JP2001056056A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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Abstract
位置ズレを抑えシールリップのリップラインを一致させ
ること、を可能とする密封装置を提供する。 【解決手段】 分割された密封装置1の第1部分2及び
第2部分3の対向当接する分割面2a,2b,3a,3
bを、互いに磁気吸着させることで、密封装置1の装着
作業性を高め、またシールリップ6a,6bのリップラ
インを一致させてシール性を向上させる。
Description
装置に関し、合わせ面の接合技術に関する。
いオイルシール(密封装置)の組み付けは、ハウジング
の軸孔にオイルシールを組み付けた後に軸を通したり、
ハウジングの軸孔に軸を通した後に軸孔と軸との環状隙
間にオイルシールを嵌め込むことでおこなわれている。
うに、スクリューを連結するシャフト101が挿通され
る船舶の船尾管102からの封水を行なう場合、船尾管
102の船内側にグリース箱103を設け、シャフト1
01をグリース箱103に挿通させてエンジン側(図に
おいて右側)へと導く特殊な構造となっている。
をそのまま装着することが困難であるので(シャフトを
分割する必要がある)、船尾管及びグリース箱とシャフ
トとの隙間には、2つ割タイプのオイルシール105
(105a,105b:密封装置)が備えられており、
シャフト101を取り外すことなく、オイルシール11
0を交換可能な構成としている。
では断面形状が円形や矩形、楕円形のみならず、シャフ
トの外周面を摺動面とするシールリップを備えたゴム状
弾性体による一体構成物となっており、シールリップは
適切なしめ代を設ける必要があり、取付けられるハウジ
ングの軸孔内で圧縮変形状態となっている。
2つ割タイプのオイルシールでは、圧縮変形により環状
の状態としてハウジングの軸孔に装着する必要がある場
合に(片方ずつ装着すると、後から装着する側を大きく
圧縮変形させることになり、装着作業がしにくくなるの
で)、環状に保持することができず、作業性向上が望ま
れていた。
すく、それぞれのシールリップのリップラインを一致さ
せることが困難であり、シール性の低下が懸念されてい
る。
するものであり、その目的とするところは、装着作業性
を向上すること、突き合わせ面の位置ズレを抑えシール
リップのリップラインを一致させること、を可能とする
密封装置を提供することにある。
に本発明にあっては、周方向に少なくとも2分割され、
それぞれの分割面が対向当接するように組み合わせら
れ、環状となる密封装置において、前記対向当接する分
割面を互いに磁気吸着させる磁気吸着手段を備えること
を特徴とする。
接する分割面を互いに磁気吸着させることで、密封装置
の装着作業性を高めることができる。
つの環状の密封装置と同じように扱うことができ、下側
に位置する部分の落下や、分割面の位置ずれを抑える。
や軸は鉄等で構成される場合が多く、密封装置のハウジ
ングや軸等への仮固定を行なうことが可能となり、組立
作業の効率化を図ることができる。
と軸の摺動面に当接するシールリップを備えることも好
適である。
となる。また、分割面が磁気吸着され位置決めされてい
るので、シールリップのリップラインのズレを防止する
ことができる。
弾性体で形成され、前記対向当接する分割面を互いに磁
気吸着するように着磁することも好適である。
ム磁石による一体成形によって形成することができ、簡
易な構成とすることができる。
面に、凹凸嵌合部を形成することも好適である。
士の位置決めがより確実になされる。凹凸嵌合部は、球
状の盛り上がりと凹みの組み合わせでも良いが、捻じれ
を防止するために複数の斜面を有する角錐や角錐台形状
も適用することができる。
は外周面から非直線状にカットする形態を採用すること
も可能であり、分割面を成形加工により製造する製造方
法に加えて、環状に成形した密封装置をカットすること
により周方向に分割する製造方法を採用することも可能
であり、簡易に製造可能となる。
置され、互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材であることも
好適である。
ことで、密封装置の本体の材質を変更することなく、対
向当接する分割面同士の位置決めと吸着を行なうことが
できる。
施の形態における密封装置1を説明する図であり、図1
(a)は装着前の2分割された状態であり、図1(b)
は分割面の端面図(図1(a)のV1−V1矢視図)で
あり、図1(c)は分割面を合わせて環状とした状態の
図である。
に周方向に2分割された構成をとっており、分割面2
a,2b及び分割面3a,3bがそれぞれ対向当接する
ように組み合わされて図1(c)のような環状とされ、
図1(b)に示されるように、ハウジング10の軸孔1
0aとハウジング10に挿通される軸11の外周摺動面
11aの間の環状隙間12に装着され、使用される。
されるように、外周側がハウジング10の軸孔10aに
嵌合する断面略矩形状の嵌め合い部4となり、嵌め合い
部4から内周側に延出する径方向部5を介してシールリ
ップ6a,6bが軸方向両側に傾斜して形成されてい
る。
に磁性粒子を混在させたゴム磁石により形成されてお
り、分割面2a及び3bがN極となるように、分割面2
b及び3aがS極となるように互いに磁気吸着するよう
に着磁されている。
分割された密封装置1の各分割部分(第1部分2,第2
部分3)の対向当接する分割面2a,2b及び分割面3
a,3bを互いに磁気吸着させることで、密封装置1の
装着作業性を高めることができる。
密封装置1を1つの環状の密封装置と同じように扱うこ
とができ、下側に位置する部分の落下や、分割面同士の
位置ずれを抑える。
10や軸11は鉄等の磁性体で構成される場合が多く、
磁気吸着力により密封装置1のハウジング10や軸11
等への仮固定を行なうことが可能となり、組立作業の効
率化を図ることができる。
れているので、各分割面におけるシールリップ6a,6
bのリップラインのズレを防止することができる。
(ストレートカット)で構成されているが、その他に傾
斜面(バイアスカット)としたり、波状や階段状の分割
面(段カット)とすることも可能である。
したが、2分割以上の複数分割(例えば3分割)とする
ことも可能である。また、シールリップを備えず、断面
が円形や矩形としたシールリングに対し、分割面の磁気
吸着手段を備えることも可能である。
における密封装置21を説明する図である。この実施の
形態の特徴として、2分割された密封装置21の各分割
部分22,23の対向当接する分割面22a及び分割面
23aに凹凸嵌合部27を形成している。その他の部分
は第1の実施の形態と同様の構成である。
する四角錐台形状の突起22cと、突起22cが嵌合す
る分割面23aに形成された凹部23cとから構成さ
れ、反対側の分割面(不図示)も同様の構成を備えてい
る。
の作用・効果に加えて、対向当接する分割面同士の位置
決めがより確実になされる。特に、各分割面におけるシ
ールリップ6a,6bのリップラインのズレをより防止
することでシール性を一層向上させることができる。
に複数の斜面を有する角錐や角錐台形状(この実施の形
態では四角錐台)を適用することができるが、単に球状
の盛り上がりと凹みの組み合わせや円柱形状と円形凹部
の組み合わせでも良く、形状は限定されない。
階段状の分割面に対しても適用することが可能である。
における密封装置31を説明する断面構成説明図であ
る。この実施の形態の特徴として、2分割された密封装
置31の各分割部分32,33の対向当接する分割面3
2a及び分割面33aに、互いに磁気吸着する凹凸嵌合
部材である着磁性材料からなる金属カップ38と着磁さ
れたスタッド39が埋め込まれている。
ことで磁気吸着すると共に確実に相互の位置決めがなさ
れる。
設けられ、分割部分33と一体成形される時に孔39a
に生地が流れ込み、より強固な接合がなされている。
材を備えることで、密封装置31の本体の材質(通常の
ゴム状弾性体が使用可能)を変更することなく、対向当
接する分割面同士の位置決めと吸着を行なうことができ
る。
における密封装置の分割面の凹凸嵌合部の形態を説明す
る図である。
密封装置の側端面から波状、山状、台形状の非直線状の
カッターにより軸方向に切断して分割面41,42,4
3を形成している。
ットすることにより周方向に分割する製造方法を採用す
ることも可能であり、分割面を成形加工により製造する
製造方法よりも簡易に製造可能となる。
より低減させるためには、図4(d),(e),(f)
に示されるように、それぞれ密封装置の外周面から波
状、山状、台形状の非直線状のカッターにより軸芯方向
に切断して分割面44,45,46を形成することも可
能である。
した密封装置によると、分割された密封装置の対向当接
する分割面を互いに磁気吸着させることで、密封装置の
装着作業性を高めることができる。
つの環状の密封装置と同じように扱うことができ、下側
に位置する部分の落下や、分割面の位置ずれを抑える。
や軸は鉄等で構成される場合が多く、密封装置のハウジ
ングや軸等への仮固定を可能となり、組立作業の効率化
を図ることができる。
性を高めることが可能となる。また、分割面が磁気吸着
され位置決めされているので、シールリップのリップラ
インのズレを防止することができる。
ゴム磁石による弾性体の一体成形によって形成すること
ができ、簡易な構成となる。
対向当接する分割面同士の位置決めがより確実になされ
る。
を備えることで、密封装置の本体の材質を変更すること
なく、対向当接する分割面同士の位置決めと吸着を行な
うことができる。
図。
構成の説明図。
構成の説明図。
構成の説明図。
説明する模式図。
Claims (5)
- 【請求項1】 周方向に少なくとも2分割され、それぞ
れの分割面が対向当接するように組み合わせられ、環状
となる密封装置において、 前記対向当接する分割面を互いに磁気吸着させる磁気吸
着手段を備えることを特徴とする密封装置。 - 【請求項2】 ハウジングの軸孔に装着される嵌め合い
部と軸の摺動面に当接するシールリップを備えることを
特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 【請求項3】 前記密封装置は磁性を帯びることの可能
な弾性体で形成され、前記対向当接する分割面を互いに
磁気吸着するように着磁することを特徴とする請求項1
または2に記載の密封装置。 - 【請求項4】 前記嵌め合い部における対向当接する分
割面に、凹凸嵌合部を形成することを特徴とする請求項
3に記載の密封装置。 - 【請求項5】 前記磁気吸着手段は、前記嵌め合い部に
配置され、互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材であること
を特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
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JP22933499A JP4262365B2 (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4262365B2 JP4262365B2 (ja) | 2009-05-13 |
Family
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Family Applications (1)
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JP22933499A Expired - Fee Related JP4262365B2 (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 密封装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006025858A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Tsukuru Yorokobi Kobo:Kk | 開閉作業工具 |
JP2012233525A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Toyota Motor Corp | 軸部材のすべり軸受構造 |
CN109547890A (zh) * | 2019-01-05 | 2019-03-29 | 深圳市韶音科技有限公司 | 磁吸接头、磁吸接头组件及骨传导扬声装置 |
WO2023190545A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 株式会社バルカー | ダストシールリング |
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CN108662142A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-10-16 | 太仓劲松智能化电子科技有限公司 | 一种自动化电子密封装置 |
-
1999
- 1999-08-13 JP JP22933499A patent/JP4262365B2/ja not_active Expired - Fee Related
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