JP2000124823A - 放送受信装置 - Google Patents
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- JP2000124823A JP2000124823A JP10315428A JP31542898A JP2000124823A JP 2000124823 A JP2000124823 A JP 2000124823A JP 10315428 A JP10315428 A JP 10315428A JP 31542898 A JP31542898 A JP 31542898A JP 2000124823 A JP2000124823 A JP 2000124823A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オートスキャン中にサービスの内容を認識する
ことができず、希望するサービスが存在した時点で当該
サービスを出力させることができなかった。 【解決手段】複数の第1サービスを備えた放送ブロック
を複数備えた第1信号を受信し、復調処理を施して第1
サービスを出力すると共に、第1サービスと同一内容
で、且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2
信号の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信手
段と、第2信号を受信し、復調処理を施して第2サービ
スを出力する第2受信手段と、第1信号と第2信号とを
切り換える切換手段と、第1受信手段が第1信号の放送
ブロックを検出した場合に、第1信号に含まれる第2サ
ービスに関する情報に基づいて切換手段を切り換えて、
第2受信手段の前2サービスを出力させる制御を行う制
御手段とを備える。
ことができず、希望するサービスが存在した時点で当該
サービスを出力させることができなかった。 【解決手段】複数の第1サービスを備えた放送ブロック
を複数備えた第1信号を受信し、復調処理を施して第1
サービスを出力すると共に、第1サービスと同一内容
で、且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2
信号の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信手
段と、第2信号を受信し、復調処理を施して第2サービ
スを出力する第2受信手段と、第1信号と第2信号とを
切り換える切換手段と、第1受信手段が第1信号の放送
ブロックを検出した場合に、第1信号に含まれる第2サ
ービスに関する情報に基づいて切換手段を切り換えて、
第2受信手段の前2サービスを出力させる制御を行う制
御手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送等を
受信する放送受信装置に関する。
受信する放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州などで実際に放送が行われているデ
ジタル音声放送(DAB:Digital Audio Broadcastin
g)に代表されるようなデジタル放送は、デジタル信号
の特徴を生かし、アナログ信号で実現することが困難
な、マルチパス、フェージングの影響を受けにくい移動
受信や、同一周波数ネットワークによる周波数の高効率
利用等を可能としている。
ジタル音声放送(DAB:Digital Audio Broadcastin
g)に代表されるようなデジタル放送は、デジタル信号
の特徴を生かし、アナログ信号で実現することが困難
な、マルチパス、フェージングの影響を受けにくい移動
受信や、同一周波数ネットワークによる周波数の高効率
利用等を可能としている。
【0003】DABについては、欧州通信規格であるE
TS(European TelecommunicationStandard)におい
て、「ETS 300 401」で規格化されている。
TS(European TelecommunicationStandard)におい
て、「ETS 300 401」で規格化されている。
【0004】図5は、DAB信号のフレーム構造を示す
模式図である。DAB信号は、フレーム単位で提供され
ており、図5に示すように、送信フレーム(Transmissi
on Frame)は、3つのチャンネルで構成されている。す
なわち、送信フレームは、送信フレームの同期信号とし
てヌルシンボルと既知の値をもつ位相基準シンボルで構
成される同期チャンネル(Synchronization Channe
l)、多重構成情報やサービスの分類など時間インター
リーブを行わず高速なデータの受け渡しを目的とした高
速情報チャンネル(FIC:Fast Information Channe
l)、および、音声やデータなどのサービスをサブチャ
ンネルに分割して時間インターリーブを施したメイン・
サービス・チャンネル(MSC:Main Service Channe
l)からなる。
模式図である。DAB信号は、フレーム単位で提供され
ており、図5に示すように、送信フレーム(Transmissi
on Frame)は、3つのチャンネルで構成されている。す
なわち、送信フレームは、送信フレームの同期信号とし
てヌルシンボルと既知の値をもつ位相基準シンボルで構
成される同期チャンネル(Synchronization Channe
l)、多重構成情報やサービスの分類など時間インター
リーブを行わず高速なデータの受け渡しを目的とした高
速情報チャンネル(FIC:Fast Information Channe
l)、および、音声やデータなどのサービスをサブチャ
ンネルに分割して時間インターリーブを施したメイン・
サービス・チャンネル(MSC:Main Service Channe
l)からなる。
【0005】図6は、DAB信号のFIG構造を示す模
式図である。高速情報チャンネルは、図5に示すよう
に、複数の高速情報ブロック(FIB:Fast Informati
on Blocks)に分割され、更に高速情報ブロックは、図
6に示すように、複数の高速情報グループ(FIG:Fa
st Information Groups)に分割される。
式図である。高速情報チャンネルは、図5に示すよう
に、複数の高速情報ブロック(FIB:Fast Informati
on Blocks)に分割され、更に高速情報ブロックは、図
6に示すように、複数の高速情報グループ(FIG:Fa
st Information Groups)に分割される。
【0006】図7は、DAB信号のFIGのタイプを示
す模式図である。図7に示すように、高速情報グループ
には8種類のタイプが存在し、それぞれ構成する内容に
従って分類されている。例えば、FIGタイプ0では、
多重構成情報やサービス情報が多重記録されている。
す模式図である。図7に示すように、高速情報グループ
には8種類のタイプが存在し、それぞれ構成する内容に
従って分類されている。例えば、FIGタイプ0では、
多重構成情報やサービス情報が多重記録されている。
【0007】図8は、DAB信号のFIGのFI信号の
構造を示す模式図である。図8に示すように、DAB信
号のFIGのデータフィールドには、周波数情報(F
I:Frequency Information)の信号が記憶され、FI
Gタイプ0のExtension21において規格化さ
れている。FI中の「FI list」には、代替放送
(サイマル放送)のサービスを行っているか否か、およ
び、代替放送のサービスを行っている場合は、その変調
方式や周波数等が記載されている。
構造を示す模式図である。図8に示すように、DAB信
号のFIGのデータフィールドには、周波数情報(F
I:Frequency Information)の信号が記憶され、FI
Gタイプ0のExtension21において規格化さ
れている。FI中の「FI list」には、代替放送
(サイマル放送)のサービスを行っているか否か、およ
び、代替放送のサービスを行っている場合は、その変調
方式や周波数等が記載されている。
【0008】DAB信号は、複数のDABブロックに分
けられ、それぞれのDABブロックにそれぞれ周波数が
割り当てられている。DABブロックの帯域は、約1.
5MHzであり、1つのDABブロックに4〜6のサー
ビスが割り当てられる。具体的には、1つのDABブロ
ックに、例えば、スポーツ番組、音楽番組、ニュース番
組、気象情報番組等のサービスがある。これらのサービ
スは、DABブロック毎に、放送しているサービスの内
容が異なっている場合もある。
けられ、それぞれのDABブロックにそれぞれ周波数が
割り当てられている。DABブロックの帯域は、約1.
5MHzであり、1つのDABブロックに4〜6のサー
ビスが割り当てられる。具体的には、1つのDABブロ
ックに、例えば、スポーツ番組、音楽番組、ニュース番
組、気象情報番組等のサービスがある。これらのサービ
スは、DABブロック毎に、放送しているサービスの内
容が異なっている場合もある。
【0009】前述したようにDABは、移動受信に適し
たデジタル放送であり、車載用DAB受信機等による受
信に適している。移動受信では、受信場所によって受信
可能なサービスが異なり、現在位置での受信可能なサー
ビスを知りたいという要求があるため、車載用DAB受
信機には、受信周波数を順次変化させて受信可能なサー
ビスをサーチするオートスキャンの機能が必要である。
たデジタル放送であり、車載用DAB受信機等による受
信に適している。移動受信では、受信場所によって受信
可能なサービスが異なり、現在位置での受信可能なサー
ビスを知りたいという要求があるため、車載用DAB受
信機には、受信周波数を順次変化させて受信可能なサー
ビスをサーチするオートスキャンの機能が必要である。
【0010】このようなオートスキャンの方法として
は、チューナ部のフェーズ・ロックド・ループ(PL
L:Phase Locked Loop)回路を制御して受信周波数を
DABの周波数ブロック毎に移動させて、それぞれ同期
検出を施し、復調結果に基づいてDAB信号の有無を判
断し、DAB信号の受信ができた場合に、受信機内部の
メモリに受信周波数を保存し、受信周波数の移動を再開
する方法がある。
は、チューナ部のフェーズ・ロックド・ループ(PL
L:Phase Locked Loop)回路を制御して受信周波数を
DABの周波数ブロック毎に移動させて、それぞれ同期
検出を施し、復調結果に基づいてDAB信号の有無を判
断し、DAB信号の受信ができた場合に、受信機内部の
メモリに受信周波数を保存し、受信周波数の移動を再開
する方法がある。
【0011】また、特開平9−186556号公報に開
示されているように、先に受信したDAB信号内部にあ
るPI(Program Identification)情報から、現在の地
域情報を得て、受信機に予め用意している地域情報と放
送周波数ブロックとを対応させたテーブルから、その地
域で使用されている周波数のみをサーチすることで短時
間で終了するような方法もある。
示されているように、先に受信したDAB信号内部にあ
るPI(Program Identification)情報から、現在の地
域情報を得て、受信機に予め用意している地域情報と放
送周波数ブロックとを対応させたテーブルから、その地
域で使用されている周波数のみをサーチすることで短時
間で終了するような方法もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たオートスキャンの方法においては、DAB信号等の第
1信号におけるオートスキャンの実行中は、受信周波数
を順次変化させているため、音声出力信号を得ることは
できず、オートスキャンが終了するまで出力はミュート
されるため無音状態となるという欠点がある。
たオートスキャンの方法においては、DAB信号等の第
1信号におけるオートスキャンの実行中は、受信周波数
を順次変化させているため、音声出力信号を得ることは
できず、オートスキャンが終了するまで出力はミュート
されるため無音状態となるという欠点がある。
【0013】また、複数のチューナを備えている場合
は、FM放送またはAM放送等の第2信号を受信して出
力したり、また、コンパクトディスクプレーヤやミニデ
ィスクプレーヤ等の他の出力装置を備えている場合は、
これらからの信号を出力することが可能であるが、第1
信号のオートスキャンによる現在の位置での受信可能な
サービスとは何ら関係のない信号を出力することになり
不便であるという欠点がある。
は、FM放送またはAM放送等の第2信号を受信して出
力したり、また、コンパクトディスクプレーヤやミニデ
ィスクプレーヤ等の他の出力装置を備えている場合は、
これらからの信号を出力することが可能であるが、第1
信号のオートスキャンによる現在の位置での受信可能な
サービスとは何ら関係のない信号を出力することになり
不便であるという欠点がある。
【0014】また、オートスキャン中に検出されたサー
ビスを、ある一定時間再生した場合、サービスを再生し
ている間は、オートスキャンの処理を停止させることに
なり、オートキャン全体の時間が著しく長くなるという
欠点がある。
ビスを、ある一定時間再生した場合、サービスを再生し
ている間は、オートスキャンの処理を停止させることに
なり、オートキャン全体の時間が著しく長くなるという
欠点がある。
【0015】したがって本発明は、オートスキャン中に
検出されたサービスの内容を認識することができると共
に、希望するサービスが存在した時点で、そのサービス
を出力させることができる放送受信装置を提供すること
を目的としている。
検出されたサービスの内容を認識することができると共
に、希望するサービスが存在した時点で、そのサービス
を出力させることができる放送受信装置を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、複数の第1サービスを備えた放送ブロックを
複数備えた第1信号を受信し、復調処理を施して第1サ
ービスを出力すると共に、第1サービスと同一内容で、
且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2信号
の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信手段
と、第2信号を受信し、復調処理を施して第2サービス
を出力する第2受信手段と、第1信号と第2信号とを切
り換える切換手段と、第1受信手段が第1信号の放送ブ
ロックを検出した場合に、第1信号に含まれる第2サー
ビスに関する情報に基づいて切換手段を切り換えて、第
2受信手段の前2サービスを出力させる制御を行う制御
手段とを備えたことを特徴としている。
本発明は、複数の第1サービスを備えた放送ブロックを
複数備えた第1信号を受信し、復調処理を施して第1サ
ービスを出力すると共に、第1サービスと同一内容で、
且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2信号
の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信手段
と、第2信号を受信し、復調処理を施して第2サービス
を出力する第2受信手段と、第1信号と第2信号とを切
り換える切換手段と、第1受信手段が第1信号の放送ブ
ロックを検出した場合に、第1信号に含まれる第2サー
ビスに関する情報に基づいて切換手段を切り換えて、第
2受信手段の前2サービスを出力させる制御を行う制御
手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】また、請求項2記載の本発明は、複数の第
1サービスを備えた放送ブロックを複数備えた第1信号
を受信し、復調処理を施して第1サービスを出力すると
共に、第1サービスと同一内容で、且つ、第1信号と異
なる変調方式で変調された第2信号の第2サービスに関
する情報を抽出する第1受信手段と、第2信号を受信
し、復調処理を施して第2サービスを出力する第2受信
手段と、第1信号と第2信号とを切り換える切換手段
と、第1受信手段が第2サービスがない第1サービスを
備えた第1信号の放送ブロックを検出した場合、第2サ
ービスがない第1サービスを出力した後に、第1信号に
含まれる第2サービスに関する情報に基づいて切換手段
を切り換えて、第2受信手段の第2サービスを出力させ
る制御を行う制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
1サービスを備えた放送ブロックを複数備えた第1信号
を受信し、復調処理を施して第1サービスを出力すると
共に、第1サービスと同一内容で、且つ、第1信号と異
なる変調方式で変調された第2信号の第2サービスに関
する情報を抽出する第1受信手段と、第2信号を受信
し、復調処理を施して第2サービスを出力する第2受信
手段と、第1信号と第2信号とを切り換える切換手段
と、第1受信手段が第2サービスがない第1サービスを
備えた第1信号の放送ブロックを検出した場合、第2サ
ービスがない第1サービスを出力した後に、第1信号に
含まれる第2サービスに関する情報に基づいて切換手段
を切り換えて、第2受信手段の第2サービスを出力させ
る制御を行う制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の放送受信装置について、
DAB信号とFM信号又はAM信号を受信することが可
能な放送受信装置として説明する。ここで、複数の第1
サービスを備えた放送ブロックを複数備えた第1信号を
DAB信号とし、第1信号の第1サービスと同一内容
で、且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2
信号の第2サービスをFM信号又はAM信号とする。
DAB信号とFM信号又はAM信号を受信することが可
能な放送受信装置として説明する。ここで、複数の第1
サービスを備えた放送ブロックを複数備えた第1信号を
DAB信号とし、第1信号の第1サービスと同一内容
で、且つ、第1信号と異なる変調方式で変調された第2
信号の第2サービスをFM信号又はAM信号とする。
【0019】図1は、本発明の放送受信装置の一実施例
の概略構成を示す模式図である。図1において、放送受
信装置1は、第1受信手段としてのDAB信号処理部2
と、第2受信手段としてのFM/AM信号処理部3と、
制御手段としての制御部4と、切換手段としての切換部
5と、増幅部6と、スピーカ7とを備えている。
の概略構成を示す模式図である。図1において、放送受
信装置1は、第1受信手段としてのDAB信号処理部2
と、第2受信手段としてのFM/AM信号処理部3と、
制御手段としての制御部4と、切換手段としての切換部
5と、増幅部6と、スピーカ7とを備えている。
【0020】DAB信号処理部2は、第1アンテナ8
と、DABチューナ部9と、DAB信号復調部10とを
備えている。第1アンテナ8は、DAB信号を受信す
る。
と、DABチューナ部9と、DAB信号復調部10とを
備えている。第1アンテナ8は、DAB信号を受信す
る。
【0021】DABチューナ部9は、フロントエンド
と、選局する周波数に応じた局部発振周波数信号を出力
するフェーズ・ロックド・ループ(PLL:Phase Lock
ed Loop)回路で構成され、第1アンテナ8で受信した
DAB信号に基づいて中間周波数信号を生成して出力す
る。
と、選局する周波数に応じた局部発振周波数信号を出力
するフェーズ・ロックド・ループ(PLL:Phase Lock
ed Loop)回路で構成され、第1アンテナ8で受信した
DAB信号に基づいて中間周波数信号を生成して出力す
る。
【0022】DAB信号復調部10は、DABチューナ
部9からの中間周波数信号をI(In-phase)信号とQ
(Quadrate)信号に直交復調して、それぞれ高速フーリ
エ変換(FFT:First Fouler Transform)による差動
復調処理を施す。そして、DAB信号復調部10は、復
調されたDAB信号の高速情報チャンネル(FIC)か
ら、希望するサービスのシンボルのメイン・サービス・
チャンネル(MSC)を抽出して復調処理を施し、デジ
タル/アナログ(D/A:Digital/Analog)変換した
後に出力する。
部9からの中間周波数信号をI(In-phase)信号とQ
(Quadrate)信号に直交復調して、それぞれ高速フーリ
エ変換(FFT:First Fouler Transform)による差動
復調処理を施す。そして、DAB信号復調部10は、復
調されたDAB信号の高速情報チャンネル(FIC)か
ら、希望するサービスのシンボルのメイン・サービス・
チャンネル(MSC)を抽出して復調処理を施し、デジ
タル/アナログ(D/A:Digital/Analog)変換した
後に出力する。
【0023】FM/AM信号処理部3は、第2アンテナ
11と、FM/AMチューナ部12と、FM/AM信号
復調部13とを備えている。第2アンテナ11は、FM
信号又はAM信号を受信する。ここで、第2アンテナ1
1は、第1アンテナ8と兼用することも可能である。
11と、FM/AMチューナ部12と、FM/AM信号
復調部13とを備えている。第2アンテナ11は、FM
信号又はAM信号を受信する。ここで、第2アンテナ1
1は、第1アンテナ8と兼用することも可能である。
【0024】FM/AMチューナ部12は、フロントエ
ンドと、選局する周波数に応じた局部発振周波数信号を
出力するフェーズ・ロックド・ループ(PLL:Phase
Locked Loop)回路で構成される。
ンドと、選局する周波数に応じた局部発振周波数信号を
出力するフェーズ・ロックド・ループ(PLL:Phase
Locked Loop)回路で構成される。
【0025】FM/AM信号復調部13は、FM信号又
はAM信号を、それぞれの信号の変調方法に適合したF
M復調又はAM復調を施して出力する。
はAM信号を、それぞれの信号の変調方法に適合したF
M復調又はAM復調を施して出力する。
【0026】制御部4は、DAB信号処理部2及びFM
/AM信号処理部3を制御すると共に、後述する切換部
5の切り換えを制御する。制御部4は、DAB信号のサ
ービスの各ブロックに割り当てられている周波数及びレ
ベルを記憶している第1メモリ(図示せず)と、オート
スキャンにより受信したDAB信号のサービスのID情
報やFI情報を記憶する第2メモリ(図示せず)とを備
えている。
/AM信号処理部3を制御すると共に、後述する切換部
5の切り換えを制御する。制御部4は、DAB信号のサ
ービスの各ブロックに割り当てられている周波数及びレ
ベルを記憶している第1メモリ(図示せず)と、オート
スキャンにより受信したDAB信号のサービスのID情
報やFI情報を記憶する第2メモリ(図示せず)とを備
えている。
【0027】ここで、第1メモリの内容について説明す
る。図2は、DABブロックに割り当てられている周波
数を示す模式図である。図2において、DABブロック
の帯域は、約1.5MHzであり、その中心周波数は1
6KHzの倍数で配置されている。1つのDABブロッ
クで4〜6のサービスが割り当てられ、1つのDABブ
ロック内のサービスをまとめてアンサンブルという。
る。図2は、DABブロックに割り当てられている周波
数を示す模式図である。図2において、DABブロック
の帯域は、約1.5MHzであり、その中心周波数は1
6KHzの倍数で配置されている。1つのDABブロッ
クで4〜6のサービスが割り当てられ、1つのDABブ
ロック内のサービスをまとめてアンサンブルという。
【0028】具体的には、1つのDABブロックに、例
えば、スポーツ番組、音楽番組、ニュース番組、気象情
報番組等のサービスがある。これらのサービスは、DA
Bブロック毎に、放送しているサービスの内容が異なっ
ている場合もある。本実施例の放送受信装置では、DA
Bブロックの周波数をスキャンし、受信したDABブロ
ックの中の各サービスをそれぞれ順に出力すると共に、
新たにDABブロックの周波数のサーチを行う。
えば、スポーツ番組、音楽番組、ニュース番組、気象情
報番組等のサービスがある。これらのサービスは、DA
Bブロック毎に、放送しているサービスの内容が異なっ
ている場合もある。本実施例の放送受信装置では、DA
Bブロックの周波数をスキャンし、受信したDABブロ
ックの中の各サービスをそれぞれ順に出力すると共に、
新たにDABブロックの周波数のサーチを行う。
【0029】切換部5は、制御部4の制御に基づいて増
幅部6に出力する信号を、DAB信号処理部2からのD
AB信号とFM/AM信号処理部3からのFM信号又は
AM信号とのどちらかに切り換える。
幅部6に出力する信号を、DAB信号処理部2からのD
AB信号とFM/AM信号処理部3からのFM信号又は
AM信号とのどちらかに切り換える。
【0030】切換部5から出力されたDAB信号又はF
M信号或いはAM信号は、増幅部6により増幅され、ス
ピーカ7から出力される。
M信号或いはAM信号は、増幅部6により増幅され、ス
ピーカ7から出力される。
【0031】以上の構成を備えた放送受信装置1におけ
るオートスキャンの処理動作について説明する。図3
は、本実施例の放送受信装置におけるオートスキャンの
処理動作を示すフローチャートである。使用者が、操作
部(図示せず)を用いてオートスキャンを指示すること
により、制御部4は、オートスキャンの処理を実行する
(STEP301)。
るオートスキャンの処理動作について説明する。図3
は、本実施例の放送受信装置におけるオートスキャンの
処理動作を示すフローチャートである。使用者が、操作
部(図示せず)を用いてオートスキャンを指示すること
により、制御部4は、オートスキャンの処理を実行する
(STEP301)。
【0032】オートスキャンの実行が指示されると、制
御部4は、第1メモリを参照してDABチューナ部9の
PLL回路を制御し、DABブロック「13」である中
心周波数「174.928MHz」を受信するための局
部発振周波数信号を出力する。
御部4は、第1メモリを参照してDABチューナ部9の
PLL回路を制御し、DABブロック「13」である中
心周波数「174.928MHz」を受信するための局
部発振周波数信号を出力する。
【0033】DABチューナ部9が、DABブロック
「13」のDAB信号が受信できなかった場合(STE
P303)、制御部4は、第1メモリを参照して再度P
LL回路を制御し、次のDABブロック「14」の中心
周波数「176.640MHz」を受信するための局部
発振周波数信号を出力する(STEP304)。
「13」のDAB信号が受信できなかった場合(STE
P303)、制御部4は、第1メモリを参照して再度P
LL回路を制御し、次のDABブロック「14」の中心
周波数「176.640MHz」を受信するための局部
発振周波数信号を出力する(STEP304)。
【0034】DABチューナ部9が、DAB信号を受信
できた場合(STEP303)、制御部4は、DAB信
号復調部10で復調されたDAB信号の高速情報チャン
ネルから、この周波数で受信可能な全てのサービスを抽
出して、それらのサービスのID情報やFI情報を第2
メモリに記憶する(STEP305)。
できた場合(STEP303)、制御部4は、DAB信
号復調部10で復調されたDAB信号の高速情報チャン
ネルから、この周波数で受信可能な全てのサービスを抽
出して、それらのサービスのID情報やFI情報を第2
メモリに記憶する(STEP305)。
【0035】制御部4は、サービスのFI情報からサイ
マル放送に関する情報を抽出し、サイマル放送に関する
情報に基づいてFM/AM信号処理部3におけるFM/
AMチューナ部12のPLL回路を制御し、受信したD
AB信号の各サービスに対応するFM信号又はAM信号
のサイマル放送を受信させ、FM/AM信号復調部13
でサイマル放送を復調させる(STEP306)。
マル放送に関する情報を抽出し、サイマル放送に関する
情報に基づいてFM/AM信号処理部3におけるFM/
AMチューナ部12のPLL回路を制御し、受信したD
AB信号の各サービスに対応するFM信号又はAM信号
のサイマル放送を受信させ、FM/AM信号復調部13
でサイマル放送を復調させる(STEP306)。
【0036】そして、制御部4は、切換部5を切り換え
て、受信したDAB信号の各サービスに対応するサイマ
ル放送のFM信号又はAM信号を、増幅部6を介してス
ピーカ7から順次出力させる(STEP307)。
て、受信したDAB信号の各サービスに対応するサイマ
ル放送のFM信号又はAM信号を、増幅部6を介してス
ピーカ7から順次出力させる(STEP307)。
【0037】このサイマル放送を出力する時間は、任意
に設定することができ、受信したDAB信号のサイマル
放送を一定の時間だけ出力する。
に設定することができ、受信したDAB信号のサイマル
放送を一定の時間だけ出力する。
【0038】このサイマル放送を出力している間に、制
御部4は、第1メモリを参照してDAB信号処理部2の
DABチューナ部9のPLL回路を制御し、次の受信可
能なDAB信号をサーチする(STEP304)。
御部4は、第1メモリを参照してDAB信号処理部2の
DABチューナ部9のPLL回路を制御し、次の受信可
能なDAB信号をサーチする(STEP304)。
【0039】そして、第1メモリを参照してDABに割
り当てられている周波数の全てをサーチしたならば(S
TEP302)、オートスキャンを終了する(STEP
307)。
り当てられている周波数の全てをサーチしたならば(S
TEP302)、オートスキャンを終了する(STEP
307)。
【0040】利用者は、前述したオートスキャンにおけ
るサイマル放送を聴取している際に、使用者の希望する
サービスがあった場合、操作部(図示せず)を用いてサ
ービスを決定する操作を行う。このことにより、制御部
4は、DAB信号処理部2におけるDAB信号の周波数
が移動するオートスキャンの処理を中断し、切換部5を
切り換え、出力していたサイマル放送に対応するサービ
スのDAB信号を出力させることができる。
るサイマル放送を聴取している際に、使用者の希望する
サービスがあった場合、操作部(図示せず)を用いてサ
ービスを決定する操作を行う。このことにより、制御部
4は、DAB信号処理部2におけるDAB信号の周波数
が移動するオートスキャンの処理を中断し、切換部5を
切り換え、出力していたサイマル放送に対応するサービ
スのDAB信号を出力させることができる。
【0041】また、オートスキャンを終了した後、第2
メモリに記憶されている受信可能なDAB信号のサービ
スを再度順次出力し、使用者が、順次出力されるDAB
信号を聴取して希望するサービスを決定するようにして
もよい。
メモリに記憶されている受信可能なDAB信号のサービ
スを再度順次出力し、使用者が、順次出力されるDAB
信号を聴取して希望するサービスを決定するようにして
もよい。
【0042】次に、本発明の放送受信装置の他の実施例
の処理動作について説明する。本実施例においては、受
信したDABブロック内のサービスの中に、サイマル放
送がないサービスが存在する場合について説明する。
の処理動作について説明する。本実施例においては、受
信したDABブロック内のサービスの中に、サイマル放
送がないサービスが存在する場合について説明する。
【0043】図4は、本発明の放送受信装置の他の実施
例におけるオートスキャンの処理動作を示すフローチャ
ートである。使用者が、操作部(図示せず)を用いてオ
ートスキャンを指示することにより、制御部4は、オー
トスキャンの処理を実行する(STEP401)。
例におけるオートスキャンの処理動作を示すフローチャ
ートである。使用者が、操作部(図示せず)を用いてオ
ートスキャンを指示することにより、制御部4は、オー
トスキャンの処理を実行する(STEP401)。
【0044】オートスキャンの実行が指示されると、制
御部4は、第1メモリを参照してDABチューナ部9の
PLL回路を制御し、DABブロック「13」である中
心周波数「174.928MHz」を受信するための局
部発振周波数信号を出力する。
御部4は、第1メモリを参照してDABチューナ部9の
PLL回路を制御し、DABブロック「13」である中
心周波数「174.928MHz」を受信するための局
部発振周波数信号を出力する。
【0045】DABチューナ部9が、DABブロック
「13」のDAB信号が受信できなかった場合(STE
P403)、制御部4は、第1メモリを参照して再度P
LL回路の制御し、次のDABブロック「14」の中心
周波数「176.640MHz」を受信するための局部
発振周波数信号を出力する(STEP409)。
「13」のDAB信号が受信できなかった場合(STE
P403)、制御部4は、第1メモリを参照して再度P
LL回路の制御し、次のDABブロック「14」の中心
周波数「176.640MHz」を受信するための局部
発振周波数信号を出力する(STEP409)。
【0046】DABチューナ部9が、DAB信号を受信
できた場合(STEP403)、制御部4は、DAB信
号復調部10で復調されたDAB信号の高速情報チャン
ネルから、この周波数で受信可能な全てのサービスを抽
出して、それらのサービスのID情報やFI情報を第2
メモリに記憶する(STEP404)。
できた場合(STEP403)、制御部4は、DAB信
号復調部10で復調されたDAB信号の高速情報チャン
ネルから、この周波数で受信可能な全てのサービスを抽
出して、それらのサービスのID情報やFI情報を第2
メモリに記憶する(STEP404)。
【0047】そして、制御部4は、DAB信号のFI情
報からサイマル放送に関する情報を抽出し、サイマル放
送のないサービスとサイマル放送のあるサービスとを検
出し(STEP405)、最初に、DAB信号処理部2
を制御してサイマル放送のないサービスをDAB信号で
出力する(STEP406)。このときは、DAB信号
処理部2は、PLL回路の周波数を移動する動作を一時
停止している状態となる。
報からサイマル放送に関する情報を抽出し、サイマル放
送のないサービスとサイマル放送のあるサービスとを検
出し(STEP405)、最初に、DAB信号処理部2
を制御してサイマル放送のないサービスをDAB信号で
出力する(STEP406)。このときは、DAB信号
処理部2は、PLL回路の周波数を移動する動作を一時
停止している状態となる。
【0048】そして、サイマル放送のないサービスのD
AB信号を出力した後、残りのサービスに全てサイマル
放送が存在するならば(STEP405)、制御部4
は、サイマル放送に関する情報に基づいてFM/AM信
号処理部3におけるFM/AMチューナ部12のPLL
回路を制御し、FM信号又はAM信号のサイマル放送を
受信させ、FM/AM信号復調部13でサイマル放送を
復調させる(STEP407)。
AB信号を出力した後、残りのサービスに全てサイマル
放送が存在するならば(STEP405)、制御部4
は、サイマル放送に関する情報に基づいてFM/AM信
号処理部3におけるFM/AMチューナ部12のPLL
回路を制御し、FM信号又はAM信号のサイマル放送を
受信させ、FM/AM信号復調部13でサイマル放送を
復調させる(STEP407)。
【0049】制御部4は、切換部5を切り換え、サイマ
ル放送のFM信号又はAM信号を増幅部6を介してスピ
ーカ7から出力させる(STEP408)。
ル放送のFM信号又はAM信号を増幅部6を介してスピ
ーカ7から出力させる(STEP408)。
【0050】また、サイマル放送ないサービスを出力し
た後、サイマル放送のあるサービスを出力している間
に、制御部4は、第1メモリを参照してDAB信号処理
部2のPLL回路を制御し、次の受信可能なDABブロ
ックの周波数のサーチを開始する(STEP409)。
た後、サイマル放送のあるサービスを出力している間
に、制御部4は、第1メモリを参照してDAB信号処理
部2のPLL回路を制御し、次の受信可能なDABブロ
ックの周波数のサーチを開始する(STEP409)。
【0051】そして、第1メモリを参照してDABブロ
ックに割り当てられている周波数の全てをサーチしたな
らば(STEP402)、オートスキャンを終了する
(STEP410)。
ックに割り当てられている周波数の全てをサーチしたな
らば(STEP402)、オートスキャンを終了する
(STEP410)。
【0052】以上のように、DAB信号のFI情報か
ら、サイマル放送のないサービスとサイマル放送のある
サービスとを検出して、最初にサイマル放送のないサー
ビスをDAB信号で出力して、その後にサイマル放送の
あるサービスを出力することにより、DAB信号処理部
2のPLL回路にかかる負担を低減することができる。
ら、サイマル放送のないサービスとサイマル放送のある
サービスとを検出して、最初にサイマル放送のないサー
ビスをDAB信号で出力して、その後にサイマル放送の
あるサービスを出力することにより、DAB信号処理部
2のPLL回路にかかる負担を低減することができる。
【0053】まず、本実施例の放送受信装置を用いてい
ない場合について説明する。例えば、受信したDABブ
ロックに4つのサービスが存在し、そのうち、1番目、
2番目及び4番目のサービスには、サイマル放送が存在
し、3番目のサービスにサイマル放送が存在せず、1番
目のサービスから順に出力する場合について説明する。
ない場合について説明する。例えば、受信したDABブ
ロックに4つのサービスが存在し、そのうち、1番目、
2番目及び4番目のサービスには、サイマル放送が存在
し、3番目のサービスにサイマル放送が存在せず、1番
目のサービスから順に出力する場合について説明する。
【0054】DAB信号処理部2が、DABブロック
(例えば、図2のDABブロック「14」)を受信し、
制御部4は、3つのサービスのサイマル放送の周波数を
第2メモリに記憶して、1番目のサービスのサイマル放
送から順にFM/AM信号処理部3を制御し、サイマル
放送を出力させる。このとき、DAB信号処理部2は、
新たな周波数のDABブロックをサーチするために、P
LL回路の周波数を変化させオートスキャンを行ってい
る。
(例えば、図2のDABブロック「14」)を受信し、
制御部4は、3つのサービスのサイマル放送の周波数を
第2メモリに記憶して、1番目のサービスのサイマル放
送から順にFM/AM信号処理部3を制御し、サイマル
放送を出力させる。このとき、DAB信号処理部2は、
新たな周波数のDABブロックをサーチするために、P
LL回路の周波数を変化させオートスキャンを行ってい
る。
【0055】そして、2番目のサービスのサイマル放送
を出力した後、3番目のサービスを出力させる場合、3
番目のサービスにはサイマル放送がないため、制御部4
は、DAB信号の新たなDABブロックの周波数(例え
ば、図2のDABブロック「17」)をサーチしている
DAB信号処理部2のオートスキャン処理を一時中断
し、PLL回路の周波数を前記3番目のサービスのDA
B信号が存在するDABブロック(例えば、図2のDA
Bブロック「14」)に戻し、3番目のサービスのDA
B信号を出力させる。
を出力した後、3番目のサービスを出力させる場合、3
番目のサービスにはサイマル放送がないため、制御部4
は、DAB信号の新たなDABブロックの周波数(例え
ば、図2のDABブロック「17」)をサーチしている
DAB信号処理部2のオートスキャン処理を一時中断
し、PLL回路の周波数を前記3番目のサービスのDA
B信号が存在するDABブロック(例えば、図2のDA
Bブロック「14」)に戻し、3番目のサービスのDA
B信号を出力させる。
【0056】その後、4番目のサービスを出力する場
合、制御部4は、FM/AM信号処理部3を制御し、4
番目のサービスのサイマル放送を出力させる。それと共
に、制御部は、前記3番目のサービスのDAB信号を出
力させるために合わせていたDABブロックから周波数
を変化させ、一時停止しているDAB信号処理部2のオ
ートスキャン処理を開始させ、新たな周波数のDABブ
ロック(例えば、図2のDABブロック「17」)から
スキャンを再開する。
合、制御部4は、FM/AM信号処理部3を制御し、4
番目のサービスのサイマル放送を出力させる。それと共
に、制御部は、前記3番目のサービスのDAB信号を出
力させるために合わせていたDABブロックから周波数
を変化させ、一時停止しているDAB信号処理部2のオ
ートスキャン処理を開始させ、新たな周波数のDABブ
ロック(例えば、図2のDABブロック「17」)から
スキャンを再開する。
【0057】このため、DAB信号処理部2のPLL回
路の周波数の移動が、既に受信したDABブロックの周
波数と新たに受信するDABブロックの周波数との間
で、極端に変化するため、PLL回路に過大な負担がか
かる。また、DAB信号処理部2のPLL回路の周波数
が大幅に変化するため、サービスが出力されるまでに時
間がかかる。
路の周波数の移動が、既に受信したDABブロックの周
波数と新たに受信するDABブロックの周波数との間
で、極端に変化するため、PLL回路に過大な負担がか
かる。また、DAB信号処理部2のPLL回路の周波数
が大幅に変化するため、サービスが出力されるまでに時
間がかかる。
【0058】そのため、本実施例の放送受信装置におい
ては、受信した周波数ブロックに4つのサービスが存在
し、そのうち、1番目、2番目及び4番目のサービスに
は、サイマル放送が存在し、3番目のサービスにサイマ
ル放送が存在しない場合、制御部4は、各サービスの全
てにサイマル放送が存在するか否かを検出し、サイマル
放送が存在しない3番目のサービスをDAB信号で出力
した後、1番目のサービスのサイマル放送、2番目のサ
ービスのサイマル放送、4番目のサービスのサイマル放
送の順に出力させる。
ては、受信した周波数ブロックに4つのサービスが存在
し、そのうち、1番目、2番目及び4番目のサービスに
は、サイマル放送が存在し、3番目のサービスにサイマ
ル放送が存在しない場合、制御部4は、各サービスの全
てにサイマル放送が存在するか否かを検出し、サイマル
放送が存在しない3番目のサービスをDAB信号で出力
した後、1番目のサービスのサイマル放送、2番目のサ
ービスのサイマル放送、4番目のサービスのサイマル放
送の順に出力させる。
【0059】このことにより、受信したDABブロック
中にサイマル放送がないサービスが存在しても、最初に
サイマル放送がないサービスをDAB信号で出力し、後
にサイマル放送のあるサービスを出力するため、DAB
信号処理部2のPLL回路が周波数を大幅に移動するこ
とがなくなり、オートスキャンにかかるステップを減ら
すことができ、DABブロックの周波数のサーチが著し
く遅延することを防止することができる。
中にサイマル放送がないサービスが存在しても、最初に
サイマル放送がないサービスをDAB信号で出力し、後
にサイマル放送のあるサービスを出力するため、DAB
信号処理部2のPLL回路が周波数を大幅に移動するこ
とがなくなり、オートスキャンにかかるステップを減ら
すことができ、DABブロックの周波数のサーチが著し
く遅延することを防止することができる。
【0060】利用者は、前述したオートスキャンにおけ
るサイマル放送を聴取している際に、使用者の希望する
サービスがあった場合、操作部(図示せず)を用いてサ
ービスを決定する操作を行う。このことにより、制御部
4は、DAB信号処理部2におけるDAB信号の周波数
の移動するオートスキャン処理を中断し、切換部5を切
り換え、出力していたDAB信号のサービス、又は、出
力していたサイマル放送に対応するサービスのDAB信
号を出力させることができる。
るサイマル放送を聴取している際に、使用者の希望する
サービスがあった場合、操作部(図示せず)を用いてサ
ービスを決定する操作を行う。このことにより、制御部
4は、DAB信号処理部2におけるDAB信号の周波数
の移動するオートスキャン処理を中断し、切換部5を切
り換え、出力していたDAB信号のサービス、又は、出
力していたサイマル放送に対応するサービスのDAB信
号を出力させることができる。
【0061】以上のように、本実施例の放送受信装置に
おいては、オートスキャンにより検出されたDAB信号
のサービスに対して、DAB信号のFI情報に基づい
て、FM/AM信号処理部3を制御して、検出したDA
B信号のサービスと同一内容のFM信号又はAM信号の
サイマル放送を受信して出力し、その間に他の受信可能
なDAB信号のサービスをスキャンすることができる。
おいては、オートスキャンにより検出されたDAB信号
のサービスに対して、DAB信号のFI情報に基づい
て、FM/AM信号処理部3を制御して、検出したDA
B信号のサービスと同一内容のFM信号又はAM信号の
サイマル放送を受信して出力し、その間に他の受信可能
なDAB信号のサービスをスキャンすることができる。
【0062】また、使用者は、放送受信装置がオートス
キャンを行っている間でも、サイマル放送によって受信
可能なサービスを聞くことができるので、DAB信号の
オートスキャンが終了するまで無音状態となることがな
い。
キャンを行っている間でも、サイマル放送によって受信
可能なサービスを聞くことができるので、DAB信号の
オートスキャンが終了するまで無音状態となることがな
い。
【0063】また、オートスキャン後に決定されるサー
ビスをスキャン中に選択することができるため、従来の
ようにオートスキャンが全て終了するまで待機すること
なく、オートスキャン中に希望するサービスを出力する
ことができる。
ビスをスキャン中に選択することができるため、従来の
ようにオートスキャンが全て終了するまで待機すること
なく、オートスキャン中に希望するサービスを出力する
ことができる。
【0064】また、前述した実施例とDAB信号内のP
I情報から地域情報を検出し、当該地域に割り当てられ
ているDABブロックのみをサーチする方法とを組み合
わせることにより、オートスキャン自体の時間を短縮す
ることができる。
I情報から地域情報を検出し、当該地域に割り当てられ
ているDABブロックのみをサーチする方法とを組み合
わせることにより、オートスキャン自体の時間を短縮す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、オートスキャン中に検
出されたサービスの内容を認識することができると共
に、希望するサービスが存在した時点で、そのサービス
を出力させることができる。
出されたサービスの内容を認識することができると共
に、希望するサービスが存在した時点で、そのサービス
を出力させることができる。
【図1】本発明の放送受信装置の一実施例の概略構成を
示す模式図。
示す模式図。
【図2】DABの各ブロックに割り当てられている周波
数を示す模式図。
数を示す模式図。
【図3】本実施例の放送受信装置におけるオートスキャ
ンの処理動作を示すフローチャート。
ンの処理動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の放送受信装置の他の実施例におけるオ
ートスキャンの処理動作を示すフローチャート。
ートスキャンの処理動作を示すフローチャート。
【図5】DAB信号のフレーム構造を示す模式図。
【図6】DAB信号のFIG構造を示す模式図。
【図7】DAB信号のFIGのタイプを示す模式図。
【図8】DAB信号のFIGのFI信号の構造を示す模
式図。
式図。
1・・放送受信装置、2・・DAB信号処理部、3・・
FM/AM信号処理部、4・・制御部、5・・切換部、
6・・増幅部、7・・スピーカ、8・・第1アンテナ、
9・・DABチューナ部、10・・DAB信号復調部、
11・・第2アンテナ、12・・FM/AMチューナ
部、13・・FM/AM信号復調部。
FM/AM信号処理部、4・・制御部、5・・切換部、
6・・増幅部、7・・スピーカ、8・・第1アンテナ、
9・・DABチューナ部、10・・DAB信号復調部、
11・・第2アンテナ、12・・FM/AMチューナ
部、13・・FM/AM信号復調部。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の第1サービスを備えた放送ブロック
を複数備えた第1信号を受信し復調処理を施して前記第
1サービスを出力すると共に前記第1サービスと同一内
容で且つ前記第1信号と異なる変調方式で変調された第
2信号の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信
手段と、前記第2信号を受信し復調処理を施して前記第
2サービスを出力する第2受信手段と、前記第1信号と
前記第2信号とを切り換える切換手段と、前記第1受信
手段が前記第1信号の前記放送ブロックを検出した場合
に前記第1信号に含まれる前記第2サービスに関する情
報に基づいて前記切換手段を切り換えて前記第2受信手
段の前記第2サービスを出力させる制御を行う制御手段
とを備えたことを特徴とする放送受信装置。 - 【請求項2】複数の第1サービスを備えた放送ブロック
を複数備えた第1信号を受信し復調処理を施して前記第
1サービスを出力すると共に前記第1サービスと同一内
容で且つ前記第1信号と異なる変調方式で変調された第
2信号の第2サービスに関する情報を抽出する第1受信
手段と、前記第2信号を受信し復調処理を施して前記第
2サービスを出力する第2受信手段と、前記第1信号と
前記第2信号とを切り換える切換手段と、前記第1受信
手段が前記第2サービスがない前記第1サービスを備え
た前記第1信号の前記放送ブロックを検出した場合、前
記第2サービスがない前記第1サービスを出力した後に
前記第1信号に含まれる前記第2サービスに関する情報
に基づいて前記切換手段を切り換えて前記第2受信手段
の前記第2サービスを出力させる制御を行う制御手段と
を備えたことを特徴とする放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315428A JP2000124823A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315428A JP2000124823A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000124823A true JP2000124823A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=18065266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10315428A Withdrawn JP2000124823A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000124823A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006042048A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Sony Corp | 受信装置及び受信方法 |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10315428A patent/JP2000124823A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006042048A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Sony Corp | 受信装置及び受信方法 |
JP4582397B2 (ja) * | 2004-07-28 | 2010-11-17 | ソニー株式会社 | 受信装置及び受信方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |