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JP2001258971A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2001258971A
JP2001258971A JP2001074955A JP2001074955A JP2001258971A JP 2001258971 A JP2001258971 A JP 2001258971A JP 2001074955 A JP2001074955 A JP 2001074955A JP 2001074955 A JP2001074955 A JP 2001074955A JP 2001258971 A JP2001258971 A JP 2001258971A
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air cell
leg
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massage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアセルを揺動体を駆動するため駆動源とし
て採用しつつ、エアセルで直接圧迫する場合の面圧迫作
用を得る。 【解決手段】 基部を揺動支点18として揺動可能に支
持された揺動体12をエアセル21,22の膨張収縮動
作で駆動して揺動体12の揺動動作によりマッサージ作
用を発生させるマッサージ機において、前記揺動体12
は、身体に沿って湾曲できるように可撓性を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機として、特開平6−197
934号公報に記載のものが公知である。このマッサー
ジ機は、先端部にマッサージ子を有するアームが基部を
支点として左右方向又は上下方向に揺動可能に支持さ
れ、マッサージ子によるマッサージ作用をマッサージ子
に連接せるエアーセルの膨張,収縮のくり返しによって
実施し得るように構成されている(以下、「従来技術
1」という)。また、実開昭59−100410号公報
には、マッサージ子を有するアームを介在させずに、エ
アセルの膨張収縮で直接患部を圧迫するものが開示され
ている(以下、「従来技術2」という)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術2のように、
エアセルが直接患部を圧迫する場合にも、それなりのマ
ッサージ作用は得られるが、エアセルの膨張動作そのも
のがマッサージ動作であるため、マッサージ動作はエア
セルの膨張の仕方に制限される。すなわち、エアセルの
膨張収縮動作だけでは、膨張収縮による直線的な動きに
なり、従来技術1のように揺動動作を実現するのは困難
である。このような揺動動作は、首、腕、脚のように丸
みを帯びた部分を効果的にマッサージするのに不可欠で
ある、この観点からは、従来技術1のような揺動可能な
アームを備え、アームの駆動源としてエアセルを備えて
いるのが好ましい。
【0004】一方、エアセルで直接患部を圧迫する場合
には、アームのマッサージ子で指圧する場合に比べて、
広い面積による面圧迫が得られ、また身体の微妙な凹凸
にもフィットするという利点がある。しかし、従来技術
1のように揺動動作を得るためにアームを設けると、マ
ッサージ子による点状指圧になりやすく、エアセルの面
圧迫というメリットが低減する。本発明は、このような
問題に鑑みてなされたものであって、エアセルをアーム
のような揺動体を駆動するため駆動源として採用しつ
つ、エアセルで直接圧迫する場合の前記利点をも実現す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的達成
のため、次の技術的手段を採用した。すなわち、本発明
の特徴は、基部を揺動支点として揺動可能に支持された
揺動体をエアセルの膨張収縮動作で駆動して揺動体の揺
動動作によりマッサージ作用を発生させるマッサージ機
において、前記揺動体は、身体に沿って湾曲できるよう
に可撓性を有している点にある。この構成によれば、揺
動体をエアセルで駆動するので、揺動動作を伴うマッサ
ージが可能である。しかも、揺動体を身体に沿って湾曲
できる可撓性を有するものとしたので、エアセルの膨張
により揺動体自体が湾曲して身体に沿って身体を圧迫す
るので、エアセルで直接圧迫する場合のような面圧迫を
得られる。
【0006】前記前記揺動体は、可撓性を有する合成樹
脂板材より構成するのが好適である。この場合、前記揺
動支点は、合成樹脂板材の基部を樹脂ヒンジとしたもの
とすると、簡単に揺動支点が構成でき好適である。ま
た、前記揺動体に、身体に接触する面にクッション性を
有する発泡合成樹脂製のマッサージ子を取り付けると、
身体へのフィット性が向上し好ましい。さらに、前記揺
動体は、エアセルの膨張時に互いに近接揺動するように
対をなして対向して設けられているのが好適である。こ
の場合、対の揺動体の間に身体の部位、例えば、首、
腕、脚、を位置させて近接揺動によりマッサージを行う
ことができる。
【0007】特に、脚を対の揺動体の間に置いて脚を左
右両側からマッサージする脚(肢体)用マッサージ機と
するのが好適である。また、前記対の揺動体は、椅子型
マッサージ装置の座部前側に設けられた脚載部に設けら
れ、脚を対の揺動体の間に置いて脚を左右両側からマッ
サージするように構成されているのが好適である。この
場合、左脚用の対の揺動体と右脚用の対の揺動体とが、
並設されていれば、両脚をそれぞれマッサージすること
ができる。
【0008】また、前記揺動体は、脚の長手方向におけ
る湾曲度が異なるように変形可能であるのが好ましい。
脚は、例えば、ふくらはぎと足首とでは太さが全く異な
るので、脚の長手方向における湾曲度が異なるように変
形可能な揺動体であれば、足首の部分に対しては大きく
変形し、ふくらはぎの部分に対しては小さく変形するこ
とで、脚の長手方向の形状変化に沿った形で押圧するこ
とができる。また、このような揺動体の変形を助けるた
めに、前記エアセルは脚の長手方向における膨張度が異
なるように膨張可能であるのが好ましい。
【0009】長手方向膨張度を異ならせるには、例え
ば、前記エアセルを脚の長手方向に複数設け、各エアセ
ルを独立して膨張可能としておけばよい。つまり、ある
エアセルを膨張させ、他のエアセルを非膨張とすること
で膨張度を長手方向に異ならせることができる。またエ
アセルを脚長手方向に複数設けるには、単に複数のエア
セルを並設してもよいが、前記揺動体の脚長手方向の幅
とほぼ等しい幅を有する第1エアセルと、第1エアセル
より幅狭の第2エアセルとを重ねて配置するのが好適で
ある。
【0010】この場合、第1エアセルによって、揺動体
を長手方向にわたって全体的に揺動・湾曲させることが
可能であり、さらに重ねられた第2エアセルによって大
きく湾曲させたい部分を追加的に揺動・湾曲させること
ができる。また、第2エアセルだけを膨張させることに
より、部分的な揺動・湾曲も実現できる。なお、第2エ
アセルは、1つでも複数でもよい。また、前記第2エア
セルの幅は、第1エアセルの幅の半分程度であるのが好
適である。さらに、前記第2エアセルは、細いために大
きな揺動・湾曲の必要な足首よりの位置で前記第1エア
セルと重ね合わされているのが好ましい。
【0011】また、前記第2エアセルは、第1エアセル
を挟んで前記揺動体を揺動させるように第1エアセルの
背面側に設けられているのが好適である。この場合、第
2エアセルの膨張で第1エアセルの膨張状態を変形させ
ることができる。例えば、第1エアセルが膨張した状態
で第2エアセルを膨張させると、第1エアセルが脚に沿
うように変形してフィット感が向上する。また、第2エ
アセルを足首付近に配置した場合には、前記第2エアセ
ルを膨張させて足首付近を左右両側から挟持固定した状
態で、前記第1エアセルを膨張させて前記揺動体幅方向
ほぼ全体で脚を押圧するのが好適である。
【0012】ふくらはぎのような太い部分に対して、左
右両側から押圧する場合、押圧により脚が上方に逃げて
しまう場合があるが、足首は細いので揺動体が足首を上
方から押しつけるようになり脚は逃げにくい。これを利
用して、先に第2エアセルを膨張させて比較的細い足首
を挟持しておいて、第1エアセルを膨張させると、脚は
第2エアセルによって固定されているので、脚を逃がす
ことなく第1エアセルで脚を押圧することができる。な
お、第1エアセルの膨張が終了する前に第2エアセルの
収縮を開始してもよい。
【0013】さらに、対の揺動体の間に、脚の裏側を押
圧する第3エアセルを配置しておき、前記第2エアセル
を膨張させて足首付近を左右両側から挟持固定した状態
で前記第1エアセルを膨張させ、この第1エアセルの膨
張で前記揺動体幅方向ほぼ全体で脚を挟持固定した状態
で、前記第3エアセルを膨張させると、脚の確実な固定
を図った上で第3エアセルによる脚裏側押圧が可能とな
る。なお、本発明のマッサージ機は、腕(特に、前腕)
を対の揺動体の間において脚を左右両側からマッサージ
する腕用マッサージ機とすることもできる。この場合、
以上及び以下の説明で「脚」として説明した点は「腕」
又は「前腕」と、「足首」として説明した点は「手首」
と、「ふくらはぎ」として説明した点は「前腕の肘近傍
部分」と読み替えることができ、脚の場合と同様の作用
を奏する。なお、前腕用の場合は、揺動体は、肘の下か
ら手首の間を押圧できる幅に形成しておくのが好適であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、椅子型マッサージ装置1を
示している。この椅子型マッサージ装置1は、背もたれ
部2と座部3とを有しており、座部3の前側に脚載部5
を備えて構成されている。前記背もたれ部2の内部に
は、背もたれ部高さ方向に昇降自在な背中マッサージ部
(図示省略)が設けられており、首から腰の範囲をマッ
サージすることができる。また、この背もたれ部2は、
図示しないリクライニング機構によりリクライニング可
能である。
【0015】前記座部3には、空気の給排気により膨張
収縮するエアセル(図示省略)が配置されており、エア
セルの膨張収縮によりお尻から太ももの範囲をマッサー
ジすることができる。なお、座部3のエアセルと脚載部
5のエアセル(後述)に圧縮空気を供給するためのポン
プは座部3の下側に配置されている。前記脚載部5は、
図2に示すように、脚載基体6の上に脚を入れるための
溝7が形成された脚収納体8が左右に2つ間隔をおいて
並設されて主構成されている。
【0016】脚載基体6は、図2において手前側が座部
3の前部と左右方向の回動軸(図示省略)回りに回動自
在に取り付けられている。なお、脚載基体6は、図1の
ように座部3の座面に対して直交するような位置から、
回動軸回りに上昇して座部3の座面とほぼ平行になる位
置まで移動するための脚載部5昇降機構(図示省略)を
備えている。脚収納体8は、底面部9と、この底面部9
の左右両側から立ち上がった左右の側壁10,10とを
有して、底面部9と左右両側壁10,10とで前記溝7
が形成されている。この溝7は、その長手方向長さが使
用者の脚のふくらはぎから足首の範囲が入る程度の長さ
に形成されている。各脚収納体には、揺動体12や揺動
体12を駆動するためのエアセル21,22等が設けら
れ、脚載部5は、脚用のマッサージ機とされている。
【0017】なお、図2に示す脚載部5は、全体が伸縮
性に優れたカバーによって覆われ、揺動体12等が露出
しないようにして図1のように座部3に取り付けられて
いる。脚収納体8には、図3に示すような揺動体12が
取り付けられている。この揺動体12は、可撓性を有す
る薄い合成樹脂板材により形成されている。合成樹脂板
材としては、発泡ポリプロピレンをシート状に形成した
ものが可撓性に優れ、柔軟であるので好ましい。
【0018】この揺動体12は、脚収納体8の側壁10
内面とほぼ同じかやや小さい面積を有する薄い板材とし
て形成されている。揺動体12の基部である下端部は脚
収納体8に固定される固定部14とされている。固定部
14は、固定部材15と脚収納体8の底面部9とで挟み
込まれ、固定部材15をピン16又はネジなどで脚収納
体8に固定することで取り付けられる。揺動体12の固
定部14より上部範囲が脚を押圧する押圧部17とされ
ている。押圧部15は脚収納体8に固定されていないの
で、揺動体12は固定部14を揺動支点として、固定部
14乃至固定部近傍が樹脂ヒンジ18となってこれを揺
動支点として揺動可能となっている。なお、樹脂ヒンジ
18は、押圧部17を脚収納体8の側壁10側に付勢す
る付勢部材も兼ねている。
【0019】なお揺動支点としては、脚収納体8に回動
軸を設け、この回動軸に揺動体を枢着しておいてもよ
い。この場合は、揺動体12を側壁10側に付勢するた
めの付勢部材(バネ等)を設けるのが好適である。押圧
部15の脚と対向する面には、発泡合成樹脂製のマッサ
ージ子19が取り付けられている。この発泡合成樹脂と
しては発泡ウレタン(ウレタンフォーム)が好ましい。
マッサージ子19は、クッション性に優れているので、
脚の凹凸に沿ったフィット感が向上する。
【0020】図3に示す揺動体12は、図2及び図4に
示すように、各脚収納体8の両側壁10,10の内面に
それぞれ対向して設けられ、対をなしている。両側壁1
0,10は、互いの左右間隔が足首側は狭く、ふくらは
ぎ側は広くなるように先細り状に形成されており、各揺
動体12,12はこれら側壁10,10とほぼ平行に設
けられている。揺動体12と側壁10との間には、空気
の給排気で膨張収縮する第1エアセル21が設けられて
いる。この第1エアセル21は、側壁10又は揺動体1
2の脚長手方向の幅とほぼ等しい幅に形成されている。
したがって、第1エアセル21は脚の足首からふくらは
ぎの範囲で膨張可能である。
【0021】また、第1エアセル21の背面、すなわち
第1エアセル21と側壁10の間には、空気の給排気で
膨張収縮する第2エアセル22が設けられている。この
第2エアセル22は、第1エアセル21より幅狭で、第
1エアセル21のほぼ半分の幅に形成されている。この
第2エアセル22は、第1エアセル21と脚長手方向一
方側(足首側)の範囲で重ね合わされている。したがっ
て、溝7の脚長手方向他方側(ふくらはぎ側)では、第
1エアセル21による膨張作用しかないのに対して、溝
7の脚長方向一方側では、第1エアセル21と第2エア
セル22の双方の膨張作用が得られ、膨張度を大きくす
ることが可能である。なお、図2及び図4の第1エアセ
ル21と第2エアセル22とはいずれも収縮した状態が
示されている。
【0022】なお、ここで開示した第1エアセル21と
第2エアセル22の配置構造は、本発明のように揺動体
12がない場合にも採用できる。すなわち、本実施形態
で開示されている別の発明は、身体(特に、腕、脚、
首)が収納される溝7を有する収納体8の両側壁10,
10内面の少なくともいずれかに一方に身体を押圧する
ためのエアセルを備えたマッサージ機において、上記の
ような第1エアセル21と第2エアセル22の配置を採
用したものである。また、溝に前腕を収納する場合に
は、第2エアセルは手首側に配置するのが好適である。
また、溝は、椅子型マッサージ機の座部の左右両側に設
けられた肘かけに形成するのが好適である(肘かけが収
納体となる)。
【0023】図4〜6に示すように、底面部9には、第
3エアセル23が配置されている(図2では省略)。第
3エアセル23は、溝の長手方向に2つ(複数)並設さ
れており、一方の第3エアセル23は、足首付近の裏側
を押圧するためのものであり、他方の第3エアセル23
は、ふくらはぎ付近の裏側を押圧するためのものであ
る。これらの第3エアセル23,23には、揺動体は設
けられていない。図5は、ふくらはぎL1を押圧する部
分の脚収納体8断面図を示しており、左右の第1エアセ
ル21が膨張すると、対の揺動体12が互いに近接する
ように揺動し、さらに揺動体12は、脚の形状に沿って
湾曲して揺動体12が脚を包み込むように押圧が行われ
る。なお、図5では、揺動体12の固定部14近傍は脚
の形状に沿った変形が生じていないが、第1エアセル2
1による適度な力が加われば、この部分も脚の形状に沿
うような湾曲変形が生じて、より脚にフィットし、包み
込むようなマッサージ感が向上する。
【0024】さらに、第3エアセル23を膨張させると
ふくらはぎの裏側も押圧され、脚のほぼ全周を押圧する
ことができる。図6は、足首L2を押圧する部分の脚収
納体8断面図を示している。足首L2に対しては、第1
エアセル21の他、第2エアセル22も膨張して、膨張
度が大きくなり、揺動体12がより大きく揺動・湾曲さ
せられている。このため、ふくらはぎL1より細い足首
L2に対しても十分な押圧力が加わる。なお、このと
き、揺動体12は、ふくらはぎ付近より足首付近の方が
湾曲度が大きい。
【0025】図7〜図10は、第1エアセル21と第2
エアセル22の膨張収縮の仕方の例を模式的に示してい
る。なお、これらの図においてマッサージ子19は省略
されている。図7は、第1及び第2エアセル21,22
がともに収縮している状態を示している。この状態で脚
を溝7に入れることができる。図8は、第1エアセル2
1を収縮状態で第2エアセル22を膨張させた状態を示
している。この場合、第2エアセル22が膨張している
ので、揺動体12の足首側は、脚に近づくように揺動・
湾曲が生じている。また、揺動体12のふくらはぎ側
も、第2エアセル22の膨張によって、ある程度、揺動
・湾曲が生ずる。このように揺動体12は、脚の長手方
向における湾曲度が異なるように変形可能であるので、
足首に対応する第2エアセル22を膨張させた場合に
も、ふくらはぎの範囲まで広い範囲で押圧が可能とな
る。さらに、押圧力の分布として、足首付近が最も強
く、ふくらはぎ側に行くに従って徐々に弱くなるという
分布が得られる。これは、足首付近の広い範囲をじわり
と揉むのに適している。
【0026】図9は、第1エアセル21を膨張状態で、
第2エアセル22を収縮させた状態を示している。この
場合、足首からふくらはぎの範囲にかけて、揺動体12
を揺動・湾曲させることができる。なお、図9では、揺
動体12が脚長手方向に直線的であるが、実際に脚にマ
ッサージを施す場合には、脚の形状にそって湾曲が生ず
る。図10は、第1エアセル21及び第2エアセルをと
もに膨張状態とした場合を示している。この場合、足首
は、図8や図9の場合のより更に強く押圧され、細い足
首の部分のエアセル膨張度が高いの脚へのフィット性が
向上する。
【0027】なお、第2エアセル22は、第1エアセル
21と揺動体21の間に設けることもできる。ただし、
本実施形態のように第2エアセル22を第1エアセル2
1の背面に設けると、図10のように膨張した第1エア
セル21自体を脚の形状にそって変形させることがで
き、脚へのフィット性が優れている。第1エアセル2
1、第2エアセル22、第3エアセル23の膨張収縮制
御手順としては、例えば、まず各第2エアセル22を膨
張させ、膨張状態を維持したまま各第1エアセル21を
膨張させ、第1エアセル21の膨張状態も維持したま
ま、第3エアセル23を膨張させるということができる
(以下、これを「第1制御手順」という)。また、先ず
各第2エアセル22を膨張させ、膨張状態を維持したま
ま、各第1エアセル21の膨張を開始させ、第1エアセ
ル21の膨張完了後又は完了前に第2エアセル22を収
縮させ、第1エアセルの膨張を維持したまま第3エアセ
ル23を膨張させるということができる(以下、これを
「第2制御手順」という)。
【0028】これらの制御手順のように、第1又は第2
エアセル21,22を膨張させた状態で、脚の裏側を押
圧する第3エアセル23を膨張させると、第1又は第2
エアセル22で脚の左右両側を挟んで固定して脚が溝7
から逃げないようにしておいて、脚の裏側を押圧するこ
とができる。さらに、第1及び第2制御手順では、最初
に第2エアセル22を膨張させているので、脚の挟み込
みが確実にできる。すなわち、左右のエアセルで脚を挟
んだ場合、足首は細いので(溝の下方に足首が位置する
ので)、図6に示すように、溝7上方から脚を押さえつ
けた状態で挟み込むことができるのに対し、ふくらはぎ
は太いので、脚を上方から押さえつける作用が小さくな
り、脚が溝7上方へ逃げてしまうことがある。
【0029】したがって、第1エアセル21を第2エア
セル22より先に膨張させると、第1エアセル21は、
ふくらはぎの部分で脚を上方に逃がしてしまうおそれが
あり、第3エアセル23による押圧のための脚の固定が
できない場合がある。そこで、第1及び第2制御手順の
ように、足首を押圧する第2エアセル22を先に膨張さ
せることで、足首の位置において脚を左右から挟み込ん
で確実に固定することができる。この状態で、さらに第
1エアセル21を膨張させると、脚が上方に逃げること
なく足首からふくらはぎの範囲全部を挟んで固定するこ
とができる。
【0030】そして、第1制御手順では、第1エアセル
21が膨張したときに第2エアセル22も膨張している
ので、ハードに足首を押圧できる。また、第2制御手順
では、第1エアセル21が膨張したときに第2エアセル
22は収縮しているので、第1制御手順に比べてソフト
なマッサージ感が得られる。なお、以上のような制御
は、エアセルへの給排気を切り替えるための切替弁をマ
イクロコンピュータ等からなる制御部から発生する信号
で自動制御することによって実現可能である。
【0031】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、本発明のマッサージ機は、椅子型マ
ッサージ装置に取り付けられているものの他、椅子型マ
ッサージ装置とは別体の独立した脚載台に設けても良
い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、揺動体をエアセルで駆
動するので、揺動動作を伴うマッサージが可能である。
しかも、揺動体を身体に沿って湾曲できる可撓性を有す
るものとしたので、エアセルの膨張により揺動体自体が
湾曲して身体に沿って身体を圧迫するので、エアセルで
直接圧迫する場合のような面圧迫を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子型マッサージ装置の斜視図である。
【図2】脚載台の斜視図(カバー無し)である。
【図3】可撓性を有する揺動体の斜視図である。
【図4】脚載台を構成する1つの脚収納体の平面図であ
る。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】第1エアセルと第2エアセルが収縮した状態の
模式図である。
【図8】第1エアセルが収縮し、第2エアセルが膨張し
た状態の模式図である。
【図9】第1エアセルが膨張し、第1エアセルが収縮し
た状態の模式図である。
【図10】第1エアセルと第2エアセルが収縮した状態
の模式図である。
【符号の説明】
1 椅子型マッサージ装置 3 座部 5 脚載部(脚用マッサージ機) 12 揺動体 18 樹脂ヒンジ(揺動支点) 19 マッサージ子 21 第1エアセル 22 第2エアセル 23 第3エアセル

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部を揺動支点(18)として揺動可能
    に支持された揺動体(12)をエアセル(21,22)
    の膨張収縮動作で駆動して揺動体(12)の揺動動作に
    よりマッサージ作用を発生させるマッサージ機におい
    て、 前記揺動体(12)は、身体に沿って湾曲できるように
    可撓性を有していることを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記揺動体(12)は、可撓性を有する
    合成樹脂板材より構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記揺動支点(18)は、合成樹脂板材
    の基部を樹脂ヒンジとしたものであることを特徴とする
    請求項2記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記揺動体(12)には、身体に接触す
    る面にクッション性を有する発泡合成樹脂製のマッサー
    ジ子(19)が取り付けられていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記揺動体(12)は、エアセル(2
    1,22)の膨張時に互いに近接揺動するように対をな
    して対向して設けられていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 脚又は腕を対の揺動体の間に置いて脚又
    は腕を左右両側からマッサージすることができる肢体用
    マッサージ機とされた請求項5記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 前記対の揺動体(12,12)は、椅子
    型マッサージ装置(1)の座部(3)前側に設けられた
    脚載部(5)に設けられ、脚を対の揺動体(12,1
    2)の間に置いて脚を左右両側からマッサージするよう
    に構成されていることを特徴とする請求項5記載のマッ
    サージ機。
  8. 【請求項8】 左脚用の対の揺動体(12,12)と右
    脚用の対の揺動体(12,12)とが、並設されている
    ことを特徴とする請求項7記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 前記揺動体(12)は、脚又は腕の長手
    方向における湾曲度が異なるように変形可能であること
    を特徴とする請求項6に記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 前記エアセル(21,22)は脚又は
    腕の長手方向における膨張度が異なるように膨張可能で
    あることを特徴とする請求項9記載のマッサージ機。
  11. 【請求項11】 前記エアセル(21,22)は脚又は
    腕の長手方向に複数設けられ、各エアセル(21,2
    2)は、独立して膨張可能であることを特徴とする請求
    項9記載のマッサージ機。
  12. 【請求項12】 前記エアセルは、前記揺動体の脚又は
    腕長手方向の幅とほぼ等しい幅を有する第1エアセル
    (21)と、第1エアセル(21)より幅狭の第2エア
    セル(22)とを重ねて構成されていることを特徴とす
    る請求項11記載のマッサージ機。
  13. 【請求項13】 前記第2エアセル(22)の幅は、第
    1エアセル(21)の幅の半分程度であることを特徴と
    する請求項12記載のマッサージ機。
  14. 【請求項14】 前記第2エアセル(22)は、前記第
    1エアセル(21)の足首又は手首よりの位置で重ねら
    れていることを特徴とする請求項12又は13記載のマ
    ッサージ機。
  15. 【請求項15】 前記第2エアセル(22)は、第1エ
    アセル(21)を挟んで前記揺動体(12)を揺動させ
    るように第1エアセル(21)の背面側に設けられてい
    ることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載
    のマッサージ機。
  16. 【請求項16】 前記第2エアセル(22)を膨張させ
    て足首又は手首付近を左右両側から挟持固定した状態
    で、前記第1エアセル(21)を膨張させて前記揺動体
    (12)幅方向ほぼ全体で脚又は腕を押圧することを特
    徴とする請求項14記載のマッサージ機。
  17. 【請求項17】 対の揺動体(12,12)の間には、
    脚又は腕の裏側を押圧する第3エアセル(23)が配置
    され、 前記第2エアセル(22)を膨張させて足首又は手首付
    近を左右両側から挟持固定した状態で前記第1エアセル
    (21)を膨張させ、この第1エアセル(21)の膨張
    で前記揺動体(12)幅方向ほぼ全体で脚又は腕を挟持
    固定した状態で、前記第3エアセル(23)を膨張させ
    ることを特徴とする請求項14記載のマッサージ機。
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