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JP2003290305A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

Info

Publication number
JP2003290305A
JP2003290305A JP2002096571A JP2002096571A JP2003290305A JP 2003290305 A JP2003290305 A JP 2003290305A JP 2002096571 A JP2002096571 A JP 2002096571A JP 2002096571 A JP2002096571 A JP 2002096571A JP 2003290305 A JP2003290305 A JP 2003290305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
groove
air
air bag
lower leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002096571A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Murai
俊夫 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Original Assignee
Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd filed Critical Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Priority to JP2002096571A priority Critical patent/JP2003290305A/ja
Publication of JP2003290305A publication Critical patent/JP2003290305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下腿部の前方寄りをマッサージするためのマ
ッサージ機において、動作に時間がかからず、また構造
が複雑にならず、ひいては、使用の簡便性、耐久性に優
れ価格的な問題のないマッサージ機を提供すること。 【解決手段】 中央壁1と、この中央壁1の左右にそれ
ぞれ設けられ中央壁1と共に一対の凹溝を形成する外側
壁2と、前記凹溝の内部に設けられ使用者の各下腿部を
その膨縮により押圧しうる第一空気袋3と、この第一空
気袋3へ空気を給排気して膨縮させる空気給排気機構と
を足載置台Cに有し、さらに前記外側壁2の内側面2a
に沿って、その下方を支点としてその上端が凹溝の中央
寄りに可動しうる内側壁4を設けたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用者の下腿部
を空気袋の膨脹・収縮によりマッサージするマッサージ
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用者の各下腿部をマッサージす
るマッサージ機として、中央壁と、この中央壁の左右に
それぞれ設けられた外側壁とから一対の凹溝を形成して
なる脚載置台を備え、これらの各凹溝の内側面にそれぞ
れ固定した空気袋の膨縮によって、各凹溝に載置した各
下腿部を圧迫又は弛緩してマッサージするものがある。
【0003】これらのうち、足三里(図14の黒丸で示
す箇所)等の、下腿部のうち身体の前方寄りをマッサー
ジするためのマッサージ機としては、前記凹溝を単独で
有する一対の略U字成型品を回動可能に連結したもの
や、前記外側壁を傾斜運動させるものがある。これら
は、略U字成型品や外側壁を、機器の中央寄りに傾け
て、凹溝を形成する外側面部分が各下腿部の側部前方を
覆うように動作する。そして、凹溝の外側面に固定され
た空気袋によって、各下腿部の前方寄りのつぼを押圧す
るものである。
【0004】各下腿部の前方寄りにある足三里(図14
の黒丸で示す箇所)のつぼは、万病に効くという効能が
知られており、略U字成型品が回動しないものや、前記
外側壁が傾斜運動しないものに比べ、これらのマッサー
ジ機は、足三里のつぼを効果的に刺激してマッサージ効
果を飛躍的に向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記下
腿部の前方寄りをマッサージするためのマッサージ機に
おいては、略U字成形品または外側壁自体が傾斜運動す
るものであるため、これらの動作に時間がかかり、また
使用に手間がかかり、また構造が複雑になるという不具
合がある。ひいては、使用の簡便性、耐久性や価格的な
問題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、こ
のような点を解決すべくなされたものであって、前記外
側壁を固定構造としつつ、外側壁の内側に、傾斜運動し
うる簡易な構造の内側壁4を設けることにより、下腿部
の前方寄りのマッサージを、極めて簡易な構造で、かつ
簡便な使用によって行うことを主たる目的としている。
【0007】すなわち、この発明のマッサージ機は、中
央壁1と、この中央壁1の左右にそれぞれ設けられ中央
壁1と共に一対の凹溝を形成する外側壁2と、前記各凹
溝の内部に設けられ使用者の各下腿部をその膨縮により
圧迫及び弛緩しうる第一空気袋3と、この第一空気袋3
へ空気を給排気して膨縮させる空気給排気機構と、を足
載置台Cに有するマッサージ機であって、さらに、その
下方(内側壁4の下方)を支点としてその上端(内側壁
4の上端)が凹溝の中央寄りに可動しうる内側壁4を、
前記外側壁2の内側面2aに沿って、第一空気袋3の外
側に接するように、各凹溝の内部に設けたことを特徴と
している。
【0008】このようなものであれば、前記外側壁2が
固定され傾斜運動しない構造であっても、傾斜運動した
内側壁4に接する第一空気袋3が膨縮することで、下腿
部の前方寄りのつぼを押圧することができる。また、内
側壁4が、使用前の状態(図2及び図6の状態)で外側
壁2に沿って設けてあるので、下腿部を容易に載置し或
いはその位置を容易に調整することができる。
【0009】さらに、第一空気袋3内の空気を効率的に
排気して、かかる排気にかかる時間、動力及び手間を削
減するには、内側壁4が、当該内側壁4と前記外側壁2
との間に設けられた第二空気袋5の膨縮により内側壁4
の上端が可動しうるものとすると共に、内側壁4の少な
くとも一部に、内側壁4が外側壁2に沿うように作用す
る弾性体40を有するものとし、かつ、空気給排気機構
が、第二空気袋5へも空気を給排気して膨縮させるもの
とするのが好ましい。
【0010】このようなものであれば、第二空気袋5の
収縮と同時に、内側壁4の上端をより外側に可動させる
方向に前記弾性体40が作用するため、内側壁4が迅速
に、前記外側壁2に沿う状態に戻る。さらに、第一空気
袋3への給排気量を調整することにより、内側壁4の傾
斜幅を無段階にかつ迅速に調整しうる。
【0011】さらにまた、極めて簡易な構造によって、
各部材を強固に固定及び連結するとともに各下腿部の後
部のつぼをも刺激するには、内側壁4が、前記外側壁2
の内側面2a及び前記凹溝を形成する底面b(すなわち
前記凹溝を形成する外側面及び底面b)に沿ってなると
共に、前記凹溝を形成する底面bにて固定具6によって
固定された可撓板からなるものであり、固定具6の一端
部61が、可撓板を固定した状態で前記凹溝に突出して
突部を形成するものが好ましい。
【0012】このようなものであれば、同一の固定具6
によって可撓板、各載置部材、及び連結部材が固定、連
結されると共に、この同一の固定具6の一端部61が、
各下腿部のうち、身体の後部(裏面)に接触し、突部を
別途設けることなく、つぼを刺激することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の構成を、実施例
として示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、第一実施例として、座部Aと、背
凭れBと、座部Aの前端に回動自在として取り付けた足
載置台Cとからなるマッサージ椅子を示す。図2〜図7
は、このうちの座部A及び背凭れBを省略し、足載置台
Cのみを示したものである。
【0015】座部Aは、その両側部に沿って下方に脚部
を有し、上方に肘掛を有する。
【0016】背凭れBは、その角度が調節可能に設けら
れており、内部に使用者の背中をマッサージするための
転がり玉(図示せず)を有する。
【0017】足載置台Cは、各下腿部を載置したときに
各下腿部の内側に位置する中央壁1と、この中央壁1の
左右にそれぞれ設けられ中央壁1と共に一対の凹溝を形
成する外側壁2と、前記一対の凹溝に設けられ使用者の
各下腿部をその膨縮により圧迫及び弛緩しうる第一空気
袋3と、外側壁2の内側面2aに沿って設けられると共
に第二空気袋5の膨縮によりその下方を支点としてその
上端が凹溝の中央寄りに可動しうる内側壁4たる略L字
型断面の可撓板と、さらに各空気袋3、5へ圧搾空気を
給排気して膨縮させる空気給排気機構(図示せず)とを
有する(図2〜図5)。
【0018】中央壁1は、各下腿部を収納する凹溝の内
側面を構成するものであり、その側面1aのそれぞれに
第一空気袋3の一部が固定されて設けられる。本実施例
では、同一形状の一対の脚載置部材10を、座部Aの前
端に取り付けられた連結部材7の上に対称に併置し、固
定具6を介して、内側壁4たる可撓板と共にこれら(一
対の脚載置部材10及び連結部材7)を連結するものと
しており、各脚載置部材10の隣り合うそれぞれの一方
の側壁11が一対に連結されることによって、中央壁1
を形成している(図2〜図5、図9)。
【0019】脚載置部材10は、比較的薄い一方の側壁
11(一対で中央壁1を形成する側壁11)と、これと
比較して厚い他方の側壁(外側壁2)とから、各下腿部
を単独で収納するひとつの凹溝を形成する。容易に変形
しないだけの強度を有するには、一体成形によるものが
望ましい(図2〜図5、図9)。
【0020】連結部材7は、座部Aの前端に上下動自在
かつ回動自在に固定されると共に一対の脚載置部材10
同士を連結するものである。連結部材7は、座部Aの前
端に突出して上下動自在かつ回動自在に取り付けられた
取り付け枠71と、この取り付け枠と一体成形され、後
述の固定具6を介して脚載置部材10を連結するための
連結孔7hを有する連結枠72とからなるものとしてい
る(図2〜図5、図9)。なお、連結部材7は、後述の
第二実施例のように、座部Aの前端に取り付けられる取
り付け枠73と、この取り付け枠73に摺動可能に保持
されると共に固定具6を介して各脚載置部材10を連結
する連結板74と、この連結板を任意の位置に移動させ
る移動手段75とからなるものとしてもよい(図1
1)。
【0021】固定具6は、一端に球面を有してなるナッ
ト(いわゆる袋ナット)(図2〜図4)を一端部61に
有してなる。この固定具6は、各脚載置部材10を連結
する連結部材7と、この連結部材7の上に対称に併置し
た一対の脚載置部材10と、各脚載置部材10が有する
凹溝内にそれぞれ配置した内側壁4たる可撓板とを、そ
れぞれに設けられた連結孔及び固定孔により連結及び固
定するものである。連結及び固定した状態では、前記固
定具6の一端部61であるナットの球面が、前記凹溝た
る略コ字型溝の底面bに突出して突部を形成する(図2
〜図4)。
【0022】凹溝は、中央壁1と次述の外側壁2のうち
のひとつとを両側壁として形成され、各下腿部を収納し
うる幅及び深さを有するものであれば、溝の形状は凹型
に限定されない。後述の内側壁4の傾斜運動のための構
造を簡易かつ高強度のものとするには、少なくとも凹溝
を形成する底面b及び外側面2aが曲面でなく平面であ
ることが望ましく、脚載置部材10を安価かつ変形しに
くいものとするには、本実施例のような略コ字型とする
ことが望ましい(図2〜図5)。また、下腿部をより容
易に載置するものとするには、凹溝の幅は、凹溝の底部
に比べて上部(溝の開放部)ほど大きいものが望ましい
(図示せず)。
【0023】外側壁2は、容易に変形しない強度を有す
ると共に、使用者に豪華な印象を与える程度の所定の厚
さとしている。本実施例では、対称に併置した脚載置部
材10の、それぞれの他方の側壁が、外側壁2を形成し
ている(図2〜図5、図9)。
【0024】第一空気袋3は、その内部空気の給排気に
より膨縮して、使用者の下腿部を圧迫・弛緩して足三里
等のつぼを押圧する空気袋である(図5、図7、図
8)。第一空気袋3は、凹溝に沿って、内側壁4たる可
撓板の内側の各面、及び中央壁1の一側面1aにて固定
され、正面視で略U字型の形状をしている(図2〜図
5)。
【0025】空気給排気機構は、外部動力によって動作
するもので、第一空気袋3及び後述の第二空気袋5に連
結される給排気管12を有し、これら空気袋3、5へ圧
搾空気を給排気して膨縮させるものである(図2〜図
5)。
【0026】そして、第二空気袋5は、その内部空気の
給排気により膨縮して、内側壁4を傾けると共に、内側
壁4の傾く角度を調整する空気袋である。第二空気袋5
は、両側面がそれぞれ外側壁2の内側面2aと内側壁4
たる略L字型可撓板の縦方向辺部の外側面とに固定され
ることで外側壁2と内側壁4との間に狭設され、かつ、
空気給排気機構と連結される。
【0027】第二空気袋5が膨張したときの厚さは、凹
溝の一端(図7の下方、すなわち脚の先端寄りの一端)
から、長手方向に沿って凹溝の他端(図7の上方、すな
わち脚の付け根寄りの一端)に近づくほど、厚いものと
している。すなわち、載置した下腿部の先端によるほど
第二空気袋5は大きく膨らみ、内側壁4を、凹溝の長手
方向に対して平面視で斜めに押すものである(図7)。
【0028】しかして、内側壁4は、外側壁2の内側面
2aに沿う縦方向辺部41と、凹溝の底面bに沿う水平
方向辺部42とからなる、略L字型断面の弾性体40た
る可撓板であり、外側壁2の内側面2a及び凹溝の底面
bに沿って設けられる(図2及び図6の状態)。この図
2及び図6の状態が、内側壁4の使用前の状態(外側壁
2の内側面2a及び凹溝の底面bに沿う状態)である。
可撓板の厚さは、中央壁1と比較して薄いものである。
【0029】縦方向辺部41は、外側壁2の内側面2a
に固定された前記第二空気袋5の膨張により撓んで傾
く。すなわち、外側壁2の内側面2aに沿って立設した
状態(図2の状態)から、縦方向辺部41の下端の位置
が変わらないまま、内側壁4の上端たる縦方向辺部42
の上端が、第二空気袋5の膨縮によって、凹溝の中央寄
りに可動する(図3)。下腿部を載置して内側壁4が傾
いた状態を、図5及び図7に示す。この図5及び図7の
状態が、内側壁4の使用中の状態(内側壁4の上端が凹
溝の中央寄りに可動した状態)である。
【0030】すなわち、縦方向辺部41は、使用前の状
態(図2及び図6の状態)と、使用中の状態(図5及び
図7の状態)との間で、凹溝の幅方向に傾斜運動するも
のである。
【0031】このとき、縦方向辺部41は、膨張時の厚
さが長手方向で異なる第二空気袋5に押されて、長手方
向で斜めにねじれながら撓む(図7)。すなわち、凹溝
の一端(図6、図7の上方、すなわち載置した脚の付け
根寄り)から、長手方向に沿って凹溝の他端(図6、図
7の下方、すなわち載置した脚の先端寄り)に近づくほ
ど、縦方向辺部41は大きく撓んで傾く。下腿部は足の
先端部分になるほど細いものであるから、縦方向辺部4
1は、足の先端部分に近づくほど大きく撓み、下腿部に
沿うように傾く(図7)。
【0032】水平方向辺部42には後述の固定具6が貫
通する固定孔(図示せず)を1個または複数個有し、こ
の固定孔にて固定具6により各脚載置部材10に固定さ
れる。膨張した第二空気袋5に縦方向辺部41が押され
た状態(使用前の状態(図5及び図7の状態))では、
内側壁4の下方である、水平方向辺部42及び縦方向辺
部41が交わる部分をほぼ支点として、縦方向辺部41
の上端が内側壁4の弾性変形によって凹溝の中央寄りに
可動する(図5、図7)。
【0033】一方、第二空気袋5が完全に収縮したとき
は、内側壁4の上端たる縦方向辺部41の上端をより外
側に可動させる方向(図3の矢印と反対の方向)に弾性
体40たる可撓板の弾性力が作用し、内側壁4が外側壁
2に沿う前記使用前の状態(図2及び図6の状態)とな
る。
【0034】弾性体40は、内側壁4が外側壁2に沿う
ような状態(使用前の状態(図2及び図6の状態))と
なるように、内側壁4に弾性力を作用させるものであ
る。すなわち、弾性体40は、内側壁4が使用中の状態
(図5及び図7の状態)になったときでも、その上端が
凹溝の外側寄りに可動する方向に、内側壁4たる可撓板
に弾性力を加えて、内側壁4を使用前の状態(図2及び
図6の状態)に戻すものである。弾性体40は、少なく
とも内側壁4の一部に有していればよいが、弾性変形を
繰返しても耐久性を維持するには、内側壁4の全部を弾
性、耐久性等に優れる、PP(ポリプロピレン)製の可
撓板として、内側壁4自体の性質として内部に有するこ
とが望ましい。また内側壁4の一部かつ外部に有するも
のとして、板ばね、螺旋ばね等を縦方向辺部41の下端
付近あるいは上端付近に外設したものでもよい。
【0035】図10は、第二実施例として、第一実施例
における足載置台Cが水平方向の任意の位置に移動する
ものとしたマッサージ椅子を示す。この実施例は、第一
実施例と、連結部材7の構造のみが異なる(図9及び図
11参照)。図11〜図13は、このうちの座部A及び
背凭れBを省略し、かつ足載置台Cの連結部材7のみを
示したものである。
【0036】本実施例の連結部材7は、座部Aの前端に
突出して回動自在に取り付けられた取り付け枠73と、
この取り付け枠73に摺動可能に保持されると共に第一
実施例と同様の各脚載置部材10を連結する連結板74
と、この連結板74を任意の位置に移動させる移動手段
75とからなる(図11)。
【0037】取り付け枠73は、第一実施例と同様の座
部Aに取り付けられると共に、連結板74を保持するも
のである(図12、図13)。
【0038】連結板74は、第一実施例と同様の前記固
定具6のボルトを通す連結孔7hを左右に複数個ずつ有
し、第一実施例と同様の各脚載置部材10を連結すると
共に、移動手段75によって取り付け枠73に保持され
る(図11)。
【0039】移動手段75は、連結板74に連結する移
動体76と、この移動体76に螺合して移動体76を移
動可能にする螺合軸77と、この螺合軸77の一端部を
回転させるモーターMとからなるものであり(図1
1)、螺合軸77の一端部を回転させることで、取り付
け枠73に対し、連結板74を任意の位置に移動させる
(図12、図13)。
【0040】これによれば、モーターMにより足載置台
Cを任意の位置に移動させることができ、より効果的な
マッサージが可能となる。
【0041】以上のように構成された足載置台Cは、成
形が容易な各部材(一対の脚載置部材10及び連結部材
7)を組み合わせてなるものとしたことで、一対の凹溝
を形成する脚載置部分を、簡易な構造で安価なものとし
て得ることができる。また、脚載置部材10同士の連結
と、内側壁4の脚載置部材10への固定とは、同一の固
定具6により達成されるので、より簡易な構造となって
いる。さらに、固定した状態では同一の固定具6の一端
部61により凹溝に突部が形成されるので、別途突部を
形成することなく、載置した下腿部のうち身体の後方部
分のつぼを刺激することができる。
【0042】また、内側壁4を略L字型断面の可撓板と
しており、かつ、一対の凹溝を形成するそれぞれの底面
b及び外側面2aを、共に平面からなるものとしている
ので、これら両平面の交線部分を軸として、上端が可動
しうるための別段の構造を外設することなく、縦方向辺
部41の上端が可動することとなる。したがって、簡易
な構造でかつ強度に優れた内側壁4を得ることができ
る。
【0043】以上のように構成されたこの発明のマッサ
ージ椅子を使用するには、座Aに座った後、足載置台C
を適当な位置に調整し、その凹溝に各下腿部を収納する
ように載置する(図6の状態)。
【0044】各下腿部を収納したときに、凹溝の底面b
に突出した固定具6の一端部61たる突部が、下腿部の
後方のつぼを刺激する(図2〜図4、及び図5)。
【0045】次に、空気給排気機構により第二空気袋5
及び第一空気袋3を、同時あるいは順に膨張させ、ま
た、第一空気袋3を膨縮させる(図5、図7、図8)。
【0046】第二空気袋5が空気給排気機構の給気によ
り膨張することで、この第二空気袋5に押された可撓板
の縦方向辺部41が、各下腿部の外側部の前方より(す
なわち凹溝たる略コ字型溝の中心側)に位置するように
撓んで傾く。傾いた可撓板が、下腿部の側部前方寄り
(上方寄り)を覆うことで、下腿部の側部前方寄りのマ
ッサージが可能となる(図3)。
【0047】このとき、長手方向で下腿部の先端寄りの
位置ほど可撓板は大きく傾き、先端ほど細い各下腿部に
沿うようになる(図7)。なお、可撓板を一個の固定具
6により脚載置部材10へ固定したときは、第一及び第
一空気袋3、5の膨張により、この固定具6を中心に可
撓板が平面方向視で水平回転し、可撓板の縦方向辺部4
1の上端だけでなく下端までが、各下腿部に沿うように
なる。
【0048】第二空気袋5が空気給排気機構の排気によ
り収縮することで、この第二空気袋5に押され撓んでい
た可撓板の縦方向辺部41が、第二空気袋5の収縮力及
び可撓板の弾性力により外側壁2に沿う状態(使用前の
状態(図2及び図6の状態))に戻る。この動作は、可
撓板の弾性力によって、第二空気袋5の排気が効率的に
行われ、可撓板の傾きの調整や解除が短時間で、かつ、
少ない外部動力で可能となる。
【0049】内側壁4の上端の可動すなわち縦方向辺部
41の傾斜運動は、第二空気袋5の膨縮及び可撓板の弾
性力により行われるため、微細な無段階の角度調整が、
容易かつ迅速にできる。
【0050】第一空気袋3の膨縮により、各下腿部の両
側部及び外側部の前方を連続的あるいは断続的に圧迫・
弛緩することができる(図4、図5、図7の状態)。特
に、可撓板の縦方向辺部41に固定された部分が圧迫・
弛緩することで、足三里(図14及び図5の黒丸で示す
部分)を含む下腿部の側部前方寄りのつぼを押圧刺激
し、極めて効果的なマッサージが可能となる。
【0051】なお、この発明は、例えば、前記足載置台
Cのみからなるマッサージ機であってもよく、その他各
部の具体的な構成を含めて上述した実施例に限定される
ものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
変形及び組み合わせが可能である。
【0052】
【発明の効果】この発明のマッサージ機は、以上に述べ
たように構成されているので、下腿部の前方寄りのマッ
サージを、極めて簡易な構造で、かつ簡便な使用によっ
て行うことができる。したがって動作に時間がかかると
いうことや使用に手間がかかるということはなく、また
構造が複雑になるということがない。ひいては、使用の
簡便性、耐久性に優れたものが比較的安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施の概観斜視図である。
【図2】第一実施例のマッサージ機において、各空気袋
が収縮した使用前の状態を示す正面説明図である。
【図3】第一実施例のマッサージ機において、第二空気
袋5のみが膨張した状態を示す正面説明図である。
【図4】第一実施例のマッサージ機において、各空気袋
が膨張した状態を示す正面説明図である。
【図5】第一実施例のマッサージ機において、各下腿部
を載置し、各空気袋が膨張した使用状態を示す正面説明
図である。
【図6】第一実施例のマッサージ機において、各下腿部
を載置し、各空気袋が収縮した状態を示す平面図であ
る。
【図7】第一実施例のマッサージ機において、各下腿部
を載置し、各空気袋が膨張した図5の使用状態を示す平
面図である。
【図8】第一実施例のマッサージ機において、各下腿部
を載置し、各空気袋が膨張した図5の使用状態を示す斜
視説明図である。
【図9】第一実施例のマッサージ機の連結構造を示す分
解説明図である。
【図10】この発明の第二実施例の分解斜視図である。
【図11】第二実施例のマッサージ機の連結構造を示す
分解説明図である。
【図12】第二実施例のマッサージ機において、一対の
脚載置部材10が移動する前の状態を示す平面説明図で
ある。
【図13】第二実施例のマッサージ機において、一対の
脚載置部材10が移動した後の状態を示す平面説明図で
ある。
【図14】使用者の下腿部のうち、足三里のつぼを示す
説明図である。
【符号の説明】
1 中央壁 2 外側壁 2a 内側面 3 第一空気袋 4 内側壁 40 弾性体 5 第二空気袋 6 固定具 61 一端部 C 足載置台 b 底面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央壁(1)と、この中央壁(1)の左
    右にそれぞれ設けられ中央壁(1)と共に一対の凹溝を
    形成する外側壁(2)と、前記凹溝の内部に設けられ使
    用者の各下腿部をその膨縮により圧迫及び弛緩しうる第
    一空気袋(3)と、第一空気袋(3)へ空気を給排気し
    て膨縮させる空気給排気機構とを、足載置台(C)に有
    するマッサージ機であって、その下方を支点としてその
    上端が凹溝の中央寄りに可動しうる内側壁(4)を、前
    記外側壁(2)の内側面(2a)に沿って凹溝に設けた
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 内側壁(4)が、当該内側壁(4)と前
    記外側壁(2)との間に設けられた第二空気袋(5)の
    膨縮によりその上端が可動しうると共に、内側壁(4)
    の少なくとも一部に、内側壁(4)が外側壁(2)に沿
    うように作用する弾性体(40)を有するものとし、空
    気給排気機構が、第二空気袋(5)へも空気を給排気し
    て膨縮させることを特徴とする請求項1記載のマッサー
    ジ機。
  3. 【請求項3】 内側壁(4)が、前記外側壁(2)の内
    側面(2a)及び前記凹溝を形成する底面(b)に沿っ
    てなると共に、前記凹溝を形成する底面(b)にて固定
    具(6)によって固定された可撓板からなるものであ
    り、固定具(6)の一端部(61)が、可撓板を固定し
    た状態で前記凹溝に突出して突部を形成することを特徴
    とする請求項1または2記載のマッサージ機。
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