JPH0194820A

JPH0194820A - 内視鏡用湾曲装置

Info

Publication number: JPH0194820A
Application number: JP62252399A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Ueda; 康弘植田
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-10-08
Filing date: 1987-10-08
Publication date: 1989-04-13
Anticipated expiration: 2012-04-09
Also published as: JP2599145B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、挿入部の先端構成部に観察光学系を備えた
内視鏡に関する。

〔従来の技術〕

工業用、医療用の内視鏡の基本的構成は、操作部と、挿
入部とからなり、この挿入部は、可撓部、湾曲部および
先端構成部からなり、この先端構成部には照明光学系と
ともに観察光学系が設けられている。そして、前記湾曲
部は操作部に設けたアングルノブを操作することによっ
て遠隔的に湾曲操作でき、先端構成部を被観察部位に指
向できるようになっている。

特開昭５９−１４６６３６号公報は、従来の工業用内視
鏡を示すもので、照明用光学繊維束および観察用光学繊
維束を内装した挿入部の先端に先端構成部が設けられて
いる。さらに、前記挿入部には外部から遠隔的に供給制
御される流体圧によって相対的に移動するシリンダとピ
ストンが設けられ、この相対運動によって関節部を屈伸
させて挿入部を湾曲するようになっている。また、特開
昭６１−１２２８３４号公報は、生体腔内に挿入して患
部等を観察するための内視鏡で、挿入部に照明用光学繊
維束および観察用光学繊維束を内装するとともに、複数
本のアングルワイヤを内装し、これらアングルワイヤの
一端を先端構成部に、他端を操作部に設けたアングルノ
ブに接続し、アングルノブによってアングルワイヤを押
し引きすることによって挿入部の湾曲部を湾曲操作でき
るように構成したものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、前述したように、挿入部に流体圧によって作
動するシリンダとピストンを内装したものは、構造的に
複雑で、重量も大であるために高い流体圧を必要とする
とともに、弾性がないために周辺の他の機器に接触した
ときに供給を破損させる恐れがある。また、挿入部にア
ングルワイヤを内装したものは、挿入部の長さが長い内
ｙ１．ｖｔにあっては、アングルワイヤも長尺となり、
抵抗が大きく、アングルノブの操作時に大きな操作力を
必要とするという欠点がある。

この発明は、前詰事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、挿入部の長さが長くなっても湾曲
操作が容易に、しかも確実に操作できる内視鏡を提供す
ることにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕この発明は、
内視鏡本体に、流体の供給と排出により、その長軸長が
伸縮する弾性アクチュエータを設け、この弾性アクチュ
エータを挿入部に内装したアングルワイヤと接続し、弾
性アクチュエータに流体を供給したり、その流体を排出
することにより、弾性アクチュエータを伸縮し、その伸
縮動作によって前記挿入部を湾曲操作するようにしたこ
とにある。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図において、１は内視鏡本体で、これ
は操作部２、挿入部３およびユニバーサルコード４とか
ら構成されている。前記操作部２には接眼部５が設けら
れ、挿入部３の先端部には先端構成部６が設けられてい
る。また、挿入部３は、可撓部７と湾曲部８とからなり
、この湾曲部８の先端部に前記先端構成部６が設けられ
ている。

そして、前記湾曲部８は第３図に示すように、複数個の
湾曲部９・・・を枢支ビン１０・・・によって回動自在
に連結し、その周囲を外皮１１によって被覆することに
よって構成されている。そして、前記各湾曲部９・・・
の内周部はワイヤガイド１，２・・・が設けられ、これ
らワイヤガイド１２・・・にはアングルワイヤ１３ａ、
１３ｂが挿通されている。これらアングルワイヤ１３ａ
、１３ｂの先端部は前記先端構成部６に連結され、基端
側は前記挿入部３を挿通して操作部２まで延長している
。すなわち、前記アングルワイヤ１３ａ、１３ｂは、挿
入部３に内装された光学繊維束からなる観察光学系１４
、照明光学系１５等とともに内装されている。

また、前記操作部２の内部には第１図、第２図および第
４図に示すように、弾性アクチュエータ１７ａ、１７ｂ
が平行状態に収納されている。この弾性アクチュエータ
１７ａ、１７ｂは、内層に合成ゴム製のチューブ２１が
あり、このチューブ２１の外側には網状管２２が被覆さ
れていて、両端部には口金２３．２４が結合されている
。そして、この一方の口金２３にはチューブ２１の内部
と連通する送気チューブからなる送気管路２５が接続さ
れ、他方の口金２４には前記アングルワイヤ１３ａ、１
３ｂの他端が接続されている。すなわち、アングルワイ
ヤ１３ａは弾性アクチュエータ１７ａに、アングルワイ
ヤ１３ｂは弾性アクチュエータ１７ｂに接続されている
。また、このように構成された弾性アクチュエータ１７
ａ１１７ｂは、一方の口金２３を操作部２のベース２６
に対して固定することによって保持されている。さらに
、前記送気管路２５は、送気チューブ２７ａと２７ｂと
からなり、これら送気チューブ２７ａ、２７ｂは後述す
る切換えバルブ２８を介して送気ポンプ２９に連通して
いる。そして、弾性アクチュエータ１７ａ、１７ｂはそ
の内部に供給される流体圧力によって長軸長が伸縮する
ようになっている。つまり、弾性アクチュエータ１７ａ
、１７ｂに流体が供給されると、径方向に膨張して長軸
長が短縮され、弾性アクチュエータ１７ａ、１７ｂから
流体が排出されると、径方向に収縮して長軸長が伸長す
るようになっている。

また、前記切換えバルブ２８は第５図および第６図に示
すように構成されている。すなわち、３０は主弁であり
、３１．３２は第１および第２の補助弁である。まず、
主弁３０について説明すると、３３は弁本体であり、弁
本体３３の内部にはスプール弁３４を左右方向にスライ
ド自在に収容した弁室３５が設けられている。この弁本
体３３の中央部には前記送気ポンプ２９と連通バイブ３
６を介して連通ずる第１のポート３７が設けられ、この
第１のポート３７を挟んで左右には第２および第３のポ
ート３８．３９が設けられている。なお、３６ａは連通
バイブ３６の中途部に設けたボール弁であり、大気に連
通している。さらに、前記弁室３４の左右端部には第１
と第２の電磁石４０．４１が設けられ、この電磁石４０
．４１と前記スプール弁３５の両端面との間にはスプー
ル弁３５を中立状態に保つ付勢ばね４２．４３が介在さ
れている。さらに、前記第２のポート３８は連通バイブ
４４を介して前記第１の補助弁３１に、第３のポート３
９は連通バイブ４５を介して前記第２の補助弁３２にそ
れぞれ接続されている。第１および第２の補助弁３１．
３２は同一構造であるため、第１の補助弁３１について
説明すると、４６は弁本体であり、内部に弁室４７を形
成している。弁本体４６の側壁には第１のポート４８と
第２のポート４９が対向して設けられている。そして、
第１のポート４８は連通バイブ４４を介して前記主弁３
０に、第２のポート４９は送気チューブ２７ａを介して
前記弾性アクチュエータ１７ａにそれぞれ連通している
。さらに、前記弁室４７の内部には貫通ボート５０をＨ
する弁体５１が移動自在に挿入され、この弁体５１は付
勢ばね５２によって左側に付勢されている。また、弁本
体４６の右側には第３の電磁石５３（第２の補助弁３２
は第４の電磁石５４）が設けられていると、ともに、リ
ークボート５５が弁室４７に連通して設けられている。

また、前記第１．〜第４の電磁石４０．４１．５３．５
４は前記操作部２に設けた第１〜第４のスイッチ５６〜
５９に電気的に接続されている。

つぎに、前述のように構成された内視鏡に作用について
説明する。通常時においては、第１〜第４のスイッチ５
６〜５９はオフ状態にあり、前記主弁３０および第１、
第２の補助弁３１．３２の各電磁石４０．４１．５３．
５４は消磁されている。したがって、主弁３０の第１の
ポート３７はスプール弁３５によって遮断され、送気ポ
ンプ２９から操作された流体はボール弁３６ａから大気
にリークしているとともに、第１および第２の補助弁３
１．３２の弁体５１．５１も付勢ばね５２．５２によっ
て押し付けられ、第２のポート４９．４９がリークポー
ト５５．５５に連通している。このため、弾性アクチュ
エータ１７ａ。

１７ｂも送気チューブ２７ｇ、２７ｂを介して大気と連
通しており、弾性アクチュエータ１７ａ１１７ｂは長軸
長に伸長している。したがって、アングルワイヤ１３ａ
、１３ｂを押した状態に保持しており、挿入部３の湾曲
部８は真直ぐな状態にある。

この状態から、たとえば第１のスイッチ５６をオンする
と、第１の電磁石４０が励磁され、付勢ばね４２の付勢
力に抗してスプール弁３５が右側に引き寄せられ、スプ
ール弁３５を介して主弁３０の第１のポート３７と第２
のポート３８が連通し、また第１の補助弁３１の第３の
電磁石５３も同時に励磁されて弁体５１の貫通ポート５
０を介して第１と第２のポート４８．４９が連通状態と
なる。したがって、送気ポンプ２９から送気された流体
は切換えバルブ２８および送気チューブ２７ａを介して
弾性アクチュエータ１７ａに送気される。弾性アクチュ
エータ１７ａに流体が供給されると、弾性アクチュエー
タ１７ａは径方向に膨張し、これに伴って長軸長が短縮
される。したがって、弾性アクチュエータ１７ａに連結
された一方のアングルワイヤ１３ａは引張られ、挿入部
３の湾曲部８は第２図に示すように上方に湾曲される。

したがって、第１〜第４のスイッチ５６〜５９を選択的
に操作して切換えバルブ２８の各電磁石４０．４１．５
３．５４を励磁または消磁することにより、弾性アクチ
ュエータ１７ａ、１７ｂに選択的に流体を供給・排出し
て膨張・収縮することができ、アングルワイヤ１３ａ、
１３ｂを押し引きして湾曲部８を任意の方向に湾曲操作
できる。

なお、前記一実施例においては、湾曲部に複数個の湾曲
駒を備えた挿入部の湾曲操作について説明したが、第７
図に示すように、湾曲駒を有しない細径内視鏡において
も、アングルワイヤ１３ａ１１３ｂの先端部を挿入部３
の先端に設けたワイヤ固定具６０に連結することにより
、湾曲操作できる。

また、弾性アクチュエータとアングルワイヤとを連結す
る手段としては第８図（Ａ）で示すように、口金２４に
アンカーボルト６１をねじ込み、アングルワイヤ６２に
連結金具６３をろう付けし、この連結金具６３をアンカ
ーボルト６１に引掛けるようにしてもよ＜、（Ｂ）に示
すように、口金２４に突出ビン６４を設け、この突出ピ
ン６４とアングルワイヤ６２と−をろう付けするように
してもよい。

さらに、内視鏡の操作部に弾性アクチュエータを配置す
る手段として前記一実施例においては、２つの弾性アク
チュエータを並設したが、第９図に示すように弾性アク
チュエータ１７ａ、１７ｂとを前後方向にずらして設け
ることによって、−方の弾性アクチュエータ１７ｂが膨
張したときに、他方の弾性アクチュエータ１７ａに接触
したり、押圧するのを防止できる。

また、前記各実施例においては、操作部の内部に弾性ア
クチュエータを収納したが、第１０図〜第１５図に示す
ように、内視鏡の挿入部に収納して湾曲操作するように
してもよい。すなわち、６５は内視鏡の挿入部で、これ
は管状体からなる手元側挿入部６６と先端側挿入部６７
とを屈伸機構６８を介して連結することによって構成さ
れている。この屈伸機構６８の内部にはプーリ６９が設
けられ、このプーリ６９にアングルワイヤ７０の中間部
が巻き付けられている。さらに、前記手元側挿入部６６
の内部には弾性アクチュエータ１７ｇと１７ｂがその位
置を前後方向にずらして収納されており、この弾性アク
チュエータ１７ａ１１７ｂの口金２４．２４に前記アン
グルワイヤ７０の端部が連結されている。また、弾性ア
クチュエータ１７ａ、１７ｂには送気チュ７ブ２７ａ１
２７ｂが接続され、流体が供給・排出されるようになっ
ている。したがって、弾性アクチュエータ１７ａ、１７
ｂに選択的に流体を供給・排出してアングルワイヤ７０
を押し引きすることによって屈伸機構６８を支点として
先端側挿入部６７を湾曲することができる。

なお、流体は、気体に限らず、水、油等の液体であって
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、内視鏡本体に
、流体の供給と排出により、その長軸長が伸縮する弾性
アクチュエータを設け、この弾性アクチュエータによっ
て挿入部を湾曲操作できる。

したがって、アングルノブを操作するように大きな力量
を必要とせず、容易にしかも確実に湾曲操作できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図はこの発明の一実施例を示す′もので、
ｆｆ１１図および第２図は内視鏡全体の構成図、第３図
は先端部の縦断側面図、第４図は弾性アクチュエータの
側面図、第５図および第６図は切換えバルブの縦断正面
図、第７図は細径内視鏡の先端部の縦断側面図、第８図
（Ａ）（Ｂ）は弾性アクチュエータとアングルワイヤと
の連結手段を示す断面図、第９図は操作部に対して弾性
アクチュエータの配置状態の異なる実施例を示す構成図
、第１０図〜第１５図は挿入部に弾性アクチュエータを
配置した実施例を示すもので、第１０図および第１１図
は挿入部の縦断側面図、第１２図は第１０図のＡ−Ａ線
に沿う断面図、第１３図は第１１図のＢ−Ｂ線に沿う断
面図、第１４図は第１０図のＣ−Ｃ線に沿う断面図、第
１５図は第１１図のＤ−Ｄ線に沿う断面図である。１・・・内視鏡本体、３・・・挿入部、１３ａ、１３ｂ
・・・アングルワイヤ、１７ａ、１７ｂ・・・弾性アク
チュエータ。出願人代理人　　弁理士　坪井　淳第３図第４図第５図第６凶第７図（Ａ）（Ｂ）第８図第９図第１０図第１１図

Claims

【特許請求の範囲】

挿入部の先端構成部に観察光学系を備えた内視鏡におい
て、内視鏡本体に、流体の供給と排出により、その長軸
長が伸縮する弾性アクチュエータを設け、この弾性アク
チュエータを前記挿入部に内装したアングルワイヤと接
続し、弾性アクチュエータの伸縮動作によって前記挿入
部を湾曲操作するようにしたことを特徴とする内視鏡。