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JP2002005511A - 浴槽の残水有無判定方法 - Google Patents

浴槽の残水有無判定方法

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JP2002005511A
JP2002005511A JP2000189446A JP2000189446A JP2002005511A JP 2002005511 A JP2002005511 A JP 2002005511A JP 2000189446 A JP2000189446 A JP 2000189446A JP 2000189446 A JP2000189446 A JP 2000189446A JP 2002005511 A JP2002005511 A JP 2002005511A
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water
bathtub
time
absence
circulation
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Masaru Shimazaki
勝 嶋崎
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴槽の残水の有無の判定を必要限の短時間で行
なうことができる浴槽の残水有無判定方法を提供する。 【解決手段】浴槽1がほぼ空の状態で、給水路2aから
循環路3に所定量の給水を行ない、浴槽1の循環口1a
から循環ポンプ12の吸入口側にかけての循環路3内に
水を大略満たした後、循環ポンプ12を作動させ、水流
スイッチ13がOFFするまでの時間(水流OFF時
間)を計測する。以後の残水有無の判定では、循環ポン
プ12の作動を開始してから、水流OFF時間に応じて
定めた残水有無判定時間が経過した際における水流スイ
ッチ13のON/OFF状態に応じて浴槽1に残水が有
るか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の残水の有無
を判定する方法に関する。
【従来の技術】浴槽の湯張りや、沸き上げ等を自動で行
なう装置では、浴槽の側壁下部に開設した循環口に循環
路が連接され、この循環路には、浴槽の湯水を該循環路
を介して循環させるための循環ポンプや、該循環路を循
環する浴槽の湯水を加熱するための熱交換器等が介装さ
れている。さらに、湯張りや足し湯の等の際に、浴槽に
給水(給湯を含む)するための給水路が上記循環路に連
接されている。この種の装置では、上記の湯張り運転等
を行なうために、浴槽に残水があるか否かを適宜、判定
する必要がある。例えば自動湯張り運転を行なう場合、
浴槽に残水が有る場合と無い場合とでは、浴槽に供給す
べき水量や、その給水の仕方が相違してくるため、少な
くとも自動湯張り運転のシーケンスの初期段階で残水の
有無を判定する必要がある。また、沸き上げ運転を行な
う際には、使用者の誤操作等によって、浴槽に残水があ
まり無い状態で沸き上げ運転を行なってしまうような事
態を回避するために、実際に沸き上げ運転を開始する前
に浴槽の残水の有無を判定することが一般に行われてい
る。この残水の有無の判定手法としては、従来、例えば
次のような手法が用いられている。すなわち、浴槽の循
環路にその通水の有無に応じてON/OFFする水流ス
イッチを備えておく。そして、浴槽の残水の有無を判定
する際には、循環路の循環ポンプを作動させながら、前
記水流スイッチの検出信号を観測する。このとき、浴槽
内に残水が有る場合(詳しくは前記循環口以上の水位の
残水が有る場合)には、循環ポンプにより循環路の通水
が連続的に行なわれるため、前記水流スイッチは、循環
ポンプの作動を開始してから継続的にON状態に維持さ
れる。一方、浴槽内に循環口以上の残水が無い場合に
は、循環路内に既に存在する湯水が循環ポンプの作動に
より水流スイッチの箇所を流れている間は、水流スイッ
チがON状態となるが、最終的にその湯水が浴槽内に流
出して水流スイッチの箇所を湯水が流れなくなると、該
水流スイッチがOFF状態となる。そこで、循環ポンプ
の作動を開始してから、あらかじめ定めた所定時間(以
下、ここでは残水有無判定時間という)を経過したとき
に水流スイッチがON状態となっておれば、浴槽内に残
水が有ると判定し、該所定時間を経過したときに水流ス
イッチがOFF状態となっておれば、浴槽内に残水が無
いと判定する。これにより、浴槽の残水の有無を判定す
ることができる。ところで、浴槽内に残水が無い場合に
おいて、循環路に湯水が概ね満たされているとき、循環
ポンプの作動を開始してから水流スイッチがOFFする
までの時間は、循環路の長さ(詳しくは循環口から循環
ポンプの吸入口までの循環路の長さ)によって相違し、
該循環路の長さが長い程、水流スイッチがOFFするま
での時間が長くなる。また、循環路の長さは、浴槽の設
置場所付近の家屋構造等に起因して種々様々なものとな
る。このため、従来は、循環路の長さが浴槽の設置上、
最も長くなる場合を考慮して、前記残水有無判定時間を
設定していた。すなわち、循環路の長さが最も長く、該
循環路に湯水が満たされている場合でも、浴槽に残水が
無いときには、循環ポンプの作動を開始してから、残水
有無判定時間が経過した時には確実に水流スイッチがO
FFするような時間に該残水有無判定時間をあらかじめ
設定している。このように残水有無判定時間を設定して
おけば、循環路の長さが短い場合でも、浴槽に残水が無
いときには、該残水有無判定時間を経過した時には、水
流スイッチがOFF状態となるので、浴槽の残水の有無
を循環路の長さによらずに判定することができる。しか
しながら、このように残水有無判定時間を設定している
従来の技術では、循環路の長さが比較的短い場合であっ
ても、残水の有無の判定は、循環ポンプの作動開始後、
上記残水有無判定時間を経過しなければ行なわれない。
従って、残水の有無の判定に必要以上に長い時間を要す
る場合が多いという不都合があった。そして、このよう
に残水の有無の判定に時間がかかると、自動湯張り運転
等、各種の運転に要する時間も長いものとなるという不
都合がある。
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑みてなされたものであり、浴槽の残水の有無の判定を
必要限の短時間で行なうことができる浴槽の残水有無判
定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の浴槽の残水有無
判定方法はかかる目的を達成するために、浴槽の側壁に
開設された循環口に連接され、循環ポンプにより該浴槽
の湯水を循環させる循環路と、該循環路における水流の
有無を検出する水流検出手段と、該循環路を介して前記
浴槽に給水可能に該循環路に接続された給水路とを備え
た風呂装置において、前記循環ポンプを作動させた状態
での前記水流検出手段の検出出力に基づき、前記浴槽内
に前記循環口以上の水位の残水が有るか否かを判定する
方法であって、前記浴槽が略空の状態で少なくとも前記
循環路の前記循環口から前記循環ポンプの吸入口にかけ
ての箇所に水を略満たすべく前記給水路から前記循環路
にあらかじめ定めた所定量の給水を行なう第1工程と、
次いで前記循環ポンプを作動させ、その作動を開始して
から前記水流検出手段により前記循環路における水流が
無いことが検出されるまでの時間を計測する第2工程と
を備え、前記第2工程の後に前記循環ポンプを作動させ
ながら前記浴槽の残水の有無を判定するとき、該循環ポ
ンプの作動を開始してから前記第2工程で検出した時間
に応じて設定した残水有無判定時間が経過した際におけ
る前記水流検出手段の検出出力に基づき、前記残水の有
無を判定することを特徴とするものである。かかる本発
明によれば、前記第1工程において前記循環路に所定量
の給水を行なった後に、前記第2工程において循環ポン
プを作動させ、その作動を開始してから、前記水流検出
手段により循環路における通水が無いことが検出される
までの時間を計測したとき、その計測時間は、循環路の
長さ(詳しくは循環路の循環口から循環ポンプの吸入口
側にかけての箇所の長さ)に応じたものとなり、循環路
の長さが長い程、該計測時間が長くなる。そして、本発
明では、前記第2工程の後に浴槽の残水の有無を判定す
るための前記残水有無判定時間、すなわち前記循環ポン
プの作動を開始してから浴槽の残水の有無の判定を行な
うまでの時間を上記計測時間に応じて設定するので、循
環路の長さに対応した残水有無判定時間を設定すること
ができ、該残水有無判定時間の長さを必要限に留めるこ
とができる。具体的には、第2工程で計測される時間が
短い程、前記残水有無判定時間を短い時間に設定するこ
とで、循環路の長さが短い程、循環ポンプの作動を開始
してから残水の有無の判定を短時間で行なうことができ
ることとなる。従って、本発明によれば、浴槽の残水の
有無の判定を必要限の短時間で行なうことができる。
尚、本発明において、前記第1工程で前記循環路に給水
する所定量は、基本的には最も長いと考えられる循環路
でも、少なくとも該循環路の循環口から循環ポンプの吸
入口にかけての箇所を大略満たすことが可能であるよう
な給水量とすることが好ましい。また、前記第1工程及
び第2工程は、例えば、浴槽の設置直後に行なうことが
好適であるが、浴槽設置後の任意のタイミング(例えば
ある回の自動湯張り運転の際等)で行なうようにしても
よい。かかる本発明では、好ましくは、前記残水有無判
定時間は、前記浴槽の残水が有ると判定する場合に対応
する第1残水有無判定時間と、前記浴槽の残水が無いと
判定する場合に対応する第2残水有無判定時間とがあ
り、第1残水有無判定時間を、第2有無判定時間よりも
長い時間に設定する。すなわち、浴槽の自動湯張り等を
行なう装置では、浴槽の残水が有ると判定した場合に
は、浴槽の湯の追焚きや沸き上げ運転等を自動的に行な
う場合があるため、浴槽内に確実に残水が有ることが要
求される。これに対して、浴槽の残水が無いと判定した
場合には、通常、浴槽に給水して湯張りが行なわれるの
で、その湯張りを迅速に進行させる上で、迅速に浴槽に
残水が無いとの判定を行なうことが要求される。このた
め、本発明では、浴槽に残水が有ると判定する場合の残
水有無判定時間を長めの時間に設定し、逆に浴槽に残水
が無いと判定する場合の残水有無判定時間を短めの時間
に設定しておく。このようにすることにより、浴槽に残
水が有る場合の判定をより正確に行なうことができると
共に、浴槽の残水が無い場合の判定をより迅速に行なう
ことができる。また、本発明では、前記残水有無判定時
間を、あらかじめ定めた下限値以上の時間に設定するこ
とが好ましい。すなわち、循環路にエアが残っていたり
すると、浴槽に残水が有る場合でも、循環ポンプの作動
開始後、比較的早期の段階で水流検出手段が検出する循
環路の通水が一時的に途絶えることがある。そして、こ
のような場合に、残水有無判定時間が短すぎると、水流
検出手段により一時的に、循環路の通水が無いことが検
出されたときに、誤って残水が無いという判定をしてし
まう虞れがある。このため、本発明では、前記残水有無
判定時間の下限値を設けておき、この下限値よりも短い
時間では、残水の有無の判定を行なわない。これによ
り、循環路内に残るエア等の影響で残水の有無の誤判定
が行なわれるような事態を回避することとができ、残水
の有無の判定結果の信頼性を高めることができる。
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜図5
を参照して説明する。図1は本発明の方法を適用する装
置の全体的システム構成図、図2〜図5は図1の装置の
作動を説明するためのフローチャートである。図1を参
照して、本実施形態における装置は、風呂給湯装置であ
り、浴槽1等に給水(給湯を含む)する給水路2と、浴
槽1の湯水を循環させる循環路3とを具備している。給
水路2は、ガスバーナ4により加熱される給湯用熱交換
器5を経由して設けられ、その上流側は図示しない水道
管に接続されている。また、給水路2は、給湯用熱交換
器5の下流側で、浴槽1に給水するための風呂用給水路
2aと、台所や洗面所等に給水するための常用給水路2
bとに分流されている。そして、風呂用給水路2aは、
これを開閉する電磁弁6や、循環路3から風呂用給水路
2aへの湯水の逆流を防止する逆止弁7、風呂用給水路
2aの通水量(通水の流量)を検出する流量センサ8を
介して循環路3に連接されている。尚、常用給水路2b
は、台所や洗面所等の図示しない給湯栓に連接されてい
る。循環路3は、浴槽1の側壁下部に設けられた循環口
1aに連接され、ガスバーナ9により加熱される風呂用
熱交換器10を経由して設けられている。そして、循環
路3の、循環口1aから風呂用熱交換器10の流入口側
に至る箇所には、浴槽1の湯水の水位を検出するための
水位センサ11と、浴槽1の湯水を循環路3に流して循
環させる循環ポンプ12と、循環路3における通水の有
無を検出する水流検出手段としての水流スイッチ13
と、風呂用熱交換器10に流入する浴槽1の湯水の温度
を検出する温度センサ14とが浴槽1側から順番に設け
られている。ここで、水位センサ11は、これを備えた
箇所の静水圧に応じた出力信号を浴槽1内の湯水の水位
を示す出力信号として生成するセンサである。また、水
流スイッチ13は、これを備えた箇所での通水(水流)
が有るとONし、通水が無いとOFFするセンサであ
る。また、本実施形態の装置は、後述する浴槽1の残水
の有無の判定処理等を含めて風呂給湯装置全体の運転制
御を担うコントローラ15と、使用者が装置の運転形態
等をコントローラ15に指示するためのリモコン16と
が備えられている。コントローラ15は、マイクロコン
ピュータを用いて構成されたもので、前記水位センサ1
1、水流スイッチ13、温度センサ14、流量センサ8
等の各種センサの検出データやあらかじめ定められたプ
ログラム、リモコン16による指示データ等に基づい
て、前記循環ポンプ12や電磁弁6、ガスバーナ4,9
の燃焼運転の制御等を行うものである。この場合、リモ
コン16では、図示を省略するスイッチの操作によっ
て、例えば浴槽1に自動的に湯張りをするための自動湯
張り運転モードや、本実施形態の風呂給湯装置の設置直
後等に業者等が装置の動作確認等を行なうための試運転
モード等の運転モードを選択可能とされている。さら
に、例えば浴槽1の目標水位や目標湯温、給水路2の目
標出湯温度等を設定可能とされている。尚、図示は省略
するが、各ガスバーナ4,9に関連して、これらのガス
バーナ4,9へのガス供給路に、ガス供給量を調整する
ためのガス比例電磁弁やガス供給路を開閉するための開
閉電磁弁が備えられると共に、各ガスバーナ4,9に点
火するための点火器、各ガスバーナ4,9の燃焼炎を検
出する炎検出器、各ガスバーナ4,9に燃焼用空気を供
給するための送風ファン等が備えられている。そして、
各ガスバーナ4,9の燃焼運転は、これらの機器を介し
て制御されるようになっている。次に、本実施形態の装
置の作動を図2〜図5のフローチャートを参照して説明
する。例えば、本実施形態の装置(浴槽1を含む)の設
置直後に、リモコン16により試運転モードの運転モー
ドを選択して、それをコントローラ15に指示すると、
該コントローラ15の制御処理によって、風呂給湯装置
の試運転が図2及び図3のフローチャートに示すように
行なわれる。すなわち、まず、STEP1において、循
環路3の循環口1aから循環ポンプ12の吸入口側にか
けての箇所に水を大略充填するために、所定量(例えば
10リットル)の給水が浴槽1側に対して行なわれる。
すなわち、コントローラ15が、風呂用給水路2aの電
磁弁6を開弁して、給湯用熱交換器5側のガスバーナ4
の燃焼運転を行なわせながら、給湯用熱交換器5で加熱
された湯を循環路3に給水(給湯)する。そして、この
給水を風呂用給湯路2aの流量センサ8で検出される流
量の積算量が10リットルに達するまで行なう。このと
き、風呂給湯装置の設置直後は、基本的には、浴槽1や
循環路3は空となっている。また、このSTEP1にお
ける給水量(10リットル)は、循環路3の長さが本実
施形態の風呂給湯装置で許容し得る最大の長さ(以下、
循環路3の許容最大長という)であっても、少なくとも
循環路3の循環口1aから循環ポンプ12の吸入口側に
かけての箇所に水を概ね満たすことができる程度の給水
量にあらかじめ定められている。尚、このSTEP1で
は、ガスバーナ4の燃焼運転を行わずに循環路3への給
水を行なうようにしてもよい。次に、STEP2におい
て、コントローラ15が循環ポンプ12を制御して該循
環ポンプ12の作動を開始せしめると共に、該循環ポン
プ12の作動開始時からの経過時間を計時するタイマを
スタートさせる。そして、コントローラ15は、上記の
ように循環ポンプ12及びタイマを作動させながら、S
TEP3にて水流スイッチ13の出力を監視し、該水流
スイッチ13がOFF状態となったか否かを判断する。
このとき、浴槽1がほぼ空となっている状態(詳しく
は、浴槽1内に、循環口1aのレベルを上回るような量
の水が無い状態)である場合には、循環路1内の湯水
は、循環ポンプ12の作動によって、循環路1内を流れ
つつ、浴槽1内に送出される。そして、このとき、前記
STEP1で循環路1内の湯水が循環ポンプ12の作動
によって循環路1を流れている間は、水流スイッチ13
がONし、循環路1内の湯水が浴槽1内に送出されて循
環路1内を湯水が流れなくなると、水流スイッチ13が
OFFする。そして、コントローラ15は、STEP3
で水流スイッチ13がOFFすると、前記STEP2で
起動したタイマのカウント時間、すなわち、循環ポンプ
12の作動開始後、水流スイッチ13がOFFするまで
の経過時間(以下、水流OFF時間という)をSTEP
4にて、あらかじめ定めた所定時間(例えば60秒)と
比較する。この場合、本実施形態の装置では、循環路3
の長さが前記許容最大長であっても、浴槽1がほぼ空の
状態では、基本的には上記水流OFF時間は、上記所定
時間(60秒)を超えることはないことがあらかじめ実
験等により確かめられている。このため、STEP4で
前記水流OFF時間が60秒を越えている場合には、コ
ントローラ15は、STEP5にて図示しない表示器等
にエラー情報を出力せしめた後、風呂給湯装置の試運転
を停止する。一方、STEP4で、水流OFF時間が6
0秒以下である場合には、STEP6において、該水流
OFF時間(STEP3で水流スイッチ13がOFFし
た時のタイマのカウント時間)をパラメータTmの値と
して記憶保持した後、STEP7において循環ポンプ1
2の作動を停止する。この場合、STEP6で記憶保持
される水流OFF時間Tmは、基本的には、循環路3の
循環口1aから循環ポンプ12の吸入口側にかけての長
さに応じたものとなり、ひいては、循環路3の全体の長
さに応じたものとなる。すなわち、循環路3の長さが長
い程、水流OFF時間Tmも長くなる。尚、この水流O
FF時間Tmの値は、停電時等にもデータが失われるこ
とがないように例えばEEPROM等の不揮発性メモリ
に記憶保持される。次いで、STEP8では、例えば5
0リットルの給水(給湯)が浴槽1に対して行なわれ
る。すなわち、コントローラ15が、前記STEP1の
場合と同様に、風呂用給水路2aの電磁弁6を開弁し
て、給湯用熱交換器5側のガスバーナ4の燃焼運転を行
なわせながら、給湯用熱交換器5で加熱された湯を循環
路3を介して浴槽1に給水(給湯)する。そして、この
給水を、風呂用給湯路2aの流量センサ8で検出される
流量の積算量が50リットルに達するまで行なう。そし
て、STEP9にて、浴槽1の残水の有無(循環口1a
以上のレベルの湯水が浴槽1内に有るか否か)の判定が
コントローラ15により行なわれる。この判定は、図4
のフローチャートに示すように行なわれる。すなわち、
コントローラ15は、まず、前記STEP6にて記憶保
持した水流OFF時間Tmに応じて、例えば表1に示す
ようにあらかじめ定めたデータテーブルに従って、第1
及び第2の二種類の残水有無判定時間Ta,Tbを設定
すると共に、循環ポンプ12の作動を開始せしめる(S
TEP30)。
【表1】 この場合、第1及び第2残水有無判定時間Ta,Tb
は、それぞれ後述するように残水が有ると判定する場
合、残水が無いと判定する場合に用いられるものであ
り、いずれの残水有無判定時間Ta,Tbも、基本的に
は前記水流OFF時間Tmが短い程(循環路3が短い
程)、短い時間に設定される。尚、これらの残水有無判
定時間Ta,Tbは、前記STEP6で水流OFF時間
Tmを確定した直後に上記表1により設定し、記憶保持
しておくようにしてもよい。次いで、コントローラ15
は、STEP31において循環ポンプ12を作動させる
と共に、タイマをスタートさせた後、STEP32にて
水流スイッチ13の状態を逐次監視する。そして、この
とき水流スイッチ13がON状態となっている場合に
は、さらに、STEP31で起動したタイマの現在のカ
ウント時間をSTEP33にて前記第1残水有無判定時
間Taと比較し、該カウント時間(循環ポンプ12の作
動開始後の経過時間)が第1残水有無判定時間Ta以上
である場合には、浴槽1内に前記循環口1a以上のレベ
ルの残水が有ると判定する(STEP34)。また、S
TEP33でタイマのカウント時間が第1残水有無判定
時間Taに満たない場合には、STEP32に戻り、水
流スイッチ13の出力の監視を継続する。一方、STE
P32で水流スイッチ13がOFF状態となっている場
合には、コントローラ15は、タイマの現在のカウント
時間をSTEP35にて前記第2残水有無判定時間Tb
と比較し、該カウント時間(循環ポンプ12の作動開始
後の経過時間)が第2残水有無判定時間Tb以上である
場合には、浴槽1内に残水が無いと判定する(STEP
36)。また、STEP35でタイマのカウント時間が
第2残水有無判定時間Tbに満たない場合には、STE
P32に戻って、水流スイッチ13の出力の監視を継続
する。尚、上述のように残水の有無の判定を行なった後
には、STEP37にてコントローラ15は、循環ポン
プ12の作動を停止させる。以上のような処理により、
循環ポンプ12の作動を開始してから、第1残水有無判
定時間Taが経過したときに、水流スイッチ13がON
状態となっておれば、浴槽1内に循環口1a以上のレベ
ルの残水が有ると判定される。また、循環ポンプ12の
作動を開始してから、第2残水有無判定時間Tbが経過
したときに、水流スイッチ13がOFF状態となってお
れば、浴槽1内に残水が無いと判定される。このとき、
第1残水有無判定時間Ta及び第2残水有無判定時間T
bは、前記水流OFF時間が短い程、ひいては循環路3
の長さが短いほど、短い時間に設定されるので、循環ポ
ンプ12の作動を開始してから、必要限の短い時間で残
水有無の判定を行なうことができる。また、本実施形態
では、前記表1に示されるように、第1残水有無判定時
間Taは、第2残水有無判定時間Tbよりも長い時間に
設定される。このため、次のような効果がある。すなわ
ち、浴槽1内に循環口1a以上のレベルの残水が有る場
合であっても、循環路3内に部分的にエアが存在してい
ることがあり、このような場合には、循環路3内のエア
の影響で、水流スイッチ13が一時的にOFF状態とな
ることもある。しかるに、本実施形態では、残水有りの
判定を行なう場合に係わる第1残水有無判定時間Taを
長めの時間に設定しているため、循環路3内のエアが循
環路3から浴槽1側に排出されて該循環路3内を湯水の
みが流れる状態で、残水有りの判定を行なうことがで
き、その判定を正確に行なうことができる。このよう
に、残水有りの判定を正確に行なうようにするのは、そ
の判定結果が風呂給湯装置の正常な運転を行なう上で大
きな影響を及ぼすからである。さらに、本実施形態で
は、前記表1に示されるように、第2残水判定時間Tb
には、下限値(本実施形態では30秒)が定められ、該
第2残水判定時間Tbは、その下限値以上の時間で、前
記水流OFF時間に応じて設定されている。尚、本実施
形態では、第1残水有無判定時間Taは、第2残水有無
判定時間Tbよりも長い時間に設定しているので、結果
的に第1残水有無判定時間Taも上記下限値(30秒)
以上の時間に設定される。そして、このように第1及び
第2残水有無判定時間Ta,Tbに下限値を設けておく
ことで、次のような効果がある。すなわち、特に浴槽1
内に循環口1a以上のレベルの残水が無い場合には、循
環路3内には、一般にエアと湯水とが混在していること
が多いため、循環ポンプ12の作動の初期段階では、水
流スイッチ13がON/OFF状態が頻繁に切り換わる
状態が多い。しかるに、本実施形態では、循環ポンプ1
2の作動を開始してから上記下限値(30秒)の時間が
経過する前に残水有無の判定が行なわれることがないた
め、水流スイッチ13の状態が安定した段階で残水有無
の判定を行なうことができる。このため、その判定結果
の信頼性を高めることができる。図2のフローチャート
の説明に戻って、上述のようにSTEP9で残水の有無
の判定処理を行なった後、コントローラ15は、STE
P10において、その判定結果を確認する。このとき、
残水が無いと判定した場合には、コントローラ15は、
STEP8の給水を開始してからの積算給水量があらか
じめ定めた所定量(例えば500リットル)に達したか
否かをSTEP11にて判断する。このとき、積算給水
量が500リットルに満たない場合には、STEP8に
戻って、再び50リットルの給水を浴槽1に対して行な
い、さらに、STEP9,10にて、前述のように残水
の有無の判定を行なう。また、STEP11において、
STEP8の給水を開始してからの浴槽1への積算給水
量が500リットルに達した場合には、浴槽1の排水口
の栓(図示しない)が外れている等の不都合が生じてい
る可能性があるので、図示しない表示器等にエラー情報
を出力した後(STEP12)、風呂給湯装置の試運転
を停止する。以上のようにして、STEP9〜12で
は、浴槽1内に循環口1a以上のレベルの残水が有ると
いう判定結果が得られるまで、浴槽1に50リットルづ
つ間欠的に給水(給湯)されると共に、その給水の都
度、残水の有無の判定が行なわれる。そして、残水が有
るという判定結果が得られないまま、浴槽1への積算給
水量(50リットルの給水を開始してからの積算給水
量)が500リットルに達したときは、装置の試運転が
停止される。次に、STEP9で残水が有るという判定
結果が得られ、それがSTEP10で確認されると、コ
ントローラ15は、STEP13にて、水位センサ11
の現在の出力(水位検出値)を基準水位として記憶保持
すると共に、前記STEP8の給水を開始してから現在
までの積算給水量(これは浴槽1に基準水位までの湯は
りを行なうために要する給水量である)を記憶保持す
る。尚、基準水位は、リモコン16で設定される目標水
位の基準値となるものである。また、該基準水位と、現
在までの積算給水量とは、図示しないEEPROM等の
不揮発性メモリに記憶保持される。次いで、STEP1
4では、例えば20リットルの給水(給湯)が浴槽1に
対して行なわれる。すなわち、コントローラ15が、前
記STEP1,8の場合と同様に、風呂用給水路2aの
電磁弁6を開弁して、給湯用熱交換器5側のガスバーナ
4の燃焼運転を行なわせながら、給湯用熱交換器5で加
熱された湯を循環路3を介して浴槽1に給水(給湯)す
る。そして、この給水を風呂用給湯路2aの流量センサ
8で検出される流量の積算量が20リットルに達するま
で行なう。そして、STEP15にて、浴槽1の残水の
有無(循環口1a以上のレベルの湯水が浴槽1内に有る
か否か)の判定が前記STEP9の場合と全く同様のや
り方でコントローラ15により行なわれる。この場合、
STEP9の場合と同様に、残水の有無の判定を循環路
3の長さに整合した必要限の短い時間で行なうことがで
きると共に、信頼性の高い判定結果を得ることができ
る。そして、STEP16にて、コントローラ15が残
水の有無の判定結果を確認する。このとき、残水が無い
という判定結果である場合には、浴槽1の湯水の漏れ等
が生じている虞れがあるので、コントローラ15は、図
示しない表示器等にエラー情報を出力した後(STEP
17)、装置の試運転を停止する。一方、残水が有ると
いう判定結果が得られた場合には、コントローラ15
は、STEP18にて、水位センサ11の出力により浴
槽1の現在の水位を検出すると共に、この検出水位と前
記STEP13で得られた基準水位との偏差(=STE
P14の給水による浴槽1の水位の上昇量)と、STE
P14における給水量(20リットル)とから、浴槽1
の断面積(給水量/水位上昇量)を算出する。尚、この
算出された浴槽1の断面積は、図示しないEEPROM
等の不揮発性メモリに記憶保持される。次いで、STE
P19において、コントローラ15は、リモコン16で
設定されている浴槽1の目標水位とSTEP18で先に
検出した浴槽1の現在水位との偏差(=現在水位から目
標水位までに必要な水位上昇量)と、STEP18で先
に算出した浴槽1の断面積とから、現在水位から目標水
位までの不足湯量を算出する。尚、該不足湯量は、浴槽
1の断面積が深さ方向で一定である場合には、上記水位
上昇量と断面積との積として不足湯量を求めればよい
が、浴槽1の断面積が深さ方向で変化する場合には、例
えば浴槽1の単位深さ当たりの断面積の変化率をあらか
じめコントローラ15に記憶保持しておき、その断面積
変化率を考慮して目標水位までの不足湯量を求めるよう
にしてもよい。次いで、STEP20において、上記の
ように算出された不足湯量の給水(給湯)が浴槽1に対
して行なわれる。すなわち、コントローラ15が、前記
STEP1,8の場合と同様に、風呂用給水路2aの電
磁弁6を開弁して、給湯用熱交換器5側のガスバーナ4
の燃焼運転を行なわせながら、給湯用熱交換器5で加熱
された湯を循環路3を介して浴槽1に給水(給湯)す
る。そして、この給水を風呂用給湯路2aの流量センサ
8で検出される流量の積算量が上記不足湯量に達するま
で行なう。これにより、浴槽1の湯はりが目標水位まで
行なわれる。次いで、STEP21において、コントロ
ーラ15は、前記STEP9,15の場合と同様に残水
の有無の判定処理を実行し、さらにSTEP22におい
てその判定結果を確認する。そして、このとき、残水が
無いという判定結果が得られた場合には、浴槽1の湯水
の漏れ等が生じている虞れがあるので、コントローラ1
5は、図示しない表示器等にエラー情報を出力した後
(STEP24)、風呂給湯装置の試運転を終了する。
また、STEP22で残水が有るという判定結果が得ら
れた場合には、コントローラ15は、浴槽1内の湯の沸
き上げ運転を行なうための処理をSTEP23で実行し
た後、風呂給湯装置の試運転を終了する。この沸き上げ
運転の詳細な処理の説明及び図示は、ここでは省略する
が、その概要は次の通りである。すなわち、温度センサ
14により検出される浴槽1の湯水の温度がリモコン1
6で設定されている目標湯温よりも低い場合には、循環
ポンプ12により浴槽1の湯水を循環路3を介して循環
させながら、風呂用熱交換器10側のガスバーナ9の燃
焼運転が行なわれる。そして、この燃焼運転によって、
温度センサ14により検出される浴槽1の湯の温度が上
記目標湯温に上昇すると、ガスバーナ9の燃焼運転及び
循環ポンプ12の作動が停止され、風呂給湯装置の試運
転が終了する。尚、沸き上げ運転の開始時に、浴槽1の
湯温が目標湯温とほぼ同等の温度になっている場合に
は、ガスバーナ9の燃焼運転等を行うことなく、風呂給
湯装置の試運転が終了する。次に、以上説明したように
して風呂給湯装置の試運転を行なった後に、通常的な自
動湯はり運転を行なう場合の作動を説明する。前述のよ
うに風呂給湯装置の試運転を行なった後に、リモコン1
6により自動湯はり運転モードの運転モードを選択し
て、それをコントローラ15に指示すると、該コントロ
ーラ15の制御処理によって、自動湯はり運転が図5の
フローチャートに示すように行なわれる。まず、STE
P40において、前述した試運転におけるSTEP1と
同様に、循環路3に所定量(10リットル)の給水が行
なわれる。尚、このとき、循環路3の循環口1aから循
環ポンプ12の吸入口側にかけての箇所に水が大略満た
されればよいので、このときの給水量を、例えば前述の
試運転で計測した前記水流OFF時間Tmに応じた量に
設定し(水流OFF時間Tmが短い程、給水量を少なく
設定する)、その設定量の給水を行なうようにしてもよ
い。次いで、コントローラ15は、STEP41におい
て、前述の試運転におけるSTEP9,15,21の場
合と全く同様に、浴槽1の残水の有無の判定処理を行な
い、さらにSTEP42においてその判定結果を確認す
る。このとき、残水が有るという判定結果が得られた場
合、すなわち、浴槽1内に既に循環口1aの水位以上の
湯水が存在している場合には、コントローラ15は、S
TEP43において、前述の試運転におけるSTEP2
3の場合と全く同様に沸き上げ運転の処理を実行する。
尚、この沸き上げ運転の処理の後には、後述のSTEP
48からの処理が実行される。また、STEP42で残
水が無いという判定結果が得られた場合には、コントロ
ーラ15は、STEP44において、浴槽1内の水位が
前記基準水位よりも例えば5cm上昇させた水位になる
ような水量の給水(給湯)を浴槽1に対して行なわしめ
る。この場合の給水量は、前述の試運転におけるSTE
P13で、記憶保持した積算給水量(これは略空の浴槽
1に基準水位まで湯はりするのに要する給水量である)
と、基準水位から5cmだけ水位を上昇させるのに要す
る水量(これは試運転における前記STEP18で算出
される浴槽1の断面積と5cmの水位上昇量とから求め
られる)との総和として算出される。そして、前記試運
転におけるSTEP8等の場合と同様に、コントローラ
15が、風呂用給水路2aの電磁弁6を開弁して、前給
湯用熱交換器5側のガスバーナ4の燃焼運転を行なわせ
ながら、給湯用熱交換器5で加熱された湯を循環路3を
介して浴槽1に給水(給湯)する。そして、この給水
を、風呂用給湯路2aの流量センサ8で検出される流量
の積算量が、上述のように求められる給水量に達するま
で行なう。次いで、STEP45において、コントロー
ラ15は、STEP9,15,21の場合と全く同様
に、浴槽1の残水の有無の判定処理を行ない、さらにS
TEP46においてその判定結果を確認する。このと
き、残水が無いという判定結果が得られた場合には、浴
槽1の排水口等から湯水が漏れている虞れがあるので、
コントローラ15は、図示しない表示器等にエラー情報
を出力した後(STEP47)、自動湯はり運転を停止
する。また、STEP46で残水が有るという判定結果
が得られた場合、あるいは、前記STEP42の沸き上
げ運転の処理が終了した後には、コントローラ15は、
STEP48において、水位センサ11により浴槽1の
湯水の現在の水位を検出する。そして、このSTEP4
8の処理の後には、前記試運転におけるSTEP19〜
STEP24の処理と全く同じ処理がSTEP49〜5
4で実行され、目標水位までの湯はりや、残水有無の判
定処理、沸き上げ運転の処理が行なわれる。以上説明し
たように本実施形態では、前記試運転で循環路3の長さ
に対応する水流OFF時間Tmを計測した後の残水有無
の判定処理では、循環ポンプ12の作動を開始してから
水位OFF時間Tmに応じた残水有無判定時間Ta,T
bが経過したときの水流スイッチ13のON/OFF状
態によって、浴槽1に残水が有るか否かを判定する。こ
のため、循環路3が短い程、短時間で残水有無の判定を
行なうことができる。つまり、循環路3の長さに対応し
た必要限の短い時間で、残水有無の判定を行なうことが
できる。そして、残水有無の判定は、前述のように試運
転の際や、通常的な湯はり運転の際に複数回行なわれる
が、上述のように残水有無の判定を必要限の短い時間で
行なうことができるので、それらの運転に要する時間も
短縮化することができる。尚、以上説明した実施形態で
は、風呂給湯装置の設置直後の試運転の際に、水流OF
F時間Tmの計測処理(図2のSTEP1〜7の処理)
を行なうようにしたが、該水流OFF時間の計測処理を
行なうタイミングは、前述のような試運転の際に限られ
るものではなく、例えば第1回目の自動湯はり運転の際
に行うようにしてもよく、水流OFF時間Tmを計測す
るための専用的な運転モードで該水流OFF時間Tmの
計測処理を行なうようにしてもよい。浴槽1が略空の状
態から水流OFF時間の計測処理を行なえば、その計測
処理をどのようなタイミングで行なっても、以後の残水
有無の判定の処理を必要限の短い時間で行なうことがで
きる。また、前記実施形態では浴槽1内の水位を検出す
る水位センサ11を備えたものを示したが、例えば、循
環ポンプ12を作動させながらガスバーナ9の燃焼運転
を行ない、このとき、所定時間内に浴槽1の湯水に与え
られる熱量をガスバーナ9の発熱量等から把握すると共
に、該所定時間内における浴槽1の湯水の温度上昇量を
検出し、それらのデータから、浴槽1内の湯量を把握す
るような装置(水位センサを持たない装置)において
も、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用する装置の全体的シ
ステム構成図。
【図2】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ート。
【図5】図1の装置の作動を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…浴槽、1a…循環口、2…給水路、3…循環路、1
2…循環ポンプ、13…水流スイッチ(水流検出手
段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の側壁に開設された循環口に連接さ
    れ、循環ポンプにより該浴槽の湯水を循環させる循環路
    と、該循環路における水流の有無を検出する水流検出手
    段と、該循環路を介して前記浴槽に給水可能に該循環路
    に接続された給水路とを備えた風呂装置において、前記
    循環ポンプを作動させた状態での前記水流検出手段の検
    出出力に基づき、前記浴槽内に前記循環口以上の水位の
    残水が有るか否かを判定する方法であって、 前記浴槽が略空の状態で、少なくとも前記循環路の前記
    循環口から前記循環ポンプの吸入口にかけての箇所に水
    を略満たすべく前記給水路から前記循環路にあらかじめ
    定めた所定量の給水を行なう第1工程と、次いで前記循
    環ポンプを作動させ、その作動を開始してから前記水流
    検出手段により前記循環路における水流が無いことが検
    出されるまでの時間を計測する第2工程とを備え、 前記第2工程の後に前記循環ポンプを作動させながら前
    記浴槽の残水の有無を判定するとき、該循環ポンプの作
    動を開始してから前記第2工程で検出した時間に応じて
    設定した残水有無判定時間が経過した際における前記水
    流検出手段の検出出力に基づき、前記残水の有無を判定
    することを特徴とする浴槽の残水有無判定方法。
  2. 【請求項2】前記残水有無判定時間は、前記浴槽の残水
    が有ると判定する場合に対応する第1残水有無判定時間
    と、前記浴槽の残水が無いと判定する場合に対応する第
    2残水有無判定時間とがあり、第1残水有無判定時間
    は、第2有無判定時間よりも長い時間に設定されること
    を特徴とする請求項1記載の浴槽の残水有無判定方法。
  3. 【請求項3】前記残水有無判定時間は、あらかじめ定め
    た下限値以上の時間に設定されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の残水有無判定方法。
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