JP2001249560A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
チングするスイッチング制御素子の最小化が図られ、ス
イッチング動作に伴って発生する熱やノイズの低減され
た画像形成装置を提供する。 【解決手段】 レーザビームプリンタ(画像形成装置)
101は、セラミックヒータ203を熱源とする加熱方
式によって記録紙S上に定着させる熱定着装置109
と、その熱定着装置109を制御する制御及び駆動回路
を備える。複数の発熱体を有するヒータをオン/オフ制
御するスイッチング制御素子の他、各発熱体への通電を
切り替えるための電力供給切替え手段(リレー)を設け
ることにより、大電流をスイッチングするスイッチング
制御素子の最小化を図る。
Description
ビームプリンタ等、電子写真プロセスで形成されたトナ
ー像を転写紙上に定着させることにより画像形成を行う
画像形成装置に関し、特に、複数の発熱体が内蔵された
熱定着装置を備える画像形成装置に関する。
た熱定着装置は、電子写真プロセスなどの画像形成手段
により記録紙上に形成された未定着画像(トナー像)を
記録紙上に定着させるものであり、ハロゲンヒータを熱
源とする熱ローラ式の定着装置や、セラミック面発ヒー
タを熱源とするフィルム加熱式の熱定着装置といったも
のがよく知られている。
ヒータ駆動回路の一例を図8に示す。
から構成されるヒータ803はトライアック等のスイッ
チング制御素子804,816を介して商用交流電源8
01に接続されており、この交流電源801から電力が
供給される。ヒータ803には温度検出素子、例えばサ
ミスタ温度検出素子814が設けられており、この温度
検出素子814によりヒータ803の温度が検出され、
その検出温度情報をもとに、制御回路(電力供給指示手
段)812がスイッチング制御素子804,816をオ
ン/オフ制御することにより、ヒータ803への電力供
給をオン/オフし、熱定着装置の温度が目標の一定温度
に制御される。
電源801の波数制御または位相制御により行われる。
録紙の幅に応じた長さに設定されているため、2つの発
熱体が同時に通電されることはない。フィルタ811及
び823は、ヒータ803のオン/オフで、スイッチン
グ制御素子804,816から発生するスイッチングノ
イズを除去するために設けられている。
来の装置においては、ヒータを制御するスイッチング制
御素子がヒータ発熱体数分必要になる。この時、電力供
給を行うスイッチング制御素子804及び816は、ヒ
ータ803への大電流をオン/オフさせる必要があるた
め、ヒータを駆動する大電流の通電に対応すべく大型化
する必要性が生じる。こうした素子の大型化に伴い、ス
イッチングを行う際に素子から発生する熱や、そのスイ
ッチングによって発生するノイズの増大を招く。このた
め、これらスイッチング動作に起因して発生する熱の対
策や、ノイズを吸収するためのフィルタがさらに必要と
なる。
たものであって、熱定着装置を駆動するための大電流を
スイッチングするスイッチング制御素子の最小化が図ら
れ、スイッチング動作に伴って発生する熱やノイズの低
減された画像形成装置を提供することを目的とする。
に、本発明は、転写材上へトナー像を担持し、これを熱
定着させることによって該転写材に画像を形成する画像
形成装置において、電力供給によって発熱する発熱体を
複数有し、トナー像の担持された転写材を加熱する熱定
着手段と、前記発熱体に電力を供給する電力供給手段
と、前記電力供給手段による前記複数の発熱体につい
て、各発熱体への通電及び非通電を切り替える通電発熱
体切り替え手段と、前記発熱体の温度を検出する温度検
出手段と、前記検出された温度に基づいて、前記電力供
給手段が各発熱体に供給する電力を制御する電力供給指
示制御手段とを有してなることを要旨とする。
記複数の発熱体のうち、各発熱体への通電及び非通電を
それぞれ切り替えるのがよい。
記複数の発熱体のうち、2つ以上の発熱体への通電を選
択的に切り替えるのがよい。
ば、ある発熱体への通電の開始(停止)と、別のある発
熱体への通電の停止(開始)と連動させて行うことを意
味する。ただし、こうした連動動作は、1つの発熱体と
1つの発熱体との関係に関するものとは限らず、例え
ば、1つの発熱体と複数の発熱体との関係に関するもの
であってもよし、複数の発熱体と複数の発熱体との関係
に関するものであっても構わない。
せることができる。
明の画像形成装置を、電子写真プロセスを用いたレーザ
ビームプリンタに適用した第1の実施の形態について説
明する。
るレーザビームプリンタの主要内部構造を概略的に示す
側断面図である。
Sを収納するカセット102、このカセット102の記
録紙Sの有無を検知するカセット有無センサ103、カ
セット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサ
イズセンサ104(複数個のマイクロスイッチで構成さ
れる)、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ロ
ーラ105等が設けられている。
Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられて
いる。また、レジストローラ対106の下流にはレーザ
スキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上
にトナー像を形成する画像形成部108が設けられてい
る。
紙S上に形成されたトナー像を熱定着する熱定着手段と
しての熱定着装置109が設けられており、熱定着装置
109の下流には排紙部の搬送状態を検知する排紙セン
サ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録
の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設け
られている。
する外部装置128から送出される画像信号(画像信号
VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレー
ザユニット113、このレーザユニット113からのレ
ーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するための
ポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミ
ラー116等により構成されている。
知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1
次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ1
21、クリーナ122等、さらに、熱定着装置109は
定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィ
ルム109a内部に設けられたセラミックヒータ20
3、セラミックヒータの表面温度を検出する温度検出手
段としてのサーミスタ温度検出素子(以下、温度検出素
子という)214を備えている。
105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジス
トローラ対106にはレジストローラ125を介して駆
動力を与えており、更に感光ドラム117を含む画像形
成部108の各ユニット、熱定着装置109、排紙ロー
ラ111にも駆動力を与えている。
ーザスキャナ部107、画像形成部108、熱定着装置
109による電子写真プロセスの制御、レーザビームプ
リンタ101内の記録紙Sの搬送制御を行なう。
ソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタ
フエース(セントロニクス、RS232C等)130で
接続されており、この汎用インタフエースから送られて
くる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデー
タをVDO信号として、エンジンコントローラ126へ
送出している。
及び制御回路を示す。
照)に接続され、電力を供給する商用交流電源である。
電源201がACフィルタ202を介してセラミックヒ
ータ203へ供給されることにより、セラミックヒータ
203を発熱させる。
大して示すように、2つの発熱体203a,203bを
内蔵しており、プリントする記録紙Sの幅に応じて適宜
ヒータ内の各発熱体への通電が切り替えられる。セラミ
ックヒータ203(発熱体203a,203b)への電
力供給は、トライアック204の通電、遮断により行
う。抵抗205,206は、トライアック204のため
のバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ207
は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイス
である。リレー213は、制御回路212からの信号に
より通電される。またリレー216,217は、セラミ
ックヒータ203に内蔵された発熱体203,203b
のうち、発熱させる(通電を行う)発熱体を切り替える
ために用いるスイッチ(通電発熱体切り替え手段)とし
ての役割を担い、記録紙Sの幅に応じて制御回路212
により、オン/オフされる。トライアック204は、フ
ォトトライアックカプラ207の発光ダイオードに通電
されることでオンする。抵抗208は、フォトトライア
ックカプラ207の電流を制限するための抵抗であり、
トランジスタ209によりオン/オフする。トランジス
タ209は抵抗210を介して制御回路212に接続さ
れ、制御回路212からのオン信号に従って動作する。
フィルタ211は、セラミックヒータ203をオン/オ
フさせるときに発生するノイズを押さえるために配され
ている。
02を介して制御回路212のゼロクロス検出部に入力
される。制御回路212のゼロクロス検出部は、交流電
源201が、ある閥値以下の電圧になっていることを制
御回路212内部に対してパルス信号で報知する。以
下、制御回路212のゼロクロス検出部によって送出さ
れるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。
のエッジを検知し、位相制御または波数制御によりトラ
イアック204をオン/オフする。
照)によって検出される温度は、抵抗215と、温度検
出素子214との分流電圧として検出され、制御回路2
12にTH信号としてA/D入力される。
は、TH信号(デジタル信号)として制御回路212に
おいて監視される。そして、制御回路212の内部で設
定されているセラミックヒータ203の設定温度と比較
されることによって、セラミックヒータ203に供給す
るべき電力が算出され、その供給する電力に対応した位
相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算され、
オン信号としてトランジスタ209に適宜送出されるこ
ととなる。
た2つの発熱体による発熱動作について説明する。
ー213が通電される。それとともに、記録紙Sの幅に
応じた、セラミックヒータ203の2つの発熱体のうち
の1つが、リレー216またはリレー217が通電され
る事により選択される。リレー216とリレー217
は、発熱体の選択を行うものであるため、図2のような
リレースイッチを用いたものや、図4のようにトライア
ックを用いたものなどが考えられる。また、他の切り替
え手段を使用しても差し支えない。更にこのリレー21
6とリレー217は、セラミックヒータ203の通電中
は、オン/オフされることがない為、フィルタ211の
ようなノイズ除去手段も不要であり、かつ電流容量など
にも余裕をとる必要がない。
がら、トライアック204をオン/オフさせることでセ
ラミックヒータ203の温度が最適な値に制御される。
塗り部として示したセラミックヒータの発熱体は、長さ
の違うものを用いているが、同じ長さの発熱体を複数並
べてもよいし、また、それぞれの発熱体を図5斜線部の
ように配してもよい。
3a’,203b’を同時に通電させることで、幅広の
記録紙に対応させることとしている。また、セラミック
ヒータに内蔵される発熱体の数は、本実施の形態では2
つとしたが、3本以上としてもよい。
形成装置をレーザビームプリンタに適用した第2の実施
の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に
説明する。
プリンタにあって、その基本構成及び画像形成にあたっ
ての機械的な動作態様は、先の第1の実施の形態とほぼ
同等であるため、ここでの重複する説明は省略する。
リンタに設けられた熱定着装置のセラミックヒータ60
3について、その駆動及び制御回路を示す。
れるセラミックヒータ603は、図7に示すように長い
発熱体603aを2つ、短い発熱体603bを1つ配設
して構成される。2つの長い発熱体603aは、記録紙
Sの幅が比較的広いときに通電される。このとき、各発
熱体603aへの通電制御をうまく組み合わせることに
より、温度制御時のセラミックヒータ、オン/オフによ
る負荷変動は最小化されることとなる。一方、記録紙S
の幅が比較的小さいときには短い発熱体603bのみに
通電が行われるように制御される。また、制御上、長い
発熱体2つと短い発熱体とには、同時に通電を行わな
い。
ちの一方と、短い発熱体とを切り替えるための切り替え
手段である。このリレー616は、セラミックヒータ6
03の通電中に切り替えることはしない。従って、電流
容量を大きめに確保する必要はない。
行う際には、制御回路612からの指示に従ってリレー
616を切り替える。その後トライアック604および
トライアック624のオン/オフ制御を行って、セラミ
ックヒータ603の温度制御を行う。この時、二つの発
熱体への給電制御を適宜振り分けることにより、セラミ
ックヒータ603の負荷変動による、プリンタ外部への
悪影響、特にフリッカなどを減らすことができるように
なる。
つを選択可能な構成とした。これに対し、2つの発熱体
のうち1つを選択可能な構成、或いは3つ以上の発熱体
のうち、幾つかの発熱体を選択的可能な構成といったよ
うに、複数のうち複数、複数のうち単数等、可能な限り
如何なる組み合わせを適用して本実施の形態と同様の制
御を行ってもよい。
電子写真プロセス等の画像形成手段により転写紙上に形
成された未定着画像(トナー像)を、ハロゲンヒータ
や、セラミックヒータを熱源とする加熱方式によって記
録紙上に定着させる熱定着装置を備えるとともに、その
熱定着装置へ供給される電力を制御する画像形成装置に
おいて、複数の発熱体を有するセラミックヒータをオン
/オフ制御するスイッチング制御素子の他、発熱体への
通電を切り替えるための電力供給切替え手段(リレー)
を設けることにより、大電流をスイッチングするスイッ
チング制御素子の最小化を図ることできるようになり、
さらにそのためのフィルタも減らすことができるように
なる。
装置の主要内部構造を概略的に示す側断面図。
駆動回路の回路構成を示す図。
れに内蔵された発熱体とともに示す概略図。
かかる制御及び駆動回路の回路構成を示す図。
ータをこれに内蔵された発熱体とともに示す概略図。
置の制御及び駆動回路の回路構成を示す図。
れに内蔵された発熱体とともに示す概略図。
構成を示す図。
段) 203,403,603 セラミックヒータ 203a,603a 長い発熱体 203b,603b 短い発熱体 214 サーミスタ温度検出素子(温度検出手段) 216,217 リレー
Claims (3)
- 【請求項1】 転写材上へトナー像を担持し、これを熱
定着させることによって該転写材に画像を形成する画像
形成装置において、 電力供給によって発熱する発熱体を複数有し、トナー像
の担持された転写材を加熱する熱定着手段と、 前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、 前記電力供給手段による前記複数の発熱体について、各
発熱体への通電及び非通電を切り替える通電発熱体切り
替え手段と、 前記発熱体の温度を検出する温度検出手段と、 前記検出された温度に基づいて、前記電力供給手段が各
発熱体に供給する電力を制御する電力供給指示制御手段
とを有してなることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記通電発熱体切り替え手段は、前記複数の発熱体のう
ち、各発熱体への通電及び非通電をそれぞれ切り替える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
いて、 前記通電発熱体切り替え手段は、前記複数の発熱体のう
ち、2つ以上の発熱体への通電を選択的に切り替えるこ
とを特徴とする画像形成装置。
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