JP4134920B2 - Ofdm信号受信装置及びofdm信号受信方法 - Google Patents
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このOFDM方式は、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、それぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation )によりデジタル変調する方式である。フェージング(壁などで反射した電波による干渉)や、いわゆるマルチパス妨害に強い等の特長を有し、マルチパス妨害の影響を強く受ける地上波によるデジタル信号の伝送に用いられている他、移動体通信において有効とされている。
更に地上波デジタルテレビ放送では、この1放送チャネル(帯域幅にして6MHz)を14分割したうちの13個の周波数ブロック(以下、セグメントと呼ぶ。)を使用して、1放送チャネルの中で複数のサービスを同時に提供し得るようになされている。
図8に示すようにOFDM信号受信機9は、アンテナ91、チューナ92、復調回路部93及びデコーダ94等を備えて構成され、復調回路部93は更に、アナログ/デジタル変換器(ADC)931、同期回路932、復調回路933及び誤り訂正回路934等を備えて構成されている。
この放送波信号は、復調回路部93のADC931でデジタル化された後、同期回路932で直交復調による同期再生を施され、復調回路933で復調処理され、誤り訂正回路934において時間デインタリーブ等の誤り訂正処理を施されて、かくしてTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)としてデコーダ94へ出力される。
デコーダ94は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機9の外部へ出力し、かくしてOFDM信号受信機9を内蔵する装置(図示せず。)は、この出力信号を用いてテレビ放送としての画像表示及び音声出力等を行う。
このようにOFDM信号受信機9においては、使用者のストレスとなり得る待ち時間が大きいという問題があった。
また、OFDM放送波とTV放送波とを識別しTV放送波の場合はFFT等の処理を行わないようにすることで、目的とするOFDM放送の信号とTV放送信号との周波数帯が隣接していても余計な処理を行わないようにし、迅速に自動同調する方法(以下、第2の方法と呼ぶ。)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、上記の第1の方法は、放送波に対する同期処理や誤り訂正処理に関する改良点を何ら開示しないものであり、同期処理や誤り訂正処理に要する時間の問題が解消されてはいない。
このように、未だ使用者の操作ストレスとなる要因を留めているという問題があった。
受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理手段(例えば、図1のRF回路部12a)と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理手段(例えば、図1のIF回路部12b)と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理手段(例えば、図1の復調処理部13a)と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割手段(例えば、図1のADC135、低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138)と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出手段(例えば、図1の検出回路139)と、
を備えることを特徴としている。
受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理工程(例えば、図1のRF回路部12aによる処理)と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理工程(例えば、図1のIF回路部12bによる処理)と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理工程(例えば、図1の復調処理部13aによる処理)と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割工程(例えば、図1のADC135、低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138による処理)と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出工程(例えば、図1の検出回路139による処理)と、
を含むことを特徴としている。
図1は本実施の形態におけるOFDM信号受信機1の機能構成を示すブロック図である。
チューナ回路部12は更に、受信した電波を増幅等して後段へ出力する高周波増幅(RF)回路部12aと、中間周波信号を増幅等して後段へ出力する中間周波増幅(IF)回路部12bとを備えて構成される。
因みに、この増幅器122においては、別途設けられる自動利得制御回路(AGC:図示せず。)からの制御信号によって、その利得がBPF123からの出力信号レベル等に応じて再帰的に制御されて適切な値となるようになされている。
ところで通常、この第1周波数幅として、選択されたチャネル周波数が通過するように8MHzを採る場合が多いが、本実施の形態の場合これを57MHzとし、他のチャネル周波数も通過させるようになされている。即ち1放送チャネル分の周波数幅は6MHzであるから、本実施の形態のBPF123は、約9放送チャネル分の幅の周波数帯域を切り出す。
また、このとき切り出される周波数帯域(位置)は、選局操作に応じて制御部(図示せず。)が適宜選択し得るようになされている。
また、増幅器126の利得は、別途設けられるAGC(図示せず。)からの制御信号によって適切な値に制御されるようになされている。
かくしてOFDM信号受信機1を内蔵する装置(図示せず。)は、この出力信号を用いてテレビ放送としての画像表示及び音声出力等を行う。
この所定の周波数幅としては、例えば3放送チャネル分に相当する周波数幅が採られ、従って低域BPF136は、9放送チャネル分に相当する信号成分でなる中間出力デジタル信号S6から低周波帯域側の3放送チャネル分についてを検出回路139へ出力するようになされている。
これによりOFDM信号受信機1は、主系統における処理とは独立に、また、同期処理等に比べごく簡易な処理のみによって、約9放送チャネル分に相当する周波数帯域に亘って放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
また、放送されている局は地域によって異なる。従って、各地域毎に放送されている局の使用周波数情報を予めOFDM信号受信機1、又はOFDM信号受信機1を制御する制御部が記憶し、検出された放送波の有無に関する情報から現在ユーザがいる地域を検出する。そして、この検出された地域から放送されている局を把握することができる。
例えば、BPF123が約9放送チャネル分の周波数帯域B123aを、BPF125がその中央の1放送チャネル分の周波数帯域B125aを、それぞれ切り出すよう制御されているとする。
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機2の機能構成を示すブロック図である。
因みに、当該RF回路部及びIF回路部としては、第1の実施の形態と同様にRF回路部12a及びIF回路部12b(図1)を用いて構成し、制御部(図示せず。)がBPF123及びBPF125(図1)を適宜制御することで所望の1放送チャネルを選択し得るようにしても良い。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機2の外部へ出力する。
これによりOFDM信号受信機2は、主系統における処理とは独立に、また、同期処理等に比べごく簡易な処理のみによって、放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
即ちOFDM信号受信機1は、チューナ回路部22において切り出す1放送チャネル分の周波数帯を適宜遷移させながら放送波有無の検出を行い、当該放送波有無の検出の動作はごく簡易な処理のみによって行われるから、オートチャネルサーチ動作に要する時間は僅かである。
図1及び図3との対応部分に同一符号を付して示す図4は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機3の機能構成を示すブロック図である。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機2の外部へ出力する。
またこの場合、副系統における放送波有無の検出に係る処理は、直交復調による同期再生までに過ぎないから、従来に比し迅速に動作し得る。
またこの場合、視聴に係る主系統の処理とは独立に、副系統において放送波有無の検出を行うから、ユーザの視聴を妨げることなくバックグラウンドで、全放送チャネル分に亘るオートチャネルサーチ動作を行い得る。
図1及び図4との対応部分に同一符号を付して示す図6は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機4の機能構成を示すブロック図である。
チューナ回路部42は更に、第1の実施の形態と同様のRF回路部12a及びIF回路部12bに加え、IF回路部12bと同様に中間周波信号を主に増幅して後段へ出力するIF回路部42cを備えて構成される。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機4の外部へ出力する。
また、副系統における放送波有無の検出に係る処理は、直交復調による同期再生までに過ぎないから、従来に比し迅速に動作し得る。
なお、上述した第3の実施の形態においては、チューナ回路部35によって切り出される1放送チャネル分の周波数帯域を、制御部が絶えず(或いは所定時間間隔で定期的に)所定の制御を繰り返して与えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、選局に供する外部信号を入力するようにし、当該外部信号に従って制御部がBPFを制御して1放送チャネル分の周波数帯域を切り出すようにしても良い。
12a RF回路部
12b IF回路部
13a 復調処理部
131 ADC
132 同期処理回路
133 復調処理回路
134 誤り訂正処理回路
135 ADC
136 低域BPF
137 中域BPF
138 高域BPF
139 検出回路
2 OFDM信号受信機
22 チューナ回路部
236 低域BPF
237 中域BPF
238 高域BPF
239 検出回路
3 OFDM信号受信機
33b 放送波検出部
35 チューナ回路部
4 OFDM信号受信機
42c IF回路部
S2 中間出力信号
S4 放送波信号
S10 低域検出信号
S11 中域検出信号
S12 高域検出信号
S13 放送波信号
S14 検出信号
S15 放送波信号
Claims (2)
- 受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理手段と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理手段と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理手段と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割手段と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出手段と、
を備えることを特徴とするOFDM信号受信装置。 - 受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理工程と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理工程と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理工程と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割工程と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出工程と、
を含むことを特徴とするOFDM信号受信方法。
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