JP2000291487A - シリンダボアの加工方法および加工装置 - Google Patents
シリンダボアの加工方法および加工装置Info
- Publication number
- JP2000291487A JP2000291487A JP10130399A JP10130399A JP2000291487A JP 2000291487 A JP2000291487 A JP 2000291487A JP 10130399 A JP10130399 A JP 10130399A JP 10130399 A JP10130399 A JP 10130399A JP 2000291487 A JP2000291487 A JP 2000291487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder bore
- cylinder
- bore
- tool
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
成形しても、その後のシリンダヘッドの固定によりシリ
ンダボアが変形するという問題点があった。 【解決手段】 シリンダブロックにシリンダボアを一次
成形したのち、シリンダブロックにシリンダヘッドを固
定した際のシリンダボアの変形量に対応してシリンダボ
アを非真円形状に二次成形するシリンダボアの加工方法
とし、その後のシリンダヘッドの固定により、非真円形
状のシリンダボアを真円に近付くように変形させる。
Description
ンジンの製造において、シリンダブロックにシリンダボ
アを形成するのに用いられるシリンダボアの加工方法お
よび加工装置に関するものである。
例えば、特開平6−126543号公報や特開平8−2
52764号公報に記載されたものがある。
技術は、シリンダブロックの加工であって、シリンダブ
ロックにおけるシリンダヘッド接合面を荒加工したの
ち、シリンダブロックにおけるシリンダボアの内面を荒
加工、仕上げ加工およびホーニング加工し、最終的にシ
リンダヘッド接合面を仕上げ加工することにより、シリ
ンダボアの内面を加工する際に発生したシリンダヘッド
接合面の歪みを除去するようにしたものである。
された技術は、シリンダブロックのシリンダボアの加工
において、シリンダボアをホーニングで仕上げる際に、
シリンダブロックのシリンダボア側壁部をバックアップ
工具で両側から保持することにより、ホーニング砥石の
押付圧を受けたシリンダボア側壁部が外側に変形するの
を抑制し、これによりシリンダボアの真円度を向上させ
るものである。
たような従来のシリンダボアの加工では、シリンダブロ
ック単体においてシリンダボアを精度良く形成すること
はできるが、その後のエンジン組立ての際に発生するシ
リンダボアの歪みを避けることはできない。すなわち、
従来にあっては、シリンダボアをほぼ真円となるように
精度良く形成しても、エンジン組立てにおいてシリンダ
ブロックにシリンダヘッドをボルトで固定した際に、ボ
ルトの締付けによってシリンダブロックに応力の偏りが
発生し、これによりシリンダボアが変形するという問題
点があり、このような問題点を解決することが課題であ
った。
ダの気密性が損なわれて、充分なエンジン性能が得られ
なくなる。このようなシリンダボアの変形現象について
は、Klaus Loenne,Ron Ziemba
による論文『The GOETZE Cylinder
Distortion MeasurementSy
stem and the Possibilitie
s of Reducing Cylinder Di
stortions』SAE Paper880142
(1998)に記載されている。
されたもので、シリンダブロックにシリンダボアを形成
するに際し、後にシリンダヘッドを固定した状態におい
てシリンダボアをほぼ真円の正しい円筒形状にすること
ができるシリンダボアの加工方法および加工装置を提供
することを目的としている。
ボアの加工方法は、請求項1として、シリンダブロック
にシリンダボアを形成するに際し、シリンダブロックに
シリンダボアを一次成形したのち、シリンダブロックに
シリンダヘッドを固定した際のシリンダボアの変形量に
対応してシリンダボアを非真円形状に二次成形する構成
とし、請求項2として、シリンダブロックにシリンダボ
アを一次成形したのち、シリンダブロックにシリンダヘ
ッドを固定してシリンダボアの真円度を測定し、シリン
ダヘッドを外して、測定した真円度の誤差曲線に対して
その反転位相となる非真円形状にシリンダボアを二次成
形する構成とし、請求項3として、外周側にシリンダヘ
ッド固定用のボルトが取付けられるシリンダボアであっ
て、二次成形によるシリンダボアの非真円形状が、ボル
トの方向となる半径を最大にし且つその中間方向となる
半径を最小にすると共に、最大半径と最小半径の差を少
なくともシリンダヘッド固定状態でのシリンダボアの真
円度に基づく大きさとした非真円形状である構成とし、
請求項4として、シリンダブロックにシリンダヘッドを
固定した状態でのシリンダボアの真円度が予めデータ化
してあり、そのデータに基づいてシリンダボアを非真円
形状に二次成形する構成としており、上記の構成をもっ
て従来の課題を解決するための手段としている。
は、請求項5として、シリンダブロックに一次成形した
シリンダボアに対して、シリンダブロックにシリンダヘ
ッドを固定した際のシリンダボアの変形量に対応してシ
リンダボアを非真円形状に二次成形する加工装置であっ
て、外周部分に砥石を備え且つシリンダボアに挿入して
回転駆動されるホーニング工具と、ホーニング工具の回
転角度を検出する工具回転角度検出手段と、ホーニング
工具における砥石を工具半径方向に微小移動させてシリ
ンダボアの内面に対する砥石の押付圧を変化させる砥石
微動手段と、シリンダボアの二次成形の研削データおよ
び工具回転角度検出手段からの回転角度データに基づい
て砥石微動手段を制御するホーニング制御手段を備えた
構成とし、請求項6として、ホーニング工具が、工具中
心となる本体部に、工具軸線に直交する回動軸を介して
砥石を回動自在に備えると共に、本体部と砥石の間に砥
石微動手段を備えた構成とし、請求項7として、ホーニ
ング工具が、回動軸を間にして工具軸線方向の2か所に
砥石微動手段を備えている構成としており、上記の構成
をもって従来の課題を解決するための手段としている。
方法および加工装置の各構成において、シリンダブロッ
クに行うシリンダボアの一次成形には、ボーリングやホ
ーニングによる荒加工や仕上げ加工などを含むことがで
きる。また、二次成形は、主としてホーニングにより行
われる。
ボアの真円度の測定は、実際にはシリンダボアが軸線方
向に所定の長さを有する円筒形状であるから、円筒度の
測定として、軸線方向の複数箇所で行うことがより望ま
しい。
の加工方法では、シリンダブロックにシリンダヘッドを
固定した際にシリンダボアが変形することから、この変
形によってシリンダボアがほぼ真円の正しい円筒形状と
なるようにシリンダボアを予め加工する。すなわち、当
該シリンダボアの加工方法では、シリンダブロックに一
次成形したシリンダボアに対して、シリンダブロックに
シリンダヘッドを固定した際のシリンダボアの変形量に
対応してシリンダボアを非真円形状に二次成形するの
で、二次成形後のシリンダブロックにシリンダヘッドを
固定すれば、非真円形状のシリンダボアが真円に近付く
ように変形することになる。
加工方法では、まず、シリンダボアを一次成形したシリ
ンダブロックにシリンダヘッドを固定して、シリンダボ
アの真円度を測定する。このため、測定した真円度に
は、シリンダヘッドの固定により発生したシリンダボア
の変形量が含まれている。次に、当該シリンダボアの加
工方法では、シリンダヘッドを外してシリンダボアに二
次成形を行うが、このとき、測定した真円度の誤差曲線
に対してその反転位相となる非真円形状にシリンダボア
を二次成形する。したがって、二次成形後のシリンダブ
ロックに再びシリンダヘッドを固定すれば、非真円形状
のシリンダボアが反転位相の真円度誤差を修正するよう
に変形、すなわち真円に近付くように変形することにな
る。
加工方法では、シリンダボアが、外周側にシリンダヘッ
ド固定用のボルトが取付けられるものとなっている。こ
の場合、シリンダブロックにシリンダヘッドを固定する
と、シリンダボアは、ボルトに対応する部分では半径が
小さくなる方向に変形し、その中間部分では半径が大き
くなる方向に変形する。そこで、当該シリンダボアの加
工方法では、シリンダボアを非真円形状に二次成形する
に際し、ボルトの方向となる半径を最大にし且つその中
間方向となる半径を最小にし、最大半径と最小半径の差
を少なくともシリンダヘッド固定状態でのシリンダボア
の真円度に基づく大きさとする。これにより、二次成形
後のシリンダブロックにシリンダヘッドを固定すると、
シリンダボアが、先の真円度に基づく大きさの範囲で、
ボルトが位置する部分の半径が小さくなると共に、その
中間部分の半径が大きくなるように変形し、全体として
真円に近付くように変形することになる。
加工方法では、シリンダブロックにシリンダヘッドを固
定した状態でのシリンダボアの真円度が予めデータ化し
てあるので、シリンダボアを一次成形する度に真円度の
測定を行う必要がなく、そのデータに基づいてシリンダ
ボアを非真円形状に二次成形すればよいので、二次成形
を完了するまでの加工時間が短縮される。
加工装置では、一次成形したシリンダボアにホーニング
工具を挿入して回転駆動し、ホーニング工具の砥石でシ
リンダボアの内面にホーニング(二次成形)を行う。こ
のとき、当該シリンダボアの加工装置では、工具回転角
度検出手段でホーニング工具の回転角度を検出し、ホー
ニング制御手段により、ホーニング工具の回転角度デー
タとシリンダボアの二次成形の研削データに基づいて砥
石微動手段を制御する。シリンダボアの研削データは、
シリンダブロックにシリンダヘッドを固定した際の変形
量に基づくものである。つまり、ホーニング工具が1回
転する間に、その回転角度に対応する研削データに応じ
て砥石を工具半径方向に微小移動させ、シリンダボアの
内面に対する砥石の押付圧を部分的に変化させる。この
押付圧の増減に伴って研削量も増減する。これにより、
シリンダボアは、シリンダブロックにシリンダヘッドを
固定した際の変形量に対応した非真円形状に二次成形さ
れることになる。
加工装置では、ホーニング工具における砥石微動手段を
作動させると、砥石が工具軸線に直交する回動軸を中心
にして回動する。したがって、シリンダボアとホーニン
グ工具との位置関係を一定にすれば、シリンダボアの内
面がテーパ状に成形される。また、シリンダボアとホー
ニング工具とを相対的に移動可能にし、この移動と砥石
の回動とを組合わせれば、シリンダボアの内面が中絞り
状あるいは中膨れ状に成形される。
加工装置では、ホーニング工具における2つの砥石微動
手段を互いに逆の関係に作動させると、砥石が回動軸を
中心にして回動する。したがって、シリンダボアとホー
ニング工具との位置関係を一定にすれば、シリンダボア
の内面がテーパ状あるいは中絞り状に成形される。ま
た、シリンダボアとホーニング工具とを相対的に移動可
能にし、この移動と砥石の回動とを組合わせれば、シリ
ンダボアの内面が中膨れ状に成形される。
の加工方法によれば、シリンダブロックにシリンダヘッ
ドを固定した際のシリンダボアの変形量に対応して、予
めシリンダボアを非真円形状に成形することにより、後
にシリンダヘッドを固定した状態においてシリンダボア
をほぼ真円の正しい円筒形状にすることができる。これ
により、シリンダボアにおいて、シリンダの気密性低下
やシリンダライナとピストンの偏摩耗といった不具合の
発生を回避することができ、充分なエンジン性能を発揮
し得るシリンダボアを備えたシリンダブロックを得るこ
とができる。
加工方法によれば、請求項1と同様の効果を得ることが
できるうえに、一次成形したシリンダボアの真円度を測
定して、測定した真円度の誤差曲線に対してその反転位
相となる非真円形状にシリンダボアを二次成形すること
から、個々のシリンダボアをより高精度に二次成形する
ことができると共に、シリンダヘッドを固定した状態に
おいては、個々のシリンダボアを真円あるいは真円にき
わめて近いものにすることができ、シリンダボアならび
にシリンダブロックの品質をより一層高めることができ
る。
加工方法によれば、とくに、外周側にシリンダヘッド固
定用のボルトが取付けられるシリンダボアにおいて、請
求項1と同様に、後にシリンダヘッドを固定した状態に
おいてシリンダボアをほぼ真円の正しい円筒形状にする
ことができる。
加工方法によれば、請求項1および3と同様の効果を得
ることができるうえに、予めデータ化した真円度に基づ
いてシリンダボアの二次成形を行うことから、個々のシ
リンダボアの真円度測定を行う必要がなく、作業の簡略
化や加工時間の短縮を実現することができ、とくに、同
一構成のシリンダブロックを多量生産する場合には、高
精度のシリンダボアを備えた高品質のシリンダブロック
を効率良く生産することができる。
加工装置によれば、砥石を備えたホーニング工具と、工
具回転角度検出手段と、砥石微動手段と、ホーニング制
御手段を採用したことにより、一次成形したシリンダボ
アを二次成形するに際し、シリンダブロックにシリンダ
ヘッドを固定した際の変形量に対応した非真円形状に二
次成形することができる。したがって、二次成形後のシ
リンダブロックにシリンダヘッドを固定すれば、シリン
ダボアをほぼ真円の正しい円筒形状にし得ることとな
り、充分なエンジン性能を発揮し得る高精度のシリンダ
ボアを備えた高品質のシリンダブロックを得ることがで
きる。
加工装置によれば、請求項5と同様の効果を得ることが
できるうえに、回動軸および砥石微動手段によって砥石
を回動させるようにしたことから、シリンダボアとホー
ニング工具との位置関係を一定にした場合には、シリン
ダボアの内面をテーパ状に成形することができ、シリン
ダボアとホーニング工具とを相対的に移動可能にした場
合には、砥石の回動との組合わせによってシリンダボア
の内面を中絞り状あるいは中膨れ状に成形することがで
き、非真円形状に二次成形されるシリンダボアの加工範
囲を拡大することも可能になる。
加工装置によれば、請求項6と同様の効果を得ることが
できるうえに、シリンダボアとホーニング工具との位置
関係を一定にした場合には、シリンダボアの内面をテー
パ状だけでなく中絞り状に成形することができ、シリン
ダボアとホーニング工具とを相対的に移動可能にした場
合には、砥石の回動との組合わせによってシリンダボア
の内面を中膨れ状に成形することができ、とくに、砥石
がその中間部の回動軸で回動することになるので、シリ
ンダボアの軸線方向の長さが比較的短い場合、あるいは
軸線方向の狭い範囲において、その内面を中絞り状や中
膨れ状に成形することができる。
の加工方法および加工装置の一実施例を説明する図であ
る。
加工方法を概略的に説明すると、図1のB1〜B6に示
すように、シリンダブロックにボーリング加工およびホ
ーニング加工によりシリンダボアを一次成形(F1)す
る。つまり、一次成形には、シリンダボアの荒加工や仕
上げ加工が含まれている。また、シリンダブロックに
は、冷却用流体の流路も形成される。
リンダブロックにシリンダヘッドを固定し、この状態で
シリンダボアの真円度(円筒度)を測定する。このと
き、シリンダボアは、シリンダヘッドの固定により発生
した応力で変形する。したがって、測定したシリンダボ
アの真円度は、シリンダヘッドの固定による変形が含ま
れたものとなっている。
先の真円度測定で得たシリンダボアの変形量に対応して
シリンダボアを非真円形状に二次成形(F2)すること
により、シリンダボアの加工を終了する。これにより、
二次成形後のシリンダブロックにシリンダヘッドを固定
すれば、非真円形状のシリンダボアが真円に近付くよう
に変形することになる。
度(円筒度)の測定は、図2に示す状態で行われる。図
示のシリンダブロックAは、4個のシリンダボアBを直
列に備えたものであって、シリンダボアBの一次成形を
終えたのち、シリンダヘッドCを取付けて所定数のボル
トを所定のトルクで締付けることにより、シリンダヘッ
ドCを完全に固定する。そして、シリンダヘッドCが下
側になる姿勢で測定基盤1に載置し、測定子2を備えた
従来既知の真円度測定装置3によってシリンダボアBの
真円度を測定する。このとき、真円度測定は、例えばシ
リンダボアBの上端部M1、中間部M2および下端部M
3の3か所について行う。
示すように、3か所の各測定部位M1〜M3について、
基準円D1〜D3に対する真円度誤差曲線E1〜E3が
得られる。これらの基準円D1〜D3と真円度誤差曲線
E1〜E3との関係は、図3(b)に示すように、シリ
ンダボアBの円周方向の角度(位置)と誤差量との関係
(E1〜E3)として表すことができる。そこで、当該
シリンダボアの加工方法では、真円度誤差曲線E1〜E
3の反転位相、すなわち図3(c)に点線で示すよう
に、シリンダボアBの円周方向の角度と誤差量との関係
(E1〜E3)に対する反転位相Ea〜Ecを求め、こ
の反転位相Ea〜Ecとなる非真円形状にシリンダボア
Bを二次成形する。この際、シリンダヘッドCは取外
す。
5および図6に示す加工装置が用いられる。
ンダブロックAを載置する水平移動可能なテーブル12
を備えると共に、サーボモータ13を駆動源とし且つ昇
降可能な主軸ヘッド14を備え、主軸ヘッド14の出力
軸15には、ホーニング工具16と、出力軸15の回転
角度を検出することによってホーニング工具16の回転
角度を検出する工具回転角度検出手段17が取付けてあ
る。
グ工具が外周部分に10本程度の砥石を等間隔で備えて
いるのに対して、外周部分の一部に2本ないし3本の砥
石を備えている。ホーニング工具16は、図6に示すよ
うに、工具中心である本体部18の外周部分に、ホルダ
19とともに砥石20が取付けてあって、砥石20の反
対側には、シリンダボアBの内面に接触して回転する上
下のローラ21,21を備えており、シリンダボアBの
内面に砥石20を押付けた際の反力をローラ21で受け
る構造になっている。
と砥石20のホルダ19との間に、砥石20を工具半径
方向に微小移動させてシリンダボアBの内面に対する砥
石20の押付圧を変化させる砥石微動手段22を備えて
いる。この砥石微動手段22としては、例えば、負荷電
圧の変化により伸縮する圧電素子が用いられる。
3により駆動制御が行われる。ホーニング制御手段23
は、プログラムを作成する演算装置24と、主制御部で
あるNC装置25と、サーボモータ13および工具回転
角度検出手段17に対するコントローラ26と、砥石微
動手段22に電圧を与える電圧発生装置27と、NC装
置25からの指令によって電圧発生装置27で発生させ
る電圧を制御する電圧制御装置28を備えている。
3の演算装置24において、先の真円度測定で得たシリ
ンダボアBの角度と誤差量との関係(E1〜E3)の反
転位相Ea〜Ecと、予め実験的に得た図3に示す砥石
押付圧と研削量の関係に基づいて、シリンダボアBに対
するホーニング工具16の回転角度および軸線方向の位
置と、砥石20の押付圧とを関連付けたプログラム、す
なわち、シリンダボアBのどの位置をどのくらいの量研
削するかを指令するプログラムを作成する。このプログ
ラムがシリンダボアBの二次成形の研削データとなる。
により、テーブル12に位置決めしたシリンダブロック
AのシリンダボアBにホーニング工具16を挿入し、同
ホーニング工具16を回転駆動してシリンダボアBの内
面にホーニングを行う。このとき、当該加工装置は、工
具回転角度検出手段17でホーニング工具16の回転角
度を検出し続けており、ホーニング制御手段23におい
て、工具回転角度検出手段17からの回転角度データ
と、演算装置24からの二次成形の研削データに基づい
て、電圧制御装置28および電圧発生装置27を介して
砥石微動手段22を制御する。
間に、その回転角度に対応する研削データに応じて砥石
20を工具半径方向に微小移動させ、シリンダボアBの
内面に対する砥石20の押付圧を部分的に変化させる。
これにより、シリンダボアBは、シリンダブロックAに
シリンダヘッドCを固定した際の変形量に対応した非真
円形状に二次成形されることになる。
アBは、後のエンジン組立てにおいて、シリンダブロッ
クAにシリンダヘッドCを固定することで変形を生じる
こととなるが、予め、シリンダヘッドCの固定による変
形量に対応した非真円形状、より正確には測定した真円
度の誤差曲線E1〜E3の反転位相Ea〜Ecに対応し
た非真円形状に成形してあるので、シリンダヘッドCを
固定すれば反転位相Ea〜Ecの真円度誤差を修正して
真円に近付くように変形することになる。
シリンダボアBにおいて、シリンダの気密性低下やシリ
ンダライナとピストンの偏摩耗といった不具合の発生が
回避され、充分なエンジン性能を発揮し得るものとな
る。
度の向上等を図るために、ホーニング工具16の回転角
度を検出するのに加えて、サーボモータ13の回転速度
なども検出し、これらの検出結果をNC装置25にフィ
ードバックして制御を行うようにすることも可能であ
る。
に示すように、シリンダブロックAにシリンダボアBを
一次成形したのち、シリンダボアBの真円度測定を行う
という工程順序を説明したが、例えば、限られた種類の
シリンダブロックAを繰り返し生産する場合や、同一構
成のシリンダブロックAを多量に生産する場合には、シ
リンダヘッドCを固定した状態でのシリンダボアAの真
円度を予めデータ化しておき、これにより研削データを
用意しておき、そのデータに基づいてシリンダボアBを
非真円形状に二次成形することができる。これにより、
図1の工程B3〜B5が省略されることになり、作業が
大幅に簡略化されると共に、加工時間が短縮され、高品
質のシリンダブロックAを効率良く生産し得る。
工装置の他の実施例におけるホーニング工具を説明する
図である。
の外周部分にホルダ39とともに砥石20を備えている
と共に、砥石20の反対側に上下のローラ21,21を
備えている。このホーニング工具36の砥石20および
ホルダ39は、図の上下方向である工具軸線方向のほぼ
中間部において、本体部38に対して、工具軸線に直交
する回動軸40を介して回動自在に設けてある。そし
て、回動軸40を間とする上下の対称位置において、本
体部38とホルダ39の間に上下の砥石微動手段22,
22を備えている。
で説明した加工装置において、ホーニング制御手段によ
り制御され、一次成形したシリンダボアを非真円形状に
二次成形すると共に、回動軸40および上下の砥石微動
手段22,22によって加工範囲を拡大し得るものとな
っている。
せると共に、下側の砥石微動手段22を収縮させれば、
回動軸40を中心とする砥石20の傾きにより、シリン
ダボアが下端部を小径とする先細りのテーパ状に成形さ
れる。また、シリンダボアBとホーニング工具36とを
軸線方向に相対的に移動可能とし、さらには軸線に直交
する方向にも移動可能とし、これらの移動と砥石20の
回動とを組合わせることにより、シリンダボアをテーパ
状や中膨れ状あるいは中絞り状に成形することができ
る。
装置は、砥石の上端部あるいは下端部に回動軸を設けた
構成にすることもでき、これにより、シリンダボアをテ
ーパ状などに成形することが可能になるが、上記実施例
のように、砥石20の中間部に回動軸40を設けた構成
にすれば、シリンダボアの軸線方向の長さが比較的短い
場合、あるいは軸線方向の狭い範囲において、その内面
を中絞り状や中膨れ状に成形することが可能になる。
ボアの加工方法の他の実施例を説明する図である。
ダボアBの外周側にシリンダヘッド固定用のボルトが取
付けられるものであって、その円周方向に90度間隔で
4個のボルト取付け穴Hが形成してある。
ヘッドを固定すると、ボルトが存在する方向の半径が減
少し、ボルトの中間方向の半径が増大するようにシリン
ダボアBが変形することが確認されている。
ンダボアBの形状が、ボルトの方向となる半径を最大に
し且つその中間方向となる半径を最小にすると共に、最
大半径と最小半径の差を少なくともシリンダヘッド固定
状態でのシリンダボアBの真円度に基づく大きさとした
非真円形状となるように、二次成形を行う。
23の演算装置24において、図9のB11〜B15に
示すように、ボルトの数n(n=4)を入力し、ボルト
の角度θnを入力する。このとき、ボルトは90度間隔
で4本配置されることから、図8上の時計回り方向にお
いて、θ1=45度、θ2=135度、θ3=225
度、およびθ4=315度である。
ことによって得た真円度の平均値Φaveを入力し、各
ボルトの角度θ1〜θ4と真円度の平均値Φaveから
シリンダボアの形状を算出する。このとき、形状データ
は、図10(a)に示すように、ボルト間で1周期とな
り且つ平均値Φaveに相当する振幅を有する正弦波と
して表すことができる。そして、この形状データをNC
装置25に転送し、シリンダボアBを非真円形状に二次
成形する。
(b)に示すように、各ボルトの方向すなわち各ボルト
取付け穴Hの方向に最大半径Rmaxを有し、その中間
方向に最小半径Rminを有し、且つ最大半径Rmax
と最小半径Rminとの差が真円度平均値Φaveに相
当する大きさである非真円形状に成形される。
シリンダヘッドを固定すれば、シリンダボアBが、ボル
ト取付け穴Hの方向において半径が減少し、その中間方
向において半径が増大するように変形し、全体として非
真円形状のシリンダボアBが真円に近付くように変形す
ることになる。
ダボアの変形は、ボルトの締付けによるものが主な原因
であるため、上記したように、ボルトの位置と真円度平
均値を用いた加工方法によれば、二次成形するシリンダ
ボアの形状を簡易的に決定することができ、補正等の作
業も不要であって、高精度のシリンダボアを備えた高品
質のシリンダブロックが得られる。
施例において、工程の一例を説明するブロック図であ
る。
ある。
明図(a)、シリンダボアの角度と誤差量の関係を示す
グラフ(b)、および角度と誤差量の関係の反転位相を
示すグラフ(c)である。
ある。
施例を示す説明図である。
実施例におけるホーニング工具を説明する断面図であ
る。
実施例におけるシリンダブロックを説明する平面図であ
る。
実施例における形状データの作成過程を示すブロック図
である。
次成形されるシリンダボアの形状を示す説明図(b)で
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 シリンダブロックにシリンダボアを形成
するに際し、シリンダブロックにシリンダボアを一次成
形したのち、シリンダブロックにシリンダヘッドを固定
した際のシリンダボアの変形量に対応してシリンダボア
を非真円形状に二次成形することを特徴とするシリンダ
ボアの加工方法。 - 【請求項2】 シリンダブロックにシリンダボアを一次
成形したのち、シリンダブロックにシリンダヘッドを固
定してシリンダボアの真円度を測定し、シリンダヘッド
を外して、測定した真円度の誤差曲線に対してその反転
位相となる非真円形状にシリンダボアを二次成形するこ
とを特徴とする請求項1に記載のシリンダボアの加工方
法。 - 【請求項3】 外周側にシリンダヘッド固定用のボルト
が取付けられるシリンダボアであって、二次成形による
シリンダボアの非真円形状が、ボルトの方向となる半径
を最大にし且つその中間方向となる半径を最小にすると
共に、最大半径と最小半径の差を少なくともシリンダヘ
ッド固定状態でのシリンダボアの真円度に基づく大きさ
とした非真円形状であることを特徴とする請求項1に記
載のシリンダボアの加工方法。 - 【請求項4】 シリンダブロックにシリンダヘッドを固
定した状態でのシリンダボアの真円度が予めデータ化し
てあり、そのデータに基づいてシリンダボアを非真円形
状に二次成形することを特徴とする請求項1または3に
記載のシリンダボアの加工方法。 - 【請求項5】 シリンダブロックに一次成形したシリン
ダボアに対して、シリンダブロックにシリンダヘッドを
固定した際のシリンダボアの変形量に対応してシリンダ
ボアを非真円形状に二次成形する加工装置であって、外
周部分に砥石を備え且つシリンダボアに挿入して回転駆
動されるホーニング工具と、ホーニング工具の回転角度
を検出する工具回転角度検出手段と、ホーニング工具に
おける砥石を工具半径方向に微小移動させてシリンダボ
アの内面に対する砥石の押付圧を変化させる砥石微動手
段と、シリンダボアの二次成形の研削データおよび工具
回転角度検出手段からの回転角度データに基づいて砥石
微動手段を制御するホーニング制御手段を備えたことを
特徴とするシリンダボアの加工装置。 - 【請求項6】 ホーニング工具が、工具中心となる本体
部に、工具軸線に直交する回動軸を介して砥石を回動自
在に備えると共に、本体部と砥石の間に砥石微動手段を
備えたことを特徴とする請求項5に記載のシリンダボア
の加工装置。 - 【請求項7】 ホーニング工具が、回動軸を間にして工
具軸線方向の2か所に砥石微動手段を備えていることを
特徴とする請求項6に記載のシリンダボアの加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130399A JP4193086B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | シリンダボアの加工方法および加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130399A JP4193086B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | シリンダボアの加工方法および加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291487A true JP2000291487A (ja) | 2000-10-17 |
JP4193086B2 JP4193086B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=14297056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10130399A Expired - Fee Related JP4193086B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | シリンダボアの加工方法および加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4193086B2 (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335055A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-12-08 | Nissan Motor Co Ltd | 円形穴の加工装置及び加工方法 |
CN1293991C (zh) * | 2003-01-24 | 2007-01-10 | 日产自动车株式会社 | 缸体的孔加工用夹具以及孔加工方法 |
JP2007007820A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nissan Motor Co Ltd | ホーニング加工方法およびホーニング加工装置 |
JP2007054912A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Koyama:Kk | ワーク加工装置 |
JP2007224842A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | シリンダブロック製造方法、及びシリンダブロック |
DE102007038123A1 (de) | 2007-08-04 | 2009-02-05 | Gehring Gmbh & Co. Kg | Maschine zur Erzeugung nicht zylindrischer Bohrungsflächen |
DE102007063567A1 (de) | 2007-12-31 | 2009-07-09 | Daimler Ag | Verfahren zur Erzeugung einer nichtzylindrischen Bohrungsfläche in einem Werkstück durch Formhonen |
EP2110204A1 (de) | 2005-11-25 | 2009-10-21 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honwerkzeug hierfür |
JP2010069579A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Honda Motor Co Ltd | ホーニング加工用工具およびホーニング加工方法 |
DE102008064592A1 (de) | 2008-12-30 | 2010-07-08 | Daimler Ag | Vorrichtung zur Erzeugung einer nicht zylindrischen Innenfläche einer Bohrung |
JP2011224719A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Isuzu Motors Ltd | シリンダボアの研削加工装置 |
DE102010052271A1 (de) * | 2010-11-23 | 2012-05-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Honwerkzeug und Verfahren zum Honen der Innenfläche einer Bohrung in einem Werkstück |
US8347497B2 (en) | 2007-02-22 | 2013-01-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Processing method, processing jig for cylinder block and the cylinder block |
DE112011101879T5 (de) | 2010-06-01 | 2013-03-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Zylinderblock und Verfahren zu dessen Bearbeitung |
WO2013094324A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | 日産自動車株式会社 | シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック |
DE102013103843A1 (de) | 2013-04-16 | 2014-10-16 | Audi Ag | Verfahren zur Herstellung einer Werkstückoberfläche |
WO2016131736A1 (de) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | Elgan-Diamantwerkzeuge Gmbh & Co. Kg | Honverfahren zum formhonen |
JP2019111599A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | トヨタ自動車株式会社 | 加工方法及び加工装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013080590A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | 本田技研工業株式会社 | シリンダブロックおよびその加工方法 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10130399A patent/JP4193086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1293991C (zh) * | 2003-01-24 | 2007-01-10 | 日产自动车株式会社 | 缸体的孔加工用夹具以及孔加工方法 |
JP2005335055A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-12-08 | Nissan Motor Co Ltd | 円形穴の加工装置及び加工方法 |
JP4697393B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2011-06-08 | 日産自動車株式会社 | 円形穴の加工装置及び加工方法 |
JP2007007820A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nissan Motor Co Ltd | ホーニング加工方法およびホーニング加工装置 |
JP2007054912A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Koyama:Kk | ワーク加工装置 |
EP2277662A1 (de) * | 2005-11-25 | 2011-01-26 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honmaschine |
EP2110204B1 (de) * | 2005-11-25 | 2012-04-25 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honwerkzeug hierfür |
EP2110204A1 (de) | 2005-11-25 | 2009-10-21 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honwerkzeug hierfür |
EP2279829A1 (de) * | 2005-11-25 | 2011-02-02 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honwerkzeug hierfür |
EP2277661A1 (de) * | 2005-11-25 | 2011-01-26 | Nagel Maschinen- und Werkzeugfabrik GmbH | Verfahren zum Honen von Bohrungen sowie Honwerkzeug hierfür |
JP2007224842A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | シリンダブロック製造方法、及びシリンダブロック |
JP4577234B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2010-11-10 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダブロック製造方法、及びシリンダブロック |
US8347497B2 (en) | 2007-02-22 | 2013-01-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Processing method, processing jig for cylinder block and the cylinder block |
DE102007038123B4 (de) * | 2007-08-04 | 2010-06-10 | Gehring Technologies Gmbh | Maschine zur Erzeugung nicht zylindrischer Bohrungsflächen |
DE102007038123A1 (de) | 2007-08-04 | 2009-02-05 | Gehring Gmbh & Co. Kg | Maschine zur Erzeugung nicht zylindrischer Bohrungsflächen |
DE102007063567A1 (de) | 2007-12-31 | 2009-07-09 | Daimler Ag | Verfahren zur Erzeugung einer nichtzylindrischen Bohrungsfläche in einem Werkstück durch Formhonen |
JP2010069579A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Honda Motor Co Ltd | ホーニング加工用工具およびホーニング加工方法 |
DE102008064592A1 (de) | 2008-12-30 | 2010-07-08 | Daimler Ag | Vorrichtung zur Erzeugung einer nicht zylindrischen Innenfläche einer Bohrung |
DE102008064592B4 (de) * | 2008-12-30 | 2014-08-28 | Gehring Technologies Gmbh | Vorrichtung zur Erzeugung einer nicht zylindrischen Innenfläche einer Bohrung |
JP2011224719A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Isuzu Motors Ltd | シリンダボアの研削加工装置 |
US8863722B2 (en) | 2010-06-01 | 2014-10-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Cylinder block and method of machining same |
DE112011101879T5 (de) | 2010-06-01 | 2013-03-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Zylinderblock und Verfahren zu dessen Bearbeitung |
DE102010052271B4 (de) | 2010-11-23 | 2019-05-16 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Honwerkzeug und Verfahren zum Honen der Innenfläche einer Bohrung in einem Werkstück |
DE102010052271A1 (de) * | 2010-11-23 | 2012-05-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Honwerkzeug und Verfahren zum Honen der Innenfläche einer Bohrung in einem Werkstück |
JPWO2013094324A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2015-04-27 | 日産自動車株式会社 | シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック |
CN103890361A (zh) * | 2011-12-22 | 2014-06-25 | 日产自动车株式会社 | 汽缸体的制造方法及汽缸体 |
EP2796697A4 (en) * | 2011-12-22 | 2015-06-17 | Nissan Motor | METHOD FOR PRODUCING A CYLINDER BLOCK AND CYLINDER BLOCK |
US9494103B2 (en) | 2011-12-22 | 2016-11-15 | Nissan Motor Co., Ltd. | Cylinder block manufacturing method and cylinder block |
WO2013094324A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | 日産自動車株式会社 | シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック |
DE102013103843A1 (de) | 2013-04-16 | 2014-10-16 | Audi Ag | Verfahren zur Herstellung einer Werkstückoberfläche |
WO2016131736A1 (de) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | Elgan-Diamantwerkzeuge Gmbh & Co. Kg | Honverfahren zum formhonen |
JP2019111599A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | トヨタ自動車株式会社 | 加工方法及び加工装置 |
US11077503B2 (en) | 2017-12-22 | 2021-08-03 | Toyota Jidosha Kabushi Kikaisha | Machining method and machining device |
JP7098926B2 (ja) | 2017-12-22 | 2022-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 加工方法及び加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4193086B2 (ja) | 2008-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000291487A (ja) | シリンダボアの加工方法および加工装置 | |
JP5156483B2 (ja) | ピストン加工装置及びピストン加工方法 | |
US5531631A (en) | Microfinishing tool with axially variable machining effect | |
US8221195B2 (en) | Process for grinding dies | |
CN101513660A (zh) | 筒状工件的端部加工方法及装置 | |
EP3357618A1 (en) | Screw rotor machining method, machining device and machining tool, and method of manufacturing screw compressor | |
WO2015016223A1 (ja) | 円形穴加工方法及び円形穴加工装置 | |
JP3570051B2 (ja) | 非真円形工作物加工装置 | |
JP6101115B2 (ja) | 工作機械及び、工作機械によるワークの加工方法 | |
WO2005039821A1 (ja) | 非球面加工方法、非球面形成方法及び非球面加工装置 | |
JPH08318458A (ja) | 眼用レンズ研削盤を校正するためのテンプレート及び対応する校正方法 | |
JP2007000945A (ja) | 研削方法及び装置 | |
JP4186286B2 (ja) | 位相合わせ装置 | |
JP4302574B2 (ja) | バニシング加工方法とその加工装置 | |
EP1245333B1 (en) | Grinding method and numerically controlled grinding machine | |
JPH02256452A (ja) | ローラセグメントの保持方法および保持装置 | |
JP4415680B2 (ja) | 研削装置および研削方法 | |
JP4314735B2 (ja) | 加工装置 | |
JPH1190800A (ja) | クランクピンの研削方法および研削装置ならびにクランクシャフトの剛性測定装置 | |
JP2003011058A (ja) | 研磨装置および研磨方法および光学部品の製造方法 | |
JPH1071514A (ja) | シリンダヘッドの加工方法 | |
JPS6234765A (ja) | 非真円形状加工物の加工方法 | |
JPS59134656A (ja) | 仕上加工方法 | |
JP6877800B1 (ja) | ワークの丸孔の仕上げ加工方法 | |
JP4371033B2 (ja) | 非真円工作物研削用データ作成方法及び非真円工作物研削盤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080728 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080828 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20080910 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |