置場規則

プッタウェイ(置場)とは、貨物の到着後、プロダクトを適切な保管場所に移動させるプロセスのことです。

Odooは、プロダクトが指定された倉庫ロケーションをどのように移動するかを指示する 置場規則 を使用して、シームレスにこれを実行することができます。

貨物が到着すると、置場規則に基づいてオペレーションが生成され、プロダクトを指定された場所に効率的に移動させ、将来の配送オーダ時に簡単に取り出せるようにします。

特定の種類のプロダクトを処理する倉庫では、揮発性物質を倉庫管理者が決めた別の場所に誘導することで、揮発性物質が近くに保管されるのを防ぐこともできます。

設定

置場規則を使用するには、 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動し、 倉庫 セクションの下にある 複数ステップルート 機能を有効化します。そうすることで、 保管場所 機能も自動的に有効化されます。

最後に、保存 をクリックします。

在庫設定で複数ステップルートを有効化します。

置場規則を定義する

特定のプロダクトの保管場所を管理するには、 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 置場規則 に移動します。プロダクト または プロダクトカテゴリ に新しい保管規則を設定するには 作成 ボタンを使用します。

重要

置場規則は、プロダクト/プロダクトカテゴリ、梱包タイプごとに定義することができます(:menuselection:`在庫アプリ --> 設定 --> 管理設定`で 梱包 設定を有効にする必要があります)。

同じ行の プロダクト受入 のロケーションでは、置場規則がトリガされて、プロダクトを 保管先 の場所に移動するオペレーションが作成されます。

これが機能するためには、保管先 ロケーションは最初のロケーションの サブロケーション でなければなりません(例えば、WH/在庫/果物WH/在庫 内の特定の名前のロケーションで、ここに保管されているプロダクトを見つけやすくするためです)。

Example

倉庫のロケーション、WH/在庫 には、以下のサブロケーションがあります:

  • WH/倉庫/果物

  • WH/倉庫/野菜

プロダクトリンゴWH/在庫 に到着したら、 保管先 フィールドに WH/在庫/果物 という場所を入力することで、全てのリンゴが果物セクションに保管されるようにします。

これを全てのプロダクトに対して繰り返し、保存 を押して下さい。

リンゴとニンジンの置場規則を作成します。

置場規則優先

Odooは一致する規則が見つかるまで、以下の優先順位リスト(高いものから低いもの)にもとづいて置場規則を選択します:

  1. 梱包タイプとプロダクト

  2. 梱包タイプとプロダクトカテゴリ

  3. 梱包タイプ

  4. 製品

  5. プロダクトカテゴリ

Example

プロダクト レモネード缶 には以下の置場規則が設定されています:

  1. レモネード缶 パレット (梱包タイプ) が入荷すると、WH/在庫/パレット/PAL1 にリダイレクトされます。

  2. レモネード缶`の プロダクトカテゴリ全て/飲料 で、このプロダクトカテゴリのアイテムの を受け取ると、アイテムは WH/在庫/棚1 にリダイレクトされます。

  3. パレット上のプロダクトは WH/在庫/パレット にリダイレクトされます。

  4. プロダクト レモネード缶WH/在庫/棚2 にリダイレクトされます。

  5. 全て/飲料`のプロダクトカテゴリのプロダクトは、`WH/在庫/小冷蔵庫 にリダイレクトされます。

置場規則の例。