『サブスタンス』を観た後、ふとこの映画のことを思い出し、ヌーヴォで再見した。自分が何者であるのか、そしてテレビやメディアが持つ影響力について考えるとき、本当に「サブスタンス」なのはこちらではないかと…
>>続きを読む周りの自分への認識と本当の自分との相違というのはどうしても生まれてしまうもので、そこから解放されたオパールはとても心地よかっただろう。
だけど暴力的な衝動に駆られたということは、根っからのクズだった…
コルドリエ博士の遺言
監督:ジャン・ルノワール
製作:1959年
オパール氏の尋常ではない異質さ、社会的な規範から全く逸脱している異常さの表現が物凄かったです。特有の歩き方に現れる一つ一つの仕草…
街でブカブカのスーツを着た男を見かけたら、きっとこの映画のことを思い出す。
非常におもしろかった。
自分から解放されるってあんな感じ?
現代人が大金払って整形して自信を手にするのと少し似てる気がし…
色彩豊かで、賑やか、華やか、ルノワールの生み出す映画は本当に素晴らしい。どん底やピクニックやゲームの規則の白黒も途方もなく美しかったけれど、やはりルノワールといえば、フレンチカンカン、恋多き女、草の…
>>続きを読むジャン・ルノワールが車を降りてスタジオへ向かう。着いたらたくさんのスタッフがいて、ジャン・ルノワールが座り、喋り始める。それが『コルドリエ博士の遺言』の冒頭となり、ぬるっとはじまる。この「ぬるっと」…
>>続きを読むこの映画からもジャン・ルノワールの規則という主題のあらわれを認めることができる。それは、この映画が個人の欲望に対して、それを規制する道徳や倫理といった規則の支配と、その葛藤から生じる力を描いているか…
>>続きを読む© 1959 STUDIOCANAL – INA. All Rights Reserved.