JP2001290264A - ヒドロキシカルボラン・フォトレジスト、およびそれを二層薄膜結像リソグラフィに使用する方法 - Google Patents
ヒドロキシカルボラン・フォトレジスト、およびそれを二層薄膜結像リソグラフィに使用する方法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】紫外線ないし、より短波の波長領域で透明な、
フェノール類に代わる添加剤を用いた酸素反応性イオン
エッチングを利用できる、レジスト組成物を提供する。 【解決手段】酸不安定性基を持つポリマー、ヒドロキシ
カルボランと、光酸発生剤を含むフォトレジスト組成物
を開発した。 【効果】 二層薄膜結像リソグラフィの上層レジストに
用いると、極紫外領域の波長の光源に対して優れた透過
性を示し、半導体デバイスの生産に当たっては、優れた
加工性を示す。
フェノール類に代わる添加剤を用いた酸素反応性イオン
エッチングを利用できる、レジスト組成物を提供する。 【解決手段】酸不安定性基を持つポリマー、ヒドロキシ
カルボランと、光酸発生剤を含むフォトレジスト組成物
を開発した。 【効果】 二層薄膜結像リソグラフィの上層レジストに
用いると、極紫外領域の波長の光源に対して優れた透過
性を示し、半導体デバイスの生産に当たっては、優れた
加工性を示す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒドロキシカルボ
ランを含む新しい種類のフォトレジストを対象とする。
より詳細には、本発明は、ヒドロキシカルボランを添加
剤として、またはポリマー骨格上の懸垂基として含む、
フォトレジストを対象とする。
ランを含む新しい種類のフォトレジストを対象とする。
より詳細には、本発明は、ヒドロキシカルボランを添加
剤として、またはポリマー骨格上の懸垂基として含む、
フォトレジストを対象とする。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩は数多くの技術開発に
よって推進されている。これらの技術開発の中には、リ
ソグラフィによって半導体チップをますます小さい幾何
形状でパターン形成できるようにするプロセスの改善が
ある。過去においてこのような改善は、結像用放射線の
波長を可視領域、すなわち436nmから、現在使用さ
れている紫外(UV)領域、すなわち248〜365n
mにまで絶えず短くすることにより実現されてきた。実
際、今日のリソグラフィは、193nmという紫外領域
の結像用放射線の利用を基礎としている。将来の波長結
像は、157nmの紫外波長を利用したレーザを使用す
ることが企図されている。さらに将来を見据えて、13
nmという極紫外領域の波長を有する結像用放射線が提
案されている。
よって推進されている。これらの技術開発の中には、リ
ソグラフィによって半導体チップをますます小さい幾何
形状でパターン形成できるようにするプロセスの改善が
ある。過去においてこのような改善は、結像用放射線の
波長を可視領域、すなわち436nmから、現在使用さ
れている紫外(UV)領域、すなわち248〜365n
mにまで絶えず短くすることにより実現されてきた。実
際、今日のリソグラフィは、193nmという紫外領域
の結像用放射線の利用を基礎としている。将来の波長結
像は、157nmの紫外波長を利用したレーザを使用す
ることが企図されている。さらに将来を見据えて、13
nmという極紫外領域の波長を有する結像用放射線が提
案されている。
【0003】フォトレジストの透過性をこれらの短波長
にまで下げ、それに伴ってデバイスの幾何形状が100
nm以下に縮小されるにつれて、当技術分野では薄膜結
像手法をこれらの短い波長に適応させる必要が増大す
る。
にまで下げ、それに伴ってデバイスの幾何形状が100
nm以下に縮小されるにつれて、当技術分野では薄膜結
像手法をこれらの短い波長に適応させる必要が増大す
る。
【0004】薄膜結像を提供するための広く受け入れら
れている手段は、酸素反応性イオン・エッチング(O2
−RIE)プロセスで、ケイ素を組み込んだフォトレジ
ストを利用することである。この手段では、二層プロセ
ス(bilayer process)、または上面結像プロセス(top
surface imaging process)を使用する。これらの方法
はどちらも、耐熱性(refractory)酸化物、すなわち酸
化ケイ素を形成する元素を含有するポリマーと、揮発性
酸化物を形成する元素のみからなる単純な有機ポリマー
との酸素プラズマ・エッチング速度の差を利用してい
る。
れている手段は、酸素反応性イオン・エッチング(O2
−RIE)プロセスで、ケイ素を組み込んだフォトレジ
ストを利用することである。この手段では、二層プロセ
ス(bilayer process)、または上面結像プロセス(top
surface imaging process)を使用する。これらの方法
はどちらも、耐熱性(refractory)酸化物、すなわち酸
化ケイ素を形成する元素を含有するポリマーと、揮発性
酸化物を形成する元素のみからなる単純な有機ポリマー
との酸素プラズマ・エッチング速度の差を利用してい
る。
【0005】この適用分野でケイ素含有フォトレジスト
を使用することは、半導体技術における著しい進歩であ
るが、そのようなフォトレジストには重大な欠点があ
り、その改善策が長い間当業者によって探し求められて
きた。すなわち、当業者が気付いているように、ケイ素
含有フォトレジストは、リソグラフィ手順の実行中にフ
ォトレジストの露光部分を最適に除去するのに十分なほ
ど酸性ではない。確かに、より長い波長を用いた結像操
作で使用されるフェノール材料は、フォトレジストの酸
性度に基づくフォトレジストの除去に関して他のフォト
レジスト材料を判断する基準となっている。しかし、フ
ェノールをベースとするフォトレジストは、紫外波長領
域では光学的に透過性ではない。そのためフェノール材
料は、現況技術の薄膜紫外波長領域リソグラフィの適用
分野では使用されない。
を使用することは、半導体技術における著しい進歩であ
るが、そのようなフォトレジストには重大な欠点があ
り、その改善策が長い間当業者によって探し求められて
きた。すなわち、当業者が気付いているように、ケイ素
含有フォトレジストは、リソグラフィ手順の実行中にフ
ォトレジストの露光部分を最適に除去するのに十分なほ
ど酸性ではない。確かに、より長い波長を用いた結像操
作で使用されるフェノール材料は、フォトレジストの酸
性度に基づくフォトレジストの除去に関して他のフォト
レジスト材料を判断する基準となっている。しかし、フ
ェノールをベースとするフォトレジストは、紫外波長領
域では光学的に透過性ではない。そのためフェノール材
料は、現況技術の薄膜紫外波長領域リソグラフィの適用
分野では使用されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって当技術分野
では、O2−RIE薄膜結像リソグラフィでの利用に適
した新しいクラスのフォトレジストが緊急に必要なこと
は明らかである。
では、O2−RIE薄膜結像リソグラフィでの利用に適
した新しいクラスのフォトレジストが緊急に必要なこと
は明らかである。
【0007】当技術分野でヒドロキシカルボランが記載
されている。I.ジャロフ(Zharov)他、Inorganic Ch
em. 36、No. 36、6033〜6038 (1997) は、このようなク
ラスのヒドロキシカルボランを記載している。しかしこ
の技術論文は、その論文に記載されている化合物をフォ
トレジストとして利用することについて開示も示唆もし
ておらず、ましてヒドロキシカルボランが添加剤、また
は懸垂基として付着しているポリマー骨格を含んだフォ
トレジストについては開示も示唆もしていない。
されている。I.ジャロフ(Zharov)他、Inorganic Ch
em. 36、No. 36、6033〜6038 (1997) は、このようなク
ラスのヒドロキシカルボランを記載している。しかしこ
の技術論文は、その論文に記載されている化合物をフォ
トレジストとして利用することについて開示も示唆もし
ておらず、ましてヒドロキシカルボランが添加剤、また
は懸垂基として付着しているポリマー骨格を含んだフォ
トレジストについては開示も示唆もしていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】今回、O2−RIEでの
利用に適する新しいクラスのフォトレジストは、紫外波
長領域で優れた透過性を提供すると共に、半導体デバイ
スなどを生産する際に薄膜結像リソグラフィで優れた加
工性を提供することが判明した。
利用に適する新しいクラスのフォトレジストは、紫外波
長領域で優れた透過性を提供すると共に、半導体デバイ
スなどを生産する際に薄膜結像リソグラフィで優れた加
工性を提供することが判明した。
【0009】本発明によれば、フォトレジスト組成物が
提供される。このフォトレジスト組成物は、酸に不安定
な(acid labile)ポリマーと、ヒドロキシカルボラン
モノマー溶解調節剤(dissolution modifier)と、光酸
発生剤とを含む。あるいはこのフォトレジスト組成物
は、ポリマー骨格上の懸垂基としてのヒドロキシカルボ
ランと、光酸発生剤とを含む。
提供される。このフォトレジスト組成物は、酸に不安定
な(acid labile)ポリマーと、ヒドロキシカルボラン
モノマー溶解調節剤(dissolution modifier)と、光酸
発生剤とを含む。あるいはこのフォトレジスト組成物
は、ポリマー骨格上の懸垂基としてのヒドロキシカルボ
ランと、光酸発生剤とを含む。
【0010】さらに本発明によれば、ヒドロキシカルボ
ラン・フォトレジストを利用した二層薄膜結像リソグラ
フィ法が提供される。
ラン・フォトレジストを利用した二層薄膜結像リソグラ
フィ法が提供される。
【0011】本発明は、添付図面を参照することによっ
て、より良く理解することができる。
て、より良く理解することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】カルボランは、電子非局在型ボラ
ンの骨格に組み込まれた1個または複数の炭素原子を含
有する化合物である。このような化合物の中で、式C2
B10H12によって定義されるデカカルボランは、特に有
用な化学種である。この式を有する構造異性体には、デ
カカルボランの2個の炭素原子の位置に応じてオルト異
性体、メタ異性体、およびパラ異性体の3種がある。そ
れぞれの構造で、2個の炭素原子がそれぞれ水素原子に
結合しており、水素原子はホウ素複素環の電子求引性に
よって酸性になる。
ンの骨格に組み込まれた1個または複数の炭素原子を含
有する化合物である。このような化合物の中で、式C2
B10H12によって定義されるデカカルボランは、特に有
用な化学種である。この式を有する構造異性体には、デ
カカルボランの2個の炭素原子の位置に応じてオルト異
性体、メタ異性体、およびパラ異性体の3種がある。そ
れぞれの構造で、2個の炭素原子がそれぞれ水素原子に
結合しており、水素原子はホウ素複素環の電子求引性に
よって酸性になる。
【0013】デカカルボランは、熱および酸化に対して
非常に安定であるので特に興味深い。デカカルボランの
炭素−水素結合は比較的酸性であるので、様々な置換デ
カカルボランを炭素陰イオンから調製することができ
る。したがって、水酸基で置換されたデカカルボランの
炭素原子に結合した水素原子を、官能基で置換すること
ができる。カルボラン核の電子求引性は強いので、水酸
基で置換されたデカカルボランは、フェノールと機能的
に同等である。
非常に安定であるので特に興味深い。デカカルボランの
炭素−水素結合は比較的酸性であるので、様々な置換デ
カカルボランを炭素陰イオンから調製することができ
る。したがって、水酸基で置換されたデカカルボランの
炭素原子に結合した水素原子を、官能基で置換すること
ができる。カルボラン核の電子求引性は強いので、水酸
基で置換されたデカカルボランは、フェノールと機能的
に同等である。
【0014】水酸基で置換された上記3種のデカカルボ
ランを、図1ないし図3に示す。図1はオルト異性体を
示し、図2はメタ異性体を示し、図3はパラ異性体を示
す。水酸基で置換されたこれらのデカカルボランはそれ
ぞれ、対応するデカカルボランから調製される。
ランを、図1ないし図3に示す。図1はオルト異性体を
示し、図2はメタ異性体を示し、図3はパラ異性体を示
す。水酸基で置換されたこれらのデカカルボランはそれ
ぞれ、対応するデカカルボランから調製される。
【0015】オルトヒドロキシデカカルボラン、メタヒ
ドロキシデカカルボラン、パラヒドロキシデカカルボラ
ンのpKa値は、それぞれ5.33、8.39、9.0
3である。したがってこれらの化合物の酸性度は、フェ
ノール誘導体と同等である。ヒドロキシデカカルボラン
は、酸性度の点でフェノールと同等であるが、化学的お
よび物理的特性は著しく異なっている。フェノールが酸
化に不安定であるのに対し、ヒドロキシデカカルボラン
は酸化に対して安定である。さらに、ヒドロキシデカカ
ルボランは、真空紫外スペクトル領域で著しい光吸収を
示さないので、光学的に透過性である。フェノールは、
この波長領域内では光学的に透過性でない。
ドロキシデカカルボラン、パラヒドロキシデカカルボラ
ンのpKa値は、それぞれ5.33、8.39、9.0
3である。したがってこれらの化合物の酸性度は、フェ
ノール誘導体と同等である。ヒドロキシデカカルボラン
は、酸性度の点でフェノールと同等であるが、化学的お
よび物理的特性は著しく異なっている。フェノールが酸
化に不安定であるのに対し、ヒドロキシデカカルボラン
は酸化に対して安定である。さらに、ヒドロキシデカカ
ルボランは、真空紫外スペクトル領域で著しい光吸収を
示さないので、光学的に透過性である。フェノールは、
この波長領域内では光学的に透過性でない。
【0016】したがってヒドロキシデカカルボランは、
有機非透光性フェノールの無機透光性類似体である。特
に短波長での過剰な光吸収は、リソグラフィ・プロセス
でフェノールを利用する際の妨げになるので、このヒド
ロキシデカカルボランは、特に紫外波長領域でのリソグ
ラフィ・プロセスにおける新規な代替物を提供する。
有機非透光性フェノールの無機透光性類似体である。特
に短波長での過剰な光吸収は、リソグラフィ・プロセス
でフェノールを利用する際の妨げになるので、このヒド
ロキシデカカルボランは、特に紫外波長領域でのリソグ
ラフィ・プロセスにおける新規な代替物を提供する。
【0017】酸に不安定な基で水酸官能基を保護する
と、化学増幅リソグラフィに有用な従来からの光酸発生
剤を使用して親水性および酸性にすることのできる、疎
水性部分が提供されることを強調しておきたい。このよ
うな保護−脱保護(deprotection)スキームにより、水
性の塩基性フォトレジスト現像液に可溶な材料が得られ
る。
と、化学増幅リソグラフィに有用な従来からの光酸発生
剤を使用して親水性および酸性にすることのできる、疎
水性部分が提供されることを強調しておきたい。このよ
うな保護−脱保護(deprotection)スキームにより、水
性の塩基性フォトレジスト現像液に可溶な材料が得られ
る。
【0018】ヒドロキシカルボランの環上の炭素に結合
している水酸基を保護するために使用できる水酸官能保
護基には、トリアルキルシリル基、例えばトリメチルシ
リル基と、メトキシエチルメチル基、tert−ブトキ
シカルボニル基がある。これらの基は、ヒドロキシカル
ボラン分子にこれらの保護基を付加するための、当技術
分野で周知の置換反応によって付加される。
している水酸基を保護するために使用できる水酸官能保
護基には、トリアルキルシリル基、例えばトリメチルシ
リル基と、メトキシエチルメチル基、tert−ブトキ
シカルボニル基がある。これらの基は、ヒドロキシカル
ボラン分子にこれらの保護基を付加するための、当技術
分野で周知の置換反応によって付加される。
【0019】水酸基で置換されていない炭素原子上に酸
性の炭素−水素結合が存在すると、追加の官能基、すな
わち、例えば反応性水酸基を含有する基を提供する機会
が得られることを特に強調しておきたい。この基をヒド
ロキシカルボランの保護された分子に付加することによ
り、共重合のための部位が提供される。
性の炭素−水素結合が存在すると、追加の官能基、すな
わち、例えば反応性水酸基を含有する基を提供する機会
が得られることを特に強調しておきたい。この基をヒド
ロキシカルボランの保護された分子に付加することによ
り、共重合のための部位が提供される。
【0020】本発明では、ヒドロキシカルボランを含有
するフォトレジストの、2つの好ましい実施形態を使用
することができる。ヒドロキシカルボラン・フォトレジ
ストの第1の実施形態では、ヒドロキシカルボランをモ
ノマー溶解調節剤として利用する。この実施形態では、
ヒドロキシカルボランは、酸に不安定な保護ポリマーに
付加される。特に好ましい酸に不安定な保護ポリマー
は、酸に不安定な保護基を有するアクリレート、メタク
リレート、またはスチレンポリマーである。
するフォトレジストの、2つの好ましい実施形態を使用
することができる。ヒドロキシカルボラン・フォトレジ
ストの第1の実施形態では、ヒドロキシカルボランをモ
ノマー溶解調節剤として利用する。この実施形態では、
ヒドロキシカルボランは、酸に不安定な保護ポリマーに
付加される。特に好ましい酸に不安定な保護ポリマー
は、酸に不安定な保護基を有するアクリレート、メタク
リレート、またはスチレンポリマーである。
【0021】例えば、メタクリル酸メチルとアクリル酸
tert−ブチル(TBA)の共重合体、またはメタク
リル酸メチルとメタクリル酸tert−ブチル(TBM
A)の共重合体は、本発明のフォトレジストに有用な、
酸に不安定な保護ポリマーの特に好ましい例である。当
業者なら、TBA基またはTBMA基そのものは疎水性
であるが、酸に曝されるとt−ブチル部分が切断され
て、当然ながら水性塩基に可溶なカルボン酸に変換され
ることを理解するであろう。当業者なら、このような酸
に不安定な他の基がわかるであろうが、その中でもアク
リル酸t−ブチルが最も好ましいメンバである。
tert−ブチル(TBA)の共重合体、またはメタク
リル酸メチルとメタクリル酸tert−ブチル(TBM
A)の共重合体は、本発明のフォトレジストに有用な、
酸に不安定な保護ポリマーの特に好ましい例である。当
業者なら、TBA基またはTBMA基そのものは疎水性
であるが、酸に曝されるとt−ブチル部分が切断され
て、当然ながら水性塩基に可溶なカルボン酸に変換され
ることを理解するであろう。当業者なら、このような酸
に不安定な他の基がわかるであろうが、その中でもアク
リル酸t−ブチルが最も好ましいメンバである。
【0022】酸に不安定な保護ポリマーの別の好ましい
実施形態には、溶解特性の制御を助ける第3のコモノマ
ーが含まれる。この好ましい実施形態では、好ましい第
3のコモノマーは、アクリル酸である。第3のコモノマ
ーを含めると放射線で露光する前に溶解性を制御する助
けとなるだけでなく、この第3のコノモノマーは、放射
線に曝した後には反応促進剤にもなる。
実施形態には、溶解特性の制御を助ける第3のコモノマ
ーが含まれる。この好ましい実施形態では、好ましい第
3のコモノマーは、アクリル酸である。第3のコモノマ
ーを含めると放射線で露光する前に溶解性を制御する助
けとなるだけでなく、この第3のコノモノマーは、放射
線に曝した後には反応促進剤にもなる。
【0023】この実施形態で酸に不安定な保護ポリマー
と結合しているヒドロキシカルボランモノマー自体は、
水酸基の保護基を含んでも含まなくてもよい。保護する
場合、前述のトリアルキルシリル基、メトキシエチルメ
チル基、またはtert−ブトキシカルボニル基を利用
することが好ましい。
と結合しているヒドロキシカルボランモノマー自体は、
水酸基の保護基を含んでも含まなくてもよい。保護する
場合、前述のトリアルキルシリル基、メトキシエチルメ
チル基、またはtert−ブトキシカルボニル基を利用
することが好ましい。
【0024】本発明のフォトレジストの第1の実施形態
は、第3の成分として、光酸発生剤(PAG)を含む。
光酸発生剤とは、放射線に曝すと酸を発生する化学薬品
である。光酸発生剤は、酸に不安定な保護基を分解す
る。本発明の範囲に含まれる光酸発生剤には、ニトロベ
ンジル化合物、オニウム塩、スルホネート、カルボキシ
レートなどが含まれる。これらの中で、オニウム塩が特
に好ましい。したがって本発明の光酸発生剤として、ト
リアリールスルホニウム塩、およびジアリールヨードニ
ウム塩がしばしば使用される。
は、第3の成分として、光酸発生剤(PAG)を含む。
光酸発生剤とは、放射線に曝すと酸を発生する化学薬品
である。光酸発生剤は、酸に不安定な保護基を分解す
る。本発明の範囲に含まれる光酸発生剤には、ニトロベ
ンジル化合物、オニウム塩、スルホネート、カルボキシ
レートなどが含まれる。これらの中で、オニウム塩が特
に好ましい。したがって本発明の光酸発生剤として、ト
リアリールスルホニウム塩、およびジアリールヨードニ
ウム塩がしばしば使用される。
【0025】第2の好ましい実施形態では、ヒドロキシ
カルボラン・フォトレジストがポリマー骨格上の懸垂基
として提供される。ヒドロキシカルボランポリマーは、
ヒドロキシカルボランコモノマーの共重合体を含み、水
酸基は酸に不安定な保護基で保護されており、この酸に
不安定な保護基は、やはりトリメチルシリル基(TM
S)などのトリアルキルシリル基、メトキシエチルメチ
ル基(MEM)、またはtert−ブトキシカルボニル
基(TBOC)によって提供することが好ましい。ヒド
ロキシカルボランの第2の炭素原子は、ヒドロキシプロ
ピルなどカップリング試薬と反応することができる官能
基に結合する。このカップリング試薬は重合性コモノマ
ーである。好ましい実施形態では、重合性コモノマーは
アクリル酸またはメタクリル酸である。
カルボラン・フォトレジストがポリマー骨格上の懸垂基
として提供される。ヒドロキシカルボランポリマーは、
ヒドロキシカルボランコモノマーの共重合体を含み、水
酸基は酸に不安定な保護基で保護されており、この酸に
不安定な保護基は、やはりトリメチルシリル基(TM
S)などのトリアルキルシリル基、メトキシエチルメチ
ル基(MEM)、またはtert−ブトキシカルボニル
基(TBOC)によって提供することが好ましい。ヒド
ロキシカルボランの第2の炭素原子は、ヒドロキシプロ
ピルなどカップリング試薬と反応することができる官能
基に結合する。このカップリング試薬は重合性コモノマ
ーである。好ましい実施形態では、重合性コモノマーは
アクリル酸またはメタクリル酸である。
【0026】ヒドロキシカルボランコモノマーと重合性
コモノマーの共重合体は、任意選択で、アクリル酸te
rt−ブチルなど酸に不安定な追加の保護基をさらに提
供するための、第3のコモノマーを含むことができる。
コモノマーの共重合体は、任意選択で、アクリル酸te
rt−ブチルなど酸に不安定な追加の保護基をさらに提
供するための、第3のコモノマーを含むことができる。
【0027】ヒドロキシカルボランをポリマー骨格上の
懸垂基として含むフォトレジスト組成物は光酸発生剤を
与えられる。第2のフォトレジスト組成物中に導入され
る光酸発生剤は、本発明のフォトレジスト組成物の第1
の実施形態で提供される光酸発生剤と同一である。
懸垂基として含むフォトレジスト組成物は光酸発生剤を
与えられる。第2のフォトレジスト組成物中に導入され
る光酸発生剤は、本発明のフォトレジスト組成物の第1
の実施形態で提供される光酸発生剤と同一である。
【0028】本発明のフォトレジスト組成物に使用され
る図1ないし図3に示す化合物は、リソグラフィの適用
分野における現世代の材料に優るいくつかの利点をもた
らす。ヒドロキシカルボランを含有するフォトレジスト
は、ホウ素密度が非常に高いので非常に薄い結像層を形
成することができ、薄いにもかかわらず酸素プラズマに
対する耐エッチ性が高い。したがってこの層は、二層酸
素反応イオン・エッチングに特に有用である。さらに先
に述べたように、ヒドロキシカルボランのpKa値は、
より高い波長のフォトレジストに使用されるフェノール
材料のpKa値とほぼ同一である。フェノールのpKa
値は、ヒドロキシカルボランのpKa値に非常に類似し
ており、それが、この適用分野で好ましく使用される主
な理由である。
る図1ないし図3に示す化合物は、リソグラフィの適用
分野における現世代の材料に優るいくつかの利点をもた
らす。ヒドロキシカルボランを含有するフォトレジスト
は、ホウ素密度が非常に高いので非常に薄い結像層を形
成することができ、薄いにもかかわらず酸素プラズマに
対する耐エッチ性が高い。したがってこの層は、二層酸
素反応イオン・エッチングに特に有用である。さらに先
に述べたように、ヒドロキシカルボランのpKa値は、
より高い波長のフォトレジストに使用されるフェノール
材料のpKa値とほぼ同一である。フェノールのpKa
値は、ヒドロキシカルボランのpKa値に非常に類似し
ており、それが、この適用分野で好ましく使用される主
な理由である。
【0029】最後に、ヒドロキシカルボランは、193
nmの紫外波長で優れた光学的透過性を示し、13nm
の極紫外波長で良好な透光性を示す。現況技術は極紫外
リソグラフィを利用するレベルに到達していないが、こ
れらのヒドロキシカルボラン・フォトレジストは13n
mもの短い波長で良好な光学特性を示すと期待される。
この期待は、ホウ素の原子番号が小さいことを考えれば
理に適ったものである。したがって本発明のフォトレジ
ストは、一般に約365nm〜約248nmの紫外波長
領域で有用であるが、特に約193nm〜約13nmの
間の領域で有用である。
nmの紫外波長で優れた光学的透過性を示し、13nm
の極紫外波長で良好な透光性を示す。現況技術は極紫外
リソグラフィを利用するレベルに到達していないが、こ
れらのヒドロキシカルボラン・フォトレジストは13n
mもの短い波長で良好な光学特性を示すと期待される。
この期待は、ホウ素の原子番号が小さいことを考えれば
理に適ったものである。したがって本発明のフォトレジ
ストは、一般に約365nm〜約248nmの紫外波長
領域で有用であるが、特に約193nm〜約13nmの
間の領域で有用である。
【0030】上記の理由により、本発明のヒドロキシカ
ルボラン・フォトレジスト組成物は、薄膜結像リソグラ
フィで使用可能である。例えばこの組成物は、二層処理
に特に有用である。
ルボラン・フォトレジスト組成物は、薄膜結像リソグラ
フィで使用可能である。例えばこの組成物は、二層処理
に特に有用である。
【0031】ポジティブ・トーン結像層薄膜二層プロセ
スを、図4ないし図7に示す。図4は、最終的に半導体
デバイスになる物品10を示す。この物品10は、厚い
層である耐エッチ性(etch resistant)層2の上に配設
された、本発明のヒドロキシカルボラン・フォトレジス
トを含有する結像薄層3を含む。この耐エッチ性層2
は、基板1上に配設されている。
スを、図4ないし図7に示す。図4は、最終的に半導体
デバイスになる物品10を示す。この物品10は、厚い
層である耐エッチ性(etch resistant)層2の上に配設
された、本発明のヒドロキシカルボラン・フォトレジス
トを含有する結像薄層3を含む。この耐エッチ性層2
は、基板1上に配設されている。
【0032】次にこのように準備された物品10を、矢
印5で示す紫外線(UV)源で露光する。ただし、薄層
3の表面に到達する紫外線は、マスク4によって画定さ
れる。そのため図5の結像ステップでは、薄層3の、符
号6によって画定される領域のみが、紫外線5で露光さ
れる。図6に示す現像ステップで、当技術分野で周知の
リソグラフィの原理に従って、薄層3の部分6'が除去
される。したがって薄層3は、6'で示される除去部分
が欠けたものである。
印5で示す紫外線(UV)源で露光する。ただし、薄層
3の表面に到達する紫外線は、マスク4によって画定さ
れる。そのため図5の結像ステップでは、薄層3の、符
号6によって画定される領域のみが、紫外線5で露光さ
れる。図6に示す現像ステップで、当技術分野で周知の
リソグラフィの原理に従って、薄層3の部分6'が除去
される。したがって薄層3は、6'で示される除去部分
が欠けたものである。
【0033】次に、物品10を酸素反応性イオン・エッ
チング(O2−RIE)にかけるが、このエッチングで
は、本発明のフォトレジストを含有する薄層3がそのエ
ッチングに対するバリアとして作用する。これを図7に
示すが、矢印7で示すO2−RIE流が薄層3に集中し
ている。その結果、層2の、薄層3で保護されていない
部分が除去される。このため、薄層3の欠除部分6'
が、厚い層である耐エッチ性層2にまで延び、図7に欠
除部分6"として示される。
チング(O2−RIE)にかけるが、このエッチングで
は、本発明のフォトレジストを含有する薄層3がそのエ
ッチングに対するバリアとして作用する。これを図7に
示すが、矢印7で示すO2−RIE流が薄層3に集中し
ている。その結果、層2の、薄層3で保護されていない
部分が除去される。このため、薄層3の欠除部分6'
が、厚い層である耐エッチ性層2にまで延び、図7に欠
除部分6"として示される。
【0034】このプロセスは、ケイ素含有二層フォトレ
ジストを使用したリソグラフィ・プロセスと同一である
ことを理解されたい。ただし、本発明のヒドロキシカル
ボランを使用することにより、ヒドロキシカルボラン・
フォトレジストが水性塩基に可溶という改善された結果
が得られる。この化学的特性は、このような性質を持た
ない従来技術のケイ素含有フォトレジストとは異なり、
ヒドロキシカルボラン・フォトレジスト系の結像性能を
妨げない。
ジストを使用したリソグラフィ・プロセスと同一である
ことを理解されたい。ただし、本発明のヒドロキシカル
ボランを使用することにより、ヒドロキシカルボラン・
フォトレジストが水性塩基に可溶という改善された結果
が得られる。この化学的特性は、このような性質を持た
ない従来技術のケイ素含有フォトレジストとは異なり、
ヒドロキシカルボラン・フォトレジスト系の結像性能を
妨げない。
【0035】本発明の範囲を例示するため、以下に実施
例を示す。これらの実施例は、例示のためのものにすぎ
ず、本発明はそれだけに限定されるものではない。
例を示す。これらの実施例は、例示のためのものにすぎ
ず、本発明はそれだけに限定されるものではない。
【0036】実施例1 1−ヒドロキシ−1,2−ジカルバ−closo−ドデ
カボランの合成 o−カルボランのテトラヒドロフラン(THF)溶液を
窒素雰囲気中で容器内に形成し、−78℃に冷却する。
それにn−ブチルリチウムを添加する。この混合物を1
時間攪拌し、次いで室温までに温める。混合物をさらに
3時間撹拌するが、このとき過酸化ビス(トリメチルシ
リル)を−30℃の温度でゆっくりと添加する。混合物
を室温までに温め、12時間撹拌する。ペンタンを添加
し、この混合物を塩化アンモニウム溶液で洗浄した後、
溶媒を減圧除去する。混合物をジクロロメタンで溶出す
る。この手順の生成物は、1−トリメチルシロキシ−o
−カルボランである。
カボランの合成 o−カルボランのテトラヒドロフラン(THF)溶液を
窒素雰囲気中で容器内に形成し、−78℃に冷却する。
それにn−ブチルリチウムを添加する。この混合物を1
時間攪拌し、次いで室温までに温める。混合物をさらに
3時間撹拌するが、このとき過酸化ビス(トリメチルシ
リル)を−30℃の温度でゆっくりと添加する。混合物
を室温までに温め、12時間撹拌する。ペンタンを添加
し、この混合物を塩化アンモニウム溶液で洗浄した後、
溶媒を減圧除去する。混合物をジクロロメタンで溶出す
る。この手順の生成物は、1−トリメチルシロキシ−o
−カルボランである。
【0037】1−トリメチルシロキシ−o−カルボラン
をメタノールと塩酸の混合物に溶解し、その溶液を室温
で24時間撹拌する。この混合物を水で希釈し、エーテ
ルで抽出する。エーテル層を水酸化ナトリウム水溶液で
処理し、アルカリ層を混合物から分離し、希塩酸で中和
し、ヘキサンで抽出する。ヘキサン層を無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、溶媒を除去する。得られた白色固体
は1−ヒドロキシ−1,2−ジカルバ−closo−ド
デカボランである。この化合物は、より一般的に1−ヒ
ドロキシ−o−カルボランと呼ばれる。
をメタノールと塩酸の混合物に溶解し、その溶液を室温
で24時間撹拌する。この混合物を水で希釈し、エーテ
ルで抽出する。エーテル層を水酸化ナトリウム水溶液で
処理し、アルカリ層を混合物から分離し、希塩酸で中和
し、ヘキサンで抽出する。ヘキサン層を無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、溶媒を除去する。得られた白色固体
は1−ヒドロキシ−1,2−ジカルバ−closo−ド
デカボランである。この化合物は、より一般的に1−ヒ
ドロキシ−o−カルボランと呼ばれる。
【0038】実施例2 1−ヒドロキシ−1,7−ジカルバ−closo−ドデ
カボランの合成 o−カルボランをm−カルボランに換える他は、実施例
1で述べた手順を繰り返し、その結果、1−ヒドロキシ
−1,7−ジカルバ−closo−ドデカボランが合成
されるが、これはより一般的に1−ヒドロキシ−m−カ
ルボランと呼ばれる。
カボランの合成 o−カルボランをm−カルボランに換える他は、実施例
1で述べた手順を繰り返し、その結果、1−ヒドロキシ
−1,7−ジカルバ−closo−ドデカボランが合成
されるが、これはより一般的に1−ヒドロキシ−m−カ
ルボランと呼ばれる。
【0039】実施例3 1−ヒドロキシ−1,12−ジカルバ−closo−ド
デカボランの合成 o−カルボランをp−カルボランに換える他は、実施例
1で述べた手順を繰り返し、その結果、1−ヒドロキシ
−1,12−ジカルバ−closo−ドデカボランが合
成されるが、これはより一般的に1−ヒドロキシ−p−
カルボランと呼ばれる。
デカボランの合成 o−カルボランをp−カルボランに換える他は、実施例
1で述べた手順を繰り返し、その結果、1−ヒドロキシ
−1,12−ジカルバ−closo−ドデカボランが合
成されるが、これはより一般的に1−ヒドロキシ−p−
カルボランと呼ばれる。
【0040】実施例4 1−エトキシメトキシ−2−アリル−1,2−ジカルバ
−closo−ドデカボランの合成 実施例1の生成物、すなわちより一般的に使用される名
称を用いると1−ヒドロキシ−o−カルボランである
が、これを室温の窒素雰囲気中でTHFに溶解する。窒
素雰囲気中で水素化ナトリウムを添加し、ガスの発生が
停止しかつ水素化ナトリウムが消失するまで撹拌する。
この溶液にクロロメチルエチルエーテルを添加すると沈
澱物が生じる。混合物を3時間撹拌して、塩化ナトリウ
ムを完全に沈澱させる。得られた透明な溶液を窒素中で
別の容器に移し、−78℃に冷却する。n−ブチルリチ
ウムを添加して混合物を1時間撹拌し、室温にまで温め
て、さらに3時間撹拌する。ヨウ化アリルを添加し、混
合物を12時間撹拌する。圧力を下げて溶媒を除去し、
粗生成物を、溶出剤としてヘキサン−ジクロロメタンを
用いてシリカゲル・カラム上で精製すると、1−エトキ
シメトキシ−2−アリル−1,2−ジカルバ−clos
o−ドデカボランが生成される。
−closo−ドデカボランの合成 実施例1の生成物、すなわちより一般的に使用される名
称を用いると1−ヒドロキシ−o−カルボランである
が、これを室温の窒素雰囲気中でTHFに溶解する。窒
素雰囲気中で水素化ナトリウムを添加し、ガスの発生が
停止しかつ水素化ナトリウムが消失するまで撹拌する。
この溶液にクロロメチルエチルエーテルを添加すると沈
澱物が生じる。混合物を3時間撹拌して、塩化ナトリウ
ムを完全に沈澱させる。得られた透明な溶液を窒素中で
別の容器に移し、−78℃に冷却する。n−ブチルリチ
ウムを添加して混合物を1時間撹拌し、室温にまで温め
て、さらに3時間撹拌する。ヨウ化アリルを添加し、混
合物を12時間撹拌する。圧力を下げて溶媒を除去し、
粗生成物を、溶出剤としてヘキサン−ジクロロメタンを
用いてシリカゲル・カラム上で精製すると、1−エトキ
シメトキシ−2−アリル−1,2−ジカルバ−clos
o−ドデカボランが生成される。
【0041】実施例5 1−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)−
1,2−ジカルバ−closo−ドデカボランの合成 実施例4の生成物、1−エトキシメトキシ−2−アリル
−1,2−ジカルバ−closo−ドデカボランを容器
に入れ、室温でTHFに溶解する。9−ボロビシクロオ
クタン(9−BBN)を添加し、この混合物を1時間還
流する。水酸化ナトリウム溶液を添加し、その後、過酸
化水素水溶液を添加する。混合物を1時間撹拌し、溶媒
を減圧除去する。メタノールと塩酸の混合物を添加す
る。混合物を室温で24時間撹拌し、水で希釈してエー
テルで抽出する。エーテル層を水酸化ナトリウム水溶液
で処理し、混合物から分離する。アルカリ層を希塩酸で
処理し、ヘキサンで抽出する。ヘキサン層を無水硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、溶媒を除去すると、1−ヒドロ
キシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)−1,2−ジカ
ルバ−closo−ドデカボランが白色固体として得ら
れる。
1,2−ジカルバ−closo−ドデカボランの合成 実施例4の生成物、1−エトキシメトキシ−2−アリル
−1,2−ジカルバ−closo−ドデカボランを容器
に入れ、室温でTHFに溶解する。9−ボロビシクロオ
クタン(9−BBN)を添加し、この混合物を1時間還
流する。水酸化ナトリウム溶液を添加し、その後、過酸
化水素水溶液を添加する。混合物を1時間撹拌し、溶媒
を減圧除去する。メタノールと塩酸の混合物を添加す
る。混合物を室温で24時間撹拌し、水で希釈してエー
テルで抽出する。エーテル層を水酸化ナトリウム水溶液
で処理し、混合物から分離する。アルカリ層を希塩酸で
処理し、ヘキサンで抽出する。ヘキサン層を無水硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、溶媒を除去すると、1−ヒドロ
キシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)−1,2−ジカ
ルバ−closo−ドデカボランが白色固体として得ら
れる。
【0042】実施例6 o−カルボラン懸垂基を有するポリメタクリル酸メチル
の合成 メタクリル酸メチルを、アクリル酸t−ブチルおよび実
施例5の手順に従って形成された1−ヒドロキシ−2−
(3−ヒドロキシプロピル)−1,2−ジカルバ−cl
oso−ドデカボランと合せる。標準の手順に従って3
種のモノマーを重合する。得られたポリマーをトリフェ
ニルスルホニウムと合せて、フォトレジスト組成物を形
成する。
の合成 メタクリル酸メチルを、アクリル酸t−ブチルおよび実
施例5の手順に従って形成された1−ヒドロキシ−2−
(3−ヒドロキシプロピル)−1,2−ジカルバ−cl
oso−ドデカボランと合せる。標準の手順に従って3
種のモノマーを重合する。得られたポリマーをトリフェ
ニルスルホニウムと合せて、フォトレジスト組成物を形
成する。
【0043】実施例7 カルボランの耐イオン・エッチ性試験 酸素反応性イオン・エッチングに対するカルボラン化合
物の耐エッチ性を決定するため、o−カルボランがPM
MAとo−カルボランの全重量に対して6重量%になる
濃度で、オルトカルボランをポリメタクリル酸メチル
(PMMA)と合せる。
物の耐エッチ性を決定するため、o−カルボランがPM
MAとo−カルボランの全重量に対して6重量%になる
濃度で、オルトカルボランをポリメタクリル酸メチル
(PMMA)と合せる。
【0044】このように形成された組成物を、基板上に
標準の厚さで配設し、従来技術のケイ素フォトレジスト
用に最適化された線量で150秒間、酸素反応性イオン
・エッチングにかけた。このエッチングにかけた後、P
MMA−o−カルボラン層の厚さを測定すると、厚さ7
10オングストロームの損失を受けたことが判明した。
標準の厚さで配設し、従来技術のケイ素フォトレジスト
用に最適化された線量で150秒間、酸素反応性イオン
・エッチングにかけた。このエッチングにかけた後、P
MMA−o−カルボラン層の厚さを測定すると、厚さ7
10オングストロームの損失を受けたことが判明した。
【0045】この損失は、ケイ素をベースとするフォト
レジストに同じ時間、同じ放射線を当てたときに失われ
る厚さの損失量と一致する。ただし、標準のケイ素フォ
トレジストは、約10重量%の濃度で存在する。以上の
実施形態および実施例は、本発明の範囲および趣旨を例
示するために示したものである。これらの実施形態およ
び実施例から当業者なら他の実施形態および実施例は明
らかとなるはずである。こうした他の実施形態も本発明
の企図の範囲内にある。したがって、本発明は頭記の特
許請求の範囲においてのみ限定される。
レジストに同じ時間、同じ放射線を当てたときに失われ
る厚さの損失量と一致する。ただし、標準のケイ素フォ
トレジストは、約10重量%の濃度で存在する。以上の
実施形態および実施例は、本発明の範囲および趣旨を例
示するために示したものである。これらの実施形態およ
び実施例から当業者なら他の実施形態および実施例は明
らかとなるはずである。こうした他の実施形態も本発明
の企図の範囲内にある。したがって、本発明は頭記の特
許請求の範囲においてのみ限定される。
【図1】ヒドロキシデカカルボランの構造異性体を示す
図である。
図である。
【図2】ヒドロキシデカカルボランの構造異性体を示す
図である。
図である。
【図3】ヒドロキシデカカルボランの構造異性体を示す
図である。
図である。
【図4】薄膜結像二層リソグラフィ・プロセスでヒドロ
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
【図5】薄膜結像二層リソグラフィ・プロセスでヒドロ
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
【図6】薄膜結像二層リソグラフィ・プロセスでヒドロ
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
【図7】薄膜結像二層リソグラフィ・プロセスでヒドロ
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
キシカルボラン・フォトレジストを利用して半導体デバ
イスを形成するステップを示す図である。
1 基板 2 耐エッチ性層 3 結像薄層 4 マスク 10 物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/039 601 G03F 7/039 601 7/26 511 7/26 511 H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 ドナルド・シー・ホファー アメリカ合衆国93446カリフォルニア州パ ソ・ロブレス、キラー・カンジャン・ロー ド1565 (72)発明者 スコット・エー・マクドナルド アメリカ合衆国95128カリフォルニア州サ ン・ノゼ、ヘスター・アベニュー1622 (72)発明者 アルパン・ピー・マハルワラ アメリカ合衆国10606ニューヨーク州ホワ イト・プレーンズ、マートル・ストリート 14 (72)発明者 ロバート・ディー・ミラー アメリカ合衆国95120カリフォルニア州サ ン・ノゼ、トム・オシャンター・ドライブ 6614 (72)発明者 ジョセフ・ミッチェル アメリカ合衆国80302コロラド州ボルダー、 ォーロラ・アベニュー501 (72)発明者 グレゴリー・エム・ウォールラフ アメリカ合衆国95037カリフォルニア州モ ーガン・ヒル、デル・モント・アベニュー 16925
Claims (18)
- 【請求項1】酸に不安定なポリマーと、ヒドロキシカル
ボランと、光酸発生剤とを含む、フォトレジスト組成
物。 - 【請求項2】前記ヒドロキシカルボランが、1−ヒドロ
キシ−o−カルボラン、1−ヒドロキシ−m−カルボラ
ン、および1−ヒドロキシ−p−カルボランからなる群
から選択される、請求項1に記載のフォトレジスト組成
物。 - 【請求項3】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロキ
シ−o−カルボランである、請求項2に記載のフォトレ
ジスト組成物。 - 【請求項4】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロキ
シ−m−カルボランである、請求項2に記載のフォトレ
ジスト組成物。 - 【請求項5】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロキ
シ−p−カルボランである、請求項2に記載のフォトレ
ジスト組成物。 - 【請求項6】前記酸に不安定なポリマーが、酸に不安定
な保護基を有するアクリレート、メタクリレート、また
はスチレンポリマーを含む、請求項1に記載のフォトレ
ジスト組成物。 - 【請求項7】前記酸に不安定なポリマーが、メタクリル
酸メチルとアクリル酸tert−ブチルの共重合体であ
る、請求項6に記載のフォトレジスト組成物。 - 【請求項8】前記ヒドロキシカルボランが、水酸官能保
護基を含む、請求項1に記載のフォトレジスト組成物。 - 【請求項9】ポリマー骨格上の懸垂基としてのヒドロキ
シカルボランと、光酸発生剤とを含む、フォトレジスト
組成物。 - 【請求項10】前記ヒドロキシカルボランポリマーが、
ヒドロキシカルボランと重合性モノマーとの共重合体を
含み、前記水酸基が酸に不安定な保護基で保護され、前
記保護基の第2の炭素原子が官能基に結合している、請
求項9に記載のフォトレジスト組成物。 - 【請求項11】前記ヒドロキシカルボランが、1−ヒド
ロキシ−o−カルボラン、1−ヒドロキシ−m−カルボ
ラン、および1−ヒドロキシ−p−カルボランからなる
群から選択される、請求項9に記載のフォトレジスト組
成物。 - 【請求項12】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロ
キシ−o−カルボランである、請求項11に記載のフォ
トレジスト組成物。 - 【請求項13】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロ
キシ−m−カルボランである、請求項11に記載のフォ
トレジスト組成物。 - 【請求項14】前記ヒドロキシカルボランが1−ヒドロ
キシ−p−カルボランである、請求項11に記載のフォ
トレジスト組成物。 - 【請求項15】請求項1に記載の前記フォトレジスト組
成物を上層とする二層フォトレジストを紫外線で露光し
て、前記上層に画像を形成すること、および前記画像を
酸素反応性イオン・エッチングに曝して、前記画像を、
厚い耐エッチ性の下部フォトレジスト層に現像すること
を含む、二層薄膜結像リソグラフィ方法。 - 【請求項16】前記紫外線が約365nmから約13n
mの間の波長領域にある、請求項15に記載の方法。 - 【請求項17】請求項9に記載の前記フォトレジスト組
成物を上層とする二層フォトレジストを紫外線で露光し
て、前記上層に画像を形成すること、および前記画像を
酸素反応性イオン・エッチングに曝して、前記画像を、
厚い耐エッチ性の下部フォトレジスト層に現像すること
を含む、二層薄膜結像リソグラフィ法。 - 【請求項18】前記紫外線が約365nmから約13n
mの間の波長領域にある、請求項17に記載の方法。
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