JP2000316360A - 脱穀機のフィードチェン構造 - Google Patents
脱穀機のフィードチェン構造Info
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- JP2000316360A JP2000316360A JP11133803A JP13380399A JP2000316360A JP 2000316360 A JP2000316360 A JP 2000316360A JP 11133803 A JP11133803 A JP 11133803A JP 13380399 A JP13380399 A JP 13380399A JP 2000316360 A JP2000316360 A JP 2000316360A
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- Japan
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- chain
- feed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィードチェン3の搬送姿勢からメンテナン
ス姿勢への切換えの際にフィードチェン3の下方への垂
れ下がりを防止して、メンテナンス作業を能率よく容易
に行うことができる脱殻機のフィードチェン構造を提供
する。 【解決手段】 扱口21に沿って天板枠体23側に挟持
レール3aを、下側壁1a側にフィードチェン3を設け
て穀稈を挟持搬送させる脱穀機のチェンガイド30を、
支持部材60,61で支持し、これらの支持部材60,
61の下方の回動支点を利用してフィードチェン3を側
方に傾倒可能に支持し、このフィードチェン3を前記扱
室2の側方に植立させた搬送姿勢から、搬送側を側方に
向けて傾倒回動させたメンテナンス姿勢に切換可能に設
け、更に、前記メンテナンス姿勢においてチェン張機構
7によって弛緩されたフィードチェン3の垂れ下がりを
規制するチェン受体9を設けた脱穀機のフィードチェン
構造。
ス姿勢への切換えの際にフィードチェン3の下方への垂
れ下がりを防止して、メンテナンス作業を能率よく容易
に行うことができる脱殻機のフィードチェン構造を提供
する。 【解決手段】 扱口21に沿って天板枠体23側に挟持
レール3aを、下側壁1a側にフィードチェン3を設け
て穀稈を挟持搬送させる脱穀機のチェンガイド30を、
支持部材60,61で支持し、これらの支持部材60,
61の下方の回動支点を利用してフィードチェン3を側
方に傾倒可能に支持し、このフィードチェン3を前記扱
室2の側方に植立させた搬送姿勢から、搬送側を側方に
向けて傾倒回動させたメンテナンス姿勢に切換可能に設
け、更に、前記メンテナンス姿勢においてチェン張機構
7によって弛緩されたフィードチェン3の垂れ下がりを
規制するチェン受体9を設けた脱穀機のフィードチェン
構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機のフィード
チェン駆動構造に関する。
チェン駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等収穫機に搭載される
脱穀機は、実公昭62−28840号公報に示されるよ
うに、搬送穀稈の詰まりの除去や扱室内の清掃や修理等
のメンテナンス作業をフィードチェンを側方に向けで回
動させて行うようにしている。
脱穀機は、実公昭62−28840号公報に示されるよ
うに、搬送穀稈の詰まりの除去や扱室内の清掃や修理等
のメンテナンス作業をフィードチェンを側方に向けで回
動させて行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報に示
される構成の脱穀機は、フィードチェンをその下方側に
離間して設けた支軸を中心として側方に向けて単に回動
させるだけの構造であるので、フィードチェンの回動半
径が大きくなるために機側への突出量が大きくなり、そ
のために作業者と作業を行う部分との距離が大きくなっ
てメンテナンス作業が行ない難い欠点がある。
される構成の脱穀機は、フィードチェンをその下方側に
離間して設けた支軸を中心として側方に向けて単に回動
させるだけの構造であるので、フィードチェンの回動半
径が大きくなるために機側への突出量が大きくなり、そ
のために作業者と作業を行う部分との距離が大きくなっ
てメンテナンス作業が行ない難い欠点がある。
【0004】また、再びフィードチェンを戻すように回
動させて搬送姿勢にしようとするとき、フィードチェン
の駆動スプロケットと駆動軸との芯合わせが煩雑になる
ので、このために芯ずれ調整用の特別な接手構造等を必
要とし、構造が複雑でコスト高になる等の問題があっ
た。
動させて搬送姿勢にしようとするとき、フィードチェン
の駆動スプロケットと駆動軸との芯合わせが煩雑になる
ので、このために芯ずれ調整用の特別な接手構造等を必
要とし、構造が複雑でコスト高になる等の問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の脱穀機のフィードチェン構造は、扱室2の扱
口21に沿って天板枠体23側に挟持レール3aを設け
るとともに、下側壁1a側にフィードチェン3を設けて
穀稈を挟持搬送させる脱穀機において、前記フィードチ
ェン3をチェンガイド30によって周回するように支持
し、このチェンガイド30を前後に配置した支持部材6
0,61で支持すると共に、これらの支持部材60,6
1の下方に回動支点を設けて前記フィードチェン3を側
方に傾倒可能に支持し、前記フィードチェン3を前記扱
室2の側方に植立させた搬送姿勢から、搬送側を側方に
向けて傾倒回動させたメンテナンス姿勢に切換可能に設
け、更に、前記メンテナンス姿勢においてチェン張機構
7によって弛緩されたフィードチェン3の垂れ下がりを
規制するチェン受体9を設けたことを特徴としている。
の本発明の脱穀機のフィードチェン構造は、扱室2の扱
口21に沿って天板枠体23側に挟持レール3aを設け
るとともに、下側壁1a側にフィードチェン3を設けて
穀稈を挟持搬送させる脱穀機において、前記フィードチ
ェン3をチェンガイド30によって周回するように支持
し、このチェンガイド30を前後に配置した支持部材6
0,61で支持すると共に、これらの支持部材60,6
1の下方に回動支点を設けて前記フィードチェン3を側
方に傾倒可能に支持し、前記フィードチェン3を前記扱
室2の側方に植立させた搬送姿勢から、搬送側を側方に
向けて傾倒回動させたメンテナンス姿勢に切換可能に設
け、更に、前記メンテナンス姿勢においてチェン張機構
7によって弛緩されたフィードチェン3の垂れ下がりを
規制するチェン受体9を設けたことを特徴としている。
【0006】また、フィードチェン3のチェンプレート
3eの下方にチェン受体9を配置するとともに、このフ
ィードチェン3とチェン受体9を側方に引き出した状態
でフィードチェン3を傾倒回動させることができるよう
に構成したことを特徴としている。更に、フィードチェ
ン3側に、このフィードチェン3のチェン張り調節を行
うチェン張機構7を一体的に構成したことを特徴として
いる。
3eの下方にチェン受体9を配置するとともに、このフ
ィードチェン3とチェン受体9を側方に引き出した状態
でフィードチェン3を傾倒回動させることができるよう
に構成したことを特徴としている。更に、フィードチェ
ン3側に、このフィードチェン3のチェン張り調節を行
うチェン張機構7を一体的に構成したことを特徴として
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態について説明する。
実施形態について説明する。
【0008】1は、コンバイン或いはハーベスタ等に搭
載可能な脱穀機であり、機体の前方側から扱胴20(図
2)を回転駆動可能に軸支するとともに扱口21に沿っ
てフィードチェン3を設けた扱室2と、この扱室2の排
稈口に連なって漏斗状に形成される4番口4と、この4
番口4の側壁1aに一体的に連結されて側方に向けて突
設される脱穀物選別風流と排塵を行なう排塵ファンのフ
ァンケース5を一体的に構成している。
載可能な脱穀機であり、機体の前方側から扱胴20(図
2)を回転駆動可能に軸支するとともに扱口21に沿っ
てフィードチェン3を設けた扱室2と、この扱室2の排
稈口に連なって漏斗状に形成される4番口4と、この4
番口4の側壁1aに一体的に連結されて側方に向けて突
設される脱穀物選別風流と排塵を行なう排塵ファンのフ
ァンケース5を一体的に構成している。
【0009】そしてその機体内部には扱室2の受網22
から漏下した脱穀物等を揺動選別体87と選別風路によ
って脱穀選別を行なうように構成している(図1,
2)。この脱穀機1は、図5に示すように扱室2の上壁
を形成する天板枠体23を、奥側(反扱口側)に設けて
ある蝶番取付部23a側を支点に開閉可能に設けてあ
る。そして扱口21の下側板を形成する下唇板25を、
受網22と係脱可能な連結部26を介して接離可能に設
け、且つ後述するチェンガイド30と連結部25aを介
して連結し、この接離動作を後述するフィードチェン3
のメンテナンス姿勢の切換動作に連携して行なうことに
よって扱室2の上下を広く開放して穀稈や脱穀物等の詰
りの除去や内部の修理や清掃等のメンテナンス作業を簡
単且つ容易に行なうことができるようにしている。
から漏下した脱穀物等を揺動選別体87と選別風路によ
って脱穀選別を行なうように構成している(図1,
2)。この脱穀機1は、図5に示すように扱室2の上壁
を形成する天板枠体23を、奥側(反扱口側)に設けて
ある蝶番取付部23a側を支点に開閉可能に設けてあ
る。そして扱口21の下側板を形成する下唇板25を、
受網22と係脱可能な連結部26を介して接離可能に設
け、且つ後述するチェンガイド30と連結部25aを介
して連結し、この接離動作を後述するフィードチェン3
のメンテナンス姿勢の切換動作に連携して行なうことに
よって扱室2の上下を広く開放して穀稈や脱穀物等の詰
りの除去や内部の修理や清掃等のメンテナンス作業を簡
単且つ容易に行なうことができるようにしている。
【0010】また、このフィードチェン3は、図1,図
2及び図5の実線で示す「搬送姿勢:閉止状態」から点
線で示す「メンテナンス姿勢:開放状態」に姿勢を簡単
に切換えることが可能な「切換支持構造6」を形成して
前記側壁(下側壁)1aに支持しているとともに、その
上方に形成される搬送面(搬送側)に対設される挟持レ
ール3aを、天板枠体23側に固定したレール台3bに
複数の弾持機構3cを介して吊下げた状態で支持し(図
2)、両者は図1に示すように搬送姿勢において前低後
高となる傾斜搬送路を形成している。そして図示しない
前処理部を介して送込まれる穀稈を前方から後方へ向け
てフィードチェン3と挟持レール3aとの間で挟持しな
がら搬送し、扱胴20による脱穀を良好に行なうことが
できるようにしている。
2及び図5の実線で示す「搬送姿勢:閉止状態」から点
線で示す「メンテナンス姿勢:開放状態」に姿勢を簡単
に切換えることが可能な「切換支持構造6」を形成して
前記側壁(下側壁)1aに支持しているとともに、その
上方に形成される搬送面(搬送側)に対設される挟持レ
ール3aを、天板枠体23側に固定したレール台3bに
複数の弾持機構3cを介して吊下げた状態で支持し(図
2)、両者は図1に示すように搬送姿勢において前低後
高となる傾斜搬送路を形成している。そして図示しない
前処理部を介して送込まれる穀稈を前方から後方へ向け
てフィードチェン3と挟持レール3aとの間で挟持しな
がら搬送し、扱胴20による脱穀を良好に行なうことが
できるようにしている。
【0011】また、このフィードチェン3は搬送面の裏
側を支受するように沿設した「フ字状」のチェンガイド
30の前後に遊動スプロケット31,32を軸支し、後
方の遊動スプロケット32の下方に位置する駆動スプロ
ケット33とに巻掛け、非搬送側(下側)をチェン張機
構7を介して支持されるテンションローラ70によって
押圧することにより円滑に駆動できるようにしている。
側を支受するように沿設した「フ字状」のチェンガイド
30の前後に遊動スプロケット31,32を軸支し、後
方の遊動スプロケット32の下方に位置する駆動スプロ
ケット33とに巻掛け、非搬送側(下側)をチェン張機
構7を介して支持されるテンションローラ70によって
押圧することにより円滑に駆動できるようにしている。
【0012】そして、駆動スプロケット33は扱室2の
後壁1bと側壁1aとファンケース5の側面とで、平面
視で凹入形成される空間部1c(図2,4)内に後述す
る取付構造により機側から大きく外側に突出しないよう
に設置された駆動ケース8によって、コンパクトな伝動
構造で確実にフィードチェン3を駆動するとともに、こ
のフィードチェン3のメンテナンス姿勢への切換えを、
駆動ケース8によって邪魔されることなく、簡単に行な
うことができるようにしている。
後壁1bと側壁1aとファンケース5の側面とで、平面
視で凹入形成される空間部1c(図2,4)内に後述す
る取付構造により機側から大きく外側に突出しないよう
に設置された駆動ケース8によって、コンパクトな伝動
構造で確実にフィードチェン3を駆動するとともに、こ
のフィードチェン3のメンテナンス姿勢への切換えを、
駆動ケース8によって邪魔されることなく、簡単に行な
うことができるようにしている。
【0013】次に図1、図3及び図6を参照しフィード
チェン3の「切換支持構造6」について説明する。この
切換支持構造6は、チェンガイド30の前後に扱室2の
巾を持たせて垂設した側面視で内向き横辺の長さの違う
「コ字形」の杆体からなる支持部材60,61を、短杆
部6aと縦杆部6bと長杆部6cとで形成し(図5,
6)、側壁2の両側に突設したブラケット10(図1)
に軸装した支持筒(切換支持部)62の縦パイプ(スラ
イド筒)63に上記長杆部6cをスライド可能に嵌挿支
持している。
チェン3の「切換支持構造6」について説明する。この
切換支持構造6は、チェンガイド30の前後に扱室2の
巾を持たせて垂設した側面視で内向き横辺の長さの違う
「コ字形」の杆体からなる支持部材60,61を、短杆
部6aと縦杆部6bと長杆部6cとで形成し(図5,
6)、側壁2の両側に突設したブラケット10(図1)
に軸装した支持筒(切換支持部)62の縦パイプ(スラ
イド筒)63に上記長杆部6cをスライド可能に嵌挿支
持している。
【0014】また、このスライド筒63はその下方に上
記ブラケット10に横通の支軸(支点軸)65に回動可
能に嵌挿される横パイプ(回動筒)66を直交状に交叉
させて一体的に設けることにより、平面視で十字状の切
換支持部62を形成し、コンパクトな構成でありながら
フィードチェン3の姿勢を安定よく切換支持することが
できるようにしている。
記ブラケット10に横通の支軸(支点軸)65に回動可
能に嵌挿される横パイプ(回動筒)66を直交状に交叉
させて一体的に設けることにより、平面視で十字状の切
換支持部62を形成し、コンパクトな構成でありながら
フィードチェン3の姿勢を安定よく切換支持することが
できるようにしている。
【0015】そしてスライド筒63には図6(B)に示
すスプリングボール式の一時保持用のストッパ63aを
設け、ボール63bが支持部材60,61に開口した第
1係止孔61aに係合したとき、フィードチェン3を搬
送姿勢に停止状態で維持させ、第2係止孔61bに係合
したとき、フィードチェン3を側方に引き出した図5の
鎖線で示す引き出し姿勢に仮支持できるようにしてい
る。
すスプリングボール式の一時保持用のストッパ63aを
設け、ボール63bが支持部材60,61に開口した第
1係止孔61aに係合したとき、フィードチェン3を搬
送姿勢に停止状態で維持させ、第2係止孔61bに係合
したとき、フィードチェン3を側方に引き出した図5の
鎖線で示す引き出し姿勢に仮支持できるようにしてい
る。
【0016】また、支持部材60,61は、その長杆部
6cの内端にツバ状のストッパ6dを着脱可能に設けて
フィードチェン3を適正位置に停止させる最大引き出し
位置を設定している。そして上記ストッパ6dと側壁1
aとをスプリング(規制手段)6eで連結することによ
り、フィードチェン3の引き出し中途時にこのフィード
チェン3の傾倒回動を規制するようにし、フィードチェ
ン3が不適正な位置で不慮に回動して他所との衝突等の
不具合を防止するようにしている。
6cの内端にツバ状のストッパ6dを着脱可能に設けて
フィードチェン3を適正位置に停止させる最大引き出し
位置を設定している。そして上記ストッパ6dと側壁1
aとをスプリング(規制手段)6eで連結することによ
り、フィードチェン3の引き出し中途時にこのフィード
チェン3の傾倒回動を規制するようにし、フィードチェ
ン3が不適正な位置で不慮に回動して他所との衝突等の
不具合を防止するようにしている。
【0017】なお、回動適正位置ではスプリング6eの
戻し力よりもストッパ63a(図6A)のストッパ抗力
が勝るようにしている。また、規制手段は上記の方式に
限ることなく、引き出し中途の回動を不能にするストッ
パガイドを側壁1aから設けるようにしてもよい。
戻し力よりもストッパ63a(図6A)のストッパ抗力
が勝るようにしている。また、規制手段は上記の方式に
限ることなく、引き出し中途の回動を不能にするストッ
パガイドを側壁1aから設けるようにしてもよい。
【0018】また、支持部材60,61はいずれもコ字
状の短杆部6aでチェンガイド30を支持するので、フ
ィードチェン3を扱口21に近接させた位置で、安定よ
く支持することができる。そして長杆部6cを扱口21
の下側に広く形成される空間部内に入込ませた状態で支
持筒62に嵌挿して支持させることができるので、フィ
ードチェン3の「搬送姿勢」と「引き出し回動動作」と
を円滑に行なうことができ、更に扱室2の側方に切換支
持構造6をコンパクトにまとめて構成することができる
等の利点がある。
状の短杆部6aでチェンガイド30を支持するので、フ
ィードチェン3を扱口21に近接させた位置で、安定よ
く支持することができる。そして長杆部6cを扱口21
の下側に広く形成される空間部内に入込ませた状態で支
持筒62に嵌挿して支持させることができるので、フィ
ードチェン3の「搬送姿勢」と「引き出し回動動作」と
を円滑に行なうことができ、更に扱室2の側方に切換支
持構造6をコンパクトにまとめて構成することができる
等の利点がある。
【0019】また、短杆部6aと長杆部6cを上下方向
につなぐ縦杆部6b(図5)は、扱室2の両側に位置さ
せて縦長に配置される。従って、各支持部材60,61
の縦杆部6bを両手で確実に把持してフィードチェン3
の引き出し及び傾倒回動を簡単な動作で能率よく行なう
ことを可能にする等の利点もある。
につなぐ縦杆部6b(図5)は、扱室2の両側に位置さ
せて縦長に配置される。従って、各支持部材60,61
の縦杆部6bを両手で確実に把持してフィードチェン3
の引き出し及び傾倒回動を簡単な動作で能率よく行なう
ことを可能にする等の利点もある。
【0020】そして支持部材60,61には図1に示す
ように、その縦杆部6bの中途に両者を連結する横軸6
fを設け、この横軸6fの両側にステー6gを回動可能
に支軸するとともに、このステー6gを縦杆部6bに設
けたバネ材からなる適宜なフック(固定手段)6hに係
脱可能に支持している。
ように、その縦杆部6bの中途に両者を連結する横軸6
fを設け、この横軸6fの両側にステー6gを回動可能
に支軸するとともに、このステー6gを縦杆部6bに設
けたバネ材からなる適宜なフック(固定手段)6hに係
脱可能に支持している。
【0021】前記構成によれば、フィードチェン3の搬
送姿勢においては図5に実線で示すように、ステー6g
はフック6hに係止されて縦杆部6bに平行して支持さ
れてコンパクトに格納される。
送姿勢においては図5に実線で示すように、ステー6g
はフック6hに係止されて縦杆部6bに平行して支持さ
れてコンパクトに格納される。
【0022】そしてフィードチェン3を引き出したメン
テナンス姿勢にするときは、このステー6gはフック6
hから外してフィードチェン3を下方に傾倒すると、こ
のステー6gは鎖線で示すように垂下したスタンド姿勢
になり、フィードチェン3をメンテナンス姿勢に簡単に
安定よく支持することができる等の効果を得ることがで
きる。
テナンス姿勢にするときは、このステー6gはフック6
hから外してフィードチェン3を下方に傾倒すると、こ
のステー6gは鎖線で示すように垂下したスタンド姿勢
になり、フィードチェン3をメンテナンス姿勢に簡単に
安定よく支持することができる等の効果を得ることがで
きる。
【0023】次にフィードチェン3のチェン張機構7に
ついて図1を参照して説明する。このチェン張機構7
は、チェンガイド30の中央部に設けた支軸71にテン
ションローラ70を有するアーム72を揺動可能に軸支
し、テンションスプリング73を介して張圧方向に付勢
しているとともに、テンションレバー75を介して鎖線
で示す非張圧姿勢に揺動して切換えることができるよう
にしている。
ついて図1を参照して説明する。このチェン張機構7
は、チェンガイド30の中央部に設けた支軸71にテン
ションローラ70を有するアーム72を揺動可能に軸支
し、テンションスプリング73を介して張圧方向に付勢
しているとともに、テンションレバー75を介して鎖線
で示す非張圧姿勢に揺動して切換えることができるよう
にしている。
【0024】この構成により、フィードチェン3を搬送
姿勢からメンテナンス姿勢に切換える際に、テンション
レバー75によってテンションローラ70を非張圧姿勢
に切換えてフィードチェン3を大きく弛ませる。そして
駆動スプロケット33からフィードチェン3を簡単に外
すことができ、そのままフィードチェン3をチェンガイ
ド30及びチェン張機構7とともに一体的に機体の外側
方に向けて速やかに引き出して前記のようにメンテナン
ス姿勢に移行させることができるものである。
姿勢からメンテナンス姿勢に切換える際に、テンション
レバー75によってテンションローラ70を非張圧姿勢
に切換えてフィードチェン3を大きく弛ませる。そして
駆動スプロケット33からフィードチェン3を簡単に外
すことができ、そのままフィードチェン3をチェンガイ
ド30及びチェン張機構7とともに一体的に機体の外側
方に向けて速やかに引き出して前記のようにメンテナン
ス姿勢に移行させることができるものである。
【0025】また、メンテナンス作業が終了して搬送姿
勢に復帰させる際にも、そのまま上方に回動させて押し
戻すことによってフィードチェン3は駆動スプロケット
33との噛合位置に正確に位置決めすることができる。
そしてこの状態でテンションレバー75を操作してテン
ションローラ70を復帰させることによりフィードチェ
ン3を再び搬送姿勢に簡単にすることができる等の利点
がある。
勢に復帰させる際にも、そのまま上方に回動させて押し
戻すことによってフィードチェン3は駆動スプロケット
33との噛合位置に正確に位置決めすることができる。
そしてこの状態でテンションレバー75を操作してテン
ションローラ70を復帰させることによりフィードチェ
ン3を再び搬送姿勢に簡単にすることができる等の利点
がある。
【0026】また前記フィードチェン3は、その非搬送
側の最下部に駆動スプロケット33を設けて下唇板25
(図5)下方に内側に凹入形成される容間部に位置させ
ていること、及びフィードチェン3の回動支点となる支
軸65を駆動スプロケット33と可及的に近設されてい
る(図4)。
側の最下部に駆動スプロケット33を設けて下唇板25
(図5)下方に内側に凹入形成される容間部に位置させ
ていること、及びフィードチェン3の回動支点となる支
軸65を駆動スプロケット33と可及的に近設されてい
る(図4)。
【0027】この構成により、フィードチェン3を外側
方に向けて大きく突出させることなく、またフィードチ
ェン3の最下部を側壁1a等に接触させることなく円滑
に回動させてメンテナンス姿勢にすることができ、フィ
ードチェン3に邪魔されることのない状態でメンテナン
ス作業を行なうことができる。そしてメンテナンス姿勢
から搬送姿勢に復帰させる際に、外したフィードチェン
3を駆動スプロケット33から大きく離間させないの
で、この駆動スプロケット33へのチェン掛け作業が容
易になる。
方に向けて大きく突出させることなく、またフィードチ
ェン3の最下部を側壁1a等に接触させることなく円滑
に回動させてメンテナンス姿勢にすることができ、フィ
ードチェン3に邪魔されることのない状態でメンテナン
ス作業を行なうことができる。そしてメンテナンス姿勢
から搬送姿勢に復帰させる際に、外したフィードチェン
3を駆動スプロケット33から大きく離間させないの
で、この駆動スプロケット33へのチェン掛け作業が容
易になる。
【0028】そして前記フィードチェン3は、駆動スプ
ロケット33に巻き掛けられている部分において、両側
のチェンプレート3a,3a間のチェンローラ3fに近
接した位置に、前記支持部材61側の回動筒66(図6
A)から一体的に延設させた棒状又は板状体からなるチ
ェン受体9を設けている。そして前方の支持部材61側
にはチェン3の下方への垂れ下がりを防止するチェン振
れ防止体90をチェンローラ3fに摺接可能に設け、搬
送姿勢におけるフィードチェン3の回動を円滑に行なわ
せるとともに、メンテナンス姿勢におけるフィードチェ
ン3の弛みによるチェン外れ等の防止を簡単な構成によ
り容易に行なうことができる。
ロケット33に巻き掛けられている部分において、両側
のチェンプレート3a,3a間のチェンローラ3fに近
接した位置に、前記支持部材61側の回動筒66(図6
A)から一体的に延設させた棒状又は板状体からなるチ
ェン受体9を設けている。そして前方の支持部材61側
にはチェン3の下方への垂れ下がりを防止するチェン振
れ防止体90をチェンローラ3fに摺接可能に設け、搬
送姿勢におけるフィードチェン3の回動を円滑に行なわ
せるとともに、メンテナンス姿勢におけるフィードチェ
ン3の弛みによるチェン外れ等の防止を簡単な構成によ
り容易に行なうことができる。
【0029】即ち、前述したようにフィードチェン3を
チェン張機構7によって弛めると、駆動スプロケット3
3から外れたチェン部分は大きく下落することなくチェ
ン受体9によって駆動スプロケット33の直近で支持さ
れるので、フィードチェン3の引き出しを容易に行なう
ことができる。
チェン張機構7によって弛めると、駆動スプロケット3
3から外れたチェン部分は大きく下落することなくチェ
ン受体9によって駆動スプロケット33の直近で支持さ
れるので、フィードチェン3の引き出しを容易に行なう
ことができる。
【0030】そして支軸65(図1)の近傍で支えるの
で回動時に他物との接触を防止し、また搬送姿勢への復
帰の際の駆動スプロケット33への位置決めが容易で、
チェン掛け作業を正確に能率よく行なうことができる等
の利点がある。なお、この実施の形態においては、この
支軸65がフィードチェン3を横に引き出す機構の回動
支点を形成している。
で回動時に他物との接触を防止し、また搬送姿勢への復
帰の際の駆動スプロケット33への位置決めが容易で、
チェン掛け作業を正確に能率よく行なうことができる等
の利点がある。なお、この実施の形態においては、この
支軸65がフィードチェン3を横に引き出す機構の回動
支点を形成している。
【0031】次に、上記駆動スプロケット33の伝動及
び取付構造について図1〜図4および図7を参照して説
明する。前記のように扱室2と側壁1a及びファンケー
ス5との間で形成される空間部1c内には、駆動ケース
8を扱室2の側壁1aから外部に大きく突出させないで
略面一にする位置で、扱室2の後壁1bとファンケース
5を縁曲げ補強した肉厚な取付板80を図1に示す如く
縦向きで前後方向に連結して全体の枠剛性を向上させる
ようにしている。
び取付構造について図1〜図4および図7を参照して説
明する。前記のように扱室2と側壁1a及びファンケー
ス5との間で形成される空間部1c内には、駆動ケース
8を扱室2の側壁1aから外部に大きく突出させないで
略面一にする位置で、扱室2の後壁1bとファンケース
5を縁曲げ補強した肉厚な取付板80を図1に示す如く
縦向きで前後方向に連結して全体の枠剛性を向上させる
ようにしている。
【0032】そして駆動ケース8(図4)は上部に駆動
スプロケット33及び大ギヤ81を有する駆動軸8aと
入力プーリ82と、この大ギヤ81に噛合する小ギヤ8
3を有する入力軸85を支持しており、この駆動ケース
8の入力軸85を取付板80に開口した取付孔を貫通さ
せて駆動ケース8の側面と取付板80に安定よく固定す
るとともに、空間部1c(図3,4,7)内のスペース
を利用して入力プーリ82を側壁1aに近接させて配設
している。
スプロケット33及び大ギヤ81を有する駆動軸8aと
入力プーリ82と、この大ギヤ81に噛合する小ギヤ8
3を有する入力軸85を支持しており、この駆動ケース
8の入力軸85を取付板80に開口した取付孔を貫通さ
せて駆動ケース8の側面と取付板80に安定よく固定す
るとともに、空間部1c(図3,4,7)内のスペース
を利用して入力プーリ82を側壁1aに近接させて配設
している。
【0033】なお、前記入力プーリ82は下方側に位置
する適宜な出力プーリからベルトを介して伝動され、図
示例の入力プーリ82はその基部に設けた揺動駆動カム
部86から機体内の揺動選別体87を簡単な構成により
円滑に駆動することができるようにしている。
する適宜な出力プーリからベルトを介して伝動され、図
示例の入力プーリ82はその基部に設けた揺動駆動カム
部86から機体内の揺動選別体87を簡単な構成により
円滑に駆動することができるようにしている。
【0034】以上のように構成した脱穀機1は、フィー
ドチェン3の搬送姿勢において入力プーリ82から入力
された回転動力を駆動ケース8を介して減速させて駆動
スプロケット33を回転させることによりフィードチェ
ン3はチェン張機構7による適正な張圧力で駆動され、
挟持レール3aとの間に送給された穀稈を搬送しながら
扱室2内で脱穀を行なわせたのち、4番口4を経由させ
て後方に搬送排出させることができる。
ドチェン3の搬送姿勢において入力プーリ82から入力
された回転動力を駆動ケース8を介して減速させて駆動
スプロケット33を回転させることによりフィードチェ
ン3はチェン張機構7による適正な張圧力で駆動され、
挟持レール3aとの間に送給された穀稈を搬送しながら
扱室2内で脱穀を行なわせたのち、4番口4を経由させ
て後方に搬送排出させることができる。
【0035】そしてフィードチェン3或いは機体内のメ
ンテナンス作業を行いたい場合は、先ず天板枠体23を
図5に示すように上昇させると、扱室2の上方を広く解
放することができるとともに挟持レール3aをフィード
チェン3から上方に離脱させることができる。
ンテナンス作業を行いたい場合は、先ず天板枠体23を
図5に示すように上昇させると、扱室2の上方を広く解
放することができるとともに挟持レール3aをフィード
チェン3から上方に離脱させることができる。
【0036】その後、前記した操作によりフィードチェ
ン3を機体の側方に引き出しを行なったのち、傾倒回動
させて、同図の点線で示すように横向きのメンテナンス
姿勢にさせると、フィードチェン3とともに下唇板25
も外すことができて機側及び扱室2の側方を広く解放す
ることができる。
ン3を機体の側方に引き出しを行なったのち、傾倒回動
させて、同図の点線で示すように横向きのメンテナンス
姿勢にさせると、フィードチェン3とともに下唇板25
も外すことができて機側及び扱室2の側方を広く解放す
ることができる。
【0037】このようにフィードチェン3の回動支点6
5を非搬送側の最下位置近傍に設けていることから、フ
ィードチェン3及び下唇板25も機外に大きく突出させ
ることなく引出すことができ、メンテナンス作業を容易
に行なうことができるものである。
5を非搬送側の最下位置近傍に設けていることから、フ
ィードチェン3及び下唇板25も機外に大きく突出させ
ることなく引出すことができ、メンテナンス作業を容易
に行なうことができるものである。
【0038】なお、フィードチェン3の回動に際して、
下唇板25を開く必要がない場合には、連結具25aの
係合解除を行なっておけばフィードチェン3側のみをメ
ンテナンス姿勢にすることができる。
下唇板25を開く必要がない場合には、連結具25aの
係合解除を行なっておけばフィードチェン3側のみをメ
ンテナンス姿勢にすることができる。
【0039】また、メンテナンス作業が完了し、搬送姿
勢への復帰は回動筒66(図6A)を介して支軸65を
中心に起立させたのち押し戻すことによりフィードチェ
ン3及び下唇板25を元の搬送姿勢に簡単に組付けるこ
とができて、再び脱穀作業を良好に行なうことができる
ものである。
勢への復帰は回動筒66(図6A)を介して支軸65を
中心に起立させたのち押し戻すことによりフィードチェ
ン3及び下唇板25を元の搬送姿勢に簡単に組付けるこ
とができて、再び脱穀作業を良好に行なうことができる
ものである。
【0040】そして、このような作業を行なうことがで
きる脱穀機1において、フィードチェン3の駆動スプロ
ケット33を有する駆動ケース8は、扱室2とファンケ
ース5とで凹入形成した空間部1c内に機側に大きく突
出させることなく設置されている。そして駆動ケース8
は扱室2とファンケース5を連結する取付板80の外側
に取付けるとともに、この取付板80の内側に入力プー
リ82を配置するようにしているので、側壁1aから突
出しているこの部分の枠剛性を、簡単な構成を採用しな
がら充分に向上させ、この取付板80の内外側で駆動ケ
ース8と入力プーリ82とをまとまりよくコンパクトに
取付配置することができる。
きる脱穀機1において、フィードチェン3の駆動スプロ
ケット33を有する駆動ケース8は、扱室2とファンケ
ース5とで凹入形成した空間部1c内に機側に大きく突
出させることなく設置されている。そして駆動ケース8
は扱室2とファンケース5を連結する取付板80の外側
に取付けるとともに、この取付板80の内側に入力プー
リ82を配置するようにしているので、側壁1aから突
出しているこの部分の枠剛性を、簡単な構成を採用しな
がら充分に向上させ、この取付板80の内外側で駆動ケ
ース8と入力プーリ82とをまとまりよくコンパクトに
取付配置することができる。
【0041】また、入力及び出力による抗力を取付板8
0でバランスよく支持させること等の利点があり、両者
を取付板80を介しフィードチェン3の搬送終端下方の
低い所望の位置に自由に設置してフィードチェン3を良
好に駆動することができる等の特徴を有するものであ
る。
0でバランスよく支持させること等の利点があり、両者
を取付板80を介しフィードチェン3の搬送終端下方の
低い所望の位置に自由に設置してフィードチェン3を良
好に駆動することができる等の特徴を有するものであ
る。
【0042】そして、このような作業を行うことができ
る脱殻機1は、フィードチェン3を支持するチェンガイ
ド30を、前記チェン張機構7と一体的に構成している
ことにより、チェンガイド30をチェン張機構7の取付
部材に兼ねて簡単な構成とすることができるとともに、
フィードチェン3を弛めてメンテナンス姿勢にする際に
もチェン受体9(図4)によってフィードチェン3を受
けながらフィードチェン3を側方へ傾倒回動させる際に
機壁等に衝突させることなく、円滑に行うことができ
る。
る脱殻機1は、フィードチェン3を支持するチェンガイ
ド30を、前記チェン張機構7と一体的に構成している
ことにより、チェンガイド30をチェン張機構7の取付
部材に兼ねて簡単な構成とすることができるとともに、
フィードチェン3を弛めてメンテナンス姿勢にする際に
もチェン受体9(図4)によってフィードチェン3を受
けながらフィードチェン3を側方へ傾倒回動させる際に
機壁等に衝突させることなく、円滑に行うことができ
る。
【0043】また、チェン受体9は駆動スプロケット3
3に巻き掛けられたチェン部分のチェンプレート3a間
に位置させているので、駆動スプロケット33から外さ
れたチェン3を的確に支持するとともに、前記チェン受
体9から外れることもなく、搬送姿勢からメンテナンス
姿勢に良好に切換えることができる。
3に巻き掛けられたチェン部分のチェンプレート3a間
に位置させているので、駆動スプロケット33から外さ
れたチェン3を的確に支持するとともに、前記チェン受
体9から外れることもなく、搬送姿勢からメンテナンス
姿勢に良好に切換えることができる。
【0044】また、メンテナンス姿勢から搬送姿勢にす
る際の駆動スプロケット33に対するフィードチェン3
の位置決めには大きなずれを伴わせることなくチェン3
の再巻き掛けを簡単に行うことができる等の利点があ
る。
る際の駆動スプロケット33に対するフィードチェン3
の位置決めには大きなずれを伴わせることなくチェン3
の再巻き掛けを簡単に行うことができる等の利点があ
る。
【0045】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の脱穀機のフィードチェン構造によれば、フィードチェ
ン3を搬送姿勢からメンテナンス姿勢にする際に、チェ
ン張機構7を操作してフィードチェン3を弛めて駆動ス
プロケット33から外したとき、この部分のフィードチ
ェン3は下方に垂れ下がるが、チェン受体9がこの垂れ
下がりを大きくすることなく防止しながら受け止めるの
で、垂れ下がり部をフィードチェン3の回動時に機壁等
に接当させることなくメンテナンス姿勢にすることがで
きる。
の脱穀機のフィードチェン構造によれば、フィードチェ
ン3を搬送姿勢からメンテナンス姿勢にする際に、チェ
ン張機構7を操作してフィードチェン3を弛めて駆動ス
プロケット33から外したとき、この部分のフィードチ
ェン3は下方に垂れ下がるが、チェン受体9がこの垂れ
下がりを大きくすることなく防止しながら受け止めるの
で、垂れ下がり部をフィードチェン3の回動時に機壁等
に接当させることなくメンテナンス姿勢にすることがで
きる。
【0046】また、このメンテナンス姿勢から搬送姿勢
にするとき、駆動スプロケット33との位置決めが簡単
でチェン掛けを適切且つ速やかに行うことができる。
にするとき、駆動スプロケット33との位置決めが簡単
でチェン掛けを適切且つ速やかに行うことができる。
【0047】また、このチェン受体9はフィードチェン
3のチェンプレート間に対設しているので、フィードチ
ェン3を側方に引き出すときにも両者か外れることな
く、側方への引き出し移動を円滑に行うことができ、フ
ィードチェン3の傾倒回動を側方へ大きく突出させるこ
となく、円滑に行うことができる。
3のチェンプレート間に対設しているので、フィードチ
ェン3を側方に引き出すときにも両者か外れることな
く、側方への引き出し移動を円滑に行うことができ、フ
ィードチェン3の傾倒回動を側方へ大きく突出させるこ
となく、円滑に行うことができる。
【0048】更に、前記チェン張機構7はフィードチェ
ン3側に一体的に設けて構成しているので、フィードチ
ェン3のメンテナンス姿勢への切換及びメンテナンス作
業完了後の再搬送姿勢への復帰を容易に行うことができ
る。
ン3側に一体的に設けて構成しているので、フィードチ
ェン3のメンテナンス姿勢への切換及びメンテナンス作
業完了後の再搬送姿勢への復帰を容易に行うことができ
る。
【図1】本発明を備えた脱穀機の要部を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1の前面図である。
【図3】(A)は空間部の構成を示す側面図、(B)は
(A)の前面図、(C)は(A)の平面図である。
(A)の前面図、(C)は(A)の平面図である。
【図4】駆動ケースの取付構造を示す断面図である。
【図5】図1のメンテナンス姿勢を示す後面図である。
【図6】(A)はフィードチェンの切換支持構造の支持
部材の構成を示す斜視図、(B)はストッパの断面図で
ある。
部材の構成を示す斜視図、(B)はストッパの断面図で
ある。
【図7】図1の平面図である。
1 脱穀機 1a 側壁(下側壁) 1b 後壁 1c 空間部 2 扱室 3 フィードチェン 5 フアンケース 6 切換支持構造 6a 短杆部 6b 縦杆部 6c 長杆部 6e スプリング(規制部材) 8 駆動ケース 9 チェン受体 60,61 支持部材 62 支持筒 63 スライド筒 65 支軸(支点軸) 80 取付板 82 入力プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福頼 弘運 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 扱室2の扱口21に沿って天板枠体23
側に挟持レール3aを設けるとともに、下側壁1a側に
フィードチェン3を設けて穀稈を挟持搬送させる脱穀機
において、 前記フィードチェン3をチェンガイド30によって周回
するように支持し、このチェンガイド30を前後に配置
した支持部材60,61で支持すると共に、これらの支
持部材60,61の下方に回動支点を設けて前記フィー
ドチェン3を側方に傾倒可能に支持し、 前記フィードチェン3を前記扱室2の側方に植立させた
搬送姿勢から、搬送側を側方に向けて傾倒回動させたメ
ンテナンス姿勢に切換可能に設け、 更に、前記メンテナンス姿勢においてチェン張機構7に
よって弛緩されたフィードチェン3の垂れ下がりを規制
するチェン受体9を設けてなる脱穀機のフィードチェン
構造。 - 【請求項2】 フィードチェン3のチェンプレート3e
の間に、チェン受体9を配置し、このフィードチェン3
とチェン受体9を側方に引き出した状態でこのフィード
チェン3を傾倒回動させる請求項1記載の脱穀機のフィ
ードチェン構造。 - 【請求項3】 フィードチェン3側に、このフィードチ
ェン3のチェン張り調節を行うチェン張機構7を一体的
に構成してなる請求項1又は2記載の脱殻機のフィード
チェン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11133803A JP2000316360A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11133803A JP2000316360A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000316360A true JP2000316360A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15113408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11133803A Pending JP2000316360A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000316360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060951A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | コンバインの穀稈引起装置 |
-
1999
- 1999-05-14 JP JP11133803A patent/JP2000316360A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060951A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | コンバインの穀稈引起装置 |
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