Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2003334176A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

Info

Publication number
JP2003334176A
JP2003334176A JP2002271167A JP2002271167A JP2003334176A JP 2003334176 A JP2003334176 A JP 2003334176A JP 2002271167 A JP2002271167 A JP 2002271167A JP 2002271167 A JP2002271167 A JP 2002271167A JP 2003334176 A JP2003334176 A JP 2003334176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic field
subject
field generating
resonance imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002271167A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakakibara
健二 榊原
Tsutomu Suzuki
力 鈴木
Hirotaka Takeshima
弘隆 竹島
Shigeru Watabe
滋 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2002271167A priority Critical patent/JP2003334176A/ja
Publication of JP2003334176A publication Critical patent/JP2003334176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手術使用時において被検体や手術器具などへ
の漏洩磁場の影響を防止でき、手術中に被検体を移動さ
せなくても十分にワーキングスペースを確保でき、手術
に用いられる器具等も通常の汎用性の高い器具をそのま
ま利用できるようにする。 【解決手段】 断層像の撮影を行なわない時に磁場発生
手段から発生した磁場が被検体及びその近傍に影響を与
えないように磁場発生手段から漏洩する磁束を抑制する
磁束抑制手段を備えた。磁場発生手段から漏洩する磁束
が磁束抑制手段によって抑制されるので、手術環境への
漏洩磁場の悪影響を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴現象を
利用して被検体である人体の所望部位の断層像を得なが
ら非経皮的治療(IVR:Interventiona
l Radiography)を行うのに適した磁気共
鳴イメージング装置に係り、特に術中における漏洩磁束
を大幅に低減することのできる磁気共鳴イメージング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置は、被検体と
なる患者が横臥する寝台部と静磁場発生装置とが一体に
構成されている。すなわち、磁気共鳴イメージング装置
は、手術室などの床上に据付けて設置されて静磁場を発
生する固定フレームと、これに対向して移動する上部フ
レームとから構成されている。上部フレームは、油圧シ
リンダによって被検体荷重を支持すると共にパンタグラ
フを用いて所要の軌跡に沿って移動するようになってい
る。また、上部フレームには、被検体となる人体が横臥
することのできる寝台部となる天板が設けられ、その被
検体の体軸方向に沿って移動可能になっている。従っ
て、被検体を撮影可能な撮影領域に移動させるには、天
板のみを体軸方向に移動させるのである。他に、ガント
リ(磁石本体)から支持レールを設け、その上で寝台上
部をスライドさせるようにしたものもある。
【0003】一方、現在では、画像診断装置を利用した
非経皮的治療が一般的となり、画像診断装置として磁気
共鳴イメージング装置を用いるようになってきた。この
非経皮的治療の普及が大きな転機となり、被検体が撮影
位置にあっても被検体に多方向からアクセスし易い比較
的オープンな磁気共鳴イメージング装置が注目され、種
々開発されるようになっている。最近では、オープンな
磁気共鳴イメージング装置を用いて非経皮的治療も活発
に行われるようになってきた。そして、被検体を搭載し
たテーブルを移動することによって、または、磁石本体
を移動させることによってオープンな環境を構築するよ
うにしたものが提案されている。
【特許文献1】米国特許第6011396号公報
【特許文献2】米国特許第4985678号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非経皮的治療に磁気共
鳴イメージング装置を用いた場合、手術計画やその効果
を確認するためのワーキングスペースを確保することが
困難であるために、手術中は磁場領域から被検体を遠ざ
け、必要に応じて被検体を磁気共鳴イメージング装置の
撮影領域に搬送するという作業を行っていた。すなわ
ち、手術を進めていく過程で、手術を一時中断し、被検
体を移動させなければならず、被検体に与える負担はも
とより安全性に課題があった。また、手術中に用いられ
る鉗子等の器具は、非磁性材料の器具としなければなら
ず、この点においても安全性に課題があった。
【0005】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであり、手術使用時において被検体や手術器具などへ
の漏洩磁場の影響を防止できる磁気共鳴イメージング装
置を提供することを第1の目的とする。
【0006】この発明は、手術中に被検体を移動させな
くても十分にワーキングスペースを確保でき、手術に用
いられる器具等も通常の汎用性の高い器具をそのまま利
用することのできる磁気共鳴イメージング装置を提供す
ることを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る磁気共鳴
イメージング装置は、磁場発生手段によって発生された
磁場を被検体に与えることによって断層像を撮影する磁
気共鳴イメージング装置において、前記断層像の撮影を
行なわない時に前記磁場が前記被検体及びその近傍に影
響を与えないように前記磁場発生手段から漏洩する磁束
を抑制する磁束抑制手段を備えたものである。磁場発生
手段から漏洩する磁束が磁束抑制手段によって抑制され
るので、手術環境への漏洩磁場の悪影響を抑制すること
ができる。
【0008】請求項2に係る磁気共鳴イメージング装置
は、磁場発生手段によって発生された磁場を被検体に与
えることによって断層像を撮影する磁気共鳴イメージン
グ装置において、前記断層像を撮影する時には前記磁場
内に前記被検体が位置するように前記磁場発生手段を移
動させ、前記断層像を撮影しない時には前記磁場内に前
記被検体が位置しないように前記磁場発生手段を前記被
検体から離れた位置に移動させる移動手段と、前記磁場
発生手段が前記被検体から離れた位置にある場合に、前
記磁場発生手段の発生する磁束が前記被検体及びその近
傍に影響を与えないように前記磁束を抑制する磁束抑制
手段とを備えたものである。これは、被検体を移動させ
るのではなく、移動手段を用いて磁場発生手段を移動さ
せるようにしたものである。断層像撮影時には、磁場発
生手段の発生する磁場内に被検体が存在しなければなら
ないが、断層像を撮影していない時には、磁場発生手段
の発生する磁場が被検体やその近傍に影響を与えないよ
うに、磁場発生手段を退避させる必要がある。この時
に、磁場発生手段を被検体から距離的に遠ざけることに
よって磁場発生手段の発生する磁場が被検体やその近傍
に影響を与えないようにすることができる。しかしなが
ら、磁場発生手段を被検体から遠ざけると、撮影する度
に磁場発生手段を所定位置に位置決めするために多大の
時間を要するようになるので、好ましくない。そこで、
この発明では、磁場発生手段を被検体から離れた位置に
移動させた場合に、磁場発生手段の発生する磁束が被検
体及びその近傍に影響を与えないように磁束を抑制する
磁束抑制手段を設けた。これによって、比較的近い距離
に磁場発生手段を退避することができるので、撮影時に
磁場発生手段を短時間に所定の位置に位置決めし、撮影
を行うことができる。また、退避に要する時間も短縮す
ることができる。
【0009】請求項3に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項2において、前記磁束抑制手段は、前記磁場
発生手段の発生する磁束方向に直交する特定方向の磁束
を遮蔽するような磁気シールド手段を備え、前記移動手
段が前記磁場発生手段を前記被検体から離れた位置に移
動させた場合に前記磁場発生手段と前記被検体との間に
前記磁気シールド手段を位置させるものである。これ
は、磁束抑制手段の構成に関するものである。磁場発生
手段から漏洩する磁束は、静磁場の磁束方向に直交する
特定方向の磁束が大部分なので、この磁束を抑制するこ
とが重要である。この発明では、特定方向の漏洩磁束を
遮蔽するような磁気シールド手段を設け、退避中にはこ
の磁気シールド手段が磁場発生手段と被検体との間に位
置するようにした。これによって、漏洩磁束が被検体及
びその近傍に与える影響を抑制することができる。
【0010】請求項4に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項3において、前記磁場発生手段は、磁気結合
手段によって磁気的に結合された少なくとも一対の静磁
場発生手段を備えたものであり、前記磁束抑制手段は、
前記磁気結合手段の結合部を用いて前記磁気シールド手
段を構成したものである。磁場発生手段がヨークなどの
磁気結合手段で磁気的に結合された一対の静磁場発生手
段で構成された場合、静磁場はその一対の静磁場発生手
段の対向空間に発生する。このとき、磁気結合手段の結
合部を、磁場発生手段と被検体との間に位置するように
し、この対向空間から漏洩する磁束に対する磁気シール
ド手段として兼用させるようにした。
【0011】請求項5に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項4において、前記磁束抑制手段は、前記磁気
結合手段とは別個に形成されたシールド板によって前記
磁気シールド手段を構成したものである。磁気結合手段
の結合部を磁気シールド手段として兼用させた場合、磁
気シールド効果が不十分なことがあるので、この発明で
は、別個にシールド板を設け、磁気シールド効果を高め
るようにした。
【0012】請求項6に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項2において、前記磁場発生手段は、コの字型
又はUの字型の磁気結合手段によって磁気的に結合され
た少なくとも一対の静磁場発生手段を備え、前記断層像
を撮影しない時には、前記被検体から離れた位置であっ
て前記磁気結合手段の結合部側が前記被検体に対向する
ように固定され、前記断層像を撮影する時には、前記磁
気結合手段の開放部が前記被検体を通過できるように前
記移動手段によって回転移動されると共に前記被検体か
ら離れた位置から前記被検体の撮影可能な位置まで移動
され固定され、前記撮影終了時には、前記移動手段によ
って逆方向に移動され前記被検体から離れた位置に戻さ
れるものである。これは、磁場発生手段の構成と、断層
像の撮影時と非撮影時における磁場発生手段の状態に関
するものである。磁場発生手段は、コの字型又はUの字
型の磁気結合手段すなわちヨークによって磁気的に結合
され、その開放部両端部に静磁場発生手段を備えてい
る。磁気結合手段の開放部付近から漏洩磁束が発生する
ので、非撮影時には磁気結合手段の反対側の結合部側を
被検体に対向するように固定しておき、撮影する時に磁
気結合手段を回転移動して、その開放部側を被検体に対
向させ、この開放部内に被検体が位置するように磁気結
合手段を移動させる。撮影が終了したら、磁気結合手段
を上述の場合とは逆方向に移動し、最初の状態に戻す。
これによって、非撮影時の漏洩磁束の影響を最小限にで
きる。
【0013】請求項7に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項1において、前記磁束抑制手段は、前記磁場
発生手段の磁束の漏洩する開口部に設けられた漏洩磁場
を遮蔽する遮蔽手段で構成されるものである。漏洩磁場
のほとんどが磁束発生手段の開口部から漏洩するので、
この部分を遮蔽手段で遮蔽することによって、漏洩磁場
の量を激減することができる。
【0014】請求項8に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項7において、前記漏洩磁場遮蔽手段を前記磁
場発生手段の磁束の漏洩する開口部に誘導又は退避させ
る駆動機構を備えたものである。駆動機構を用いて、磁
気共鳴イメージング装置の非撮影時には漏洩磁場遮蔽手
段を開口部に誘導して漏洩磁場を抑制し、撮影時には漏
洩磁場遮蔽手段を退避させて、磁場内に被検体を配置で
きるようにした。
【0015】請求項9に係る磁気共鳴イメージング装置
は、請求項8において、前記漏洩磁場遮蔽手段に磁気吸
引力を弱める手段を備えたものである。漏洩磁場遮蔽手
段を磁場発生手段の開口部に誘導した場合、磁場による
吸引力によって開口部から漏洩磁場遮蔽手段を退避する
ことが困難な場合がある。このような場合に、磁気吸引
力を弱めることによって、漏洩磁場遮蔽手段を容易に退
避できるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る磁気共鳴イメージング装置の好ましい実施の形態につ
いて説明する。図1は、本発明による磁気共鳴イメージ
ング装置の全体構成を示すブロック図である。この磁気
共鳴イメージング装置は、図示のように、中央処理装置
(CPU)1と、シーケンサ2と、送信系3と、磁場発
生系4と、受信系5と、信号処理系6と、シリンダ6
4,66と、モータ52とを備えて構成されている。
【0017】CPU1は、予め定められたプログラムに
従って、シーケンサ2、送信系3、受信系5、信号処理
系6、シリンダ64,66、モータ52の各々を制御す
るものである。シーケンサ2は、CPU1からの制御指
令に基づいて動作し、被検体7の断層画像のデータ収集
に必要な種々の命令を送信系3、磁場発生系4及び受信
系5に出力するものである。シーケンサ2は、被検体7
の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こ
させる高周波磁場パルスをある所定のパルスシーケンス
で繰り返し印加する制御手段であり、CPU1の制御の
下で動作し、被検体7の断層像のデータ収集に必要な種
々の命令を送信系3、磁場発生系4及び受信系5に出力
する。
【0018】送信系3は、シーケンサ2から送出される
高周波磁場パルスにより被検体(図示せず)の生体組織
を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるため
の高周波パルスを、ある所定のパルスシーケンスで繰り
返し照射するものであり、高周波発信器8と変調器9と
高周波コイルとしての照射コイル11とを有している。
送信系3は、シーケンサ2の指令に基づいて高周波発信
器8から出力される高周波パルスを変調器9で振幅変調
し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅器1
0によって増幅した後に被検体に近接した配置された照
射コイル11に供給し、所定のパルス状の電磁波を被検
体に照射するものである。
【0019】磁場発生系4は、被検体の回りにその体軸
方向または体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生さ
せるものであり、被検体の周りのある広がりをもった空
間に永久磁石方式又は常電導方式あるいは超電導方式の
静磁場発生磁石4a,4b(図1には示していない)を
有している。この静磁場発生磁石4a,4bの内部に
は、照射コイル11の他に、傾斜磁場を発生させる傾斜
磁場コイル13と、受信系5の受信コイル14が設置さ
れている。傾斜磁場発生系22は、互いに直交するデカ
ルト座標軸方向にそれぞれ独立にスライス方向傾斜磁
場、位相方向傾斜磁場、周波数方向傾斜磁場を被検体に
印加できる構成を有する傾斜磁場コイル13と傾斜磁場
コイルに電流を供給する傾斜磁場電源12とから構成さ
れている。傾斜磁場電源12は、シーケンサ2によって
制御される。この傾斜磁場の印加によって、被検体に対
するスライス面を設定することができる。
【0020】受信系5は、被検体の生体組織の原子核の
核磁気共鳴により放出されるエコー信号(NMR信号)
を検出するものであり、高周波コイルとしての受信コイ
ル14と、この受信コイル14によって受信された信号
を増幅する増幅器15と、直交位相検波器16と、A/
D変換器17とを有している。受信系5は、送信側の照
射コイル11から照射された電磁波によって被検体7か
ら発生された電磁波(NMR信号)を被検体に近接して
配置された受信コイル14で検出すると、その信号を増
幅器15、直交位相検波器16及びA/D変換器17を
介し所定のデジタル量に変換するとともに、シーケンサ
2からの指令によるタイミングで直交位相検波器16に
よってサンプリングされた二系列の収集データに変換し
てCPU1に送るようになっている。
【0021】信号処理系6は、CPU1と、磁気ディス
ク20及び光ディスク19等の外部記憶装置と、CRT
等からなるディスプレイ18と、各種状態を設定する設
定スイッチ21とを有している。信号処理系6は、受信
系5からのデダシルデータを入力したCPU1が実行す
るフーリエ変換、補正係数計算等の信号処理、画像再構
成等の処理に基づいた結果である任意断面の信号強度分
布あるいは複数の信号に適当な演算を行って得られた分
布を画像化してディスプレイ18に断層像として表示す
るとともに、外部記憶装置の磁気ディスク20や光ディ
スク19等に記録するものである。設定スイッチ21
は、シリンダ64,66及びモータ52を駆動し、送信
系3、磁場発生系4及び受信系5を被検体7の所望位置
に位置決めするものである。
【0022】次に、本発明の磁気共鳴イメージング装置
の具体的構成を図2、図3、図4を用いて説明する。図
2は、磁気共鳴イメージング装置の送信系3、磁場発生
系4、受信系5、シリンダ64,66及びモータ52な
どの機械的構成を示す側面図、図3は、図2の磁気共鳴
イメージング装置を左側から見た側面図、図4は、図2
に対応したものであり、手術中に磁気共鳴イメージング
装置が被検体から退避して十分なワーキングスペースを
確保する様子を示す図である。
【0023】図2において、寝台30は、横臥する被検
体7を載置するものであり、その右側端部は図示してい
ないベースフレームに固定されている。寝台30の被検
体7の頭部付近は、頭部を指示できる程度の幅を有し、
それ以外は被検体7全体を指示できる程度の幅を有して
いる。この寝台30の幅の狭い部分に送信系3、磁場発
生系4及び受信系5などが位置決め設置される。
【0024】磁場発生系4は、永久磁石方式の静磁場発
生磁石4a,4b及びヨーク部材32から構成される。
静磁場発生磁石4a,4bは、コの字型(又はUの字
型)のヨーク部材32に内側に取り付けられることによ
って磁気的に結合され、図示のように頭部付近に均一な
静磁場を発生する。静磁場発生磁石4a,4bは厚い円
板状をしている。静磁場発生磁石4a,4bの内側に
は、それぞれ照射コイル11、受信コイル14及び傾斜
磁場コイル13が設けられている。
【0025】ヨーク部材32の側面には、軸34,36
が一体的に取り付けられている。軸34,36は、静磁
場発生磁石4a,4b、照射コイル11、受信コイル1
4及び傾斜磁場コイル13の取り付けられた状態のヨー
ク部材32の重心位置に取り付けられる。図では、照射
コイル11と受信コイル14は一体の場合を示してあ
る。軸34,36の軸回りにはベアリング38,40が
取り付けられている。ベアリング38,40の外周側に
は、可動フレーム42,44が取り付けられている。従
って、ヨーク部材32は、軸34,36を回転軸として
可動フレーム42,44の内側を自在に回転移動する。
【0026】軸36の端部には、プーリ46が連結され
ている。プーリ46にはベルト48が巻き付けられてい
る。ベルト48は、別のプーリ50に巻き付けられてい
る。プーリ50は、モータ52の回転軸に連結されてい
る。モータ52は、可動フレーム44に固定されてい
る。従って、モータ52の回転駆動力は、プーリ50−
ベルト48−プーリ46を介して、軸36に伝達され
る。従って、モータ52を矢印J方向又はその逆方向に
回転制御することによって、ヨーク部材32を矢印K方
向又はその逆方向に回転させ、所望の位置に位置決め制
御することができる。なお、このときに軸34,36
は、ヨーク部材32の重心位置に取り付けられている。
従って、ヨーク部材32は、その回転軸回りにバランス
されるようになるので、モータ50の駆動力は小さくて
も安定に回転制御することができる。
【0027】可動フレーム44,46の外側にはリニア
ベアリング54〜57が設けられている。リニアベアリ
ング54〜57に噛み合うようにしてリニアガイド58
〜61が基台フレーム62の内側に設けられている。従
って、可動フレーム44,46は、リニアベアリング5
4〜57を介してリニアガイド58〜61に沿って上下
に移動できるようになっている。このとき、可動フレー
ム44,46の下側と基台フレーム62の上側との間に
は、シリンダ64,66が設けられており、シリンダ6
4,66のロッドが可動フレーム44,46の下側に接
している。従って、このシリンダ64,66を駆動する
ことによって、可動フレーム44,46は、リニアガイ
ド58〜61に沿って矢印L方向、すなわち上下方向に
移動する。
【0028】図2は、磁気共鳴イメージング装置が被検
体7を撮影している状態を示しており、図から明かなよ
うに、シリンダ64,66のロッドの移動によって可動
フレーム44,46が上方に位置決め固定され、そし
て、モータ52の回転駆動によってヨーク部材32も上
方に位置決め固定されている。磁気共鳴イメージング装
置は、この状態で被検体7を撮影する。撮影が終了した
時点で、シリンダ64,66のロッドが下方に移動する
と、可動フレーム44,46全体が下方に位置する。次
にモータ52が矢印J方向に回転して、静磁場発生磁石
4a,4b及びヨーク部材32を矢印K方向に回転す
る。すると、静磁場発生磁石4a,4bは図4のように
下方に位置し、静磁場発生磁石4a,4bと被検体7と
の間にヨーク部材32の継鉄部分が位置するようにな
る。なお、ヨーク部材32には、円筒形の一部を切り抜
いた形状のシールド部材321,322が設けられてい
る。従って、静磁場発生磁石4a,4bで発生する磁束
はヨーク部材32の継鉄部分とシールド部材321,3
22によって効果的に遮蔽され、被検体7の及びその近
傍に影響を与えないようになる。これによって、図4に
示すように、静磁場発生磁石4a,4bから被検体7に
対する漏洩磁束は極力低減されることになる。
【0029】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図5〜図8は、この別の実施の形態の概略を示
す図であり、図5及び図7は全体構成を示す斜視図であ
り、図6及び図8はその側面図と正面図である。上述の
実施の形態では、撮影時には、静磁場発生磁石が被検体
に対向し、非撮影時にはヨーク部材が被検体に対向する
ように静磁場発生磁石とヨーク部材を回転させて、静磁
場発生磁石で発生した磁束をヨーク部材を利用して効果
的に遮蔽するようにしているが、図5〜図8の実施の形
態では、ヨーク部材の一部を回転又は移動可能にして、
非撮影時に静磁場発生磁石で発生した磁束をそのヨーク
部材の一部を利用して効果的に遮蔽するようにしたもの
である。
【0030】図5〜図8において、静磁場発生磁石は、
円形板状の対向する強磁性体プレート71,72と、こ
の強磁性体プレート71,72を端部で接続する強磁性
体からなる半円筒状の固定ヨーク73と、フレーム74
〜77によって強磁性体プレート71,72の側面に支
持され、強磁性体プレート71,72の円周方向に移動
可能に構成された4分の1円筒状の可動ヨーク78,7
9とから構成される。可動ヨーク78,79は、漏洩磁
場遮蔽手段として機能するものであり、図7及び図8に
示すように非撮影時は可動ヨーク78,79がMRI装
置の開口部分を覆うことが可能な形状をしている。この
とき,可動ヨーク78,79及び固定ヨーク73は、例
えば鉄,ケイ素鋼板などの強磁性体で構成されることが
望ましい。また、超電導体を使用してもよい。
【0031】MRI撮像を行なう場合,磁気遮蔽手段で
ある可動ヨーク78,79は、固定ヨーク73側に退避
し、静磁場発生磁石の磁場発生時のヨークとして機能す
る。また、可動ヨーク78,79が固定ヨーク73側に
退避することによって、図5及び図6に示すようにMR
I装置の開口部分は開いた状態となる。さらに、手術中
に漏洩磁場の影響を抑制する場合は、可動ヨーク78,
79が回転移動して、図7及び図8に示すように、MR
I装置の開口部分を閉ざすようになる。
【0032】図9〜図12は、撮影時及び非撮影時にお
けるMRI装置と寝台(手術台)30との関係を示す図
である。図9は、MRI撮影を行う撮影時の病室の様子
を示す図であり、図10は、図9の様子を天井側から見
た図である。図11は、MRI撮影を行わない非撮影時
の病室内の様子を示す図であり、図12は、図11の様
子を天井側から見た図である。図9及び図10に示すよ
うに、MRI撮像を行なう場合、可動ヨーク78,79
は、固定ヨーク73側に退避した状態にあり、支持台9
1にて固定されたMRI装置内に、被検体7の手術部位
(例えば、頭部)をMRI装置の開放部に挿入する。こ
のとき、被検体7である患者を移動しないで、MRI装
置のみを移動させるのが望ましい。MRI装置の移動が
困難な場合に限り、被検体7である患者を搭載した寝台
(テーブル)30を移動し、MRI装置内に挿入するよ
うにしてもよい。ただし、この場合は、患者の移動距離
は最小限に抑えるのが望ましい。なお、撮影時には、被
検体7の患者(寝台30)の周囲に、点滴、心電計、手
術用顕微鏡などの周辺機器105〜107や手術器具1
08を搭載した手術器具台109が、MRI装置の漏洩
磁場100aの5ガウスライン内に入らないように予め
退避させられている。
【0033】MRI装置による撮像が終了して手術を再
開する場合、図12に示すようにMRI装置を退避し
て、被検体7から遠ざけると共にMRI装置の可動ヨー
ク78,79を用いてMRI装置の開口部分を閉じる。
これによって、MRI装置からの漏洩磁場100bの5
ガウスラインの半径を、図10の場合に比べて飛躍的に
小さくすることができる。このように、MRI装置の開
口部分を可動ヨーク78,79によって閉ざすことによ
って、漏洩磁場100bの5ガウスラインをMRI装置
の近傍に抑制し、漏洩磁場100bが術野104に悪影
響を与えることがなくなり、手術中は周辺機器105〜
107や手術器具108を搭載した手術器具台109な
どを術野近傍に配置した状態で、術者110は通常通り
の手術を行うことができるようになる。
【0034】図13は、可動ヨークの第1の変形例を示
す図である。この変形例では、可動ヨークが複数個に分
割された可動ヨーク片131〜136で構成されてい
る。この場合、一つの可動ヨーク片131〜136が受
ける磁気吸引力が小さくなるので、可動ヨークの開閉が
容易になる。
【0035】図14は、可動ヨークの第2の変形例を示
す図である。この変形例では、可動ヨークを着脱式のヨ
ーク141で構成した。これによって、MRI装置の構
成を簡便化することができ、コストを大幅に低減するこ
とができる。
【0036】図15は、可動ヨークの第3の変形例を示
す図である。この変形例では、可動ヨーク78,79が
閉じた時の磁気的な接合部分に、可動ヨーク78,79
同士の磁気吸引力を緩和する吸引力軽減体151,15
2を配置した。吸引力軽減体151,152は、例え
ば、アルミ、ステンレス、樹脂などの非磁性体を使用す
る。また、固定ヨーク73と可動ヨーク78,79と間
の磁気的な接合部に、同様な構成の吸引力軽減体153
を配置してもよい。
【0037】図16は、吸引力軽減体の変形例を示す図
である。吸引力軽減体151,152の内側に、能動的
に吸引力を消去する手段として、図16(A)に示すよ
うな吸引力キャンセルコイル161〜166を配置した
り、図16(B),(C)に示すような吸引力軽減磁石
群171〜176を配置したりする。図16(A)で
は、一対の吸引力軽減体151,152に一対の吸引力
キャンセルコイル161〜166が配置されているの
で、可動ヨーク78,79を閉じている状態から開ける
場合には、両側の吸引力キャンセルコイル161〜16
3と吸引力キャンセルコイル164〜166との間で互
いに逆向きの電流を流すことで開き易くする。図16
(B),(C)では、吸引力軽減磁石群171〜176
が、例えば、黒部分が上向きに磁化された磁石であり、
白部分が下向きに磁化された磁石だとする。可動ヨーク
78,79が閉じている場合には、図16(B)のよう
に上下の各々の磁石が異極どうし対向するように配列
し、可動ヨーク78,79を開ける場合には、図16
(C)のように磁石の配列を互いに横方向にずらして、
上下の磁石の同極同士が対向するように配列を変え、吸
引力を軽減する。これによって、可動ヨーク78,79
の開閉が容易になる。
【0038】図17及び図18は、可動ヨークの代りに
磁性流体を封入したフレキシブル・シースを使用した変
形例を示す図である。図において、フレキシブル・シー
ス170,171の材質としては、非磁性金属であるア
ルミ、ステンレス、または非磁性樹脂が望ましく、例え
ば、油中に入れたれた磁性粉末からなる磁性流体17
3,174をフレキシブル・シース170,171内に
封入する。
【0039】図17(A)に示すように、フレキシブル
・シース170,171におけるMRI装置の開口側部
分を矢印175,176のように磁石中心から遠ざけ
る。このとき、フレキシブル・シース170,171に
おける固定ヨーク73側の部分を固定ヨーク73に近接
させた状態に保持しておく。これによって、フレキシブ
ル・シース170,171中の磁性流体173,174
が互いの磁気吸引力によって、矢印177,178のよ
うに固定ヨーク73側に移動する。そして、磁性流体1
73,174の移動後は、その部分に磁性流体173,
174が存在しなくなるので、空のフレキシブル・シー
ス170,171を図17(B)のように丸めて収納す
る。図17(B)の状態がMRIの撮影時の状態であ
る。
【0040】図17(B)に示すように丸めて収納され
た空のフレキシブル・シース170,171をMRI装
置の開口部側に被せ、フレキシブル・シース170,1
71における固定ヨーク73側の部分を矢印185,1
86のように磁石中心(または固定ヨーク73)から遠
ざける。このとき、フレキシブル・シース170,17
1中の磁性流体173,174は、MRI装置の開口部
に移動し、MRI装置の開口部は磁性流体173,17
4によって覆われ、MRI装置の開口部からの漏洩磁場
は大幅に減少される。磁性流体173,174の移動後
は、その部分に磁性流体173,174が存在しなくな
るので、前述の場合と同様に、空のフレキシブル・シー
ス170,171を図18(B)のように丸めて収納す
る。図18(B)の状態がMRIの非撮影時の状態であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、手術使用時において被
検体や手術器具などへの漏洩磁場の影響を防止でき、手
術中に被検体を移動させなくても十分にワーキングスペ
ースを確保でき、手術に用いられる器具等も通常の汎用
性の高い器具をそのまま利用することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】 磁気共鳴イメージング装置の送信系、磁場発
生系、受信系、シリンダ及びモータなどの機械的構成を
示す側面図である。
【図3】 図2の磁気共鳴イメージング装置を左側から
見た側面図である。
【図4】 手術中に磁気共鳴イメージング装置が被検体
から退避して十分なワーキングスペースを確保する様子
を示す図である。
【図5】 本発明の別の実施の形態の概略を示す図であ
り、撮影時における全体構成を示す斜視図である。
【図6】 図5の側面図と正面図である。
【図7】 本発明の別の実施の形態の概略を示す図であ
り、非撮影時における全体構成を示す斜視図である。
【図8】 図7の側面図と正面図である。
【図9】 MRI撮影を行う撮影時の病室のMRI装置
と寝台との関係を示す図である。
【図10】 図9の様子を天井側から見た図である。
【図11】 MRI撮影を行わない非撮影時の病室のM
RI装置と寝台との関係を示す図である。
【図12】 図11の様子を天井側から見た図である。
【図13】 可動ヨークの第1の変形例を示す図であ
る。
【図14】 可動ヨークの第2の変形例を示す図であ
る。
【図15】 可動ヨークの第3の変形例を示す図であ
る。
【図16】 吸引力軽減体の変形例を示す図である。
【図17】 可動ヨークの代りに磁性流体を封入したフ
レキシブル・シースを使用した変形例を示す図であり、
撮影時の状態を示す図である。
【図18】 可動ヨークの代りに磁性流体を封入したフ
レキシブル・シースを使用した変形例を示す図であり、
非撮影時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU 2…シーケンサ 3…送信系 4…磁場発生系 5…受信系 6…信号処理系 7…被検体 8…高周波発信器 9…変調器 10…高周波増幅器 11…照射コイル 12…傾斜磁場電源 13…傾斜磁場コイル 14…受信コイル 15…増幅器 16…直交位相検波器 17…A/D変換器 18…ディスプレイ 19…光ディスク 20…磁気ディスク 21…設定スイッチ 22…傾斜磁場発生系 30…寝台 32…ヨーク部材 321,322…シールド部材 42,44…可動フレーム 46,50…プーリ 48…ベルト 52…モータ 54〜57…リニアベアリング 58〜61…リニアガイド 62…基台フレーム 64,66…シリンダ 4a,4b…静磁場発生磁石 71,72…強磁性体プレート 73…固定ヨーク 74〜77…フレーム 78,79…可動ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 弘隆 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 渡部 滋 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 Fターム(参考) 4C096 AA20 AB46 AB48 AD08 CA09 CA42 CA58

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁場発生手段によって発生された磁場を
    被検体に与えることによって断層像を撮影する磁気共鳴
    イメージング装置において、 前記断層像の撮影を行なわない時に前記磁場が前記被検
    体及びその近傍に影響を与えないように前記磁場発生手
    段から漏洩する磁束を抑制する磁束抑制手段を備えたこ
    とを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 磁場発生手段によって発生された磁場を
    被検体に与えることによって断層像を撮影する磁気共鳴
    イメージング装置において、 前記断層像を撮影する時には前記磁場内に前記被検体が
    位置するように前記磁場発生手段を移動させ、前記断層
    像を撮影しない時には前記磁場内に前記被検体が位置し
    ないように前記磁場発生手段を前記被検体から離れた位
    置に移動させる移動手段と、 前記磁場発生手段が前記被検体から離れた位置にある場
    合に、前記磁場発生手段の発生する磁束が前記被検体及
    びその近傍に影響を与えないように前記磁束を抑制する
    磁束抑制手段とを備えたことを特徴とする磁気共鳴イメ
    ージング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記磁束抑制手段
    は、前記磁場発生手段の発生する磁束方向に直交する特
    定方向の磁束を遮蔽するような磁気シールド手段を備
    え、前記移動手段が前記磁場発生手段を前記被検体から
    離れた位置に移動させた場合に前記磁場発生手段と前記
    被検体との間に前記磁気シールド手段を位置させること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記磁場発生手段
    は、磁気結合手段によって磁気的に結合された少なくと
    も一対の静磁場発生手段を備えたものであり、前記磁束
    抑制手段は、前記磁気結合手段の結合部を用いて前記磁
    気シールド手段を構成することを特徴とする磁気共鳴イ
    メージング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記磁束抑制手段
    は、前記磁気結合手段とは別個に形成されたシールド板
    によって前記磁気シールド手段を構成することを特徴と
    する磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記磁場発生手段
    は、コの字型又はUの字型の磁気結合手段によって磁気
    的に結合された少なくとも一対の静磁場発生手段を備
    え、 前記断層像を撮影しない時には、前記被検体から離れた
    位置であって前記磁気結合手段の結合部側が前記被検体
    に対向するように固定され、 前記断層像を撮影する時には、前記磁気結合手段の開放
    部が前記被検体を通過できるように前記移動手段によっ
    て回転移動されると共に前記被検体から離れた位置から
    前記被検体の撮影可能な位置まで移動され固定され、 前記撮影終了時には、前記移動手段によって逆方向に移
    動され前記被検体から離れた位置に戻されることを特徴
    とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記磁束抑制手段
    は、前記磁場発生手段の磁束の漏洩する開口部に設けら
    れた漏洩磁場を遮蔽する遮蔽手段で構成されることを特
    徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記漏洩磁場遮蔽手
    段を前記磁場発生手段の磁束の漏洩する開口部に誘導又
    は退避させる駆動機構を備えたことを特徴とする磁気共
    鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記漏洩磁場遮蔽手
    段に磁気吸引力を弱める手段を備えたことを特徴とする
    磁気共鳴イメージング装置。
JP2002271167A 2002-03-13 2002-09-18 磁気共鳴イメージング装置 Pending JP2003334176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002271167A JP2003334176A (ja) 2002-03-13 2002-09-18 磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-68593 2002-03-13
JP2002068593 2002-03-13
JP2002271167A JP2003334176A (ja) 2002-03-13 2002-09-18 磁気共鳴イメージング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003334176A true JP2003334176A (ja) 2003-11-25

Family

ID=29714079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002271167A Pending JP2003334176A (ja) 2002-03-13 2002-09-18 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003334176A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007141221A1 (en) * 2006-06-06 2007-12-13 Esaote S.P.A. Apparatus for magnetic resonance imaging of the lower limbs of patients
JP2010511438A (ja) * 2006-12-01 2010-04-15 Tti・エルビュー株式会社 装置、例として経皮送達装置に給電し且つ/又は当該装置を制御するシステム、装置、及び方法
CN101044980B (zh) * 2006-03-31 2011-07-06 株式会社东芝 磁场吸引防止装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101044980B (zh) * 2006-03-31 2011-07-06 株式会社东芝 磁场吸引防止装置
WO2007141221A1 (en) * 2006-06-06 2007-12-13 Esaote S.P.A. Apparatus for magnetic resonance imaging of the lower limbs of patients
US8126245B2 (en) 2006-06-06 2012-02-28 Esaote, S.P.A. Apparatus for magnetic resonance imaging of patients with limbs, particularly lower limbs, under natural stress
JP2010511438A (ja) * 2006-12-01 2010-04-15 Tti・エルビュー株式会社 装置、例として経皮送達装置に給電し且つ/又は当該装置を制御するシステム、装置、及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7933641B2 (en) Medical examination and/or treatment apparatus with an electromagnet for navigating a medical instrument and an x-ray device for visual inspection during the navigation
Fischer et al. MRI-compatible pneumatic robot for transperineal prostate needle placement
Song et al. Design evaluation of a double ring RCM mechanism for robotic needle guidance in MRI-guided liver interventions
Elhawary et al. The case for MR‐compatible robotics: a review of the state of the art
Larson et al. Design of an MRI-compatible robotic stereotactic device for minimally invasive interventions in the breast
EP1854508B1 (en) Mri-guided ultrasound therapeutic unit
AU2001239417B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and method
JP2002078701A (ja) 医用診察装置
CA2246369A1 (en) Surgical procedure with magnetic resonance imaging
CN102481118B (zh) 用于移动和激活活性剂的设备
US20150196262A1 (en) Non-magnetic mobile c-arm fluoroscopy device
JPH10192268A (ja) 医療用画像診断装置
Wu et al. An MRI coil-mounted multi-probe robotic positioner for cryoablation
KR20120089732A (ko) 자기 유도 시스템과 그 동작 방법
JP2007021008A (ja) Dnp過分極手段を備えた磁気共鳴イメージング装置
JP2637336B2 (ja) 磁気共鳴断層撮影装置
JP2011502591A (ja) 移動可能なmriスキャンシステムにおける磁場均一性の制御
JP6235601B2 (ja) Mpi装置用の磁性素子
WO2007125676A1 (ja) 磁気誘導型ドラッグデリバリーシステム
JP2003334176A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2000232969A (ja) Mri装置と連係する手術台装置
WO2002003862A1 (fr) Appareil d'imagerie par resonance magnetique
JP2006136359A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4031964B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置用受信コイル及びこれを用いた装置
JP3971268B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置