JP2637336B2 - 磁気共鳴断層撮影装置 - Google Patents
磁気共鳴断層撮影装置Info
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- JP2637336B2 JP2637336B2 JP4197877A JP19787792A JP2637336B2 JP 2637336 B2 JP2637336 B2 JP 2637336B2 JP 4197877 A JP4197877 A JP 4197877A JP 19787792 A JP19787792 A JP 19787792A JP 2637336 B2 JP2637336 B2 JP 2637336B2
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- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
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- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/05—Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves
- A61B5/055—Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静磁場発生用磁石や
傾斜磁場コイル等を備えたガントリの開口部内で、被検
体の撮影部位から放出される核磁気共鳴信号(以下、N
MR信号という)を、検出用の表面コイルで受信するこ
とにより、被検体の関心部位の断層画像を撮影する磁気
共鳴断層撮影装置(以下、MRI装置という)に関する
ものである。
傾斜磁場コイル等を備えたガントリの開口部内で、被検
体の撮影部位から放出される核磁気共鳴信号(以下、N
MR信号という)を、検出用の表面コイルで受信するこ
とにより、被検体の関心部位の断層画像を撮影する磁気
共鳴断層撮影装置(以下、MRI装置という)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】被検体の胸部や腰部等の特定部位の断層
撮影を、MRI装置により行なう場合、画質がよく、ま
た、取り扱い易いという点から、NMR信号を受信する
コイルとして表面コイルが多用されている。従来のこの
種の表面コイルを用いたMRI装置は、主に、検出用の
表面コイルを搭載した天板と、静磁場発生用磁石や傾斜
磁場コイル及び、高周波パルス発生部や送信用コイル等
を備え、開口部が形成されたガントリと、天板を支持し
て昇降させるとともに天板をガントリの開口部に挿入さ
せる昇降支持台、及び演算制御部とによって構成されて
いる。
撮影を、MRI装置により行なう場合、画質がよく、ま
た、取り扱い易いという点から、NMR信号を受信する
コイルとして表面コイルが多用されている。従来のこの
種の表面コイルを用いたMRI装置は、主に、検出用の
表面コイルを搭載した天板と、静磁場発生用磁石や傾斜
磁場コイル及び、高周波パルス発生部や送信用コイル等
を備え、開口部が形成されたガントリと、天板を支持し
て昇降させるとともに天板をガントリの開口部に挿入さ
せる昇降支持台、及び演算制御部とによって構成されて
いる。
【0003】被検体の撮影部位の断層画像の撮影は、以
下のようにして行なわれる。まず、被検体の撮影部位が
天板に搭載した表面コイルの真上にくるように、被検体
を天板上に載置し、その天板をガントリの開口部内に挿
入し、被検体の撮影部位がガントリの中心に達するまで
天板を移動する。
下のようにして行なわれる。まず、被検体の撮影部位が
天板に搭載した表面コイルの真上にくるように、被検体
を天板上に載置し、その天板をガントリの開口部内に挿
入し、被検体の撮影部位がガントリの中心に達するまで
天板を移動する。
【0004】次に、静磁場発生用磁石で発生させた静磁
場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報を付
与するための線形磁場を重畳させる。そして、高周波パ
ルス発生部で高周波パルスを発生して被検体内に核磁気
共鳴を励起し、その後に発生するNMR信号を検出用の
表面コイルで受信する。
場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報を付
与するための線形磁場を重畳させる。そして、高周波パ
ルス発生部で高周波パルスを発生して被検体内に核磁気
共鳴を励起し、その後に発生するNMR信号を検出用の
表面コイルで受信する。
【0005】最後に、演算制御部は、表面コイルで受信
したNMR信号に基づいて、被検体の撮影部位の断層画
像を作成する。なお、演算制御部では、上述の各部の動
作の制御も行なう。
したNMR信号に基づいて、被検体の撮影部位の断層画
像を作成する。なお、演算制御部では、上述の各部の動
作の制御も行なう。
【0006】しかしながら、上述のように、検出用の表
面コイルを天板に搭載した構成では、撮影部位が表面コ
イルの感度域からずれた状態で撮影した場合や、撮影部
位をずらして別の撮影部位を撮影する場合等に、天板を
一端ガントリの開口部から出し、被検体を起こしたり、
或いは、被検体を天板上でずらしたりして、再度、撮影
部位と表面コイルとの位置合わせを行なわなければなら
ず、被検体に苦痛を与えることがあるという問題があ
る。
面コイルを天板に搭載した構成では、撮影部位が表面コ
イルの感度域からずれた状態で撮影した場合や、撮影部
位をずらして別の撮影部位を撮影する場合等に、天板を
一端ガントリの開口部から出し、被検体を起こしたり、
或いは、被検体を天板上でずらしたりして、再度、撮影
部位と表面コイルとの位置合わせを行なわなければなら
ず、被検体に苦痛を与えることがあるという問題があ
る。
【0007】そこで、そのような問題を解決するため
に、天板内に設けたスライドケースに表面コイルを入
れ、その表面コイルをMRI装置の操作者が手動で動か
しながら、撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行な
えるようにした構成のMRI装置もある。
に、天板内に設けたスライドケースに表面コイルを入
れ、その表面コイルをMRI装置の操作者が手動で動か
しながら、撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行な
えるようにした構成のMRI装置もある。
【0008】この装置構成によれば、撮影部位と表面コ
イルとの位置合わせを、被検体がガントリの開口部内に
いる状態で、しかも、表面コイルを天板内で移動させる
ことにより行なえる。従って、被検体を天板上で移動さ
せる必要がないので、被検体に苦痛を与えずに、撮影部
位と表面コイルとの位置合わせを行なえる。
イルとの位置合わせを、被検体がガントリの開口部内に
いる状態で、しかも、表面コイルを天板内で移動させる
ことにより行なえる。従って、被検体を天板上で移動さ
せる必要がないので、被検体に苦痛を与えずに、撮影部
位と表面コイルとの位置合わせを行なえる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、MRI装置の操作者は、撮影中、ガン
トリ等が設置されている撮影室とは別のスキャナ制御室
にいて、コンソール等を操作している。従って、従来装
置のように、操作者が表面コイルを手動で動かして撮影
部位と表面コイルとの位置合わせを行なう構成であれ
ば、撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行なうため
に、操作者はスキャナ制御室から撮影室まで移動しなけ
ればならず、操作者の作業が煩雑となるという問題があ
る。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、MRI装置の操作者は、撮影中、ガン
トリ等が設置されている撮影室とは別のスキャナ制御室
にいて、コンソール等を操作している。従って、従来装
置のように、操作者が表面コイルを手動で動かして撮影
部位と表面コイルとの位置合わせを行なう構成であれ
ば、撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行なうため
に、操作者はスキャナ制御室から撮影室まで移動しなけ
ればならず、操作者の作業が煩雑となるという問題があ
る。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、被検体に苦痛を与えず、しかも操作
者が簡易に撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行な
える磁気共鳴断層撮影装置を提供することを目的とす
る。
れたものであって、被検体に苦痛を与えず、しかも操作
者が簡易に撮影部位と表面コイルとの位置合わせを行な
える磁気共鳴断層撮影装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、天板上に被検体を載置し、前記天板を
ガントリの開口部に挿入して、前記ガントリの開口部内
で、前記天板上の被検体の撮影部位から放出される核磁
気共鳴信号を、検出用の表面コイルで受信することによ
り、前記被検体の撮影部位の断層画像を撮影する磁気共
鳴断層撮影装置において、前記表面コイルをガントリの
開口部の内周面の所定位置に定置し、前記天板のガント
リ開口部内での移動の際、前記天板と前記表面コイルと
の接触を回避する溝を前記天板の下面にそれの移動方向
の長手方向に沿って設けたものである。
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、天板上に被検体を載置し、前記天板を
ガントリの開口部に挿入して、前記ガントリの開口部内
で、前記天板上の被検体の撮影部位から放出される核磁
気共鳴信号を、検出用の表面コイルで受信することによ
り、前記被検体の撮影部位の断層画像を撮影する磁気共
鳴断層撮影装置において、前記表面コイルをガントリの
開口部の内周面の所定位置に定置し、前記天板のガント
リ開口部内での移動の際、前記天板と前記表面コイルと
の接触を回避する溝を前記天板の下面にそれの移動方向
の長手方向に沿って設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。ガントリ
の開口部の内周面の所定位置に表面コイルを定置し、そ
の表面コイル上を被検体を載置した天板が移動する。こ
の際、天板の下面にそれの移動方向の長手方向に沿って
設けられた溝によって、天板と表面コイルとの接触が回
避され且つ、天板の下面に溝を設けたことにより、撮影
時被検体に表面コイルが近接することから、表面コイル
の感度が向上する。この天板の移動により、撮影部位と
表面コイルとの位置合わせが行なえる。また、この天板
の移動は、操作者がコンソール等を使って行なうことが
できる。なお、表面コイルの取付け位置は、取り付けた
表面コイルの真上に撮影部位がきたときに、表面コイル
が核磁気共鳴信号を感度良く受信できる位置であり、例
えば、ガントリに取り付けられている静磁場発生用コイ
ルの中心と、表面コイルの受信感度の中心とが一致する
位置等である。
の開口部の内周面の所定位置に表面コイルを定置し、そ
の表面コイル上を被検体を載置した天板が移動する。こ
の際、天板の下面にそれの移動方向の長手方向に沿って
設けられた溝によって、天板と表面コイルとの接触が回
避され且つ、天板の下面に溝を設けたことにより、撮影
時被検体に表面コイルが近接することから、表面コイル
の感度が向上する。この天板の移動により、撮影部位と
表面コイルとの位置合わせが行なえる。また、この天板
の移動は、操作者がコンソール等を使って行なうことが
できる。なお、表面コイルの取付け位置は、取り付けた
表面コイルの真上に撮影部位がきたときに、表面コイル
が核磁気共鳴信号を感度良く受信できる位置であり、例
えば、ガントリに取り付けられている静磁場発生用コイ
ルの中心と、表面コイルの受信感度の中心とが一致する
位置等である。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。この発明の一実施例に係る磁気共鳴断層撮影
装置(MRI装置)の構成を図1ないし図3を参照して
説明する。このMRI装置1は、大きく分けて、開口部
が形成されたガントリ2と、被検体を載置する天板3
と、天板3を支持して昇降させるとともに、天板3をガ
ントリ2の開口部に挿入させる昇降支持台4、及び、図
示しない演算制御部とによって構成されている。各部の
構成を以下に詳述する。
説明する。この発明の一実施例に係る磁気共鳴断層撮影
装置(MRI装置)の構成を図1ないし図3を参照して
説明する。このMRI装置1は、大きく分けて、開口部
が形成されたガントリ2と、被検体を載置する天板3
と、天板3を支持して昇降させるとともに、天板3をガ
ントリ2の開口部に挿入させる昇降支持台4、及び、図
示しない演算制御部とによって構成されている。各部の
構成を以下に詳述する。
【0014】ガントリ2には、その中央に略円筒状の開
口部22が形成されており、この開口部22に、均一な
静磁場を発生させるように静磁場発生用磁石21や、図
示しない傾斜磁場コイル、高周波パルス発生部、送信用
コイル等が備えられている。この開口部22の内周面の
所定位置には、NMR信号受信用の表面コイル23が定
置されている。このコイル23の設置位置は、開口部2
2の底部側であって、設置した表面コイル23の真上に
天板3に載置された被検体Mの撮影部位がきたときに、
表面コイル23がNMR信号を感度良く受信できる位置
であり、例えば、ガントリ2に取り付けられている静磁
場発生用磁石21の中心と、表面コイル23の受信感度
の中心とが一致する位置が好ましい。また、この開口部
22の、天板3の挿入側の上部には、後述するような方
法で撮影部位と表面コイル23との位置合わせを行なう
ための投光器24が取り付けられている。
口部22が形成されており、この開口部22に、均一な
静磁場を発生させるように静磁場発生用磁石21や、図
示しない傾斜磁場コイル、高周波パルス発生部、送信用
コイル等が備えられている。この開口部22の内周面の
所定位置には、NMR信号受信用の表面コイル23が定
置されている。このコイル23の設置位置は、開口部2
2の底部側であって、設置した表面コイル23の真上に
天板3に載置された被検体Mの撮影部位がきたときに、
表面コイル23がNMR信号を感度良く受信できる位置
であり、例えば、ガントリ2に取り付けられている静磁
場発生用磁石21の中心と、表面コイル23の受信感度
の中心とが一致する位置が好ましい。また、この開口部
22の、天板3の挿入側の上部には、後述するような方
法で撮影部位と表面コイル23との位置合わせを行なう
ための投光器24が取り付けられている。
【0015】図3に示すように、被検体Mを上面に載置
する天板3の下面には、長手方向に溝31が形成されて
いる。この溝31は、天板3をガントリ2の開口部22
に挿入したときに、開口部22内に取り付けた表面コイ
ル23との接触を回避し、天板3が開口部22内を前後
に移動自在になるように形成されている。
する天板3の下面には、長手方向に溝31が形成されて
いる。この溝31は、天板3をガントリ2の開口部22
に挿入したときに、開口部22内に取り付けた表面コイ
ル23との接触を回避し、天板3が開口部22内を前後
に移動自在になるように形成されている。
【0016】昇降支持台4は、ガントリ2の開口部22
の、天板3の挿入側に隣接して取り付けられた昇降部4
1で天板3を昇降させ、その昇降部41の上部に設けら
れた移動部42で天板3を片持ち支持してガントリ2の
開口部22内に挿入させ、天板3を開口部22内で前後
に移動させるように構成されている。
の、天板3の挿入側に隣接して取り付けられた昇降部4
1で天板3を昇降させ、その昇降部41の上部に設けら
れた移動部42で天板3を片持ち支持してガントリ2の
開口部22内に挿入させ、天板3を開口部22内で前後
に移動させるように構成されている。
【0017】演算制御部は、表面コイル23で受信した
NMR信号に基づいて、所定の演算によって被検体Mの
撮影部位の断層画像を作成する。また、上述の各部2〜
4の動作制御、例えば、ガントリ2に取り付けられた静
磁場発生用磁石21やその他の各コイルの起動や停止、
あるいは、昇降支持台4による天板3のガントリ2の開
口部22内での移動指示等もこの演算制御部で行なう。
う。なお、ガントリ2や天板3、昇降支持台4は撮影室
に設置されており、MRI装置1の操作者は、図示しな
いコンソール等が設置されたスキャナ制御室で、各部の
動作指示をコンソールから演算制御部に与える。
NMR信号に基づいて、所定の演算によって被検体Mの
撮影部位の断層画像を作成する。また、上述の各部2〜
4の動作制御、例えば、ガントリ2に取り付けられた静
磁場発生用磁石21やその他の各コイルの起動や停止、
あるいは、昇降支持台4による天板3のガントリ2の開
口部22内での移動指示等もこの演算制御部で行なう。
う。なお、ガントリ2や天板3、昇降支持台4は撮影室
に設置されており、MRI装置1の操作者は、図示しな
いコンソール等が設置されたスキャナ制御室で、各部の
動作指示をコンソールから演算制御部に与える。
【0018】このような構成のMRI装置1を使った、
被検体の撮影部位の断層画像の撮影は、以下のよう行な
われる。まず、被検体Mを頭部をガントリ2の開口部2
2に向けて天板3に載置し、昇降支持台4の昇降部4を
上昇させ、天板3を上昇させる。
被検体の撮影部位の断層画像の撮影は、以下のよう行な
われる。まず、被検体Mを頭部をガントリ2の開口部2
2に向けて天板3に載置し、昇降支持台4の昇降部4を
上昇させ、天板3を上昇させる。
【0019】次に、投光器24から光を照射させ、天板
3をガントリ2の開口部22内へ挿入させていく。この
とき、図1の想像線に示すように、天板3上に載置され
た被検体Mの体の上に投光器24からの光が照射され、
その光は、天板3が開口部22の奥に進むにつれて、被
検体Mの体を頭部から足部へと順に照射していく。操作
者は、この光の照射位置を観察して、MRI装置1で撮
影したい部位を光が照射すると、天板3の現在位置を記
憶するように演算制御部に指示する。
3をガントリ2の開口部22内へ挿入させていく。この
とき、図1の想像線に示すように、天板3上に載置され
た被検体Mの体の上に投光器24からの光が照射され、
その光は、天板3が開口部22の奥に進むにつれて、被
検体Mの体を頭部から足部へと順に照射していく。操作
者は、この光の照射位置を観察して、MRI装置1で撮
影したい部位を光が照射すると、天板3の現在位置を記
憶するように演算制御部に指示する。
【0020】投光器24からの光で被検体Mの撮影部位
を特定し、そのときの天板3の位置を演算制御部に記憶
させると、撮影部位を表面コイル23の感度中心の真上
に位置させるために、天板3を開口部22内に前進させ
る(図2参照、但し、図では、被検体Mの腰部を撮影す
る状態を示す)。この移動距離は、投光器24の取付け
位置と、表面コイル23の取付け位置との距離に相当す
るので、投光器24と表面コイル23をガントリ2に取
り付けたときに特定される。
を特定し、そのときの天板3の位置を演算制御部に記憶
させると、撮影部位を表面コイル23の感度中心の真上
に位置させるために、天板3を開口部22内に前進させ
る(図2参照、但し、図では、被検体Mの腰部を撮影す
る状態を示す)。この移動距離は、投光器24の取付け
位置と、表面コイル23の取付け位置との距離に相当す
るので、投光器24と表面コイル23をガントリ2に取
り付けたときに特定される。
【0021】次に、静磁場発生用磁石21で発生させた
静磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報
を付与するための線形磁場を重畳させる。そして、高周
波パルス発生部で高周波パルスを発生して被検体内に核
磁気共鳴を励起し、その後発生するNMR信号を表面コ
イル23で受信する。
静磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報
を付与するための線形磁場を重畳させる。そして、高周
波パルス発生部で高周波パルスを発生して被検体内に核
磁気共鳴を励起し、その後発生するNMR信号を表面コ
イル23で受信する。
【0022】最後に、演算制御部は、表面コイル23で
受信したNMR信号に基づいて、被検体の撮影部位の断
層画像を作成する。このとき、撮影位置をずらしたいよ
うな場合等でも、操作者はスキャナ制御室でコンソール
から指示して、天板3を移動させることにより撮影部位
を調整することができる。従って、被検体Mを天板3上
でずらしたり、操作者がスキャナ制御室から撮影室まで
移動する必要がない。
受信したNMR信号に基づいて、被検体の撮影部位の断
層画像を作成する。このとき、撮影位置をずらしたいよ
うな場合等でも、操作者はスキャナ制御室でコンソール
から指示して、天板3を移動させることにより撮影部位
を調整することができる。従って、被検体Mを天板3上
でずらしたり、操作者がスキャナ制御室から撮影室まで
移動する必要がない。
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、ガントリの開口部の内周面の所定位置に表
面コイルを定置し、天板の下面にそれの移動方向の長手
方向に沿って溝を設けたので、撮影時被検体に近接して
表面コイルが位置するので、表面コイルの感度が向上す
る。また、表面コイルはガントリの開口部の内周面の所
定位置に定置する構成であるので、従来構成のガントリ
に細工を施す必要がない。さらに、被検体を載置した天
板は、ガントリの開口部の内周面の所定位置に定置され
た表面コイル上を移動するので、撮影部位と表面コイル
との位置合わせは操作者がコンソール等を使って天板を
移動させることにより行なうことができる従って、被検
体を天板上でずらしたり、操作者がスキャナ制御室から
撮影室まで移動する必要がないので、被検体に苦痛を与
えず、また、操作者に負担を与えることなく、撮影部位
と表面コイルとの位置合わせを行なうことができる。ま
た、天板内にスライドケースを設けた場合のように表面
コイルをスライドさせるための機構などの複雑な構成を
要しない。
明によれば、ガントリの開口部の内周面の所定位置に表
面コイルを定置し、天板の下面にそれの移動方向の長手
方向に沿って溝を設けたので、撮影時被検体に近接して
表面コイルが位置するので、表面コイルの感度が向上す
る。また、表面コイルはガントリの開口部の内周面の所
定位置に定置する構成であるので、従来構成のガントリ
に細工を施す必要がない。さらに、被検体を載置した天
板は、ガントリの開口部の内周面の所定位置に定置され
た表面コイル上を移動するので、撮影部位と表面コイル
との位置合わせは操作者がコンソール等を使って天板を
移動させることにより行なうことができる従って、被検
体を天板上でずらしたり、操作者がスキャナ制御室から
撮影室まで移動する必要がないので、被検体に苦痛を与
えず、また、操作者に負担を与えることなく、撮影部位
と表面コイルとの位置合わせを行なうことができる。ま
た、天板内にスライドケースを設けた場合のように表面
コイルをスライドさせるための機構などの複雑な構成を
要しない。
【図1】この発明の一実施例に係る磁気共鳴断層撮影装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図2】撮影部位と表面コイルとの位置合わせが完了し
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】 1 … 磁気共鳴断層撮影装置 2 … ガントリ 3 … 天板 4 … 昇降支持台 21 … 静磁場発生用磁石 22 … 開口部 23 … 表面コイル 24 … 投光器 31 … 溝 41 … 昇降部 42 … 移動部 M … 被検体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉江 雅巳 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式 会社島津製作所 三条工場内 (72)発明者 関口 治 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式 会社島津製作所 三条工場内 (56)参考文献 特開 昭63−82643(JP,A) 実開 平2−8405(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 天板上に被検体を載置し、前記天板をガ
ントリの開口部に挿入して、前記ガントリの開口部内
で、前記天板上の被検体の撮影部位から放出される核磁
気共鳴信号を、検出用の表面コイルで受信することによ
り、前記被検体の撮影部位の断層画像を撮影する磁気共
鳴断層撮影装置において、前記表面コイルをガントリの
開口部の内周面の所定位置に定置し、前記天板のガント
リ開口部内での移動の際、前記天板と前記表面コイルと
の接触を回避する溝を前記天板の下面にそれの移動方向
の長手方向に沿って設けたことを特徴とする磁気共鳴断
層撮影装置。
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