Growth/ニュースレター/09号

Growth チーム発信のニュースレター09号をお届けします。

Growth チームは中規模ウィキペディアで新しい寄稿者の定着に役立つよう、ソフトウェアの改良に取り組んでいます。

Growth チームの活動が始まっておよそ1年経過しました。この期間に、編集者の定着を促すと期待される機能をいくつか開発しています。定着率向上に役立っているかどうか、科学的な分析にかけるためデータ収集は今も続けながら、それら機能の中には、実際に試用してみたいと希望するウィキに、もっと広く実装できるものがあると考えています。 ご自分が参加しているコミュニティで熱烈に新規参加者を受け入れようとしている場合は、ぜひご連絡をいただき、一緒に適格性を検討しませんか。

その後、チェックリストに照らして、下記の機能を実装する準備に進みます。

• ヘルプ パネル：新規参加者が編集中にヘルプを探したり質問したりする機能です。
• 歓迎アンケート：新規参加者がどんな話題や編集のタイプに関心を示すかわかります。
• EditorJourney：参加した初日に新規参加者がどんなワークフローをたどるかわかります。

• 新しい年度の最初の四半期がスタートし、このチームでは直近3カ月の業務目標を立てました。最重要課題とは以下の通りです。
  • 新規参加者ホームページ: タスクお勧めモジュールによって活動を増やす。新規参加者ホームページ導入から数週間、前向きな活動が始まっており、最重要課題は新規参加者にどのタスクに取り組めばよいか見つける方法の追加だと考えます。編集者の卵として正しいタイミングで正しい種類のタスクをお勧めすることが課題になりそうです。
  • 新規参加者ホームページ：機能を発見する確率を100%まで伸ばす。現状では新規参加者のたった 20% - 30% しか自分専用ホームページを開いていません。どこにあるかわかるようにして、その割合を倍増させるつもりです。
  • ヘルプパネル：アフォーダンス、検索およびUXフローの改善により有用性を向上。ヘルプパネルの使用からのデータと逸話を詳細に検討し、その有効性を高めるために特定の改善を追求する予定です（新規参加者が質問への回答を見つけるのに役立つ添付の画像または機能を参照）。
• 来月のウィキマニアには"Community Growth" 空間を設けています。あらゆるコミュニティの皆さんと会って、新規利用者をウィキメディア運動に迎え入れるにはどうしたらよいか話したいと期待しています。
• 複数の機能を4番目のターゲットのウィキに実装を始めました。アラビア語版ウィキペディアです。このウィキはチームが対象とする最大のターゲットであり、モバイル版利用者の割合が高いこと、初の左書き言語であることが特徴です。これにより、私たちの機能が可能な限り多くのタイプの利用者に便利に使ってもらえるか、試金石となると見込んでいます。

• 新規参加者ホームページのモバイル版をチェコ語版、朝鮮語版、ベトナム語版のウィキペディアに実装しました。これにより、新規参加者はデスクトップ版でもモバイル版でも自分専用ホームページを開けるようになります。
• 新規参加者ホームページの性能について初回のデータセットを公開しました。要約するとこれまでのホームページの性能は満足のいくものです。訪問者のおよそ半数はボタンをひとつはクリックしており、その大多数はその後も複数回、ホームページを開きました。
• ホームページの利用が前向きに受け止められていると判断、直近の2週間にわたり、もっと多くの新規参加者が自分専用ホームページに気づけるよう、小規模な機能を実装する計画です (添付の画像をご参照ください。新規参加者の投稿記録ページは空ですが、そこから自分専用ホームページを探す方法を説明しています。)
• 上記のチームの目標欄に記したとおり、今後は新規参加者ホームページにタスクお勧め機能を設定する作業に注力を始めました。この機能について、コミュニティの皆さんからの感想や助言をもらえるように、初期のアイデアを公表するつもりです。

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