JP2000134946A - 高圧電源装置 - Google Patents
高圧電源装置Info
- Publication number
- JP2000134946A JP2000134946A JP10304832A JP30483298A JP2000134946A JP 2000134946 A JP2000134946 A JP 2000134946A JP 10304832 A JP10304832 A JP 10304832A JP 30483298 A JP30483298 A JP 30483298A JP 2000134946 A JP2000134946 A JP 2000134946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- output
- current
- detection
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧交流を出力し、その出力電圧の振幅を変
化させることが可能な高圧電源装置において、出力電圧
の振幅の変化にかかわらず、常に出力電流の過電流を正
確に検知し、過電流に対する保護動作を正確に行えるよ
うにする。 【解決手段】 トランスT1の2次側の出力電圧が電圧
検出部Cで検出され、その出力電圧検出値V3に応じて
PWM回路Aが発生するパルス信号のパルス幅を変化さ
せ、出力電圧を定電圧制御する。Vpp切換信号によって
トランジスタQ11がオン又はオフし、検出値V3のレ
ベルが切り換えられ、出力電圧の振幅の大小が切り換え
られる。これと同時にVpp切換信号によって出力電流検
出部DのトランジスタQ12がオン又はオフし、出力電
流の検出電圧V5のレベルが切り換えられる。電圧V5
が所定の過電流検知レベルを越えたか否かで過電流を検
知し、保護動作を行う。
化させることが可能な高圧電源装置において、出力電圧
の振幅の変化にかかわらず、常に出力電流の過電流を正
確に検知し、過電流に対する保護動作を正確に行えるよ
うにする。 【解決手段】 トランスT1の2次側の出力電圧が電圧
検出部Cで検出され、その出力電圧検出値V3に応じて
PWM回路Aが発生するパルス信号のパルス幅を変化さ
せ、出力電圧を定電圧制御する。Vpp切換信号によって
トランジスタQ11がオン又はオフし、検出値V3のレ
ベルが切り換えられ、出力電圧の振幅の大小が切り換え
られる。これと同時にVpp切換信号によって出力電流検
出部DのトランジスタQ12がオン又はオフし、出力電
流の検出電圧V5のレベルが切り換えられる。電圧V5
が所定の過電流検知レベルを越えたか否かで過電流を検
知し、保護動作を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式の複写機などに用いられる高圧交流を出力する高圧電
源装置に関し、特に、出力電流が過電流であることを検
知して保護動作を行う高圧電源装置に関するものであ
る。
式の複写機などに用いられる高圧交流を出力する高圧電
源装置に関し、特に、出力電流が過電流であることを検
知して保護動作を行う高圧電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の複写機におい
ては各種帯電器を負荷とする高圧電源装置が使用されて
いる。図6はこのような従来の高圧電源装置の構成の一
例を示すものである。
ては各種帯電器を負荷とする高圧電源装置が使用されて
いる。図6はこのような従来の高圧電源装置の構成の一
例を示すものである。
【0003】この装置は、PWM回路Aと発振回路Bを
有し、PWM回路AによりFETからなるスイッチング
素子Q1をスイッチングさせ、入力電圧VccをV1に昇
圧するとともに、発振回路BによりトランジスタQ4〜
Q7からなるブリッジ回路の駆動を制御してトランスT
1の1次巻線l1に電圧V1の交流を印加し、トランス
T1の2次巻線l2に高圧交流の出力Voを発生させ、
負荷Lに給電するものである。
有し、PWM回路AによりFETからなるスイッチング
素子Q1をスイッチングさせ、入力電圧VccをV1に昇
圧するとともに、発振回路BによりトランジスタQ4〜
Q7からなるブリッジ回路の駆動を制御してトランスT
1の1次巻線l1に電圧V1の交流を印加し、トランス
T1の2次巻線l2に高圧交流の出力Voを発生させ、
負荷Lに給電するものである。
【0004】また、この装置は、トランスT1の出力電
圧検出用の2次巻線l3に接続された電圧検出部Cにお
いて2次側の出力電圧を検出し、検出値V3をPWM回
路Aにフィードバックし、PWM回路Aがスイッチング
素子Q1をスイッチングするパルス幅を変化させて電圧
V1を変化させることで2次側の出力電圧の定電圧制御
を実現している。
圧検出用の2次巻線l3に接続された電圧検出部Cにお
いて2次側の出力電圧を検出し、検出値V3をPWM回
路Aにフィードバックし、PWM回路Aがスイッチング
素子Q1をスイッチングするパルス幅を変化させて電圧
V1を変化させることで2次側の出力電圧の定電圧制御
を実現している。
【0005】更に、Vpp切換信号により電圧検出部Cの
トランジスタQ11をオンすることにより、電圧検出レ
ベルを低くしてトランスT1の2次側の交流出力電圧V
oの振幅を大きくし、トランジスタQ11をオフするこ
とにより電圧検出レベルを高くして交流出力電圧Voの
振幅を小さくする構成になっている。
トランジスタQ11をオンすることにより、電圧検出レ
ベルを低くしてトランスT1の2次側の交流出力電圧V
oの振幅を大きくし、トランジスタQ11をオフするこ
とにより電圧検出レベルを高くして交流出力電圧Voの
振幅を小さくする構成になっている。
【0006】また、高圧電源装置、特に帯電器を負荷と
する場合においては、リーク等による過電流に対する保
護回路が不可欠である。この従来例では、トランスT1
の2次巻線l2の出力電流Ioを検出する電流検出部D
を設け、出力電流Ioを検出抵抗R14において電圧V
4に変換し、更に前記V4の振幅を直流電圧V5に変換
し、電圧V5がある所定の過電流検知レベルの電圧を越
えた場合に過電流と判断し、発振回路Bの発振を停止し
て装置を停止させる等の保護動作を行う。
する場合においては、リーク等による過電流に対する保
護回路が不可欠である。この従来例では、トランスT1
の2次巻線l2の出力電流Ioを検出する電流検出部D
を設け、出力電流Ioを検出抵抗R14において電圧V
4に変換し、更に前記V4の振幅を直流電圧V5に変換
し、電圧V5がある所定の過電流検知レベルの電圧を越
えた場合に過電流と判断し、発振回路Bの発振を停止し
て装置を停止させる等の保護動作を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の高圧電源装置にあっては、電圧検出部Cにおける
電圧検出レベルの切り換えによって、トランスT1の2
次側の交流出力電圧Voの振幅を切り換えた場合におい
ても、出力電流検出部Dはそのまま使用するため、交流
出力電圧Voの振幅が大きくなるように切り換えた場合
に定常時で過電流を誤検知して保護機能が働いてしまわ
ないように、出力電流検出部Dにおける出力電流Ioの
検出レベルを低めに、あるいは過電流検知レベルを高め
に設定する必要がある。
来例の高圧電源装置にあっては、電圧検出部Cにおける
電圧検出レベルの切り換えによって、トランスT1の2
次側の交流出力電圧Voの振幅を切り換えた場合におい
ても、出力電流検出部Dはそのまま使用するため、交流
出力電圧Voの振幅が大きくなるように切り換えた場合
に定常時で過電流を誤検知して保護機能が働いてしまわ
ないように、出力電流検出部Dにおける出力電流Ioの
検出レベルを低めに、あるいは過電流検知レベルを高め
に設定する必要がある。
【0008】ところが、このように設定すると、交流出
力電圧Voの振幅が小さくなるように切り換えた場合、
リーク時の電流が少なくなるため、その過電流を検知で
きず、過電流に対する保護機能がかかりにくくなる恐れ
がある。
力電圧Voの振幅が小さくなるように切り換えた場合、
リーク時の電流が少なくなるため、その過電流を検知で
きず、過電流に対する保護機能がかかりにくくなる恐れ
がある。
【0009】そこで、本発明の課題は、この種の高圧電
源装置において、交流出力電圧の振幅の変化にかかわら
ず、常に出力電流の過電流を正確に検知し、過電流に対
する保護動作を正確に行うことができる構成を提供する
ことにある。
源装置において、交流出力電圧の振幅の変化にかかわら
ず、常に出力電流の過電流を正確に検知し、過電流に対
する保護動作を正確に行うことができる構成を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、高圧交流を出力する高圧電源装置
であって、出力電圧の振幅を変化させることが可能であ
るとともに、出力電流を検出する出力電流検出手段を有
し、該検出手段により検出された出力電流の値が過電流
検知のために設定された過電流検知レベルを越えた場合
に保護動作を行う高圧電源装置において、前記出力電圧
の振幅の変化に対応して前記出力電流検出手段の検出電
流レベルないしは過電流検知レベルを変化させるように
した。
め、本発明によれば、高圧交流を出力する高圧電源装置
であって、出力電圧の振幅を変化させることが可能であ
るとともに、出力電流を検出する出力電流検出手段を有
し、該検出手段により検出された出力電流の値が過電流
検知のために設定された過電流検知レベルを越えた場合
に保護動作を行う高圧電源装置において、前記出力電圧
の振幅の変化に対応して前記出力電流検出手段の検出電
流レベルないしは過電流検知レベルを変化させるように
した。
【0011】より具体的には、前記出力電流検出手段の
検出電流レベルの変化ないしは過電流検知レベルの変化
は、前記出力電圧の振幅の変化に同期して行われるよう
にする。
検出電流レベルの変化ないしは過電流検知レベルの変化
は、前記出力電圧の振幅の変化に同期して行われるよう
にする。
【0012】また、前記出力電圧の振幅を大きくする場
合には、前記出力電流検出手段の検出電流レベルを低く
し、前記出力電圧の振幅を小さくする場合には、前記出
力電流検出手段の検出電流レベルを高くする。
合には、前記出力電流検出手段の検出電流レベルを低く
し、前記出力電圧の振幅を小さくする場合には、前記出
力電流検出手段の検出電流レベルを高くする。
【0013】あるいは、前記出力電圧の振幅を大きくす
る場合には、前記過電流検知レベルを高くし、前記出力
電圧の振幅を小さくする場合には、前記過電流検知レベ
ルを低くする。
る場合には、前記過電流検知レベルを高くし、前記出力
電圧の振幅を小さくする場合には、前記過電流検知レベ
ルを低くする。
【0014】また、前記出力電流検出手段は、例えば、
電流を電圧に変換する電流検出用抵抗から構成され、前
記出力電流検出手段の検出電流レベルの変化は前記電流
検出用抵抗の抵抗値を変化させることにより行うものと
する。
電流を電圧に変換する電流検出用抵抗から構成され、前
記出力電流検出手段の検出電流レベルの変化は前記電流
検出用抵抗の抵抗値を変化させることにより行うものと
する。
【0015】また、前記出力電圧の振幅を変化させるた
めの構成として、例えば、出力電圧を検出する出力電圧
検出手段を有し、該出力電圧検出手段の検出結果にした
がって出力電圧を制御し、該出力電圧検出手段の検出電
圧レベルを変化させることにより前記出力電圧の振幅を
変化させるものとする。そして、この場合に前記出力電
圧検出手段の検出電圧レベルの変化に対応して前記出力
電流検出手段の検出電流レベルないしは前記過電流検知
レベルを変化させるものとする。
めの構成として、例えば、出力電圧を検出する出力電圧
検出手段を有し、該出力電圧検出手段の検出結果にした
がって出力電圧を制御し、該出力電圧検出手段の検出電
圧レベルを変化させることにより前記出力電圧の振幅を
変化させるものとする。そして、この場合に前記出力電
圧検出手段の検出電圧レベルの変化に対応して前記出力
電流検出手段の検出電流レベルないしは前記過電流検知
レベルを変化させるものとする。
【0016】以上のような構成により、出力電圧の振幅
の変化に対応して出力電流検出手段の検出電流レベルな
いしは過電流検知レベルを変化させることにより、出力
電圧の振幅の変化にかかわらず、常に出力電流の過電流
を正確に検知し、過電流に対する保護動作を正確に行う
ことができる。
の変化に対応して出力電流検出手段の検出電流レベルな
いしは過電流検知レベルを変化させることにより、出力
電圧の振幅の変化にかかわらず、常に出力電流の過電流
を正確に検知し、過電流に対する保護動作を正確に行う
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0018】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態を図1,2により説明する。まず、本実施形態による
高圧電源装置の回路構成を示す図1を参照して、その回
路構成と動作について説明する。
態を図1,2により説明する。まず、本実施形態による
高圧電源装置の回路構成を示す図1を参照して、その回
路構成と動作について説明する。
【0019】図1において、Aは所定周波数のパルス信
号の発生及びそのパルス幅の制御を行うPWM回路、Q
1はPWM回路Aから発生されたパルスによりスイッチ
ングするFETからなるスイッチング素子、L1はイン
ダクタ、D1はフライホイールダイオード、C1はコン
デンサ、R3,R4は電圧検出用の抵抗である。これら
によりスイッチングレギュレータが構成される。PWM
回路Aの発生するパルス信号によってスイッチング素子
Q1がスイッチングすることにより、入力電圧Vccが電
圧V1に変圧される。PWM回路Aの発生するパルス信
号のパルス幅によって電圧V1が制御される。
号の発生及びそのパルス幅の制御を行うPWM回路、Q
1はPWM回路Aから発生されたパルスによりスイッチ
ングするFETからなるスイッチング素子、L1はイン
ダクタ、D1はフライホイールダイオード、C1はコン
デンサ、R3,R4は電圧検出用の抵抗である。これら
によりスイッチングレギュレータが構成される。PWM
回路Aの発生するパルス信号によってスイッチング素子
Q1がスイッチングすることにより、入力電圧Vccが電
圧V1に変圧される。PWM回路Aの発生するパルス信
号のパルス幅によって電圧V1が制御される。
【0020】また、Bは所定周波数のパルス信号を発生
する発振回路、Q4〜Q7はブリッジ回路を構成してい
るトランジスタ、T1は昇圧用のトランスである。トラ
ンジスタQ4,Q5間、及びQ6,Q7間の接続点のそ
れぞれがトランスT1の1次巻線l1の両端に接続され
ている。トランジスタQ4〜Q7からなるブリッジ回路
の両端に電圧V1が印加される。そして、トランジスタ
Q4〜Q7のそれぞれのベースに発振回路Bの発振する
パルス信号が印加され、トランジスタQ4〜Q7が所定
の順序でオン、オフすることによりトランスT1の1次
巻線l1に電圧V1の交流が印加される。すなわちトラ
ンスT1の1次側が駆動される。
する発振回路、Q4〜Q7はブリッジ回路を構成してい
るトランジスタ、T1は昇圧用のトランスである。トラ
ンジスタQ4,Q5間、及びQ6,Q7間の接続点のそ
れぞれがトランスT1の1次巻線l1の両端に接続され
ている。トランジスタQ4〜Q7からなるブリッジ回路
の両端に電圧V1が印加される。そして、トランジスタ
Q4〜Q7のそれぞれのベースに発振回路Bの発振する
パルス信号が印加され、トランジスタQ4〜Q7が所定
の順序でオン、オフすることによりトランスT1の1次
巻線l1に電圧V1の交流が印加される。すなわちトラ
ンスT1の1次側が駆動される。
【0021】これにより、トランスT1の出力用の2次
巻線l2及び出力電圧検出用の2次巻線l3に昇圧され
た高圧交流が発生し、2次巻線l2に接続された負荷L
に給電がなされる。ここでVo,Ioは負荷Lに供給さ
れる出力電圧及び出力電流である。
巻線l2及び出力電圧検出用の2次巻線l3に昇圧され
た高圧交流が発生し、2次巻線l2に接続された負荷L
に給電がなされる。ここでVo,Ioは負荷Lに供給さ
れる出力電圧及び出力電流である。
【0022】また、CはトランスT1の2次側の出力電
圧を検出する電圧検出部である。電圧検出部Cは、2次
巻線l3に接続され、電圧検出用の抵抗R11,R1
2,R13、整流用のダイオードD2、平滑用のコンデ
ンサC2、及び検出レベル切り換え用のトランジスタQ
11から構成される。抵抗R11,R12,R13はダ
イオードD2を介して直列に接続され、抵抗R13の両
端にトランジスタQ11が接続される。ダイオードD
2,抵抗R12間の接続点から出力電圧検出値V3が取
り出され、PWM回路Aにフィードバックされる。
圧を検出する電圧検出部である。電圧検出部Cは、2次
巻線l3に接続され、電圧検出用の抵抗R11,R1
2,R13、整流用のダイオードD2、平滑用のコンデ
ンサC2、及び検出レベル切り換え用のトランジスタQ
11から構成される。抵抗R11,R12,R13はダ
イオードD2を介して直列に接続され、抵抗R13の両
端にトランジスタQ11が接続される。ダイオードD
2,抵抗R12間の接続点から出力電圧検出値V3が取
り出され、PWM回路Aにフィードバックされる。
【0023】このような電圧検出部Cにおいて、本高圧
電源装置を搭載した複写機などの装置の不図示の制御部
からトランジスタQ11のベースに印可される出力電圧
Voの振幅を切り換えるためのVpp切換信号によって
トランジスタQ11がオン又はオフする。トランジスタ
Q11がオンの時は、出力電圧検出値V3は抵抗R11
と抵抗R12の分圧となり、低いレベルになる。また、
トランジスタQ11がオフの時は、出力電圧検出値V3
は抵抗R11と抵抗R12+R13の分圧となり、高い
レベルになる。出力電圧検出値V3はPWM回路Aにフ
ィードバックされ、PWM回路Aは出力電圧検出値V3
に応じてスイッチング素子Q1に出力するパルス信号の
幅を変化させてトランスT1の2次側の出力電圧を定電
圧制御する、具体的には出力電圧検出値V3が一定にな
るように制御する。ここで、上記のように出力電圧検出
値V3のレベルの高低が切り換えられるため、PWM回
路Aの制御によって、前記レベルの低いときには出力電
圧Voの振幅が所定の大きい値にされ、前記レベルの高
いときには出力電圧Voの振幅が所定の小さい値にされ
る。
電源装置を搭載した複写機などの装置の不図示の制御部
からトランジスタQ11のベースに印可される出力電圧
Voの振幅を切り換えるためのVpp切換信号によって
トランジスタQ11がオン又はオフする。トランジスタ
Q11がオンの時は、出力電圧検出値V3は抵抗R11
と抵抗R12の分圧となり、低いレベルになる。また、
トランジスタQ11がオフの時は、出力電圧検出値V3
は抵抗R11と抵抗R12+R13の分圧となり、高い
レベルになる。出力電圧検出値V3はPWM回路Aにフ
ィードバックされ、PWM回路Aは出力電圧検出値V3
に応じてスイッチング素子Q1に出力するパルス信号の
幅を変化させてトランスT1の2次側の出力電圧を定電
圧制御する、具体的には出力電圧検出値V3が一定にな
るように制御する。ここで、上記のように出力電圧検出
値V3のレベルの高低が切り換えられるため、PWM回
路Aの制御によって、前記レベルの低いときには出力電
圧Voの振幅が所定の大きい値にされ、前記レベルの高
いときには出力電圧Voの振幅が所定の小さい値にされ
る。
【0024】また、DはトランスT1の2次巻線l2の
出力電流Ioを検出する電流検出部である。電流検出部
Dは、電流検出用の抵抗R14,R15、検出レベル切
り換え用のトランジスタQ12、整流用のダイオードD
3,D4及び平滑用のコンデンサC3等から構成され
る。抵抗R14,R15は直列に接続され、抵抗R15
の両端にトランジスタQ12が接続される。トランジス
タQ12はVpp切換信号によりオンまたはオフされる。
出力電流Ioを検出する電流検出部である。電流検出部
Dは、電流検出用の抵抗R14,R15、検出レベル切
り換え用のトランジスタQ12、整流用のダイオードD
3,D4及び平滑用のコンデンサC3等から構成され
る。抵抗R14,R15は直列に接続され、抵抗R15
の両端にトランジスタQ12が接続される。トランジス
タQ12はVpp切換信号によりオンまたはオフされる。
【0025】このような電流検出部Dにおいて、出力電
流Ioは抵抗R14ないしR15により電圧V4に変換
される。更にダイオードD3,D4,コンデンサC3を
介して電圧V4の振幅値が直流電圧V5に変換される。
この電圧V5が発振回路Bにフィードバックされ、発振
回路Bは電圧V5が過電流検知のために設定された所定
の過電流検知レベルVrを越えた場合に出力過電流と判
断し、トランジスタQ4〜Q7を駆動するパルス信号の
発振を停止する。すなわち、トランスT1の1次側の駆
動を停止し、出力を停止するという過電流に対する保護
動作がなされる。
流Ioは抵抗R14ないしR15により電圧V4に変換
される。更にダイオードD3,D4,コンデンサC3を
介して電圧V4の振幅値が直流電圧V5に変換される。
この電圧V5が発振回路Bにフィードバックされ、発振
回路Bは電圧V5が過電流検知のために設定された所定
の過電流検知レベルVrを越えた場合に出力過電流と判
断し、トランジスタQ4〜Q7を駆動するパルス信号の
発振を停止する。すなわち、トランスT1の1次側の駆
動を停止し、出力を停止するという過電流に対する保護
動作がなされる。
【0026】ここで、Vpp切換信号により出力電圧Vo
の振幅を切り換える場合の動作について説明する。出力
電圧Voの振幅を所定の小さな値に切り換える場合、V
pp切換信号がローレベルにされる。これにより電圧検出
部CのトランジスタQ11がオフし、同時に電流検出部
DのトランジスタQ12もオフする。トランジスタQ1
1がオフすることにより、先述のように電圧検出部Cに
おける出力電圧検出値V3のレベルが高くされ、これに
応じてPWM回路Aのパルス幅制御により出力電圧Vo
の振幅が所定の小さい値にされる。
の振幅を切り換える場合の動作について説明する。出力
電圧Voの振幅を所定の小さな値に切り換える場合、V
pp切換信号がローレベルにされる。これにより電圧検出
部CのトランジスタQ11がオフし、同時に電流検出部
DのトランジスタQ12もオフする。トランジスタQ1
1がオフすることにより、先述のように電圧検出部Cに
おける出力電圧検出値V3のレベルが高くされ、これに
応じてPWM回路Aのパルス幅制御により出力電圧Vo
の振幅が所定の小さい値にされる。
【0027】一方、電流検出部DのトランジスタQ12
がオンしている状態では、抵抗R14のみによって出力
電流Ioが電圧V4に変換されるが、トランジスタQ1
2がオフすると、抵抗R14,R15の直列接続により
出力電流Ioが電圧V4に変換される、つまり電流検出
用抵抗の抵抗値が前記オン時より大きくされるので、電
圧V4が高いレベルに変換されることになる。すなわち
出力電流Ioの検出電流レベルが高くされることにな
る。
がオンしている状態では、抵抗R14のみによって出力
電流Ioが電圧V4に変換されるが、トランジスタQ1
2がオフすると、抵抗R14,R15の直列接続により
出力電流Ioが電圧V4に変換される、つまり電流検出
用抵抗の抵抗値が前記オン時より大きくされるので、電
圧V4が高いレベルに変換されることになる。すなわち
出力電流Ioの検出電流レベルが高くされることにな
る。
【0028】また、出力電圧Voの振幅を所定の大きな
値に切り換える場合、Vpp切換信号がハイレベルにされ
る。これにより電圧検出部CのトランジスタQ11がオ
ンし、同時に電流検出部DのトランジスタQ12もオン
する。これにより、上記オフ時の場合と逆に、電圧検出
部Cにおける出力電圧検出値V3のレベルが低くされ、
これに応じてPWM回路Aのパルス幅制御により出力電
圧Voの振幅が所定の大きい値にされる。また、電流検
出部DではトランジスタQ12のオンにより、抵抗R1
4のみによって出力電流Ioが電圧V4に変換される、
つまり電流検出用抵抗の抵抗値が上記オフ時より小さく
されるので、電圧V4が低いレベルに変換されることに
なる。すなわち出力電流Ioの検出電流レベルが低くさ
れることになる。
値に切り換える場合、Vpp切換信号がハイレベルにされ
る。これにより電圧検出部CのトランジスタQ11がオ
ンし、同時に電流検出部DのトランジスタQ12もオン
する。これにより、上記オフ時の場合と逆に、電圧検出
部Cにおける出力電圧検出値V3のレベルが低くされ、
これに応じてPWM回路Aのパルス幅制御により出力電
圧Voの振幅が所定の大きい値にされる。また、電流検
出部DではトランジスタQ12のオンにより、抵抗R1
4のみによって出力電流Ioが電圧V4に変換される、
つまり電流検出用抵抗の抵抗値が上記オフ時より小さく
されるので、電圧V4が低いレベルに変換されることに
なる。すなわち出力電流Ioの検出電流レベルが低くさ
れることになる。
【0029】次に、図2を参照して本実施形態の作用に
ついて説明する。図2は、上記出力電圧Voの振幅の切
り換えに対する図1の構成における各部の電圧ないし電
流の波形を示している。
ついて説明する。図2は、上記出力電圧Voの振幅の切
り換えに対する図1の構成における各部の電圧ないし電
流の波形を示している。
【0030】図2において、(a)は出力電圧Vo、
(b)は出力電流Io、(c)は出力電流Ioに対応す
る電圧V4、(d)は電圧V4の振幅値を直流電圧に変
換した値V5と過電流検知レベルVrを示しており、こ
こでt1の時点においてリーク等による過電流が発生し
ている様子を示している。(a),(b)中の破線は出
力電圧Voの振幅を大きくするように切り換えた場合、
実線は出力電圧Voの振幅を小さくするように低く切り
換えた場合を示しているが、上述したように、出力電圧
Voの振幅の切り換えのための出力電圧検出値V3のレ
ベルの切り換えに同期して出力電流Ioの検出電流レベ
ルも切り換えられることにより、電圧V4,V5は切り
換え前後で変化がない。これにより出力電圧Voの振幅
の大小を切り換えて出力電流Ioが変化した場合におい
ても、出力電流Ioの過電流を正確に検知し、過電流に
対する保護動作を正確に行うことができる。
(b)は出力電流Io、(c)は出力電流Ioに対応す
る電圧V4、(d)は電圧V4の振幅値を直流電圧に変
換した値V5と過電流検知レベルVrを示しており、こ
こでt1の時点においてリーク等による過電流が発生し
ている様子を示している。(a),(b)中の破線は出
力電圧Voの振幅を大きくするように切り換えた場合、
実線は出力電圧Voの振幅を小さくするように低く切り
換えた場合を示しているが、上述したように、出力電圧
Voの振幅の切り換えのための出力電圧検出値V3のレ
ベルの切り換えに同期して出力電流Ioの検出電流レベ
ルも切り換えられることにより、電圧V4,V5は切り
換え前後で変化がない。これにより出力電圧Voの振幅
の大小を切り換えて出力電流Ioが変化した場合におい
ても、出力電流Ioの過電流を正確に検知し、過電流に
対する保護動作を正確に行うことができる。
【0031】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態を図3,4により説明する。まず、本実施形態
による高圧電源装置の回路構成を示す図3を参照して、
その回路構成と動作について説明する。なお、図3中に
おいて、第1の実施形態の図1中と共通ないし対応する
部分には共通の符号が付してあり、共通部分の説明は省
略する。これは後述する第3の実施形態の図5において
も同様とする。
実施形態を図3,4により説明する。まず、本実施形態
による高圧電源装置の回路構成を示す図3を参照して、
その回路構成と動作について説明する。なお、図3中に
おいて、第1の実施形態の図1中と共通ないし対応する
部分には共通の符号が付してあり、共通部分の説明は省
略する。これは後述する第3の実施形態の図5において
も同様とする。
【0032】図3の回路構成では、図1の回路構成に対
して、電流検出部Dの構成が異なっており、抵抗R14
のみで出力電流Ioの検出を行い、電圧V4に変換する
ようになっている。すなわち、図1の構成における抵抗
R15,トランジスタQ12は設けられておらず、出力
電流Ioの検出電流レベルの切り換えは行われないよう
になっている。
して、電流検出部Dの構成が異なっており、抵抗R14
のみで出力電流Ioの検出を行い、電圧V4に変換する
ようになっている。すなわち、図1の構成における抵抗
R15,トランジスタQ12は設けられておらず、出力
電流Ioの検出電流レベルの切り換えは行われないよう
になっている。
【0033】一方、オペアンプからなる比較器E、それ
ぞれ出力電圧が所定のV11,V12である電池等の定
電圧源F1,F2、トランジスタQ13及びインバータ
Gが設けられている。電流検出部Dの検出電圧V5は比
較器Eの+の入力に印加される。比較器Eの−の入力に
は定電圧源F1,F2が接続され、その直列接続の他端
は接地されている。定電圧源F1,F2間の接続点と接
地間にトランジスタQ13が接続されており、そのベー
スに対しインバータGを介してVpp切換信号が反転され
て印加されるようになっている。また、比較器Eの出力
は過電流検知信号として発振回路Bに印加され、過電流
検知信号がハイレベルになると発振回路Bの発振が停止
されるようになっている。これ以外の部分の構成は第1
の実施形態と共通とする。
ぞれ出力電圧が所定のV11,V12である電池等の定
電圧源F1,F2、トランジスタQ13及びインバータ
Gが設けられている。電流検出部Dの検出電圧V5は比
較器Eの+の入力に印加される。比較器Eの−の入力に
は定電圧源F1,F2が接続され、その直列接続の他端
は接地されている。定電圧源F1,F2間の接続点と接
地間にトランジスタQ13が接続されており、そのベー
スに対しインバータGを介してVpp切換信号が反転され
て印加されるようになっている。また、比較器Eの出力
は過電流検知信号として発振回路Bに印加され、過電流
検知信号がハイレベルになると発振回路Bの発振が停止
されるようになっている。これ以外の部分の構成は第1
の実施形態と共通とする。
【0034】次に、動作を説明する。出力電圧Voの振
幅を所定の小さな値に切り換える場合、Vpp切換信号が
ローレベルにされ、これにより電圧検出部Cのトランジ
スタQ11がオフし、先述のように電圧検出部Cにおけ
る出力電圧検出値V3のレベルが高くされる。これと同
時に、インバータGによるVpp切換信号のレベルの反転
によってトランジスタQ13がオンし、定電圧源F1の
出力電圧V11のみが過電流検知レベルVrとして比較
器Eの−の入力に印加される。
幅を所定の小さな値に切り換える場合、Vpp切換信号が
ローレベルにされ、これにより電圧検出部Cのトランジ
スタQ11がオフし、先述のように電圧検出部Cにおけ
る出力電圧検出値V3のレベルが高くされる。これと同
時に、インバータGによるVpp切換信号のレベルの反転
によってトランジスタQ13がオンし、定電圧源F1の
出力電圧V11のみが過電流検知レベルVrとして比較
器Eの−の入力に印加される。
【0035】また、出力電圧Voの振幅を所定の大きな
値に切り換える場合、Vpp切換信号がハイレベルにさ
れ、これにより電圧検出部CのトランジスタQ11がオ
ンし、電圧検出部Cにおける出力電圧検出値V3のレベ
ルが低くされる。これと同時に、トランジスタQ13が
オフし、定電圧源F1,F2の出力電圧V11+V12
が過電流検知レベルVrとして比較器Eの−の入力に印
加される。
値に切り換える場合、Vpp切換信号がハイレベルにさ
れ、これにより電圧検出部CのトランジスタQ11がオ
ンし、電圧検出部Cにおける出力電圧検出値V3のレベ
ルが低くされる。これと同時に、トランジスタQ13が
オフし、定電圧源F1,F2の出力電圧V11+V12
が過電流検知レベルVrとして比較器Eの−の入力に印
加される。
【0036】このようにして、Vpp切換信号による電圧
検出部Cにおける出力電圧検出値V3のレベルの高低の
切換に同期して、過電流検知レベルVrが低いV11と
高いV11+V12とに切り換えられる。
検出部Cにおける出力電圧検出値V3のレベルの高低の
切換に同期して、過電流検知レベルVrが低いV11と
高いV11+V12とに切り換えられる。
【0037】次に、図4を参照して本実施形態の作用に
ついて説明する。図4は、上記Vpp切換信号による切り
換えに応じた出力電圧Vo、出力電流Io、及び電流検
出部Dにおける電流検出値を直流電圧に変換した値V5
と過電流検知レベルVrとしてのV11ないしV11+
V12をそれぞれ(a),(b),(c)に示してい
る。図4においても図2と同様に破線は出力電圧Voの
振幅が大きくなるように切り換えた場合、実線は前記振
幅が小さくなるように切り換えた場合を示している。ま
た、t1の時点においてリーク等による過電流が発生し
ている様子を示している。
ついて説明する。図4は、上記Vpp切換信号による切り
換えに応じた出力電圧Vo、出力電流Io、及び電流検
出部Dにおける電流検出値を直流電圧に変換した値V5
と過電流検知レベルVrとしてのV11ないしV11+
V12をそれぞれ(a),(b),(c)に示してい
る。図4においても図2と同様に破線は出力電圧Voの
振幅が大きくなるように切り換えた場合、実線は前記振
幅が小さくなるように切り換えた場合を示している。ま
た、t1の時点においてリーク等による過電流が発生し
ている様子を示している。
【0038】図4からわかるように、上記Vpp切換信号
による切り換えにより、出力電圧Voの振幅の大小が切
り換えられ、出力電流Ioの大小が切り換えられ、それ
に応じて電圧値V5のレベルの高低が切り換えられると
同時に、過電流検知レベルVrが高いV11+V12又
は低いV11に切り換えられる。これにより、出力電圧
Voの振幅の大小がいずれに切り換えられた場合でも、
t1の時点で発生する過電流を同様に正確に検知でき、
過電流に対する保護動作を正確に行うことができる。
による切り換えにより、出力電圧Voの振幅の大小が切
り換えられ、出力電流Ioの大小が切り換えられ、それ
に応じて電圧値V5のレベルの高低が切り換えられると
同時に、過電流検知レベルVrが高いV11+V12又
は低いV11に切り換えられる。これにより、出力電圧
Voの振幅の大小がいずれに切り換えられた場合でも、
t1の時点で発生する過電流を同様に正確に検知でき、
過電流に対する保護動作を正確に行うことができる。
【0039】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態を図5により説明する。第1と第2の実施形態
では出力電圧Voの振幅を高低の2段階に切り換えた
が、本実施形態では出力電圧を連続的に可変に制御す
る。
実施形態を図5により説明する。第1と第2の実施形態
では出力電圧Voの振幅を高低の2段階に切り換えた
が、本実施形態では出力電圧を連続的に可変に制御す
る。
【0040】図5に示す本実施形態の高圧電源装置の回
路構成では、電圧検出部Cは抵抗R11,R13の分圧
のみによって出力電圧検出値V3を得ており、第1と第
2の実施形態のように出力電圧検出値V3のレベルを切
り換える手段は設けられていない。また、電流検出部D
は、第2の実施形態と同様に、抵抗R14のみで出力電
流Ioの検出を行い、電圧V4に変換するようになって
おり、出力電流Ioの検出電流レベルの切り換えは行わ
れないようになっている。そして電圧V4を直流に変換
した検出電圧V5は比較器Eの+の入力に印加される。
路構成では、電圧検出部Cは抵抗R11,R13の分圧
のみによって出力電圧検出値V3を得ており、第1と第
2の実施形態のように出力電圧検出値V3のレベルを切
り換える手段は設けられていない。また、電流検出部D
は、第2の実施形態と同様に、抵抗R14のみで出力電
流Ioの検出を行い、電圧V4に変換するようになって
おり、出力電流Ioの検出電流レベルの切り換えは行わ
れないようになっている。そして電圧V4を直流に変換
した検出電圧V5は比較器Eの+の入力に印加される。
【0041】そして、第2の実施形態と異なる点とし
て、比較器Eの−の入力には、本高圧電源装置を搭載し
た複写機などの装置の不図示の制御部から出力電圧Vo
の振幅を可変に制御するためのVpp制御信号が過電流検
知レベルVrとして印加される。
て、比較器Eの−の入力には、本高圧電源装置を搭載し
た複写機などの装置の不図示の制御部から出力電圧Vo
の振幅を可変に制御するためのVpp制御信号が過電流検
知レベルVrとして印加される。
【0042】Vpp制御信号は、出力電圧Voの振幅を連
続的に可変に制御するためにレベルが連続的に可変に設
定される信号であり、PWM回路Aにも印可される。P
WM回路Aは印加されたVpp制御信号のレベルに対応し
て、発生するパルス信号のパルス幅を変化させ、出力電
圧Voの振幅を可変に制御する。そして、比較器Eの−
の入力に対してVpp制御信号が過電流検知レベルVrと
して印加されることにより、出力電圧Voの振幅の変化
に対応して過電流検知レベルVrが可変に設定されるこ
とになり、出力電圧Voの振幅の変化にかかわらず、常
に正確に過電流の検知を行え、過電流に対する保護動作
を正確に行うことができる。
続的に可変に制御するためにレベルが連続的に可変に設
定される信号であり、PWM回路Aにも印可される。P
WM回路Aは印加されたVpp制御信号のレベルに対応し
て、発生するパルス信号のパルス幅を変化させ、出力電
圧Voの振幅を可変に制御する。そして、比較器Eの−
の入力に対してVpp制御信号が過電流検知レベルVrと
して印加されることにより、出力電圧Voの振幅の変化
に対応して過電流検知レベルVrが可変に設定されるこ
とになり、出力電圧Voの振幅の変化にかかわらず、常
に正確に過電流の検知を行え、過電流に対する保護動作
を正確に行うことができる。
【0043】なお、Vpp制御信号を3段階以上の多段階
のレベルに可変に設定される信号として、出力電圧Vo
の振幅を3段階以上の多段階に制御し、それに対応して
過電流検知レベルVrが多段階に可変に設定されるよう
にしてもよい。
のレベルに可変に設定される信号として、出力電圧Vo
の振幅を3段階以上の多段階に制御し、それに対応して
過電流検知レベルVrが多段階に可変に設定されるよう
にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、高圧交流を出力する高圧電源装置であって、
出力電圧の振幅を変化させることが可能であるととも
に、出力電流を検出する出力電流検出手段を有し、該検
出手段により検出された出力電流の値が過電流検知のた
めに設定された過電流検知レベルを越えた場合に保護動
作を行う高圧電源装置において、前記出力電圧の振幅の
変化に対応して前記出力電流検出手段の検出電流レベル
ないしは過電流検知レベルを変化させるようにしたの
で、出力電圧の振幅の変化にかかわらず、常に正確に過
電流の検知を行え、過電流に対する保護動作を正確に行
うことができるという優れた効果が得られる。
によれば、高圧交流を出力する高圧電源装置であって、
出力電圧の振幅を変化させることが可能であるととも
に、出力電流を検出する出力電流検出手段を有し、該検
出手段により検出された出力電流の値が過電流検知のた
めに設定された過電流検知レベルを越えた場合に保護動
作を行う高圧電源装置において、前記出力電圧の振幅の
変化に対応して前記出力電流検出手段の検出電流レベル
ないしは過電流検知レベルを変化させるようにしたの
で、出力電圧の振幅の変化にかかわらず、常に正確に過
電流の検知を行え、過電流に対する保護動作を正確に行
うことができるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施形態による高圧電源装置の
回路構成を示す回路図である。
回路構成を示す回路図である。
【図2】同装置で出力電圧の振幅を大きくした場合と小
さくした場合の出力電圧、出力電流等の波形を示す波形
図である。
さくした場合の出力電圧、出力電流等の波形を示す波形
図である。
【図3】第2の実施形態による高圧電源装置の回路構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】同装置で出力電圧の振幅を大きくした場合と小
さくした場合の出力電圧、出力電流等の波形を示す波形
図である。
さくした場合の出力電圧、出力電流等の波形を示す波形
図である。
【図5】第3の実施形態による高圧電源装置の回路構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図6】従来の高圧電源装置の回路構成を示す回路図で
ある。
ある。
A PWM回路 B 発振回路 C 電圧検出部 D 電流検出部 E 比較器 F1,F2 定電圧源 G インバータ L 負荷 Q1 スイッチング素子 Q11 検出電圧レベル切り換え用のトランジスタ Q12 検出電流レベル切り換え用のトランジスタ Q13 過電流検知レベル切り換え用のトランジスタ R11,R12,R13 出力電圧検出用の抵抗 R14,R15 出力電流検出用の抵抗 T1 トランス
Claims (9)
- 【請求項1】 高圧交流を出力する高圧電源装置であっ
て、 出力電圧の振幅を変化させることが可能であるととも
に、 出力電流を検出する出力電流検出手段を有し、該検出手
段により検出された出力電流の値が過電流検知のために
設定された過電流検知レベルを越えた場合に保護動作を
行う高圧電源装置において、 前記出力電圧の振幅の変化に対応して前記出力電流検出
手段の検出電流レベルを変化させるようにしたことを特
徴とする高圧電源装置。 - 【請求項2】 前記出力電流検出手段の検出電流レベル
の変化は、前記出力電圧の振幅の変化に同期して行われ
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の高圧電
源装置。 - 【請求項3】 前記出力電圧の振幅を大きくする場合に
は、前記出力電流検出手段の検出電流レベルが低くさ
れ、前記出力電圧の振幅を小さくする場合には、前記出
力電流検出手段の検出電流レベルが高くされることを特
徴とする請求項1または2に記載の高圧電源装置。 - 【請求項4】 前記出力電流検出手段は電流を電圧に変
換する電流検出用抵抗から構成され、前記出力電流検出
手段の検出電流レベルの変化は前記電流検出用抵抗の抵
抗値を変化させることにより行われることを特徴とする
請求項1から3までのいずれか1項に記載の高圧電源装
置。 - 【請求項5】 出力電圧を検出する出力電圧検出手段を
有し、該出力電圧検出手段の検出結果にしたがって出力
電圧を制御し、該出力電圧検出手段の検出電圧レベルを
変化させることにより前記出力電圧の振幅を変化させる
ことが可能であり、 該出力電圧検出手段の検出電圧レベルの変化に対応して
前記出力電流検出手段の検出電流レベルを変化させるよ
うにしたことを特徴とする請求項1から4までのいずれ
か1項に記載の高圧電源装置。 - 【請求項6】 高圧交流を出力する高圧電源装置であっ
て、 出力電圧の振幅を変化させることが可能であるととも
に、 出力電流を検出する出力電流検出手段を有し、該検出手
段により検出された出力電流の値が過電流検知のために
設定された過電流検知レベルを越えた場合に保護動作を
行う高圧電源装置において、 前記出力電圧の振幅の変化に対応して前記過電流検知レ
ベルを変化させるようにしたことを特徴とする高圧電源
装置。 - 【請求項7】 前記過電流検知レベルの変化は、前記出
力電圧の振幅の変化に同期して行われるようにしたこと
を特徴とする請求項6に記載の高圧電源装置。 - 【請求項8】 前記出力電圧の振幅を大きくする場合に
は、前記過電流検知レベルが高くされ、前記出力電圧の
振幅を小さくする場合には、前記過電流検知レベルが低
くされることを特徴とする請求項6または7に記載の高
圧電源装置。 - 【請求項9】 出力電圧を検出する出力電圧検出手段を
有し、該出力電圧検出手段の検出結果にしたがって出力
電圧を制御し、該出力電圧検出手段の検出電圧レベルを
変化させることにより前記出力電圧の振幅を変化させる
ことが可能であり、 該出力電圧検出手段の検出電圧レベルの変化に対応して
前記過電流検知レベルを変化させるようにしたことを特
徴とする請求項6から8までのいずれか1項に記載の高
圧電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304832A JP2000134946A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 高圧電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304832A JP2000134946A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 高圧電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000134946A true JP2000134946A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17937806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10304832A Pending JP2000134946A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 高圧電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000134946A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006053532A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-02-23 | Samsung Electronics Co Ltd | Lcdモジュール及び携帯電話機 |
CN1333513C (zh) * | 2003-02-06 | 2007-08-22 | 三洋电机株式会社 | 开关电源电路 |
CN1333514C (zh) * | 2003-02-06 | 2007-08-22 | 三洋电机株式会社 | 开关电源电路 |
JP2008067497A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toshiba Corp | 車両用電源装置 |
CN103475191A (zh) * | 2013-09-10 | 2013-12-25 | 上海斐讯数据通信技术有限公司 | 一种开关电源控制电路 |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10304832A patent/JP2000134946A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1333513C (zh) * | 2003-02-06 | 2007-08-22 | 三洋电机株式会社 | 开关电源电路 |
CN1333514C (zh) * | 2003-02-06 | 2007-08-22 | 三洋电机株式会社 | 开关电源电路 |
JP2006053532A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-02-23 | Samsung Electronics Co Ltd | Lcdモジュール及び携帯電話機 |
JP2008067497A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toshiba Corp | 車両用電源装置 |
CN103475191A (zh) * | 2013-09-10 | 2013-12-25 | 上海斐讯数据通信技术有限公司 | 一种开关电源控制电路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7208883B2 (en) | Current detection circuit, and power supply apparatus, power supply system and electronic apparatus using the current detection circuit | |
US7119524B2 (en) | Control of DC/DC converters having synchronous rectifiers | |
US5347164A (en) | Uninterruptible power supply having a 115V or 230V selectable AC output and power saving | |
KR950035037A (ko) | 유도부하에 대한 제어회로 | |
US4827150A (en) | Uninterruptible power supply inverter circuit | |
JPH02231957A (ja) | 自励ブロツキング変成器式スイツチングレギユレータ用の回路装置 | |
JP2007295800A (ja) | 電源回路 | |
JP2000134946A (ja) | 高圧電源装置 | |
TWI810295B (zh) | 積體電路、諧振電力轉換器及用於操作電力轉換器之方法 | |
KR100430793B1 (ko) | 스위칭 전원 회로 및 그 제어 방법 | |
US20040169977A1 (en) | Overcurrent protection switched mode power supply | |
JP2004112992A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2865022B2 (ja) | 直流変換装置 | |
JP3610807B2 (ja) | 電源装置 | |
JP2838133B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JPH05928B2 (ja) | ||
JPH0652998B2 (ja) | 交流電動機給電用3相インバ−タの制御電圧を制御する方法及び装置 | |
JP3366588B2 (ja) | 同期整流コンバータ | |
JPH0389376A (ja) | 現像バイアス用電源装置 | |
KR200156380Y1 (ko) | 전원공급장치의 과부하보호회로 | |
JP2001112257A (ja) | 電源装置 | |
KR0155105B1 (ko) | 전원공급 장치의 제어신호 발생회로 | |
JP2003164145A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JPH06261553A (ja) | Dc−acインバータ | |
JP2729478B2 (ja) | コンバータ |