JP2000048794A - 電池用セパレータおよびそれを用いた非水系電解液電池 - Google Patents
電池用セパレータおよびそれを用いた非水系電解液電池Info
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Abstract
械的強度に優れる電池用セパレータを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂多孔質膜から形成される電
池用セパレータにおいて、前記多孔質膜が90℃で1時
間放置された場合、前記多孔質膜の少なくとも一方向の
収縮率を2〜40%の範囲とし、前記多孔質膜が110
〜150℃の範囲に示差走査熱量分析による少なくとも
一つの吸熱ピークを有するようにし、前記多孔質膜が前
記吸熱ピーク温度より3℃以下の温度で熱収縮によりイ
オン透過を遮断するように設定する。前記セパレータを
用いた円筒型非水系電解液電池は、正極1と負極2との
間に前記セパレータ3を介在させた積層捲回体が、非水
系電解液が注入された負極缶7中に配置されている。
Description
よびそれを用いた非水系電解液電池に関する。
々なタイプの電池が開発され実用に供されている。その
中でも、例えば、リチウム一次電池、リチウムイオン二
次電池等の非水系電解液電池は、そのエネルギー密度が
高いため高出力であり、自己放電も少ない事から、携帯
電話等の通信機器等に汎用されている。
多孔質膜もしくは紙等を用いた電池用セパレータを介在
させることにより、前記両極間の短絡を防止している。
中でも電解液として有機溶媒を用いる前記非水系電解液
電池においては、電池用セパレータとして熱可塑性樹脂
から形成された単層または多層の多孔質膜が用いられて
いる。このような熱可塑性樹脂多孔質膜から形成された
電池用セパレータは、その多孔質構造の特性から、正常
時にはイオンを透過させて電池反応を可能とし、両極間
の電気抵抗を小さくして通電効率を高めている。他方、
誤接続等により異常電流が発生し電池の内部温度が上昇
した場合、前記セパレータは、所定の温度で溶融変形す
るため、前記多孔質膜の孔が塞がれ多孔質構造から無孔
構造に変化する。このため、イオン透過が遮断されて両
極間の電気抵抗が増大し、電池反応が停止する。これに
より、電池内部のさらなる温度上昇が防止され、電池の
安全性が確保される。このような電気抵抗を増大させ電
池反応を停止させる機能は、シャットダウン(SD)機
能とよばれており、前記非水系電解液電池の電池用セパ
レータにおいて、安全性を確保する上で重要な機能とさ
れている。
等においてさらなる電池容量の増加が求められているた
め、その安全性向上の観点から、電池用セパレータにつ
いてもそのSD機能のより一層の向上が求められてい
る。すなわち、電池容量の増加に伴い異常時における発
熱量も増加するため、従来よりもより低い温度で電池反
応を停止させる必要が生じてきている。
は低分子量ポリエチレン等の低融点ポリマーを含む多孔
質膜から形成された電池用セパレータが開示されている
(特開平5−25305号公報)。これは、前記低融点
ポリマーを用いることによって、より低い温度で多孔質
膜を溶融させ、多孔質膜の無孔化温度を低下させるもの
である。しかし、このような低融点ポリマーは、多孔質
化することが困難で、その製造プロセスも複雑であるた
め、工業化する際に高コストになるおそれがある。ま
た、前記低融点ポリマーは、高融点ポリマーに比べ機械
的強度が低いため、前記低融点ポリマーから形成される
多孔質膜製の電池用セパレータも機械的強度が充分でな
いという問題があった。従って、前記セパレータを電池
に用いた場合、両極間の短絡を充分に防止できないおそ
れがあるため、安全性の高い電池を得ることが困難であ
った。
は、SD温度が低く、迅速に孔を閉塞し、かつ機械的強
度に優れる多孔質膜製の電池用セパレータおよびそれを
用いた安全性の高い非水系電解液電池を提供することで
ある。
に、本発明の電池用セパレータは、熱可塑性樹脂多孔質
膜から形成された電池用セパレータであって、90℃で
1時間放置された場合、下記の式(1)で表わされる前
記多孔質膜の少なくとも一方向の収縮率(C)が2〜4
0%の範囲であり、前記多孔質膜が110〜150℃の
範囲に示差走査熱量分析による少なくとも一つの吸熱ピ
ークを有し、前記多孔質膜が前記吸熱ピーク温度より3
℃以下の温度で熱収縮によりイオン透過を遮断する。
は、熱収縮により前記多孔質膜の孔を閉塞する点で、従
来の電池用セパレータとSD機能の発現の原理が異な
る。したがって、本発明の電池用セパレータは、低融点
ポリマーを必要としないため、機械的強度に優れ、低コ
ストで製造することができる。また、本発明の電池用セ
パレータは、SD温度を充分に低くすることができ、か
つ耐熱性も高く、しかも、多孔質膜の孔を迅速に閉塞で
きる。このため、本発明の電池用セパレータを用いた非
水系電解液電池は、安全性の高いものとなる。
から形成されている場合は、前記吸熱ピークは複数とな
る。したがって、この複数の吸熱ピークのうち、少なく
とも一つが前記範囲であればよい。前記イオン透過遮断
温度は、前記多孔質膜を電解液中に配置した場合、イオ
ンの透過が遮断され電池反応が停止する時の温度をい
う。
収縮率(C)が5〜35%の範囲であることが好まし
く、特に好ましくは7〜20%の範囲である。前記収縮
率が、2%より小さいとSD温度が高くなるおそれがあ
り、また40%より大きいと多孔質膜の熱収縮が大きす
ぎて電極が露出し両極間で短絡が生じるおそれがある。
前の多孔質膜の開口率が35〜60%の範囲であり、9
0℃で1時間放置された場合の収縮方向における収縮前
の前記多孔質膜の平均孔径が0.02〜1.0μmの範
囲であることが好ましい。前記開口率は、特に好ましく
は40〜55%の範囲であり、また前記平均孔径は、特
に好ましくは0.05〜0.2μmの範囲である。前記
平均孔径または開口率が前記好ましい範囲よりも小さい
と、イオン透過性が低下するおそれがあり、前記好まし
い範囲より大きいと、熱収縮により孔が十分に閉塞しな
いおそれがある。なお、開口率とは、電池用セパレータ
の全表面面積に対する孔の開口面積の合計の割合であ
る。
熱可塑性樹脂がポリオレフィンであることが好ましい。
に電池用セパレータが介在し、これらが非水系電解液が
注入された缶の中に配置された非水系電解液電池であっ
て、前記電池用セパレータとして本発明の電池用セパレ
ータを用いている。この電池は、本発明の電池用セパレ
ータを用いるため、性能および安全性に優れた電池であ
り、前記セパレータの特性から、例えば、リチウム一次
電池、リチウムイオン二次電池等であることが好まし
い。
記特定の物性を示す熱可塑性樹脂多孔質膜から形成され
る。
うにポリオレフィンが好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテ
ン、ポリ−1−ブテン等が使用でき、この中でも特に好
ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレンである。
優れることから高密度ポリエチレンが好ましい。
を形成しやすいことから結晶性が高いアイソタクチック
ポリプロピレンが好ましい。
類とは限らず、二種類以上を併用してもよい。
に、例えば、その他の樹脂または酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、着色剤、難燃剤等の各種添加剤を含
有していてもよい。その含有割合は、本発明の前記セパ
レータの特性に支障をきたさない範囲であれば特に制限
されない。
厚みは、特に限定されず、通常、10〜100μm、好
ましくは20〜70μmの範囲であり、その気孔率は、
通常、35〜60%、好ましくは40〜55%の範囲で
ある。なお、前記厚みおよび気孔率は、例えば、後述の
方法により測定できる。
いが、多層構造の場合、少なくとも一層が前記多孔質膜
から形成されることが好ましく、ポリプロピレン(P
P)多孔質膜とポリエチレン(PE)多孔質膜とを有す
ることが特に好ましい。前記多孔質膜の組み合わせとし
ては、例えば、PP多孔質膜とPE多孔質膜とが積層さ
れた2層構造、PE多孔質膜の両面にPP多孔質膜が積
層された3層構造、PP多孔質膜の両面にPE多孔質膜
が積層された3層構造等があげられる
明における前記多孔質膜の他に、例えば、異なる材料か
ら形成された多孔質膜、不織布等の支持層等とともに積
層されてもよい。
特性から非水系電解液電池、特にリチウム一次電池、リ
チウムイオン二次電池等の電池用セパレータとして用い
ることが最適であるが、これだけに限定されない。
えば、以下のようにして製造できる。
成形して無孔シートを作製する。前記押出成形の際に、
必要に応じて、例えば、前述のようなその他の樹脂また
は各種添加剤等を予め適量配合してもよい。
延伸工程における操作の容易性を考慮すると、その厚み
は、15〜150μmの範囲が好ましく、より好ましく
は、25〜100μmの範囲である。
先立ち、必要に応じて熱処理を施すことができる。
したロールや金属板に前記無孔シートを接触させる方
法、前記無孔シートを空気中や不活性ガス中で加熱する
方法、前記無孔シートを芯体にロール状に巻き取りこれ
を気相中で加熱する方法等があげられる。なお、前記無
孔シートを芯体にロール状に巻き取りこれを気相中で加
熱する場合、ブロッキングの防止のため前記無孔シート
に離型性シートを重ねあわせて巻き取ることが好まし
い。前記離型性シートとしては、例えば、ポリエチレン
テレフタレートシート、フッ素樹脂シート、または紙や
プラスチックシートにシリコーン樹脂、フッ素樹脂等の
離型剤を塗布したもの等があげられる。
方法等に応じて適宜決定されるが、通常、温度100〜
170℃、時間2秒〜50時間である。前記熱処理を施
すことにより、無孔シートの結晶化度が向上し、後の延
伸工程における孔の形成が容易となり、より高い気孔率
の多孔質膜を得ることができる。
えば、前述と同様にして、各種無孔シートを別途調製
し、これらの無孔シートを積層した積層体を熱処理し
て、以後延伸等により多孔質化してもよい。積層する前
記無孔シートの組み合わせは、例えば、PPシートとP
Eシートとの二層構造、PEシートの両面にPPシート
を配置もしくはPPシートの両面にPEシートを配置し
た三層構造等の組み合わせが好ましい。
方法としては、特に限定されないが、以下に示すよう
に、低温条件下で延伸した後高温条件下で延伸を行う多
段延伸法を採用することが好ましい。前記多段延伸法
は、気孔率が高くかつ電気抵抗が低い多孔質膜を作製す
るのに適している。
60℃、好ましくは0〜50℃の低温度領域で一軸方向
に延伸する(以下「低温延伸」という)。延伸温度が−
20℃よりも低いと延伸処理中に無孔シートが破断する
おそれがあり、一方、延伸温度が60℃よりも高いと多
孔質化が困難になるおそれがある。なお、低温延伸の方
法としては、特に限定するものでなく、従来から知られ
ているロール延伸法、テンター延伸法等があげられる。
特に限定されないが、通常、20〜200%、好ましく
は30〜100%である。この低温延伸率(M1)は、下
記式(2)より算出できる。下記式(2)において、L
0は低温延伸前の長さであり、L1は低温延伸後の長さで
ある。
30℃、好ましくは110〜128℃の高温度領域での
延伸(以下「高温延伸」という)を行う。高温延伸時の
温度を前記温度範囲に設定したのは、前記低温延伸の温
度範囲を設定したのと同様の理由からである。前記高温
延伸は、通常、前記低温延伸の延伸方向と同方向に行わ
れるが、他の方向に延伸してもよい。また、高温延伸に
おける延伸方法としては、前記低温延伸と同様の延伸方
法があげられる。
特に限定されないが、通常、10〜500%、好ましく
は100〜250%である。この高温延伸率(M2)は、
下記式(3)より算出できる。下記式(3)において、
L1は低温延伸後(高温延伸前)の長さであり、L2は高
温延伸後の長さである。
が多孔質化される。このようにして得られる多孔質膜
は、延伸処理の際に作用する応力が残存しているため、
加熱すると収縮する。多孔質膜を90℃で一時間放置し
た場合の収縮率が10〜40%の範囲であれば、その多
孔質膜はそのまま本発明の電池用セパレータに使用でき
る。前記収縮率が前記範囲にない場合は、熱収縮処理を
行い前記収縮率を調整する。
温度より12〜20℃低い温度範囲で行うことが好まし
く、特に好ましくは98〜108℃の範囲である。
述べたようないわゆる乾式製膜法の他にも、例えば、前
記熱可塑性樹脂および被抽出剤等を混合し押出成形した
後、延伸等の処理により得られた膜から前記被抽出剤を
溶剤等で抽出除去することによって前記膜を多孔質化す
る、いわゆる湿式製膜法によっても製造できる。
も、前記乾式製膜法により製造される多孔質膜と同様
に、90℃で一時間放置した場合の収縮率が10〜40
%の範囲であれば、その多孔質膜はそのまま本発明の電
池用セパレータに使用でき、前記収縮率が前記範囲にな
い場合は、熱収縮処理を行い前記収縮率を調整する。こ
の場合の前記熱収縮処理は、前記熱可塑性樹脂の種類等
により適宜決定されるが、100〜125℃の範囲で行
うことが好ましい。
用セパレータを製造することができる。
極、負極間に本発明の電池用セパレータが介在し、これ
らが非水電解液が注入された電池缶内に配置されてい
る。
の上に積層される各活物質の薄層とからそれぞれ形成さ
れている。前記各電極の厚みは、特に限定されず、通
常、500μm以下であり、好ましくは5〜300μm
の範囲である。
る金属が使用でき、例えば、銅、アルミニウム、銀、S
US等があげられる。その中でも、正極に使用する集電
体としては、例えば、アルミニウム、SUS等が好まし
く、負極に使用する集電体としては、例えば、銅等が好
ましい。
より適宜決定されるが、シート状、テープ状、メッシュ
状等があげられ、好ましくはシート状である。また、そ
の厚みは、特に限定されず、通常、100μm以下であ
り、好ましくは5〜50μmの範囲である。
に限定されないが、例えば、セラミック系の物質等が使
用できる。その中でも、例えば,チタン、モリブデン、
銅、ニオブ、バナジウム、マンガン、クロム、ニッケ
ル、鉄、コバルトもしくはリン等とリチウムとの複合酸
化物、硫化物またはセレン化物等が好ましく、例えば、
LiMnO2 、LiMn2 O4 、LiNiO2 、LiC
oO2 、LiCrO2 、LiFeO2 、LiVO2 等が
あげられ、その他に五酸化バナジウム等が使用できる。
に限定されないが、例えば、炭素系物質、リチウム系物
質、酸化スズ系物質等が使用でき、炭素系物質が好まし
い。
物質、非晶質炭素系物質等が好ましい。
チウム金属、リチウム合金等が使用できる。前記リチウ
ム合金としては、例えば、アルミニウム、鉛、錫、イン
ジウム、ビスマス、銀、バリウム、カルシウム、水銀、
パラジウム、白金、ストロンチウムもしくはテルル等と
リチウムとの二元、三元またはそれ以上の多元合金が好
ましく、必要に応じて、これらにケイ素、カドミニウ
ム、亜鉛またはランタン等を添加したものも使用でき
る。
各活物質を塗布することによりそれぞれ作製できる。ま
た、前記各電極は、前記各活物質とともに、例えば、導
電性材料、結着剤等を必要に応じて前記集電体に塗布し
てあってもよい。前記導電性材料としては、例えば、ア
セチレンブラック、ケッチェンブラック、黒鉛等が使用
でき、結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、スチレ
ン−ブタジエンゴム等が使用できる。
に、例えば、前記集電体上に前記各活物質を蒸着または
溶融めっきする方法等も採用できる。また、前記各活物
質を、例えば、圧延、押出、圧縮等の種々の手段により
シート状に成形したものをそのまま電極として使用して
もよいし、前記活物質が金属の場合、その金属箔をその
まま電極として使用してもよい。
解質を溶解することにより調製され、その種類は、作製
する電池に応じて適宜決定される。本発明の非水系電解
液電池としては、前述のように、リチウム電池であるこ
とが好ましく、このため、リチウムイオンの移動を可能
とする非水系電解液が好ましい。この非水系電解液とし
ては、エステル化合物やエーテル化合物等の有機溶媒に
電解質であるリチウム塩を溶解させたものがあげられ
る。
ンカーボネート、エチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネート、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、γ−ブチロラ
クトン、ジエチルエーテル、1,3−オキソラン、ギ酸
メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピ
オン酸メチル、N,N−ジメチルホルムアミド、アセト
ニトリルをあげることができ、これらは、単独でもしく
は二種類以上混合して使用できる。
リチウム、無水過塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム
等があげられる。
の濃度は、特に限定されるものではないが、通常、0.
5〜3mol/リットルの範囲である。
混合した固体電解質も使用できる。前記電解性ポリマー
としては、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリホスフ
ァゼン、ポリアジリジン、ポリエチレンスルフィドもし
くはポリビニルアルコールまたはこれらの誘導体等が使
用できる。前記電解性ポリマーは、いずれか一種類とは
限らず、二種類以上を併用してもよい。
た非水系電解液電池の一例を図1に示す。同図に示すよ
うに、この電池は、スパイラル構造を有する円筒型電池
である。
レータ3、負極2、第二の電池用セパレータ3がこの順
で積層されてスパイラル状に捲回され、この捲回体が負
極缶7に配置されている。前記電池用セパレータ3の末
端部は、前記捲回体に固定されていることが好ましい。
この固定は、例えば、粘着テープによる接着、ヒートシ
ール等により行うことができる。また、正極1からは正
極リード体4が導出され、その先端は正極端子6に接続
されており、同様に負極2からは負極リード体5が導出
され、その先端は負極缶7の底部(負極端子)と接続さ
れている。この負極缶7中には非水系電解液が注入され
ており、負極缶7の上部は蓋体により閉塞されて、負極
缶7内部は密閉状態となっている。
のではなく、目的に応じて適宜決定され、前述の円筒型
の他にも、例えば、コイン型、ボタン型、スパイラル構
造を有する角型または積層構造を有する角型等があげら
れる。また、電極の形態等も電池の形態に応じ適宜決定
される。
本発明の電池用セパレータを使用するため、優れた安全
性を有するが、この他に、例えば、電流遮断装置、安全
弁、PTCサーミスタ等の安全手段を併せて採用しても
よい。これにより、より一層高い安全性を有する電池を
得ることができる。
併せて説明する。
PPをTダイ単軸押出し機によりダイス温度250℃で
押出し成形し、厚み11μmのPPシートを作製した。
他方、前記押出し機によりMI0.25の高密度PEを
ダイス温度220℃で押出し成形し、厚み12μmのP
Eシートを作製した。前記PEシートの両面に前記PP
シートを重ね合わせ、鉄製のロールを用いて132℃で
1分間熱処理し、三層構造(PP/PE/PP)のシー
トを得た。前記三層構造のシートを25℃で長尺方向
(MD方向)に延伸率が60%になるよう低温延伸を行
い、続いて、120℃で同方向に延伸率が150%にな
るよう高温延伸を行った。そして、温度105℃で加熱
して延伸方向(MD方向)の長さを25%熱収縮させ、
三層構造の多孔質膜を作製した。前記多孔質膜は、厚み
26μm、気孔率43%であった。また、走査型電子顕
微鏡(日立製作所製)を用いて測定した結果、前記PP
層およびPE層の前記熱収縮方向の平均孔径は、それぞ
れ0.04μm、0.11μmであり、その開口率は、
それぞれ41%、44%であった。なお、前記厚みおよ
び気孔率は、後述の方法により測定したものであり、以
下の実施例および比較例の多孔質膜についても同様であ
る。
うにして非水系電解液電池を作製した。正極活物質であ
るコバルト酸リチウム(LiCoO2 )を含むペースト
を調製し、アルミニウム箔上に前記ペーストを塗布して
乾燥させ正極を作製した。他方、負極活物質である黒鉛
を含むペーストを調製し、銅箔上に前記ペーストを塗布
して乾燥させ負極を作製した。そして、前記電池用セパ
レータ、正極、電池用セパレータ、負極の順に互いに重
なるように積層し、これらを共にスパイラル状に捲回し
た。得られた捲回体の最外周のセパレータ末端部を粘着
テープで前記捲回体に固定した後、この捲回体をステン
レス製の負極缶内に配置した。そして、従来の電池と同
様に、各電極リード体、絶縁板等を適宜配置した後、前
記負極缶内に非水系電解液を注入した。前記電解液は、
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートとを
体積比1:2の割合で混合し、これに六フッ化リン酸リ
チウム(LiPF6 )を濃度が1.2mol/dm3 と
なるように溶解して調製した。そして、前記負極缶を密
閉し、ロッキングチェア型のリチウムイオン二次電池を
作製した。
加熱して延伸方向(MD方向)の長さを20%熱収縮さ
せた以外は、実施例1と同様にして多孔質膜およびそれ
を用いた非水系電解液電池を作製した。得られた多孔質
膜は、厚み26μm、気孔率45%であった。
加熱して延伸方向の長さを15%熱収縮させた以外は、
実施例1と同様にして多孔質膜およびそれを用いた非水
系電解液電池を作製した。得られた多孔質膜は、厚み2
5μm、気孔率47%であった。
加熱して延伸方向の長さを20%熱収縮させた以外は、
実施例1と同様にして多孔質膜およびそれを用いた非水
系電解液電池を作製した。得られた多孔質膜は、厚み2
5μm、気孔率44%であった。
かった以外は、実施例1と同様にして多孔質膜およびそ
れを用いた非水系電解液電池を作製した。得られた多孔
質膜は、厚み24μm、気孔率49%であった。
膜ならびに非水系電解液電池の諸特性について、以下の
測定方法により評価を行った。これらの結果を下記の表
1、表2に示す。
崎製作所社製)を用いて測定した。
得られた多孔質膜の厚み、面積および重量から見かけ密
度(ρ1)を求めた。そして、下記式(4)より気孔率
を算出した。なお、前記密度(ρ0)は、比重計(DE
NSIMETER−ΙΙ、東洋精機製作所社製)を用い
て測定した。
た。多孔質膜を電気抵抗測定用セルに固定し、前記多孔
質膜を電解液に浸漬した状態で、前記セルに接続した抵
抗計LCRメーターKC−532(国洋電気工業社製)
により1kHzの交流抵抗を測定した。前記電解液とし
ては、プロピレンカーボネートと1,2−ジメトキシエ
タンを同容量ずつ混合し、これに電解質として無水過塩
素酸リチウムを濃度が1mol/リットルとなるように
溶解させたものを用いた。また、ブランクとして電解液
のみの電気抵抗についても測定を行った。そして、下記
式(5)より多孔質膜の電気抵抗値(R)を算出した。
電気抵抗値(Ω) R0 : 電解液の電気抵抗値(Ω) S : 多孔質膜の断面積(cm2)
析は、DSC3100(マックサイエンス社製)を用
い、窒素ガス雰囲気中、昇温速度10℃/分の条件下で
行った。図2に、実施例1の多孔質膜における測定結果
のチャート図を示す。図中のPEはPE層の吸熱ピー
ク、PPはPP層の吸熱ピークをそれぞれ示す。また、
表2に、各実施例および比較例の多孔質膜におけるPE
層の吸熱ピーク温度を示す。
℃に調整したオーブン中に1時間投入して、収縮後の延
伸方向(MD方向)の長さ(La)を測定し、前記式
(1)より収縮率を求めた。
向)が収縮しないようにステンレスの枠に固定した。こ
れを種々の温度に調整したオーブン中に5分間投入し、
前記処理後の多孔質膜について後述の方法によりガーレ
値を測定した。そして、ガーレ値が20000秒/10
0ml以上を示した時の処理温度を無孔化温度とした。
この無孔化温度は、多孔質膜を電池用電解液中に配置し
た場合のイオン遮断温度の評価の指標とすることができ
る。
(面積6.45cm2)を通過するのに要する時間を測
定し、これを10倍した値をガーレ値とした。なお、表
1に実施例1の多孔質膜を各温度で処理した後のガーレ
値を示す。同表において、無限大(∞)は、空気10m
lが通過するのに2000秒以上要した場合、つまりガ
ーレ値が20000秒/100ml以上の場合を示す。
に保持し、電池缶壁に熱電対を固定して、温度上昇時に
おける前記電池缶壁の最高温度を測定した。
膜は、熱処理前の通常の状態では、低い電気抵抗を示し
た。また、前記多孔質膜のDSC分析の結果、図2に示
すようにPE層およびPP層由来の二つの吸熱ピークが
得られ、これらの吸熱ピーク温度は、PE層が134.
9℃、PP層が169.8℃であった。そして、この多
孔質膜は、前記表1に示すように、130℃を超えると
直ちに無孔化し、また、この無孔化温度は、前記PE層
の吸熱ピーク温度より3℃以下であった。この多孔質膜
を組み込んだ電池の一直短絡試験における缶壁温度は、
92℃であり、一直短絡させても、電池温度の上昇が低
く抑えられたことがわかる。この他、実施例2および実
施例3の多孔質膜および電池についても、同様に良好な
結果が得られた。
率が本発明の所定の範囲外である比較例1および比較例
2の多孔質膜をそれぞれ組み込んだ電池では、一直短絡
試験の結果、その電池缶壁の温度(125℃、127
℃)が高かった。特にこの温度が高かった比較例2の電
池を分解して調べたところ、多孔質膜が著しく収縮し、
電極が露出していた。
タは、SD温度が低く、SD機能の発現が速く、しか
も、機械的強度に優れる。この電池用セパレータを、例
えば、リチウム電池等の非水系電解液電池に使用すれ
ば、高性能で安全性に優れる低コストの電池を得ること
ができる。
面図である。
差走査熱量分析の結果を示すチャート図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂多孔質膜から形成された電
池用セパレータであって、90℃で1時間放置された場
合、下記の式(1)で表わされる前記多孔質膜の少なく
とも一方向の収縮率(C)が2〜40%の範囲であり、
前記多孔質膜が110〜150℃の範囲に示差走査熱量
分析による少なくとも一つの吸熱ピークを有し、前記多
孔質膜が前記吸熱ピーク温度より3℃以下の温度で熱収
縮によりイオン透過を遮断する電池用セパレータ。 【数1】 C(%)=[(Lb−La)/Lb]×100 ・・・(1) Lb:収縮前の多孔質膜長さ La:収縮後の多孔質膜長さ - 【請求項2】 収縮率(C)が5〜35%の範囲である
請求項1記載の電池用セパレータ。 - 【請求項3】 収縮前の多孔質膜の開口率が35〜60
%の範囲であり、90℃で1時間放置された場合の収縮
方向における収縮前の前記多孔質膜の平均孔径が0.0
2〜1.0μmの範囲である請求項1または2記載の電
池用セパレータ。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂がポリオレフィンである請
求項1〜3のいずれか一項に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項5】 正負両極間に電池用セパレータが介在
し、これらが非水系電解液が注入された缶の中に配置さ
れた非水系電解液電池であって、前記電池用セパレータ
が請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池用セパレー
タである非水系電解液電池。
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