JP2001305976A - 表示兼用光検知アッセンブリ及び携帯端末 - Google Patents
表示兼用光検知アッセンブリ及び携帯端末Info
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Abstract
知アッセンブリ及び携帯端末を提供する。 【解決手段】 基板10に取り付けた発光素子11及び
光検出素子12と、当該両素子11,12を一体的に覆
うように基板10に接する中空状の遮光部材13と、遮
光部材13内部を発光素子11側の空間Aと光検出素子
12側の空間Bに仕切る赤外線除去用のフィルタ14
と、遮光部材13外方から当該遮光部材13を貫通して
発光素子11側の空間へ延びる導光部材15とを備え、
発光素子11が発する表示光Rを導光部材15により遮
光部材13の外部へ導き、また、遮光部材13外部から
導光部材15を経て発光素子11側の空間Aに導かれる
可視光P及び赤外光Qのうち、可視光Pだけをフィルタ
14により光検出素子12側の空間Bへ選択的に導く。
Description
センブリ及び携帯端末に関するものである。
開示されている移動無線機の照明装置であり、この移動
無線機の照明装置は、数字表示器1並びに番号キーや機
能キーを有するキー操作部2のそれぞれに設けた照明手
段3と、キー操作部2のキーの押し下げを検出するキー
操作検出部4と、該キー操作検出部4によるキー操作の
検出に応じて起動するタイマ5と、該タイマ5の作動時
間中に照明手段への給電回路を閉じるスイッチ6と、タ
イマ5の作動時間中に周囲の光量を検出して電気信号に
変換する受光素子7と、該受光素子7からの電気信号に
基づき照明手段3へ給電を制御する電流制御回路8とを
備えている。
部2のキーを押し下げると、タイマ5の起動に伴って受
光素子7により周囲の光量が検出され、当該光量に基づ
き、電流制御回路8が照明手段3への給電を制御し、照
明手段3の輝度が周囲の明暗に応じて調整される。
せる必要がない場合には、電流制御回路8によって照明
手段3への給電が遮断され、これにより、移動無線機に
内装されているバッテリ(図示せず)の消耗が抑制され
る。
の照明装置を、一般的な携帯端末である携帯電話機に適
用しようとする場合、電話機のケースに内装した発光ダ
イオードやその光をケース外部へ導くための表示用の導
光部材で構成される着信表示手段に加えて、受光素子7
をケースに内装し且つ外部から受光素子7へ光を導くた
めの受光用の導光部材をケースに設けることになる。
携帯端末は、近年、次第に小型化される傾向にあり、発
光表示手段のほかに、受光素子7や受光用の導光部材を
新たに携帯端末に組み込むと、ケースや部品配置の設計
が複雑になってその製作が困難になることが懸念され
る。
で、携帯端末の小型化に対応可能な表示兼用光検知アッ
センブリ及び携帯端末を提供することを目的としてい
る。
め、本発明の表示兼用光検知アッセンブリでは、中空状
の遮光部材の内部に配置した発光素子及び光検出素子
と、遮光部材の内部を発光素子側と光検出素子側に仕切
る光学フィルタと、遮光部材の外方から当該遮光部材を
貫通して発光素子側の空間へ延びる導光部材とを備えて
いる。
ケース内に、発光素子と、該発光素子近傍に配置される
光検出素子と、当該両素子間に介在される光学フィルタ
と、携帯端末のケースに設けた窓部から前記発光素子側
に延びる導孔部材とを備えている。
るいは携帯端末のいずれにおいても、発光素子の作動に
より発せられる表示光を、発光素子側の空間に連なる導
光部材を介して遮光部材の外方へ導く。
発光素子側の空間へ導かれる外光を、光学フィルタによ
り特定の波長帯域成分を除去し、あるいは当該成分を透
過させて、光検出素子側の空間へ導く。
示例とともに説明する。
ッセンブリの実施の形態の一例であり、この表示兼用光
検知アッセンブリは、携帯電話機のフロントケース9に
支持される基板10の上端部分に取り付けた発光ダイオ
ードなどの発光素子11と、該発光素子11の側方に位
置するように基板10に取り付けたホトダイオード、あ
るいはホトトランジスタなどの光検出素子12と、これ
らの素子11,12を一体的に覆うように基板10に接
する中空状の遮光部材13と、該遮光部材13の内部を
発光素子11側の空間Aと光検出素子12側の空間Bと
に仕切る赤外線除去用の板状のフィルタ14と、遮光部
材13の外方から当該遮光部材13を貫通して発光素子
11側の空間Aへ延びる導光部材15とを備えている。
ー操作部が、また、ケース内には、これらのバックライ
ト用の発光ダイオードが設けられている。
とつとして、光検出素子12の出力である外部可視光の
受光量に応じて、着信時及びキー操作時などに、液晶表
示部のみを照明する、または液晶表示部及びキー操作部
の双方を照明する、あるいはこれらに対する照明をしな
いなどのバックライト用の発光ダイオードの点灯制御を
行なう。
び光検知部分が電話機前面側を向くように、基板10に
取り付けられている。
開口し且つ電話機頂部側に導光部材15が挿入可能な孔
13aを有する箱状部13bと、該箱状部13bの孔1
3a至近部分から電話機頂部側へ延びる樋状部13cと
を、シリコーンゴムのような弾力性に富んだ高分子樹脂
材料を用いて一体成形したものである。
内面の電話機頂部側に設けられ且つ導光部材15が挿入
されるホルダ9aに、電話機背面側から嵌合するように
設定されている。
機背面側へ突出して箱状部13bの電話機底部側の面及
び左右両側の面に当接する壁部9bと、ケース内面から
電話機背面側へ突出して箱状部13bの電話機頂部側の
面及び樋状部13cの左右の側面に当接する2つの柱部
9cとが設けられており、高分子樹脂材料の弾力性で遮
光部材13が壁部9bと柱部9cに密着することによっ
て、フロントケース9からの遮光部材13の脱落防止が
図られる。
0を装着するときに、箱状部13bの電話機背面側の開
口縁部全周が、基板10の素子11,12取付箇所の周
囲に密着するように、遮光部材13と基板10の相対位
置の設定が行われる。
P)を透過させ、また、赤外線領域の光波(赤外光Q)
の透過を阻止する光学的特性を有している。
13bの内側面及び基板10に各辺が接する四角形に設
定されている。
ケース9のホルダ9a及び遮光部材13の孔13aに挿
入されており、この導光部材15も、フロントケース9
からの遮光部材13の脱落防止に寄与している。
外部からフロントケース9の内方へ向かう可視光P、並
びに発光素子11より発せられ且つ携帯電話機外部へ向
かう表示光Rの透過性が確保されるように、乳白色のあ
るいは透明な高分子樹脂材料を用いている。
ンブリでは、着信時に発光素子11が表示光Rを発する
と、当該表示光Rは、遮光部材13内部の発光素子11
側の空間Aに連なり且つ所定部分がフロントケース9外
部に露出した導光部材15を経て携帯電話機の外方へ導
かれ、これにより、電話機所有者が着信を認識し得る状
態になる。
光部材13内部の発光素子11側の空間Aに導かれる可
視光P及び赤外光Qのうち、可視光Pだけがフィルタ1
4を透過して遮光部材13内部の光検出素子12側の空
間Bへ導かれ、これにより、可視光Pの光量に応じて光
検出素子12が、携帯電話機周囲の明暗を判定し得る状
態になる。
と感じられるのにも関わらず、携帯電話機の近傍で点灯
中の発熱電球などが発する赤外光Qを光検出素子12が
検知することが回避され、携帯電話機の数字表示部やキ
ー操作部に付帯する照明手段が人間の視覚に応じて作動
することになる。
発する表示光Rは、フィルタ14の影響を受けずに導光
部材15に入射するので、該導光部材15を経て携帯電
話機の外方へ導かれる表示光Rの光量や色調が著しく変
化することはない。
用光検知アッセンブリにおいては、発光素子11と光検
出素子12とを同一の遮光部材13に内装し、発光素子
11から遮光部材13外部への表示光Rの導光、並びに
遮光部材13外部から光検出素子12への可視光Pの導
光に共通の導光部材15を用いているので、フロントケ
ース9や基板10の設計の単純化が図られるとともにそ
の製作も容易になり、よって、携帯電話機の小型化に対
応することが可能になる。
ルタとして板状のフィルタ14を用いているが、これに
限定されることなく、光検出素子12の受光面に蒸着な
どの手段によって薄膜状のフィルタを形成し、光検出素
子12に光学フィルタの機能を具備させれば、更なる部
品点数の削減、並びに省スペース化を図ることが可能に
なる。
リ及び携帯端末は、上述した実施の形態のみに限定され
るものではなく、本発明の表示兼用光検知アッセンブリ
を携帯電話機以外の赤外線リモートコントローラなどの
携帯端末や家庭用電気製品に適用すること、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得るこ
とは勿論である。
検知アッセンブリ及び携帯端末によれば、下記のような
種々の優れた効果を奏し得る。
よれば、部品点数の削減、並びに省スペース化に効果が
ある。すなわち、発光素子と光検出素子とを同一の遮光
部材に内装し、発光素子から遮光部材の外部への表示光
の導光、並びに遮光素子の外部から光検知素子への外光
の導光に共通の導光部材を用いて、ケースや部品配置の
設計の単純化が図られるとともにその製作も容易にな
り、よって、携帯端末の小型化に対応することが可能に
なる。更に、発光素子より発せられる表示光が、光学フ
ィルタの影響を受けずに導光部材に入射するので、該導
光部材の外方へ導かれる表示光の光量や色調が著しく変
化しない。また、光学フィルタによって特定の波長帯域
成分を除去し、あるいは特定の波長帯域成分のみを透過
させて光検出素子に受光させることができるので、目的
別に光検出素子を備えた各種の携帯端末や電気製品に利
用可能である。
ば、発光素子と光検出素子との間に介在させたフィルタ
によって、導光部材から光検出素子への赤外光の入射を
阻止するので、人間の視覚に応じた光量検知を行なうこ
とができる。
部品点数の削減、並びに省スペース化に効果がある。す
なわち、発光素子から外部への表示光の導光、並びに外
部から光検知素子への外光の導光に共通の導光部材を用
いて、ケースや部品配置の設計の単純化が図られるとと
もにその製作も容易になり、よって、携帯端末の小型化
に対応することが可能になる。また、光学フィルタによ
って特定の波長帯域成分を除去し、あるいは特定の波長
帯域成分のみを透過させて光検出素子に受光させること
ができるので、目的別に光検出素子を備えた各種の携帯
端末に利用可能である。
発光素子より発せられる表示光が、光学フィルタの影響
を受けずに導光部材に入射するので、該導光部材の外方
へ導かれる表示光の光量や色調が著しく変化しない。
光検出素子の受光量に応じて、表示部や操作部が照明さ
れるので、暗所において表示部の表示内容や操作部の位
置を確認しやすくなり、また、操作部を見誤ることなく
操作することができる。
形態の一例を示す部分切断斜視図である。
込まれた携帯電話機のフロントケースを電話機背面側か
ら見た部分図である。
る移動無線機の照明装置を示す概念図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 中空状の遮光部材の内部に配置した発光
素子及び光検出素子と、遮光部材の内部を発光素子側と
光検出素子側に仕切る光学フィルタと、遮光部材の外方
から当該遮光部材を貫通して発光素子側の空間へ延びる
導光部材とを備えてなることを特徴とする表示兼用光検
知アッセンブリ。 - 【請求項2】 基板に取り付けた発光素子及び光検出素
子と、当該両素子を一体的に覆うように基板に接する中
空状の遮光部材と、該遮光部材の内部を発光素子側と光
検出素子側に仕切る光学フィルタと、遮光部材の外方か
ら当該遮光部材を貫通して発光素子側の空間へ延びる導
光部材とを備えてなることを特徴とする表示兼用光検知
アッセンブリ。 - 【請求項3】 光学フィルタが赤外線除去用のフィルタ
である請求項1または2に記載の表示兼用光検知アッセ
ンブリ。 - 【請求項4】 携帯端末のケース内に、発光素子と、該
発光素子近傍に配置される光検出素子と、当該両素子間
に介在される光学フィルタと、携帯端末のケースに設け
た窓部から前記発光素子側に延びる導孔部材とを備える
ことを特徴とする携帯端末。 - 【請求項5】 光学フィルタは、発光素子の出力光が当
該光学フィルタを介さず導光部材に入光し且つ窓部から
導光部材を通り発光素子側に入射する光が当該光学フィ
ルタを介して光検知素子で受光されるよう、導光部材及
び発光素子の側と光検知素子側に仕切る請求項4に記載
の携帯端末。 - 【請求項6】 携帯端末のケース内に収納される基板に
取り付けた発光素子及び光検出素子と、当該両素子を一
体的に覆うように基板に接する中空状の遮光部材と、該
遮光部材の内部を発光素子側と光検出素子側に仕切る光
学フィルタと、携帯端末のケースに設けた窓部から遮光
部材を貫通して発光素子側の空間へ延びる導光部材とを
備えてなることを特徴とする携帯端末。 - 【請求項7】 表示部及び/または操作部と、該表示部
及び/または操作部を照明する照明用発光素子と、光検
知素子で検出する受光量に応じて前記照明用発光素子を
発光させる制御手段とを備えた、請求項4、5、または
6に記載の携帯端末。 - 【請求項8】 光学フィルタが赤外線除去用のフィルタ
である請求項4、5または6に記載の携帯端末。
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