JP2002541410A - 作動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
隔をあけて配置される2つのヘッドピースの間に延在し、内部空間を液状媒体が
通るようになっているホース本体と、2つのヘッドピースに固定され、ホース本
体と同軸方向に延在するストランド構造とが備えられている。該ストランド構造
は、2つのストランドグループを交差した構成からなり、各ストランドグループ
内では、折れ曲がるほど柔軟な複数のストランドが、同じ長手軸方向に互いに隣
接して延在している。
開示されている。この既知の設計においては、折れ曲がるほど柔軟な材料からな
るホース本体は、互いに交差すると考えられる2つのストランドグループからな
る、繊維材料で構成されたストランド構造により外部から囲まれている。この場
合、結び目なしの橋かけを可能にするために、ストランドグループは編み合わさ
れているが、内部空間において圧力を受けると、ホース本体は、放射状に広がり
、ストランド構造との関連で2つのヘッドピース間の間隔を狭めてしまう。既知
の作動装置における問題の1つは、ホース本体の直径が変化する際に個々のスト
ランドの交差部分に大きな摩擦が発生することである。これは、特に、2つのス
トランドグループにおけるストランド間の角度の変化によって生じる。ヨーロッ
パ特許公報0 161 0750 B1の場合、個々のストランドグループにお
けるストランドの交差部分に潤滑剤を使用することが提案されている。しかしな
がら、そのような潤滑剤を塗布する作業は別にして、時間の経過と共に潤滑剤が
蒸発してしまうか、あるいは潤滑剤が固相コーティングの場合、だんだんと潤滑
剤が剥がれ落ちてきて、滑剤効果が時間と共に減少してしまい、ストランド構造
が摩擦により損なわれる可能性がある。
トランド構造を有する作動装置を提供することである。 この目的を達成するためには、ストランドグループ間に可撓性材料を挟み込み
、ストランドグループの間に常に間隔をあけておく方法がある。
要な間隔は、ストランドグループの間に設置する材料によって確実に保たれる。
この材料は、事実上、仕切り壁の役割を果たすが、曲げられる性質であるために
、ストランドの動きに悪い影響を与えることはない。ストランドグループ間の直
接接触を避けることにより、ストランド材にかかる負荷は大幅に減少し、同時に
作動装置の効率も改善される。
好ましく、またストランドグループが完全にこの材料に囲まれるのが好ましい。
このことは、同時に外部からの影響に対する保護の役割を果たす。
ングとしてホース本体の周りに設置することは可能である。しかしながら、スト
ランドグループ間に間隔をあけるための材料が直接ホース本体によって構成され
るように設計をしたほうが、かなり単純かつ割安である。つまり、ストランド構
造がホース本体の材料に統合される結果、圧力下の流体を受け取る内部空間をシ
ーリングする機能と同時に、ストランドグループの間隔を保つ機能をホース本体
が担うことになる。また、例えば、適当な方法を用いてストランドグループの周
辺部に加硫によりホース本体材料を配置することも可能である。
在し、ストランドグループを互いに離れさせている材料が、同時に個々のグルー
プ内のストランド間の接触を妨げる役割を果たすと有利である。 特に便利な設計では、ストランドグループは互いに橋かけせず、互いを同軸方
向に取り囲む。このことは、一方で、複雑な編み込みをなくしてストランドを単
純に積み重ねることを可能にし、他方で、2つのストランドグループが2つの相
互に同心の管状層に延在することを可能にする。2つの管状層が半径方向に互い
を通さないために、個々のストランドは、波形状にはならずにそれぞれ主方向に
引き延ばされる。このことは、材料にかかる負荷を減少し、応答特性を改善する
。
非作動状態においては十分に管状の形状をしていて、間隔をあけて設置された2
つのヘッドピース3,4の間で軸方向に延在し、かつそれらにより支えられてい
る。
ような材料としては、例えばゴムそのもの、あるいはエラストマーがある。 さらに収縮手段2は、ホース本体5と同軸方向に配置され、折れ曲がるほど柔
軟で同時に比較的高い抗張力を有する複数のストランド7を備えたストランド構
造6を備える。これらのストランド7は、プラスチック材料からなっていてもよ
いが、本実施例においては、個々の織物繊維から構成される。しかしながら、ス
トランドが多繊構造であって、例えば複数の個々の繊維をねじったものそれぞれ
から構成されていてもよい。
。個々のストランドはホース本体5の材料に埋め込まれていて、完全にホース材
料により囲まれているのが好ましい。 2つの軸端領域8,9において、収縮手段2は、ヘッドピース3,4にそれぞ
れ固定されている。実施例では、収縮手段2がホース本体5に統合されているた
めに、ホース本体5とストランド構造6とのどちらも同時に固定される。しかし
ながら、別々に取り付けることもまた可能である。
流体接続が気密になるように選択する。さらに、ストランド構造とヘッドピース
3,4との間に、張力に対し非常に耐性のある接続がなされることが重要である
。これは、実施例において概ね達成されるが、それは、ヘッドピース3,4が多
部品設計であって内部部品12を有し、さらに外部部品13が内部部品12にユ
ニオンナットのようにねじ止めされるためである。内部部品12は、収縮手段2
に対して円錐状に先細りになる把持部14を有し、収縮手段2は、放射状に広が
りながら該把持部14上に滑り込む。そのため、収縮手段2の2つの端部は、外
部部品13と把持部14との間にしっかりと挟まれる。
手段15は、互いに移動する構成要素の取り付けを可能にする。そのため、作動
装置1を、例えば、流体動力駆動シリンダ等に用いることも可能である。 少なくともヘッドピースの1つ、本実施例の場合、図1の右半分に示すヘッド
ピース4は、一方で内部空間17に向かって開き、他方でヘッドピース4に向か
って開く、切れ目のない流体ダクト16を備えている。流体ダクト16は、例え
ば取り付け手段15によって直接構成され、流体ダクトの接続を可能にする接続
手段を備えている。詳細には図示されていないが、該接続手段を介して、例えば
圧縮空気、または油圧媒体のような圧力下の流体の内部空間17への供給及び内
部空間17からの放出が、交互に繰り返される。
2つのストランドグループ18,19としてまとめられる。このことは、端的に
言うと、ストランド構造6を半径方向から平面図として見た場合、複数の菱形状
の領域を有するグリッド状の構造であることを意味する。ホース本体5の内部空
間17に圧力媒体を供給すると、ホース本体5の直径は広がる(図1の右半分を
参照)ので、菱形グリッドは変形し、収縮手段2の軸方向の長さは縮む。すると
ヘッドピース3,4は、軸方向に働く伸張力の影響を受けて、例えば2つのヘッ
ドピース3,4に固定された2つの構成要素を動かす。
に横方向に隣接して配置され、同じ直線方向に延在する。さらに、それぞれのス
トランドグループ18,19の複数のストランド7は、ホース本体5の外周に沿
って螺旋状に走り、2つのストランドグループ18,19の巻きの方向が互いに
逆であるため、交差構造ができる。
差接続されておらず、同軸方向に互いを囲む2つの異なる管状層に延在している
。このことは、ストランド7の1つの内部層(内部ストランドグループ18)を
、ストランド層(外部ストランドグループ19)が同一中心でもって囲んでいる
図3により明らかである。
に主方向、つまり本ケースの場合には螺旋形となり、複数のストランドが互いに
交差連結されていて、互い違いになっている先行技術に見られるような、波状の
進路にはならない。
動装置の初期作動の間の伸張も極めて穏やかに行われる。このことは、作動装置
1が優秀な応答作用を有することを示す。比較的低い流体圧力においてさえ十分
な軸方向の伸張力を引き起こすことが可能である。
、これ以後「スペーシング材」として参照される、間に配置される可撓性材料2
2によって間隔をあけられる。その結果、作動装置1の作動状態とは無関係に、
2つのストランドグループ18,19の個々のストランド7間の直接接触は不可
能になる。図示された実施例では、スペーシング材22は、ストランドグループ
18,19に属する複数のストランド7が互いに接触しないようにしており、実
際、それらの間に常に間隔をあける役割を果たしている。
って直接構成されている。このため、スペーシング材22は、上記の構造を持つ
個々のストランド7がホース本体に直接、完全に埋め込まれるので、スペーサの
役割を果たすことになる。特に同軸方向にホース本体を囲む、ストランドが埋め
込まれる適切な可撓性材料からなるスペーサ本体を別構成とするのに比べて、本
実施例の統合された構成には、最低限の材料のみを使用する、かなり単純な製造
を可能にするという利点がある。
れているために、作動装置1が作動状態であろうと非作動状態であろうと、個々
のストランド7間の直接接触は決して起こらない。そのため、個々のストランド
7を早期に消耗させる摩擦も起こらない。この点で、固形材料のスペーシング材
は、負荷を与えられたストランド7によって切断されるのを防ぐのに十分な強さ
を明らかに有している。しかしながら同時に、作動中の半径方向及び軸方向への
変形を許容し、ストランド7が必要とする程度の自由を与えるのに十分な柔軟性
をも明らかに併せ持つ。
合は、例えば、個々のストランドグループ18,19間にゴム材料からなる中間
層を用いて、同じ材料からなる複数層を加硫することにより達成することができ
る。
で、図の左半分は作動装置が作動していない状態を、図の右半分は作動装置が作
動している状態を示している。
ド構造は部分的にはく離された箇所に示されている。
一部を示している。
の部分を眺めた平面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 間隔をあけて配置される2つのヘッドピース(3,4)の間に
延在し、内部空間(17)を流体媒体が通るようになっているホース本体(5)
と、該ヘッドピース(3,4)の両方に固定され、ホース本体(5)について同
軸方向に延在するストランド構造(6)とを備えた、流体動力によって作動する
作動装置において、該ストランド構造が、交差した構成からなる2つのストラン
ドグループ(18,19)を有し、該ストランドグループ(18,19)が、同
じストランドグループ内で互いに隣接し同じ長手軸方向に延在する、折れ曲がる
ほど柔軟な複数のストランド(7)を有していて、該ストランドグループ(18
,19)が、該ストランドグループ間に介在する可撓性材料(22)によって絶
えず一定の間隔をあけた状態に保たれることを特徴とする作動装置。 - 【請求項2】 前記2つのストランドグループ(18,19)が、柔軟な、好
ましくはゴム性材料(22)に共に埋め込まれることを特徴とする、請求項1に
記載の作動装置。 - 【請求項3】 前記材料(22)が、ゴム材料またはエラストマー材料である
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の作動装置。 - 【請求項4】 前記1つあるいは両方のストランドグループ(18,19)が
、前記材料(22)に完全に囲まれることを特徴とする、請求項2または3に記
載の作動装置。 - 【請求項5】 一定の間隔を維持する前記材料(22)が、前記ホース本体の
材料により直接構成されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記
載の作動装置。 - 【請求項6】 前記複数のストランド(7)が、前記1つあるいは両方のスト
ランドグループ(18,19)内を互いに接触することなく隣接して延在するこ
とを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の作動装置。 - 【請求項7】 前記ストランドグループ(18,19)間に配置され、互いの
接触を妨げている前記材料(22)が、スペーシング手段として個々のストラン
ドグループ(18,19)内の複数のストランド(7)間にも備えられることを
特徴とする、請求項6に記載の作動装置。 - 【請求項8】 前記ストランドグループ(18,19)が、互いに橋かけ結合
されておらず、同軸方向に互いを囲むことを特徴とする、請求項1ないし7のい
ずれかに記載の作動装置。
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