JP2001012546A - 滑り支承 - Google Patents
滑り支承Info
- Publication number
- JP2001012546A JP2001012546A JP17944899A JP17944899A JP2001012546A JP 2001012546 A JP2001012546 A JP 2001012546A JP 17944899 A JP17944899 A JP 17944899A JP 17944899 A JP17944899 A JP 17944899A JP 2001012546 A JP2001012546 A JP 2001012546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- sliding bearing
- plate
- metal
- base plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動摩擦係数を小さくして円滑な滑りを実現す
ると共に、設置時の施工誤差や経年変化による傾斜等に
も対応できる滑り支承を提供すること。 【解決手段】 滑り面を、金属を裏当て金としたPTF
E17と、鏡面仕上げしたステンレス板の相手材11と
の組み合わせにより行う。PTFE17を、上部プレー
ト19上に固定し、上部プレート19とベースプレート
13の間にゴムシート18を介設する。 【効果】 滑り面の面圧を大きくすることができ、低動
摩擦係数により、地震時における水平力を小さくするこ
とができる。また、滑らかな滑り出しが実現すると共
に、設置時の施工誤差や経年変化等による水平傾斜を吸
収できる。
ると共に、設置時の施工誤差や経年変化による傾斜等に
も対応できる滑り支承を提供すること。 【解決手段】 滑り面を、金属を裏当て金としたPTF
E17と、鏡面仕上げしたステンレス板の相手材11と
の組み合わせにより行う。PTFE17を、上部プレー
ト19上に固定し、上部プレート19とベースプレート
13の間にゴムシート18を介設する。 【効果】 滑り面の面圧を大きくすることができ、低動
摩擦係数により、地震時における水平力を小さくするこ
とができる。また、滑らかな滑り出しが実現すると共
に、設置時の施工誤差や経年変化等による水平傾斜を吸
収できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物や橋梁等の
構造物の基礎部等に設置する免震装置に用いられる滑り
支承に関するものである。
構造物の基礎部等に設置する免震装置に用いられる滑り
支承に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば建築物の基礎部に設置する免震装
置に用いられる滑り支承として、例えば図4に示したよ
うな、基礎1に取付けるベースプレート2に、例えば四
フッカエチレン樹脂(以下、「PTFE」と言う)の滑
り材3を接着又は溶着し、一方、この滑り材3と相対す
る上部建物4の底面には、鏡面仕上げしたステンレス材
5や、滑り材をコーティングした鋼板又は鋼体を取付け
た構造のものがある。
置に用いられる滑り支承として、例えば図4に示したよ
うな、基礎1に取付けるベースプレート2に、例えば四
フッカエチレン樹脂(以下、「PTFE」と言う)の滑
り材3を接着又は溶着し、一方、この滑り材3と相対す
る上部建物4の底面には、鏡面仕上げしたステンレス材
5や、滑り材をコーティングした鋼板又は鋼体を取付け
た構造のものがある。
【0003】また、図5に示したように、基礎1に鏡面
仕上げしたステンレス材5を取付け、このステンレス材
5と相対する上部建物4の底面には、ベースプレート2
に、例えばPTFEの滑り材3を接着した積層ゴム6を
取付けた構造のものがある(特開平8−158697号
等)。
仕上げしたステンレス材5を取付け、このステンレス材
5と相対する上部建物4の底面には、ベースプレート2
に、例えばPTFEの滑り材3を接着した積層ゴム6を
取付けた構造のものがある(特開平8−158697号
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したような構造の滑り支承では、弾性体が介在されて
いないので、設置時の施工誤差等によって滑り面の一方
が傾斜した場合には対応できない。また、図5に示した
ような構造の滑り支承では、ステンレス材5が基礎1に
取付けられているので、鏡面仕上げしたステンレス材5
の表面に水分や埃等が付着し易く、定期的な清掃が必要
である。
示したような構造の滑り支承では、弾性体が介在されて
いないので、設置時の施工誤差等によって滑り面の一方
が傾斜した場合には対応できない。また、図5に示した
ような構造の滑り支承では、ステンレス材5が基礎1に
取付けられているので、鏡面仕上げしたステンレス材5
の表面に水分や埃等が付着し易く、定期的な清掃が必要
である。
【0005】加えて、図4や図5に示したような構成の
滑り支承では、滑り材3としてPTFEを採用した場合
には、滑り面の面圧を大きくできないので、動摩擦係数
が大きくなって地震時における水平力を小さくすること
ができない。また、図5に示したような構成の滑り支承
では、上部建物4の底面に取付けた積層ゴム6で、大き
な水平傾斜に対応することができない。
滑り支承では、滑り材3としてPTFEを採用した場合
には、滑り面の面圧を大きくできないので、動摩擦係数
が大きくなって地震時における水平力を小さくすること
ができない。また、図5に示したような構成の滑り支承
では、上部建物4の底面に取付けた積層ゴム6で、大き
な水平傾斜に対応することができない。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、動摩擦係数を小さくして円滑な滑りを実
現すると共に、設置時の施工誤差や経年変化による傾斜
等にも対応できる滑り支承を提供することを目的として
いる。
たものであり、動摩擦係数を小さくして円滑な滑りを実
現すると共に、設置時の施工誤差や経年変化による傾斜
等にも対応できる滑り支承を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の滑り支承は、滑り面を、金属を裏当て
金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステンレス板との
組み合わせにより行うこととしている。そして、このよ
うにすることで、動摩擦係数を小さくすることができ
る。
ために、本発明の滑り支承は、滑り面を、金属を裏当て
金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステンレス板との
組み合わせにより行うこととしている。そして、このよ
うにすることで、動摩擦係数を小さくすることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の滑り支承は、滑り面を、
金属を裏当て金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステ
ンレス板との組み合わせにより行い、かつ、前記PTF
Eを、ベースプレート上に固定したものであり、金属を
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
したり、PTFEを、ベースプレートに代えて上部プレ
ート上に固定し、この上部プレートとベースプレート間
にゴムシートを介設したりする。
金属を裏当て金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステ
ンレス板との組み合わせにより行い、かつ、前記PTF
Eを、ベースプレート上に固定したものであり、金属を
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
したり、PTFEを、ベースプレートに代えて上部プレ
ート上に固定し、この上部プレートとベースプレート間
にゴムシートを介設したりする。
【0009】本発明の滑り支承では、滑り面を、金属を
裏当て金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステンレス
板との組み合わせにより行うが、金属を裏当て金とした
PTFEを採用するので、滑り面の面圧を大きくするこ
とができ、動摩擦係数を小さくすることができる。これ
は、PTFEの動摩擦係数には面圧依存性があり、面圧
が大きくなるほど動摩擦係数が小さくなるためである。
裏当て金としたPTFEと、鏡面仕上げしたステンレス
板との組み合わせにより行うが、金属を裏当て金とした
PTFEを採用するので、滑り面の面圧を大きくするこ
とができ、動摩擦係数を小さくすることができる。これ
は、PTFEの動摩擦係数には面圧依存性があり、面圧
が大きくなるほど動摩擦係数が小さくなるためである。
【0010】従来の滑り支承におけるPTFEの滑り面
の面圧は、一般に100〜150kgf/cm2 であ
り、相手材が鏡面仕上げしたステンレス材の場合、動摩
擦係数は概ね0.1〜0.15であるのに対して、本発
明の金属を裏当て金としたPTFEとした場合には、滑
り面の面圧を例えば300〜500kgf/cm2 以上
と大きくできるので、相手材が鏡面仕上げしたステンレ
ス材の場合、動摩擦係数を0.04〜0.06と小さく
することができる。
の面圧は、一般に100〜150kgf/cm2 であ
り、相手材が鏡面仕上げしたステンレス材の場合、動摩
擦係数は概ね0.1〜0.15であるのに対して、本発
明の金属を裏当て金としたPTFEとした場合には、滑
り面の面圧を例えば300〜500kgf/cm2 以上
と大きくできるので、相手材が鏡面仕上げしたステンレ
ス材の場合、動摩擦係数を0.04〜0.06と小さく
することができる。
【0011】また、本発明の滑り支承において、金属を
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
した場合には、なじみ性が良くなって動摩擦係数をさら
に0.01程度小さくすることができると共に、動摩擦
係数を安定させることができる。
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
した場合には、なじみ性が良くなって動摩擦係数をさら
に0.01程度小さくすることができると共に、動摩擦
係数を安定させることができる。
【0012】また、本発明の滑り支承において、PTF
Eを、ベースプレートに代えて上部プレート上に固定
し、この上部プレートとベースプレート間にゴムシート
を介設した場合には、初期水平剛性が低減するので、滑
らかな滑り出しが実現すると共に、設置時の施工誤差、
経年変化による傾斜、地震時の傾斜を吸収でき、PTF
Eに均一な面圧がかかるようにすることができる。
Eを、ベースプレートに代えて上部プレート上に固定
し、この上部プレートとベースプレート間にゴムシート
を介設した場合には、初期水平剛性が低減するので、滑
らかな滑り出しが実現すると共に、設置時の施工誤差、
経年変化による傾斜、地震時の傾斜を吸収でき、PTF
Eに均一な面圧がかかるようにすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の滑り支承を図1〜図3に示す
実施例に基づいて説明する。図1は本発明の滑り支承の
第1実施例を示す概略説明図、図2は本発明の滑り支承
の第2実施例を示す概略説明図、図3はPTFEの取付
配置例を示す図である。
実施例に基づいて説明する。図1は本発明の滑り支承の
第1実施例を示す概略説明図、図2は本発明の滑り支承
の第2実施例を示す概略説明図、図3はPTFEの取付
配置例を示す図である。
【0014】図1〜図3において、11は上部構造物1
2に取付けられた例えば円形状の相手材であり、例えば
鏡面仕上げしたステンレス材、或いは、滑り面(図1、
図2において紙面下側)に例えばPTFEや二硫化モリ
ブデン等の滑り材をコーティングした鋼板又は鋼体が採
用される。
2に取付けられた例えば円形状の相手材であり、例えば
鏡面仕上げしたステンレス材、或いは、滑り面(図1、
図2において紙面下側)に例えばPTFEや二硫化モリ
ブデン等の滑り材をコーティングした鋼板又は鋼体が採
用される。
【0015】13は基礎14の上面に設けたモルタル1
5上にレベル調整ボルト16を用いて取付けた例えば円
形状のベースプレートであり、図1に示す実施例では、
このベースプレート13に金属を裏当て金としたPTF
E17を例えばビスにより取付けている。また、図2に
示す実施例では、ベースプレート13上にゴムシート1
8を介して例えば円形状の上部プレート19を取付け、
この上部プレート19にPTFE17をビスにより取付
けている。これらのベースプレート13や上部プレート
19へのPTFE17の取付け手段はビスに限らず、接
着剤や溶接を用いて取付けても良い。
5上にレベル調整ボルト16を用いて取付けた例えば円
形状のベースプレートであり、図1に示す実施例では、
このベースプレート13に金属を裏当て金としたPTF
E17を例えばビスにより取付けている。また、図2に
示す実施例では、ベースプレート13上にゴムシート1
8を介して例えば円形状の上部プレート19を取付け、
この上部プレート19にPTFE17をビスにより取付
けている。これらのベースプレート13や上部プレート
19へのPTFE17の取付け手段はビスに限らず、接
着剤や溶接を用いて取付けても良い。
【0016】ベースプレート13や上部プレート19に
PTFE17を取付ける際の配置状態は、PTFE17
の面圧が例えば200〜500kgf/cm2 になるよ
うな摺動面積であれば、特に限定されないが、例えば図
3(a)に示したような、ベースプレート13又は上部
プレート19より小径の円形状のものを一つ配置したも
のや、図3(b)に示したように、台形状のものを例え
ば6個並べて多角形状に配置したものや、図3(c)に
示すように、矩形状のものを並列に配置したりする。
PTFE17を取付ける際の配置状態は、PTFE17
の面圧が例えば200〜500kgf/cm2 になるよ
うな摺動面積であれば、特に限定されないが、例えば図
3(a)に示したような、ベースプレート13又は上部
プレート19より小径の円形状のものを一つ配置したも
のや、図3(b)に示したように、台形状のものを例え
ば6個並べて多角形状に配置したものや、図3(c)に
示すように、矩形状のものを並列に配置したりする。
【0017】図2に示したような実施例において、ベー
スプレート13や上部プレート19へのゴムシート18
の取付けは、一般には2枚の鋼板20の間に加硫接着し
たゴムシート18を、ベースプレート13と上部プレー
ト19に設けた嵌合穴13a,19aに嵌め込む方式を
採るが、ゴムシート18と鋼板20との接触摩擦係数
が、金属を裏当て金としたPTFE17と前記相手材1
1との摩擦係数よりもはるかに大きいので、加硫接着せ
ずにベースプレート13と上部プレート19間に挟み込
むだけでも良い。
スプレート13や上部プレート19へのゴムシート18
の取付けは、一般には2枚の鋼板20の間に加硫接着し
たゴムシート18を、ベースプレート13と上部プレー
ト19に設けた嵌合穴13a,19aに嵌め込む方式を
採るが、ゴムシート18と鋼板20との接触摩擦係数
が、金属を裏当て金としたPTFE17と前記相手材1
1との摩擦係数よりもはるかに大きいので、加硫接着せ
ずにベースプレート13と上部プレート19間に挟み込
むだけでも良い。
【0018】図2に示したような実施例においては、P
TFE17と相手材11との摩擦力に対し必要かつ十分
に変形する水平方向剛性をゴムシート18に持たせるこ
とにより、滑り開始時における初期水平方向剛性を低減
させることができる。また、設置時の施工誤差、経年変
化による傾斜、地震時の傾斜等の水平傾斜に必要かつ十
分になじみ得る鉛直方向剛性をゴムシート18に持たせ
ることにより、滑り面の面圧を一定にすることができ
る。
TFE17と相手材11との摩擦力に対し必要かつ十分
に変形する水平方向剛性をゴムシート18に持たせるこ
とにより、滑り開始時における初期水平方向剛性を低減
させることができる。また、設置時の施工誤差、経年変
化による傾斜、地震時の傾斜等の水平傾斜に必要かつ十
分になじみ得る鉛直方向剛性をゴムシート18に持たせ
ることにより、滑り面の面圧を一定にすることができ
る。
【0019】また、図2に示したような実施例において
は、上部プレート19は、PTFE17が受けた鉛直荷
重がゴムシート18に均一に分布されるように、その板
厚を決定する。
は、上部プレート19は、PTFE17が受けた鉛直荷
重がゴムシート18に均一に分布されるように、その板
厚を決定する。
【0020】また、図2に示したような実施例において
は、ゴムシート18の圧縮変形によりゴムシート18が
円周方向にはみ出そうとするが、このはみ出しを十分に
カバーできるような寸法に上部プレート19やベースプ
レート13の寸法を決定する。
は、ゴムシート18の圧縮変形によりゴムシート18が
円周方向にはみ出そうとするが、このはみ出しを十分に
カバーできるような寸法に上部プレート19やベースプ
レート13の寸法を決定する。
【0021】なお、図1及び図2中の21は防塵カバ
ー、22はアンカーを示す。
ー、22はアンカーを示す。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の滑り支承
は、滑り面を、金属を裏当て金としたPTFEと、鏡面
仕上げしたステンレス板、或いは、滑り材を被覆した鋼
板又は鋼体との組み合わせにより行うので、滑り面の面
圧を大きくすることができ、低動摩擦係数により、地震
時における水平力を小さくすることができる。また、金
属の裏当て金を設けることにより、PTFEの耐久性が
向上する。
は、滑り面を、金属を裏当て金としたPTFEと、鏡面
仕上げしたステンレス板、或いは、滑り材を被覆した鋼
板又は鋼体との組み合わせにより行うので、滑り面の面
圧を大きくすることができ、低動摩擦係数により、地震
時における水平力を小さくすることができる。また、金
属の裏当て金を設けることにより、PTFEの耐久性が
向上する。
【0023】また、本発明の滑り支承において、金属を
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
した場合には、なじみ性が良くなって動摩擦係数をさら
に0.01程度小さくすることができ、滑り始めが滑ら
かになると共に、滑り開始後には動摩擦係数の安定化に
より円滑な滑りを実現することができる。
裏当て金としたPTFEの相手材を、鏡面仕上げしたス
テンレス板に代えて、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体と
した場合には、なじみ性が良くなって動摩擦係数をさら
に0.01程度小さくすることができ、滑り始めが滑ら
かになると共に、滑り開始後には動摩擦係数の安定化に
より円滑な滑りを実現することができる。
【0024】また、本発明の滑り支承において、PTF
Eを、ベースプレートに代えて上部プレート上に固定
し、この上部プレートとベースプレート間にゴムシート
を介設した場合には、初期水平剛性が低減するので、滑
らかな滑り出しが実現すると共に、設置時の施工誤差、
経年変化による傾斜、地震時の傾斜を吸収でき、PTF
Eに均一な面圧がかかるようにすることができる。その
ため、地震時における居住性の向上と、設置作業の簡略
化やメンテナンスの省略化が可能になる。
Eを、ベースプレートに代えて上部プレート上に固定
し、この上部プレートとベースプレート間にゴムシート
を介設した場合には、初期水平剛性が低減するので、滑
らかな滑り出しが実現すると共に、設置時の施工誤差、
経年変化による傾斜、地震時の傾斜を吸収でき、PTF
Eに均一な面圧がかかるようにすることができる。その
ため、地震時における居住性の向上と、設置作業の簡略
化やメンテナンスの省略化が可能になる。
【図1】本発明の滑り支承の第1実施例を示す概略説明
図である。
図である。
【図2】本発明の滑り支承の第2実施例を示す概略説明
図である。
図である。
【図3】(a)〜(c)はPTFEの取付配置例を示す
図である。
図である。
【図4】従来の滑り支承の説明図である。
【図5】従来の滑り支承の他の例を示す説明図である。
11 相手材 13 ベースプレート 17 金属を裏当て金としたPTFE 18 ゴムシート 19 上部プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 則雄 茨城県つくば市鬼ケ窪1043 株式会社熊谷 組技術本部技術研究所内 (72)発明者 滝沢 賢一 大阪府大阪市此花区島屋5丁目1番109号 住友金属工業株式会社関西製造所製鋼品 事業所内 (72)発明者 喜田 浩 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 岡本 政信 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA31 GG02 3J048 AA01 AC01 BA11 BB03 BE12 EA38
Claims (3)
- 【請求項1】 滑り面を、金属を裏当て金とした四フッ
カエチレン樹脂と、鏡面仕上げしたステンレス板との組
み合わせにより行い、かつ、前記四フッカエチレン樹脂
を、ベースプレート上に固定したことを特徴とする滑り
支承。 - 【請求項2】 金属を裏当て金とした四フッカエチレン
樹脂の相手材を、鏡面仕上げしたステンレス板に代え
て、滑り材を被覆した鋼板又は鋼体としたことを特徴と
する請求項1記載の滑り支承。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の滑り支承における
四フッカエチレン樹脂を、ベースプレートに代えて上部
プレート上に固定し、この上部プレートとベースプレー
ト間にゴムシートを介設したことを特徴とする滑り支
承。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17944899A JP2001012546A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 滑り支承 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17944899A JP2001012546A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 滑り支承 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001012546A true JP2001012546A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16066044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17944899A Pending JP2001012546A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 滑り支承 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001012546A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003214471A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 制振用ダンパー |
CN102642880A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-22 | 中国电子工程设计院 | 一种低温多效蒸馏海水淡化系统中的滑动支座 |
CN102660921A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-09-12 | 上海市城市建设设计研究总院 | 适用于预制梁安装的联体支座 |
JP2012184545A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Bridgestone Corp | すべり支承装置の防水構造 |
CN111074797A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 安徽尚德科技有限公司 | 一种盆式支座更换橡胶板的方法 |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP17944899A patent/JP2001012546A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003214471A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 制振用ダンパー |
JP2012184545A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Bridgestone Corp | すべり支承装置の防水構造 |
CN102642880A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-22 | 中国电子工程设计院 | 一种低温多效蒸馏海水淡化系统中的滑动支座 |
CN102660921A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-09-12 | 上海市城市建设设计研究总院 | 适用于预制梁安装的联体支座 |
CN111074797A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 安徽尚德科技有限公司 | 一种盆式支座更换橡胶板的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6481545B1 (en) | Vibration damping shim structure | |
JP4936342B2 (ja) | ガラス部材を相互に接続する機構 | |
JP2001012546A (ja) | 滑り支承 | |
JP2015161351A (ja) | ダンパー機能付き防振装置 | |
JP2003227545A (ja) | 免震構造 | |
JP2002070943A (ja) | 免震滑り支承装置 | |
JPH0718831A (ja) | 床敷構造 | |
JP2004300776A (ja) | ストッパ付き滑り支承装置及び構造物のアンカー構造 | |
JP2003301883A (ja) | 滑り支承 | |
JPH09195577A (ja) | 免震構造 | |
JP2004092817A (ja) | 弾性滑り支承体 | |
CN111188228A (zh) | 防滑出上锁紧组合型轨道减振器 | |
JPH11336202A (ja) | 免震支承装置 | |
CN201953901U (zh) | 抗振垫片装置及采用抗振垫片装置的风机 | |
CN214221705U (zh) | 一种自攻螺钉安装件的安装结构及汽车 | |
JP3562711B2 (ja) | 免震用滑り支承 | |
JP2000120775A (ja) | 弾性滑り支承を基礎と構造物との間に設置する方法及びこの方法に用いられる弾性滑り支承 | |
CN216331821U (zh) | 一种汽车仪表线束屏背板安装结构 | |
JP2003147991A (ja) | すべり支承 | |
JP2839988B2 (ja) | 積層ゴム支承体 | |
CN219673168U (zh) | 一种混凝土臂架泵车主泵减震装置 | |
CN217869926U (zh) | 一种适用于建筑梁体的水平限位装置 | |
JP2001049896A (ja) | すべり支承用カバー | |
JP2001074094A (ja) | 免震装置 | |
JPS6224667Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050315 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |