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JP2003341797A - エンジン発電機の燃料補給装置 - Google Patents

エンジン発電機の燃料補給装置

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JP2003341797A
JP2003341797A JP2002145658A JP2002145658A JP2003341797A JP 2003341797 A JP2003341797 A JP 2003341797A JP 2002145658 A JP2002145658 A JP 2002145658A JP 2002145658 A JP2002145658 A JP 2002145658A JP 2003341797 A JP2003341797 A JP 2003341797A
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pump
switch
refueling
fuel
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JP2002145658A
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Kazuyuki Yoshida
和幸 吉田
Takaaki Kuroda
孝明 黒田
Tetsuya Nakanishi
鉄也 中西
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の、内部燃料タンク内の燃料油が一定量
よりも少なくなると、給油ポンプにより自動的に燃料油
を補給するように構成されたエンジン発電機では、運転
開始操作時等には、その後に内部燃料タンク内の燃料油
が一定量まで減少した際に、給油ポンプが実際に正常に
動作するか否かがわからない。 【解決手段】 エンジン発電機1の内部燃料タンク6に
機体外部に配置した外部燃料タンク43から燃料補給装
置により、内部燃料タンク6の燃料油量に応じて補給可
能とするエンジン発電機1の燃料補給装置において、燃
料補給装置の動作確認手段を設け、該動作確認手段をエ
ア抜き装置と連動した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン発電機の
燃料補給装置であって、特に、外部燃料タンクから内部
燃料タンクへの給油機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンと発電機とを発電機
筐体に内装したエンジン発電機が知られており、該エン
ジン発電機には、燃料油が貯留される内部燃料タンクが
内蔵されている。内部燃料タンクに貯溜される燃料油
は、燃料供給管を通じて燃料噴射ポンプに供給された後
エンジン内へ噴射され、これによりエンジンが運転され
る。このように、エンジン発電機は内部燃料タンク内の
燃料油にて運転されるが、エンジン発電機を連続して長
時間運転する場合、特に、遠隔地で夜間も連続運転する
場合には、内部燃料タンクだけでは燃料油の容量が不十
分であるので、エンジン発電機の外部に外部燃料タンク
を設けるとともに、外部燃料タンクから内部燃料タンク
への給油を行う燃料補給装置が発電機筐体内に設けられ
ている。燃料補給装置は、内部燃料タンク内の燃料油が
一定量よりも少なくなると、給油ポンプを動作させて外
部燃料タンクから自動的に燃料油を補給し、燃料油が増
加して一定量に達すると給油ポンプを自動的に停止する
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、燃料補給
装置は、給油ポンプにより燃料油を外部燃料タンクから
内部燃料タンクへ自動的に給油して、エンジン発電機を
長時間連続して運転することを可能とする。しかし、エ
ンジン発電機を長時間に渡って連続運転する場合、エン
ジン発電機の運転開始時には、通常ある程度以上の量の
燃料油が内部燃料タンク内に貯留されているので、例え
ば、該エンジン発電機の管理者やオペレータが運転開始
操作をした後に、エンジン発電機を設置している場所か
ら離れてしまうときには、その後に内部燃料タンク内の
燃料油が一定量まで減少した際に、給油ポンプが実際に
正常に動作するか否かがわからない。この場合、万が一
給油ポンプが正常に作動しなければ、内部燃料タンク内
の燃料油が無くなって、長時間の連続運転を行うことが
できなくなってしまう。
【0004】そこで、本発明においては、内部燃料タン
ク内の燃料油の量にかかわらず、任意の操作によりいつ
でも、給油ポンプが正常に動作するか否かの確認を行う
ことができるようにするのである。また、燃料切れが生
じたときや濾し器をメンテナンスしたときや長期間放置
して再起動する場合などでは、濾し器または燃料噴射弁
までの燃料経路にエアがたまり、容易に始動できないこ
とがある。この場合エア抜きを行なう必要があるが、従
来では手動でポンプを駆動したり、エンジンの始動操作
に合わせてエア抜きをしたりしていたので、エア抜きの
作業は判り辛いものであった。なお、ディーゼルエンジ
ンにおいては、燃料を給油せずに運転すると燃料噴射弁
等を傷めてしまうので、エア抜きは重要な操作となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、エンジ
ン発電機の内部燃料タンクに機体外部に配置した外部燃
料タンクから燃料補給装置により、内部燃料タンクの燃
料油量に応じて補給可能とするエンジン発電機の燃料補
給装置において、燃料補給装置の動作確認手段を設け、
該動作確認手段をエア抜き装置と連動した。
【0006】また、請求項2においては、前記動作確認
手段の自動給油テストスイッチを、下限フロートスイッ
チと並列に接続した。
【0007】また、請求項3においては、前記燃料補給
装置の電源スイッチの下流側に自動給油テストスイッチ
を接続し、電源スイッチの上流側にエア抜き装置のエア
抜き用スイッチを接続する。
【0008】また、請求項4においては、エンジン発電
機の内部燃料タンクに機体外部に配置した外部燃料タン
クから燃料補給装置により、内部燃料タンクの燃料油量
に応じて補給可能とするエンジン発電機の燃料補給装置
において、燃料補給装置の動作確認手段を操作する手段
と、該動作確認手段をエア抜き装置を操作する手段を、
何れか一方を選択的に作動可能とする、切換具を設け
た。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の燃料補給装置を有するエンジン発
電機を示す側面図、図2はエンジン発電機の計器ボック
スを示す斜視図、図3は上限フロートスイッチ及び下限
フロートスイッチが設けられる内部燃料タンクを示す側
面図、図4は給油ポンプとエア抜き用ポンプとをテスト
ボタンにより同時に作動可能とする給油ポンプの駆動回
路を示す図、図5はテストボタンにより給油ポンプのみ
を作動可能とする給油ポンプの駆動回路を示す図、図6
は給油ポンプ又はエア抜き用ポンプの何れか一方を選択
的に作動可能とする給油ポンプの駆動回路を示す図であ
る。
【0010】まず、本発明の燃料補給装置を有するエン
ジン発電機の全体構成について説明する。図1に示すよ
うに、本実施例のエンジン発電機1は、発電機筐体を構
成するカバー2内に、エンジン3、該エンジン3により
駆動される発電機5、内部燃料タンク6、及びマフラ1
3等を収容して構成されている。例えば、内部燃料タン
ク6は発電機5の上方に配置され、該内部燃料タンク6
内に貯留された燃料油を、燃料ホース7及び燃料濾し器
18、フィードポンプ(エア抜きポンプ)45を通じて
燃料噴射ポンプ8に供給し、該燃料噴射ポンプ8からエ
ンジン3の各気筒内に噴射するように構成している。ま
た、エンジン3の反発電機5側にはラジエータ10を配
置している。エンジン3からの排気は排気管17及びマ
フラ13を通じて排気尾管19から外部へ排出するよう
に構成している。該排気管17はエンジン3の上方から
ラジエータ10の反エンジン3側に延設されており、マ
フラ13及び排気尾管19も同じくラジエータ10の反
エンジン3側に配置されている。そして、これらの排気
管17、マフラ13、及び排気尾管19を、エンジン3
の冷却ファンからラジエータ10を通過して排風される
冷却風にて冷却するようにしている。
【0011】エンジン発電機1の外部には、燃料補給装
置の外部燃料タンク43を配置し、該外部燃料タンク4
3と内部燃料タンク6とを燃料補給用ホース44により
連結している。燃料給油用ホース44の途中部には給油
ポンプ42が介装されており、該給油ポンプ42を作動
させることで、外部燃料タンク43から内部燃料タンク
6への給油を可能としている。
【0012】さらに、内部燃料タンク6の側方には計器
ボックス15を配置して、カバー2の一側面外側から、
該計器ボックス15を操作することで、エンジン発電機
1の始動・停止、燃料油の補給等を行うようにしてい
る。図2に示すように、該計器ボックス15の計器盤に
は、エンジン3を起動するスタートスイッチ68、電源
ランプ、後述する外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ
63がオンされている場合に点灯するポンプ電源表示ラ
ンプ64、アワメーター、ヒューズ、電流計・電圧計6
5等の各種計器類が配置されている。
【0013】また、本実施例では、計器ボックス15の
側面に、前記給油ポンプ42を駆動可能とする外部燃料
タンク用ポンプ電源スイッチ63が配設されている。さ
らに、内部燃料タンク6内の燃料油量にかかわらず給油
ポンプ42の作動を手動で確認できるように動作確認手
段が設けられており、同時にエア抜き作業もできるよう
にしており、この操作を行なうテストボタン71が、計
器ボックス15の側面に設けられている。このテストボ
タン71を押し操作することで、内部燃料タンク6内の
燃料油量にかかわらず給油ポンプ42の動作確認を行う
ことができる。なお、標準のエンジン発電機では外部燃
料タンク43を取り付けて使用しないので、外部燃料タ
ンク用ポンプ電源スイッチ63とテストボタン71を前
記計器ボックス15正面のスタートスイッチ68等と同
一の操作面に配置していると、操作間違いが生じ易いの
で、異なる操作面となるように本実施例では計器ボック
ス15の側面に配設している。但し、異なる操作面であ
れば限定するものではなく、計器ボックス15の上面や
下面、または、カバー2の内面等に配設することができ
る。
【0014】次に、内部燃料タンク6内の燃料油量に応
じて給油ポンプ42の作動を切り換え、外部燃料タンク
43から内部燃料タンク6への給油を自動的に行うこと
を可能とする燃料補給装置について説明する。まず、図
3に示すように、内部燃料タンク6の内部には、貯留さ
れる燃料油の上限油面を検出するための検出器として上
限フロートスイッチFHを、貯留される燃料油の下限油
面を検出するための検出器として下限フロートスイッチ
FLを設けている。該上限フロートスイッチFHは、下
限フロートスイッチFLよりも上方に位置している。
【0015】上限フロートスイッチFH及び下限フロー
トスイッチFLは、貯留される燃料油の油面が、これら
のスイッチFH・FLにおける設定油面よりも上方にあ
るときにオフ(開)され、下方にあるときにオン(閉)
される。
【0016】これらの上限フロートスイッチFHと下限
フロートスイッチFLは、図4に示す回路図のように、
燃料油の油面の高さ(即ち内部燃料タンク6内に貯留さ
れる燃料油量)に応じて給油ポンプ42の運転・停止と
いった作動状態を切り換え、外部燃料タンク43から内
部燃料タンク6への燃料油の補給を自動的に行う燃料補
給装置を構成している。
【0017】前記上限フロートスイッチFHと下限フロ
ートスイッチFLとリレー52は直列接続されて電源ス
イッチ63と接続され、該リレー52の一方の接点52
aは下限フロートスイッチFLと並列接続され、他方の
接点52bは給油ポンプ42と直列接続されて電源スイ
ッチ63と接続されている。そして、前記テストボタン
71は二つの接点(自動給油テストスイッチ67とエア
抜き用スイッチ69)を有し、自動給油テストスイッチ
67は前記接点52bと並列接続され、エア抜き用スイ
ッチ69はエア抜き用ポンプ45と直列接続されて、電
源と接続されている。つまり、自動給油テストスイッチ
67は外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63の下流
側に接続され、エア抜き用スイッチ69は外部燃料タン
ク用ポンプ電源スイッチ63の上流側に接続されてい
る。64は外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63を
ONすると点灯するポンプ電源表示ランプ64である。
こうして、外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63を
オンすると、内部燃料タンク6内の燃料油量に応じて自
動的に給油することが可能な状態となり、外部燃料タン
ク用ポンプ電源スイッチ63をオフすると、内部燃料タ
ンク6への自動給油が行われない状態となる。
【0018】つまり、前記外部燃料タンク用ポンプ電源
スイッチ63をオンした状態にて、内部燃料タンク6内
の燃料油の油面が下限フロートスイッチFLよりも低く
なった場合には、上限フロートスイッチFH及び下限フ
ロートスイッチFLが共にオンされた状態となるため、
リレー52が作動して該リレー52の接点52a・52
bが閉じ、電源スイッチ63、接点52bを介して給油
ポンプ42が駆動され、外部燃料タンク43から内部燃
料タンク6への給油が行われる。
【0019】内部燃料タンク6への給油が開始されて、
油面が下限フロートスイッチFLの設定油面よりも上昇
すると、下限フロートスイッチFLはオフとなるが、上
限フロートスイッチFHは閉じた(ON)ままであるか
ら、リレー52の接点52a、上限フロートスイッチF
Hを介してリレー52は作動して自己保持されているの
で、内部燃料タンク6への給油は継続される。そして、
給油が継続されて満タンになり、油面が上限フロートス
イッチFHの設定油面を超えると、上限フロートスイッ
チFHがオフされるため、リレー52がオフ側に作動
し、自己保持状態が解除されて接点52a・52bが開
き、給油ポンプ42が停止して内部燃料タンク6への給
油が停止する。
【0020】その後、エンジン発電機1が運転を続けて
油面が下降し、上限フロートスイッチFHと下限フロー
トスイッチFLとの両設定油面間にある状態となった場
合には、上限フロートスイッチFHはオンされるが、下
限フロートスイッチFLがオフ状態であって、リレー5
2の接点52aが開いたままであるので、リレー52は
ONとならず、給油ポンプ42は駆動されず内部燃料タ
ンク6への給油は行われない。その後、さらに油面が下
降して下限フロートスイッチFLの設定油面よりも下方
に位置するようになると、下限フロートスイッチFLが
オン状態に切り換わり、前述の如くの内部燃料タンク6
への給油が再開される。
【0021】燃料補給装置は、このように内部燃料タン
ク6内の燃料油量に応じて給油ポンプ42の作動を自動
的に切り換えるように構成されているが、内部燃料タン
ク6内の燃料油量にかかわらず、給油ポンプ42の動作
を可能とする自動給油テストスイッチ67も備えてい
る。自動給油テストスイッチ67は、給油ポンプ42と
直列に接続されて、電源スイッチ63とも直列接続され
ているので、該自動給油テストスイッチ67が押し操作
されてオンすると、前記自動給油回路66のオン・オフ
状態にかかわらず、給油ポンプ42が作動する。また、
自動給油テストスイッチ67が操作されずにオフ状態に
あるときには、自動給油回路66のオン・オフに依存し
て、給油ポンプ42の作動が切り換えられる。
【0022】このように、自動給油テストスイッチ67
を設けることで、内部燃料タンク6の油面が下限フロー
トスイッチFLの設定油面よりも上方にあって、自動給
油回路66により自動的に給油ポンプ42が作動しない
ときでも、該自動給油テストスイッチ67を押し操作す
ることで、任意に給油ポンプ42を作動させることがで
きる。
【0023】また、燃料補給装置には、燃料油のエア抜
きを行うエア抜き用ポンプ45、及び該エア抜き用ポン
プ45と電源との接続を断接するエア抜き用スイッチ6
9が設けられている。そして、上記動作確認手段をエア
抜き装置と連動しており、前記エア抜き用スイッチ69
と前記自動給油テストスイッチ67とは、テストボタン
71として一体的に設けられ、連動してオン・オフの切
り換えがなされるように構成されている。
【0024】また、テストボタン71は、押し操作され
ると、自動給油テストスイッチ67及びエア抜き用スイ
ッチ69をオンし、押し操作が停止されると自動的にこ
れらのスイッチ67・69がオフ状態に戻る、自動復帰
型のボタンに構成されている。さらに、エア抜き用スイ
ッチ69は外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63よ
りも電気的に上流側(電源側)に接続されており、自動
給油テストスイッチ67は外部燃料タンク用ポンプ電源
スイッチ63よりも電気的に下流側に接続されている。
【0025】このように、該エア抜き用スイッチ69と
前記自動給油テストスイッチ67とをテストボタン71
として一体的に構成することで、自動給油テストスイッ
チ67がオンされて給油ポンプ42が作動するときに
は、同時にエア抜き用スイッチ69がオンされてエア抜
き用ポンプ45が必ず作動することとなる。また、自動
給油回路66の電源スイッチ63のオン・オフに関係な
く、テストボタン71をオンするとエア抜き用ポンプ4
5が作動する。
【0026】燃料補給装置は以上のように構成される
が、例えば、燃料補給装置により外部燃料タンク43か
ら内部燃料タンク6へ自動給油して、エンジン発電機1
を長時間に渡って連続運転する場合、該エンジン発電機
1の管理者やオペレータが運転開始操作をした直後は、
ある程度以上の量の燃料油が内部燃料タンク6内に貯留
されている(通常は上限油面まで若しくはそれに近い量
の燃料油が貯留されている)ので、給油ポンプ42が自
動で作動することはない。従って、その後に内部燃料タ
ンク6の燃料油が減少して、その油面が下限フロートス
イッチFLの設定油面よりも低くなったときに、実際に
給油ポンプ42が正常に作動するか否かが分からず、そ
のままでは、運転開始操作をした後に管理者やオペレー
タがエンジン発電機を設置している場所から離れてしま
うのに不安が生じることとなる。
【0027】このようなときに、管理者やオペレータが
計器ボックス15の側面に設けられるテストボタン71
を押し操作すると、自動給油テストスイッチ67がオン
して給油ポンプ42が電源と接続されるため、給油ポン
プ42(給油ポンプ42が接続される回路も含む)に異
常がなければ作動し、異常があれば作動しないといった
ように、内部燃料タンク6内の燃料油量にかかわらず、
給油ポンプ42が正常動作するか否かのテストを行うこ
とができる。そして、給油ポンプ42が正常に作動する
ことを確認することで、管理者やオペレータは安心して
エンジン発電機1から離れることができる。
【0028】また、自動給油テストスイッチ67が外部
燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63よりも電気的に下
流側に接続されるとともに、エア抜き用スイッチ69が
外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ63よりも電気的
に上流側に接続されているので、外部燃料タンク用ポン
プ電源スイッチ63がオンされた給油ポンプ42が作動
可能である状態でエア抜き用ポンプ45が必ず作動可能
な状態となるとともに、外部燃料タンク用ポンプ電源ス
イッチ63がオフされて給油ポンプ42が作動できない
状態にあるときでもエア抜き用ポンプ45が作動可能な
状態となる。
【0029】従って、外部燃料タンク用ポンプ電源スイ
ッチ63がオンされた給油ポンプ42が作動可能な状態
で確実にエア抜き用ポンプ45をも作動させることがで
きるのみならず、外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ
63がオフされて給油ポンプ42が作動できないときに
でもテストボタン71を押し操作することでエア抜き用
ポンプ45を作動させることができ、必要なときに確実
なエア抜きを行うことができる。
【0030】また、自動給油テストスイッチ67とエア
抜き用スイッチ69とは、一つのテストボタン71とし
て一体的に構成されているので、該自動給油テストスイ
ッチ67及びエア抜き用スイッチ69をそれぞれ別個独
立のボタンとして配設した場合に比べて、これらのスイ
ッチ67・69の操作や配線が煩雑になることを防止で
きるとともに、省スペースで配設することが可能とな
る。
【0031】尚、図4の第一実施例では、テストボタン
71を押し操作すると、給油ポンプ42と連動してエア
抜き用ポンプ45が作動するように構成されているが、
図5に示すように、テストボタン71を押すと、上限フ
ロートスイッチFHとリレー52と給油ポンプ42の動
作を確認し、テスト中であることをランプ59で表示さ
せるようにすることもできる。即ち、下限フロートスイ
ッチFLと並列に自動給油テストスイッチ67を接続
し、該自動給油テストスイッチ67とエア抜き用スイッ
チ69は連動させておく。また、リレー52に更に接点
52cを設けて、外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチ
63と接続し、ランプ59と直列接続する。このような
構成において、テストボタン71を押すと、エア抜き用
ポンプ45が作動すると共に、燃料が上限位置よりも下
方にあると上限フロートスイッチFHは閉じているの
で、リレー52が作動して、前述のように給油ポンプ4
2、を作動して燃料を補給し、燃料が上限位置に至ると
上限フロートスイッチFHが開いて給油ポンプ42は停
止される。つまり、テストボタン71を押すことによっ
て、上限フロートスイッチFHの開閉と、リレー52及
びその接点52a・52b・52cと、給油ポンプ42
の作動を確認できるのである。尚、燃料が上限位置にあ
るときでも確認できるようにするため、更に、自動給油
テストスイッチ67と直列、かつ、上限フロートスイッ
チFHと並列に満タン時テストスイッチ73を接続し、
テストボタン71を二段スイッチとして、一段で自動給
油テストスイッチ67とエア抜き用スイッチ69をオン
し、二段目で満タン時テストスイッチ73をオンする構
成とすることもできる。
【0032】また、給油ポンプ42及びエア抜き用ポン
プ45は、次のようにして選択的に切り換えて作動する
ように構成することもできる。図6に示す給油ポンプ4
2及びエア抜き用ポンプ45は、それぞれ作動切換スイ
ッチ72に接続されている。作動切換スイッチ72は、
給油ポンプ42を電源側と接続するa位置と、エア抜き
用ポンプ45を電源側と接続するc位置と、給油ポンプ
42及びエア抜き用ポンプ45のどちらをも電源側と接
続しないb位置とに切り換え可能に構成されている。そ
して、この作動切換スイッチ72をa位置に切り換える
と給油ポンプ42を作動させることができ、c位置に切
り換えるとエア抜き用ポンプ45を作動させることがで
き、b位置に切り換えると給油ポンプ42及びエア抜き
用ポンプ45両方の作動を停止することができる。
【0033】このような作動切換スイッチ72を設けた
場合にも、該作動切換スイッチ72を切換操作すること
で、内部燃料タンク6内の燃料油量にかかわらず、給油
ポンプ42の動作チェックを行うことができる。また、
給油ポンプ42の動作チェックを行った後に、作動切換
スイッチ72を切り換えてエア抜き用ポンプ45を作動
させ、エンジンへの給油経路のエア抜きを行うことがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、エンジン発電機の内部燃料タンクに機体外部に配置
した外部燃料タンクから燃料補給装置により、内部燃料
タンクの燃料油量に応じて補給可能とするエンジン発電
機の燃料補給装置において、燃料補給装置の動作確認手
段を設け、該動作確認手段をエア抜き装置と連動したの
で、燃料補給装置の動作確認を行なうと、給油ポンプが
正常動作するか否かのテストを行うことができる。この
場合、給油ポンプの作動と同時にエア抜き用ポンプをも
作動させることができ、内部燃料タンク内でのエア発生
を防止することができる。また、給油ポンプの動作とエ
ア抜き用ポンプの動作とを、同時に行うことが可能なス
イッチを設けることで、給油ポンプ用のスイッチとエア
抜き用ポンプのスイッチとしてそれぞれ別個独立のボタ
ンを配設した場合に比べて、操作や配線が煩雑になるこ
とを防止できるとともに、省スペースで配設することが
可能となる。また、所定の操作後に管理者やオペレータ
は安心してエンジン発電機から離れることができ、無人
での長時間運転が可能となる。
【0035】また、請求項2記載の如く、前記動作確認
手段の自動給油テストスイッチを、下限フロートスイッ
チと並列に接続したので、テストボタンを押すことによ
って、下限フロートスイッチを閉じた状態と同じ状態と
なり、燃料の補給が開始されて上限位置で停止すること
で、上限フロートスイッチの開閉と、リレー及びその接
点と、給油ポンプの作動を確認できるのである。
【0036】また、請求項3記載の如く、前記燃料補給
装置の電源スイッチの下流側に自動給油テストスイッチ
を接続し、電源スイッチの上流側にエア抜き装置のエア
抜き用スイッチを接続するので、内部燃料タンク内の燃
料油量にかかわらず、外部燃料タンク用ポンプ電源スイ
ッチがオンされ、給油ポンプが作動可能である状態でエ
ア抜き用ポンプが必ず作動可能な状態となるとともに、
外部燃料タンク用ポンプ電源スイッチがオフされて給油
ポンプが作動できない状態にあるときでもエア抜き用ポ
ンプが作動可能な状態となる。従って、外部燃料タンク
用ポンプ電源スイッチがオンされた、給油ポンプが作動
可能な状態で確実にエア抜き用ポンプをも作動させるこ
とができるのみならず、外部燃料タンク用ポンプ電源ス
イッチがオフされて給油ポンプが作動できないときにで
もエア抜き用ポンプを作動させることができ、必要なと
きに確実にエア抜きを行うことができる。
【0037】また、請求項4記載の如く、エンジン発電
機の内部燃料タンクに機体外部に配置した外部燃料タン
クから燃料補給装置により、内部燃料タンクの燃料油量
に応じて補給可能とするエンジン発電機の燃料補給装置
において、燃料補給装置の動作確認手段を操作する手段
と、該動作確認手段をエア抜き装置を操作する手段を、
何れか一方を選択的に作動可能とするので、該切換具を
切換操作することで、内部燃料タンク内の燃料油量にか
かわらず、給油ポンプの動作チェックを行うことができ
る。また、給油ポンプの動作チェックを行った後に、切
換具を切り換えてエア抜き用ポンプを作動させ、内部燃
料タンク内のエア抜きを行うことができ、エアかみを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の燃料補給装置を有するエンジン
発電機を示す側面図である。である。
【図2】エンジン発電機の計器ボックスを示す斜視図で
ある。
【図3】上限フロートスイッチ及び下限フロートスイッ
チが設けられる内部燃料タンクを示す側面図である。
【図4】給油ポンプとエア抜き用ポンプとをテストボタ
ンにより同時に作動可能とする給油ポンプの駆動回路を
示す図である。
【図5】テストボタンにより給油ポンプのみを作動可能
とする給油ポンプの駆動回路を示す図である。
【図6】給油ポンプ又はエア抜き用ポンプの何れか一方
を選択的に作動可能とする給油ポンプの駆動回路を示す
図である。
【符号の説明】
3 エンジン 5 発電機 6 内部燃料タンク 42 給油ポンプ 43 外部燃料タンク 45 エア抜き用ポンプ 67 自動給油テストスイッチ 69 エア抜き用スイッチ 71 テストボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 鉄也 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3E083 AA20 AD17 AE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン発電機の内部燃料タンクに機体
    外部に配置した外部燃料タンクから燃料補給装置によ
    り、内部燃料タンクの燃料油量に応じて補給可能とする
    エンジン発電機の燃料補給装置において、 燃料補給装置の動作確認手段を設け、該動作確認手段を
    エア抜き装置と連動したことを特徴とするエンジン発電
    機の燃料補給装置。
  2. 【請求項2】 前記動作確認手段の自動給油テストスイ
    ッチを、下限フロートスイッチと並列に接続したことを
    特徴とする請求項1記載のエンジン発電機の燃料補給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記燃料補給装置の電源スイッチの下流
    側に自動給油テストスイッチを接続し、電源スイッチの
    上流側にエア抜き装置のエア抜き用スイッチを接続する
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機の燃料
    補給装置。
  4. 【請求項4】 エンジン発電機の内部燃料タンクに機体
    外部に配置した外部燃料タンクから燃料補給装置によ
    り、内部燃料タンクの燃料油量に応じて補給可能とする
    エンジン発電機の燃料補給装置において、燃料補給装置
    の動作確認手段を操作する手段と、該動作確認手段をエ
    ア抜き装置を操作する手段を、何れか一方を選択的に作
    動可能とする、切換具を設けたことを特徴とするエンジ
    ン発電機の燃料補給装置。
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