置付けられており、サンバイザ本体部1の厚み方向から見て大略I字状に形成されている。一方、前記第2部材15には、ミラーカバー9が前記全開位置となったときに前記ストッパ部53と当接してミラーカバー9を全開位置で保持する位置決め部55が設けられている。この位置決め部55は、前記第2部材15の内面から略垂直に中空部21内へ突出する矩形板状に形成されており、この位置決め部55の車幅方向の位置によりミラーカバー9の全開位置が設定される。そして、前記位置決め部55は、ミラーカバー9が全開したとき、該ミラーカバー9の前記操作部49と前記ベゼル部41の右縁部との間に前記隙間51が形成されるように第2部材15に立設されている。
【0030】
また、前記ミラーカバー9は開度が大きくなると、その大部分が枠体27の外方(右方向)に移動するので、ミラーカバー9は枠体27による支持が殆どなされなくなってがたつくようになる虞れがある。これに対し、この実施形態では、ミラーカバー9が全開位置となる前からミラーカバー9の右側を第2部材15に設けた一対のリブ59,59により支持するようにしており、このリブ59,59が本発明のカバー支持部に対応している。該一対のリブ59,59は第2部材15の内面から中空部21の内方へ突出するように形成されていて、その右端部は前記位置決め部55の基端側と一体に連なっている。そして、位置決め部55の高さは、前記一対のリブ59,59の高さよりも高く形成されている。
【0031】
前記リブ59,59の高さ方向の先端面に前記ストッパ部53の先端面が摺接するようになっている。これにより、ミラーカバー9は第1部材13の平面部13aの内面に近接した状態でスライドするようになり、がたつきが防止される。言い換えると、ミラーカバー9のストッパ部53の高さとリブ59,59の高さとは、両者を互いに摺接させながらミラーカバー9を平面部13aに沿ってスライドさせることができるように設定されている。また、リブ59,59の車体左側端部は、左側に行くほど高さが低く形成されており、これによりミラーカバー9を全閉状態から開くときにストッパ部53の先端面がスムーズにリブ59,59の高さ方向の先端面に導かれる。
【0032】
前記のように構成されたサンバイザSでは、遮光状態にあるときにミラー部材11を使用する際、乗員はミラーカバー9の操作部49とベゼル部41との隙間50に指を挿入して操作部49を開き方向に押すことにより、容易にミラーカバー9を開方向にスライドさせてミラー部材11の表面を露出させることができる。この際、ミラーカバー9の開度が所定の開度となると、まず、該ミラーカバー9のストッパ部53が第2部材15のリブ59,59の先端面上を摺動し、これによりミラーカバー9が第1部材13に近接した状態で安定的に導かれる。その後、ミラー部材11の表面略全体が露出するまで、即ちミラーカバー11の操作部49とベゼル部41の右端部との間に隙間51が形成されるまでスライドすると、ミラーカバー9のストッパ部53と第2部材15の位置決め部55とが当接してミラーカバー9が保持される。また、リブ59,59は位置決め部55に連なって一体形成されているので、ミラーカバー9が全開位置にあるときにもリブ59,59とストッパ部53とは接しており、これによりミラーカバー9のがたつきが防止される。
【0033】
一方、前記ミラーカバー9を閉じるときには、前記操作部49とベゼル部41との隙間51に指を挿入して操作部49を閉じ方向に押すことにより、容易にミラーカバー9を閉方向にスライドさせて閉じることができる。さらに、開口部29がミラー部材11に略対応する比較的小さいものであることと、平面部13aに近接しているミラーカバー9により開口部29が閉じられていることとにより、遮光状態にあるサンバイザの車室側からの見栄えが良好となる。
【0034】
また、第1及び第2部材13,15を重合させた際には、第1部材13の平面部13aと第2部材15の枠体27とが結合するようになっている。第1部材13の開口部29周縁近傍の車幅方向左側及び右側にはそれぞれ中空部21内へ突出する左側係合爪61,61及び右側係合爪63,63が設けられている。一方、前記枠体27の上側立壁部35と下側立壁部37とには、前記左側係合爪61,61が係合する孔部35a,37aがそれぞれ形成されており、また、右側立壁部33の上下両端部近傍には、前記右側爪部63,63の係合する孔部33b,33bがそれぞれ形成されている。右側立壁部33の孔部33b,33bは、貫通孔33aの上端及び下端にそれぞれ連なって形成されている。
【0035】
次に、前記サンバイザSの製造手順について説明する。まず、前記第1部材13及び第2部材15を薄肉ヒンジ17により連結した状態で一体に成形可能な射出成形型(図示せず)を用意する。この成形型は、第1部材13の開口部29に対応する部分に上述の如き操作部49を有するミラーカバー9をその第1部材13と一体に成形可能に構成されている。この成形型により成形した第1部材13及び第2部材15を脱型した後、枠体27のベゼル部41外縁に対応する大きさに第1部材13から切り取って開口部29を形成するとともに、切り取った切取片をミラーカバー9として使用する。これにより、ミラーカバー9の成形に際しては、別途成形型を用意する必要がないので、成形型費が安価となり、しかも、開口部29を形成する過程で同時にミラーカバー9を得ることができるので、サンバイザSの製造コストを大幅に低減できる。
【0036】
また、前記第1部材13及び第2部材15の成形の際には、位置決め部55をリブ59,59に一体成形するようにしているので、別々に成形するようにした場合に比べて成形型が複雑化せず、位置決め部55及びリブ59,59を容易に成形することができる。
【0037】
次いで、前記ミラー部材11を第2部材15の右側立壁部33の貫通孔33aから枠体27内の第1突条部43及び第2突条部45の間に挿入して両突条部43,45により挟持させる。また、同様にミラーカバー9を右側立壁部33の貫通孔33aから第2突条部45及びベゼル部41の間に挿入する。その後、薄肉ヒンジ17を中心にして第1及び第2部材13,15を折り曲げてベゼル部41を開口部29に嵌入するとともに、第1部材13の側壁部13bの係合爪13cと第2部材15の側壁部15bの係合爪15cとを係合させ、また、第1部材13の左側係合爪61,61及び右側係合爪63,63をそれぞれ第2部材15のの孔部35a,37a,33a,33aに係合させる。これにより、第1部材13の開口部29周辺の平面部13aが、第2部材15の枠体27から浮き上がることなく第2部材15の枠体27に強固定結合されるため、開口部29周辺の見栄えがよい。また、ベゼル部41が開口部29に嵌入することによって、前記開口部29形成の際、即ちミラーカバー9となる部分を第1部材13から切り取る際の加工跡が覆われるので、加工跡のバリ等の除去作業をすることなく開口部29周縁の見栄えを良好にできる。
【0038】
以上説明したように、この実施形態に係るサンバイザSによると、サンバイザ本体部1を厚み方向について略半割りにされた第1及び第2部材13,15からなるものとし、第1部材13にミラー部材11に対応する開口部29を形成し、第2部材15に開口部29に向かって延びる立壁部31,33,35,37からなる枠体27を一体成形して、該枠体27にミラー部材11及びミラーカバー9を支持させるようにしたので、それら各部材11,9を支持するための部材を別途用意する必要はなく、その分だけ部品点数及び組み立て工数の削減が可能となり製造コストを低減できる。
【0039】
また、ミラーカバー9を第1部材13の平面部13aとミラー部材11との間でサンバイザ本体部1の長手方向にスライド可能に配設し、ミラーカバー9を開状態とするときに該ミラーカバー9を平面部13aに沿わせるように導くリブ59,59を第2部材15に一体に設けたので、ミラーカバー9を平面部13aに近接した位置に安定して導くことができ、さらに、第1部材13の開口部29をミラー部材11の形状に対応した比較的小さいものとしているので、遮光状態のサンバイザSの車室側からの見栄えを良好にできる。
【0040】
尚、この実施形態では、第1及び第2部材13,15を薄肉ヒンジ17により連結して一体成形するようにしているが、これに限らず、両者13,15を別々に成形してもよい。
【0041】
また、この実施形態では、ミラーカバー9を全開位置で保持する位置決め部55を第2部材15に一体成形するようにしているが、位置決め部55はこれに限らず、第1部材13に一体成形するようにしてもよい。この場合では、ミラーカバー9が前記全開位置までスライドしたときに該ミラーカバー9の右縁部と当接するように平面部13aの内面から突出する突出部を設ける。こうすることで、ミラーカバー9は中空部21において第1部材13側に偏位しているので、前記突出部の突出長さを比較的短くすることができ、よって、位置決め部(突出部)を成形するに際して、前記位置決め部に対応した第1部材13の平面部13aの外面にヒケが生成されるのを阻止することができる。
【0042】
また、サンバイザSの表面、即ち第1及び第2部材13.15の表面に、該第1及び第2部材13,15の成形時に布等の表皮材を一体成形するようにしてもよい。この場合、ミラーカバー9にもその表面に表皮材が付着される。これにより、手ざわりが良く、見栄えの良好なサンバイザSを得ることができる。さらに、第1部材13と第2部材15との結合は、その側壁部13b,15bに形成した係合爪13c,15cに限定されることなく、その平面部13a,15aに、中空部21内へ突出させて形成した係合部により係合させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係る車両用ミラー付サンバイザによると、板状サンバイザ本体部を遮光状態において車室側になる第1部材とその反対側の第2部材に分割し、該第1部材及び第2部材を重合して内部に中空部が形成されたものであって、第1部材には前記第2部材に設けられたミラー部材に略対応する矩形状の開口部を設け、前記第2部材には前記第1部材の開口部に向かって延びる立壁部によって一体形成された矩形状の枠体を立設し、前記ミラー部材を枠体により支持したので、ミラー部材を保持するための部材を別途設定する必要はなく、その分だけサンバイザの部品点数及び組み立て工数を削減して製造コストを低減できる。また、板状のミラーカバーを、前記ミラー部材の表面側においてその表面を露出させる開状態と表面を覆う閉状態との間で第1部材に沿ってスライドするように前記枠体内に配設し、第2部材の中空部側の面には、ミラーカバーを開状態にする際に、該ミラーカバーの第2部材側が摺接するように中空部内へ突出してなるカバー支持部を設けたので、ミラーカバーを第1部材に対して近接した位置に安定して導くことができるとともに、遮光状態にあるサンバイザの車室側からの見栄えを良好にできる。
【0044】
請求項2記載の発明によると、第1部材の開口部形成の際に生じた加工跡を処理することなく、ベゼル部により覆って見栄えを良好することができるので、サンバイザの製造工数を削減できる。
【0045】
請求項3記載の発明によると、ミラーカバーを操作部により容易に開閉でき、全開位置にあるミラーカバーを容易に閉じることができる。
【0046】
請求項4の発明によると、位置決め部をカバー支持用突起と容易に一体成形できる。
【0047】
請求項5記載の発明によると、位置決め部をミラーカバーの開方向端部と当接するように第1部材に一体成形することで、位置決め部の突出長さを短くできるため、第1部材の表面にヒケが生成されるのを阻止できる。
【0048】
請求項6記載の発明によると、ミラーカバーは、第1部材の開口部を形成する際に切り取った切取片よりなるので、ミラーカバーを別途成形する必要がなく、成形型費が安価となり、よって、サンバイザの製造コストをより一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用ミラー付サンバイザを遮光状態として車室側から見た正面図である。
【図2】車室の天井面に配設されたサンバイザの斜視図である。
【図3】第1及び第2部材の展開図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】図1におけるB−B線断面図である。
【図6】図1におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 サンバイザ本体部
5 天井面
9 ミラーカバー
11 ミラー部材
13 第1部材
15 第2部材
21 中空部
27 枠体
29 開口部
31 左側立壁部
33 右側立壁部
35 上側立壁部
37 下側立壁部
41 ベゼル部
49 操作部
53 ストッパ部
55 位置決め部
59 リブ(カバー支持部)
S サンバイザ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sun visor mounted on a front ceiling of a passenger compartment to avoid direct light to a driver's seat and a passenger seat of a vehicle, and particularly to a technical field of a structure in which a mirror member is provided on a main body of the sun visor. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a sun visor with a mirror for a vehicle, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-12029, when a mirror member is placed in a light-shielding state so that the main body of the sun visor is along the inner surface of a window, And a mirror cover is provided when the mirror member is not used. The main body of the sun visor includes a relatively large base material for holding the mirror member and an outer peripheral member formed in a frame shape so as to surround the outer peripheral side of the base material. An outer frame portion is provided on the outer peripheral member so as to cover an outer peripheral portion of a surface of the base material on the side where the mirror is provided, and the outer frame portion and the surface of the base material where the mirror is provided are provided between the two. The edges of the mirror cover are spaced apart to be supported. As a result, the mirror cover slides from one side in the vehicle width direction to the other side along the surface of the substrate on which the mirror is provided, so as to expose or cover the surface of the mirror member.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional sun visor, since the main body is composed of a plurality of members including a base member holding the mirror member and an outer peripheral member formed separately from the base member, the number of parts increases and the number of assembly steps increases. As a result, the manufacturing cost is increased. Further, a mirror cover is arranged between the outer frame portion of the outer peripheral member and the base material, and the mirror cover is slid along the surface of the base material on the side where the mirror is provided. When the vehicle is slid to one side in the vehicle width direction to cover the mirror member, the other side in the vehicle width direction on the surface of the base material on the side where the mirror is provided appears to be more depressed than the outer frame portion, and the sun visor is in a light-shielding state. Looks very bad from the passenger compartment side.
[0004]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a device for arranging a mirror member and a mirror cover in a sun visor for a vehicle. An object of the present invention is to obtain a sun visor with good appearance while reducing the number of parts and the number of assembling steps to reduce manufacturing costs.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is characterized in that a frame supporting a mirror member is formed in a sun visor main body, and a mirror cover is disposed so as to slide in the frame.
[0006]
Specifically, according to the first aspect of the present invention, the plate-shaped sun visor body is switched between a storage state positioned along the ceiling surface of the vehicle compartment and a light-shielded state positioned along the inner surface of the vehicle window. The main body is divided into a first member which is located on the vehicle cabin side in the light-shielding state in the thickness direction and a second member on the opposite side, and the first member and the second member are overlapped. It is intended for a sun visor with a mirror for a vehicle in which a hollow portion is formed. The first member is provided with a rectangular opening substantially corresponding to the mirror member provided on the second member, and the second member is provided with an upright wall extending toward the opening of the first member. An integrally formed rectangular frame is erected, the mirror member is supported by the frame so as to be positioned in the frame, and a plate-shaped mirror cover is formed on the surface side of the mirror member. A mirror cover is provided on the hollow member side surface of the second member so as to slide along the first member between an open state for exposing and a closed state for covering the surface. In this case, the mirror support is provided with a cover supporting portion projecting into the hollow portion so that the second member side of the mirror cover comes into sliding contact.
[0007]
According to this configuration, since the mirror member is supported by the frame composed of the upright wall integrally formed with the second member, a separate member for holding the mirror member is not required, and the number of parts of the sun visor and the number of parts are reduced accordingly. Assembly man-hours can be reduced. Further, when the mirror cover is opened, the mirror cover slides in contact with the cover supporting portion of the second member, so that the mirror cover can be stably guided to a position close to the first member, Further, the opening of the first member is relatively small, substantially corresponding to the shape of the mirror member, so that the sun visor in the light-shielded state has a good appearance from the passenger compartment side.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the distal end of the frame of the second member is a bezel formed to fit into the opening of the first member.
[0009]
According to this configuration, since the inner peripheral surface of the opening of the first member is covered with the bezel, the appearance can be improved without processing the processing traces generated on the inner peripheral surface when forming the opening. This can reduce the number of man-hours for manufacturing the sun visor.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, an opening / closing operation unit protruding toward the opening is integrally formed on the mirror cover, and the first member or the second member is provided with a mirror. In a fully opened state of the cover, a positioning portion that comes into contact with the mirror cover is formed so as to protrude toward the hollow portion so that a gap into which a finger can be inserted is formed between the operation portion and the periphery of the opening of the first member. Configuration.
[0011]
According to this configuration, the mirror cover can be easily opened and closed because the operation unit protrudes toward the opening. When the mirror cover is opened, the mirror cover comes into contact with the positioning portion and is held at the fully open position. At this time, a gap is formed between the operation portion and the periphery of the opening portion so that a finger can be inserted. By pressing the part in the closing direction with a finger, the mirror cover can be easily closed.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect, the positioning portion is formed integrally with the cover supporting portion.
[0013]
According to this configuration, since the positioning portion can be formed integrally with the cover support portion when the cover support portion is formed, the molding die is easily formed without complicating the molding die as compared with a case where the positioning portion is formed separately from the cover support portion. be able to.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the third aspect of the invention, the positioning portion is formed integrally with the first member so as to abut on the closing direction end of the mirror cover.
[0015]
According to this configuration, since the protruding length of the positioning portion can be shortened, it is possible to prevent generation of sink marks on a portion corresponding to the positioning portion on the surface of the first member.
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention, in any one of the first to fifth aspects of the present invention, the mirror cover is configured by a cut piece cut when forming the opening of the first member.
[0017]
According to this configuration, after the first member is formed, the cutout when forming the opening in the first member becomes the mirror cover, so that there is no need to separately form the mirror cover, and the mold cost is low. As a result, the manufacturing cost of the sun visor can be further reduced.
[0018]
Further, when the skin material is integrally formed with the first member on the surface of the first member, if the opening is formed simultaneously with the molding, the molten resin is prevented from flowing on the surface side of the skin material. It is necessary to provide a sealing structure in the mold, which makes the mold more expensive, but this is not the case in the present invention.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
1 and 2 show a sun visor S according to an embodiment of the present invention. The sun visor S includes a sun visor
[0021]
As shown in FIG. 3, the sun visor
[0022]
[0023]
A
[0024]
As shown in FIG. 5, the front end of the
[0025]
The vertical dimension of the
[0026]
The
[0027]
As shown in FIGS. 5 and 6, the
[0028]
An
[0029]
When the
[0030]
When the degree of opening of the
[0031]
The distal end surfaces of the
[0032]
In the sun visor S configured as described above, when using the
[0033]
On the other hand, when the
[0034]
Further, when the first and
[0035]
Next, a manufacturing procedure of the sun visor S will be described. First, an injection mold (not shown) that can be integrally molded with the
[0036]
When the
[0037]
Next, the
[0038]
As described above, according to the sun visor S according to this embodiment, the sun visor
[0039]
Further, the
[0040]
In this embodiment, the first and
[0041]
Further, in this embodiment, the positioning
[0042]
Further, a skin material such as cloth may be integrally formed on the surface of the sun visor S, that is, the surface of the first and second members 13.15 when the first and
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the sun visor with a mirror for a vehicle according to the first aspect of the present invention, the plate-shaped sun visor main body is divided into a first member which becomes a vehicle compartment side in a light-shielded state and a second member opposite to the first member, The first member and the second member are overlapped to form a hollow portion therein, and the first member has a rectangular opening substantially corresponding to a mirror member provided in the second member. A rectangular frame integrally formed by an upright wall extending toward the opening of the first member is provided on the second member, and the mirror member is supported by the frame. It is not necessary to separately set a member for holding, and it is possible to reduce the number of parts and the number of assembling steps of the sun visor by that amount, thereby reducing the manufacturing cost. Further, a plate-shaped mirror cover is disposed in the frame so as to slide along the first member between an open state in which the surface is exposed on the front side of the mirror member and a closed state in which the surface is covered. When the mirror cover is opened, a cover supporting portion projecting into the hollow portion so that the second member side of the mirror cover slides when the mirror cover is opened is provided on the surface of the second member on the hollow portion side. The cover can be stably guided to a position close to the first member, and the appearance of the light-shielded sun visor from the passenger compartment side can be improved.
[0044]
According to the second aspect of the present invention, since the processing trace generated at the time of forming the opening of the first member can be covered with the bezel and the appearance can be improved without processing, the man-hour for manufacturing the sun visor can be reduced. .
[0045]
According to the third aspect of the invention, the mirror cover can be easily opened and closed by the operation unit, and the mirror cover at the fully open position can be easily closed.
[0046]
According to the invention of claim 4, the positioning portion can be easily formed integrally with the cover supporting projection.
[0047]
According to the fifth aspect of the present invention, since the positioning portion is integrally formed with the first member so as to contact the opening end of the mirror cover, the projection length of the positioning portion can be shortened. The generation of sink marks can be prevented.
[0048]
According to the invention as set forth in claim 6, since the mirror cover is made of the cut piece that is cut when forming the opening of the first member, it is not necessary to separately form the mirror cover, and the cost of the molding die is reduced. Therefore, the manufacturing cost of the sun visor can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a sun visor with a mirror for a vehicle according to an embodiment of the present invention in a light-shielded state, as viewed from a passenger compartment side.
FIG. 2 is a perspective view of a sun visor provided on a ceiling surface of a passenger compartment.
FIG. 3 is a development view of first and second members.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB in FIG. 1;
FIG. 6 is a sectional view taken along line CC in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1 Sun visor body
5 Ceiling surface
9 Mirror cover
11 Mirror member
13 First member
15 Second member
21 hollow part
27 Frame
29 opening
31 Left standing wall
33 Right standing wall
35 Upper standing wall
37 Lower standing wall
41 Bezel
49 Operation unit
53 Stopper
55 Positioning unit
59 rib (cover support)
S Sun visor
Claims (6)
前記第1部材には前記第2部材に設けられたミラー部材に略対応する矩形状の開口部が設けられ、
前記第2部材には前記第1部材の開口部に向かって延びる立壁部によって一体形成された矩形状の枠体が立設され、
前記ミラー部材は前記枠体内に位置するように該枠体により支持され、
板状のミラーカバーが、前記ミラー部材の表面側においてその表面を露出させる開状態と表面を覆う閉状態との間で第1部材に沿ってスライドするように前記枠体内に配設され、
前記第2部材の中空部側の面には、ミラーカバーを開状態にする際に、該ミラーカバーの第2部材側が摺接するように中空部内へ突出してなるカバー支持部が設けられていることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。The plate-shaped sun visor main body is provided so as to be switchable between a storage state positioned along the ceiling surface of the passenger compartment and a light-shielded state positioned along the inner surface of the window of the vehicle, and the main body is disposed in a thickness direction. A vehicle mirror is divided into a first member on the vehicle cabin side and a second member on the opposite side in the light-shielding state, and the first member and the second member are overlapped to form a hollow portion inside. A sun visor,
The first member has a rectangular opening substantially corresponding to the mirror member provided in the second member,
A rectangular frame integrally formed by an upright wall portion extending toward the opening of the first member is erected on the second member,
The mirror member is supported by the frame so as to be located in the frame,
A plate-shaped mirror cover is disposed in the frame so as to slide along the first member between an open state exposing the surface and a closed state covering the surface on the front side of the mirror member,
A cover support portion is provided on a surface of the second member on the hollow portion side, the cover support portion projecting into the hollow portion so that the second member side of the mirror cover slides when the mirror cover is opened. A sun visor with a mirror for a vehicle, characterized in that:
第2部材の枠体の先端部は第1部材の開口部に嵌入するように形成されたベゼル部であることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。In claim 1,
A sun visor with a mirror for a vehicle, wherein a front end of the frame of the second member is a bezel formed to fit into an opening of the first member.
ミラーカバーには前記開口部側に向けて突出する開閉用の操作部が一体形成され、
第1部材または第2部材には、ミラーカバーの全開状態において、前記操作部と第1部材の開口部周縁との間に指を挿入可能な隙間が形成されるように前記ミラーカバーと当接する位置決め部が中空部へ向けて突出して形成されていることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。In claim 1 or 2,
An operation unit for opening and closing protruding toward the opening side is integrally formed on the mirror cover,
The first member or the second member abuts on the mirror cover such that a gap into which a finger can be inserted is formed between the operation unit and the periphery of the opening of the first member when the mirror cover is fully opened. A sun visor with a mirror for a vehicle, wherein the positioning portion is formed so as to protrude toward the hollow portion.
位置決め部はカバー支持部に一体形成されていることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。In claim 3,
A sun visor with a mirror for a vehicle, wherein the positioning portion is formed integrally with the cover support portion.
位置決め部はミラーカバーの閉方向端部と当接するように第1部材に一体形成されていることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。In claim 3,
A sun visor with a mirror for a vehicle, wherein the positioning portion is integrally formed with the first member so as to abut on an end of the mirror cover in the closing direction.
ミラーカバーは、第1部材の開口部を形成する際に切り取った切取片よりなることを特徴とする車両用ミラー付サンバイザ。In any one of claims 1 to 5,
A mirror visor with a mirror for a vehicle, wherein the mirror cover is formed of a cut piece cut when forming the opening of the first member.
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