JP2002082214A - 回折光学素子およびそれを用いた光学系 - Google Patents
回折光学素子およびそれを用いた光学系Info
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Abstract
もに、軸上光から軸外光にわたる画角全域においても高
く、均一な回折効率を維持することができる回折光学素
子およびそれを用いた光学系を得ること。 【解決手段】複数の材質からなる複数の回折格子を積層
して、使用波長領域全域で特定次数(設計次数)の回折効
率を高くした回折光学素子において,前記複数の回折格
子のうち少なくとも1つの回折格子の格子厚は面内の位
置により変化していることを特徴とする回折光学素子。
Description
びそれを用いた光学系に関するものであり,さらに詳し
くは,広い波長域にわたり高い回折効率が得られ、か
つ、光学系に用いたときには、軸上光から軸外光にわた
る画角全域においても高く、均一な回折効率が得られる
回折光学素子およびそれを用いた光学系に関するもので
ある。
の1つとして、分散の異なる複数の硝材のレンズを組み
合わせる方法がある。
せることにより色収差を減じる方法に対して、レンズ面
あるいは光学系の1部に光の回折作用を有する回折格子
を設けた回折光学素子を用いて色収差を減じる方法がSP
IE Vol.1354 International Lens Design Conferen
ce (1990)等の文献や特開平4−213421号公
報、特開平6−324262号公報、そしてUSP504
4706号等に開示されている。
は、ある基準波長の光線に対する色収差が逆方向に発現
するという物理現象を利用したものである。
格子の周期的構造の周期を変化させることで容易に非球
面レンズ的な効果を持たせることができ、収差の低減に
大きな効果がある。
と、レンズ面では1本の光線は屈折後も1本の光線であ
るのに対し、回折面では1本の光線が回折されると、各
回折次数に光が複数に分かれてしまう。
合には、使用波長領域の光束が特定次数(以下設計次数
とも言う)に集中するように格子構造を決定する必要が
ある。特定の次数に光が集中している場合では、それ以
外の回折次数の光線の強度は低いものとなり、強度が0
の場合にはその回折光は存在しないものとなる。
次数の回折光の回折効率が十分高いことが必要になる。
また、設計次数以外の回折次数を持った光線が存在する
場合は、設計次数の光線とは別の所に結像するため、フ
レア等の有害光となる。
いては、設計次数での回折効率の分光分布及び設計次数
以外の光線の振る舞いについても十分考慮することが重
要である。
なる回折格子3を設けた回折光学素子1を光学系中のあ
る面に形成した場合の特定の回折次数に対する回折効率
の特性を図9に示す。
各回折光の光量の割合であり、格子境界面での反射光な
どは説明が複雑になるので考慮していない値になってい
る。
脂1(nd =1.513,νd= 51.0)を用い、格子厚d1
を1.03μmと設定した。この図で、横軸は波長を表
し、縦軸は回折効率を表している。
(図中実線)において、使用波長領域(波長530nm近傍)
で最も回折効率が高くなるように設計されている。設計
次数は1次である。
1次である0次光と2次光)の回折効率も併記してお
く。図に示されているように、設計次数では回折効率は
ある波長で最も高くなり(以下「設計波長」と言う)それ
以外の波長では徐々に低くなる。
いる。この設計次数での回折効率の低下分は他の次数の
回折光となり、フレアとなる。また、回折格子を複数使
用した場合には特に、設計波長以外の波長での回折効率
の低下は透過率の低下にもつながることになる。
を減少できる構成を本出願人は特開平10−13314
9号公報で提案している。上記提案で提示された回折光
学素子は、図10に示すように回折格子4,5を基板2
に重ね合わせた積層断面形状をもった2つの回折格子よ
りなっている。そして2つの回折格子を構成する材質の
屈折率,分散特性および格子厚を最適化することによ
り、広い波長領域にわたり、特定次数で高い回折効率を
実現している。
開平9−127322号公報に提示されている。図11
に示すように回折格子を3種の異なる材料と、2種の異
なる格子厚d1,d2を最適に選ぶことで、可視域全域で高
い回折効率を実現している。
子では、回折格子面を形成する際の格子(回折格子)の
格子厚に関しては、いずれも格子に対して垂直入射すな
わち入射角0°で入射する光線に対して最大の回折効率
を得る単一の条件のみが記載されている。
カメラやデジタルカメラなどに用いられる撮像光学系や
望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡などの観察光学系の一部に回折
光学素子を用いた場合、任意の回折格子に対して、必ず
しも全ての光線が入射角0°あるいは0°を中心とした
正負の方向に均等な角度分布で入射するとは限らない。
厚を入射角0°の光線に対して最大となる単一の値で規
定した場合、0°以外の入射角あるいは0°以外の角度
を中心とした入射角度分布を持った光線が入射する領域
の格子における回折効率は低下し、すなわち光量の低下
やフレアの増大といった問題が発生する。
きでも、広い画角において高い回折効率を有する回折光
学素子及びそれを用いた光学系の提供を目的とする。
学素子は、複数の材質からなる複数の回折格子を積層し
て、使用波長領域全域で特定次数(設計次数)の回折効率
を高くした回折光学素子において,前記複数の回折格子
のうち少なくとも1つの回折格子の格子厚は面内の位置
により変化していることを特徴としている。
前記複数の回折格子のうち少なくとも1つの回折格子に
おける格子厚は中心領域から周辺領域にわたって,次第
に薄くなるように変化していく領域を有することを特徴
としている。
前記複数の回折格子のうち少なくとも1つの回折格子に
おける格子厚は中心領域から周辺領域にわたって,次第
に厚くなるように変化していく領域を有することを特徴
としている。
明において前記複数の回折格子は、空気層を介して配置
されている2つの回折格子を有していることを特徴とし
ている。
か1項の発明において光線の入射側から数えてα層目か
らα+L層目までのL+1層の回折格子を有し、回折次数を
m次、特定の光線がα層目の回折格子における中心から
数えてj番目の回折格子に、入射角θα(j)で入射すると
き、各回折格子の面内における各回折格子の格子厚が
波長λ0での屈折率 ni' :i 層目の回折格子の射出側の材質の波長λ0での
屈折率 θi(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数え
てj番目の格子への入射角 θi'(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数
えてj番目の格子からの射出角 di(j) :i層目の回折格子の中心から数えてj番目の格子
の格子厚 ただし、格子の側壁部分において、0次光に対して+1
次光の発現する側に射出側の材質があるときを正の値と
し、入射側の材質がある場合を負の値とする K :0.9以上,1.1以下の任意の実数 λ0 :設計波長 の式を満たすように変化している領域を有することを特
徴とする 請求項6の発明は請求項5の発明において前記特定の光
線は、その回折格子を通過する全光線の略平均値の入射
角を持った光線であることを特徴としている。
前記特定の光線は、入射角の絶対値がその回折格子を通
過する光線のうち最大値を有する光線であることを特徴
としている。
前記特定の光線は前記回折光学素子を光学系に用いた場
合のその回折格子を通過する絞り中心光線であることを
特徴としている。
か1項の発明において前記複数の回折格子のうち少なく
とも1つの回折格子は、平面あるいは曲面上に形成され
ていることを特徴としている。
て前記複数の回折格子のうち少なくとも1つの回折格子
は、平面あるいは曲面上に形成されており、該回折格子
において格子厚及び、該平面または曲面から回折格子の
谷の部分までの厚さが変化していることを特徴としてい
る。
ずれか1項の発明において前記使用波長は,可視光であ
ることを特徴としている。
ずれか1項の発明において前記複数の回折格子におい
て、それぞれの回折格子の格子厚が30μm以下で2.
0μm以上であることを特徴としている。
ずれか1項のの発明において前記複数の回折格子のう
ち、少なくとも1つはエネルギー硬化材料で成形されて
いることを特徴としている。
13のいずれか1項の回折光学素子を1以上有している
ことを特徴としている。
いて前記光学系は、結像光学系であることを特徴として
いる。
いて前記光学系は、観察光学系であることを特徴として
いる。
実施形態1の正面図である。同図において回折光学素子
1は基板2の表面に複数の材質からなる複数の回折格子
(格子)3が積層された多層構成となっている。
断面で切断した断面形状の一部を示すものである。図2
は分かりやすくするために、回折格子の厚さ方向に、縮
尺が拡大されたものとなっている。
に第1層の回折格子4と第2層の回折格子5を空気層8
を介して一次元方向(X方向)に配置しており、第1層
の回折格子4と空気層8の境界で第1の回折格子面6
を、空気層8と第2の格子部5の境界で第2の回折格子
面7を形成している。このとき、格子面内において、そ
れぞれの位置の格子に入射する設計波長の特定の光線に
おいて最大の回折効率が得られるよう格子厚dが面内
(X方向)で変化する構成となっている。図2では、中
心から数えてp番目の回折格子における第1層の格子厚d
1(p),第2層の格子厚d2(p)とq番目の回折格子における
第1層の格子厚d1(q),第2層の格子厚d2(q)とで変化し
ていることを示すものである。
方向(回折格子の並び方向)の距離の中点をいい、中心
軸とは中点を通り、基板2に重要な線をいう。
格子の面内の位置に応じた最適な格子厚を与えることに
より、均一で高い回折効率を維持することができ、光学
系に組み込んだ場合も、その画角全域にわたり均一で、
フレアなども有効に抑制できる光学系を達成している。
チを固定又は一定の割合で変化して配列している。そし
て、格子厚を一次元方向(X方向)で変えている。
めの、回折光学素子の回折効率の入射角依存性について
説明する。
回折光学素子1において、設計波長λ0で回折効率が最
大となる条件は、回折格子3の段差部分での光路長差が
波長の整数倍になればよく、一般に、 (n1-n1')d1=m λ0 ・・・・・・(1) とあらわされる。
射側の材質、射出側の材質の屈折率で、d1は格子厚、m
は回折次数である。この式は入射光の入射角およびm次
の回折光の射出角が共に0°あるいは0°と近似して差
し支えない場合の条件式である。
近似できないような角度で発現する場合、(1)式を満た
す条件では最大の回折効率を実現することができなくな
り、射出角を考慮に入れた式を用いる必要がある。すな
わち回折効率が最大となる条件は、 (n1-n1'cosθ1')d1=mλ0 ・・・・・(2) となる。ここで、θ1'は,m次の回折光の格子3からの
射出角である。ただし、ここでθ1'は格子の設けられた
面の面法線Haに対する角度であり、微視的に見たブレ
ーズ形状等の回折格子面に対する角度ではない。今後説
明に用いる入射角、射出角についても同様である。
系や観察光学系の一部に回折光学素子を用いた場合など
は、回折光学素子において、すべての位置の格子に対し
て光線が0°あるいは0°と近似できる入射角で入射す
るとは限らない。格子に入射角θ1で入射した波長λ0の
光線に対して回折効率が最大となる条件式は、 (n1-cos θ1-n1'cos θ1')d1=mλ0 ・・・(3) となる。
回折光学素子の場合でも、光線の入射角および射出角を
考慮した場合の回折効率を最大とする条件についての考
え方は同様である。すなわち、n層に積層された回折格
子によって回折次数がm次となる場合、入射角θ1で入射
した波長λ0の光線に対して回折効率が最大となる条件
は、
目の回折格子における波長λ0の光に対する入射側の材
質の屈折率、射出側の材質の屈折率である。θi ,θi'
はそれぞれ入射側からi 層目の回折格子における光線の
入射角,射出角である。
れた面の面法線に沿って計った格子厚であるが、格子の
側壁部分において、0次光に対して+1次の回折光が発
現する側に射出側の材質があるとき正の値とし、入射側
の材質がある場合を負の値と規定している。
格子において、中心軸Caから数えてj番目の格子に入
射する設計波長λ0の光線の入射角分布を考慮し、入射
角がその平均値や重心値、最大値等である特定の光線の
入射角から、(4)式に基づく最適な格子厚を計算する
ことで格子を形成したものとなっている。
からなる複数の回折格子が積層してあり、使用波長領域
(可視域)全域で特定次数(設計次数)の回折効率を高く
している。そして複数の回折格子のうちの少なくとも1
つの回折格子における格子厚を、面内において変化させ
ている。
色消しを行うのと同様に、分散の異なる複数の材質を組
み合わせることで、回折効率の波長依存性を低減し、使
用波長領域全域で高い回折効率を得るとともに、任意の
位置に入射する全光線の入射角度分布を考慮し、それぞ
れの格子での回折効率が最大となるようそれぞれ格子厚
を決定することで、画角の中心から周辺にわたり高くか
つ均一な回折効率を維持し、フレアなどを抑制してい
る。
る格子厚が、中心領域から周辺領域にわたって、次第に
薄くなるように又は厚くなるように変化していく領域を
設けている。
について説明する。
2に示した回折格子が2層の場合を考える。ここで、第
1層の回折格子4の材質としてエネルギー硬化材料の1
つとして紫外線硬化樹脂1(nd = 1.513,νd = 5
1.0)、第2層の回折格子5の材質として紫外線硬化樹
脂2(nd = 1.636,νd = 22.8)を例にとる。
化性樹脂を用いても良い。
ような格子において、設計波長λ0を590nm、設計回
折次数を1次としたとき、最大の回折効率を与える格子
厚は、入射角、射出角を考慮しない式、すなわち(4)式
において、θi ,θi'を0とおいた場合の式から1つの
組み合わせとして、第1層の回折格子4の格子厚は9.
13μm,第2層の回折格子5の格子厚は−6.43μm
が得られる。
0μm以上30μm以下となるようにしている。
わせで製作された、格子ピッチ1mmの格子に入射角−2
0°,−15°,−10°,−5°,0°,5°,10
°,15°,20°で入射した波長590nmの光線に対
する設計次数である1次および0次、2次の回折光の回
折効率を示す。ここで、入射角は、図2のような場合、
左側からの入射角が負の入射角、右側からの入射角が正
の入射角である。
する所望の回折次数であり、Φ(λ0)は、
n2' cos θ2')d2 である。ここで、n1は第1層の回折格子4における入射
側の材質の波長λ0での屈折率、n1'は第1層の回折格子
4における射出側の材質の波長λ0での屈折率、n2は第
2層の回折格子5における入射側の材質の波長λ0での
屈折率、n2'は第2層の回折格子5における射出側の材
質の波長λ0での屈折率、θ1は第1層の回折格子4への
入射角、θ1'は第1層の回折格子4からの射出角、θ2
は第2層の回折格子5への入射角、θ2'は第2層の回折
格子5からの射出角、d1は第1層の回折格子4の格子
厚、d2は第2層の回折格子5の格子厚で、格子の側壁部
分において、0次光に対して+1次光の発現する側に射
出側の材質があるときを正の値とし、入射側の材質があ
る場合を負の値とする。図2において、+1次の回折光
が発現する側に第1層では射出側の材質(ここでは空気)
があるので正の値(9.13μm)となり、第2層では入
射側の材質(ここでは空気)があるので負の値(−6.43
μm)となる。
た回折効率は、各界面で発生する光の反射や格子による
ケラレなどは考慮されていないものである。
格子は、入射角の絶対値が大きくなるに従い、設計次数
である1次の回折光の回折効率が低下し、設計次数とは
異なる0次、2次の回折光の回折効率が増加することが
分かる。これら設計次数以外の回折光は、フレア光(ノ
イズ光)となるために、改善(削減)することが望まし
い。
入射光の入射角に応じて最大の回折効率が得られるよう
格子厚を(4)式を満たすようにそれぞれ変化させた場合
の回折効率を表2に示す。
dを変化させた値の1例である。
適な格子厚を与えることで、全ての入射角に対して極め
て高い回折効率となり、従来例にあるように格子厚を入
射角、射出角0°で最適化した場合である表1に比べ、
明らかに改善していることが分かる。
いた場合、光学系の光軸中心から任意の位置にある回折
格子に対してある入射角度分布を持った光線が入射する
のが一般的である。
光線の分布(入射角分布)を考慮し、画角全域で最適な
回折効率が得られるよう、その格子を通過する全光線の
入射角分布から求めた平均値、重心値、絶対値の最大値
等の入射角を持った光線や回折光学素子を光学系に用い
た際の絞り中心光線などに対して最適化した格子厚を与
えればよい。
0μm以下とし、これにより良好なる回折効率を得てい
る。
応じて0〜1.2μmの範囲で変化させるのが光学性能
上好ましい。
うなブレーズ形状の積層回折光学素子における回折効率
の低下は、入射角が負に振れた場合より正に振れた場合
の方が著しい。このことから格子厚の最適化は、単純に
入射角分布から求めた平均値の入射角を持った光線や回
折光学素子を光学系に用いた際の絞り中心光線などの入
射角に対して行うのではなく、やや正側の入射角の光線
に対して行うことが好ましい場合もある。
に平らな基板2上に一次元の回折格子4,5を設けた場
合を示しているが、曲面上に設けられた場合についても
同様な効果が得られる。
けられた場合、その格子厚は設けられた面の面法線に沿
って測るものと規定する。
したように、格子が基板上に直線状に設けられた場合を
示しているが、図3のように同心円状に設けられたレン
ズ作用をする回折光学レンズの場合についても同様な効
果が得られる。
は中心(光軸)Laから周辺にいくに従って、徐々に格
子ピッチが小さくなる複数の回折格子3を基板(レンズ
面)2に形成している。
にいくに従って回折格子3の格子厚を変化させている。
(図3のA−Aで切断面)を図4に示す。図2に示した
本発明の実施形態1では、格子厚のみを所定方向(X方
向)で変化させた構成となっているが、図4に示す本発
明の実施形態2では、格子厚d1(j),d2(j)を中心から周
辺にかけて変化させるのみならず格子の形成された面か
ら格子の谷までの厚さ16(以下格子ベース厚という)も
変化していることを示している。回折光学素子では、格
子ピッチを変化させることにより容易に非球面レンズと
同等の効果を得ることができるが、格子ベース厚を変化
させることによっても容易に非球面レンズ効果を得るこ
とができる。
に用いて、各光束に対して広い波長領域で高い回折効率
を得ている。
の実施形態3を図5に示す。図5は、カメラ等の撮影光
学系の断面を示したものであり、同図において、9は撮
影レンズであり、内部に本発明に関わる回折光学素子1
がレンズである基板2上に設けている。10は絞りであ
り、11は結像面であるフィルム、又はCCDなどの固体
撮像素子である。
らなる回折格子を積層構造にしたことで、回折効率の波
長依存性は大幅に改善されており、さらに格子の面内の
位置に応じた入射角度分布から最適化した格子厚を与え
ている。これにより軸上光のみならず軸外光に対する回
折効率も大幅に改善されているので、フレア光が少なく
画面全域にわたり解像度も高い高性能な撮影レンズが得
られる。また、本発明の回折光学素子1は、図6に示し
たように各回折格子4,5を製造した後、周辺部12で
貼り合わせるような簡単な製法でも作製できるので、撮
影レンズとしては量産性に優れた安価なレンズを提供す
ることができる。
の場合を示したが、これに限定するものではなく、ビデ
オカメラの撮影レンズなどに用いても同様の効果が得ら
れる。
系の実施形態4の要部概略図である。図7は、双眼鏡等
観察光学系の断面を示したものであり、同図において、
13は像を反転させるためのプリズム(像反転手段)、1
4は接眼レンズ、15は評価面(瞳面)である。1は本発
明の回折光学素子である。回折光学素子1は光学系全体
の結像面11での色収差などを補正する目的で形成され
ている。
らなる回折格子の積層構造とすることで、回折効率の波
長依存性は大幅に改善されており、さらに格子の面内の
位置に応じた入射角度分布から最適化した格子厚を与え
ることで軸上光のみならず軸外光に対する回折効率も大
幅に改善されているので、フレアが少なく画面全域にわ
たり解像度も高い高性能な光学系が得られる。また、本
発明の回折光学素子は,簡単な製法で作製できるので、
観察光学系としては量産性に優れた安価な光学系を提供
することができる。
ンズ側に回折光学素子1を形成した場合を示したが、こ
れに限定するものではなく、プリズム表面や接眼レンズ
14内の位置であってもよい。結像面11より物体側に
設けることで対物レンズ側のみで色収差低減効果がある
ため、肉眼の観察系の場合、少なくとも1つの回折光学
素子を対物レンズ側に設けることが望ましい。
したが、これに限定するものではなく、地上望遠鏡や天
体観察用望遠鏡、顕微鏡などであってもよく、また、レ
ンズシャッターカメラやビデオカメラなどの光学式のフ
ァインダーであっても同様の効果が得られる。
に回折光学素子を用い、その光学系全体における光利用
効率を最大にするために、回折光学素子上における任意
の位置の回折格子を通過する全ての光線の入射角分布を
考慮して、それぞれ最大の回折効率が得られるよう各格
子の格子厚を面内における位置に応じて最適な値に変化
させている。
なる複数の回折格子を積層し、使用波長領域全域で特定
の次数(設計次数)の回折効率を高くしている。そして該
回折光学素子を光学系に用いるときには、光軸中心から
任意の位置にある格子に入射する全ての光線の入射角分
布を考慮して、それぞれの格子に対して最適な格子厚を
決定することにより、画角の中心から周辺にわたり高く
かつ均一な回折効率を維持し、フレアなどを抑制した回
折光学素子を用いた光学系を達成している。
光学系に用いたときでも、広い画角において高い回折効
率を有する回折光学素子及びそれを用いた光学系を達成
することができる。
図
図
図
影光学系の概略図
図
略図
17)
波長λ0での屈折率 ni' :i 層目の回折格子の射出側の材質の波長λ0での
屈折率 θi(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数え
てj番目の格子への入射角 θi'(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数
えてj番目の格子からの射出角 di(j) :i層目の回折格子の中心から数えてj番目の格子
の格子厚 ただし、格子の側壁部分において、0次光に対して+1
次光の発現する側に射出側の材質があるときを正の値と
し、入射側の材質がある場合を負の値とする K :0.9以上,1.1以下の任意の実数 λ0 :設計波長 の式を満たすように変化している領域を有することを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回折光学
素子。
10)
ような格子において、設計波長λ0を590nm、設計回
折次数を1次としたとき、最大の回折効率を与える格子
厚は、入射角、射出角を考慮しない式、すなわち(4)式
において、θi ,θi'を0とおいた場合の式から1つの
組み合わせとして、第1層の回折格子4の格子厚は9.
13μm,第2層の回折格子5の格子厚は+6.43μm
が得られる。
n2' cos θ2')d2 である。ここで、n1は第1層の回折格子4における入射
側の材質の波長λ0での屈折率、n1'は第1層の回折格子
4における射出側の材質の波長λ0での屈折率、n2は第
2層の回折格子5における入射側の材質の波長λ0での
屈折率、n2'は第2層の回折格子5における射出側の材
質の波長λ0での屈折率、θ1は第1層の回折格子4への
入射角、θ1'は第1層の回折格子4からの射出角、θ2
は第2層の回折格子5への入射角、θ2'は第2層の回折
格子5からの射出角、d1は第1層の回折格子4の格子
厚、d2は第2層の回折格子5の格子厚で、格子の側壁部
分において、0次光に対して+1次光の発現する側に射
出側の材質があるときを正の値とし、入射側の材質があ
る場合を負の値とする。図2において、+1次の回折光
が発現する側に第1層では射出側の材質(ここでは空気)
があるので正の値(9.13μm)となり、第2層では入
射出側の材質(ここでは紫外線硬化樹脂2)があるので正
の値(+6.43μm)となる。
Claims (16)
- 【請求項1】 複数の材質からなる複数の回折格子を積
層して、使用波長領域全域で特定次数(設計次数)の回折
効率を高くした回折光学素子において,前記複数の回折
格子のうち少なくとも1つの回折格子の格子厚は面内の
位置により変化していることを特徴とする回折光学素
子。 - 【請求項2】 前記複数の回折格子のうち少なくとも1
つの回折格子における格子厚は中心領域から周辺領域に
わたって,次第に薄くなるように変化していく領域を有
することを特徴とする請求項1に記載の回折光学素子。 - 【請求項3】 前記複数の回折格子のうち少なくとも1
つの回折格子における格子厚は中心領域から周辺領域に
わたって,次第に厚くなるように変化していく領域を有
することを特徴とする請求項1に記載の回折光学素子。 - 【請求項4】 前記複数の回折格子は、空気層を介して
配置されている2つの回折格子を有していることを特徴
とする請求項1,2又は3に記載の回折光学素子。 - 【請求項5】 光線の入射側から数えてα層目からα+L
層目までのL+1層の回折格子を有し、回折次数をm次、
特定の光線がα層目の回折格子における中心から数えて
j番目の回折格子に、入射角θα(j)で入射するとき、各
回折格子の面内における各回折格子の格子厚が 【数1】 ただし、 ni :i (α≦i≦α+L)層目の回折格子の入射側の材質の
波長λ0での屈折率 ni' :i 層目の回折格子の射出側の材質の波長λ0での
屈折率 θi(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数え
てj番目の格子への入射角 θi'(j) :特定の光線のi層目の回折格子の中心から数
えてj番目の格子からの射出角 di(j) :i層目の回折格子の中心から数えてj番目の格子
の格子厚 ただし、格子の側壁部分において、0次光に対して+1
次光の発現する側に射出側の材質があるときを正の値と
し、入射側の材質がある場合を負の値とする K :0.9以上,1.1以下の任意の実数 λ0 :設計波長 の式を満たすように変化している領域を有することを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回折光学
素子。 - 【請求項6】 前記特定の光線は、その回折格子を通過
する全光線の略平均値の入射角を持った光線であること
を特徴とする請求項5に記載の回折光学素子。 - 【請求項7】 前記特定の光線は、入射角の絶対値がそ
の回折格子を通過する光線のうち最大値を有する光線で
あることを特徴とする請求項5に記載の回折光学素子。 - 【請求項8】 前記特定の光線は前記回折光学素子を光
学系に用いた場合のその回折格子を通過する絞り中心光
線であることを特徴とする請求項5に記載の回折光学素
子。 - 【請求項9】 前記複数の回折格子のうち少なくとも1
つの回折格子は、平面あるいは曲面上に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の
回折光学素子。 - 【請求項10】 前記複数の回折格子のうち少なくとも
1つの回折格子は、平面あるいは曲面上に形成されてお
り、該回折格子において格子厚及び、該平面または曲面
から回折格子の谷の部分までの厚さが変化していること
を特徴とする請求項9に記載の回折光学素子。 - 【請求項11】 前記使用波長は,可視光であることを
特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の回折
光学素子。 - 【請求項12】 前記複数の回折格子において、それぞ
れの回折格子の格子厚が30μm以下で2.0μm以上
であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項
に記載の回折光学素子。 - 【請求項13】 前記複数の回折格子のうち、少なくと
も1つはエネルギー硬化材料で成形されていることを特
徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の回折光
学素子。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
の回折光学素子を、1つ以上有してあることを特徴とす
る光学系。 - 【請求項15】 前記光学系は、結像光学系であること
を特徴とする請求項14に記載の光学系。 - 【請求項16】 前記光学系は、観察光学系であること
を特徴とする請求項14に記載の光学系
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