JP2000022500A - スイッチトキャパシタ回路 - Google Patents
スイッチトキャパシタ回路Info
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- JP2000022500A JP2000022500A JP10190004A JP19000498A JP2000022500A JP 2000022500 A JP2000022500 A JP 2000022500A JP 10190004 A JP10190004 A JP 10190004A JP 19000498 A JP19000498 A JP 19000498A JP 2000022500 A JP2000022500 A JP 2000022500A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチトキャパシタ回路で用いるオペアン
プのDCオフセット電圧により伝達関数が変動してしま
う。 【解決手段】 容量2およびスイッチ4〜7によりスイ
ッチトキャパシタA1 が構成され、このスイッチトキャ
パシタA1 をオペアンプ1の反転入力端子に接続し、オ
ペアンプ1の非反転入力端子を信号グランドに接続し、
オペアンプ1の反転入力端子と出力端子との間に容量3
を接続している。さらに、オフセット補償用スイッチト
キャパシタB1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入
力端子との間に接続した構成である。このオフセット補
償用スイッチトキャパシタB1 は、容量9およびスイッ
チ10〜13で構成し、容量9には、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値のものを用い
る。これにより、オペアンプ1のDCオフセットと信号
入力用スイッチトキャパシタA1 による積分誤差をキャ
ンセルする。
プのDCオフセット電圧により伝達関数が変動してしま
う。 【解決手段】 容量2およびスイッチ4〜7によりスイ
ッチトキャパシタA1 が構成され、このスイッチトキャ
パシタA1 をオペアンプ1の反転入力端子に接続し、オ
ペアンプ1の非反転入力端子を信号グランドに接続し、
オペアンプ1の反転入力端子と出力端子との間に容量3
を接続している。さらに、オフセット補償用スイッチト
キャパシタB1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入
力端子との間に接続した構成である。このオフセット補
償用スイッチトキャパシタB1 は、容量9およびスイッ
チ10〜13で構成し、容量9には、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値のものを用い
る。これにより、オペアンプ1のDCオフセットと信号
入力用スイッチトキャパシタA1 による積分誤差をキャ
ンセルする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量とスイッチで
構成しスイッチ制御により電荷の保持、転送を行うスイ
ッチトキャパシタを用いた積分器、サンプルホールド回
路、フィルタ回路などのスイッチトキャパシタ回路に関
する。
構成しスイッチ制御により電荷の保持、転送を行うスイ
ッチトキャパシタを用いた積分器、サンプルホールド回
路、フィルタ回路などのスイッチトキャパシタ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチトキャパシタ回路につい
て図面を参照しながら説明する。図7は第1の従来のス
イッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは積分
器の例を示している。図7において、1はオペアンプ、
2,3は容量、4〜7はスイッチ、8はオペアンプの反
転入力端子の接点である。
て図面を参照しながら説明する。図7は第1の従来のス
イッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは積分
器の例を示している。図7において、1はオペアンプ、
2,3は容量、4〜7はスイッチ、8はオペアンプの反
転入力端子の接点である。
【0003】この従来のスイッチトキャパシタ回路は、
容量2およびスイッチ4〜7によりスイッチトキャパシ
タA1 が構成され、このスイッチトキャパシタA1 をオ
ペアンプ1の反転入力端子に接続し、オペアンプ1の非
反転入力端子を信号グランド(GND)に接続し、オペ
アンプ1の反転入力端子と出力端子との間に容量3を接
続している。
容量2およびスイッチ4〜7によりスイッチトキャパシ
タA1 が構成され、このスイッチトキャパシタA1 をオ
ペアンプ1の反転入力端子に接続し、オペアンプ1の非
反転入力端子を信号グランド(GND)に接続し、オペ
アンプ1の反転入力端子と出力端子との間に容量3を接
続している。
【0004】以上のように構成された従来のスイッチト
キャパシタ回路について、以下、その動作をさらに図1
1を用いて説明する。図11はスイッチ制御用のクロッ
クのタイミングチャートである。スイッチ4,7が図1
1のクロックφ1の“H”(ハイレベル)区間でオン
し、スイッチ5,6がクロックφ2の“H”区間でオン
することにより、入力信号Vin1(t) を容量2により周期
1/Tでサンプル、ホールドする。これにより容量2に
蓄えられた電荷は、容量3とオペアンプ1により積分さ
れる。
キャパシタ回路について、以下、その動作をさらに図1
1を用いて説明する。図11はスイッチ制御用のクロッ
クのタイミングチャートである。スイッチ4,7が図1
1のクロックφ1の“H”(ハイレベル)区間でオン
し、スイッチ5,6がクロックφ2の“H”区間でオン
することにより、入力信号Vin1(t) を容量2により周期
1/Tでサンプル、ホールドする。これにより容量2に
蓄えられた電荷は、容量3とオペアンプ1により積分さ
れる。
【0005】この動作を電荷の保存則を用いて記述する
と以下のようになる。容量2の容量値をC1、容量3の容
量値をC2、入力電圧をVin1(t) 、出力電圧をVo(t) 、1
サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) 、オペアンプ1の
反転入力端子の電位をVnとすると、接点8に蓄えられた
電荷は、クロックφ1のタイミングで C2×(Vn−Vo(t-T)) であり、クロックφ2のタイミングで C1×(Vn−Vin1(t))+C2×(Vn−Vo(t)) であり、この2つの電荷が等しいため、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Vn ・・・・式1 となる。
と以下のようになる。容量2の容量値をC1、容量3の容
量値をC2、入力電圧をVin1(t) 、出力電圧をVo(t) 、1
サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) 、オペアンプ1の
反転入力端子の電位をVnとすると、接点8に蓄えられた
電荷は、クロックφ1のタイミングで C2×(Vn−Vo(t-T)) であり、クロックφ2のタイミングで C1×(Vn−Vin1(t))+C2×(Vn−Vo(t)) であり、この2つの電荷が等しいため、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Vn ・・・・式1 となる。
【0006】ここでオペアンプ1の反転入力端子の電位
Vnは、理想オペアンプであればイマジナリーショートが
成立し信号グランドと等しく、Vn=0 となる。したがっ
て、式1は Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) ・・・・式2 となり、積分動作が実現される。
Vnは、理想オペアンプであればイマジナリーショートが
成立し信号グランドと等しく、Vn=0 となる。したがっ
て、式1は Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) ・・・・式2 となり、積分動作が実現される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
オペアンプ1では、初段のトランジスタ対の特性(しき
い値電圧や相互コンダクタンスなど)の差のためにDC
オフセット電圧を生じる。このDCオフセット電圧を入
力換算オフセットで考えると、式1でVn=Voff(Voffは
入力オフセット電圧)と置き換えて、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff ・・・・式3 となり、伝達関数がC1/C2 ×Voff分だけずれてしまう。
また、1サンプル毎にC1/C2 ×Voffが重畳されることに
より、回路のダイナミックレンジが狭くなってしまうと
いう問題がある。
オペアンプ1では、初段のトランジスタ対の特性(しき
い値電圧や相互コンダクタンスなど)の差のためにDC
オフセット電圧を生じる。このDCオフセット電圧を入
力換算オフセットで考えると、式1でVn=Voff(Voffは
入力オフセット電圧)と置き換えて、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff ・・・・式3 となり、伝達関数がC1/C2 ×Voff分だけずれてしまう。
また、1サンプル毎にC1/C2 ×Voffが重畳されることに
より、回路のダイナミックレンジが狭くなってしまうと
いう問題がある。
【0008】上記の積分動作以外にも、スイッチ6,7
を図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、スイッ
チ4,5をクロックφ2の“H”区間でオンする引き算
型の場合であれば、 Vo(t)=Vo(t-T) +C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff ・・・・式4 となり、同様の問題が生じる。
を図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、スイッ
チ4,5をクロックφ2の“H”区間でオンする引き算
型の場合であれば、 Vo(t)=Vo(t-T) +C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff ・・・・式4 となり、同様の問題が生じる。
【0009】また、図8に示す第2の従来のスイッチト
キャパシタ回路でも同様の問題があり、以下、これにつ
いて説明する。図8において、21は容量値C4の容量、
22〜25はスイッチである。この図8のスイッチトキ
ャパシタ回路は、2入力加算型の積分器の例であり、図
7の構成に加えて、容量21およびスイッチ22〜25
により構成されるスイッチトキャパシタA2 が、オペア
ンプ1の反転入力端子に接続されている。そして、スイ
ッチ22,25がスイッチ4,7と同様、図11のクロ
ックφ1の“H”(ハイレベル)区間でオンし、スイッ
チ23,24がスイッチ5,6と同様、クロックφ2の
“H”区間でオンすることにより、入力信号Vin1(t) は
容量2により周期1/Tでサンプル、ホールドされ、入
力信号Vin2(t) は容量21により周期1/Tでサンプ
ル、ホールドされる。これにより容量2および容量21
に蓄えられた電荷は、容量3とオペアンプ1により積分
される。
キャパシタ回路でも同様の問題があり、以下、これにつ
いて説明する。図8において、21は容量値C4の容量、
22〜25はスイッチである。この図8のスイッチトキ
ャパシタ回路は、2入力加算型の積分器の例であり、図
7の構成に加えて、容量21およびスイッチ22〜25
により構成されるスイッチトキャパシタA2 が、オペア
ンプ1の反転入力端子に接続されている。そして、スイ
ッチ22,25がスイッチ4,7と同様、図11のクロ
ックφ1の“H”(ハイレベル)区間でオンし、スイッ
チ23,24がスイッチ5,6と同様、クロックφ2の
“H”区間でオンすることにより、入力信号Vin1(t) は
容量2により周期1/Tでサンプル、ホールドされ、入
力信号Vin2(t) は容量21により周期1/Tでサンプ
ル、ホールドされる。これにより容量2および容量21
に蓄えられた電荷は、容量3とオペアンプ1により積分
される。
【0010】ここで、同様にして出力電圧Vo(t) を示す
と、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) −C4/C2 ×Vin2(t) +(C1 +C4)/C2×Voff ・・・・式5 となり、オペアンプ1の反転入力端子に接続してサンプ
ルホールド動作を繰り返すスイッチトキャパシタA1 ,
A2 の有する容量2,21の容量値の総和に依存してオ
フセット分のずれが発生するという問題があった。
と、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) −C4/C2 ×Vin2(t) +(C1 +C4)/C2×Voff ・・・・式5 となり、オペアンプ1の反転入力端子に接続してサンプ
ルホールド動作を繰り返すスイッチトキャパシタA1 ,
A2 の有する容量2,21の容量値の総和に依存してオ
フセット分のずれが発生するという問題があった。
【0011】さらに、図9および図10に示す他の従来
のスイッチトキャパシタ回路においても同様の問題があ
った。図9は第3の従来のスイッチトキャパシタ回路を
示す図であり、図7と同様の部分には同一符号を付して
いる。この図9のスイッチトキャパシタ回路は、図7の
構成のようにスイッチトキャパシタA1 内のスイッチ7
を信号グランドに接続するのではなく、オペアンプ1の
出力端子に接続したサンプルホールド回路の例である。
この場合も、スイッチ4,7が図11のクロックφ1の
“H”区間でオンし、スイッチ5,6が図11のクロッ
クφ2の“H”区間でオンするものとする。
のスイッチトキャパシタ回路においても同様の問題があ
った。図9は第3の従来のスイッチトキャパシタ回路を
示す図であり、図7と同様の部分には同一符号を付して
いる。この図9のスイッチトキャパシタ回路は、図7の
構成のようにスイッチトキャパシタA1 内のスイッチ7
を信号グランドに接続するのではなく、オペアンプ1の
出力端子に接続したサンプルホールド回路の例である。
この場合も、スイッチ4,7が図11のクロックφ1の
“H”区間でオンし、スイッチ5,6が図11のクロッ
クφ2の“H”区間でオンするものとする。
【0012】ここで、容量2の容量値をC1、容量3の容
量値をC2、入力電圧をVin(t)、出力電圧をVo(t) 、1サ
ンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) とし、オペアンプ1
が理想オペアンプであるとすると、クロックφ1のタイ
ミングで、容量2に、 C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } がチャージされ、クロックφ2のタイミングで C2×Vo(t) =C2×Vo(t-T) +C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } となる。ここで、C1=C2=Cと設定すると、 C× Vo(t)=C×Vo(t-T) +C×{Vin(t)−Vo(t-T) } =C×Vin(t) ・・・・式6 となり、サンプルホールド動作が実現される。
量値をC2、入力電圧をVin(t)、出力電圧をVo(t) 、1サ
ンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) とし、オペアンプ1
が理想オペアンプであるとすると、クロックφ1のタイ
ミングで、容量2に、 C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } がチャージされ、クロックφ2のタイミングで C2×Vo(t) =C2×Vo(t-T) +C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } となる。ここで、C1=C2=Cと設定すると、 C× Vo(t)=C×Vo(t-T) +C×{Vin(t)−Vo(t-T) } =C×Vin(t) ・・・・式6 となり、サンプルホールド動作が実現される。
【0013】しかし、実際のオペアンプ1ではDCオフ
セット電圧Voffを生じ、この場合には、クロックφ1の
タイミングで、容量2に、 C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } がチャージされ、クロックφ2のタイミングで C2×Vo(t) −C1×Voff=C2×Vo(t-T) +C1×{Vin(t)−
Vo(t-T) } となる。ここで、C1=C2=Cと設定すると、 C× Vo(t)=C×Vo(t-T) +C×{Vin(t)−Vo(t-T) }+C×Voff =C×Vin(t)+C×Voff ・・・・式7 となり、サンプルホールド動作が実現されるが、オフセ
ット分が重畳されることになる。
セット電圧Voffを生じ、この場合には、クロックφ1の
タイミングで、容量2に、 C1×{Vin(t)−Vo(t-T) } がチャージされ、クロックφ2のタイミングで C2×Vo(t) −C1×Voff=C2×Vo(t-T) +C1×{Vin(t)−
Vo(t-T) } となる。ここで、C1=C2=Cと設定すると、 C× Vo(t)=C×Vo(t-T) +C×{Vin(t)−Vo(t-T) }+C×Voff =C×Vin(t)+C×Voff ・・・・式7 となり、サンプルホールド動作が実現されるが、オフセ
ット分が重畳されることになる。
【0014】また、図10は第4の従来のスイッチトキ
ャパシタ回路を示す図である。図10において、26は
帰還容量、27,28はスイッチであり、図7と同様の
部分には同一符号を付している。この図10のスイッチ
トキャパシタ回路は、図7の構成に加え、スイッチトキ
ャパシタA1 内の容量2とスイッチ5の間の接続点に容
量26の一端を接続し、容量26の他端とオペアンプ1
の出力端子との間にスイッチ28を接続し、さらに容量
26の他端と信号グランドとの間にスイッチ27を接続
したフィルタ回路(一次LPF型スイッチトキャパシタ
フィルタ)の例である。この場合、スイッチ4,7およ
び27が図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、
スイッチ5,6および28が図11のクロックφ2の
“H”区間でオンするものとする。
ャパシタ回路を示す図である。図10において、26は
帰還容量、27,28はスイッチであり、図7と同様の
部分には同一符号を付している。この図10のスイッチ
トキャパシタ回路は、図7の構成に加え、スイッチトキ
ャパシタA1 内の容量2とスイッチ5の間の接続点に容
量26の一端を接続し、容量26の他端とオペアンプ1
の出力端子との間にスイッチ28を接続し、さらに容量
26の他端と信号グランドとの間にスイッチ27を接続
したフィルタ回路(一次LPF型スイッチトキャパシタ
フィルタ)の例である。この場合、スイッチ4,7およ
び27が図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、
スイッチ5,6および28が図11のクロックφ2の
“H”区間でオンするものとする。
【0015】ここで、容量2の容量値をC1、容量26の
容量値をC2、容量3の容量値をC3、入力電圧をVin(t)、
1サンプル区間前の入力電圧をVin(t-T)、出力電圧をVo
(t)、1サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) とし、オ
ペアンプ1が理想オペアンプであるとすると、クロック
φ1のタイミングで、容量2に充電される電荷はC1×
{Vin(t-T)−0}、容量26に充電される電荷はC2×
(0−0)、容量3に充電される電荷はC3×{Vo(t-T)
−0}となる。
容量値をC2、容量3の容量値をC3、入力電圧をVin(t)、
1サンプル区間前の入力電圧をVin(t-T)、出力電圧をVo
(t)、1サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) とし、オ
ペアンプ1が理想オペアンプであるとすると、クロック
φ1のタイミングで、容量2に充電される電荷はC1×
{Vin(t-T)−0}、容量26に充電される電荷はC2×
(0−0)、容量3に充電される電荷はC3×{Vo(t-T)
−0}となる。
【0016】また、クロックφ2のタイミングで、容量
2に充電される電荷はC1×(0−0)、容量26に充電
される電荷はC2×{Vo(t) −0}、容量3に充電される
電荷はC3×{Vo(t) −0}となる。そして、クロックφ
1,φ2のタイミングでの総電荷量が等しいため、 C1×Vin(t-T)+C3×Vo(t-T) =C2×Vo(t) +C3×Vo(t) となり、 Vo(t) =C1/(C2+C3)×Vin(t-T)+C3/(C2+C3)×Vo(t-T) ・・・・式8 となる。
2に充電される電荷はC1×(0−0)、容量26に充電
される電荷はC2×{Vo(t) −0}、容量3に充電される
電荷はC3×{Vo(t) −0}となる。そして、クロックφ
1,φ2のタイミングでの総電荷量が等しいため、 C1×Vin(t-T)+C3×Vo(t-T) =C2×Vo(t) +C3×Vo(t) となり、 Vo(t) =C1/(C2+C3)×Vin(t-T)+C3/(C2+C3)×Vo(t-T) ・・・・式8 となる。
【0017】ここで、LPF特性の導出について述べて
おく。上記の式8に関してz変換を実施すると、Vin(t)
→Vin(z)、Vin(t-T)→z-1×Vin(z)、Vo(t) →Vo(z) 、
Vo(t-T) →z-1×Vo(z) となるので、式8は、 Vo(z) =C1/(C2+C3)×z-1×Vin(z)+C3/(C2+C
3)×z-1×Vo(z) となる。したがって、z領域での伝達関数H(z) =Vo
(z) /Vin(z)は、 H(z) =C1×z-1/{C2+C3(1−z-1)} となる。z-1=e-sT ≒1−sTを代入すると、 H(s) ≒C1/(C2+C3×sT) となり、カットオフ周波数f=ω/2π=C2/(2π×
C3×T)、DCゲイン=C1/C2なるLPFの特性が得ら
れる。
おく。上記の式8に関してz変換を実施すると、Vin(t)
→Vin(z)、Vin(t-T)→z-1×Vin(z)、Vo(t) →Vo(z) 、
Vo(t-T) →z-1×Vo(z) となるので、式8は、 Vo(z) =C1/(C2+C3)×z-1×Vin(z)+C3/(C2+C
3)×z-1×Vo(z) となる。したがって、z領域での伝達関数H(z) =Vo
(z) /Vin(z)は、 H(z) =C1×z-1/{C2+C3(1−z-1)} となる。z-1=e-sT ≒1−sTを代入すると、 H(s) ≒C1/(C2+C3×sT) となり、カットオフ周波数f=ω/2π=C2/(2π×
C3×T)、DCゲイン=C1/C2なるLPFの特性が得ら
れる。
【0018】さて、実際のオペアンプ1ではDCオフセ
ット電圧Voffを生じ、この場合には、クロックφ1のタ
イミングで、容量2に充電される電荷はC1×{Vin(t-T)
−0}、容量26に充電される電荷はC2×(0−0)、
容量3に充電される電荷はC3×{Vo(t-T) −Voff}とな
る。また、クロックφ2のタイミングで、容量2に充電
される電荷はC1×(0−Voff)、容量26に充電される
電荷はC2×{Vo(t) −Voff}、容量3に充電される電荷
はC3×{Vo(t) −Voff}となる。
ット電圧Voffを生じ、この場合には、クロックφ1のタ
イミングで、容量2に充電される電荷はC1×{Vin(t-T)
−0}、容量26に充電される電荷はC2×(0−0)、
容量3に充電される電荷はC3×{Vo(t-T) −Voff}とな
る。また、クロックφ2のタイミングで、容量2に充電
される電荷はC1×(0−Voff)、容量26に充電される
電荷はC2×{Vo(t) −Voff}、容量3に充電される電荷
はC3×{Vo(t) −Voff}となる。
【0019】そして、クロックφ1,φ2のタイミング
での総電荷量が等しいため、 C1×Vin(t-T)+C3×{Vo(t-T) −Voff}= −C1×Voff+C2×{Vo(t) −Voff}+C3×{Vo(t) −Voff} となり、 Vo(t) =C1/(C2+C3)×Vin(t-T)+C3/(C2+C3)×Vo(t-T) +(C1+C2)/(C2+C3)×Voff ・・・・式9 となり、オフセット分が重畳されることになる。
での総電荷量が等しいため、 C1×Vin(t-T)+C3×{Vo(t-T) −Voff}= −C1×Voff+C2×{Vo(t) −Voff}+C3×{Vo(t) −Voff} となり、 Vo(t) =C1/(C2+C3)×Vin(t-T)+C3/(C2+C3)×Vo(t-T) +(C1+C2)/(C2+C3)×Voff ・・・・式9 となり、オフセット分が重畳されることになる。
【0020】本発明は、上記問題を解決するもので、オ
ペアンプのDCオフセットの影響を受けず、理想オペア
ンプと同じ伝達関数の得られるスイッチトキャパシタ回
路を提供することを目的とする。
ペアンプのDCオフセットの影響を受けず、理想オペア
ンプと同じ伝達関数の得られるスイッチトキャパシタ回
路を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスイッチ
トキャパシタ回路は、オペアンプの非反転入力端子に信
号グランドを接続し、オペアンプの反転入力端子にn個
(nは自然数)の信号入力用スイッチトキャパシタを接
続し、オペアンプの反転入力端子と信号グランドとの間
にm個(mはnと同じまたは異なる自然数)のオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタを並列接続し、n個の信
号入力用スイッチトキャパシタに用いている容量の総和
の容量値と、m個のオフセット補償用スイッチトキャパ
シタに用いている容量の総和の容量値とを等しくしたこ
とを特徴とする。
トキャパシタ回路は、オペアンプの非反転入力端子に信
号グランドを接続し、オペアンプの反転入力端子にn個
(nは自然数)の信号入力用スイッチトキャパシタを接
続し、オペアンプの反転入力端子と信号グランドとの間
にm個(mはnと同じまたは異なる自然数)のオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタを並列接続し、n個の信
号入力用スイッチトキャパシタに用いている容量の総和
の容量値と、m個のオフセット補償用スイッチトキャパ
シタに用いている容量の総和の容量値とを等しくしたこ
とを特徴とする。
【0022】請求項2記載のスイッチトキャパシタ回路
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子にn個(nは自然数)の
信号入力用スイッチトキャパシタを接続し、オペアンプ
の反転入力端子と信号グランドとの間にn個の信号入力
用スイッチトキャパシタに用いている容量の総和の容量
値の容量を用いた1個のオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタを接続したことを特徴とする。
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子にn個(nは自然数)の
信号入力用スイッチトキャパシタを接続し、オペアンプ
の反転入力端子と信号グランドとの間にn個の信号入力
用スイッチトキャパシタに用いている容量の総和の容量
値の容量を用いた1個のオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタを接続したことを特徴とする。
【0023】請求項3記載のスイッチトキャパシタ回路
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子にn個(nは自然数)の
信号入力用スイッチトキャパシタを接続し、オペアンプ
の反転入力端子と信号グランドとの間に各信号入力用ス
イッチトキャパシタに用いている容量と同じ容量値の容
量を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタをn
個並列に接続したことを特徴とする。
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子にn個(nは自然数)の
信号入力用スイッチトキャパシタを接続し、オペアンプ
の反転入力端子と信号グランドとの間に各信号入力用ス
イッチトキャパシタに用いている容量と同じ容量値の容
量を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタをn
個並列に接続したことを特徴とする。
【0024】以上の請求項1〜請求項3の構成によれ
ば、オペアンプの反転入力端子と信号グランドとの間に
所定の容量値の容量を用いたオフセット補償用スイッチ
トキャパシタを接続したことにより、信号入力用スイッ
チトキャパシタの容量とオペアンプのDCオフセットに
よって発生する伝達関数の誤差を補償し、理想オペアン
プと同じ伝達関数を持った優れたスイッチトキャパシタ
回路を実現できる。
ば、オペアンプの反転入力端子と信号グランドとの間に
所定の容量値の容量を用いたオフセット補償用スイッチ
トキャパシタを接続したことにより、信号入力用スイッ
チトキャパシタの容量とオペアンプのDCオフセットに
よって発生する伝達関数の誤差を補償し、理想オペアン
プと同じ伝達関数を持った優れたスイッチトキャパシタ
回路を実現できる。
【0025】請求項4記載のスイッチトキャパシタ回路
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子に信号入力用スイッチト
キャパシタを接続し、一端が信号入力用スイッチトキャ
パシタに用いている容量に接続され他端がオペアンプの
出力端子および信号グランドに切換え接続可能な帰還容
量を有し、オペアンプの反転入力端子と信号グランドと
の間に信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容
量と帰還容量との総和の容量値の容量を用いたオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタを接続したことを特徴と
する。
は、オペアンプの非反転入力端子に信号グランドを接続
し、オペアンプの反転入力端子に信号入力用スイッチト
キャパシタを接続し、一端が信号入力用スイッチトキャ
パシタに用いている容量に接続され他端がオペアンプの
出力端子および信号グランドに切換え接続可能な帰還容
量を有し、オペアンプの反転入力端子と信号グランドと
の間に信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容
量と帰還容量との総和の容量値の容量を用いたオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタを接続したことを特徴と
する。
【0026】この請求項4の構成によれば、オペアンプ
の反転入力端子と信号グランドとの間に信号入力用スイ
ッチトキャパシタに用いている容量と帰還容量との総和
の容量値の容量を用いたオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタを接続したことにより、信号入力用スイッチト
キャパシタの容量および帰還容量とオペアンプのDCオ
フセットによって発生する伝達関数の誤差を補償し、理
想オペアンプと同じ伝達関数を持った優れたスイッチト
キャパシタ回路を実現できる。
の反転入力端子と信号グランドとの間に信号入力用スイ
ッチトキャパシタに用いている容量と帰還容量との総和
の容量値の容量を用いたオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタを接続したことにより、信号入力用スイッチト
キャパシタの容量および帰還容量とオペアンプのDCオ
フセットによって発生する伝達関数の誤差を補償し、理
想オペアンプと同じ伝達関数を持った優れたスイッチト
キャパシタ回路を実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
のスイッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは
積分器の例を示している。図1において、1はオペアン
プ、2,3,9は容量、4〜7および10〜13はスイ
ッチ、8はオペアンプ1の反転入力端子の接点であり、
容量9およびスイッチ10〜13以外は図7に示す従来
例と同じである。
て、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
のスイッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは
積分器の例を示している。図1において、1はオペアン
プ、2,3,9は容量、4〜7および10〜13はスイ
ッチ、8はオペアンプ1の反転入力端子の接点であり、
容量9およびスイッチ10〜13以外は図7に示す従来
例と同じである。
【0028】この第1の実施の形態では、図7に示す従
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 の容量2と同じ容量値のものを用いている。
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 の容量2と同じ容量値のものを用いている。
【0029】以上のように構成される本実施の形態のス
イッチトキャパシタ回路について、以下、その動作をさ
らに図11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャー
トを用いて説明する。スイッチ4,7が図11のクロッ
クφ1の“H”(ハイレベル)区間でオンし、スイッチ
5,6がクロックφ2の“H”区間でオンすることによ
り、入力信号Vin1(t) を容量2により周期1/Tでサン
プル、ホールドする。これにより容量2に蓄えられた電
荷は、容量3とオペアンプ1により積分される。以上の
動作は図7に示す従来例と同じである。
イッチトキャパシタ回路について、以下、その動作をさ
らに図11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャー
トを用いて説明する。スイッチ4,7が図11のクロッ
クφ1の“H”(ハイレベル)区間でオンし、スイッチ
5,6がクロックφ2の“H”区間でオンすることによ
り、入力信号Vin1(t) を容量2により周期1/Tでサン
プル、ホールドする。これにより容量2に蓄えられた電
荷は、容量3とオペアンプ1により積分される。以上の
動作は図7に示す従来例と同じである。
【0030】さらに、オフセット補償用スイッチトキャ
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、オペアンプ
1のDCオフセットと信号入力用スイッチトキャパシタ
A1 による積分誤差をキャンセルする。この動作を電荷
の保存則を用いて記述すると以下のようになる。
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、オペアンプ
1のDCオフセットと信号入力用スイッチトキャパシタ
A1 による積分誤差をキャンセルする。この動作を電荷
の保存則を用いて記述すると以下のようになる。
【0031】容量2の容量値をC1、容量3の容量値をC
2、容量9の容量値をC3、入力電圧をVin1(t) 、出力電
圧をVo(t) 、1サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) 、
オペアンプ1の反転入力端子の電位を入力オフセット電
圧Voffとすると、接点8に蓄えられた電荷は、クロック
φ1のタイミングで C2×(Voff−Vo(t-T))+C3×(Voff−0) であり、クロックφ2のタイミングで C1×(Voff−Vin1(t))+C2×(Voff−Vo(t)) であり、この2つの電荷が等しいため、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff−C3/C2 ×Voff・・・・式10 となる。
2、容量9の容量値をC3、入力電圧をVin1(t) 、出力電
圧をVo(t) 、1サンプル区間前の出力電圧をVo(t-T) 、
オペアンプ1の反転入力端子の電位を入力オフセット電
圧Voffとすると、接点8に蓄えられた電荷は、クロック
φ1のタイミングで C2×(Voff−Vo(t-T))+C3×(Voff−0) であり、クロックφ2のタイミングで C1×(Voff−Vin1(t))+C2×(Voff−Vo(t)) であり、この2つの電荷が等しいため、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) +C1/C2 ×Voff−C3/C2 ×Voff・・・・式10 となる。
【0032】ここで、オフセット補償用スイッチトキャ
パシタB1 で使用する容量9の容量値C3を、前述のよう
に信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2の容量
値C1と同じに設定しており、C3=C1であるから、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) ・・・・式11 となり、オペアンプ1のDCオフセットの項がなくな
り、理想オペアンプと全く同じ伝達関数が実現できる。
パシタB1 で使用する容量9の容量値C3を、前述のよう
に信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2の容量
値C1と同じに設定しており、C3=C1であるから、 Vo(t)=Vo(t-T) −C1/C2 ×Vin1(t) ・・・・式11 となり、オペアンプ1のDCオフセットの項がなくな
り、理想オペアンプと全く同じ伝達関数が実現できる。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、信号
入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値
を有する容量9を用いたオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタB1 を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グ
ランドとの間に接続し、前述のようにスイッチの制御を
行なうことにより、信号入力用スイッチトキャパシタA
1 の容量2とオペアンプ1のDCオフセットによって発
生する誤差分を補償することができるため、理想オペア
ンプと同じ伝達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路
を実現することができる。これにより、オフセット誤差
の重畳による回路のダイナミックレンジの低下を防ぐこ
とができる。
入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値
を有する容量9を用いたオフセット補償用スイッチトキ
ャパシタB1 を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グ
ランドとの間に接続し、前述のようにスイッチの制御を
行なうことにより、信号入力用スイッチトキャパシタA
1 の容量2とオペアンプ1のDCオフセットによって発
生する誤差分を補償することができるため、理想オペア
ンプと同じ伝達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路
を実現することができる。これにより、オフセット誤差
の重畳による回路のダイナミックレンジの低下を防ぐこ
とができる。
【0034】〔第2の実施の形態〕図2は本発明の第2
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここでは図8の従来例のように2入力加算型の積分
器の例を示している。図2において、容量9およびスイ
ッチ10〜13以外は図8に示す従来例と同じである。
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここでは図8の従来例のように2入力加算型の積分
器の例を示している。図2において、容量9およびスイ
ッチ10〜13以外は図8に示す従来例と同じである。
【0035】この第2の実施の形態では、図8に示す従
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、2つの信号入力用スイッチトキ
ャパシタA1 ,A2 に用いている容量2と容量21の総
和の容量値のものを用いている。すなわち、(容量9の
容量値C3)=(容量2の容量値C1)+(容量21の容量
値C4)に設定している。
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、2つの信号入力用スイッチトキ
ャパシタA1 ,A2 に用いている容量2と容量21の総
和の容量値のものを用いている。すなわち、(容量9の
容量値C3)=(容量2の容量値C1)+(容量21の容量
値C4)に設定している。
【0036】この第2の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路の動作は、スイッチ4,7およびスイッチ2
2,25が図11のクロックφ1の“H”(ハイレベ
ル)区間でオンし、スイッチ5,6およびスイッチ2
3,24がクロックφ2の“H”区間でオンすることに
より、入力信号Vin1(t) は容量2により周期1/Tでサ
ンプル、ホールドされ、入力信号Vin2(t) は容量21に
より周期1/Tでサンプル、ホールドされる。これによ
り容量2および容量21に蓄えられた電荷は、容量3と
オペアンプ1により積分される。以上の動作は図8に示
す従来例と同じである。
シタ回路の動作は、スイッチ4,7およびスイッチ2
2,25が図11のクロックφ1の“H”(ハイレベ
ル)区間でオンし、スイッチ5,6およびスイッチ2
3,24がクロックφ2の“H”区間でオンすることに
より、入力信号Vin1(t) は容量2により周期1/Tでサ
ンプル、ホールドされ、入力信号Vin2(t) は容量21に
より周期1/Tでサンプル、ホールドされる。これによ
り容量2および容量21に蓄えられた電荷は、容量3と
オペアンプ1により積分される。以上の動作は図8に示
す従来例と同じである。
【0037】さらに、オフセット補償用スイッチトキャ
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、オペアンプ
1のDCオフセットと信号入力用スイッチトキャパシタ
A1 ,A2 による積分誤差をキャンセルする。以上のよ
うに本実施の形態によれば、2つの信号入力用スイッチ
トキャパシタA1 ,A2 の容量2と容量21の総和の容
量値を有する容量9を用いたオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 を、オペアンプ1の反転入力端子と信
号グランドとの間に接続し、前述のようにスイッチの制
御を行なうことにより、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 ,A2 の容量2,21とオペアンプ1のDCオフ
セットによって発生する誤差分を補償することができる
ため、理想オペアンプと同じ伝達関数を持ったスイッチ
トキャパシタ回路を実現することができる。これによ
り、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミックレ
ンジの低下を防ぐことができる。
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、オペアンプ
1のDCオフセットと信号入力用スイッチトキャパシタ
A1 ,A2 による積分誤差をキャンセルする。以上のよ
うに本実施の形態によれば、2つの信号入力用スイッチ
トキャパシタA1 ,A2 の容量2と容量21の総和の容
量値を有する容量9を用いたオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 を、オペアンプ1の反転入力端子と信
号グランドとの間に接続し、前述のようにスイッチの制
御を行なうことにより、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 ,A2 の容量2,21とオペアンプ1のDCオフ
セットによって発生する誤差分を補償することができる
ため、理想オペアンプと同じ伝達関数を持ったスイッチ
トキャパシタ回路を実現することができる。これによ
り、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミックレ
ンジの低下を防ぐことができる。
【0038】なお、本実施の形態では、信号入力用スイ
ッチトキャパシタA1 ,A2 が2つの場合を例に説明し
たが、信号入力用スイッチトキャパシタが3つ以上の場
合でも、オフセット補償用スイッチトキャパシタB1 の
容量9を、3つ以上の全ての信号入力用スイッチトキャ
パシタに用いている容量の総和の容量値に設定すること
により、同様の効果が得られる。
ッチトキャパシタA1 ,A2 が2つの場合を例に説明し
たが、信号入力用スイッチトキャパシタが3つ以上の場
合でも、オフセット補償用スイッチトキャパシタB1 の
容量9を、3つ以上の全ての信号入力用スイッチトキャ
パシタに用いている容量の総和の容量値に設定すること
により、同様の効果が得られる。
【0039】〔第3の実施の形態〕図3は本発明の第3
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここでは図8の従来例のように2入力加算型の積分
器の例を示している。図3において、容量9,14およ
びスイッチ10〜13,15〜18以外は図8に示す従
来例と同じである。
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここでは図8の従来例のように2入力加算型の積分
器の例を示している。図3において、容量9,14およ
びスイッチ10〜13,15〜18以外は図8に示す従
来例と同じである。
【0040】この第3の実施の形態では、図8に示す従
来例に対し、信号グランドとオペアンプ1の反転入力端
子との間に、2つのオフセット補償用スイッチトキャパ
シタB1 ,B2 を並列に付加した構成である。このうち
1つのオフセット補償用スイッチトキャパシタB1 は、
容量9およびスイッチ10〜13で構成し、容量9に
は、1つの信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量
2と同じ容量値のものを用いており、他の1つのオフセ
ット補償用スイッチトキャパシタB2 は、容量14およ
びスイッチ15〜18で構成し、容量14には、他の1
つの信号入力用スイッチトキャパシタA2 の容量21と
同じ容量値のものを用いている。すなわち、(容量9の
容量値C3)=(容量2の容量値C1)に設定するととも
に、(容量14の容量値C5)=(容量21の容量値C4)
に設定している。
来例に対し、信号グランドとオペアンプ1の反転入力端
子との間に、2つのオフセット補償用スイッチトキャパ
シタB1 ,B2 を並列に付加した構成である。このうち
1つのオフセット補償用スイッチトキャパシタB1 は、
容量9およびスイッチ10〜13で構成し、容量9に
は、1つの信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量
2と同じ容量値のものを用いており、他の1つのオフセ
ット補償用スイッチトキャパシタB2 は、容量14およ
びスイッチ15〜18で構成し、容量14には、他の1
つの信号入力用スイッチトキャパシタA2 の容量21と
同じ容量値のものを用いている。すなわち、(容量9の
容量値C3)=(容量2の容量値C1)に設定するととも
に、(容量14の容量値C5)=(容量21の容量値C4)
に設定している。
【0041】この第3の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路の動作は、信号入力用スイッチトキャパシタA
1 ,A2 においては、第2の実施の形態および図8に示
す従来例と同じである。さらに、オフセット補償用スイ
ッチトキャパシタB1 のスイッチ10,11を図11の
クロックφ1の“H”区間でオンし、スイッチ12,1
3をクロックφ2の“H”区間でオンするとともに、オ
フセット補償用スイッチトキャパシタB 2 のスイッチ1
5,16を図11のクロックφ1の“H”区間でオン
し、スイッチ17、18をクロックφ2の“H”区間で
オンすることにより、オペアンプ1のDCオフセットと
信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,A2 による積分
誤差をキャンセルする。
シタ回路の動作は、信号入力用スイッチトキャパシタA
1 ,A2 においては、第2の実施の形態および図8に示
す従来例と同じである。さらに、オフセット補償用スイ
ッチトキャパシタB1 のスイッチ10,11を図11の
クロックφ1の“H”区間でオンし、スイッチ12,1
3をクロックφ2の“H”区間でオンするとともに、オ
フセット補償用スイッチトキャパシタB 2 のスイッチ1
5,16を図11のクロックφ1の“H”区間でオン
し、スイッチ17、18をクロックφ2の“H”区間で
オンすることにより、オペアンプ1のDCオフセットと
信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,A2 による積分
誤差をキャンセルする。
【0042】以上のように本実施の形態によれば、2つ
の信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,A2 のそれぞ
れの容量2,容量21と同じ容量値の容量9,容量14
を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタB1 ,
B2 を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グランドと
の間に並列接続し、前述のようにスイッチの制御を行な
うことにより、信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,
A2 の容量2,21とオペアンプ1のDCオフセットに
よって発生する誤差分を補償することができるため、理
想オペアンプと同じ伝達関数を持ったスイッチトキャパ
シタ回路を実現することができる。これにより、オフセ
ット誤差の重畳による回路のダイナミックレンジの低下
を防ぐことができる。
の信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,A2 のそれぞ
れの容量2,容量21と同じ容量値の容量9,容量14
を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタB1 ,
B2 を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グランドと
の間に並列接続し、前述のようにスイッチの制御を行な
うことにより、信号入力用スイッチトキャパシタA1 ,
A2 の容量2,21とオペアンプ1のDCオフセットに
よって発生する誤差分を補償することができるため、理
想オペアンプと同じ伝達関数を持ったスイッチトキャパ
シタ回路を実現することができる。これにより、オフセ
ット誤差の重畳による回路のダイナミックレンジの低下
を防ぐことができる。
【0043】なお、本実施の形態では、信号入力用スイ
ッチトキャパシタA1 ,A2 が2つの場合を例に説明し
たが、信号入力用スイッチトキャパシタが3つ以上の場
合でも、信号入力用スイッチトキャパシタと同数のオフ
セット補償用スイッチトキャパシタを設け、各オフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタの容量を各信号入力用ス
イッチトキャパシタの容量と同じ容量値に設定すること
により、同様の効果が得られる。
ッチトキャパシタA1 ,A2 が2つの場合を例に説明し
たが、信号入力用スイッチトキャパシタが3つ以上の場
合でも、信号入力用スイッチトキャパシタと同数のオフ
セット補償用スイッチトキャパシタを設け、各オフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタの容量を各信号入力用ス
イッチトキャパシタの容量と同じ容量値に設定すること
により、同様の効果が得られる。
【0044】なお、上記第1〜第3の実施の形態におい
て、スイッチトキャパシタの構成は、信号入力用および
オフセット補償用ともに図4(a)に示す構成であって
も同様の効果が得られる。この図4(a)の構成の信号
入力用スイッチトキャパシタの場合には、X端を入力信
号に接続し、Y端をオペアンプ1の反転入力端子に接続
すればよく、図4(a)の構成のオフセット補償用スイ
ッチトキャパシタの場合には、X端を信号グランドに接
続し、Y端をオペアンプ1の反転入力端子に接続すれば
よい。また、オフセット補償用のスイッチトキャパシタ
については図4(b)に示す構成としても同様の効果が
得られる。この場合、Z端をオペアンプ1の反転入力端
子に接続すればよい。スイッチトキャパシタを図4
(a),(b)の構成とすることにより、スイッチの数
を削減することができる。なお、図4において、31,
34は容量、32,33,35,36はスイッチであ
る。
て、スイッチトキャパシタの構成は、信号入力用および
オフセット補償用ともに図4(a)に示す構成であって
も同様の効果が得られる。この図4(a)の構成の信号
入力用スイッチトキャパシタの場合には、X端を入力信
号に接続し、Y端をオペアンプ1の反転入力端子に接続
すればよく、図4(a)の構成のオフセット補償用スイ
ッチトキャパシタの場合には、X端を信号グランドに接
続し、Y端をオペアンプ1の反転入力端子に接続すれば
よい。また、オフセット補償用のスイッチトキャパシタ
については図4(b)に示す構成としても同様の効果が
得られる。この場合、Z端をオペアンプ1の反転入力端
子に接続すればよい。スイッチトキャパシタを図4
(a),(b)の構成とすることにより、スイッチの数
を削減することができる。なお、図4において、31,
34は容量、32,33,35,36はスイッチであ
る。
【0045】さらに、上記第1〜第3の実施の形態の構
成に限らず、オペアンプ1の反転入力端子に接続される
信号入力用スイッチトキャパシタが1つ以上で、オペア
ンプ1の反転入力端子と信号グランドとの間にオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタも1つ以上並列に設け、
全ての信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容
量の総和の容量値と、全てのオフセット補償用スイッチ
トキャパシタに用いている容量の総和の容量値とが等し
くなるように設定しても、理想オペアンプと同じ伝達関
数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現することが
でき、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミック
レンジの低下を防ぐことができる。例えば、図3の構成
において、(容量9の容量値C3)≠(容量2の容量値C
1)とし、(容量14の容量値C5)≠(容量21の容量
値C4)としても、(容量9の容量値C3)+(容量14の
容量値C5)=(容量2の容量値C1)+(容量21の容量
値C4)であればよい。さらに、例えば、信号入力用スイ
ッチトキャパシタが1つで、オフセット補償用スイッチ
トキャパシタを2つ設け、この2つのオフセット補償用
スイッチトキャパシタに用いている2つの容量の値の和
が信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容量の
値となるようにしてもよい。
成に限らず、オペアンプ1の反転入力端子に接続される
信号入力用スイッチトキャパシタが1つ以上で、オペア
ンプ1の反転入力端子と信号グランドとの間にオフセッ
ト補償用スイッチトキャパシタも1つ以上並列に設け、
全ての信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容
量の総和の容量値と、全てのオフセット補償用スイッチ
トキャパシタに用いている容量の総和の容量値とが等し
くなるように設定しても、理想オペアンプと同じ伝達関
数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現することが
でき、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミック
レンジの低下を防ぐことができる。例えば、図3の構成
において、(容量9の容量値C3)≠(容量2の容量値C
1)とし、(容量14の容量値C5)≠(容量21の容量
値C4)としても、(容量9の容量値C3)+(容量14の
容量値C5)=(容量2の容量値C1)+(容量21の容量
値C4)であればよい。さらに、例えば、信号入力用スイ
ッチトキャパシタが1つで、オフセット補償用スイッチ
トキャパシタを2つ設け、この2つのオフセット補償用
スイッチトキャパシタに用いている2つの容量の値の和
が信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容量の
値となるようにしてもよい。
【0046】また、上記第1〜第3の実施の形態では、
積分器の例について説明したが、次の第4および第5の
実施の形態では、サンプルホールド回路およびフィルタ
回路について説明する。 〔第4の実施の形態〕図5は本発明の第4の実施の形態
のスイッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは
サンプルホールド回路の例を示している。図5におい
て、容量9およびスイッチ10〜13以外は図9に示す
従来例と同じである。
積分器の例について説明したが、次の第4および第5の
実施の形態では、サンプルホールド回路およびフィルタ
回路について説明する。 〔第4の実施の形態〕図5は本発明の第4の実施の形態
のスイッチトキャパシタ回路を示す図であり、ここでは
サンプルホールド回路の例を示している。図5におい
て、容量9およびスイッチ10〜13以外は図9に示す
従来例と同じである。
【0047】この第4の実施の形態では、図9に示す従
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 の容量2と同じ容量値のものを用いている。すな
わち、容量9の容量値C3=容量2の容量値C1である。
来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタB
1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との間
に付加した構成である。このオフセット補償用スイッチ
トキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜13
で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパシ
タA1 の容量2と同じ容量値のものを用いている。すな
わち、容量9の容量値C3=容量2の容量値C1である。
【0048】以上のように構成される本実施の形態のス
イッチトキャパシタ回路について、その動作をさらに図
11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャートを用
いて説明する。図9に示す従来例同様、スイッチ4,7
が図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、スイッ
チ5,6がクロックφ2の“H”区間でオンすることに
より、サンプルホールド動作が実現される。
イッチトキャパシタ回路について、その動作をさらに図
11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャートを用
いて説明する。図9に示す従来例同様、スイッチ4,7
が図11のクロックφ1の“H”区間でオンし、スイッ
チ5,6がクロックφ2の“H”区間でオンすることに
より、サンプルホールド動作が実現される。
【0049】さらに、オフセット補償用スイッチトキャ
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、式7中の重
畳されたオフセット分をキャンセルすることができる。
以上のように本実施の形態によれば、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値を有する容量
9を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタB1
を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グランドとの間
に接続し、前述のようにスイッチの制御を行なうことに
より、信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2と
オペアンプ1のDCオフセットによって発生する誤差分
を補償することができるため、理想オペアンプと同じ伝
達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現するこ
とができる。これにより、オフセット誤差の重畳による
回路のダイナミックレンジの低下を防ぐことができる。
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、式7中の重
畳されたオフセット分をキャンセルすることができる。
以上のように本実施の形態によれば、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2と同じ容量値を有する容量
9を用いたオフセット補償用スイッチトキャパシタB1
を、オペアンプ1の反転入力端子と信号グランドとの間
に接続し、前述のようにスイッチの制御を行なうことに
より、信号入力用スイッチトキャパシタA1 の容量2と
オペアンプ1のDCオフセットによって発生する誤差分
を補償することができるため、理想オペアンプと同じ伝
達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現するこ
とができる。これにより、オフセット誤差の重畳による
回路のダイナミックレンジの低下を防ぐことができる。
【0050】〔第5の実施の形態〕図6は本発明の第5
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここではフィルタ回路(一次LPF型スイッチトキ
ャパシタフィルタ)の例を示している。図6において、
容量9およびスイッチ10〜13以外は図10に示す従
来例と同じである。
の実施の形態のスイッチトキャパシタ回路を示す図であ
り、ここではフィルタ回路(一次LPF型スイッチトキ
ャパシタフィルタ)の例を示している。図6において、
容量9およびスイッチ10〜13以外は図10に示す従
来例と同じである。
【0051】この第5の実施の形態では、図10に示す
従来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタ
B1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との
間に付加した構成である。このオフセット補償用スイッ
チトキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜1
3で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパ
シタA1 の容量2の容量値と帰還容量26の容量値との
総和の容量値のものを用いている。すなわち、(容量9
の容量値C4)=(容量2の容量値C1)+(容量26の容
量値C2)である。
従来例に対し、オフセット補償用スイッチトキャパシタ
B1 を信号グランドとオペアンプ1の反転入力端子との
間に付加した構成である。このオフセット補償用スイッ
チトキャパシタB1 は、容量9およびスイッチ10〜1
3で構成し、容量9には、信号入力用スイッチトキャパ
シタA1 の容量2の容量値と帰還容量26の容量値との
総和の容量値のものを用いている。すなわち、(容量9
の容量値C4)=(容量2の容量値C1)+(容量26の容
量値C2)である。
【0052】以上のように構成される本実施の形態のス
イッチトキャパシタ回路について、その動作をさらに図
11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャートを用
いて説明する。図10に示す従来例同様、スイッチ4,
7および27が図11のクロックφ1の“H”区間でオ
ンし、スイッチ5,6および28が図11のクロックφ
2の“H”区間でオンすることにより、フィルタ動作が
実現される。
イッチトキャパシタ回路について、その動作をさらに図
11のスイッチ制御用のクロックのタイムチャートを用
いて説明する。図10に示す従来例同様、スイッチ4,
7および27が図11のクロックφ1の“H”区間でオ
ンし、スイッチ5,6および28が図11のクロックφ
2の“H”区間でオンすることにより、フィルタ動作が
実現される。
【0053】さらに、オフセット補償用スイッチトキャ
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、式9中の重
畳されたオフセット分をキャンセルすることができる。
以上のように本実施の形態によれば、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2の容量値と帰還容量26の
容量値との総和の容量値を有する容量9を用いたオフセ
ット補償用スイッチトキャパシタB1 を、オペアンプ1
の反転入力端子と信号グランドとの間に接続し、前述の
ようにスイッチの制御を行なうことにより、信号入力用
スイッチトキャパシタA1 の容量2および帰還容量26
とオペアンプ1のDCオフセットによって発生する誤差
分を補償することができるため、理想オペアンプと同じ
伝達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現する
ことができる。これにより、オフセット誤差の重畳によ
る回路のダイナミックレンジの低下を防ぐことができ
る。
パシタB1 のスイッチ10,11を図11のクロックφ
1の“H”区間でオンし、スイッチ12,13をクロッ
クφ2の“H”区間でオンすることにより、式9中の重
畳されたオフセット分をキャンセルすることができる。
以上のように本実施の形態によれば、信号入力用スイッ
チトキャパシタA1 の容量2の容量値と帰還容量26の
容量値との総和の容量値を有する容量9を用いたオフセ
ット補償用スイッチトキャパシタB1 を、オペアンプ1
の反転入力端子と信号グランドとの間に接続し、前述の
ようにスイッチの制御を行なうことにより、信号入力用
スイッチトキャパシタA1 の容量2および帰還容量26
とオペアンプ1のDCオフセットによって発生する誤差
分を補償することができるため、理想オペアンプと同じ
伝達関数を持ったスイッチトキャパシタ回路を実現する
ことができる。これにより、オフセット誤差の重畳によ
る回路のダイナミックレンジの低下を防ぐことができ
る。
【0054】なお、上記第4,第5の実施の形態におい
ても、オフセット補償用スイッチトキャパシタB1 を図
4(a),(b)の構成とすることにより、スイッチの
数を削減することができる。なお、上記第1〜第5の実
施の形態では、図11に示すクロックφ1、φ2の2相
のクロックを使用したが、これに限られるものではな
く、例えば、クロックφ1と、クロックφ2のかわりに
クロックφ1の反転信号とを用いてもよいし、また、各
スイッチを複数のクロックで個別に制御してもよいし、
スイッチ制御用のクロックの極性が逆の場合も同様の効
果が得られる。
ても、オフセット補償用スイッチトキャパシタB1 を図
4(a),(b)の構成とすることにより、スイッチの
数を削減することができる。なお、上記第1〜第5の実
施の形態では、図11に示すクロックφ1、φ2の2相
のクロックを使用したが、これに限られるものではな
く、例えば、クロックφ1と、クロックφ2のかわりに
クロックφ1の反転信号とを用いてもよいし、また、各
スイッチを複数のクロックで個別に制御してもよいし、
スイッチ制御用のクロックの極性が逆の場合も同様の効
果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オペアン
プの反転入力端子と信号グランドとの間にオフセット補
償用スイッチトキャパシタを接続したことにより、信号
入力用スイッチトキャパシタの容量等とオペアンプのD
Cオフセットによって発生する伝達関数の誤差を補償
し、理想オペアンプと同じ伝達関数を持った優れたスイ
ッチトキャパシタ回路を実現することができる。これに
より、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミック
レンジの低下を防ぐことができる。
プの反転入力端子と信号グランドとの間にオフセット補
償用スイッチトキャパシタを接続したことにより、信号
入力用スイッチトキャパシタの容量等とオペアンプのD
Cオフセットによって発生する伝達関数の誤差を補償
し、理想オペアンプと同じ伝達関数を持った優れたスイ
ッチトキャパシタ回路を実現することができる。これに
より、オフセット誤差の重畳による回路のダイナミック
レンジの低下を防ぐことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路を示す図である。
シタ回路を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路を示す図である。
シタ回路を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路を示す図である。
シタ回路を示す図である。
【図4】本発明の第1〜第3の実施の形態におけるスイ
ッチトキャパシタの他の構成を示す図である。
ッチトキャパシタの他の構成を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路を示す図である。
シタ回路を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のスイッチトキャパ
シタ回路を示す図である。
シタ回路を示す図である。
【図7】第1の従来のスイッチトキャパシタ回路を示す
図である。
図である。
【図8】第2の従来のスイッチトキャパシタ回路を示す
図である。
図である。
【図9】第3の従来のスイッチトキャパシタ回路を示す
図である。
図である。
【図10】第4の従来のスイッチトキャパシタ回路を示
す図である。
す図である。
【図11】スイッチ制御用のクロックのタイミングチャ
ートである。
ートである。
1 オペアンプ 2,3,9,14,21,26 容量 4〜7,10〜13,15〜18,22〜25,27,
28 スイッチ 8 オペアンプの反転入力端子の接点
28 スイッチ 8 オペアンプの反転入力端子の接点
Claims (4)
- 【請求項1】 オペアンプの非反転入力端子に信号グラ
ンドを接続し、前記オペアンプの反転入力端子にn個
(nは自然数)の信号入力用スイッチトキャパシタを接
続し、前記オペアンプの反転入力端子と信号グランドと
の間にm個(mはnと同じまたは異なる自然数)のオフ
セット補償用スイッチトキャパシタを並列接続し、前記
n個の信号入力用スイッチトキャパシタに用いている容
量の総和の容量値と、前記m個のオフセット補償用スイ
ッチトキャパシタに用いている容量の総和の容量値とを
等しくしたことを特徴とするスイッチトキャパシタ回
路。 - 【請求項2】 オペアンプの非反転入力端子に信号グラ
ンドを接続し、前記オペアンプの反転入力端子にn個
(nは自然数)の信号入力用スイッチトキャパシタを接
続し、前記オペアンプの反転入力端子と信号グランドと
の間に前記n個の信号入力用スイッチトキャパシタに用
いている容量の総和の容量値の容量を用いた1個のオフ
セット補償用スイッチトキャパシタを接続したことを特
徴とするスイッチトキャパシタ回路。 - 【請求項3】 オペアンプの非反転入力端子に信号グラ
ンドを接続し、前記オペアンプの反転入力端子にn個
(nは自然数)の信号入力用スイッチトキャパシタを接
続し、前記オペアンプの反転入力端子と信号グランドと
の間に各信号入力用スイッチトキャパシタに用いている
容量と同じ容量値の容量を用いたオフセット補償用スイ
ッチトキャパシタをn個並列に接続したことを特徴とす
るスイッチトキャパシタ回路。 - 【請求項4】 オペアンプの非反転入力端子に信号グラ
ンドを接続し、前記オペアンプの反転入力端子に信号入
力用スイッチトキャパシタを接続し、一端が前記信号入
力用スイッチトキャパシタに用いている容量に接続され
他端が前記オペアンプの出力端子および信号グランドに
切換え接続可能な帰還容量を有し、前記オペアンプの反
転入力端子と信号グランドとの間に前記信号入力用スイ
ッチトキャパシタに用いている容量と前記帰還容量との
総和の容量値の容量を用いたオフセット補償用スイッチ
トキャパシタを接続したことを特徴とするスイッチトキ
ャパシタ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190004A JP2000022500A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | スイッチトキャパシタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190004A JP2000022500A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | スイッチトキャパシタ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022500A true JP2000022500A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16250787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10190004A Pending JP2000022500A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | スイッチトキャパシタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000022500A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100413184B1 (ko) * | 2001-06-01 | 2003-12-31 | 한건희 | 반전증폭기를 이용한 스위치드 커패시터 회로 |
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US10340868B2 (en) | 2016-05-26 | 2019-07-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Amplifier circuit including first input branch circuit, second input branch circuit, feedback capacitor, and operational amplifier and pulse-wave measuring device |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10190004A patent/JP2000022500A/ja active Pending
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