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JP2003210450A - 画像情報取得装置 - Google Patents

画像情報取得装置

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Publication number
JP2003210450A
JP2003210450A JP2002018841A JP2002018841A JP2003210450A JP 2003210450 A JP2003210450 A JP 2003210450A JP 2002018841 A JP2002018841 A JP 2002018841A JP 2002018841 A JP2002018841 A JP 2002018841A JP 2003210450 A JP2003210450 A JP 2003210450A
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JP
Japan
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unit
information acquisition
information
image
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Pending
Application number
JP2002018841A
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English (en)
Inventor
Jiro Okuzawa
二郎 奥沢
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報取得装置において、画像情報取得部
に係る周辺情報を記録させた部分を交換する場合に、こ
の周辺情報を再入力する手間を省くとともに、交換開始
から復旧までの時間(ダウンタイム)を格段に短縮す
る。 【解決手段】 リーダユニットと、コントローラユニッ
ト40とを備える画像情報取得装置において、リーダユ
ニットは、その固有情報や所定の補正情報を記録させる
フラッシュメモリを備える。また、コントローラユニッ
ト40は、リーダユニットの固有情報や所定の補正情報
を予備的に記録させる記録媒体43と、リーダユニット
のフラッシュメモリを交換した場合に、記録媒体43に
予備的に記録させた交換前のリーダユニットの固有情報
や所定の補正情報を、交換後のリーダユニットのフラッ
シュメモリに伝送する伝送手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報取得装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、病気診断などの目的で、放射
線画像を取得して管理する放射線画像情報取得装置が提
案されている。例えば、輝尽性蛍光体を用いた放射線画
像記録再生システムにおいては、リーダユニットと、こ
のリーダユニットに通信ケーブルを介して接続されるコ
ントローラユニットと、から構成される画像読取装置が
使用されている。
【0003】リーダユニットは、輝尽性発光体に蓄積さ
れた放射線エネルギーを画像情報として読み取る画像情
報取得部である。このリーダユニットは、輝尽性蛍光体
パネルや光電変換手段等からなる読取手段と、この読取
手段を制御する制御ボードと、を備えている。また、コ
ントローラユニットは、リーダユニットにおける読取条
件を設定したり、リーダユニットで取得した画像情報を
管理したりする制御部である。
【0004】一方、半導体センサなどの放射線検出手段
を用いた放射線画像撮影システムにおいては、平板状の
放射線検出器(Flat Panel Display:以下「FPD」と
いう)と、このFPDに通信ケーブルを介して接続され
るコントローラユニットと、から構成される画像撮影装
置が使用されている。
【0005】FPDは、前記したリーダユニットのよう
に画像情報を取得する画像情報取得部であり、半導体等
から構成される放射線検出器と、この放射線検出器を制
御する制御ボードと、を備えている。そして、FPDで
取得された画像情報は、制御部であるコントローラユニ
ットで管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した画像読取装置
や画像撮影装置を使用する前には、正確な放射線画像を
取得する目的で、通常、所定の補正(キャリブレーショ
ン)が行われる。この補正は、放射線源の仕様、輝尽性
蛍光体の特性、放射線検出器の特性などに応じた適切な
補正情報を、コントローラユニットを介して入力するこ
とによって行われる。このように入力された所定の補正
情報は、従来は、リーダユニットやFPDの制御ボード
に設けられた記録手段(フラッシュメモリ等)に記録さ
れ、必要に応じて読み込まれて使用されていた。
【0007】ここで、リーダユニットやFPDに設けら
れた制御ボードは、経時劣化したり、不測の事態によっ
て故障したりするため、交換の機会が比較的頻繁に発生
する。しかし、制御ボードを交換すると、この制御ボー
ドに設けられた記録手段に記録された所定の補正情報が
使用できなくなる。このため、制御ボードの交換後に所
定の補正情報を入力し直して、制御ボードの記録手段に
補正情報を再度記録させる必要があり、きわめて効率が
悪かった。
【0008】また、制御ボードの記録手段には、通常、
リーダユニットやFPDの部品情報、動作ログ、制御プ
ログラムなどの固有情報も記録されている。このため、
不測の故障などによって制御ボードを交換せざるを得な
い事態が発生すると、このような固有情報を参照するこ
とができなくなるという問題があった。
【0009】本発明の課題は、画像情報取得装置におい
て、画像情報取得部に係る周辺情報を記録させた部分を
交換する場合に、この周辺情報を再入力する手間を省く
とともに、交換開始から復旧までの時間(ダウンタイ
ム)を格段に短縮することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、放射線画像情報を取得する
画像情報取得部と、前記画像情報取得部に接続される制
御部と、を備える画像情報取得装置において、前記画像
情報取得部は、前記画像情報取得部に係る周辺情報を記
録させる記録手段を備え、前記制御部は、前記画像情報
取得部に係る周辺情報を予備的に記録させる予備記録手
段と、前記画像情報取得部の前記記録手段を交換した場
合に、前記予備記録手段に予備的に記録させた交換前の
前記画像情報取得部に係る周辺情報を、交換後の前記画
像情報取得部の前記記録手段に伝送する伝送手段と、を
備えることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、故障の発生
等によって画像情報取得部の記録手段を交換した場合に
おいても、制御部の予備記録手段に予備的に記録させた
交換前の画像情報取得部に係る周辺情報を、交換後の画
像情報取得部の記録手段に伝送することができる。
【0012】従って、交換前の画像情報取得部に係る周
辺情報を、交換後の画像情報取得部の記録手段に再入力
して記録させる手間を省くことができる。また、交換開
始から復旧までの時間(ダウンタイム)を格段に短縮さ
せることができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像情報取得装置において、前記画像情報取得部に係る周
辺情報は、画像情報を取得する際の所定の補正情報、前
記画像情報取得部の部品情報、動作ログ、エラーログ、
制御プログラムから選ばれた一以上の情報であることを
特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像情報取得装置において、前記画像情報を取得する際の
所定の補正情報は、ポリゴンミラーに係る補正情報、シ
ェーディングに係る補正情報、フェーディングに係る補
正情報、画像情報の原点オフセット情報、ムラ補正情
報、から選ばれた一以上の情報であることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0016】[第1の実施の形態]本実施の形態では、輝
尽性蛍光体を採用した放射線画像記録再生システムで使
用される画像読取装置10について説明することとす
る。図1は、本実施の形態に係る画像読取装置10の構
成の概要を説明するための説明図である。画像読取装置
10は、図1に示すように、画像情報取得部である立位
用の第1リーダーユニット20と、同じく画像情報取得
部である臥位用の第2リーダユニット30と、制御部で
あるコントローラユニット40と、これらを接続する通
信ケーブル50と、から構成されている。
【0017】まず、第1リーダユニット20の構成につ
いて説明する。
【0018】図2は、第1リーダユニット20の機械的
な構成を説明するための説明図である。第1リーダユニ
ット20は、筐体21、輝尽性蛍光体22、励起光源2
3、導光手段24、光電変換手段25、消去手段26、
制御ボード27および操作盤28を備えている。
【0019】筐体21は、その内部に搭載した各種機器
を保護するとともに、撮影後に輝尽性蛍光体22に光が
照射されて蓄積された画像情報が消滅するのを防止する
ものである。
【0020】輝尽性蛍光体22は、照射されたX線エネ
ルギーを蓄積し、励起光を照射すると蓄積されたX線エ
ネルギーに応じて輝尽発光するものであり、本実施の形
態では、支持板22aに固定されている。輝尽性蛍光体
22としては、米国特許第3859527号に記載され
ている希土類付活硫化ストロンチウム系または希土類付
活ランタンオキシサルファイド系蛍光体など、従来から
採用されているものを使用することができる。なお、本
実施の形態においては、輝尽性蛍光体22は筐体21の
前面に固定されているが、筐体21から取り外し可能な
カセッテに収納し、カセッテとともに取り扱うこともで
きる。
【0021】励起光源23は、輝尽性蛍光体22に励起
光を照射することによって、蓄積された画像情報に応じ
た輝尽発光光を放出させるという機能を果たす。本実施
の形態における励起光源23は、図示されていない駆動
機構によって、図2の矢印方向の往復動作が可能とされ
ており、往復しながら輝尽性蛍光体22に励起光を照射
することができる。
【0022】導光手段24は、輝尽性蛍光体22から放
出された輝尽発光光を、光電変換手段25へと導くよう
に機能するものであり、透明なアクリル板で作製されて
いる。光電変換手段25は、輝尽性蛍光体22から放出
された輝尽発光光を検出し、この輝尽発光光の光量に応
じた電気信号を発生させるものであり、導光手段24に
連接されている。本実施の形態では、光電変換手段25
としてフォトマルチプライヤを採用している。これら導
光手段24および光電変換手段25は、図示されていな
い駆動機構によって、励起光源23とともに図2の矢印
方向の往復動作が可能とされている。
【0023】なお、以上述べた輝尽性蛍光体22、励起
光源23、導光手段24および光電変換手段25は、放
射線画像を読み取る読取手段として機能することとな
る。この読取手段の読取条件や、X線画像を正確に読み
取るための所定の補正情報は、後述するコントローラユ
ニット40の操作手段44を介して入力され、第1リー
ダユニット20の制御ボード27のフラッシュメモリ2
7cに記録される。
【0024】消去手段26は、励起光源23、導光手段
24および光電変換手段25によって輝尽性蛍光体22
から画像情報を読み取った後、この輝尽性蛍光体22内
に残存する放射線エネルギーを放出させるように機能す
る。この消去手段26によって、新たなX線撮影が可能
となる。この消去手段26は、図示されていない駆動機
構によって、励起光源23、導光手段24および光電変
換手段25とともに、図2の矢印方向の往復動作が可能
とされている。
【0025】制御ボード27は、後述するCPU27a
等が実装されており、励起光源23、導光手段24、光
電変換手段25および消去手段26の動作を制御した
り、光電変換手段25によって電気信号に変換した画像
情報を記憶させたりするという機能を果たす。この制御
ボード27には、通信ケーブル50を介してコントロー
ラユニット40が接続される。
【0026】操作盤28には各種操作キー28aが設け
られている。この操作キー28aによって、励起光源2
3、導光手段24、光電変換手段25および消去手段2
6を操作したり、画像の読取条件の設定を変更したりす
ることができる。
【0027】図3は、第1リーダユニット20の電気的
な構成を説明するための説明図である。第1リーダユニ
ット20の制御ボード27には、CPU27aが実装さ
れている。また、制御ボード27には、このCPU27
aに電気的に接続されたROM27b、フラッシュメモ
リ27c、画像処理手段27dおよび接続手段が実装さ
れている。さらに、制御ボード27のCPU27aに
は、前記した励起光源23、導光手段24、光電変換手
段25、消去手段26および操作キー28aが電気的に
接続されている。
【0028】CPU27aは、第1リーダユニット20
全体を統合制御するように機能する。ROM27bは、
光電変換手段25や画像処理手段27d等を制御するた
めの各種制御プログラムを格納しており、CPU27a
によって制御される。
【0029】フラッシュメモリ27cは、光電変換手段
25によって電気信号に変換された画像情報を記録させ
るものである。また、フラッシュメモリ27cには、第
1リーダユニット20に係る周辺情報が記録される。第
1リーダユニット20に係る周辺情報とは、第1リーダ
ユニット20の固有情報や、X線画像を正確に読み取る
ための所定の補正情報を意味する。
【0030】フラッシュメモリ27cに記録される第1
リーダユニット20の固有情報としては、第1リーダユ
ニット20の製造番号、特性情報、ランニングタイム、
交換履歴情報などの部品情報のほか、制御プログラム、
エラーログ、動作ログなどを挙げることができる。これ
ら第1リーダユニット20の固有情報は、第1リーダユ
ニット20の製造時に記録されたり、使用後や制御ボー
ド27の交換後に随時更新されて記録されたりする。
【0031】また、フラッシュメモリ27cに記録され
る所定の補正情報としては、第1リーダユニット20の
読取手段に使用されるポリゴンミラーに係る補正情報、
第1リーダユニット20の輝尽性発光体22の特性やX
線発生装置の仕様に応じて決定されるムラ補正情報、シ
ェーディングやフェーディングに係る補正情報、読取手
段の電気回路に係る補正情報、読取手段の機構に係る補
正情報、読込原点のオフセット情報、光電変換手段25
の特性やX線発生装置の仕様に応じて決定されるフォト
マルゲインテーブル、などを挙げることができる。な
お、これら所定の補正情報は、第1リーダユニット20
を使用する前に、後述するコントローラユニット40の
操作手段44を介して入力される。
【0032】画像処理手段27dは、CPU27aまた
はコントローラユニット40のCPU41からの指令に
従って、光電変換手段25によって電気信号に変換され
たアナログ画像情報をデジタル画像情報に変換したり、
画像情報に他の所定の処理を施したりするものである。
【0033】接続手段は、第1リーダユニット20とコ
ントローラユニット40との間の双方向通信を可能にす
るものであり、通信ケーブル50が接続される。なお、
本実施の形態においては、図2に示すように、制御ボー
ド27にSCSIケーブル27eが接続されている。そ
して、SCSIケーブル27eには、SCSIコマンド
とIEEE1394コマンドとの相互変換を可能にする
コンバータ27fが接続されている。コンバータ27f
は、通信ケーブル50(後述するIEEE1394ケー
ブル)を接続可能な接続端子を備えている。すなわち、
SCSIケーブル27eおよびコンバータ27fは、接
続手段である。
【0034】第2リーダユニット30の機械的および電
気的な構成は、前記した第1リーダユニット20の構成
と実質的に同一であるので、説明を省略する。
【0035】次に、コントローラユニット40の構成に
ついて説明する。
【0036】図4は、コントローラユニット40の電気
的な構成を説明するための説明図である。コントローラ
ユニット40は、CPU41、ROM42、記録媒体4
3、操作手段44、表示手段45および接続手段46を
有している。
【0037】CPU41は、コントローラユニット40
全体を統合制御するように機能するものである。ROM
(Read Only Memory)42は、オペレーティングシステ
ムなどの各種制御プログラムを格納するメモリである。
【0038】記録媒体43は、CPU41の制御により
実行される各種アプリケーションプログラムやデータを
格納するものであり、CPU41によって管理される。
本実施の形態においては、記録媒体43としてハードデ
ィスクを採用している。また、この記録媒体43には、
第1リーダユニット20(第2リーダユニット30)の
フラッシュメモリ27cに記録される情報の一部または
全部が予備的に記録される。すなわち、この記録媒体4
3は予備記録手段である。
【0039】操作手段44は、キーボード、マウス等に
よって構成され、第1リーダユニット20(第2リーダ
ユニット30)の読み取り動作に必要な各種パラメータ
や、CPU41への各種動作指示を入力する際に使用さ
れる。表示手段45は、液晶ディスプレイ(LCD)、
スピーカ等により構成され、CPU41の制御の下で所
要の文字、画像、音声等の表示を行う。
【0040】接続手段46は、コントローラユニット4
0と第1リーダユニット20(第2リーダユニット3
0)との間の双方向通信を可能にするものであり、通信
ケーブル50が接続される。本実施の形態においては、
接続手段46としてIEEE1394コネクタを採用し
ている。
【0041】通信ケーブル50は、コントローラユニッ
ト40と第1リーダユニット20(第2リーダユニット
30)との間の双方向通信を可能とする通信手段であ
り、本実施の形態ではIEEE(Institute of Electri
cal and Electronics Engineers)1394ケーブルを
採用している。
【0042】次に、第1リーダユニット20(第2リー
ダユニット30)のフラッシュメモリ27cに記録され
る固有情報や所定の補正情報を、コントローラユニット
40の記録媒体43に予備的に記録させる手順につい
て、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0043】まず、第1リーダユニット20および第2
リーダユニット30を、通信ケーブル50を介して、コ
ントローラユニット40に接続する(リーダ接続工程:
S1)。次いで、第1リーダユニット20、第2リーダ
ユニット30およびコントローラユニット40の電源を
投入し、所定の手順により、コントローラユニット40
と、これに接続した第1リーダユニット20および第2
リーダユニット30とを対応付ける(対応付け工程:S
2)。
【0044】次いで、ユーザは、コントローラユニット
40の操作手段44を操作することにより、第1リーダ
ユニット20(第2リーダユニット30)のフラッシュ
メモリ27cに記録された第1リーダユニット20(第
2リーダユニット30)の固有情報を、通信ケーブル5
0を介してコントローラユニット40に伝送し、このコ
ントローラユニット40の記録媒体43に予備的に記録
する(第1予備記録工程:S3)。
【0045】次いで、コントローラユニット40の操作
手段44を用いて、読取動作に必要な所定の補正情報を
入力する。コントローラユニット40の操作手段44を
用いて入力された所定の補正情報は、コントローラユニ
ット40のCPU41の制御により、通信ケーブル50
を介して第1リーダユニット20(第2リーダユニット
30)のフラッシュメモリ27cに伝送され、記録され
る。同時に、コントローラユニット40の操作手段44
を用いて入力された所定の補正情報は、コントローラユ
ニット40のCPU41の制御により、コントローラユ
ニット40の記録媒体43に予備的に記録される(第2
予備記録工程:S4)。
【0046】以上述べた第1予備記録工程S3および第
2予備記録工程S4により、第1リーダユニット20
(第2リーダユニット30)のフラッシュメモリ27c
に記録された第1リーダユニット20(第2リーダユニ
ット30)の固有情報と、読取の際に使用される所定の
補正情報とが、コントローラユニット40の記録媒体4
3に予備的に記録される。
【0047】故障の発生等によって第1リーダユニット
20(第2リーダユニット30)の制御ボード27およ
びフラッシュメモリ27cを交換した場合には、以下の
手順で、コントローラユニット40の記録媒体43に予
備的に記録した情報を交換後の第1リーダユニット20
(第2リーダユニット30)のフラッシュメモリ27c
に伝送して記録することができる。
【0048】まず、コントローラユニット40の操作手
段44の操作およびCPU41の制御により、コントロ
ーラユニット40の記録媒体43に予備的に記録された
第1リーダユニット20(第2リーダユニット30)に
係る周辺情報を読み出す。次いで、読み出した周辺情報
を、コントローラユニット40の操作手段44の操作お
よびCPU41の制御により、通信ケーブル50、コン
バータ27fおよびSCSIケーブル27eを介して、
第1リーダユニット20(第2リーダユニット30)の
制御ボード27に伝送する。伝送された周辺情報は、第
1リーダユニット20(第2リーダユニット30)のC
PU27aの制御により、フラッシュメモリ27cに自
動的に記録される。
【0049】すなわち、コントローラユニット40のC
PU41、通信ケーブル50、コンバータ27fおよび
SCSIケーブル27eは、伝送手段である。
【0050】本実施の形態に係る画像読取装置10にお
いては、コントローラユニット40の記録媒体(予備記
録手段)43に、交換前の第1リーダユニット20(第
2リーダユニット30)の固有情報や、読取の際に使用
される所定の補正情報が予備的に記録される。このた
め、故障の発生等によって第1リーダユニット20(第
2リーダユニット30)の制御ボード27およびフラッ
シュメモリ27cを交換した場合においても、コントロ
ーラユニット40の記録媒体(予備記録手段)43に予
備的に記録されている情報を、交換後の第1リーダユニ
ット20(第2リーダユニット30)に伝送して記録さ
せることができる。
【0051】従って、交換前の第1リーダユニット20
(第2リーダユニット30)の固有情報や、読取の際に
使用される所定の補正情報を、交換後の第1リーダユニ
ット20(第2リーダユニット30)のフラッシュメモ
リ27cに再入力して記録させる手間を省くことができ
る。また、交換開始から復旧までの時間(ダウンタイ
ム)を格段に短縮させることができ、作業効率の向上を
図ることができる。
【0052】[第2の実施の形態]本実施の形態では、X
線検出手段を用いた放射線画像撮影システムで使用され
る画像撮影装置10Aについて説明することとする。図
6は、本実施の形態に係る画像撮影装置10Aの構成の
概要を説明するための説明図である。画像撮影装置10
Aは、図6に示すように、画像情報取得部である立位用
の第1FPD20Aと、同じく画像情報取得部である臥
位用の第2FPD30Aと、制御部であるコントローラ
ユニット40Aと、これらを接続する接続手段である通
信ケーブル50Aと、から構成されている。
【0053】まず、第1FPD20Aの構成について説
明する。
【0054】図7は、第1FPD20Aの機械的な構成
の概要を説明するための説明図である。第1FPD20
Aは、ハウジング21A、X線検出器25A、制御ボー
ド27Aおよび操作盤28Aを備えており、所定の場所
に固定される。ハウジング21Aは、その内部に、X線
検出器25Aやその他各種機器を搭載するものである。
なお、本実施の形態に係る第1FPD20Aは、所定の
場所に固定されているものとしたが、持ち運び自在なカ
セッテタイプのFPDを採用することもできる。
【0055】X線検出器25Aは、発光手段22A、光
電変換手段23Aおよび支持板24Aから構成されてお
り、照射されたX線を電気信号(画像信号)に変換する
ように機能する。このX線検出器25Aは、図示されて
いない固定手段によってハウジング21A内に固定され
ている。
【0056】発光手段22Aは、照射されたX線の強度
に応じて発光するように機能するものであり、本実施の
形態ではシンチレータを採用している。シンチレータと
しては、Gd22:Tb、CaWO4などの蛍光体、蛍
光体をファイバプレート中にドーピングして構成したシ
ンチレーションファイバ、CsI:Na、CsI:Tl
など、従来から用いられているものを制限なく使用する
ことができる。
【0057】光電変換手段23Aは、X線の照射によっ
て発光した発光手段22Aの光の強度に対応した量の電
気信号を発生させるものである。支持板24Aは、その
上面に光電変換手段23Aを形成するためのものであ
り、本実施の形態ではガラス基板を採用している。
【0058】光電変換手段23Aとしては、従来から用
いられているものを制限なく使用することができる。例
えば、支持板24A上にスイッチング素子である薄膜ト
ランジスタ(TFT)を形成し、このTFT上に接続す
るようにして光電変換素子であるPINフォトダイオー
ドを形成したもの(特開2000−114530号公報
参照)などを挙げることができる。
【0059】制御ボード27Aは、制御手段であるCP
U27Aa等が実装されており、X線検出器25Aによ
って取得した画像情報に係る電気信号を記憶させる等、
第1FPD20Aを統合制御するものである。この制御
ボード27Aには、通信ケーブル50Aを介してコント
ローラユニット40Aが接続される。操作盤28Aに
は、各種操作キー28Aaが設けられており、この操作
キー28Aaを操作することにより、画像の読取条件の
設定の変更等を行うことができる。
【0060】図8は、第1FPD20Aの電気的な構成
を説明するための説明図である。第1FPD20Aの制
御ボード27Aには、CPU27Aaが実装されてい
る。また、制御ボード27Aには、CPU27Aaに電
気的に接続されたROM27Ab、フラッシュメモリ2
7Ac、画像処理手段27Adおよび接続手段が実装さ
れている。制御ボード27AのCPU27Aaには、前
記したX線検出器25Aおよび操作キー28aが電気的
に接続されている。
【0061】CPU27Aaは、第1FPD20A全体
を統合制御するように機能する。ROM27Abは、X
線検出器25Aや画像処理手段27Ad等を制御するた
めの各種制御プログラムを格納しており、CPU27A
aによって制御される。
【0062】フラッシュメモリ27Acは、X線検出器
25Aによって電気信号に変換された画像情報を記憶さ
せるものである。また、フラッシュメモリ27Acに
は、第1FPD20Aの固有情報や、X線画像を正確に
取得するための所定の補正情報が記録される。
【0063】フラッシュメモリ27Acに記録される第
1FPD20Aの固有情報としては、第1FPD20A
の製造番号、特性情報、ランニングタイム、交換履歴情
報などの部品情報のほか、制御プログラム、エラーロ
グ、動作ログなどを挙げることができる。これら第1F
PD20Aの固有情報は、第1FPD20Aの製造時に
記録されたり、使用後や制御ボード27Aの交換後に随
時更新されて記録されたりする。
【0064】また、フラッシュメモリ27Acに記録さ
れる所定の補正情報としては、第1FPD20の発光手
段(シンチレータ)22Aの特性やX線発生装置の仕様
に応じて決定されるムラ補正情報、シェーディングやフ
ェーディングに係る補正情報、X線検出器25Aの電気
回路に係る補正情報、X線検出器25Aの機構に係る補
正情報、オフセット情報、光電変換手段23Aの特性や
X線発生装置の仕様に応じて決定されるゲインテーブ
ル、などを挙げることができる。なお、これら所定の補
正情報は、第1FPD20を使用する前に、後述するコ
ントローラユニット40Aの操作手段を介して入力され
る。
【0065】画像処理手段27Adは、CPU27Aa
またはコントローラユニット40AのCPUからの指令
に従って、X線検出器25Aによって電気信号に変換さ
れたアナログ画像情報をデジタル画像情報に変換した
り、画像情報に他の所定の処理を施したりするものであ
る。
【0066】接続手段は、第1FPD20Aとコントロ
ーラユニット40Aとの間の双方向通信を可能にするも
のであり、通信ケーブル50Aが接続される。なお、本
実施の形態においては、図7に示すように、制御ボード
27AにSCSIケーブル27Aeが接続されている。
そして、SCSIケーブル27Aeには、SCSIコマ
ンドとIEEE1394コマンドとの相互変換を可能に
するコンバータ27Afが接続されている。コンバータ
27Afは、通信ケーブル50Aを接続可能な接続端子
を備えている。すなわち、SCSIケーブル27Aeお
よびコンバータ27Afは、接続手段である。
【0067】第2FPD30Aの機械的および電気的な
構成は、前記した第1FPD20Aの構成と実質的に同
一であるので、説明を省略する。
【0068】また、コントローラユニット40Aの構成
は、第1の実施の形態に係る画像読取装置10のコント
ローラユニット40の構成と実質的に同一であるので、
説明を省略する。通信ケーブル50Aは、コントローラ
ユニット40Aと第1FPD20Aとの間の双方向通信
を可能とする通信手段であり、本実施の形態では、第1
の実施の形態と同様にIEEE1394ケーブルを採用
している。
【0069】また、本実施の形態においては、第1FP
D20A(第2FPD30A)のフラッシュメモリ27
Acに記録された第1FPD20A(第2FPD30
A)の固有情報と、画像情報取得の際に使用される所定
の補正情報とが、コントローラユニット40Aの記録媒
体に予備的に記録される。この予備的記録のための手順
は、第1の実施の形態において、第1リーダユニット2
0(第2リーダユニット30)のフラッシュメモリ27
cに記録された情報を、コントローラユニット40の記
録媒体43に予備的に記録させる手順と実質的に同一で
あるので、説明を省略する。
【0070】本実施の形態に係る画像撮影装置10Aに
おいては、コントローラユニット40Aの記録媒体(予
備記録手段)に、交換前の第1FPD20A(第2FP
D30A)の固有情報や、画像情報取得の際に使用され
る所定の補正情報が予備的に記録されている。このた
め、故障の発生等によって第1FPD20A(第2FP
D30A)の制御ボード27Aおよびフラッシュメモリ
27Acを交換した場合においても、コントローラユニ
ット40Aの記録媒体(予備記録手段)に予備的に記録
されている情報を、交換後の第1FPD20A(第2F
PD30A)に伝送して記録させることができる。
【0071】従って、交換前の第1FPD20A(第2
FPD30A)の固有情報や、画像情報取得の際に使用
される所定の補正情報を、交換後の第1FPD20A
(第2FPD30A)のフラッシュメモリ27Acに再
入力して記録させる手間を省くことができる。また、交
換開始から復旧までの時間(ダウンタイム)を格段に短
縮させることができ、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0072】なお、以上の実施の形態においては、記録
媒体としてハードディスクを採用したが、これに限られ
るものではない。例えば、フロッピー(登録商標)ディ
スク、CD−R、MOなどを採用することもできる。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、故障の発
生等によって画像情報取得部の記録手段を交換した場合
においても、制御部の予備記録手段に予備的に記録させ
た交換前の画像情報取得部に係る周辺情報を、交換後の
画像情報取得部の記録手段に伝送して記録させることが
できる。
【0074】従って、交換前の画像情報取得部に係る周
辺情報を、交換後の画像情報取得部の記録手段に再入力
して記録させる手間を省くことができる。また、交換開
始から復旧までの時間(ダウンタイム)を格段に短縮さ
せることができ、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の概要を説明するための説明図である。
【図2】図1に示した画像読取装置の第1リーダユニッ
トの機械的な構成を説明するための説明図である。
【図3】図2に示した第1リーダユニットの電気的な構
成を説明するための説明図である。
【図4】図1に示した画像読取装置のコントローラユニ
ットの電気的な構成を説明するための説明図である。
【図5】本実施の形態に係る画像読取装置において、リ
ーダユニットのフラッシュメモリに記録される固有情報
や所定の補正情報を、コントローラユニットの記録媒体
に予備的に記録させる手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る画像撮影装置
の概要を説明するための説明図である。
【図7】図6に示した画像撮影装置の第1FPDの機械
的な構成を説明するための説明図である。
【図8】図7に示した第1FPDの電気的な構成を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
10 画像読取装置(画像情報取得装置) 10A 画像撮影装置(画像情報取得装置) 20 第1リーダユニット(画像情報取得部) 20A 第1FPD(画像情報取得部) 21 筐体 21A ハウジング 22 輝尽性蛍光体 22A 発光手段 23 励起光源 23A 光電変換手段 24 導光手段 24A 支持板 25 光電変換手段 25A X線検出器 26 消去手段 27 制御ボード 27A 制御ボード 27a CPU 27Aa CPU 27b ROM 27Ab ROM 27c フラッシュメモリ 27Ac フラッシュメモリ 27d 画像処理手段 27Ad 画像処理手段 27e SCSIケーブル 27Ae SCSIケーブル 27f コンバータ 27Af コンバータ 28 操作盤 28A 操作盤 28a 操作キー 28Aa 操作キー 30 第2リーダユニット(画像情報取得部) 30A 第2FPD(画像情報取得部) 40 コントローラユニット(制御部) 40A コントローラユニット(制御部) 41 CPU 42 ROM 43 記録媒体 44 操作手段 45 表示手段 46 接続手段 50 通信ケーブル 50A 通信ケーブル S1 リーダ接続工程 S2 対応付け工程 S3 第1予備記録工程 S4 第2予備記録工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報を取得する画像情報取得部
    と、前記画像情報取得部に接続される制御部と、を備え
    る画像情報取得装置において、 前記画像情報取得部は、 前記画像情報取得部に係る周辺情報を記録させる記録手
    段を備え、 前記制御部は、 前記画像情報取得部に係る周辺情報を予備的に記録させ
    る予備記録手段と、 前記画像情報取得部の前記記録手段を交換した場合に、
    前記予備記録手段に予備的に記録させた交換前の前記画
    像情報取得部に係る周辺情報を、交換後の前記画像情報
    取得部の前記記録手段に伝送する伝送手段と、を備える
    ことを特徴とする画像情報取得装置。
  2. 【請求項2】前記画像情報取得部に係る周辺情報は、 画像情報を取得する際の所定の補正情報、前記画像情報
    取得部の部品情報、動作ログ、エラーログ、制御プログ
    ラムから選ばれた一以上の情報であることを特徴とする
    請求項1記載の画像情報取得装置。
  3. 【請求項3】前記画像情報を取得する際の所定の補正情
    報は、 ポリゴンミラーに係る補正情報、シェーディングに係る
    補正情報、フェーディングに係る補正情報、画像情報の
    原点オフセット情報、ムラ補正情報、から選ばれた一以
    上の情報であることを特徴とする請求項2記載の画像情
    報取得装置。
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