JP2003325658A - 手術時における汚水の自動吸排水装置 - Google Patents
手術時における汚水の自動吸排水装置Info
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Abstract
人手を伴わず、廉価な費用で処理できる装置を提供する
こと。 【解決手段】装置1は、装置本体3内に上下方向に配置
する吸引室5と排水室7とを、備え、吸引室5の入口部
51には集中パット21を備える吸入部8を配置し、排
水室7の出口部7aには、アウトレットボックス30内
の排水用升31に接続する排水部9を配置している。吸
引室5には、真空ポンプ10を接続することによって吸
引室5内を負圧状態にして汚水を吸引可能とし、排水室
7には、コンプレッサ18を接続することによって、排
水室7内に流入した汚水を積極的に排水部9に流出可能
とする。また、吸引室5と排水室7との間には、連絡通
路6を設けて電磁開閉弁17を配置することによって、
吸引室5内で所定量に達した汚水を排水室7内に移動さ
せる。これによって自動化する。
Description
灌流液・手術時に発生する血液・体液等の汚水を処理す
る際に、自動的に吸引して排出できる手術時における汚
水の自動吸排水装置に関する。
等で行なわれる開腹手術においては、手術部位を見える
ようにするために、生理食塩水として体液とほぼ同じ濃
度でカリウムや塩類を含む灌流液を掛け流している。さ
らに、開腹手術を行なうと、それに伴って患者の体液や
血液が排出され、灌流水とともに汚水として流出され
る。これらの汚水は、漏斗状の集中パッチ(泌尿器科の
場合)あるいはストロー状の吸引アタッチメント(外科
や産婦人科の場合)に集合され、吸引除去される。汚水
の吸引は、従来においては、手術室の壁に設置された吸
引装置(壁吸引という。)によって行なわれ、別に用意
された容器内に吸引された汚水を充填した後、凝固剤を
入れて医療用産業廃棄物として処理していた。
出される汚水は大量に排出されため、汚水を入れる容器
は複数個使用される。使用される容器は専用のディスポ
ーザブル容器であって、通常2リットル用のものが使用
されている。排出される汚水の量は、手術の内容によっ
て異なるが、大体10〜70リットル排出されることか
ら、容器は予め、かなりの数を用意しておかなければな
らない。そして手術中に容器が所定量充填されると、交
換して新たな容器に充填し直さなければならない。
の手術で使用するディスポーザブル容器はかなりの数と
なることから費用がかかるとともに、充填された容器を
頻繁に交換して廃棄場所に持ち運ぶという作業を伴うこ
とから、人手を要するとともにかなりの手間を必要とし
ていた。さらにこれらの汚水は産業廃棄物として処理さ
れることから、それに関する費用もかなりかかることと
なっていた。従って、手間及び費用のかからない汚水処
理の改良が求められていた。
り、人手を要することなく廉価な費用で使用できるとと
もに、手間を掛けることなく汚水の処理を行なうことが
できる汚水の自動吸排水装置を提供することを目的とす
る。
ける汚水の自動吸排水装置は、上記の課題を解決するた
めに、以下のように構成するものである。すなわち、手
術時において、流出された汚水を吸引して排出する手術
時における汚水の自動吸排水装置であって、前記汚水を
吸入する吸入口を備える吸入部と、前記吸入部から吸入
された汚水を吸引して一時貯留する吸引室と、前記吸引
室に連絡通路を介して連結されて前記吸引室内の汚水を
順次流入する排水室と、前記排水室から接続されて外部
に排水する排水部とを備えて構成され、前記吸引室が、
負圧発生手段に連結されて前記汚水を前記吸入部から吸
引可能に構成され、前記排水室が、前記連絡通路に配置
された開閉弁によって前記吸引室からの汚水を流入可能
とすることを特徴とするものである。
ための加圧手段で加圧されていればよい。
ウトレットボックスに接続され、前記排水用升には空気
排気口が配設されていればなおよい。
防臭手段が配置されているものであればさらによい。
るものであってもよい。
用の配管口が接続されていてもよい。
ックスは、手術時における汚水を排水するために設置さ
れたアウトレットボックスボックスであって、前記アウ
トレットボックスには、加圧された排水を流入する排水
用升が配置され、前記排水用升には外部に排水する外部
排水用排水口を設けるとともに、加圧された空気を外部
に排出するための空気排気口が配置されていることを特
徴とするものである。
臭手段が配置されていればよい。
って排出される汚水は、吸入部に集合されると、吸引装
置に連結された負圧発生手段により吸入部から吸引室内
に吸引されて吸引室で一旦貯留される。この際、吸引室
と排水室との間に配置された連絡通路の開閉弁を閉じる
ようにしておけば、吸引室内に貯留された汚水は排水室
内には流れることはない。そして、例えば吸引室内の汚
水が所定の量に達したときに、開閉弁を開くことによっ
て、汚水は排水室に流れ込むことになる。排水室に流入
された汚水は排水部から外部に排水される。
によって、手術によって排出された汚水をほぼ連続的に
吸引室に送給できることとなって連続吸引を行なうこと
ができる。しかも、排水室には所定量の汚水が常に流れ
込むので、排水室から排出される汚水の排水量をほぼ一
定量として、排水部に送り込むことができ、効率よく自
動排水を行なうことができる。
る作業を省くことができて、人手を要することなく、汚
水処理作業を容易にすることができる。しかもディスポ
ーザブル容器を必要とすることなく、また凝固剤も必要
としないことから、汚水処理にかかる費用を廉価にする
ことが可能となる。
室を加圧手段で加圧させた状態にしておけば、排水室内
に流入された汚水は積極的に排水部に流出されて速やか
に移動することから、吸引室からの新たな汚水を受け入
れることができ、連続運転を効率よく行なうことができ
るとともに、排水される汚水は加圧がかかっていること
から、排水部を、例え、床面に沿った低い位置に設置し
ても逆流することはなく、どこにでも適宜設置できる。
動した汚水は、アウトレットボックス内の排水用升に流
入する。アウトレットボックスが、例えば、排水室と離
れて配置されていると、排水部は長い距離を走行しなけ
ればならず、そのために中間部においては下方に撓んだ
状態で配置されることもある。一方、排水室から流れて
くる汚水が加圧手段によって圧力が掛けられていると、
排水用升内の圧力が高くなって、汚水を逆流させる可能
性を生じてしまう。しかしながら、排水用升には、空気
を外部に排出する排気口を備えていることから、排水用
升内の高圧の空気は、排気口から外部に排出できて、汚
水を逆流させず排水用升の外部排水用排水口から排出さ
せることができる。
用升に配置された空気排気口には、防菌手段又は防臭手
段が配置されていることから、空気排気口から排出され
た空気は、汚水から発生する細菌を外部に排出すること
を防止できて安全対策を図ることができ、又、臭いを消
すことができることから、排出された空気により周囲に
不快感を与えることがない。
数に分割して配置することによって、それぞれの単一の
吸引室に貯留された汚水を、開閉弁を開けて排水室に流
出させている間に、別の吸引室に吸入部からの汚水を吸
引することによって、汚水の吸引作業を停止することな
く、確実に連続的な運転を行なうことができる。
吸引室に配管された別の配管口から洗浄液や消毒液を流
して、外部に排出すれば、吸引室以降の流通路が洗浄ま
たは消毒されて、清掃を速やかに効率よく行なうことが
できる。
請求項7記載の発明によれば、アウトレットボックス内
に排水用升を配置して、排水されてきた汚水が外部排水
用排水口から排出される。
されている場合には、排水用升には加圧空気が貯留され
ると汚水を逆流させるとともに、外部排水用排水口に配
管されている管路においてトラップ封水を破壊する虞れ
を生じる。しかし、排水用升には、加圧空気を逃がすた
めの空気排気口を設けてあることから、加圧空気を外部
に逃がすことによって、流入された汚水は外部排水用排
出口からスムーズに流れることができて、逆流を防止す
るとともにトラップ封水の破壊を防止できる。これに伴
って、他の排水口からの汚水の排出や臭いの排出を防止
できる。
空気排気口には、防菌手段や防臭手段が設けられている
ことから、空気排気口から排出される周りには空気の排
気による不快感を伴うことがない。
に基づいて説明する。
装置という。)1は、図1に示すように、キャスター2
を備えて移動式に構成された装置本体3と、装置本体3
内に2段に配置されたうちの上段に配置される吸引室
5、下段に配置され連絡通路6で連結された排水室7
と、吸引室5の入口部5aに一端を接続して汚水を吸入
する吸入部8と、排水室7の出口部7aから汚水を排出
する排水部9とを備えて構成される。なお、吸引室5及
び排水室7は、いずれも密閉された室として構成されて
いる。
真空ポンプ10が吸引室5内を真空にして負圧室とする
ように配管部材11を介して接続され、また、吸引室5
の上方から電磁開閉弁12を介して手術終了後に洗浄液
・消毒液を流すことができるように、洗浄液・消毒液を
流入する洗浄用配管13が接続される。洗浄用配管13
の吸引室5内側先端には洗浄液・消毒液を噴射する噴射
口14が装着されている。さらに、吸引室5には、負圧
を解除するために空気取入口15が電磁開閉弁16を介
して配管されるとともに、吸引された汚水が所定の量に
達したときに吸引停止の信号を出力するために作動する
液面センサ4を配置している。
され、連絡通路6には電磁開閉弁17が配置され、吸引
室5内の汚水が所定の量に達すると電磁開閉弁17を開
いて排水室7に汚水を流入するようにしている。
ために装置本体3内に配置したコンプレッサ18を、配
管部材19を介して上方に接続させている。そして、コ
ンプレッサ18を作動することによって、排水室7内を
加圧して、汚水を積極的に排水部9側に流出できるよう
にしている。
1あるいはストロー状の吸引アタッチメント22と、集
中パッチ21あるいは吸引アタッチメント22と吸引室
5とを接続する吸引ホース23とを備えるとともに、吸
引室5との間に電磁開閉弁24及び吸引量測定センサ2
0を介在させて吸引室5と接続し、吸引量測定センサ2
0によって、吸引室5内に吸引された汚水の量を測定可
能としている。なお、集中パッチ21は主に泌尿器科用
として使用され、吸引アタッチメント22は主に外科あ
るいは産婦人科用として使用される。
置本体3内に配置される室内排水管25と、室内排水管
25の先端部で装置本体3内に配置される電磁開閉弁2
6と、装置本体3・手術室の壁部W間に配置されて両端
にコネクタを装着して装置本体3及び壁部Wに着脱可能
に配置される排水ホース27と、から構成されている。
排水ホース27は、装置本体3が移動式に構成されてい
ることから、装置本体3の移動に沿って伸縮可能なフレ
キシブル式のホースを使用することが望ましい。そのた
めに排水ホース27の一部は、床面に沿って配置される
こととなる。
動したり、吸引室5内の吸引量を測定したりして各制御
を行なう制御盤28及び操作盤29が配置されている。
理するためのアウトレットボックス30が設置されてい
て、アウトレットボックス30内に排水用升31が配置
されている。
を配置して、排水ホース27から流入する汚水を開閉可
能に流入する。また、排水用升31の下部には外部排水
用排水口32が設けられるとともに、外部排水用排水口
32に接続する外部排水管34がトラップ封水部35を
有して配管されとともに、図2に示すように、上部に空
気排気口36を設けている。そして、空気排気口36の
出口手前に、HEPAフィルタ37及び活性炭フィルタ
38を設けて、空気が排気される際に防菌・防臭した状
態にする。
御盤39が配置されていて各制御を行なうとともに、装
置本体3の制御盤28と接続されている。
作用について説明する。
けるように、図示しない支持台に懸架された収納袋に貯
留された灌流液が、チューブで患者に導かれるようにし
て配置される。灌流液を貯留した収納袋には目盛が刻設
されていて、使用量が一目でわかるようになっている。
また、手術台の側部には、灌流液や開腹時に人体から排
出される血液あるいは体液等の集合された汚水を吸入す
る集中パット21あるいは吸引アタッチメント22を所
定の位置に配置する。
血液・体液が集中パット21あるいは吸引アタッチメン
ト22に吸入され、吸引ホース23に吸入される。この
際、装置1では、操作ボックス29の操作により運転開
始され、真空ポンプ10を作動して吸引室5を負圧の状
態にするとともに、吸引室5の入口部5aを開閉する電
磁開閉弁24を開き、排水室7との連絡通路6を、電磁
開閉弁17を閉じることによって塞いでいる。なお、洗
浄用配管13用の開閉電磁弁12及び空気取入口15の
開閉電磁弁16は閉じた状態にある。
よって、集中パット21あるいは吸引アタッチメント2
2に吸入された汚水は、吸引ホース23を通って吸引室
5内に吸引される。この際、汚水は、吸引量測定センサ
20によってその吸引量が測定されることとなる。
面センサ4を作動させて制御盤28にその信号を送り、
真空ポンプ10を停止させて吸引を一旦停止する。同時
に電磁開閉弁17を開いて吸引室5に貯留された汚水を
排水室7内に落下して移動させる。吸引室5内の汚水が
減量すると液面センサ4は再び吸引可能な信号を制御盤
28に送り真空ポンプ10を再起動させて吸引を開始す
る。そして、電磁開閉弁17は再び閉じて吸引室5に汚
水が吸引されて貯留される。この間の停止時間は僅かで
あり、吸入部8で吸入する汚水量には影響しない。
いる間、空気取入口4の電磁開閉弁16を開くことによ
って、吸引室5には大気が導入されて負圧状態を解除す
る。これによって、汚水の排水室7への流入を効率よく
行なうことができる。
25の先端部に配置された電磁開閉弁26及び排水用升
31手前の電磁開閉弁33は、運転開始時と同時に閉じ
られていて、連絡通路6の電磁開閉弁17を開くと同時
に開かれている。そして、排水室7に流入した汚水は、
運転開始時と同時に作動されているコンプレッサ18で
加圧された空気により、排水室7から勢いを有して室内
排水管25を通り、装置1と壁部Wとの間に配置される
排水ホース27を通って排水用升31に移動される。
ているアウトレットボックス30内に配置され、装置I
からの配管だけでなく、他の配管から排出された排出液
をも排出できるように集中配管されている。手術によっ
て排水用升31に流入された汚水は、排水用升31の外
部排水用排水口32から外部配管34・トラップ封水3
5を通って外部に排出され廃棄処理される。
口35が配置されていることから、汚水とともに排水用
升31に流入された加圧空気は、HEPAフィルタ28
で防菌され、活性炭フィルタ29で防臭されながら空気
排気口36から外部に排気される。この空気排気口36
から加圧空気が排気されることによって、排水用升31
内に流入する汚水が、床面付近に沿って配管された排水
ホース27側に逆流することなく、又他の配管に流入す
ることを防止して外部排水用排水口36側に向かってス
ムーズに移動することができる。
して行なうことによって、ほぼ連続運転を行なうことが
できる。なお、吸引室5内に接続された真空ポンプ10
と連絡通路3内に配置された電磁開閉弁17は、吸引室
5内の汚水の貯留量によって、間歇的に作動されるが、
排水室7内に接続されたコンプレッサ18は運転開始時
に開放されると、装置1の運転が停止されるまで作動し
たままでもよく、又電磁開閉弁17と同期させるように
間歇的に作動させてもよい。電磁開閉弁26・33も同
様に、運転開始時に開放されると、装置1の運転が停止
されるまで作動したままでもよく、都度開閉させてもよ
い。
のシーケンス回路によって順次行なわれるように回路構
成されている。そして、吸引室5に吸引された汚水の吸
引量は、吸引量測定センサ20によって測定されている
ことから、手術によって排出された汚水の量は自動的に
記録されることとなって、管理を容易にすることができ
る。
3から洗浄液及び消毒液を導入して吸引室5から外部排
水管34まで流すことによって、装置1の管内を洗浄・
消毒できて、次の手術に即座に使用することができる。
排水室7とを上下に配置して、その間に連絡通路6を開
閉可能に構成することによって、真空ポンプ10で負圧
に形成した吸引室5内に吸入部8から汚水を吸引し、所
定の量に達した汚水を電磁開閉弁17を開いて排水室7
に流入するようにしたことから、これを繰り返し行なう
ことによってほぼ連続運転を可能にしている。これによ
って、手術時における汚水の吸排水は自動的に行なわれ
ることとなって、汚水を容器に入れて持ち運ぶという人
手の要する作業を廃止することが可能となる。
よって排水室7内を加圧することから、排水室7内に流
入された汚水は速やかに排出されることとなる。
院内に設置されたアウトレットボックス30の排水用升
31に集合されることとなるが、一方、排水室から流れ
てくる汚水が加圧手段によって圧力が掛けられていると
排水用升31に、HEPAフィルタ37と活性炭フィル
タ38を介して空気排気口36を設けていることから、
汚水とともに流入する加圧された空気を外部に排出でき
るので、排水用升内の圧力が高くなることによる汚水の
逆流を防止できて汚水を外部排水用排水口に向かってス
ムーズに排出することができる。又、逆流を防止するこ
とによってトラップ封水の破壊を防止できる。
気には、HEPAフィルタ37によって防菌され、活性
炭フィルタ38によって防臭されていることから、空気
排気口36の辺りを清潔にすることができ不快感を与え
ない。
形態に限定するものではない。例えば、図3に示すよう
に、吸引室5に接続する負圧発生装置は真空ポンプ10
でなくても、通常、院内の壁部Wに設置されている壁吸
引装置40を使用してもよい。これを使用することによ
って、壁吸引装置40と装置1の吸引室5とを吸引ホー
ス41で接続して真空ポンプを削除することができる。
を第1吸引室50Aと第2吸引室50Bに分割すること
もできる。この場合、吸引ホース53は、吸引量測定セ
ンサ20を通って二股に分岐されてそれぞれ電磁開閉弁
54A・54Bを介して第1吸引室50Aと第2吸引室
50Bとに接続されている。そして第1吸引室50Aと
第2吸引室50Bはそれぞれ真空ポンプ10A・10B
に接続されて各吸引室を負圧室に構成する。また、空気
取入口56A・56B、液面センサ57A・57Bはそ
れぞれ配置されている。
は連絡通路58Aで電磁開閉弁59Aを介して接続さ
れ、第2吸引室50Bと排水室60とは連絡通路58B
で電磁開閉弁59Bを介して接続されている。
いずれか吸引ホース53に接続される一方の電磁開閉
弁、例えば電磁開閉弁54Aが開き、他方の電磁開閉弁
54Bは閉じている。そして電磁開閉弁54Aが開いて
いる側の第1吸引室50Aの真空ポンプ10Aが作動し
て汚水を第1吸引室50Aに吸引する。
量に達すると、液面センサ57Aが作動して真空ポンプ
10Aを停止すると同時に、第1吸引室50A側の電磁
開閉弁54Aを閉じて第2吸引室50B側の電磁開閉弁
54Bを開き、真空ポンプ10Bを作動して汚水を第2
吸引室50Bに吸引する。
Aが開いて、第1吸引室50A内の汚水を排水室60に
落下させる。連絡通路58Bの電磁開閉弁59Bは閉じ
ているため、第2吸引室50Bに汚水が貯留される。
水が所定量に達すると液面センサ57Bが作動して真空
ポンプ10Bを停止させ、再び、第1吸引室50Aに汚
水を吸引することとなる。そして、電磁開閉弁59Bを
開いて第2吸引室50Bの汚水を排水室60に落下させ
る。排水室60からの排出の作用は、前述の形態と同様
であるため、以下での説明は省略する。
運転可能となり吸引作用を停止することはなく汚水を排
出できる。
された排水用升31は、一般に院内に設置されているも
のであり、本発明で示した空気排気口の設置に関して
は、本発明の一形態の装置1を使用する場合に限定する
ものではなく、本装置1以外においても、適用できるも
のである。
定するものではなく、他の公知の防菌剤でもよく、さら
に、防臭手段は、活性炭フィルタに限定するものではな
く、他の公知の防臭剤でもよい。
体断面図である。
大断面図である
全体断面図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 手術時において、流出された汚水を吸引
して排出する手術時における汚水の自動吸排水装置であ
って、 前記汚水を吸入する吸入口を備える吸入部と、前記吸入
部から吸入された汚水を吸引して一時貯留する吸引室
と、前記吸引室に連絡通路を介して連結されて前記吸引
室内の汚水を順次流入する排水室と、前記排水室から接
続されて外部に排水する排水部とを備えて構成され、 前記吸引室が、負圧発生手段に連結されて前記汚水を前
記吸入部から吸引可能に構成され、 前記排水室が、前記連絡通路に配置された開閉弁によっ
て前記吸引室からの汚水を流入可能とすることを特徴と
する手術時における汚水の自動吸排水装置。 - 【請求項2】 前記排水室は、前記汚水を排水するため
の加圧手段で加圧されることを特徴とする請求項1記載
の手術時における汚水の自動吸排水装置。 - 【請求項3】 前記排水部は、排水用升を備えるアウト
レットボックスに接続され、前記排水用升には外部に排
水する外部排水用排水口を設けるとともに、加圧された
空気を外部に排出する空気排気口が配設されていること
を特徴とする請求項1又は2記載の手術時における汚水
の自動吸排水装置。 - 【請求項4】 前記空気排気口に、防菌手段又は防臭手
段が配置されていることを特徴とする請求項3記載の手
術時における汚水の自動吸排水装置。 - 【請求項5】 前記吸引室が、複数に分割されているこ
とを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の手術時に
おける汚水の自動吸排水装置。 - 【請求項6】 前記吸引室に、洗浄液又は消毒液用の配
管口が接続されていることを特徴とする請求項1,2,
3,4又は5記載の手術時における汚水の自動吸排水装
置。 - 【請求項7】 手術時における汚水を排水するために設
置されたアウトレットボックスボックスであって、前記
アウトレットボックスには、加圧された排水を流入する
排水用升が配置され、前記排水用升には外部に排水する
外部排水用排水口を設けるとともに、加圧された空気を
外部に排出するための空気排気口が配置されていること
を特徴とするアウトレットボックス。 - 【請求項8】 前記空気排気口に、防菌手段又は防臭手
段が配置されていることを特徴とする請求項7記載のア
ウトレットボックス。
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---|---|---|---|
JP2002135938A JP2003325658A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 手術時における汚水の自動吸排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135938A JP2003325658A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 手術時における汚水の自動吸排水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2003325658A (ja) |
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