JPH11289267A - 放送受信装置 - Google Patents
放送受信装置Info
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- JPH11289267A JPH11289267A JP10699698A JP10699698A JPH11289267A JP H11289267 A JPH11289267 A JP H11289267A JP 10699698 A JP10699698 A JP 10699698A JP 10699698 A JP10699698 A JP 10699698A JP H11289267 A JPH11289267 A JP H11289267A
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- JP
- Japan
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- signal
- dab
- alternative
- dab signal
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】プリセットされたDABのサービスのボタンを
押してからDABによる放送が出力されるまでに時間が
かかるという欠点がある。 【解決手段】DAB信号と、DAB信号と同一内容のA
M放送信号又はFM放送信号である代替信号とを受信し
て出力することが可能な放送受信装置において、DAB
信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプリセット
内容記憶部と、プリセット内容記憶部にプリセットされ
た代替信号の周波数情報を記憶するFI記憶部と、プリ
セット内容記憶部の情報に基づいてDAB信号から代替
信号に切り換えられたとき、FI記憶部の情報に基づい
て代替信号を出力し、DAB信号の出力が可能となった
ときにDAB信号に切り換える制御を行う。
押してからDABによる放送が出力されるまでに時間が
かかるという欠点がある。 【解決手段】DAB信号と、DAB信号と同一内容のA
M放送信号又はFM放送信号である代替信号とを受信し
て出力することが可能な放送受信装置において、DAB
信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプリセット
内容記憶部と、プリセット内容記憶部にプリセットされ
た代替信号の周波数情報を記憶するFI記憶部と、プリ
セット内容記憶部の情報に基づいてDAB信号から代替
信号に切り換えられたとき、FI記憶部の情報に基づい
て代替信号を出力し、DAB信号の出力が可能となった
ときにDAB信号に切り換える制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AM放送、FM放
送と共にDAB信号等によるデジタル放送を受信するこ
とが可能な放送受信装置に関する。
送と共にDAB信号等によるデジタル放送を受信するこ
とが可能な放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DAB(Digital Audio Broadcasting)
信号に代表されるようなデジタル放送は、デジタル信号
の特徴を生かし、アナログ信号では実現が困難な、マル
チパス、フェージングの影響を受けにくい移動受信や、
同一周波数ネットワークによる周波数の高効率利用等が
可能である。DABについては、欧州通信規格であるE
TS(European Telecommunication Standard)におけ
るETS300401にて定められている。
信号に代表されるようなデジタル放送は、デジタル信号
の特徴を生かし、アナログ信号では実現が困難な、マル
チパス、フェージングの影響を受けにくい移動受信や、
同一周波数ネットワークによる周波数の高効率利用等が
可能である。DABについては、欧州通信規格であるE
TS(European Telecommunication Standard)におけ
るETS300401にて定められている。
【0003】図8は、DAB信号の送信フレームの概略
構成を説明するための模式図である。DABは、信号を
フレーム単位で提供し、送信フレームは、図8に示すよ
うに、フレームの同期信号としてのヌルシンボルと既知
の値をもつ位相基準シンボルで構成される同期チャンネ
ルと、多重構成情報やサービスの分類など、時間インタ
ーリーブを行わずに高速なデータの受け渡しを目的とし
た高速情報チャンネル(FIC:Fast Information Cha
nnel)と、音声やデータなどのサービスをサブチャンネ
ルに分割して時間インターリーブを施したメイン・サー
ビス・チャンネル(MSC:Main Service Channel)の
3つのチャンネルからなっている。
構成を説明するための模式図である。DABは、信号を
フレーム単位で提供し、送信フレームは、図8に示すよ
うに、フレームの同期信号としてのヌルシンボルと既知
の値をもつ位相基準シンボルで構成される同期チャンネ
ルと、多重構成情報やサービスの分類など、時間インタ
ーリーブを行わずに高速なデータの受け渡しを目的とし
た高速情報チャンネル(FIC:Fast Information Cha
nnel)と、音声やデータなどのサービスをサブチャンネ
ルに分割して時間インターリーブを施したメイン・サー
ビス・チャンネル(MSC:Main Service Channel)の
3つのチャンネルからなっている。
【0004】DAB信号は、放送中に起こりうる連続し
たバーストエラーを分散させるために、時間的に連続し
た信号を一定時間単位毎に分割し、予め定められた規則
にしたがって再配列し送信するインターリーブを行って
いる。インターリーブにおけるフレーム長は16フレー
ムであるため、受信装置では、16フレーム長のメモリ
を用いてデータのデインターリーブを行っている。
たバーストエラーを分散させるために、時間的に連続し
た信号を一定時間単位毎に分割し、予め定められた規則
にしたがって再配列し送信するインターリーブを行って
いる。インターリーブにおけるフレーム長は16フレー
ムであるため、受信装置では、16フレーム長のメモリ
を用いてデータのデインターリーブを行っている。
【0005】このようなDAB信号においては、所望の
サービスを検索するサーチ方法としては、例えば、特開
平9−186556号に開示されているような方法があ
る。特開平9−186556号では、DAB信号内に記
録されている地域コードを用いて、その地域のみが使用
している周波数のみをサーチすることで高速化を図って
いる。
サービスを検索するサーチ方法としては、例えば、特開
平9−186556号に開示されているような方法があ
る。特開平9−186556号では、DAB信号内に記
録されている地域コードを用いて、その地域のみが使用
している周波数のみをサーチすることで高速化を図って
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにDAB信号は、複雑な構成の信号であり、放送
局(アンサンブルやサービス)が多く、また、16フレ
ームにおよぶインターリーブが施されている。そのた
め、予めプリセットされたDABのサービスの中から、
聴取者が希望するDABのサービスのボタンを押した
後、プリセットされたサービスのサーチを行い、デイン
ターリーブの処理等のデコード処理を施してDABによ
る放送が出力されるまでに時間がかかるという欠点があ
る。
たようにDAB信号は、複雑な構成の信号であり、放送
局(アンサンブルやサービス)が多く、また、16フレ
ームにおよぶインターリーブが施されている。そのた
め、予めプリセットされたDABのサービスの中から、
聴取者が希望するDABのサービスのボタンを押した
後、プリセットされたサービスのサーチを行い、デイン
ターリーブの処理等のデコード処理を施してDABによ
る放送が出力されるまでに時間がかかるという欠点があ
る。
【0007】したがって、本発明は、予めプリセットさ
れたDABのサービスから、聴取者が希望するサービス
を指定したとき、指定されたサービスをサーチし、すば
やく放送内容を出力することができる放送受信装置を提
供することを目的としている。
れたDABのサービスから、聴取者が希望するサービス
を指定したとき、指定されたサービスをサーチし、すば
やく放送内容を出力することができる放送受信装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、DAB信号を受信して復調処理を施して出力
するDAB信号復調部と、DAB信号復調器で復調され
たDAB信号をアナログ信号に変換して出力するDAB
信号処理部と、DAB信号と同一内容のAM放送信号又
はFM放送信号である代替信号を受信して復調処理を施
して出力するAM/FM信号復調部と、DAB信号と代
替信号との切り換えを行う切換部と、DAB信号復調部
及びAM/FM信号復調部での信号の受信の制御を行う
と共に、切換部の制御を行うコントローラとを備え、D
AB信号の受信が困難なとき代替信号を受信して出力
し、DAB信号の受信が可能なときDAB信号を出力す
る放送受信装置において、DAB信号から読み出された
DAB信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプリ
セット内容記憶部と、プリセット内容記憶部にプリセッ
トされた代替信号の周波数情報を記憶するFI記憶部
と、プリセット内容記憶部の情報に基づいてDAB信号
から代替信号に切り換えられたとき、FI記憶部の情報
に基づいて切り換えられた代替信号を出力し、DAB信
号の出力が可能となったときに代替信号からDAB信号
に切り換える制御を行うコントローラとを具備すること
を特徴としている。
本発明は、DAB信号を受信して復調処理を施して出力
するDAB信号復調部と、DAB信号復調器で復調され
たDAB信号をアナログ信号に変換して出力するDAB
信号処理部と、DAB信号と同一内容のAM放送信号又
はFM放送信号である代替信号を受信して復調処理を施
して出力するAM/FM信号復調部と、DAB信号と代
替信号との切り換えを行う切換部と、DAB信号復調部
及びAM/FM信号復調部での信号の受信の制御を行う
と共に、切換部の制御を行うコントローラとを備え、D
AB信号の受信が困難なとき代替信号を受信して出力
し、DAB信号の受信が可能なときDAB信号を出力す
る放送受信装置において、DAB信号から読み出された
DAB信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプリ
セット内容記憶部と、プリセット内容記憶部にプリセッ
トされた代替信号の周波数情報を記憶するFI記憶部
と、プリセット内容記憶部の情報に基づいてDAB信号
から代替信号に切り換えられたとき、FI記憶部の情報
に基づいて切り換えられた代替信号を出力し、DAB信
号の出力が可能となったときに代替信号からDAB信号
に切り換える制御を行うコントローラとを具備すること
を特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、DAB信
号を受信して復調処理を施して出力するDAB信号復調
部と、DAB信号復調器で復調されたDAB信号をアナ
ログ信号に変換して出力するDAB信号処理部と、DA
B信号と同一内容のAM放送信号又はFM放送信号であ
る代替信号を受信して復調処理を施して出力するAM/
FM信号復調部と、DAB信号と代替信号との切り換え
を行う切換部と、DAB信号復調部及びAM/FM信号
復調部での信号の受信の制御を行うと共に、切換部の制
御を行うコントローラとを備え、DAB信号の受信が困
難なとき代替信号を受信して出力し、DAB信号の受信
が可能なときDAB信号を出力する放送受信装置におい
て、DAB信号から読み出されたDAB信号の高速情報
チャンネルの情報を記憶するプリセット内容記憶部と、
プリセット内容記憶部にプリセットされた代替信号の周
波数情報を記憶するFI記憶部と、代替信号を時間的に
遅延させて出力する遅延部と、プリセット内容記憶部の
情報に基づいてDAB信号から代替信号に切り換えられ
たとき、FI記憶部の情報に基づいて遅延部から切り換
えられた前記代替信号を出力し、DAB信号の出力が可
能となったときに、代替信号からDAB信号に切り換え
る制御を行うコントローラとを具備することを特徴とし
ている。
号を受信して復調処理を施して出力するDAB信号復調
部と、DAB信号復調器で復調されたDAB信号をアナ
ログ信号に変換して出力するDAB信号処理部と、DA
B信号と同一内容のAM放送信号又はFM放送信号であ
る代替信号を受信して復調処理を施して出力するAM/
FM信号復調部と、DAB信号と代替信号との切り換え
を行う切換部と、DAB信号復調部及びAM/FM信号
復調部での信号の受信の制御を行うと共に、切換部の制
御を行うコントローラとを備え、DAB信号の受信が困
難なとき代替信号を受信して出力し、DAB信号の受信
が可能なときDAB信号を出力する放送受信装置におい
て、DAB信号から読み出されたDAB信号の高速情報
チャンネルの情報を記憶するプリセット内容記憶部と、
プリセット内容記憶部にプリセットされた代替信号の周
波数情報を記憶するFI記憶部と、代替信号を時間的に
遅延させて出力する遅延部と、プリセット内容記憶部の
情報に基づいてDAB信号から代替信号に切り換えられ
たとき、FI記憶部の情報に基づいて遅延部から切り換
えられた前記代替信号を出力し、DAB信号の出力が可
能となったときに、代替信号からDAB信号に切り換え
る制御を行うコントローラとを具備することを特徴とし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の放送受信装置の
一実施例の概略構成を示す模式図である。図1におい
て、放送受信装置101は、DAB(Digital Audio Br
oadcasting)用アンテナ102、DAB信号復調部10
3、DAB信号処理部104、AM(Amplitude Modula
tion)/FM(Frequency Modulation)用アンテナ10
5、AM/FM信号復調部106、プリセット内容記憶
部107、FI(FrequencyInformation)記憶部10
8、切換部109、アンプ110、スピーカ111、コ
ントローラ112を備えている。
一実施例の概略構成を示す模式図である。図1におい
て、放送受信装置101は、DAB(Digital Audio Br
oadcasting)用アンテナ102、DAB信号復調部10
3、DAB信号処理部104、AM(Amplitude Modula
tion)/FM(Frequency Modulation)用アンテナ10
5、AM/FM信号復調部106、プリセット内容記憶
部107、FI(FrequencyInformation)記憶部10
8、切換部109、アンプ110、スピーカ111、コ
ントローラ112を備えている。
【0011】図1において、DAB信号復調部103
は、DAB用アンテナ102で希望する周波数のDAB
信号を受信するように、内部に備えているPLL(Phas
e Locked Loop)回路(図示せず)の分周比を、後述す
るコントローラ112の制御に基づいて制御し、受信し
たDAB信号に復調処理を施して出力する。
は、DAB用アンテナ102で希望する周波数のDAB
信号を受信するように、内部に備えているPLL(Phas
e Locked Loop)回路(図示せず)の分周比を、後述す
るコントローラ112の制御に基づいて制御し、受信し
たDAB信号に復調処理を施して出力する。
【0012】DAB信号処理部104は、DAB信号復
調器103で復調されたDAB信号の高速情報チャンネ
ル(FIC:Fast Information Channel)を抽出して、
希望するアンサンブルやサービスの位置情報を検出し、
DAB信号の中から適切な情報を読み出し、アナログ信
号に変換して出力する。ここで、サービスとは、天気予
報のチャンネル、交通情報のチャンネル等の各放送チャ
ンネルであり、この放送チャンネルの集合体がアンサン
ブルである。
調器103で復調されたDAB信号の高速情報チャンネ
ル(FIC:Fast Information Channel)を抽出して、
希望するアンサンブルやサービスの位置情報を検出し、
DAB信号の中から適切な情報を読み出し、アナログ信
号に変換して出力する。ここで、サービスとは、天気予
報のチャンネル、交通情報のチャンネル等の各放送チャ
ンネルであり、この放送チャンネルの集合体がアンサン
ブルである。
【0013】AM/FM信号復調部106は、後述する
コントローラ112の制御に基づいてAM放送又はFM
放送の中から希望する放送局の周波数を選択し、AM/
FM放送用アンテナ105で受信したAM放送信号又は
FM放送信号に復調処理を施して出力する。
コントローラ112の制御に基づいてAM放送又はFM
放送の中から希望する放送局の周波数を選択し、AM/
FM放送用アンテナ105で受信したAM放送信号又は
FM放送信号に復調処理を施して出力する。
【0014】プリセット内容記憶部107は、希望する
DAB信号のサービスの情報を予め記憶しておく記憶部
であり、サービスのあるアンサンブルの周波数、アンサ
ンブルID、サービスID等を記憶する。
DAB信号のサービスの情報を予め記憶しておく記憶部
であり、サービスのあるアンサンブルの周波数、アンサ
ンブルID、サービスID等を記憶する。
【0015】FI記憶部108は、プリセット内容記憶
部107でプリセットされたDAB信号と同一内容の放
送の情報であるFI信号を記憶する。
部107でプリセットされたDAB信号と同一内容の放
送の情報であるFI信号を記憶する。
【0016】切換部109は、後述するコントローラ1
12の制御により、DAB信号からDAB信号と同一内
容のAM放送信号又はFM放送信号への切り換え、又
は、AM放送信号又はFM放送信号からDAB信号への
切り換えを行う。
12の制御により、DAB信号からDAB信号と同一内
容のAM放送信号又はFM放送信号への切り換え、又
は、AM放送信号又はFM放送信号からDAB信号への
切り換えを行う。
【0017】アンプ110は、切換部109から出力さ
れるDAB信号又はAM放送信号又はFM放送信号を増
幅し、スピーカ111から出力する。
れるDAB信号又はAM放送信号又はFM放送信号を増
幅し、スピーカ111から出力する。
【0018】コントローラ112は、DAB信号復調部
103又はAM/FM信号復調部106が受信する周波
数の制御を行うと共に、DAB信号の受信状態を監視
し、DAB信号が受信困難となった場合に、受信してい
るDAB信号と同一内容のAM放送信号又はFM放送信
号に切り換える。また、再びDAB信号が受信可能とな
ったとき、受信しているAM放送信号又はFM放送信号
からDAB信号に切り換える制御を切換部109に対し
て行う。
103又はAM/FM信号復調部106が受信する周波
数の制御を行うと共に、DAB信号の受信状態を監視
し、DAB信号が受信困難となった場合に、受信してい
るDAB信号と同一内容のAM放送信号又はFM放送信
号に切り換える。また、再びDAB信号が受信可能とな
ったとき、受信しているAM放送信号又はFM放送信号
からDAB信号に切り換える制御を切換部109に対し
て行う。
【0019】更に、コントローラ112は、受信したD
AB信号から、サービスのあるアンサンブルの周波数、
アンサンブルID、サービスIDをプリセット内容記憶
部107に記憶させる制御を行う。また、受信している
DAB信号内の周波数情報(FI:Frequency Informat
ion)信号から、受信可能な同一内容の放送を行ってい
るAM放送信号又はFM放送信号の周波数情報をFI記
憶部108に記憶させる制御を行う。
AB信号から、サービスのあるアンサンブルの周波数、
アンサンブルID、サービスIDをプリセット内容記憶
部107に記憶させる制御を行う。また、受信している
DAB信号内の周波数情報(FI:Frequency Informat
ion)信号から、受信可能な同一内容の放送を行ってい
るAM放送信号又はFM放送信号の周波数情報をFI記
憶部108に記憶させる制御を行う。
【0020】本実施例の放送受信装置における放送信号
の受信から放送出力までの処理について説明する。図1
において、DAB用アンテナ102で受信したDAB信
号は、DAB信号復調部103により復調処理が施され
る。復調されたDAB信号は、DAB信号処理部104
により、デコード処理が施された後、アナログ信号とし
て出力される。DAB信号処理部104においては、コ
ントローラ112の制御により、DAB信号のサービス
に関する情報や、DAB信号と同一内容のAM放送信号
又はFM放送信号の周波数情報が読み出される。コント
ローラ112は、それらの情報をプリセット内容記憶部
107又はFI記憶部108に記憶させる。DAB信号
処理部104からアナログ信号として出力されたDAB
信号は、切換部109を介してアンプ110に入力し、
アンプ110により増幅された後、スピーカ111から
出力される。
の受信から放送出力までの処理について説明する。図1
において、DAB用アンテナ102で受信したDAB信
号は、DAB信号復調部103により復調処理が施され
る。復調されたDAB信号は、DAB信号処理部104
により、デコード処理が施された後、アナログ信号とし
て出力される。DAB信号処理部104においては、コ
ントローラ112の制御により、DAB信号のサービス
に関する情報や、DAB信号と同一内容のAM放送信号
又はFM放送信号の周波数情報が読み出される。コント
ローラ112は、それらの情報をプリセット内容記憶部
107又はFI記憶部108に記憶させる。DAB信号
処理部104からアナログ信号として出力されたDAB
信号は、切換部109を介してアンプ110に入力し、
アンプ110により増幅された後、スピーカ111から
出力される。
【0021】DAB信号が受信困難となった場合、コン
トローラ112は、切換部109を切り換えると共に、
AM/FM信号復調部106を制御し、AM/FM用ア
ンテナ105で受信困難となったDAB信号と同一内容
のAM放送信号又はFM放送信号を受信する。受信され
たAM放送信号又はFM放送信号は、AM/FM信号復
調部106で復調処理が施された後、切換部109を介
してアンプ110に入力する。AM放送信号又はFM放
送信号は、アンプ109により増幅された後、スピーカ
111から出力される。
トローラ112は、切換部109を切り換えると共に、
AM/FM信号復調部106を制御し、AM/FM用ア
ンテナ105で受信困難となったDAB信号と同一内容
のAM放送信号又はFM放送信号を受信する。受信され
たAM放送信号又はFM放送信号は、AM/FM信号復
調部106で復調処理が施された後、切換部109を介
してアンプ110に入力する。AM放送信号又はFM放
送信号は、アンプ109により増幅された後、スピーカ
111から出力される。
【0022】そして、DAB信号を再び受信することが
可能であることをコントローラ112が検出すると、切
換部109を切り換えると共に、受信したDAB信号の
デコード処理を施して出力する。
可能であることをコントローラ112が検出すると、切
換部109を切り換えると共に、受信したDAB信号の
デコード処理を施して出力する。
【0023】ここで、DAB信号の概略構成について説
明する。DAB信号は、フレームの同期信号としてのヌ
ルシンボルと既知の値をもつ位相基準シンボルで構成さ
れる同期チャンネルと、多重構成情報やサービスの分類
など、時間インターリーブを行わずに高速なデータの受
け渡しを目的とした高速情報チャンネル(FIC)と、
音声やデータなどのサービスをサブチャンネルに分割し
て時間インターリーブを施したメイン・サービス・チャ
ンネル(MSC)の3つのチャンネルからなっている。
明する。DAB信号は、フレームの同期信号としてのヌ
ルシンボルと既知の値をもつ位相基準シンボルで構成さ
れる同期チャンネルと、多重構成情報やサービスの分類
など、時間インターリーブを行わずに高速なデータの受
け渡しを目的とした高速情報チャンネル(FIC)と、
音声やデータなどのサービスをサブチャンネルに分割し
て時間インターリーブを施したメイン・サービス・チャ
ンネル(MSC)の3つのチャンネルからなっている。
【0024】図2は、DAB信号におけるFIBの概略
構成を説明するための模式図である。図3は、DAB信
号におけるFIGのタイプを説明するための模式図であ
る。高速情報チャンネル(FIC)は、複数の高速情報
ブロック(FIB:Fast Information Block)から構成
され、高速情報ブロック(FIB)は、図2に示すよう
に、複数の高速情報グループ(FIG:Fast Informati
on Group)からなっている。このFIGは、図3に示す
ように、8種類のタイプが存在し、それぞれ構成する内
容にしたがって分類されている。例えば、FIGのタイ
プ0は、多重構成情報やサービス情報が多重されてい
る。
構成を説明するための模式図である。図3は、DAB信
号におけるFIGのタイプを説明するための模式図であ
る。高速情報チャンネル(FIC)は、複数の高速情報
ブロック(FIB:Fast Information Block)から構成
され、高速情報ブロック(FIB)は、図2に示すよう
に、複数の高速情報グループ(FIG:Fast Informati
on Group)からなっている。このFIGは、図3に示す
ように、8種類のタイプが存在し、それぞれ構成する内
容にしたがって分類されている。例えば、FIGのタイ
プ0は、多重構成情報やサービス情報が多重されてい
る。
【0025】図4は、DAB信号のFIGタイプ0の概
略構成を示す模式図である。図4において、FIGのタ
イプ0の周波数情報(FI:Frequency Information)
信号は、周波数情報が適応する地域を識別する「Reg
ionld」、FIリスト領域のバイト長を示す「Le
ngfh of FI List」、および、複数のF
Iリスト「FI List q・・」からなる。FIリ
ストは、サービスやアンサンブルを識別する「ID F
ield」、選択される周波数リストの変調方式を示す
「R&M(Range & Modulation)」、同一サービスの代
替信号を受信可能かを示す「Local Flag」、
FM放送信号又はAM放送信号の代替信号にDAB信号
に対応した遅延時間があるか否かを示す「Contin
uity Flag」等からなり、「Freq(Fre
quency)」には周波数を示している。
略構成を示す模式図である。図4において、FIGのタ
イプ0の周波数情報(FI:Frequency Information)
信号は、周波数情報が適応する地域を識別する「Reg
ionld」、FIリスト領域のバイト長を示す「Le
ngfh of FI List」、および、複数のF
Iリスト「FI List q・・」からなる。FIリ
ストは、サービスやアンサンブルを識別する「ID F
ield」、選択される周波数リストの変調方式を示す
「R&M(Range & Modulation)」、同一サービスの代
替信号を受信可能かを示す「Local Flag」、
FM放送信号又はAM放送信号の代替信号にDAB信号
に対応した遅延時間があるか否かを示す「Contin
uity Flag」等からなり、「Freq(Fre
quency)」には周波数を示している。
【0026】次に、以上のような構成のDAB信号を受
信する放送受信装置において、予めプリセットされたD
AB信号に基づくサーチについて説明する。通常、視聴
者は、普段受信している又は受信する可能性のあるDA
B信号のサービスを放送受信装置にプリセットしてお
く。これは、放送受信装置101内に、そのサービスの
アンサンブル周波数、アンサンブルID、サービスID
等と、そのとき受信可能な同一内容のAM放送又はFM
放送(代替信号)の周波数情報を記憶しておく。
信する放送受信装置において、予めプリセットされたD
AB信号に基づくサーチについて説明する。通常、視聴
者は、普段受信している又は受信する可能性のあるDA
B信号のサービスを放送受信装置にプリセットしてお
く。これは、放送受信装置101内に、そのサービスの
アンサンブル周波数、アンサンブルID、サービスID
等と、そのとき受信可能な同一内容のAM放送又はFM
放送(代替信号)の周波数情報を記憶しておく。
【0027】具体的には、受信したDAB信号のFI信
号内の「Regionld」で適応する地域情報と「L
ocal Flag」から同一のサービスか否かを確認
し、同一のサービスの場合に、「R&M」の変調方式と
「Freq」の周波数を記憶させる。また、「Cont
inuity Flag」のDAB信号との音声遅延を
補償しているかを記憶する。
号内の「Regionld」で適応する地域情報と「L
ocal Flag」から同一のサービスか否かを確認
し、同一のサービスの場合に、「R&M」の変調方式と
「Freq」の周波数を記憶させる。また、「Cont
inuity Flag」のDAB信号との音声遅延を
補償しているかを記憶する。
【0028】図5は、本実施例の放送受信装置において
プリセットされている他のサービスに切り換えた場合の
処理を示すフローチャートである。図5において、聴取
者が、プリセットされている希望するDAB信号のボタ
ンを押すと(ステップ501)、最初に受信しているD
AB信号から現在の地域情報(Regionld)を抽
出する(ステップ502)。
プリセットされている他のサービスに切り換えた場合の
処理を示すフローチャートである。図5において、聴取
者が、プリセットされている希望するDAB信号のボタ
ンを押すと(ステップ501)、最初に受信しているD
AB信号から現在の地域情報(Regionld)を抽
出する(ステップ502)。
【0029】同時に、コントローラ112は、希望する
DAB信号の受信を行うために、プリセット内容記憶部
に記憶されている周波数情報を読み出し、その周波数情
報を周波数信号としてDAB信号復調部103に出力す
る。DAB信号復調部103では、コントローラ112
からの周波数信号に基づいてPLL回路の分周比を変え
て希望する周波数のDAB信号を受信する(ステップ5
03)。
DAB信号の受信を行うために、プリセット内容記憶部
に記憶されている周波数情報を読み出し、その周波数情
報を周波数信号としてDAB信号復調部103に出力す
る。DAB信号復調部103では、コントローラ112
からの周波数信号に基づいてPLL回路の分周比を変え
て希望する周波数のDAB信号を受信する(ステップ5
03)。
【0030】また、受信したDAB信号は、DAB信号
復調部103で復調されDAB信号処理部104に出力
される。DAB信号処理部104は、DAB信号のFI
Cを抽出して希望するアンサンブルやサービスの位置情
報を検出し、その情報に基づいてDAB信号の中から、
適切なデータを読み出し出力する。
復調部103で復調されDAB信号処理部104に出力
される。DAB信号処理部104は、DAB信号のFI
Cを抽出して希望するアンサンブルやサービスの位置情
報を検出し、その情報に基づいてDAB信号の中から、
適切なデータを読み出し出力する。
【0031】プリセットによりDAB信号の選択を行う
とき、記憶しているFI情報から、現在の地域情報と一
致し、且つ、希望するDAB信号と同一内容の代替信号
が現在の地域にあるか否かを判別する(ステップ50
4)。DAB信号は、SFN(Single Frequency Netwo
rk)によって同一周波数で広大なネットワークをくむこ
とが可能であるが、代替信号は、アナログ変調のために
周波数を同じにすることはできない。したがって、現在
の地域での代替信号を用いる。
とき、記憶しているFI情報から、現在の地域情報と一
致し、且つ、希望するDAB信号と同一内容の代替信号
が現在の地域にあるか否かを判別する(ステップ50
4)。DAB信号は、SFN(Single Frequency Netwo
rk)によって同一周波数で広大なネットワークをくむこ
とが可能であるが、代替信号は、アナログ変調のために
周波数を同じにすることはできない。したがって、現在
の地域での代替信号を用いる。
【0032】記憶しているFI情報から、現在の地域で
代替信号が存在したならば、FI信号の「R&M」か
ら、代替信号がAM放送信号かFM放送信号かを識別す
る(ステップ505)。識別した結果、代替信号がFM
放送の場合、受信周波数情報の変調方式にそって復調処
理を行って出力する(ステップ506)。また、代替信
号がAM放送信号の場合、受信周波数情報の変調方式に
そって復調処理を行って出力する(ステップ507)。
代替信号が存在したならば、FI信号の「R&M」か
ら、代替信号がAM放送信号かFM放送信号かを識別す
る(ステップ505)。識別した結果、代替信号がFM
放送の場合、受信周波数情報の変調方式にそって復調処
理を行って出力する(ステップ506)。また、代替信
号がAM放送信号の場合、受信周波数情報の変調方式に
そって復調処理を行って出力する(ステップ507)。
【0033】そして、DAB信号のデコード処理が終了
して出力することが可能となると、代替信号からDAB
信号に切り換え(ステップ508)、DAB信号を出力
する(ステップ509)。
して出力することが可能となると、代替信号からDAB
信号に切り換え(ステップ508)、DAB信号を出力
する(ステップ509)。
【0034】また、記憶しているFI情報から、現在の
地域で代替信号がないと判断した場合には、DAB信号
が受信されるまで待機して(ステップ510)、DAB
信号が受信し復調された後、DAB信号を出力する(ス
テップ509)。
地域で代替信号がないと判断した場合には、DAB信号
が受信されるまで待機して(ステップ510)、DAB
信号が受信し復調された後、DAB信号を出力する(ス
テップ509)。
【0035】以上のような処理により、DAB信号がデ
コード処理に要する時間の間、AM放送信号又はFM放
送信号の代替信号を復調して出力し、DAB信号のデコ
ード処理が終了して出力することが可能となったとき
に、代替信号からDAB信号に切り換えて主力すること
ができ、聴取者は、DAB信号のサーチ後、直ちにDA
B信号と同一内容の放送を聴くことができる。
コード処理に要する時間の間、AM放送信号又はFM放
送信号の代替信号を復調して出力し、DAB信号のデコ
ード処理が終了して出力することが可能となったとき
に、代替信号からDAB信号に切り換えて主力すること
ができ、聴取者は、DAB信号のサーチ後、直ちにDA
B信号と同一内容の放送を聴くことができる。
【0036】次に、本発明の放送受信装置における他の
実施例について説明する。図6は、本発明の放送受信装
置における他の実施例の概略構成を示す模式図である。
図6に示す放送受信装置101は、図1に示す放送受信
装置101のAM/FM信号復調部106の後段に遅延
部113を備えたものである。図1と同様の部分には同
符号を付し、説明を省略する。遅延部113は、アナロ
グ/デジタル(A/D:Analog/Digital)コンバータ
114、メモリ115と、デジタル/アナログ(D/
A:Digital/Analog)コンバータ116とを備えてい
る。
実施例について説明する。図6は、本発明の放送受信装
置における他の実施例の概略構成を示す模式図である。
図6に示す放送受信装置101は、図1に示す放送受信
装置101のAM/FM信号復調部106の後段に遅延
部113を備えたものである。図1と同様の部分には同
符号を付し、説明を省略する。遅延部113は、アナロ
グ/デジタル(A/D:Analog/Digital)コンバータ
114、メモリ115と、デジタル/アナログ(D/
A:Digital/Analog)コンバータ116とを備えてい
る。
【0037】図6において、遅延部113は、AM/F
M信号復調部106で復調され出力されたアナログ信号
を、A/Dコンバータ114でデジタル信号に変換し、
メモリ115に出力する。メモリ115は、入力される
デジタル信号に所定の遅延時間を加えて出力する。メモ
リ115から出力されたデジタル信号は、D/Aコンバ
ータ116によりアナログ信号に変換され出力される。
M信号復調部106で復調され出力されたアナログ信号
を、A/Dコンバータ114でデジタル信号に変換し、
メモリ115に出力する。メモリ115は、入力される
デジタル信号に所定の遅延時間を加えて出力する。メモ
リ115から出力されたデジタル信号は、D/Aコンバ
ータ116によりアナログ信号に変換され出力される。
【0038】前述したように、DAB信号はデジタル信
号であり、インターリーブが施されているため、デコー
ド処理に時間を要する。すなわち、例えば同時刻で受信
したFM信号とDAB信号では、DAB信号はデコード
処理に時間がかかるため、FM放送の方が早く出力さ
れ、FM放送に対して遅延を生じてDAB信号が出力さ
れる。
号であり、インターリーブが施されているため、デコー
ド処理に時間を要する。すなわち、例えば同時刻で受信
したFM信号とDAB信号では、DAB信号はデコード
処理に時間がかかるため、FM放送の方が早く出力さ
れ、FM放送に対して遅延を生じてDAB信号が出力さ
れる。
【0039】したがって、代替信号であるAM放送信号
又はFM放送信号を受信しているときにDAB信号に切
り換えを行った場合、DAB信号のデータの欠落が生じ
る場合がある。また、放送局により、代替信号とDAB
信号との受信の遅延時間に相当する遅延を予め代替信号
に施した後に放送している場合もある。
又はFM放送信号を受信しているときにDAB信号に切
り換えを行った場合、DAB信号のデータの欠落が生じ
る場合がある。また、放送局により、代替信号とDAB
信号との受信の遅延時間に相当する遅延を予め代替信号
に施した後に放送している場合もある。
【0040】そのため、DAB信号のFI情報の「Co
ntinuity Flag」から、DAB信号との遅
延を補償して放送しているか否かを識別することで確認
を行う。遅延補償が行われている場合は、遅延部113
での遅延処理を行わずに出力し、遅延補償が行われてい
ない場合は、遅延部113による遅延処理を行い、DA
B信号に代替信号との遅延時間を加えて出力する。
ntinuity Flag」から、DAB信号との遅
延を補償して放送しているか否かを識別することで確認
を行う。遅延補償が行われている場合は、遅延部113
での遅延処理を行わずに出力し、遅延補償が行われてい
ない場合は、遅延部113による遅延処理を行い、DA
B信号に代替信号との遅延時間を加えて出力する。
【0041】このことにより、希望するDAB信号の受
信が完了した後に、代替信号から切り換えるとき、DA
B信号のデータの欠落が生じることなく出力することが
できるため、放送の内容が一部途切れることなく聴取者
はサービスを得ることができる。
信が完了した後に、代替信号から切り換えるとき、DA
B信号のデータの欠落が生じることなく出力することが
できるため、放送の内容が一部途切れることなく聴取者
はサービスを得ることができる。
【0042】図7は、本実施例の放送受信装置において
プリセットされている他のサービスに切り換えた場合の
処理を示すフローチャートである。図7において、聴取
者が、プリセットされている希望するDAB信号のボタ
ンを押すと(ステップ701)、最初に受信しているD
AB信号から現在の地域情報(Regionld)を抽
出する(ステップ702)。
プリセットされている他のサービスに切り換えた場合の
処理を示すフローチャートである。図7において、聴取
者が、プリセットされている希望するDAB信号のボタ
ンを押すと(ステップ701)、最初に受信しているD
AB信号から現在の地域情報(Regionld)を抽
出する(ステップ702)。
【0043】同時に、コントローラ112は、希望する
DAB信号の受信を行うために、プリセット内容記憶部
に記憶されている周波数情報を読み出し、その周波数情
報を周波数信号としてDAB信号復調部103に出力す
る。DAB信号復調部103では、コントローラ112
からの周波数信号に基づいてPLL回路の分周比を変え
て希望する周波数のDAB信号を受信する(ステップ7
03)。
DAB信号の受信を行うために、プリセット内容記憶部
に記憶されている周波数情報を読み出し、その周波数情
報を周波数信号としてDAB信号復調部103に出力す
る。DAB信号復調部103では、コントローラ112
からの周波数信号に基づいてPLL回路の分周比を変え
て希望する周波数のDAB信号を受信する(ステップ7
03)。
【0044】また、受信したDAB信号は、DAB信号
復調部103で復調されDAB信号処理部104に出力
される。DAB信号処理部104は、DAB信号のFI
Cを抽出して希望するアンサンブルやサービスの位置情
報を検出し、その情報に基づいてDAB信号の中から、
適切なデータを読み出し出力する。
復調部103で復調されDAB信号処理部104に出力
される。DAB信号処理部104は、DAB信号のFI
Cを抽出して希望するアンサンブルやサービスの位置情
報を検出し、その情報に基づいてDAB信号の中から、
適切なデータを読み出し出力する。
【0045】プリセットによりDAB信号の選択を行う
とき、記憶しているFI情報から、現在の地域情報と一
致し、且つ、希望するDAB信号と同一内容の代替信号
が現在の地域にあるか否かを判別する(ステップ70
4)。DAB信号は、SFNによって同一周波数で広大
なネットワークをくむことが可能であるが、代替信号
は、アナログ変調のために周波数を同じにすることはで
きない。したがって、現在の地域での代替信号を用い
る。
とき、記憶しているFI情報から、現在の地域情報と一
致し、且つ、希望するDAB信号と同一内容の代替信号
が現在の地域にあるか否かを判別する(ステップ70
4)。DAB信号は、SFNによって同一周波数で広大
なネットワークをくむことが可能であるが、代替信号
は、アナログ変調のために周波数を同じにすることはで
きない。したがって、現在の地域での代替信号を用い
る。
【0046】記憶しているFI情報から、現在の地域で
代替信号が存在したならば、FI信号の「R&M」か
ら、代替信号がAM放送信号かFM放送信号かを識別す
る(ステップ705)。識別した結果、代替信号がFM
放送の場合、受信周波数情報の変調方式にそって復調処
理を行って出力する(ステップ706)。また、代替信
号がAM放送信号の場合、受信周波数情報の変調方式に
そって復調処理を行って出力する(ステップ707)。
代替信号が存在したならば、FI信号の「R&M」か
ら、代替信号がAM放送信号かFM放送信号かを識別す
る(ステップ705)。識別した結果、代替信号がFM
放送の場合、受信周波数情報の変調方式にそって復調処
理を行って出力する(ステップ706)。また、代替信
号がAM放送信号の場合、受信周波数情報の変調方式に
そって復調処理を行って出力する(ステップ707)。
【0047】そして、DAB信号のFI情報の「Con
tinuity Flag」から、代替信号が、DAB
信号との遅延を補償されているか否かを判別する(ステ
ップ708)。
tinuity Flag」から、代替信号が、DAB
信号との遅延を補償されているか否かを判別する(ステ
ップ708)。
【0048】遅延補償が行われている場合は、遅延部1
13での遅延処理を行わずに出力する(ステップ71
0)。遅延補償が行われていない場合は、遅延部113
による遅延処理を行い(ステップ709)、DAB信号
に代替信号との遅延時間を加えて出力する(ステップ7
10)。
13での遅延処理を行わずに出力する(ステップ71
0)。遅延補償が行われていない場合は、遅延部113
による遅延処理を行い(ステップ709)、DAB信号
に代替信号との遅延時間を加えて出力する(ステップ7
10)。
【0049】そして、DAB信号のデコード処理が終了
して出力することが可能となると、代替信号からDAB
信号に切り換え(ステップ711)、DAB信号を出力
する(ステップ712)。
して出力することが可能となると、代替信号からDAB
信号に切り換え(ステップ711)、DAB信号を出力
する(ステップ712)。
【0050】また、記憶しているFI情報から、現在の
地域で代替信号がないと判断した場合には、DAB信号
が受信されるまで待機して(ステップ713)、DAB
信号が受信し復調された後、DAB信号を出力する(ス
テップ712)。
地域で代替信号がないと判断した場合には、DAB信号
が受信されるまで待機して(ステップ713)、DAB
信号が受信し復調された後、DAB信号を出力する(ス
テップ712)。
【0051】前述の処理により、DAB信号がデコード
処理に要する時間の間、AM放送信号又はFM放送信号
の代替信号を復調して遅延時間を付加して出力し、DA
B信号のデコード処理が終了して出力することが可能と
なったときに、代替信号にからDAB信号に切り換えて
出力する。このことにより、聴取者は、DAB信号のサ
ーチ後、直ちにDAB信号と同一内容の放送を聴くこと
ができ、代替信号からDAB信号に切り替わったとき
に、データの欠落がなく放送を聴取することができる。
処理に要する時間の間、AM放送信号又はFM放送信号
の代替信号を復調して遅延時間を付加して出力し、DA
B信号のデコード処理が終了して出力することが可能と
なったときに、代替信号にからDAB信号に切り換えて
出力する。このことにより、聴取者は、DAB信号のサ
ーチ後、直ちにDAB信号と同一内容の放送を聴くこと
ができ、代替信号からDAB信号に切り替わったとき
に、データの欠落がなく放送を聴取することができる。
【0052】以上のように、受信しているDAB信号と
異なる他のDAB信号を受信して出力するときに、希望
する他のDAB信号と同一内容のAM放送信号又はFM
放送信号を受信して出力し、希望する他のDAB信号の
デコード処理が終了して出力することが可能となったと
きに、出力しているAM放送信号又はFM放送信号から
切り換えて、希望する他のDAB信号を出力することが
できる。そのため、DAB信号のサーチ時等において、
サーチが行われた後に、直ちに希望するDAB信号と同
一内容のAM放送信号又はFM放送信号を出力して、聴
取者に煩わしさを感じさせない。
異なる他のDAB信号を受信して出力するときに、希望
する他のDAB信号と同一内容のAM放送信号又はFM
放送信号を受信して出力し、希望する他のDAB信号の
デコード処理が終了して出力することが可能となったと
きに、出力しているAM放送信号又はFM放送信号から
切り換えて、希望する他のDAB信号を出力することが
できる。そのため、DAB信号のサーチ時等において、
サーチが行われた後に、直ちに希望するDAB信号と同
一内容のAM放送信号又はFM放送信号を出力して、聴
取者に煩わしさを感じさせない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、放送受信装置におい
て、予めプリセットされたDABのサービスから、聴取
者が希望するサービスを指定したとき、指定されたサー
ビスをサーチし、すばやく放送内容を出力することがで
きる。
て、予めプリセットされたDABのサービスから、聴取
者が希望するサービスを指定したとき、指定されたサー
ビスをサーチし、すばやく放送内容を出力することがで
きる。
【図1】本発明の放送受信装置の一実施例の概略構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】DAB信号におけるFIBの概略構成を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図3】DAB信号におけるFIGのタイプを説明する
ための模式図である。
ための模式図である。
【図4】DAB信号のFIGタイプ0の概略構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図5】本実施例の放送受信装置においてプリセットさ
れている他のサービスに切り換えた場合の処理を示すフ
ローチャートである。
れている他のサービスに切り換えた場合の処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の放送受信装置の他の実施例の概略構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図7】本実施例の放送受信装置においてプリセットさ
れている他のサービスに切り換えた場合の処理を示すフ
ローチャートである。
れている他のサービスに切り換えた場合の処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】DAB信号の送信フレームの概略構成を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
101・・放送受信装置、102・・DAB用アンテ
ナ、103・・DAB信号復調部、104・・DAB信
号処理部、105・・AM/FM用アンテナ、106・
・AM/FM信号復調部、107・・プリセット内容記
憶部、108・・FI記憶部、109・・切換部、11
0・・アンプ、111・・スピーカ、112・・コント
ローラ、113・・遅延部、114・・A/Dコンバー
タ、115・・メモリ、116・・D/Aコンバータ
ナ、103・・DAB信号復調部、104・・DAB信
号処理部、105・・AM/FM用アンテナ、106・
・AM/FM信号復調部、107・・プリセット内容記
憶部、108・・FI記憶部、109・・切換部、11
0・・アンプ、111・・スピーカ、112・・コント
ローラ、113・・遅延部、114・・A/Dコンバー
タ、115・・メモリ、116・・D/Aコンバータ
Claims (2)
- 【請求項1】DAB信号を受信して復調処理を施して出
力するDAB信号復調部と、該DAB信号復調器で復調
された前記DAB信号をアナログ信号に変換して出力す
るDAB信号処理部と、前記DAB信号と同一内容のA
M放送信号又はFM放送信号である代替信号を受信して
復調処理を施して出力するAM/FM信号復調部と、前
記DAB信号と前記代替信号との切り換えを行う切換部
と、前記DAB信号復調部及び前記AM/FM信号復調
部での信号の受信の制御を行うと共に前記切換部の制御
を行うコントローラとを備え、前記DAB信号の受信が
困難なとき前記代替信号を受信して出力し、前記DAB
信号の受信が可能なとき前記DAB信号を出力する放送
受信装置において、前記DAB信号から読み出された前
記DAB信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプ
リセット内容記憶部と、該プリセット内容記憶部にプリ
セットされた前記代替信号の周波数情報を記憶するFI
記憶部と、前記プリセット内容記憶部の情報に基づいて
前記DAB信号から前記代替信号に切り換えられたと
き、前記FI記憶部の情報に基づいて切り換えられた前
記代替信号を出力し、前記DAB信号の出力が可能とな
ったときに前記代替信号から前記DAB信号に切り換え
る制御を行うコントローラとを具備することを特徴とす
る放送受信装置。 - 【請求項2】DAB信号を受信して復調処理を施して出
力するDAB信号復調部と、該DAB信号復調器で復調
されたDAB信号をアナログ信号に変換して出力するD
AB信号処理部と、前記DAB信号と同一内容のAM放
送信号又はFM放送信号である代替信号を受信して復調
処理を施して出力するAM/FM信号復調部と、前記D
AB信号と前記代替信号との切り換えを行う切換部と、
前記DAB信号復調部及び前記AM/FM信号復調部で
の信号の受信の制御を行うと共に前記切換部の制御を行
うコントローラとを備え、前記DAB信号の受信が困難
なとき前記代替信号を受信して出力し前記DAB信号の
受信が可能なとき前記DAB信号を出力する放送受信装
置において、前記DAB信号から読み出された前記DA
B信号の高速情報チャンネルの情報を記憶するプリセッ
ト内容記憶部と、該プリセット内容記憶部にプリセット
された前記代替信号の周波数情報を記憶するFI記憶部
と、前記代替信号を時間的に遅延させて出力する遅延部
と、前記プリセット内容記憶部の情報に基づいて前記D
AB信号から前記代替信号に切り換えられたとき前記F
I記憶部の情報に基づいて遅延部から切り換えられた前
記代替信号を出力し、前記DAB信号の出力が可能とな
ったときに前記代替信号から前記DAB信号に切り換え
る制御を行うコントローラとを具備することを特徴とす
る放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10699698A JPH11289267A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10699698A JPH11289267A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289267A true JPH11289267A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14447841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10699698A Withdrawn JPH11289267A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11289267A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101495881B1 (ko) * | 2014-04-17 | 2015-02-25 | 주식회사 텔레칩스 | 이종오디오 방송수신 장치에서 심리스 링크를 위한 음원동기화 적응적 고속처리 방법 및 이를 위한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체 |
CN114142955A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 华为技术有限公司 | 一种广播信号的播放方法、地图生成方法及装置 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP10699698A patent/JPH11289267A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101495881B1 (ko) * | 2014-04-17 | 2015-02-25 | 주식회사 텔레칩스 | 이종오디오 방송수신 장치에서 심리스 링크를 위한 음원동기화 적응적 고속처리 방법 및 이를 위한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체 |
CN114142955A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 华为技术有限公司 | 一种广播信号的播放方法、地图生成方法及装置 |
CN114142955B (zh) * | 2020-09-04 | 2024-04-12 | 华为技术有限公司 | 一种广播信号的播放方法、地图生成方法及装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |